事業完了報告
2025/04/22更新
事業概要
事業期間 | 開始日 2024/07/01 | 終了日 2025/02/28 |
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対象地域 | 沖縄県那覇市 | |
事業対象者 | ①⾼校⽣世代(中学卒業後の15 歳〜20 歳)がいる⼦育て家庭 | |
事業対象者人数 | 960人 | |
事業概要 | 事業目的 1.生活支援事業 2.学習支援事業 3.居場所支援・相談支援 4.進路・キャリア選択に資する体験イベント等の実施 |
事業の総括およびその価値
多子家庭、貧困家庭が多い沖縄における高校生を対象とした支援事業は当団体にとって初めてであり、受益者をどのように集めるかが課題だったが、活動期間全体を通じて、多くの高校生が利用してくれた。これは本助成金を活用して「高校生の居場所」を立ち上げたことの成果である。小学生時代に、事業として実施している「子どもの広場」を利用していた子どもが高校生となり利用、新規の高校生たちも継続して利用するという状況が見られたことから、この「高校生の居場所」が居心地が良いというだけでなく、必要とされ喜ばれる場所であることが明らかとなった。21時以降のバスがないため、帰宅時には送迎の必要があったが、これは逆に彼らと個人的な対話ができる良い機会となった。居場所の活用方法としては、学校帰りのバイト前の空腹を満たす、部活終了後の空腹を満たす、一眠りして疲れをとるなどが主なものであり、ほとんどの学生が終了時間まで過ごした。また、学習支援よりも、共同で料理をしたり、一緒に夕食をとったりするなど、食を通じた支援のほうが高校生にとってより受け入れやすいものであった。一方で、高校生の時期は、簡単に自分の悩みや家庭状況を第三者に語ることは難しい。したがって、ニーズや困り感を把握するためには、長期的な事業運営によって、信頼関係を築いていくことが重要である。このことからも、「高校生の居場所」事業を継続する必要性を感じている。今後さらに必要な支援につなぐ道が開けることを期待している。
課題設定、事業設計に関する振返り
今事業では、可能な限り多くの高校生に多様な支援を提供したいと考えていたが、集客に苦労した。それは新規事業で期間も短かったことや、スタッフの経験不足、高校生のニーズに対する把握不足などのため、メインとなる活動が決めきれなかったことが原因と考えられる。特に、学習支援を必要としている高校生が少なかったため、受験指導を得意とするスタッフの適性や能力を充分に生かしきれなかったことが残念であった。ただし、くつろげる居場所としては好評であった。延べ250名以上が利用しており、また定期的に利用している高校生の利用頻度も高くなりつつあることから、居場所の必要性と継続を求める声も多く挙がっている。今回の事業を振り返り思うことは、スタッフ研修及び、スタッフとの意思疎通の重要性である。高校生対応には経験が必要であるにも関わらず、募集した時期的要因から経験者を雇用できず、未経験者を雇用せざるを得なかった。年齢が近い大学生を起用したが、経験不足や性格的要因から、高校生との距離を縮めることが上手くできなかった。今後経験あるスタッフを育成するためにも、長期的事業である必要性を感じている。
今回の事業実施で達成される状態
短期アウトカム
1 | 1.生活困窮の解消: 食料や生活物資の支援は、生活困窮世帯の生活を支え、安心して生活できる環境を提供 経済的な不安を軽減することで、学習や進路選択に集中できる環境の整備 | |
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指標 | 食料・生活物資の支援件数 支援対象者への食料配布件数、生活物資提供件数などを指標とする。 | |
目標値・目標状態 | 食料や生活物資の支援は、生活困窮世帯の生活を支え、安心して生活できる環境が整っている状態。 経済的な不安を軽減することで、学習や進路選択に集中できる環境が整っている状態。 | |
アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
アウトカム:考察 | 利用した高校生はほぼ全員が提供された夕食を食していた。合計120名。バイト前や部活後の空腹を満たすなど非常に満足していた。グループでの利用者が多いこともあり、困窮状況を聞き出すことが出来なかったが、夕食提供は出費をすることなくお腹を満たせることから 、経済的負担を解消することができ安心をもたらすことが出来たと判断できる。目標はもっと具体的に必要を知り、支援することだったが、今後も継続することにより、利用者との関係構築とその環境を知覚することが可能となり、必要把握、支援に繋げることができると判断する。 | |
2 | 2.教育格差の是正: 学習支援は、学習機会の不平等を解消し、若者の潜在能力を引き出せる状況 個別指導や自習室の提供は、それぞれのニーズに合わせた学習支援を可能な状況 | |
指標 | 支援対象者の学力テストの平均点の推移を指標とする。 支援対象者へのアンケート調査を行い、学習意欲の向上度を測定する。 支援対象者の進学率、就職率などを指標とする。 | |
目標値・目標状態 | 学習機会の不平等を解消し、若者の潜在能力を引き出されている状態 ニーズに合わせた学習支援を可能になっている状態。 | |
アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
アウトカム:考察 | 今年度は1・2年生が主で最終学年の利用がなかった。また、地域的に大学進学を目指す学生が少ないこともあり、進学のために学習場所を目的として利用する高校生は少なかった。しかし、次年度も継続して利用することを希望する高校生の中に、来年は評定を上げたいという意見も聞こえるようになってきたため、少しずつ学習に意識を向けられるようになってきている。今後もボランティアの助けを得て必要に応えていく。3月末になり、高校合格1名。成績アップ1名の結果あり。高評価。 | |
3 | 3.孤立・孤独の解消: 居場所や相談支援は、若者が安心して過ごせる場所を提供し、孤立・孤独感を解消している状況 仲間との交流や相談できる相手の存在は、精神的な安定につながるっている状況 | |
指標 | 支援対象者による居場所の利用回数などを指標とする。 支援対象者による相談件数を指標とする。 支援対象者へのアンケート調査を行い、孤独感の軽減度を測定する。 | |
目標値・目標状態 | 居場所や相談支援により、若者が安心して過ごせる場所を提供され、孤立・孤独感を解消されている状態。 仲間との交流や相談でき、精神的な安定している状態。 | |
アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
アウトカム:考察 | 当初は友人同士で過ごす場所として利用されていたが、スタッフとの交流や異なる学校間の交流を作ることのできる場となった。そのことにより、他校の学生を見る目が変化し既成概念が取れ、会話をするようになった。また、当居場所を自分の無くてはならない場所とまで言ってくれる高校生が存在し、孤独の解消となっており、精神的な安定を提供できている。利用回数として最も多いのは個別利用者であり、累 計90日となった。これは、目標としていた日数を上回っており、スタッフとの交流を楽しんでいることも判明している。(ひとりでは居場所を利用せず、子ども食堂で過ごす)成績表も見せに来てくれ、居場所を自分の居場所、肯定感を挙げることのできる場所として認識している。 | |
4 | 4.進路・キャリア選択の支援: 体験イベントやキャリアガイダンスは、若者に様々な選択肢を提供し、将来の目標を見つけ手助けが出来ている状況 個別相談や職業体験を通じて、自分の適性や興味に合った進路サポートが出来ている状況 | |
指標 | 支援対象者による進路・キャリアイベントの参加人数などを指標とする。 支援対象者による個別相談件数を指標とする。 支援対象者が希望する進路に進む割合などを指標とする。 | |
目標値・目標状態 | 体験イベントやキャリアガイダンスにより、将来の目標を持てる状態。 個別相談や職業体験を通じて、自分の適性や興味に合った進路を選択できるようサポートできている状態。 | |
アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
アウトカム:考察 | 独自のイベントを実施した。目標は月に5回だったが、居場所でのイベント開催回数は10回であった。始めの月は毎週実施したが、参加者不足のため開催数が減少し、特別なことがある時に実施するようになった。避難食試 食会、クリスマス、送別など。それ以外に、対外イベントはできなかったが、1階で行われている小学生のイベントに参加する機会に恵まれ多世代交流が実現し、将来に対する視野が広まった。対外イベントの目標は2カ月に1回だったが、実際は2回のみとなった。キャリアイベントについては、団体内で内容の意見を出し合ったが、担当者の経験不足もあり実行まで至らなかった。 |
アウトプット
1 | 2-1. 生活困窮世帯の生活水準向上 学習意欲の向上 進路選択肢の拡大 | |
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指標 | ・生活困窮世帯の割合 ・食料・生活物資支援を受けた世帯数 ・支援を受けた世帯の満足度 | |
目標値・目標状態 | 生活保護受給率の向上 経済的自立達成率の向上 学習意欲調査における「学習意欲がある」と回答した割合の増加 進学率・就職率の向上 大学・短大進学率の向上 正規雇用就労率の向上 | |
アウトカム:結果 | 計画より遅れている | |
アウトカム:考察 | スタッフと高校生との関係を深めることができず、利用者の生活状況を把握できなかったため、生活困窮世帯の割合は不明。しかし、利用した高校生はほぼ全員が夕食をとっていたため、生活水準をある程度向上させられたと評価する。実績:提供人数277名・約1/3達成 | |
2 | 2-2 学習機会の平等化 学力向上 学習支援の満足度向上 | |
指標 | 学力テストの平均点 進学率 就職率 | |
目標値・目標状態 | 学力テスト平均点の向上 偏差値の向上 学習支援事業への満足度調査における「満足している」と回答した割合の増加 自習時間の増加 自発的な読書量増加 | |
アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
アウトカム:考察 | 近隣の高校の生徒層では、専門学校への進学や就職が一般的であり、学習に対する意欲が低かった。また、定期的に利用する高校生が少なく、平均点の聞き取りなどがうまく進められず、学習支援につなげることができなかった。しかし、小学生から継続して当居場所を利用している高校生は、自習することも増え、3月末に成績表を持参し、好成績の結果を知らせてくれた。当居場所を利用したことで学習意欲が増したと思われる。また、高校受験を目指していた高校生が入学できたと後に連絡があった。成績の変化は不明だが、結果としては高評価。 | |
3 | 2-3 居場所の提供 居場所利用率の向上 相談件数の増加 仲間との交流機会の増加 | |
指標 | 支援事業の利用者数 利用者同士の交流頻度 利用者の満足度 | |
目標値・目標状態 | 居場所利用者数の増加 利用者満足度調査における「満足している」と回答した割合の増加 相談窓口への相談件数の増加 孤独感尺度等の調査結果における孤独感のスコア低下 グループワークやイベント開催による仲間との交流機会の増加 | |
アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
アウトカム:考察 | 高校生が学校帰りにそのまま来られるように16時~21時まで開けたことで、放課後に利用する高校生以外にも、部活やバイトが終わってから利用する高校生がゆっくりと過ごしていた。居場所提供は126日。グループで利用する高校生が多かったため、相談をする高校生は少なかったが、複数回利用する受益者とスタッフとの交流が見られた。特に、最寄りの駅までの送迎車の中で、個人的な話をすることもあり、1対1の関係構築が重要であると理解した。利用者の満足度は質問した時の答えから一様に高く、気に入ったゆえ時間制限なくいつでも利用したいとの希望があった(正月や定休日に来所)が、スタッフ不在時の利用は不可能なため実現できず。実績利用者数は277名。だいたい5グループが友人を変えながら利用していた。個別での利用者は実数5名。利用日数としてはグループ利用者よりも多く、累計90日ほど。やはり、小学生時代から当居場所を利用し、高校生になって利用を始めた1名が継続し、新しく利用し始めた個別利用の高校生の継続は少ない。居場所 利用率・仲間との交流機会は最終月に近づくにつれ高くなり、高評価。継続要素は居心地の良さより、人とのつながりが強い。 | |
4 | 2-4 進路選択肢の拡大 自己理解の促進 職業選択の支援 | |
指標 | 進路希望率 進路希望内容 就職率 | |
目標値・目標状態 | 進路希望調査における希望進路の多様化 起業やフリーランスを選択する若者の増加 自己分析ツール利用率の向上 就職率・定着率の向上 | |
アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
アウトカム:考察 | 定期的に利用する高校生が少なく、イベントの予定を立てても参加者がいないことが多かった。雑談の中で進路についての話題が出たときに選択肢を提示できるように、県内の大学、専門学校の資料を請求(約25校)し、高校生がいつでも確認できるようにしたことで、自分が考えている進路について具体的なイメージを持ったようだが、具体的にその話題に移ることがなかった。グループで来ていた中で、1名が高校を中退し、好きな将棋をするため、内地へ行くことを決断。居場所での経験や会話が決断要因を作ったか否かは不明。様々なパンフレットや本を置き、進路情報を提供したことは計画どおりと判断した。 | |
5 | 2-5活動資金提供者 の拡大 | |
指標 | 賛助企業会員数 Webによる支援協力発信数 賛助企業からの紹介企業への挨拶数 | |
目標値・目標状態 | 賛助会員数の増加 賛助企業会員数の増加 | |
アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
アウトカム:考察 | HPから情報を得て、賛助会員となってくださったのが4企業。知人からの紹介で賛助会員企業となってくださったのが1企業あった。目標は1企業を獲得することだったので、達成した。もっと積極的に働きかけなければならないと思いつつ、時間的制限や不得意とする分野のため拡大路線を執ることが出来ず、反省。 |
活動
1 | 3-1 食料・生活物資支援 困窮世帯への定期的な食料配布 生活物資(衣類、日用品等)の提供 フードパントリー | |
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活動結果 | 計画通り | |
概要 | 食糧配布の計画はなし (他の助成金で対応することにしたため) | |
2 | 3-1-2 経済支援 生活費支援 ひとり親家庭への支援 就労支援(アルバイト紹介、職業訓練等) | |
活動結果 | 遅延あり | |
概要 | 来所した高校生はグループ利用だったため、個人的な質問をすることが難しかった。 ①経済支援等の情報を口頭で伝えた:2グループ8名。反応なし。 ②紙面での告知:見ている高校生もいた。3,4名。反応なし。 ③送迎の車中で個人的な会話を行ったが聞くことに徹したため、生活状況を聞き出すことはあまりできなかった。1名。2回。 ④小学生のころから継続してきている高校生に対しては、生活支援の必要がないことは把握ずみ。1名。 目標は困難を覚えている高校生に経済支援を行うことだったが、受益者との距離を縮めることができなかったため、必要支援を察知できず、結果、生活費支援実施はしなかった。しかし、来所した折には子ども食堂で調理した食事を提供した。高校生の居場所に常備していたラーメンやレトルト食品も提供し、ほぼ来所した学生が利用していた。 | |
3 | 3-1-3 生活相談 生活困窮の原因分析 行政機関や支援団体の紹介 経済的な不安に関する相談 生活保護制度の利用案内 | |
活動結果 | 計画通り | |
概要 | 家で過ごすことが負担(親の干渉または心配)になっている子や、家族関係で軋轢がある子が避難所として帰宅途中 に当居場所を利用する。 対処:多感な時期でもあり、発達障害を持っているたため、聞くことに徹し批判しないよう気をつけた。今したいことを聞いたことから、教えることで居場所利用が継続しそう。生活における悩みや困りごとを知り、5人程支援できればと考えてていたが関係作りが出来たのは2名だった。今後、より親しくなり、更に深く支援できることが出てきそう。行政などの紹介やつなげる事案はなかった。 | |
4 | 3-2-1 学習支援 個別指導 自習室の提供 オンライン学習支援 学習教材の貸出 学習意欲向上のためのイベント開催 | |
活動結果 | ほぼ計画通り | |
概要 | 小学生の時期から持病悪化のためほとんど学校生活ができず、午前中に利用していたフリースクールで勉強ができないと、11月末から2月初旬まで当居場所の自習室を利用。1カ月ほどはスタッフが対応し、後半は、学習塾バイト経験のある大学生が対応し、学校の課題などの指導をし高校受験指導を行った。 他に支援できたのは4名。延べ30回。学習支援を行えたという点については計画通りだが、高校進学や進学情報などの提供はそれほどできなかった。高校入学を目指していた子は、学習意欲があまりなく心配だったが、高校に入学できたと知らせが入りスタッフ一同喜んだ。 | |
5 | 3-2-2 進学支援 進路相談 大学・専門学校への推薦 奨学金情報の提供 入試対策講座 | |
活動結果 | ほぼ計画通り | |
概要 | 高校生との会話の中で、進路についての考えを聞き取りした。進学希望の子の学校選別理由はふわっとしていてもうひとつ緊迫感がなかった。他の子たちはまだ1,2年生であったため、進学、就職を真剣にとらえていなかった。経済的に困窮している様子はなく、経済的支援の必要性はないと判断したため、奨学金情報の提供はせず、積極的アピールをしなかった。 必要のある利用者へ対応をするという目標の面では、必要が無かったことからほぼ計画通り。2月後半から3月と高校が早く終わることや休みが多いため利用者が少なかった。そのため、興味を持ってもらうために色々と本を購入したが活用できなかった。 | |
6 | 3-2-3 学習機会の提供 課外授業 体験学習 文化教室 学習イベント | |
活動結果 | 計画通り | |
概要 | 学習スペースの提供と、自由に使うことのできるPCの用意、プログラミング教室を提供した。 プログラミング教室の案内のチラシを合計4回配布(バス停で2回。学校前で2回)。 希望者は現れなかったため、まずはスタッフが学ぼうと開始した。開始時は週に2度。2週間継続。 ちょうど高校生が来所した日は一緒に受講。参加高校生は合計13名。ちょうど、そこに居合わせ参加するという状況で継続して学ぶということはなかった。 定期テストの時期に来ていた学生にスタッフが話しかけ、テストの問題を出し合いながら学習した。2名、1回。 同時期、利用者から質問があり、そのことがきっかけで学習した。1名、延べ3回。 スタッフの経験がなかったこともあり、体験学習やイベントを企画できず実施しなかった。 | |
7 | 3-3-1 居場所づくり フリースペース運営 ドロップインカフェ 交流イベント スポーツ・レクリエーション活動 | |
活動結果 | 計画通り | |
概要 | くつろいで過ごすことができるスペースとして、ソファーとマット、ゲーム機を用意。 いつでも食べられるように、菓子パンや菓子。ラーメン、レトルト食品を常備。 また、料理イベントとして、たこ焼きパーティ(参加者:高校生6名、スタッフ5名)お好み焼きパーティ(参加者:高校生4名、スタッフ3名)クリスマスイベント(参加者:高校生8名、スタッフ4名)お別れ会ピザパーティー(高校生2名、スタッフ3名)を実施。イベントはインスタで告知。 スタッフの弟(高校生)の誘いで参加した仲間が多く、その都度メンバーが変わった(総勢277名)。 特に、常備食品があることで、男子学生はより来やすく、誘いやすい様子が見受けられた。居場所づくりは計画通り利用者は目標には達しなかったが、比較的に多く、フリースペース運営はよく利用された こ、イベントは毎週1回という当初の計画は無理だったが比較的順調にできた。 | |
8 | 3-3-2 相談支援 個別相談 グループワーク 電話相談 オンライン相談 専門家によるカウンセリング | |
活動結果 | ほぼ計画通り | |
概要 | 経験者から相談室が必要と言われ、設置したが利用されることはなかった。スタッフとの関係がまだ近くなかったこともあったと思うが、他のグループメンバーがいる中で、相談室に入るというのも無理があったと後に感じた。かえって、送迎の車中のほうが個人的な会話ができた。目標はスタッフと高校生が自分の問題や悩みを話せる間柄になることだったが、グループで来所することも多く個人的な悩みを聞き出すタイミングが難しかったり、現場スタッフも経験が少なかったためどのように利用者に話を聞いていいかを悩んでいて、関係性を深めることができなかった。最終的にふたりの高校生の内輪話を聞くことが出来た。 | |
9 | 3-3-3 仲間づくり 同年代の交流会 ボランティア活動 サークル活動 メンター制度 | |
活動結果 | 計画通り | |
概要 | 年末にクリスマスイベントを実施し、2グループのメンバーが参加。高校生8名。日頃、ひとりで来所利用していたメンバー2名は誘ったが参加せず。その後、来所しなくなったのが1名。 居場所を必要としている高校生に対しては、タイプ別での対応が必要だと感じた。 1階で持たれている子ども食堂でのイベントに参加。異世代交流もできた。参加総勢6名。他校の高校生が居場所で一緒に食事をし、片づけをすることを通して、先入観が取り払われたという女子もいた。だれでも利用できる居場所という目標のひとつは達成したと評価した。 | |
10 | 4-4-1 体験イベント 企業訪問 職業体験 ワークショップ 講演会 | |
活動結果 | ほぼ計画通り | |
概要 | 体験イベントは3回を目指していた。防災教育として、非常用食料の実食体験と、防災知識の講習を実施。1回。参加した高校生。5名。 他にビーチ清掃やボランティア体験を考えていたが、利用者の時間的な都合や積極的な参加を見込めないと予想したことで実現せず、具体的な立案まで行かなかった。もっと図々しく高校生と接して欲しかったが、スタッフの干渉を高校生が嫌がって来なくなると、遠慮がちだった。スタッフが積極的に行動できるように、研修によってノウハウを身につける必要があったと反省した。 | |
11 | 4-4-2 キャリアガイダンス 個別相談 グループワーク 適性検査 職業情報提供 | |