事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
働くことが困難な人への支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
団体の社会的役割
団体の目的
東日本大震災により被災し、福島第一原子 力発電所及び 福島第二原子力発電所事故に伴い、いわき市内に避難されている避難指示等の対象地域となった福島県内12市町村住民と受け入れ地域住民との交流・協力性の構築を目指し、「この町に住まう喜び」を感じ安心して暮らすことができる環境の形成支援を目的としている。また、地域に住まう子供から高齢者、障がいをお持ちの方に対し、福祉、文化、芸術、スポーツ、産業を通して互いに共同体感覚を持ち幸福感を得る事が出来るネットワークづくりに寄与する事を目的とする。
団体の概要・活動・業務
①2019年の台風19号における水害被災地に、コミュニティサロン<てこてこサロン>を設置しお茶会等を平日毎日運営。幅広い年齢層の住民に合わせたイベントやサークル活動等も定期的に行っている。水害に加えコロナ禍も合わさり先の見えぬ不安を抱えて日々を過ごす地域住民の唯一の心のより所となっている。サロンに来る事が困難な方には個別支援も行っている。
②市内の復興公営住宅、計5団地に月2回程度訪問し、各団地5人程度を対象に太鼓・体操・歌・お茶会を組み合わせた<健康太鼓教室>を開催している。
健康増進と共に、交流の機会が希薄な独居の高齢者の唯一の楽しみになるなど、生きがいやコミュニティ創出の機会を提供している。
③復興公営住宅の県営住宅下神白団地に3年前から月1回程度訪問。住民一人一人(毎回5名程度)よりお聞きした思い出と共に馴染み深い音楽を収録したCDを年に2回程度作成し、個別訪問にて配布している。普段団地の集 まりに出ない独居の方に焦点をあて、CDという形で団地住民へその方の存在を広める事で、見守る目を増やし住民同士で支え合う関係構築にも寄与している。
団体の目的 | 東日本大震災により被災し、福島第一原子力発電所及び 福島第二原子力発電所事故に伴い、いわき市内に避難されている避難指示等の対象地域となった福島県内12市町村住民と受け入れ地域住民との交流・協力性の構築を目指し、「この町に住まう喜び」を感じ安心して暮らすことができる環境の形成支援を目的としている。また、地域に住まう子供から高齢者、障がいをお持ちの方に対し、福祉、文化、芸術、スポーツ、産業を通して互いに共同体感覚を持ち幸福感を得る事が出来るネットワークづくりに寄与する事を目的とする。 |
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団体の概要・活動・業務 | ①2019年の台風19号における水害被災地に、コミュニティサロン<てこてこサロン>を設置しお茶会等を平日毎日運営。幅広い年齢層の住民に合わせたイベントやサークル活動等も定期的に行っている。水害に加えコロナ禍も合わさり先の見えぬ不安を抱えて日々を過ごす地域住民の唯一の心のより所となっている。サロンに来る事が困難な方には個別支援も行っている。 |
概要
事業概要
発災後10年を迎えたいわき市内の11の復興公営住宅に対して、個別訪問を通じた状況把握を通じて、各住宅団地コミュニティにおいて必要な支援を組み立て、外部の支援をつなぐ支援事業を行う。また、各住宅団地のコミュニティ力を引き出し、出来ることは住民自らで行う等、キーマンの掘り起こしと自治会運営補助等を行う。
資金提供契約締結日
2021年10月07日
事業期間
開始日
2021年09月30日
終了日
2024年03月30日
対象地域
いわき市内
事業概要 | 発災後10年を迎えたいわき市内の11の復興公営住宅に対して、個別訪問を通じた状況把握を通じて、各住宅団地コミュニティにおいて必要な支援を組み立て、外部の支援をつなぐ支援事業を行う。また、各住宅団地のコミュニティ力を引き出し、出来ることは住民自らで行う等、キーマンの掘り起こしと自治会運営補助等を行う。 | |
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資金提供契約締結日 | 2021年10月07日 | |
事業期間 | 開始日 2021年09月30日 | 終了日 2024年03月30日 |
対象地域 | いわき市内 |
直接的対象グループ
いわき市内の復興公営住宅(16団地)
人数
湯長谷団地 50戸中/44戸入居 下神白団地 200戸/175戸
八幡小路団地 12戸/10戸 家ノ前団地 53戸/51戸
高萩団地 80戸/75戸 宮沢団地 72戸/63戸
大原団地 54戸/53戸 関船団地 27戸/20戸
中原団地 138戸/122戸 下矢田団地 50戸/49戸
平赤井 51戸/30戸 四ツ倉団地 150戸/142戸
北好間団地 323戸/307戸 泉本谷団地 196戸/172戸
勿来酒井団地 180戸/167戸 磐崎団地 108戸/103戸
間接的対象グループ
原子力災害によりいわき市に避難している住民
復興公営住宅が隣接している地域住民
人数
避難住民
約18,539人(令和2年10月時点)
直接的対象グループ | いわき市内の復興公営住宅(16団地) | |
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人数 | 湯長谷団地 50戸中/44戸入居 下神白団地 200戸/175戸 | |
間接的対象グループ | 原子力災害によりいわき市に避難している住民 | |
人数 | 避難住民 |
事業の背景・課題
社会課題
復興公営住宅全体に対しての一片的な支援だけでは、高齢者や障がい者等の特に支援が必要な方へ十分な手が行き渡らない状態が出来てしまう。
そのことから、個別支援の充実や若い支援者とを繋ぐ仕組みの構築、支援団体間のネットワークの明確化が重要と考え、課題や状況の変化にも迅速・柔軟に対応し、しっかりと被災者に寄り添った息の長い支援をすべく、他団体で復興支援やコミュニティ支援を経験した者達で団体を設立した。
また、団地だけの課題だけでなく、幅広い視野で、地域住民同士が支え合うことができる、誰もが生きやすいまちづくりを目指している。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
福島県は「NPO法人みんぷく」に、生活拠点コミュニティ形成事業を委託し、県内の復興公営住宅を中心としる生活拠点のコミュニティ形成支援を行っている。しかし、今年度は大幅に縮小し、窓口業務的な活動を主に行っている現状である。復興公営住宅に住まわれている被災者の出身町の社会福祉協議会は、見回りが必要な方を中心に定期的な訪問活動を行っている。しかし、異なる町やいわき市の社協との連携をはかるのは難しい。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
(後ほど記入)
社会課題 | 復興公営住宅全体に対しての一片的な支援だけでは、高齢者や障がい者等の特に支援が必要な方へ十分な手が行き渡らない状態が出来てしまう。 |
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課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 福島県は「NPO法人みんぷく」に、生活拠点コミュニティ形成事業を委託し、県内の復興公営住宅を中心としる生活拠点のコミュニティ形成支援を行っている。しかし、今年度は大幅に縮小し、窓口業務的な活動を主に行っている現状である。復興公営住宅に住まわれている被災者の出身町の社会福祉協議会は、見回りが必要な方を中心に定期的な訪問活動を行っている。しかし、異 なる町やいわき市の社協との連携をはかるのは難しい。 |
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | (後ほど記入) |
中長期アウトカム
①復興公営住宅に住まう人々が、皆だれか繋がっているという安心感を抱けている。
②団地内外の垣根を越えて、地域住民同士が見守り支え合える関係性が築けている。
③自治会やキーパーソン中心に専門機関や行政と密に情報共有できている。
短期アウトカム
1 | ①どの団地でも団地主体のお茶会が定期的に開催されている | |
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モニタリング | いいえ | |
指標 | ・定期的な交流の場が持てている団地数 | |
初期値/初期状態 | ・2団地 | |
目標値/目標状態 | ・10団地 | |
目標達成時期 | 2024年3月31日 | |
2 | ①団地の住民が、 何等かのコミュニティや住民同士のつながりに帰属意識をもち、それをもって生活にかかる安心感が向上している。 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・アンケートを通じて、自分らしくいられるお茶会等のイベント、或いは気軽に相談が出来る相手を持っていること。その人数や参加頻度、参加しているイベント等(コミュニティの数) | |
初期値/初期状態 | ・0個 | |
目標値/目標状態 | ・1個 | |
目標達成時期 | 2024年3月31日 | |
3 | ②・見守りが必要な人が誰か把握できている | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・アンケート調査を行い、必要な人を把握する | |
初期値/初期状態 | なし | |
目標値/目標状態 | ・全団地の住民の状況を把握する ・全住 民の80% | |
目標達成時期 | 2024年3月31日 | |
4 | ③自治会役員またはキーパーソンが、何かあった時に直接専門機関に連携が取れる状態。 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・自治会と社協等との連携した情報共有会議が定期的に行われる団地の数 | |
初期値/初期状態 | ・2団地 | |
目標値/目標状態 | ・10団地 | |
目標達成時期 | 2024年3月31日 | |
5 | ③キーマン自身が自分の役割を認識したうえで、自主的にお茶会等を運営している状態 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | キーパーソンがいる団地の数 | |
初期値/初期状態 | ・1団地 | |
目標値/目標状態 | ・10団地 | |
目標達成時期 | 2024年3月31日 | |
6 | ③団地外の資源と団地コミュニティが適度につながり、地域資源を活かした住民の支えあいが出来ている状態となっている。 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 団地と外部資源とが連携したイベント等を実施している団地数、イベント数 | |
初期値/初期状態 | ・1団地、1イベント | |
目標値/目標状態 | ・10団地 | |
7 | ||
モニタリング | いいえ | |
8 | ||
モニタリング | いいえ | |
9 | ||
モニタリング | いいえ |
アウトプット
1 | ①(1)お茶会や、イベントを開催し、住民に交流の機会を提供する | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・実施回数 (お茶会、マルシェ、移動販売) | |
初期値/初期状態 | なし | |
目標値/目標状態 | ・お茶会11月から開始 | |
目標達成時期 | 2024年3月31日 | |
活動内容 | 【アウトプット1に対する活動】 | |
活動時期 | 2021年~2024年 | |
2 | ②(2)見守りとセットの配食を希望する人に対し、配食サービスを提供する | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 延べ配食数 | |
初期値/初期状態 | なし | |
目標値/目標状態 | 3840食 | |
目標達成時期 | 2024年3月31日 | |
活動時期 | 2021年~2024年 | |
3 | ③(3) | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 連携件 数 | |
初期値/初期状態 | なし | |
目標値/目標状態 | ・対象16団地、1人×16団地 | |
目標達成時期 | 2024年3月31日 | |
活動時期 | 2021年~2024年 | |
4 | ③(4)キーパーソンになりうる方のエンパワーメントを引き出し、自主的に自治会活動やサークル活動を運営できるように促す | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・キーマン候補者の洗い出し人数 | |
初期値/初期状態 | なし | |
目標値/目標状態 | ・キーパーソン候補者 3人×10団地=30人 | |
目標達成時期 | 2024年3月31日 | |
活動時期 | 2021年~2024年 |
事業活動
インプット
人材
内部:合計3人(担当者3人) 外部:合計0人(専門家0人)
人材 | 内部:合計3人(担当者3人) 外部:合計0人(専門家0人) |
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広報戦略および連携・対話戦略
広報戦略
□実施内容
・新聞、テレビ等のメディア
・ホームページ、facebook等のSNS
□対象者
・被災者、いわき市民、行政、県内外の方
□期待される効果
・いわき市内外の各新聞社やテレビ関係者等と連携が図れており、当法人の取り組みを多くのメディアで発信していることから、本事業を行う際にも、復興公営住宅や避難者の現状などを含めた活動内容を定期的にメディアを通して発信していく。また、当法人のHP/facebook/InstagramなどSNS等も最大限に活用し幅広い層に現状を発信する。
これらにより、被災者自身への支援情報の発信や、いわき市民へ被災者の現状と地域での連携の大切さを伝えていく。また、県や市には、復興公営住宅の課題を知ってもらい、行政施策につながるよう、情報発信を通じて信頼性を高めていく。
連携・対話戦略
□連携団体(予定を含む)
・(社協)大熊町、双葉町、富岡町、浪江町、楢葉町、相馬町
・こころカウンセリングhug one(市内のメンタルヘルスケアの団体)
・いわき市生活・就労支援センター(生活困窮者の自立支援等を行う団体)
・いわき法律事務所(地域の困りごとを法律の分野でサポートする団体)
・ママcafe かもみーる(被災者のママのケアやフードバンクを行う団体)
・wendyいわき(子ども預かりや被災者の居場所つくりを行う団体)
・ 相双ボランティア(帰還困難区域を含む双葉群や避難先での草刈り、お墓参り送迎、片付け等を行う団体)