事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
社会的課題の解決を担う若者の能力開発支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
地域の働く場づくりや地域活性化などの課題解決に向けた取組の支援
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
団体の社会的役割
団体の目的
東日本の食の復興と創造を⾧期的に促進すると同時に、日本の食文化を育み、世界に誇れるブランドとして確立する。
団体の概要・活動・業務
主として以下の3機能を担う。
1.東日本の生産者のマーケティング機能、及び食関連企業との
マッチング・プラットフォーム機能
2.食に関する新しい事業を創造していくインキュベーション機能
3.日本の食の安全・安心を世界に伝え、日本の食文化を世界と繋ぐ
コミュニケーション戦略も含めたシンクタンク機能
団体の目的 | 東日本の食の復興と創造を⾧期的に促進すると同時に、日本の食文化を育み、世界に誇れるブランドとして確立する。 |
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団体の概要・活動・業務 | 主として以下の3機能を担う。 |
概要
事業概要
福島県浜通り地域において、これまで岩手、宮城、福島の食の復興への取組の過程で培われたノウハウを活用してヒーロー生産者やヒット商品を生み出し、風評を払しょくして、域外の販路を拡大し、ファンのコミュニティを創出していくことで、農業、水産業、食品加工業、飲食業という食関連産業の復興を進めていく。
1.ヒーロー生産者を取り巻くコミュニティ形成機会の提供
2.ヒット商品開発支援の実施
3.ファンコミュニティ形成機会の提供
4.国外も含めた販路形成とメディア露出支援の実施
資金提供契約締結日
2021年05月26日
事業期間
開始日
2021年04月30日
終了日
2024年02月29日
対象地域
ー
事業概要 | 福島県浜通り地域において、これまで岩手、宮城、福島の食の復興への取組の過程で培われたノウハウを活用してヒーロー生産者やヒット商品を生み出し、風評を払しょくして、域外の販路を拡大し、ファンのコミュニティを創出していくことで、農業、水産業、食品加工業、飲食業という食関連産業の復興を進めていく。 | |
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資金提供契約締結日 | 2021年05月26日 | |
事業期間 | 開始日 2021年04月30日 | 終了日 2024年02月29日 |
対象地域 | ー |
直接的対象グループ
福島県浜通り地域で活動する、食関連産業の従事者
人数
12市町村+いわき市、相馬市、新地町の食産業従事者約30,000人(推計値)
間接的対象グループ
福島県浜通りの地域住民
人数
12市町村+いわき市、相馬市、新地町の住民540,593人
直接的対象グループ | 福島県浜通り地域で活動する、食関連産業の従事者 | |
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人数 | 12市町村+いわき市、相馬市、新地町の食産業従事者約30,000人(推計値) | |
間接的対象グループ | 福島県浜通りの地域住民 | |
人数 | 12市町村+いわき市、相馬市、新地町の住民540,593人 |
事業の背景・課題
社会課題
福島県の震災復興において、水産業はいまだ「試験操業」の状態で、処理水の海洋放出が提言される中、今後、風評が再燃するリスクが懸念される。
また、12市町村の住民の帰還は十分に進んでおらず、解決には生業の復活が不可欠である。食関連産業が産業の大きな割合を占める市町村も多いため、まずは生産を復活させ、地産地消を回復しながら、これまで東北の食の復興の過程で培われた知見を活かし復興を進めていく必要がある。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
「Tohoku Global Challenge」というプロジェクトの下で、東北の生産者とともにパリとバンコクにて試食商談会を開催、東北の食文化、生産者のストーリーを直接両国のバイヤーやシェフ、インフルエンサーなどの参加者に伝えた。この取り組みにおいて、福島の鮮魚の海外輸出・販売に、震災後初めて成功した。
また、2012年から食の生産者のマーケティング・ブランディングのブートキャンプを通じ、生産者のコミュニティ形成や、東北の食の生産者と首都圏を中心とする消費者が交流するイベントを開催しており、福島の食の復興は確実に進展を遂げているが、他の被災2県に比して、復興のステージが遅れていることは否めない。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
事業目的と成果指標を定めつつ、目標達成のために多数の事業者の参加を得て柔軟に活動内容を決定していく本事業は、事業の進め方において、行政の資金よりも休眠預金等交付金を活用して実施する方が相応しい。また、行政はその資金活用において、公平性の確保が優先される。ヒーロー生産者やヒット商品を産出する目的をもって一部の生産者等への支援に注力する本事業は、行政の資金を用いて実施しようとすると対象生産者の選定等において、慎重な審査プロセス等が必要となる。3年間という短い期間で迅速に事業成果をあげなければならない本事業の場合、行政の資金よ りも休眠預金等交付金を活用する方が、期間上の制約に対応しやすくなる。
社会課題 | 福島県の震災復興において、水産業はいまだ「試験操業」の状態で、処理水の海洋放出が提言される中、今後、風評が再燃するリスクが懸念される。 |
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課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 「Tohoku Global Challenge」というプロジェクトの下で、東北の生産者とともにパリとバンコクにて試食商談会を開催、東北の食文化、生産者のストーリーを直接両国のバイヤーやシェフ、インフルエンサーなどの参加者に伝えた。この取り組みにおいて、福島の鮮魚の海外輸出・販売に、震災後初めて成功した。 |
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 事業目的と成果指標を定めつつ、目標達成のために多数の事業者の参加を得て柔軟に活動内容を決定していく本事業は、事業の進め方において、行政の資金よりも休眠預金等交付金を活用して実施する方が相応しい。また、行政はその資金活用において、公平性の確保が優先される。ヒーロー生産者やヒット商品を産出する目的をもって一部の生産者等への支援に注力する本事業は、行政の資金を用いて実施しようとすると対象生産者の選定等において、慎重な審査プロセス等が必要となる。3年間という短い期間で迅速に事業成果をあげなければならない本事業の場合、行政の資金よりも休眠預金等交付金を活用する方が、期間上の制約に対応しやすくなる。 |
中期アウトカム
福島の食の担い手のアントレプレナーシップの醸成(個人・企業の変容)、福島の食を通じたローカル同士/域外の有機的なつながり(地域の変容)、浜通りにおける、業種やバリューチェーンの壁を超えた食産業のあり方の国内外のモデル化(産業の変容)が実現している。それにより、福島の食産業の復興の道筋がつき、その担い手たる事業者が財務面も含めて持続的に事業を拡大・発展できる豊かな状態になっている。
短期アウトカム (ADO)
1 | 地域、業種の壁を超えたコミュニティが形成され、リーダーシップの伝播が起きている | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・ロールモデルとなる生産者の人数 | |
初期値/初期状態 | 事前評価時点で設定 | |
目標値/目標状態 | 事前評価時点で設定 | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
2 | 生産者の想いやストーリーが重層的に発信され、浜通り産食材に対する信頼感が醸成されている | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・県産食品の積極購入意思の調査における忌避層の低減度合い | |
初期値/初期状態 | 事前評価時点で設定 | |
目標値/目標状態 | 事前評価時点で設定 | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
3 | 福島浜通りが食のブランド地域として認知され、福島の交流人口や取引ボリュームが増大している | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・消費者調査による、浜通り地域へのブランドイメージの結果 | |
初期値/初期状態 | 事前評価時点で設定 | |
目標値/目標状態 | 事前評価時点で設定 | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 |
アウトプット (ADO)
1 | ヒーロー生産者を取り巻くコミュニティ形成機会の提供 | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・地域リーダーのキャンプ参加人数 | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | 事前評価時点で設定 | |
目標値/目標状態 | 事前評価時点で設定 | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
活動内容 | 県内外の生産者や、食産業に関わりたい人材が集まる拠点の設置・運営を通じた、浜通り地域の食関連産業のプレーヤーと、福島の他地域の食関連産業のリーダー、さらに東北の他地域の食産業のリーダーのコミュニティづくり | |
活動時期 | 2021年6月~2024年2月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
2 | ||
モニタリング | いいえ | |
指標 | ||
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | ||
目標値/目標状態 | ||
目標達成時期 | ||
活動内容 | 同上を拠点とした浜通り地域での試験栽培、テストマーケティング | |
活動時期 | 2021年6月~2024年2月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
3 | ||
モニタリング | いいえ | |
指標 | ||
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | ||
目標値/目標状態 | ||
目標達成時期 | ||
活動内容 | 浜通り地域の食関連産業のプレーヤーに対する、マーケティング、ブランディングや商談スキルを学ぶセミナーの開催 | |
活動時期 | 2021年6月~2024年2月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
4 | ||
モニタリング | いいえ | |
指標 | ||
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | ||
目標値/目標状態 | ||
目標達成時期 | ||
活動内容 | 行政や地権者など、ステークホルダーとの意見調整 | |
活動時期 | 2021年5月~2024年2月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
5 | ヒット商品開発支援の実施 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・開発、リブランディング件数 | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | 事前評価時点で設定 | |
目標値/目標状態 | 事前評価時点で設定 | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
活動内容 | 浜通り地域の農産物を原料とした高付加価値商品の開発・リブランディング | |
活動時期 | 2021年6月~2023年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
6 | ||
モニタリング | いいえ | |
指標 | ||
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | ||
目標値/目標状態 | ||
目標達成時期 | ||
活動 内容 | 浜通り地域の水産品を利用した高付加価値商品の開発・リブランディング | |
活動時期 | 2021年6月~2023年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
7 | ||
モニタリング | いいえ | |
指標 | ||
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | ||
目標値/目標状態 | ||
目標達成時期 | ||
活動内容 | 付加価値向上、マーケット視点を取り入れるための専門家との意見交換 | |
活動時期 | 2021年6月~2023年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
8 | ||
モニタリング | いいえ | |
指標 | ||
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | ||
目標値/目標状態 | ||
目標達成時期 | ||
活動内容 | 上記商品の販促活動 | |
活動時期 | 2021年6月~2024年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
9 | ファンコミュニティ形成機会の提供 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・コンテンツの組成件数 | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | 事前評価時点で設定 | |
目標値/目標状態 | 事前評価時点で設定 | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
活動内容 | 浜通り地域の交流人口を増加させる、収穫体験などの観光コンテンツの検討 | |
活動時期 | 2021年6月~2022年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
10 | ||
モニタリング | いいえ | |
指標 | ||
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | ||
目標値/目標状態 | ||
目標達成時期 | ||
活動内容 | インフルエンサーや他地域リーダーのモニターツアー | |
活動時期 | 2022年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
11 | ||
モニタリング | いいえ | |
指標 | ||
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | ||
目標値/目標状態 | ||
目標達成時期 | ||
活動内容 | 一般消費者向けのツアー企画の実施 | |
活動時期 | 2022年3月~2024年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
12 | 国外も含めた販路形成とメディア露出支援の実施 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・地産地消を促進する県内飲食店やシェフの産地視察(回数) | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | 事前評価時点で設定 | |
目標値/目標状態 | 事前評価時点で設定 | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
活動内容 | タイ・バンコクエリアを主なターゲットとした、水産品の輸出支援 | |
活動時期 | 2021年6月~2024年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
13 | ||
モニタリング | いいえ | |
指標 | ||
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | ||
目標値/目標状態 | ||
目標達成時期 | ||
活動内容 | フランス・パリエリアを主なターゲットとした、食の文化輸出 | |
活動時期 | 2021年6月~2024年3月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 | ||
14 | ||
モニタリング | いいえ | |
指標 | ||
実施・到達状況の目安とする指標 | ||
把握方法 | ||
初期値/初期状態 | ||
目標値/目標状態 | ||
目標達成時期 | ||
活動内容 | 県内飲食店向けのバイヤーツアーの実施による、地産地消の促進 | |
活動時期 | 2021年10月 | |
中間評価時の値/状態 | ||
事後評価時の値/状態 |
事業活動
インプット
人材
<内部>専務理事1名、事務局代表1名、事務局次長1名、管理統括1名、事務局員3名 <外部>他県や県内他地域の農業生産者20名、商品アドバ イザー(バイヤー、シェフ等)8名、デザイナー3名、販路開拓等で連携する企業5社
資機材
実験栽培に係る農業用資材
人材 | <内部>専務理事1名、事務局代表1名、事務局次長1名、管理統括1名、事務局員3名 <外部>他県や県内他地域の農業生産者20名、商品アドバイザー(バイヤー、シェフ等)8名、デザイナー3名、販路開拓等で連携する企業5社 |
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資機材 | 実験栽培に係る農業用資材 |
広報戦略および連携・対話戦略
広報戦略
新聞、ウェブ媒体等のマスメディアの積極的な取材誘致を通じ、行政、企業、社会的企業/NPO、その他国民一般を含むステークホルダーに対し、福島県浜通り地域の食産業に関するポジティブなメッセージや、海外輸出などの先行事例とその成果を発信することで、風評被害(同地域で生産される食品への忌避感)の低減、食のブランド地域としてのイメージを醸成する。
連携・対話戦略
本事業におけるステークホルダー、特に風評が再燃するリスクに晒される事業者においては緊密に連携を取り、その意思を尊重しながら、対外的なメッセージの発信を行う。また、本申請事業コレクティブインパクトグループと行う販路づくりや生産者コミュニティの醸成については、これまでの東北の食産業復興の知見を浜通り地域に活かしという視座を常に共有しながら事業を実施する。
広報戦略 | 新聞、ウェブ媒体等のマスメディアの積極的な取材誘致を通じ、行政、企業、社会的企業/NPO、その他国民一般を含むステークホルダーに対し、福島県浜通り地域の食産業に関するポジティブなメッセージや、海外輸出などの先行事例とその成果を発信することで、風評被害(同地域で生産される食品への忌避感)の低減、食のブランド地域としてのイメージを醸成する。 |
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連携・対話戦略 | 本事業におけるステークホルダー、特に風評が再燃するリスクに晒される事業者においては緊密に連携を取り、その意思を尊重しながら、対外的なメッセージの発信を行う。また、本申請事業コレクティブインパクトグループと行う販路づくりや生産者 コミュニティの醸成については、これまでの東北の食産業復興の知見を浜通り地域に活かしという視座を常に共有しながら事業を実施する。 |
出口戦略・持続可能性について
関連する主な実績