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中間評価報告

2024/08/27更新

評価計画事業進捗の評価事業の改善結果広報に関する報告

評価計画

中間評価の目的:事業中間時点でみえてきた事業上の課題とそれを改善するために中間評価で確認したいこと

事業中間時点でみえてきた事業上の課題

●アウトプット(2024.3までの開始分/2年間の目標値):▼案件数7/10 ▼リーチ2226人/5000人 ▼コンバージョン①セミナー=視聴者66人/2000人 ②睡眠計測=申込完了98人/400人 ③習慣改善=申込完了79人/160人 ▼アドヒランス①51%②72%③100% ▼削減率①データ無②データ無③60%
ⅰ)当初、イーガイアの既取引先へのアプローチで、リーチは十分に達成できると想定していたものの、イーガイアの本業への影響も考慮する必要があり、想定通り達成できておらず、パートナーのS'UIMIN社からの紹介も受け、課題解決に向かっている。
ⅱ)初期段階は、①動画視聴②睡眠計測③睡眠習慣向上プログラムーを完遂する参加者が想定よりも大幅に少なかった。要因として、①各施策への参加が個々の参加者の自由意思に大幅に委ねられた、②事前の商談の段階で最後まで参加することのメリットを十分に伝えきれていないーなどが考えられた。商談の方針や参加登録方法を改良し、課題の解決に向かっている。
ⅲ)プログラムの期間が現行7カ月間と長すぎるため、期間を短縮することを検討している。

事業上の課題を改善するために中間評価で確認したいこと

●アウトプットの「コンバージョン①セミナー」の数値が伸び悩んだ理由と対策。数値が目標を大きく下回ったが、これはうつ予防効果を確実に測定するために、質問票回答者のみにセミナー受講者を限定したことが影響したと考えられる。今後は、参加する法人の全社員(もしくはより多くの社員)にセミナー視聴を促すなどして、セミナーのコンバージョン数の確保を図る。
●アウトプットの「コンバージョン②睡眠計測、③習慣改善」の獲得に向けた対策とバランスの見直し。当初は数値が伸び悩んだが、理由として、「各施策への参加申し込みを都度、参加者の自由意思に委ねて募った」影響として、②③に申し込む人が少なくなったことが考えられた。対策として、初期段階で法人担当者を通じて②③まで一括して申し込みを募る方式に変えて以降は、コンバージョン数が順調に伸び、2年間での目標は十分に達成できる見通しとなっている。この対策により、②の参加者の8~9割が③に進むことになるため、コンバージョンの目標数を②を減らして③を増やし、社会的インパクトもより大きくなる方向で再設定する予定である。
●実施体制。当初の案件獲得数が伸び悩んだことや、②③まで一貫して参加する優良顧客の獲得が重要となると分かったことを踏まえ、外注先であるS'UIMINからの顧客紹介も受けながら目標数の達成に向かっている。

実施体制

1内部/外部内部
評価担当分野全般
氏名荒木雄悟
団体・役職株式会社イーガイア取締役管理部長

実施状況を把握・検証するために実施する調査

調査方法

アウトプット測定・アウトカムの測定は、実施実績や質問紙回答の集計を利用。ニーズ調査、活動の有効性については、モデル企業へ実施したヒアリングや、ユーザーからのお問い合わせや意見などを活用。

調査実施時期

23年10月から24年3月までの上記の分を活用

調査結果の検証方法

定量的な評価であるアウトプット測定・アウトカムの測定は、実施実績や質問紙回答のデータを集計したものを利用し、イーガイア・S’UIMIN社の両社で間違いないことを確認した。定性的な評価であるニーズ調査、活動の有効性については、モデル企業へ実施したヒアリングや、ユーザーからのお問い合わせや意見などの記録をイーガイア・S’UIMIN社の両社で共有し、すり合わせたものを利用した。

事業設計図の検証方法

検証方法

イーガイア・SUIMIN社で共同で検証

実施時期

24年4月~5月

事業計画書や資金計画書への反映実施時期

24年6月

事業進捗の評価

アウトプットの実績

1アウトプット[顧客数][客単価][売上原価]を設定し、新規顧客の獲得と継続利用ができる状況をつくる。
指標新規顧客法人数、継続利用数
中間評価時の値・状態・新規顧客獲得4件 ・うち継続利用2件
事後評価時の値・状態・新規顧客獲得10件 ・うち継続利用5件
現在の指標の達成状況新規顧客獲得7社 うち継続利用0社 新規顧客獲得は達成しているが、継続利用を見込める状況にはなっていない。
進捗状況1計画より進んでいる
2アウトプット[SGA] ・イーガイア社が顧客を獲得し、S’UIMINが受注してPGを実施するという役割が明確になり、相互理解のもとで営業と運営にあたることができている。
指標運営コスト
中間評価時の値・状態・助成終了後の1年で、200万円の売り上げが見込まれる状態にする。運営コスト2500万円
事後評価時の値・状態・助成終了後の1年で、500万円の売り上げが見込まれる状態にする。運営コスト2500万円
現在の指標の達成状況助成終了後に売上を見込めるまでの実施実績に到達していない。
進捗状況3計画より遅れている
3アウトプット「睡眠問題の発見・解決にによるうつ病予防実現』のために 「セミナーの開催、睡眠の測定、睡眠習慣向上プログラムの実施」を行い、各指標に基づいた結果を出すこと。
指標[案件]数
中間評価時の値・状態4件
事後評価時の値・状態10件
現在の指標の達成状況案件数は7社と計画より進んでいる。 しかしながら、各社の参加者規模が少ないため、目標のリーチ数・アドヒアランス率に課題があり、優良顧客の獲得のためにイーガイアとS’UIMIN社の役割の再調整等を進めている。
進捗状況1計画より進んでいる
4アウトプット「睡眠問題の発見・解決にによるうつ病予防実現』のために 「セミナーの開催、睡眠の測定、睡眠習慣向上プログラムの実施」を行い、各指標に基づいた結果を出すこと。
指標[リーチ]数
中間評価時の値・状態2000名
事後評価時の値・状態5000名
現在の指標の達成状況リーチ数2226名(実施が決定した法人で、ご案内の対象となった社員数)。 スタートが出遅れたものの、リーチ数自体は積み上げられている。また、本事業の主要施策となる「睡眠計測」および「習慣改善プログラム」のコンバージョンが、想定より少ない参加者数で確保できる見通しも立ちつつある。それを踏まえ、主要施策まで一貫して参加する優良顧客の獲得を狙う方針としたうえで、目標数値を最適化する方針である。
進捗状況3計画より遅れている
5アウトプット「睡眠問題の発見・解決にによるうつ病予防実現』のために 「セミナーの開催、睡眠の測定、睡眠習慣向上プログラムの実施」を行い、各指標に基づいた結果を出すこと。
指標[コンバージョン]数 (各施策への参加者) ①セミナー ②睡眠計測 ③習慣改善
中間評価時の値・状態①セミナー=400人 ②睡眠計測=160人 ③習慣改善=60人
事後評価時の値・状態①セミナー=1000人 ②睡眠計測=400人 ③習慣改善=160人
現在の指標の達成状況①セミナー=対象者127人/視聴者66人 ②睡眠計測=申込ベース98人/完了ベース21人 ③習慣改善=申込ベース79人/完了ベース10人 ①はリーチ数、コンバージョン率の双方から改善を図る。②③は計画より遅れているものの、営業方針を改善して以降は好調で目標達成が見えている。また、②の結果を踏まえてから③の希望を募るよりも、②③をセットで提供する方が利用しやすいとの声があり、社会的インパクトを効率的に高める(②を減らして③を増やす)方向で目標コンバージョン数を修正予定。
進捗状況3計画より遅れている
6アウトプット「睡眠問題の発見・解決にによるうつ病予防実現』のために 「セミナーの開催、睡眠の測定、睡眠習慣向上プログラムの実施」を行い、各指標に基づいた結果を出すこと。
指標[アドヒアランス]率 ①セミナー ②睡眠計測 ③習慣改善
中間評価時の値・状態① 50% ② 80% ③ 80%
事後評価時の値・状態① 50% ② 80% ③ 80%
現在の指標の達成状況①51%(質問紙回答者127名中、65名が動画視聴) ②72%(申込29名中21名終了) ③100%(申込10名中10名終了) 数字としては及第点だが、②③は実施を加療した参加者がまだ少なく、アドヒアランス率を十分に評価できる段階となっていない。②③まで積極的に参加をする優良顧客の獲得に向けた対策をとっている。
進捗状況1計画より進んでいる
7アウトプット「睡眠問題の発見・解決にによるうつ病予防実現』のために 「セミナーの開催、睡眠の測定、睡眠習慣向上プログラムの実施」を行い、各指標に基づいた結果を出すこと。
指標[削減率] ①セミナー ②睡眠計測 ③習慣改善
中間評価時の値・状態① 3% ② 5% ③ 20%
事後評価時の値・状態① 3% ② 5% ③ 20%
現在の指標の達成状況①②ともに実績なし ③60% QIDS-J総合評価の前後比較において10名中うつ症状の総合スコアが改善した方が6名、逆に悪化した方が2名、変化なしが2名。 ①②は、当初は途中での離脱者が多く、プログラムの効果測定に必要な質問票への回答を十分な参加者から得られていない。③の60%は10人の回答からの結果であり、慎重に評価する必要がある。
進捗状況1計画より進んでいる
8アウトプットプロジェクト・マネジメントができる人材が育成できていること。
指標[育成数]
中間評価時の値・状態1-2名のスタッフ候補を選定し、育成を開始している
事後評価時の値・状態1-2名のスタッフを育成
現在の指標の達成状況未着手。営業体制も含めたプロジェクト実施体制そのものの見直しを進めている
進捗状況3計画より遅れている

短期アウトカムにつながりそうな、活動直後にみられた受益者、対象者、関係団体等の変化(言動)があれば記載してください。

中間評価段階までに施策が完了した案件が、モデル企業の1社10名のみであるため、現段階では評価や抽出が困難である。
その10名のうち、60%でうつリスクの改善が認められたものの、母数が少ないため、慎重な評価を要する。

短期アウトカムの進捗状況

1アウトカムで捉える変化の主体受益者
指標定量:受益者のうつ病罹患リスクが下がっていること。(ストレスチェック、QIDS-Jを利用) 定性:うつ病リスク軽減に睡眠改善が有効である対象者をスクリーニングできる質問票の確立
中間評価時の値・状態
事後評価時の値・状態セミナー参加、睡眠計測、生活習慣改善の3つ+ストレスチェックポータルからの合計で約600人+@、5%程度のリスク削減
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況モデル企業のうつリスク改善者が60%(6人/10人)であった。
2アウトカムで捉える変化の主体実行団体
指標経営指標KPI(顧客数、客単価、売上原価、SGA)あるいは損益計算書から、費用対効果を確認
中間評価時の値・状態
事後評価時の値・状態事業の収益が損益分岐点を超えている。
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況経営指標KPIを検証できる段階に至っていない
3アウトカムで捉える変化の主体受益者
指標設定する案件数、リーチ数、コンバージョン率、アドヒアランス率、削減率から算出する、社会的インパクト金額
中間評価時の値・状態
事後評価時の値・状態社会的インパクト概算1億6,980万円程度
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況モデル企業のうつリスク改善者が60%(6人/10人)であり、社会的インパクトも一定以上となる計算だが、母数が少ないためまだ評価できる段階ではないと考えられる。
4アウトカムで捉える変化の主体実行団体
指標情報交換した実行団体数、セービス提供数
中間評価時の値・状態
事後評価時の値・状態・他実行団体との情報交換実施:4団体 ・他実行団体へのサービス提供:1団体
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況他の実行団体との情報交換、顧客紹介等はこれまでのところおこなっていない

短期アウトカムの状態の変化・改善に貢献した要因や事例

モデル企業10名全員がプログラム全体を通じ、関心を持ち、ある程度積極的に活動に参加した結果と思われる。

事前評価時には想定していなかった変化・影響

モデル企業10名でうつ改善者が60%もいたことは想定以上であった。
しかしながら、睡眠スコアが改善したのが40%、変化なしが30%、悪化が30%という結果は睡眠改善がうつ改善につながった理由とは考えにくい。かえって、その他項目の改善60%、変化ない20%、悪化20%という結果がうつ改善につながったと思われる。
ただし、この結果はモデル企業10名のものであり、今後他の企業からのデータが詰みあがってどのような結果になるかを見届ける必要がある。

事業進捗の評価

評価の視点自己評価(価値判断)結果
アウトカムが発現するための活動が適切に実施され、アウトプットは想定どおり積み上げられているか

アウトプット 特にリーチとコンバージョンが想定を大幅に下回っており、活動が適切に実施されたとは言えない

アウトカム発現への貢献要因や阻害要因を把握し、事業改善につなげられているか

1月から2月にかけて、営業活動を見直し、リーチとコンバージョンを確保できるように改善しており、効果がでて来ている。

組織基盤強化や、事業活動が円滑に進むための環境づくりができているか。また事業終了後を見据え、活動が継続するための取り組みが進んでいるか

人的配置がギリギリの状態で、取り組みが進んでいるとは言えないが、効率をあげることにより改善中である。

事業の改善結果

事業の改善結果

項目内容
事業設計(ロジックモデル)の改善ポイント

●営業先企業を拡大し、リーチ、コンバージョンを確保する
●導入企業の担当者から、参加者をフォローしてもらい、コンバージョン・アドヒランスを確保する
●プログラム期間が長く、モチベーションが維持しにくいので、短縮化を行う予定

事業計画書の改善ポイント

●睡眠脳波計測を2セッション行うところを1セッションに短縮する予定
●現行6週間の睡眠習慣向上プログラムを4週間に短縮する予定
●コンバージョンを確保するために、質問紙、脳波計測で行う予定だったスクリーニングをなしで実施

その他

●睡眠習慣向上プログラムでLINEを活用し、受益者の利便性を向上させる予定

事業で最も重視する指標・変化

質問紙の総合スコアの改善率と、睡眠スコアの改善率

広報に関する報告

シンボルマークの活用状況

広報制作物に表示

広報

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)なし
広報制作物等あり
内容

●プロモーション用のチラシ:健康経営企業300社に2023年8月~9月にDM送付(反応はゼロ)
●企業向けにプログラムを紹介するアニメ動画作成

報告書等なし
イベント開催等(シンポジウム、フォーラム等)なし