事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
働くことが困難な人への支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
安心・安全に暮らせるコ ミュニティづくりへの支援
団体の社会的役割
団体の目的
企業組合労協船橋事業団は、船橋で立ち上がった30年を超える歴史をもつワーカーズコープです。仕事を通じて地域の課題に取り組む協同組合です。フードバンクは、社会貢献活動として組合員が取り組む活動として2012年5月にスタートしました。
団体の概要・活動・業務
4つのエリア(船橋・二和/船橋・高根台/習志野幕張/千葉)で、建物清掃、運転業務、生協物流、高齢者介護、障がい者介護、食事業、生活困窮者自立支援事業などの仕事を行っています。
団体の目的 | 企業組合労協船橋事業団は、船橋で立ち上がった30年を超える歴史をもつワーカーズコープです。仕事を通じて地域の課題に取り組む協同組合です。フードバンクは、社会貢献活動として組合員が取り組む活動として2012年5月にスタートしました。 |
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団体の概要・活動・業務 | 4つのエリア(船橋・二和/船橋・高根台/習志野幕張/千葉)で、建物清掃、運転業務、生協物流、高齢者介護、障がい者介護、食事業、生活困窮者自立支援事業などの仕事を行っています。 |
概要
事業概要
「フードバンクちば」では、県内の様々な団体と連携し千葉県全域を活動エリアとして、すでに中核的FB活動に取り組んでいます。今回はその活動を盤石なものにするために3つの柱を掲げます。
① 業務のIT化による業務負荷の軽減・平準化ーソフト機能の拡充
② 物流サテライト拠点の整備(県内3ヶ所)ーハード機能の強化
③ 中核的フードバンクのプラットフォーム機能の充実ーネットワークを超えたプラットフォームの構築報、物流を最大限の効率で動かし、中核的FB活動を持続させていくこと
資金提供契約締結日
2022年07月20日
事業期間
開始日
2021年06月30日
終了日
2024年02月29日
対象地域
千葉県
事業概要 | 「フードバンクちば」では、県内の様々な団体と連携し千葉県全域を活動エリアとして、すでに中核的FB活動に取り組んでいます。今回はその活動を盤石なものにするために3つの柱を掲げます。 | |
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資金提供契約締結日 | 2022年07月20日 | |
事業期間 | 開始日 2021年06月30日 | 終了日 2024年02月29日 |
対象地域 | 千葉県 |
直接的対象グループ
社会福祉協議会/生活困窮者自立支援事業/中核地域生活支援センター/生活協同組合/関係企業 他
人数
主要構成団体 約100団体
間接的対象グループ
生活困窮者/県内の福祉団体、福祉施設、当事者団体、子ども食堂等で食料支援が必要な団体/被災地 他
人数
フードバンクちば直接支援数
個人:2030件/年 団体:412件/年
※ネットワーク全体での支援数は数値化できていません→システム化で数値化
直接的対象グループ | 社会福祉協議会/生活困窮者 自立支援事業/中核地域生活支援センター/生活協同組合/関係企業 他 | |
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人数 | 主要構成団体 約100団体 | |
間接的対象グループ | 生活困窮者/県内の福祉団体、福祉施設、当事者団体、子ども食堂等で食料支援が必要な団体/被災地 他 | |
人数 | フードバンクちば直接支援数 |
事業の背景・課題
社会課題
膨大な量の食品ロスがある一方で、生活に困窮する人が増え続けているいう社会の矛盾が前提にあり、その両者の橋渡し役がフードバンクちばの役割です。
長期化するコロナ禍の中、千葉県でも「寄贈」「提供」のニーズとも右肩上がりとなっており、県内全域で、困窮し食べ物に困る人に、迅速な食料支援を行う「食のセーフティーネット」の構築は急務です。一方で、非営利事業レベルでの限られた運転資金と人的資源は限界を迎えています。その中で、フードバンク活動を維持し、さらに発展させて行くためには、フードバンクちばの体制を大きく見直す必要があると言えます。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
現在、国(行政)は食品ロスの観点から、農水省が所管となり、一次産業、企業などからでる食品ロスを減らす取り組みは進められていますが、膨大な食品ロスがある一方で、生活に困窮する人達が増え続けているという社会の矛盾への対策は、まだまだ力不足です。困窮者自立支援法に基づく支援制度は、千葉県内ではようやく定着しつつあります。しかしながら、食料支援については、フードバンクちばへの依存度は高く、利用数も活動に協力的な民間団体に比べると、利用するだけの行政関係の件数はかなり多く、その経費のほとんどはフードバンクちばが負担しておます。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
長期化するコロナ禍の中、貧困問題はますます深刻化しています。同時にフードバンク活動へのニーズもまた、自分達の予想を上回るボリュームとなっています。
限られた条件の中でフードバンクちばが持続可能な体質となるた めには、事務局が抱えるルーチン業務全般の効率化と、地域の運営協力団体が物流業務のシェアリングに取り組むなど、プロセスイノベーションを図ることが急務であり、体制を見直し、業務拡充を進めなければなりません。
今回の助成金は、千葉県下での中核的な役割を果たすフードバンクとしてのイノベーション構築の初期費用への活用を考えており、3年後には千葉県における中核的フードバンクのプラットフォームの事務局として持続可能な形態を目指します。
社会課題 | 膨大な量の食品ロスがある一方で、生活に困窮する人が増え続けているいう社会の矛盾が前提にあり、その両者の橋渡し役がフードバンクちばの役割です。 |
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課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 現在、国(行政)は食品ロスの観点から、農水省が所管となり、一次産業、企業などからでる食品ロスを減らす取り組みは進められていますが、膨大な食品ロスがある一方で、生活に困窮する人達が増え続けているという社会の矛盾への対策は、まだまだ力不足です。困窮者自立支援法に基づく支援制度は、千葉県内ではようやく定着しつつあります。しかしながら、食料支援については、フードバンクちばへの依存度は高く、利用数も活動に協力的な民間団体に比べると、利用するだけの行政関係の件数はかなり多く、その経費のほとんどはフードバンクちばが負担しておます。 |
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 長期化するコロナ禍の中、貧困問題はますます深刻化しています。同時にフードバンク活動へのニーズもまた、自分達の予想を上回るボリュームとなっています。 |
中長期アウトカム
千葉県下において、様々な団体(行政、支援団体、企業、市民活動など)が、「フードバンクちば 」を中核的フードバンクとして位置づけ、大口の寄贈や大規模な支援など、各団体がそれぞれのニーズや規模感に合った支援(支援する、支援される)活動に参加できるプラットフォームを築き、食品ロス削減に貢献するとともに、適切な支援を実施できる体制をつくる。
短期アウトカム
1 | IT化による事務局が抱えるルーチン業務全般の効率化 | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
指標 | スタッフ1人当りの年間取扱物量(スタッフ2名) | |
初期値/初期状態 | スタッフ1人当りの年間取扱物量(スタッフ2名) | |
目標値/目標状態 | 42トン/人・年 | |
目標達成時期 | 2021年度~2023年度 | |
2 | 在庫管理システムの導入により、各団体それぞれのニーズや規模感に合った食品を適切に配分できる | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 食品の寄贈、提供マッチングソフトの完成度合 | |
初期値/初期状態 | 未完成 | |
目標値/目標状態 | 完成 | |
目標達成時期 | 2022年度 | |
3 | 主要地域の核となる連携団体が、サテライト拠点の運営協力団体として継続的なフードバンク活動を行うことができる | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | サテライト拠点の運営協力団体との連絡会議 | |
初期値/初期状態 | 0回 | |
目標値/目標状態 | 月1回程度 | |
目標達成時期 | 2021年度~2023年度 | |
4 | それぞれのサテライト拠点の運営においても地域の公的機関の理解、協力を得ることができる | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | サテライト拠点の運営協力団体と連携している公的機関の数 | |
初期値/初期状態 | 0件 | |
目標値/目標状態 | 西部地区 10件 | |
目標達成時期 | 2021年度~2023年度 | |
5 | 千葉県下の中核的な役割を果たすプラットフォームとして様々な団体に対して調整・仲介・取りまとめが可能 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 行政、支援団体、相談事業、民間企業、NPOなどのプラットフォーム参加構成団体数 | |
初期値/初期状態 | 30団体 | |
目標値/目標状態 | 100団体 | |
目標達成時期 | 2021年度~2023年度 | |
6 | ||
モニタリング | いいえ | |
7 | ||
モニタリング | いいえ | |
8 | ||
モニタリング | いいえ | |
9 | ||
モニタリング | いいえ |
アウトプット
1 | 「寄贈」「提供」双方の食品取扱量増加に対応するためのIT化により、ルーチン業務の負担軽減 | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
指標 | ルーチン業務のIT化率 | |
初期値/初期状態 | 0% | |
目標値/目標状態 | 30% | |
目標達成時期 | 2021年度~2023年度 | |
活動内容 | これまでのルーチン業務全般を洗い出し、現在の紙ベースでのデータ管理や個人のノウハウを元に進めている作業を、システムに落とし込んでいく | |
活動時期 | 2021年度 | |
2 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | 業務で取り扱う情報や取り扱いルールに関する規定づくり | |
活動時期 | 2021年度~2022年度 | |
3 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | 他フードバンク団体や物流倉庫などの見学、実際に運用中の物流システムの視察 | |
活動時期 | 2022年度~2023年度 | |
4 | フードドライブ在庫管理システムの構築 | |
モ ニタリング | いいえ | |
指標 | フードドライブ取り扱い総量のうち、システム管理下に置かれている物量 | |
初期値/初期状態 | 0%(現状41トン) | |
目標値/目標状態 | 90%(システム管理下で36トン) | |
目標達成時期 | 2021年度~2023年度 | |
活動内容 | フードドライブで集まる食品の分析(量・種類・賞味期限など)、物流業務(回収・配送など)の洗い出し | |
活動時期 | 2021年度 | |
5 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | フードドライブで集まる食品の管理の方法(時系列・種類別・お米の保管など)をフードドライブ在庫システムでどのように扱うのかを検討、プログラム制作 | |
活動時期 | 2021年度~2022年度 | |
6 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | フードドライブ在庫システムを試験運用し、実際にシステムを動かしながら調整 | |
活動時期 | 2022年度~2023年度 | |
7 | 物流サテライト拠点の設置・整備 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ①サテライト拠点数 | |
初期値/初期状態 | ①0か所 | |
目標値/目標状態 | ①3か所 | |
目標達成時期 | 2021年度~2023年度 | |
活動内容 | サテライト拠点1か所目はテスト拠点として、仮システムの導入や実際の業務を少しずつシェアリングしていく(千葉県西部エリア) | |
活動時期 | 2021年度 | |
8 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | サテライト拠点2か所目の運営協力団体を設定、倉庫(食品の保管場所)を確保し、拠点機能を整備(千葉県九十九里エリア) | |
活動時期 | 2022年度 | |
9 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | サテライト拠点3か所目の運営協力団体を設定、倉庫(食品の保管場所)を確保し、拠点機能を整備(千葉県房総エリア) | |
活動時期 | 2023年度 | |
10 | サテライト拠点となる地域の中で、フードバンク活動への協力体制をつくる | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ①拠点化についての勉強会や講習会の実施数 | |
初期値/初期状態 | 0回 | |
目標値/目標状態 | ①3年間で6回 | |
目標達成時期 | 2021年度~2023年度 | |
活動内容 | サテライト拠点の運営協力団体の候補団体へのアプローチ(社会福祉協議会や中核地域生活支援センター等の支援団体を想定) | |
活動時期 | 2021年度 | |
11 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | サテライト拠点の設立や小規模フードバンクによる支援に対する地域のニーズ調査(社会福祉協議会へのヒアリング等を想定) | |
活動時期 | 2022年度 | |
12 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | サテライト拠点となる地域の中の公的機関を含めた連携団体や個人に対して、フードバンク活動への理解協力に向けた勉強会や講習会の実施 | |
活動時期 | 2023年度 | |
13 | 双方向のプラットフォームとして、様々な団体がアクセス・情報交換・連携できるようにネットワークの幅を広げていく | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 食糧寄贈、提供、ボランティア参加、寄付金等でのコミットするプラットフォーム参加数 | |
初期値/初期状態 | ①100 | |
目標値/目標状態 | ①130 | |
目標達成時期 | 2021年度~2023年度 | |
活動内容 | 団体間の調整役として定期的なネットワーク会議の開催 | |
活動時期 | 2021年度~2023年度 | |
14 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | リーフレットやチラシ、見学会やオンラインでの発信等、フードバンクのPRを通じてさらに支援の輪を広げ、様々なサポートや協力の呼びかけを行う | |
活動時期 | 2021年度~2023年度 | |
15 | ||
モニタリング | いいえ | |
活動内容 | 食料のやり取りや災害時のコンボイ隊結成の準備などを想定してハード面の充実を図る | |
活動時期 | 2021年度~2023年度 |
事業活動
インプット
人材
<内部>プロジェクトマネージャー1名(菊地) システムマネージャー1名(高橋) プラットフォームコーディネーター1名(榎本) ロジスティックコーディネーター1名(小柳)<外部>システムエンジニア2名(エイジス) 事業評価アドバイザリー1名 FB評価アドバイザリー1~2名(フードバンク他団体) プラットフォームアドバイザリー1名(損保ジャパン)
資機材
タブレット、PC、運搬車両、ガソリン代、倉庫用機材、バックボード、ウインドブレーカー、ブルーシートなど
人材 | <内部>プロジェクトマネージャー1名(菊地) システムマネージャー1名(高橋) プラットフォームコーディネーター1名(榎本) ロジスティックコーディネーター1名(小柳)<外部>システムエンジニア2名(エイジス) 事業評価アドバイザリー1名 FB評価アドバイザリー1~2名(フードバンク他団体) プラットフォームアドバイザリー1名(損保ジャパン) |
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資機材 | タブレット、PC、運搬車両、ガソリン代、倉庫用機材、バックボード、ウインドブレーカー、ブルーシートなど |
広報戦略および連携・対話戦略
広報戦略
食料品贈呈のバックボードなどに休眠預金活用であるこを表記。多くの媒体の目に届くようにする
連携・対話戦略
IT化によりつくりあげられたシステムは、同業のフードバンクなどが活用しやすいよう、連携、対話を通じて活用を呼びかける
広報戦略 | 食料品贈呈のバックボードなどに休眠預金活用であるこを表記。多くの媒体の目に届くようにする |
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連携・対話戦略 | IT化によりつくりあげられたシステムは、同業のフードバンクなどが活用しやすいよう、連携、対話を通じて活用を呼びかける |
出口戦略・持続可能性について
持続可能性1
千葉県内における「食のセーフティネット」ととしての機能を確立し、公助のサポートも取り込んでいく
持続可能性2
様々な団体・個人が活動の担い手になることで、地域で支え合う活動に昇華させる
持続可能性1 | 千葉県内における「食のセーフティネット」ととしての機能を確立し、公助のサポートも取り込んでいく |
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持続可能性2 |