事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援
日常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
社会的課題の解決を担う若者の能力開発支援
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
働くことが困難な人への支援
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
女性の経済的自立への支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
地域の働く場づくりや地域活性化などの課題解決に向けた取組の支援
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
SDGsとの関連
ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
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1. 貧困をなくそう | ||
3. すべての人に健康と福祉を | ||
4. 質の高い教育をみんなに | ||
5. ジェンダー平等を実現しよう | ||
11. 住み続けられる街づくりを |
団体の社会的役割
団体の目的
「国籍、民族、文化などの違いを尊重し、互いから学びあいともに生活できる地域社会の創造」を基本理念に、外国人市民の人権を尊重し、福岡において多文化共生社会を実現するため国際交流や相互理解を促進し、外国にルーツを持つ子どもと保護者を支援することを目的とする
団体の概要・活動・業務
主な事業:(1)子どもの学習支援、(2)子どもの第三の居場所作り、(3)多言語情報の発信、(4)コミュニティ通訳サービスの提供、(5)コミュニティ通訳人材育成、(6)福岡に定住するための様々な相談サービス提供、(7)国際交流イベント、各種研修の企画・運営、(8)各種の研究・調査・政策提案
団体の目的 | 「国籍、民族、文化などの違いを尊重し、互いから学びあいともに生活できる地域社会の創造」を基本理念に、外国人市民の人権を尊重し、福岡において多文化共生社会を実現するため国際交流や相互理解を促進し、外国にルーツを持つ子どもと保護者を支 援することを目的とする |
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団体の概要・活動・業務 | 主な事業:(1)子どもの学習支援、(2)子どもの第三の居場所作り、(3)多言語情報の発信、(4)コミュニティ通訳サービスの提供、(5)コミュニティ通訳人材育成、(6)福岡に定住するための様々な相談サービス提供、(7)国際交流イベント、各種研修の企画・運営、(8)各種の研究・調査・政策提案 |
概要
事業概要
【社会課題(事業の背景)】
・日本で暮らす外国ルーツの家庭が増加しているが、外国籍の保護者は言語や制度の壁でキャリア形成や子育て、子どもの教育に困難を抱えている。
・高い学位や専門知識を持っていても、言語の壁により、孤独を感じ、日本で能力を最大限発揮できず、経済的な問題に直面している保護者が多い。
・教育制度の違い、多言語での情報発信が乏しく、ルールがわからずに、学校とコミュニケーションが取れず、他の保護者と交流ができないことで不利な扱いを受けるケースもある。
・外国ルーツの子どもを対象にした日本語指導は不十分で、母国語と母国文化の教育の機会も僅少である。
【本事業で実施する活動】
・公共サービスを受ける際、言葉の問題がある外国ルーツの保護者にはコミュニティ通訳サービスを提供する。可能な限り同行通訳支援を行い、できない場合には電話通訳で対応する。
・外国ルーツの保護者と子どもが能力を最大限発揮できる環境作りと並び、情報へのアクセスにおける格差の是正を目的とし、外国ルーツの保護者と子どもの居場所・学習の場・気楽に相談できる場として「多文化共育スペース」を開設して、午前中にオンラインで外国ルーツの保護者に対して生活と仕事のための日本語教育・キャリア支援等の相談支援を行う。午後に放課後の時間を活用し、年長・小学生の外国ルーツの子どもに対して学習支援や母国語・母国文化の教育、多文化体験を提供する。夜に居場所がない子どもや食事に困っている親子に対しては食事を提供し、中高生に対して進路サポート等の個別指導を行う。
・必要な子どもに支援を届けるため、送迎サービスとオンライン対応も実施する。また、定期的に九州地域在住外国ルーツの保護者と子ども向け交流イベント・勉強会を開催し、キャリア形成や子育て、子どもの教育等について情報周知を行う。
資金提供契約締結日
2024年07月22日
事業期間
開始日
2024年07月22日
終了日
2025年02月28日
対象地域
福岡県を中心に、九州地域
事業概要 | 【社会課題(事業の背景)】 【本事業で実施する活動】 | |
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資金提供契約締結日 | 2024年07月22日 | |
事業期間 | 開始日 2024年07月22日 | 終了日 2025年02月28日 |
対象地域 | 福岡県を中心に、九州地域 |
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 内容
福岡県を中心に九州地域在住の外国ルーツの保護者と子ども及び難民者
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 人数
同行通訳支援 100件、電話通訳支援 100件、食事・学習支援 2,520人、オンライン日本語教育・学習支援 840人、勉強会の参加者 100人、交流イベント参加者5000人
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 内容 | 福岡県を中心に九州地域在住の外国ルーツの保護者と子ども及び難民者 |
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事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 人数 | 同行通訳支援 100件、電話通訳支援 100件、食事・学習支援 2,520人、オンライン日本語教育・学習支援 840人、勉強会の参加者 100人、交流イベント参加者5000人 |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
事業の背景・課題
新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰により深刻化した社会課題
【原油価格・物価高騰、コロナ禍により深刻化した社会課題】
・外国ルーツの保護者の多くは就労しているにもかかわらず、生活困窮度は日本国籍と比べ外国ルーツの子どもで高く、外国ルーツのひとり親家庭ではその割合が6割にのぼる。(千年, 2023, 第128回労働政策フォーラム資料)昨今の原油価格・物価高騰の影響でさらに生活が苦しくなり、栄養バランスの良い食事が難しくなったり、子どもの塾利用料等が払えない家庭も多い。
【外国ルーツ家庭の子育て対応に関する社会課題】
・外国籍の保護者は言語や制度の壁でキャリア形成や子育て、子どもの教育に困難を抱えやすい。
・現在、全国に日本語指導が必要な子どもが約6万人いる(R3年度日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査)が、九州地域においても公的な支援を十分に受けられているとは言い難い状況がある。
・生活のための言語習得は3年、学習のための言語習得は5年が必要だと言われるが、公的支援の期間は最長一年程度である。
・授業使用言語が理解できないまま、授業を受けさせられ、分からないことがあっても家庭には聞ける人がいないため、理解できないことが重なっていき、学欲が低下し、中退・進学困難に繋がる。
・福岡在住の外国ルーツの保護者はサービス業従事者で夜間に勤務する人が多く、子どもが一人で食事をすることになり、似たような境遇にある子どもとの接点が乏しく、孤独を感じているといった問題がある。
・更に、外国にルーツを持つ子どもには母語・母国文化を学ぶ権利・必要性があるにも関わらず、学校でそのような機会がなく、学校外においても単発の機会にとどまり、継続性がない状況がある。日本で育つ子どもたちの中には母語を話せずに親とのコミュニケーションに障害を抱えたり、自国に帰国することになった際に困難が生じたりすることもあるため、母語学習機会を拡充するべきである。
新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰により深刻化した社会課題 | 【原油価格・物価高騰、コロナ禍により深刻化した社会課題】 |
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短期アウトカム
1 | ①医療・行政・学校・法律相談等で困っている海外ルーツを持つ方が相談できるようになり、必要な支援につながる | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・公共サービスを利用するために相談に行くことができるか | |
把握方法 | ・利用者からのアンケート回答 | |
目標値/目標状態 | ・通訳があったことで相談に行くことができた、という回答を得る 利用者の90% | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
2 | ②日本語教育支援、進路支援を通じて、進学や生活の自立・就職に繋がっている状態 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・子ども:進学に対して意欲・学力が向上しているか | |
把握方法 | ・子ども:講師から受講生へヒアリング | |
目標値/目標状態 | ・子ども:進学に対する意欲が向上したと講師が評価する定性的なエピソード5件 | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
3 | ③居場所を提供し、コミュニティができることで安心できたり、情報アクセスによる格差が是正されている状態 | |
モニ タリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・多文化共育スペースを通じて気軽に相談できたり、情報を得られるようになっているか | |
把握方法 | ・参加者記録 | |
目標値/目標状態 | ・複数回参加する方の割合 60% | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
4 | ④日本人コミュニティと交流の機会を持つことで相互理解を深められている状態 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・交流イベントへの参加者に日本の方の割合 | |
把握方法 | ・参加者アンケート | |
目標値/目標状態 | ・イベント参加者の日本の方の割合 30% | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
5 | ⑤団体として基盤整備が強化され、次年度以降の活動も安定的に実施できる状態 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・休眠預金事業で定める規程類が整備され公開されているか | |
把握方法 | ・ホームページへの掲載 | |
目標値/目標状態 | ・休眠預金事業で定める規程類が整備され公開されている | |
目標達成時期 | 2025年2月 |
アウトプット
1 | ②-1オンラインで、保護者・子どもに日本語教育支援・進路サポートを提供する。 | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・子どもの受講者数 | |
把握方法 | ・開催記録 | |
目標値/目標状態 | ・子ども、保護者合わせて840人 | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
2 | ②-2 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・勉強会の開催回数 | |
把握方法 | ・開催記録 | |
目標値/目標状態 | 合計3回開催 | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
3 | ③多文化共育スペースを子ども・保護者数が利用する | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・子どもの利用者数 | |
把握方法 | ・利用者記録 | |
目標値/目標状態 | ・子ども、保護者合わせて2,520人以上 | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
4 | ④交流イベントが実施され海外ルーツの方・日本人の交流が生まれる | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・交流イベントの開催数 | |
把握方法 | ・参加者記録 | |
目標値/目標状態 | ・交流イベントの開催数 2回 | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
5 | ⑤団体のガバナンス整備、広報体制が整う | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・規程類の完成と公開 | |
把握方法 | ・HPにて規程類が公開されているか | |
目標値/目標状態 | ・休眠預金活用事業において定められている規程類が全て公開されている | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
6 | ①コミュニティ通訳が提供され医療・行政・学校・法律相談等ができる | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・依頼の申し込み件数 | |
把握方法 | ・通訳サービス提供の報告書 | |
目標値/目標状態 | ・依頼の申し込み件数 200件 | |
目標達成時期 | 2025年2月 |
事業活動
活動
1 | 活動 (内容) ②-1 | |
---|---|---|
時期 2024年8月~2025年2日 | ||
1 | 活動 (内容) | ②-1 |
時期 | 2024年8月~2025年2日 | |
2 | 活動 (内容) ②-2 | |
時期 2024年8月~2025年2日 | ||
2 | 活動 (内容) | ②-2 |
時期 | 2024年8月~2025年2日 | |
3 | 活動 (内容) ③ | |
時期 2024年8月~2025年2日 | ||
3 | 活動 (内容) | ③ |
時期 | 2024年8月~2025年2日 | |
4 | 活動 (内容) ④ | |
時期 2024年8月~2025年2日 | ||
4 | 活動 (内容) | ④ |
時期 | 2024年8月~2025年2日 | |
5 | 活動 (内容) ⑤-1 | |
時期 2024年8月~2025年2日 | ||
5 | 活動 (内容) | ⑤-1 |
時期 | 2024年8月~2025年2日 | |
6 | 活動 (内容) ⑤-2 | |
時期 2024年8月~2025年2日 | ||
6 | 活動 (内容) | ⑤-2 |
時期 | 2024年8月~2025年2日 | |
7 | 活動 (内容) ⑤-3 | |
時期 2024年8月~2025年2日 | ||
7 | 活動 (内容) | ⑤-3 |
時期 | 2024年8月~2025年2日 | |
8 | 活動 (内容) ① | |
時期 2024年8月~2025年2日 | ||
8 | 活動 (内容) | ① |
時期 | 2024年8月~2025年2日 |
事業実施体制
メンバー構成と各メンバーの役割 | 事業責任者:ブイ テイ トウ サンゴ(事業企画・報告、リスク管理、スタッフ採用・研修、出張、外部との連携・協力調整、伴走支援)、事業実施担当者:ガックラ マ ヘンダー クマール(ホームページ作成・管理、受講生・利用者・参加者募集、活動実施担当、保護者の連絡・対応、発信、伴走支援)、教職員:バンストラシバ(教育担当、事務担当、伴走支援)、広報スタッフ:アルバイト採用1人、学習支援の講師:外部講師4人、経理:アルバイト採用1人、外注税理士1人 |
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他団体との連携体制 | JICA九州・福岡県・福岡市・九州地域の外国籍コミュニティと連携して受講生・利用者・参加者・ボランティアを募集する。九州大学・福岡教育大学の研究者や自治体の福祉・税金専門家、福岡の外国人就職支援団体と連携して勉強会を行う。団体で対応できない場合には、アジア女性センターやアジアに生きる会・福岡等のNPOと連携して、協働支援を行う。 |
想定されるリスクと管理体制 | 事故に対する保険加入 |
関連する主な実績
本事業について、コロナウイルス感染症に係る助成金や寄付等を受け助成金等を分配している(予定も含む)
なし
本事業について、国又は地方公共団体から補助金又は貸付金(ふるさと納税を財源とする資金提供を含む)を受けていない。
なし
事業に関連する調査研究、連携の実績
事業責任者は外国ルーツの子どもの教育について研究実績があり、福岡市在住の外国ルーツの保護者と子どもを支援するため、去年からJICA九州と福岡市から助成を受けて、福岡国際子ども食堂&居場所を実施している。困っている保護者から相談を受け付けた際に、これまでアジア女性センターやアジアに生きる会・福岡等のNPOと 連携して、協働支援を行ったことがある。更に、様々な大学の研究者にご協力を頂き、就学ガイダンスや防災勉強会等を開催し、地域の方やベトナムやネパール、韓国、中国、インドネシア等様々な外国籍コミュニティと連携して、交流イベントを開催して来た。
本事業について、コロナウイルス感染症に係る助成金や寄付等を受け助成金等を分配している(予定も含む) | なし |
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本事業について、国又は地方公共団体から補助金又は貸付金(ふるさと納税を財源とする資金提供を含む)を受けていない。 | なし |
事業に関連する調査研究、連携の実績 | 事業責任者は外国ルーツの子どもの教育について研究実績があり、福岡市在住の外国ルーツの保護者と子どもを支援するため、去年からJICA九州と福岡市から助成を受けて、福岡国際子ども食堂&居場所を実施している。困っている保護者から相談を受け付けた際に、これまでアジア女性センターやアジアに生きる会・福岡等のNPOと連携して、協働支援を行ったことがある。更に、様々な大学の研究者にご協力を頂き、就学ガイダンスや防災勉強会等を開催し、地域の方やベトナム やネパール、韓国、中国、インドネシア等様々な外国籍コミュニティと連携して、交流イベントを開催して来た。 |