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中間評価報告

2025/02/19更新

評価計画事業進捗の評価事業の改善結果広報に関する報告

評価計画

中間評価の目的:事業中間時点でみえてきた事業上の課題とそれを改善するために中間評価で確認したいこと

事業中間時点でみえてきた事業上の課題

【実行団体】
・実行団体における、外部との関係性形成に資する活動があまりうまくデザインされておらず、関係性の広がりが限定的な傾向にある。いずれの実行団体も最小限の実施体制であり、本事業にあてられる労力にも限りがあることから、(漫然と活動するのではなく)効率的かつ効果的な活動に改善していく必要性がある。(⇒活動の質を上げる)
・一部の実行団体においては、事前評価時から活動内容が変化している部分があり、活動成果を適切に計測していけるよう、指標の改定も必要。
・組織基盤強化と出口戦略は一体的に考えていく必要があるが、まだ具体的なプランが立てられていない。
【資金分配団体】
・担当者の業務分担が変わったことにより実施体制が弱くなっている部分があり、一部のアウトプットが十分には積み上げられていない。

事業上の課題を改善するために中間評価で確認したいこと

・事業アドバイザーに実行団体の活動現場を視察していただき、助言をあおぐ。助言を参考に実行団体と活動プロセスを検証し、それを基にロジックモデルと指標の見直しをする。
・実行団体と話し合い、組織基盤強化として取り組む内容や、助成終了後の活動継続について(活動内容の変更や規模縮小、本体事業への組み込み等)方針を確認する。
・資金分配団体の実施体制や更生保護分野の環境変化を織り込んだ上で、自団体の活動を見直すとともに、実施プロセスを具体化させる。

実施体制

1内部/外部内部
評価担当分野アウトプット・アウトカム測定
氏名石畑美幸
団体・役職日本更生保護協会・PO
2内部/外部内部
評価担当分野アウトプット・アウトカム測定
氏名梅本千尋
団体・役職日本更生保護協会・PO
3内部/外部内部
評価担当分野内容全体の精査、総括
氏名幸島聡
団体・役職日本更生保護協会・事務局長
4内部/外部外部
評価担当分野検証
氏名津富宏
団体・役職本事業アドバイザー(立教大学コミュニティ福祉学部特任教授)

実施状況を把握・検証するために実施する調査

調査方法

実行団体の活動記録の検証、アドバイザーによる実行団体訪問、アドバイザーとの意見交換

調査実施時期

2024年9月〜2024年10月

調査結果の検証方法

アドバイザーによるレビュー後、最終化する

事業設計図の検証方法

検証方法

専門家委員会を開催し、検証を行う

実施時期

2024年11月〜2024年12月

事業計画書や資金計画書への反映実施時期

2024年12月頃

事業進捗の評価

アウトプットの実績

1アウトプット0101(県域のみ設定) キーオーガニゼーション候補に対し、事業への参画を促すとともに、参画したキーオーガニゼーションに対して伴走支援を行う。
資金支援/非資金的支援資金支援
指標①個別の働きかけを行ったキーオーガニゼーション候補の数 ②参画したキーオーガニゼーションの数 ③(KOの活動を自走させるための)伴走支援実施状況
中間評価時の値・状態①滋賀:9/9保護区  東京:10/全地区会 ※全体への事業周知を図っているので、全地区会を母数とする ②滋賀:9/9保護区  東京:6/全地区会 ③滋賀:各保護区の実情を理解した上で、地区の状況に応じた伴走支援が行われている。 東京:参画した支部が活動を開始して軌道に乗せることができ、事務処理も適切に実施されるような伴走支援が行われている。
事後評価時の値・状態①滋賀:9/9保護区  東京:20/全地区会 ②滋賀:9/9保護区  東京:9/全地区会 ③滋賀:各保護区の活動が継続され、発展するための伴走支援が行われている。 東京:支部の活動進捗が把握され、課題感の改善や発展に向けた取り組みを進めていけるような伴走支援が行われている。
現在の指標の達成状況①滋賀:9/9保護区  東京:10/40地区会(既存9+新規1:北区) ②滋賀:9/9保護区  東京:7/40地区会(既存5+新規2:世田谷、三鷹武蔵野) ③滋賀:各保護区の実情を理解した上で、地区の状況に応じた伴走支援が行われている。 東京:参画した支部が活動を開始し、その活動がアウトカムに基づく内容になっているか適宜協議を行いながら、事務処理も適切に実施されるような伴走支援が行われている。
進捗状況2計画どおり進んでいる
2アウトプット0102 地域資源のニーズ調査や外部意見を聴取し、活動の設計・改善に役立てる
資金支援/非資金的支援資金支援
指標①ニーズ調査や外部の意見聴取の実施状況 ②:①を踏まえた活動の設計・改善の検討状況
中間評価時の値・状態①全ての実行団体が、事前評価時または活動開始以降に、アンケート・ヒアリング・第三者委員会など何らかの形で地域資源のニーズや意見を聞くための活動を行っている。 ②把握できたニーズや意見を元に活動の改善に生かしている。(※測定時に団体個々に詳細補足)
事後評価時の値・状態①活動を続けるなかで、活動の手応えや方向性を確かめるため、必要に応じてアンケート・ヒアリング・第三者委員会など何らかの形で地域資源のニーズや意見を聞くための活動を行っている。 ②把握できたニーズや意見を元に活動の改善に生かしている。(※測定時に団体個々に詳細補足)
現在の指標の達成状況①5/5団体で実施。詳細として、2団体は事前評価時にアンケート調査を行い結果を報告書にまとめており、他2団体は活動のなかで外部関係者との意見交換を実施、1団体は中間評価の一環で他団体訪問時にヒアリングを行うなどして、地域資源のニーズや意見を聞くための活動を行っている。 ②把握できたニーズや意見の活動への反映を検討しているが、具体的に進展せず検討止まりなものもある。
進捗状況3計画より遅れている
3アウトプット0103 助成終了後も活動を継続させるための戦略を策定し、取り組みを実施する
資金支援/非資金的支援資金支援
指標①戦略策定および取り組み実施状況
中間評価時の値・状態①活動継続にどの程度の資源(ヒト・モノ・カネ)が必要かを把握すると共に、出口戦略を検討するための情報収集を行い、出口戦略の方針が立てられる。
事後評価時の値・状態①立てた方針に則した活動が行われている。
現在の指標の達成状況①活動状況や組織基盤の安定度を鑑みた上で、規模縮小や活動形態の変更等を伴いつつ、おおむね継続すると考えられる。 県域2団体:団体の既存部門・事業に収斂する形で(規模縮小等はあれど)継続を検討中。 地域(JMAC):自己資金での継続見込み。 地域(白光荘):今後の活動状況による部分もあり、活動場所の管理者と継続方針について協議していく。 地域(わかくさ):財源状況により可能な範囲で継続予定。
進捗状況2計画どおり進んでいる
4アウトプット0201 地域の多様な機関・団体との関係づくりに資する活動を行う
資金支援/非資金的支援資金支援
指標①関係づくりに資する実行団体の各活動の実施状況 ※回数で記載できないものは状況
中間評価時の値・状態①実行団体の計画値通りに行っている ※詳細補足予定
事後評価時の値・状態①実行団体の計画値通りに行っている ※詳細補足予定
現在の指標の達成状況①実行団体の該当アウトプット中、 ・計画どおり進んでいる:7/12 ・計画より遅れている:5/12 自団体が主として実施する活動は行えているが、外部を巻き込んで実施する活動は遅れている傾向。
進捗状況3計画より遅れている
5アウトプット0301 対象者と接続するための方法を工夫し実践する
資金支援/非資金的支援資金支援
指標①対象者にリーチするための取り組みの状況 ②活動の工夫・ブラッシュアップ状況
中間評価時の値・状態①団体が活動する地域に所在する更生保護関係団体に働きかけ、対象者への周知に協力を求めている。 ②参加した対象者のニーズに応じた活動のブラッシュアップが図られている。
事後評価時の値・状態①団体が所在する地域の各種支援団体に働きかけ、対象となりえそうな人に対して活動の情報提供をしてもらえるよう協力を求めている。 ②参加した対象者との関わりから実行団体(又はKO)が学習・成長していくことにより、活動のブラッシュアップが図られ、対象者の継続参加につながっている。
現在の指標の達成状況①団体が所在する地域の各種支援団体に働きかけ、対象となりえそうな人に対して活動の情報提供をしてもらえるよう協力を求めている。 ②参加した対象者との関わりから実行団体(又はKO)が学習・成長していくことにより、活動のブラッシュアップが図られ、対象者の継続参加につながっている。
進捗状況3計画より遅れている
6アウトプット0101 実行団体ごとに地域資源の関係性の変化を把握し、起きた変化とその要因について整理する
資金支援/非資金的支援非資金的支援
指標①実行団体ごとの定期的な地域資源の関係性の変化の把握
中間評価時の値・状態①エコマップ更新などを通して実行団体と地域資源との関係性の変化が把握され、実行団体の今後の活動方針の検討に活かされている。
事後評価時の値・状態①各事業地域における地域資源の関係性の変化が把握され、更に関係性を発展させるための検討に活かされている。
現在の指標の達成状況①定例MTや現地訪問を通して地域資源との関係性や連携事例の把握を行っている。エコマップのデータ化・更新は遅れているが着手予定。
進捗状況2計画どおり進んでいる
7アウトプット0102 更生保護関係機関とのつなぎや、諸般の団体との関係づくりに資する活動を行う
資金支援/非資金的支援非資金的支援
指標①更生保護関係団体、ほか各種団体との仲介状況
中間評価時の値・状態①実行団体の事業進行上必要と思われる更生保護関係団体との仲介が行われている。
事後評価時の値・状態①実行団体にとって参考になりそうな諸般の団体との関係づくりの仲介が行われている。
現在の指標の達成状況①実行団体およびKOの活動に関しては、地域に根付いた関係性が重要視されることから分配団体の仲介が求められる場面は少ないものの、地域資源のリサーチが進んでいない実行団体に対しては、関連のありそうな活動を行っている地域資源の情報提供を行っている。更生保護関係団体に限定せず、実行団体にとって参考になりそうな団体との接点づくりは具体化に向け検討の段階。
進捗状況2計画どおり進んでいる
8アウトプット0103 出口戦略の支援を行う
資金支援/非資金的支援非資金的支援
指標①実行団体の出口戦略に応じた支援メニューの実施状況
中間評価時の値・状態①実行団体の出口戦略の方針が定まり、そこに向けた支援メニューが策定され、一部実施している。
事後評価時の値・状態①策定した出口戦略の支援メニューが実施され、実行団体の出口戦略の取り組みに活かされている。
現在の指標の達成状況①実行団体の出口戦略は、おおまかな方向性※は定まりつつあり、そこに向けた支援メニューの見通しは持っている。今後、必要に応じてサポートを行う。 ※実行団体ごとに団体の既存部門・事業に溶け込ませつつ継続を見込める部分と、活動資金を要するものとがあり、後者については活動実態に合わせて自己資金や他の助成金などを選択肢として継続を検討している。合致しそうな助成金情報は随時情報提供を行っており、今後は申請支援なども必要に応じて行う。
進捗状況2計画どおり進んでいる
9アウトプット0201 エコマップとロジックモデルの変遷を記録する
資金支援/非資金的支援非資金的支援
指標①エコマップとロジックモデルの変遷の記録状況
中間評価時の値・状態①変遷が記録されると共に、その分析について実行団体と資金分配団体間で共通理解ができている。
事後評価時の値・状態①変遷が記録されており、振り返りによって事後評価の分析に活かせている。
現在の指標の達成状況①実行団体の中間評価を踏まえて更新をすると共に実行団体と振り返りを行っていく。
進捗状況2計画どおり進んでいる
10アウトプット0202 実行団体の事業特性、うまくいっている点や課題等の記録を蓄積する
資金支援/非資金的支援非資金的支援
指標①実行団体の事業特性等に関する気付きの蓄積状況
中間評価時の値・状態①合同MT等、他団体・他地域の取り組みとの比較から実行団体が気付いた事業特性や環境条件の違いについて発言内容の記録がとれている。
事後評価時の値・状態①蓄積した発言内容の記録を元にした分析が深まっている。
現在の指標の達成状況①定例毎の小さいな気付きは蓄積している。合同MTについては、この間は団体個別に対応すべき事案が複数あったことから機会が減っていたが、今後、他の取り組みの事例提供等を行い、各自の事業特性についての気付きを拾っていく予定。
進捗状況2計画どおり進んでいる
11アウトプット0203 分野特性および地域特性により事業に影響を与えそうな諸条件・要素を調査する
資金支援/非資金的支援非資金的支援
指標①分野特性や地域特性に関する情報整理状況
中間評価時の値・状態①文献リサーチや有識者・活動団体へのヒアリング等を通して、分野特性や地域特性についての情報整理に着手している。
事後評価時の値・状態①情報整理を進め、それらを考察に生かすことができている。
現在の指標の達成状況①定例を通して見聞きしている情報と、比較参照となりそうな情報は少しずつ拾い集めており、今後、情報整理に着手していく。
進捗状況2計画どおり進んでいる
12アウトプット0301 事業の取り組み状況や成果・課題を外部に知ってもらう機会を作る
資金支援/非資金的支援非資金的支援
指標①各種イベント(成果報告会やシンポジウム、クロストーク等)の実施状況(参加人数含む) ②HP等での情報発信状況
中間評価時の値・状態①各種イベントが企画され、一部実施されている ②本事業の取り組みなどの情報が定期的に更新され、発信されている。
事後評価時の値・状態①各種イベントが実施され、参加者アンケートの結果がまとめられている ②複数の情報発信ツールを利用し、情報が発信されている。
現在の指標の達成状況①未実施。業務にあたれるPOの体制が変わったことから、規模縮小で現実的には事後評価までに1回程度の報告会を行うことを検討中。 ②実行団体が企画したイベント情報の掲載に留まっている。
進捗状況3計画より遅れている

短期アウトカムにつながりそうな、活動直後にみられた受益者、対象者、関係団体等の変化(言動)があれば記載してください。

県域の1団体については、KOを開拓する過程での各地域への個別の事業説明や、研修会を重ねるなかで会員の更生保護分野および事業への関心度の高さを感じ取っている。
地域の2団体については、本事業の活動により地域との交流が少しずつ増えてきたことで、地域から見た団体の認知のされ方について肌感覚での変化を感じている。

短期アウトカムの進捗状況

1アウトカムで捉える変化の主体地域(&直接受益者)
資金支援/非資金的支援資金支援
指標①実行団体やキーオーガニゼーションごとのエコマップにおける、関係性の広がり・質 ②マップに書かれている団体のうち(※全団体ではなく10団体ほどを選定)、「支援がしやすくなった」「互いに協力を求めやすくなった」と感じている割合 ③連携した支援や協働の事例
中間評価時の値・状態
事後評価時の値・状態①広がり・質どちらも向上しており、事業開始前には自団体では対応困難であったようなケースでも、ネットワークを活かして対応することができている。 ②既存の関係先:70%  新規の関係先:50% ③各団体5事例
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況①活動の積み重ねが地域資源に認知されるようになり、少しずつ関係性の広がりが見られる。数は少ないが事業により芽生えたネットワークでのケース対応なども出てきている。 ②未計測 ③事例収集中。協働の1事例として、KO1団体が地区社協と共催で相談機関交流会を実施し、顔の見える関係性構築に取り組んでいる。
2アウトカムで捉える変化の主体
資金支援/非資金的支援非資金的支援
指標①エコマップの分析 ①-1:実行団体が所在地域の資源をどのくらい把握・理解できているか ①-2:実行団体のハブ機能の変化(外部から寄せられる相談が増えたか、自団体の頼り先が増えたか等) ②実行団体による他機関との連携実績と、そこから得た学びの内容 ③支援地域における活動継続のための基盤整備の状況
中間評価時の値・状態
事後評価時の値・状態①-1 実行団体が所在地域の資源の分布を把握し、各資源の役割や立ち位置を理解している。 ①-2 実行団体が地域資源と相互の関係性を深めつつ、地域資源同士を結びつける媒介にもなるなど、ハブ機能を発揮している。 ②実行団体が他機関との連携実績を蓄積し、そこから関係性構築における学びを得ている。 ③すべての支援地域において、活動の量・質の縮小はあっても、活動自体は継続する見込みが立っている
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況①-1,2 エコマップの更新が遅れており年度中に把握に務める。 ②実行団体が他機関との連携に向けて日々の活動を積み重ねている。事後評価の段階でその学びを言語化する予定。 ③活動継続についての現段階での意向を実行団体に確認し、団体の既存部門や既存事業に溶け込ませつつ継続を見込める部分については、規模縮小はするが継続を図りたい旨を確認している。
3アウトカムで捉える変化の主体
資金支援/非資金的支援非資金的支援
指標①実行団体ごとに構築された地域支援の仕組みの可視化(図式化) ②仮説の有効性、知見の応用可能性の検証 ③実行団体の対象地域における支援の生態系形成のコツ・ノウハウの抽出
中間評価時の値・状態
事後評価時の値・状態①実行団体ごとに、事業成果を踏まえた地域支援の仕組みが可視化されている ②実行団体の事業成果を取りまとめて分析するなどして、知見の応用可能性の検証が行われている ③ミクロ・マクロなレベルで各5つほど抽出
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況①今後、図式化に着手する。 ②実行団体の活動状況を踏まえて今後分析を行う。 ③事後評価の段階で抽出する。
4アウトカムで捉える変化の主体
資金支援/非資金的支援非資金的支援
指標①各種イベント参加者のうち、事業地域以外からの参加者有無 ②各種イベント参加者のネットワーク形成への意識の深まり A:発表内容を自地域の関係者と共有したい(選択式5択+記述「具体的にどの部分か」) B:自地域で目指すネットワーク像やそのための活動イメージの参考になった(選択式5択+記述「自地域でどのようなネットワークや活動ができそうか教えてください」) ③支援地域以外の団体から実行団体への視察・講演依頼等の問い合わせ状況
中間評価時の値・状態
事後評価時の値・状態①事業地域含め全8地方区分から参加者がいる。 ②参加者のうち70%がA・B共に選択式回答で5「とてもそう思う」または4「まぁそう思う」を選択するとともに、その内50%が記述式にもなんらかの回答をしている。 ③視察または講演依頼3件ほど
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況①イベント未実施のため未計測 ②イベント未実施のため未計測 ③滋賀については講演依頼1件を把握

短期アウトカムの状態の変化・改善に貢献した要因や事例

03最終受益者(出所者等生きづらさを抱えた人)の変化については、実行団体の本来事業からのつながりで参加している人も多く、ある程度人間関係のベースがあることで、個々の人柄を理解した上での関わりがしやすかったと思われる。

事前評価時には想定していなかった変化・影響

実行団体の担当者が予期せず不在となる、交代するなど実施体制面での変化があり、事業の舵取り、内外の関係者とのパイプ、実行団体および関係者の事業へのモチベーションなど、水面下で影響を与えている。ほか、担当者の入れ替わりはなくとも、組織や担当者のマンパワーが当初の見積もりよりも手薄であることが分かってきた団体もある。一部では事業内容のスケールダウンが否めない部分はあるが、実行団体との話し合いのもと、改めてネットワーク形成としてどういった資源とのつながりや関係性を重視するのかを明確にし、助成終了時までの現実的な達成点を探っていく。

事業進捗の評価

評価の視点自己評価(価値判断)結果
アウトカムが発現するための活動が適切に実施され、アウトプットは想定どおり積み上げられているか

中間時の目標に照らすと、一部不十分な項目はあるものの、全体としてはおおむね想定通り行っている。

アウトカム発現への貢献要因や阻害要因を把握し、事業改善につなげられているか

阻害要因として、実行団体のマンパワー等内部体制に起因する部分の改善は難しい部分があるものの、その状況を織り込んだ上での手段の検討や伴走支援を行っている。

組織基盤強化や、事業活動が円滑に進むための環境づくりができているか。また事業終了後を見据え、活動が継続するための取り組みが進んでいるか

組織基盤強化は一部団体において取り組み進行中。活動が継続するための取り組みは、実行団体においては活動実態に合わせて他の助成金申請などを選択肢として検討していく。

事業の改善結果

事業の改善結果

項目内容
事業設計(ロジックモデル)の改善ポイント

非資金的支援03の事業から得た知見の共有については、各種イベントの実施は回数を減らし、冊子の作成を追加予定。

事業計画書の改善ポイント

活動実態やPOの体制変化に合わせ、一部の指標・目標値の変更。

その他

事業で最も重視する指標・変化

資金支援01:
①広域の実行団体が開拓したKOの活動(継続)状況(※ルーブリックを作成し質的な達成度を測定予定)、
②実行団体の活動のデザインや仕組みの整備状況(無理なく地域資源を巻き込めるようなものとなっているか、安定的に運営できる仕組みになっているか等)


資金支援02:
①実行団体やキーオーガニゼーションごとのエコマップにおける、関係性の広がり・質

広報に関する報告

シンボルマークの活用状況

自団体のウェブサイトで表示

広報

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)なし
広報制作物等なし
報告書等なし
イベント開催等(シンポジウム、フォーラム等)なし