事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
地域の働く場づくりや地域活性化などの課題解決に向けた取組の支援
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
SDGsとの関連
ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
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8. 働きがいも経済成長も | ||
11. 住み続けられる街づくりを |
団体の社会的役割
団体の目的
輪島塗の復興を加速させるため、関係者間での協力体制を築く事を目的とした団体です。輪島塗に関わる事業者が一堂に会し、意見交換や情報共有を行うことで、個別の取り組みだけではなく、全体的な復興を目指した統一的な方向性を見出します。交流会を通じて、輪島塗復興に向けた具体的なプランを作成し、事業者間での協力強化を行い、これらの取り組みを通じて、輪島塗の復興を目指し、伝統技術を次世代へと継承していきます。
団体の概要・活動・業務
当協議会は輪島塗の塗師屋と職人の関係者によって立上げられました。輪島漆器商工業協同組合とも連携しています。主な活動内容は、能登半島地震によって生産体制に大きなダメージを負った輪島塗の復興と将来的発展を目的として、輪島塗関係者が協力しあう体制を整えて、伝統産業としての輪島塗生産技術の継承と復興を支援することです。
団体の目的 | 輪島塗の復興を加速させるため、関係者間での協力体制を築く事を目的とした団体です。輪島塗に関わる事業者が一堂に会し、意見交換や情報共有を行うこと で、個別の取り組みだけではなく、全体的な復興を目指した統一的な方向性を見出します。交流会を通じて、輪島塗復興に向けた具体的なプランを作成し、事業者間での協力強化を行い、これらの取り組みを通じて、輪島塗の復興を目指し、伝統技術を次世代へと継承していきます。 |
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団体の概要・活動・業務 | 当協議会は輪島塗の塗師屋と職人の関係者によって立上げられました。輪島漆器商工業協同組合とも連携しています。主な活動内容は、能登半島地震によって生産体制に大きなダメージを負った輪島塗の復興と将来的発展を目的として、輪島塗関係者が協力しあう体制を整えて、伝統産業としての輪島塗生産技術の継承と復興を支援することです。 |
概要
事業概要
令和6年能登半島地震から約1年が経過し、生産体制等に大きなダメージを受けた輪島塗の復興に向けて関係者との対話を重ねてきた中で、個別の意見をまとめることの難しさを実感しています。輪島塗は、もともと各塗師屋が独自に生産体制と販路をもつ産業構造であったため、今次災害からの復興においても個々の関係者が目前の生活を守るために独自に取り組まざるを得ない状況が続いています。さらに情報が届きにくい職人が輪島を離れることによって職人不足が加速しており、輪島塗 の持続が危ぶまれています。伝統産業としての輪島塗の復興のためには、関係者間での綿密な意見交換と専門家の支援が不可欠です。私たちは交流会の場を設けることによってできるだけ多くの関係者の意見を徴収し、学識専門家の支援を受けながら、輪島塗産業の復興計画としてとりまとめたい、と考えています。また伝統産業としての輪島塗の創造的復興のためには、輪島塗のクオリティの高い製品や精密な生産技術を国内外に広く認知して頂くことも重要と考えています。具体的には、輪島塗と一般的な漆器との差異化、ブランド力の強化が重要な課題となります。そのため、交流会を通じて輪島塗関係者が意見を交わし、輪島塗の魅力を広く再発信する場として最終的に展示会を開催することで、復興を支援していくためのマイルストーンとします。
資金提供契約締結日
2025年05月11日
事業期間
開始日
2025年05月11日
終了日
2026年02月27日
対象地域
石川県輪島市
事業概要 | 令和6年能登半島地震から約1年が経過し、生産体制等に大きなダメージを受けた輪島塗の復興に向けて関係者との対話を重ねてきた中で、個別の意見をまとめることの難しさを実感しています。輪島塗は、もともと各塗師屋が独自に生産体制と販路をもつ産業構造であったため、今次災害からの復興においても個々の関係者が目前の生活を守るために独自に取り組まざるを得ない状況が続いています。さらに情報が届きにくい職人が輪島を離れることによって職人不足が加速しており、輪島塗の持続が危ぶまれています。伝統産業としての輪島塗の復興のためには、関係者間での綿密な意見交換と専門家の支援が不可欠です。私たちは交流会の場を設けることによってできるだけ多くの関係者の意見を徴収し、学識専門家の支援を受けながら、輪島塗産業の復興計画としてとりまとめたい、と考えています。また伝統産業としての輪島塗の創造的復興のためには、輪島塗のクオリティの高い製品や精密な生産技術を国内外に広く認知して頂くことも重要と考えています。具体的には、輪島塗と一般的な漆器との差異化、ブランド力の強化が重要な課題となります。そのため、交流会を通じて輪島塗関係者が意見を交わし、輪島塗の魅力を広く再発信する場として最終的に展示会を開催することで、復興を支援していくためのマイルストーンとします。 | |
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資金提供契約締結日 | 2025年05月11日 | |
事業期間 | 開始日 2025年05月11日 | 終了日 2026年02月27日 |
対象地域 | 石川県輪島市 |
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 内容
輪島塗関係者 特に輪島塗職人
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 人数
目標 40人
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 内容 | 輪島塗関係者 特に輪島塗職人 |
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事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 人数 | 目標 40人 |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
事業の背景・課題
社会課題
<地震災害による伝統産業としての輪島塗のダメージとその復興の遅れという課題>
R6能登半島地震から1年が経過しても伝統産業である輪島塗の復興が遅れています。その主な課題は以下のとおりです。
1)伝統産業の個別的体制という課題:交流と協力の重要性
輪島塗は伝統的に個別の塗師屋が独自の経営を行ってきたため、今次災害からの輪島塗産業の復興においても各事業者が個別に取り組まざるをえません。そのため、全体的な復興に注力できずに、その進行が遅れています。協議会を立ち上げたメンバーは、まず関係者間で意見交換を行って協力体制を構築することが重要だという認識を持っています。さらに専門家の支援を得て復興計画を策定し、具体的活動につなげていきたいです。
→輪島塗関係者の協力体制の構築
→復興計画の策定
2)生産体制の課題:職人の離散問題に対する情報伝達と生産体制の再構築
地震後に職人が輪島を離れることにより、職人不足が加速しています。彼らには情報が届きにくく、支援も十分に行き渡っていません。まずは情報網を早急に再構築し、輪島へ戻る道筋につなげたいです。将来的には、輪島漆器商工業協同組合とも連携しながら、職人の生活スタイルのサポートや次世代の若手を育成するためのシステムづくりなど、若手人材にとって魅力的かつ持続可能な輪島塗の生産体制構築につなげていきたいです。
→職人支援の強化
→職人からの情報発信
3)販路開拓の課題:輪島塗の魅力発信と認知度向上
輪島塗は製品クオリティや制作技術が素晴らしいものの、将来において伝統産業品として発展していくためには、その魅力を国内外で広く認知して頂くことが求められます。そのため、一般的な漆器との違いを明確にするブランド力強化が重要な課題です。これにより、輪島塗の価値が再認識されることが期待されています。
→輪島塗の認知度向上
→ブランド力強化/新商品開発
社会課題 | <地震災害による伝統産業としての輪島塗のダメージとその復興の遅れという課題> 1)伝統産業の個別的体制という課題:交流と協力の重要性 |
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短期アウトカム
1 | 輪島塗関係者の協力体制の構築 | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | 指標: 交流会や協議会への参加者数(関係者、職人、事業者の参加率) | |
把握方法 | ・交流会の参加者数の記録 | |
目標値/目標状態 | ・交流会や協議会への参加者数が毎回20名以上に達し、出席者の90%以上が復興に向けた合意形成を達成。 | |
目標達成時期 | 2025年11月 | |
2 | 職人支援の強化 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | 指標: 職人との意見交換の実施回数 | |
把握方法 | ・交流会やSNSの参加者数の記録 | |
目標値/目標状態 | ・交流会やSNSの参加者数が10人以上が参加 | |
目標達成時期 | 2026年2月 | |
3 | 職人からの情報発信 実際の職人の仕事の様子、ライフスタイルなどを映像化等して発信することにより、次世代の若い担い手をリクルートにつなげます | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | 指標: SNSやYouTubeでシェアされやすいコンテンツにすることで、視聴者の反応(コメントやシェア)を促進する。 | |
把握方法 | ・映 像再生回数: YouTubeやウェブ解析ツールで再生回数を追跡。 | |
目標値/目標状態 | ・映像再生回数: 1,000回以上の再生を目指す。 | |
目標達成時期 | 2026年2月 | |
4 | 輪島塗の認知度向上 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | 指標: 展示会やイベント参加者数、メディア露出回数(記事、報道など) | |
把握方法 | ・メディア露出をモニタリングし、言及回数を記録。 | |
目標値/目標状態 | 展示会への来 場者数が100名以上。 | |
目標達成時期 | 2026年2月 | |
5 | ブランド力強化/新商品開発 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | 指標: ブランド評価アンケート結果、SNSやWebサイトでの言及数、展示会における来場者からのfeedback | |
把握方法 | ・ブランド評価アンケートを関係者や一般消費者に実施し、ブランドの認知度や印象の変化を測定。 | |
目標値/目標状態 | ・ブランド評価アンケートの結果、70%以上 の関係者および消費者が「輪島塗は他の漆器と差異化されている」と回答。 | |
目標達成時期 | 2026年2月 | |
6 | 復興計画の策定 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | 指標: 復興計画の草案完成、専門家との協議回数 | |
把握方法 | ・専門家とのミーティングや協議回数を記録し、その内容をレポートとしてまとめ、進捗の具体的な指標を把握。 | |
目標値/目標状態 | 計画策定に関与した関係者が20名以上となり、その90%以上が計画に 賛同する。 | |
目標達成時期 | 2026年2月 |
アウトプット
1 | 輪島塗関係者の協力体制の構築 | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・交流会や協議会の開催回数 | |
把握方法 | ・参加者リストを管理し、参加者数を記録 | |
目標値/目標状態 | ・交流会の 開催: 年間3回以上、各回20名以上の参加者を目指す。 | |
目標達成時期 | 2026年2月 | |
2 | 職人支援の強化 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・参加職人の数 | |
把握方法 | ・参加者リストを管理し、参加者数を記録 | |
目標値/目標状態 | ・支援者が10人以上 | |
目標達成時期 | 2026年2月 | |
3 | 職人からの情報発信 ・実際の職人の仕事の様子、ライフスタイルなどの資料映像 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・視聴者のコメント数、SNSシェア数。 | |
把握方法 | ・SNSやYouTubeのインタラクション(コメント、シェア数)をモニタリング。 | |
目標値/目標状態 | ・コメント数: 10件以上 | |
目標達成時期 | 2026年2月 | |
4 | 輪島塗の認知度向上 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・展示会の参加者数 | |
把握方法 | ・展示会の開催後、来場者数や参加者のフィードバック を記録。 | |
目標値/目標状態 | ・展示会やイベント参加者数: 毎回100名以上の来場者を目指す。 | |
目標達成時期 | 2026年2月 | |
5 | ブランド力強化/新商品開発 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・ブランド評価アンケート結果 | |
把握方法 | ・ブランド評価アンケートをHP等で定期的に実施し、消費者や関係者の意見を収集。 | |
目標値/目標状態 | ブランド評価: 70%以上の消費者および関係者が「輪島塗は他の漆器と差別化されている」と評価。 | |
目標達成時期 | 2026年2月 | |
6 | 復興計画案(計画の骨子、目標、具体的な施策) | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・復興計画案の完成 | |
把握方法 | ・計画策定後、実行プランのステータスを定期的に確認し、実行状況をレポートとしてまとめる。 | |
目標値/目標状態 | 計画策定後1 年以内に具体的な実行プランを作成し、実行を開始。 | |
目標達成時期 | 2026年2月 |
事業活動
活動
1 | 活動 (内容) 交流会の開催と職人への個別聞取り調査 | |
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時期 聞取り調査 2025年5月~10月 | ||
1 | 活動 (内容) | 交流会の開催と職人への個別聞取り調査 |
時期 | 聞取り調査 2025年5月~10月 | |
2 | 活動 (内容) 交流会を行う中での環境的課題の解決に向けた調査(大学へ委託) | |
時期 2025年5月~12月 | ||
2 | 活動 (内容) | 交流会を行う中での環境的課題の解決に向けた調査(大学へ委託) |
時期 | 2025年5月~12月 | |
3 | 活動 (内容) 復興計画の策定 | |
時期 2026年2月 | ||
3 | 活動 (内容) | 復興計画の策定 |
時期 | 2026年2月 | |
4 | 活動 (内容) 輪島塗復興のPR活動(HP作成) | |
時期 2025年5月~11月 | ||
4 | 活動 (内容) | 輪島塗復興のPR活動(HP作成) |
時期 | 2025年5月~11月 | |
5 | 活動 (内容) 輪島塗復興へ向けた学生との交流 | |
時期 2025年5月~2026年2月 | ||
5 | 活動 (内容) | 輪島塗復興へ向けた学生との交流 |
時期 | 2025年5月~2026年2月 | |
6 | 活動 (内容) 交流会を通じ協議会主催の東京歌舞伎座での輪島塗関係者の展示会を開催 | |
時期 2026年2月 | ||
6 | 活動 (内容) | 交流会を通じ協議会主催の東京歌舞伎座での輪島塗関係者の展示会を開催 |
時期 | 2026年2月 | |
7 | 活動 (内容) 職人基金の設立 | |
時期 2026年2月 | ||
7 | 活動 (内容) | 職人基金の設立 |
時期 | 2026年2月 |
事業実施体制
事業実施体制、メンバー構成と各メンバーの役割 | 交流会:PJリーダー大工治彦、実行委員:浦出真由、水尻直子、中島悠、実行補佐、協議会員 |
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他団体との連携体制 | 内部アドバイザー:金沢大学、神奈川大学、岡山大学、 情報共有及び協力:輪島漆器商工業協同組合、北國銀行 |
ガバナンス・コンプライアンス体制 | ガバナンス実行委員:協議会理事、事務局 責 任者:大工治彦 役割:定期的な会議・報告会の実施、計画の修正・更新、外部機関との調整 |
関連する主な実績
本申請事業について、助成金や寄付等を受け助成金等を分配している(予定を含む)
なし
本事業について、国又は地方公共団体から補助金又は貸付金(ふるさと納税を財源とする資金提供を含む)を受けていない。
なし
事業に関連する調査研究、連携の実績
6ヵ月に渡り金沢大学、神奈川大学、岡山大学と復興に向けた協議を行い、富山大学との情報共有を行っている。輪島漆器商工業協同組合や国・県・市と協議をし社会課題に対し意見交流を行っている。
本申請事業について、助成金や寄付等を受け助成金等を分配している(予定を含む) | なし |
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本事業について、国又は地方公共団体から補助金又は貸付金(ふるさと納税を財源とする資金提供を含む)を受けていない。 | なし |
事業に関連する調査研究、連携の実績 | 6ヵ月に渡り金沢大学、神奈川大学、岡山大学と復興に向けた協議を行い、富山大学との情報共有を行っている。輪島漆器商工業協同組合や国・県・市と協議をし社会課題に対し意見交流を行っている。 |