事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
団体の社会的役割
団体の目的
「こども食堂」を核とした、生活困窮者や高齢者、障がい者など様々な立場の「地域食堂」が継続的・安定的に運営を行うため、「食堂」を支援する団体とも連携し、互いに支え合う仕組みを構築し、もって地域共生社会をめざす取り組みに資することを目的とする。
団体の概要・活動・業務
地域食堂(こども食堂)運営団体18団体、支援団体・企業30団体、行政で構成する。地域食堂は、定例に開催し子どもを中心にしながら地域住民が安全・安心して過ごせる居場所を提供する。支援団体・企業は、食材や寄付金の提供等、地域食堂が安定して運営できる支援を行う。行政は、地域食堂について地域住民に啓発及び利用者の困りごと解決に向けて取り組む。
団体の目的 | 「こども食堂」を核とした、生活困窮者や高齢者、障がい者など様々な立場の「地域食堂」が継続的・安定的に運営 を行うため、「食堂」を支援する団体とも連携し、互いに支え合う仕組みを構築し、もって地域共生社会をめざす取り組みに資することを目的とする。 |
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団体の概要・活動・業務 | 地域食堂(こども食堂)運営団体18団体、支援団体・企業30団体、行政で構成する。地域食堂は、定例に開催し子どもを中心にしながら地域住民が安全・安心して過ごせる居場所を提供する。支援団体・企業は、食材や寄付金の提供等、地域食堂が安定して運営できる支援を行う。行政は、地域食堂について地域住民に啓発及び利用者の困りごと解決に向けて取り組む。 |
概要
事業概要
①拠点整備を図ることで、寄付食品の受け入れ態勢が担保され、生鮮食品や冷凍食品などこれまで受け入れが困難であった食品を圏域の多くの地域食堂(こども食堂)が得られるようになる。
②寄付食品の受け入れ態勢が整うことで、圏域の企業の食品を寄付することへの安心感につながり、協力企業を拡大できる。
③企業・NPO・地域住民・行政によって、多様な地域資源が豊饒化するプラットフォームが地域に生まれ、子ども・子育て家庭分野における互助サービスが充実する。地域の様々な課題を抱える子どもたちのニーズに応じて地域資源が活用されるような支援の輪が醸造される。
資金提供契約締結日
2021年10月31日
事業期間
開始日
2021年10月31日
終了日
2024年01月31日
対象地域
鳥取市と周辺4町、兵庫県2町
事業概要 | ①拠点整備を図ることで、寄付食品の受け入れ態勢が担保され、生鮮食品や冷凍食品などこれまで受け入れが困難であった食品を圏域の多くの地域食堂(こども食堂)が得られるようになる。 | |
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資金提供契約締結日 | 2021年10月31日 | |
事業期間 | 開始日 2021年10月31日 | 終了日 2024年01月31日 |
対象地域 | 鳥取市と周辺4町、兵庫県2町 |
直接的対象グループ
地域食堂団体
人数
約60団体程度
間接的対象グループ
地域食堂利用者:一人親世帯、障がい者、高齢者、幼児から高校生
人数
地域食堂利用者、月約2,000人
直接的対象グループ | 地域食堂団体 | |
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人数 | 約60団体程度 | |
間接的対象グループ | 地域食堂利用者:一人親世帯、障がい者、高齢者、幼児から高校生 | |
人数 | 地域食堂利用者、月約2,000人 |
事業の背景・課題
社会課題
地域食堂(こども食堂)など子どもを支援する活動に食品等の寄付をしたいという企業はあるが、地域食堂の開催頻度は様々であり、常設の拠点を持たない団体が多いので食品の保管設備(冷凍・冷蔵施設)や保管できる容量等の環境により、企業等とのマッチングは限定的となっている。一方で、食品ロス削減は地域社会でも重要な課題であり、鳥取県の平成27年度調査によると可燃ごみ全体の約2割(生ごみ約4割)は食品ロスが占めており、広域的に企業と団体をつなぐ、新たなスキームの構築が必要となっている。鳥取市を中心にした麒麟のまち圏域において、地域食堂(子どもを中心に地域の様々な人たちの居場所)をはじめ、不登校児童生徒やひとり親世帯などを対象とした多様な形態の居場所づくりが進んでいるが、これらの居場所の子どもたちのニーズに応じた地域資源の集約が不十分な状態にある。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
鳥取市と周辺4町、兵庫県2町で「麒麟のまち連携中枢都市圏」を形成し、圏域における地方創生の充実・発展を図り、圏域全体の活性化・持続的発展を目指した取組が進められている。鳥取市地域食堂ネットワークは、実行団体・支援団体・行政が連携して運営しており、この麒麟のまちづくりの取組と連動し、様々な機能をもつ「地域食堂」の取組を住民の生活圏域において展開することで、子ども・高齢者・障がい者をはじめ多様な人たちが住みやすい魅力のあるまちづくりを目指している。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
本プロジ ェクトは、中核都市に集中する企業をはじめとする社会資源により得られる支援等を広域的に活用し、さらに近隣町のそれぞれの強みを生かした効果的な支援の仕組みづくりとなる。地域食堂の継続的・安定的な運営のためには豊富な食材の確保が必要であり、それを管理・活用するロジ拠点とハブ拠点の整備を図る。さらに廃棄にしない食品・物品の利活用が進み、メーカー事業者の廃棄量削減にも貢献することができる。
社会課題 | 地域食堂(こども食堂)など子どもを支援する活動に食品等の寄付をしたいという企業はあるが、地域食堂の開催頻度は様々であり、常設の拠点を持たない団体が多いので食品の保管設備(冷凍・冷蔵施設)や保管できる容量等の環境により、企業等とのマッチングは限定的となっている。一方で、食品ロス削減は地域社会でも重要な課題であり、鳥取県の平成27年度調査によると可燃ごみ全体の約2割(生ごみ約4割)は食品ロスが占めており、広域的に企業と団体をつなぐ、新たなスキームの構築が必要となっている。鳥取市を中心にした麒麟のまち圏域において、地域食堂(子どもを中心に地域の様々な人たちの居場所)をはじめ、不登校児童生徒やひとり親世帯などを対象とした多様な形態の居場所づくりが進んでいるが、これらの居場所の子どもたちのニーズに応じた地域資源の集約が不十分な状態にある。 |
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課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 鳥取市と周辺4町、兵庫県2町で「麒麟のまち連携中枢都市圏」を形成し、圏域における地方創生の充実・発展を図り、圏域全体の活性化・持続的発展を目指した取組が進められている。鳥取市地域食堂ネットワークは、実行団体・支援団体・行政が連携して運営しており、この麒麟のまちづくりの取組と連動し、様々な機能をもつ「地域食堂」の取組を住民の生活圏域において展開することで、子ども・高齢者・障がい者をはじめ多様な人たちが住みやすい魅力のあるまちづくりを目指している。 |
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 本プロジェクトは、中核都市に集中する企業をはじめとする社会資源により得られる支援等を広域的に活用し、さらに近隣町のそれぞれの強みを生かした効果的な支援の仕組みづくりとなる。地域食堂の継続的・安定的な運営のためには豊富な食材の確保が必要であり、それを管理・活用するロジ拠点とハブ拠点の整備を図る。さらに廃棄にしない食品・物品の利活用が進み、メーカー事業者の廃棄量削減にも貢献することができる。 |
中長期アウトカム
(企業・NPO・地域住民・行政の連携によって)社会(地域)が子ども達を地域で支えるための資源が循環する
短期アウトカム
1 | 01.(支援地域において、)資源を循環させるためのロジ拠点(共同事業体あるいはコンソーシアム)が作られ、有効に機能する | |
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モニタリング | いいえ | |
指標 | 参画団体・機関が各自強みを生かすことで、活動を補完し合い、連動出来ている活動の推進に寄与しているか | |
初期値/初期状態 | ゼロ | |
目標値/目標状態 | 事業終了後も連携体制が維持できている | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
2 | 02.地域食堂をプラットフォームにして子ども・子育て家庭分野における互助サービス等の支援モデルができる | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ➀事業終了後も活動を継続することができる状態であるか | |
初期値/初期状態 | ゼロ | |
目標値/目標状態 | 地域の様々な課題を抱える子どもたちのニーズに応じて地域資源が活用されるような支援モデルが生まれている。 | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
3 | 03.ロジ拠点が集まった物資を分配できるようになる | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 食品提供量 | |
初期値/初期状態 | ゼロ | |
目標値/目標状態 | 年間20t以上 | |
目標達成時期 | 2024年2月 |
アウトプット
1 | 0101.ロジ拠点(共同事業体あるいはコンソーシアム)が解決すべき課題を共有できている | |
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モニタリング | いいえ | |
指標 | ➀ロジ・ハブ拠点の管理を担うメンバー構成が十分かどうか | |
初期値/初期状態 | 各関係者と個別には連絡調整しているけれども、会議体して全体で協議する機会は持っていない | |
目標値/目標状態 | ➀ネットワーク会議に参画する企業や行政が生まれている | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
活動内容 | 本事業に関連する課題を把握するために食フェスタを開催する | |
活動時期 | 2021年11月~2024年2月 年1回程度 | |
2 | 0102.ロジ拠点(共同事業体あるいはコンソーシアム)が協働して事業を振り返り、改善させている | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ➀会議事録の内容 | |
初期値/初期状態 | 各関係者と個別には連絡調整しているけれども、会議体して全体で協議する機会は持っていない | |
目標値/目標状態 | ネットワーク会議や食フェスタを通じて事業終了後もコミュニケーションできる協力関係の素地が生まれている | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
活動内容 | 関係者と一緒に事業計画の作成や見直しを行う | |
活動時期 | 2021年11月~2024年2月 年1回程度 | |
3 | 0201.協力してくれる企業・団体が増える | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 協力企業・団体の数と支援内容のバリエーション | |
初期値/初期状態 | 30団体 | |
目標値/目標状態 | 50団体 | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
活動内容 | 行政と寄付の呼びかけを行う | |
活動時期 | 2022年4月~2023年2月 | |
4 | 0202.麒麟のまちの圏域を超えた他市町との連携が生まれる | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ➀窓口体制がある | |
初期値/初期状態 | ゼロとして設定 | |
目標値/目標状態 | ➀担当コーディネーターが配置されている | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
活動内容 | 担当コーディネーターを配置する | |
活動時期 | 2021年11月~2024年2月 | |
5 | 0203.資金分配団体や他ロジ拠点同士が連携することにより、情報が集まる | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 会議や出張への参加状況 | |
初期値/初期状態 | 実績なし | |
目標値/目標状態 | 定期的に参加している状態 | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
活動内容 | 資金分配団体が開催する研修会・ネットワーク会議等に参加し、情報交換をする | |
活動時期 | 2021年11月~2024年2月 年数回程度 | |
6 | 0301.食品寄付等を受け止められて分配する環境が整備されている | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ロジハブ拠点の機能が十分にある | |
初期値/初期状態 | 未整備 | |
目標値/目標状態 | 運搬用車両を確保している | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
活動内容 | 支援地域内の地元企業や団体(行政・社協)へ倉庫の遊休スペースの一部貸与や使用を開拓する | |
活動時期 | 2021年11月~2024年2月都度対応する | |
7 | 0302.支援地域内の仕分け、配送に協力してくれる担い手がいる | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 各市町への配送体制が確立されているか | |
初期値/初期状態 | 大学生な どのボランティアが仕分けを手伝っている。配送は社会福祉法人のデイサービス送迎車、事務局が配送をしている | |
目標値/目標状態 | 各市町への配送体制が確立される | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
活動内容 | ・冷蔵冷凍庫設置協力機関と役割分担について協議する | |
活動時期 | ・2021年11月~2024年2月都度対応する | |
8 | 0303.ハブ拠点が安全に管理されている | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ロジ・ハブ拠点が食品の取り扱いルール等を活用し、適切に運営できているか | |
初期値/初期状態 | ハブ拠点が未整備である | |
目標値/目標状態 | ロジハブ拠点で在庫管理、適切な食品の取扱に関して担当する人がいる | |
目標達成時期 | 2024年2月 | |
活動内容 | ・食品の取り扱いルール・ガイドラインをハブ拠点に提供する | |
活動時期 | ・2021年度中に対応する |
事業活動
インプット
人材
内部:1名 外部:3名程度(企業関係担当、行政連携担当、事業評価担当)
資機材
冷凍冷蔵庫
人材 | 内部:1名 外部:3名程度(企業関係担当、行政連携担当、事業評価担当) |
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資機材 | 冷凍冷蔵庫 |
広報戦略および連携・対話戦略
広報戦略
・SNSやホームページにより、活動情報を事業実績広く発信し、各企業の貢献度をアピールしていく。
・地域のFM放送や地元新聞社等の協力を得てキャンペーン展開を図り、地域全体に社会貢献活動推進の雰囲気を醸成していく。
・行政との連携による広報媒体を通しての情報発信により社会的信頼性を高めていく。
連携・対話戦略
〇ネットワーク加盟の企業から拡大
・鳥取市地域食堂ネットワークに現在加盟している企業等からの紹介も受け新規開拓を図っていく。
・鳥取市地域食堂ネットワークの共同代表である「社会福祉法人鳥取福祉会」と行政が緊密な連携を図る。
〇鳥取市と周辺4町、兵庫県2町で形成する「麒麟のまち連携中枢都市圏」のまちづくりに連動した取組であるため、各自治体との連携や政策的位置づけが不可欠であり、本プロジェクトの特徴でもある。
・麒麟のまち創生戦略会議(各市町の首長で構成)で検討される連携中枢都市圏ビジョン事業として、政策的計画に連動し実施することができる。
・地域食堂の所管課である鳥取市中央
広報戦略 | ・SNSやホームページにより、活動情報を事業実績広く発信し、各企業の貢献度をアピールしていく。 |
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連携・対話戦略 | 〇ネットワーク加盟の企業から拡大 |
出口戦略・持続可能性について
持続可能性1
・事業、組織の自走化
組織の法人化により組織強化と社会的信頼の醸成を図り、支援団体や市民からの賛助金制度やクラウドファンディングの活用などの資金調達により、事業と組織の自走化を図っていく。
・地域課題が自律的かつ持続的に解決される仕組みの構築
地域食堂が地域生活課題を解決し地域共生社会に資する取組として、行政・企業と連携し推進していく。
・公的施策としての制度化
事業評価と社会的インパクトを基に、事業継続に向けた取組を制度に反映していく。
持続可能性1 | ・事業、組織の自走化 |
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関連する主な実績