事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
社会的課題の解決を担う若者の能力開発支援
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
働くことが困難な人への支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
地域の働く場づくりや地域活性化などの課題解決に向けた取組の支援
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
団体の社会的役割
団体の目的
組合員の農業生産について、農業経営による農地、機械等の効率利用と栽培技術の高位平準化を図り、組合員の所得の増大。それによる集落民の生活と環境保全意識を下支えし集落機能の維持、向上を図ることを目的とする。
団体の概要・活動・業務
著しい高齢化の進展により、土地持ち非農家の増大による耕作放棄地が懸念される。又それぞれの農家が個別で大型機械の保有し農業を行うことが困難となったことから、平成26年に農)大鋸屋営農組合を設立し集落内農業が持続できるように、行政や農協の指導もあり集落営農組織体制を整備した。
営農組合では、40haの農地で水田30ha、転作10ha(牧草地5ha,大麦4.5ha、ネギ・ニンニク0.5ha)を作付しており、組合員が協働して取り組んでいる。
団体の目的 | 組合員の農業生産について、農業経営による農地、機械等の効率利用と栽培技術の高位平準化を図り、組合員の所得の増大。それによる集落民の生活と環境保全意識を下支えし集落機能の維持、向上を図ることを目的とする。 |
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団体の概要・活動・業務 | 著しい高齢化の進展により、土地持ち非農家の増大による耕作放棄地が懸念される。又それぞれの農家が個別で大型機械の保有し農業を行うことが困難となったことから、平成26年に農)大鋸屋営農組合を設立し集落内農業が持続できるように、行政や農協の指導もあり集落営農組織体制を整備した。 |
概要
事業概要
① 農作業が困難となり後継者がいない高齢農 業者が、集落営農組織を繋がり支援されながら、出来る軽作業を継続し、次世代の後継人材に安心して先祖伝来の田畑を任せられる環境が整う。
② 農業の従事を希望し目指す後継人材(若者・移住者・女性等)が、集落営農組織と繋がり支援を受け、農業の実務のみならず環境負荷の少ない農林水産省が目指す「みどり戦略」を学ぶ研修を行い、生活の安定・自立への環境が整う。
③ 集落営農組織が経営の安定や人材育成により継続可能となり、集落自治組織と共同で高齢世帯への生活支援も含めて取り組んでいる。
資金提供契約締結日
2022年03月31日
事業期間
開始日
2022年03月31日
終了日
2025年01月31日
対象地域
富山県南砺市大鋸屋地区
事業概要 | ① 農作業が困難となり後継者がいない高齢農業者が、集落営農組織を繋がり支援されながら、出来る軽作業を継続し、次世代の後継人材に安心して先祖伝来の田畑を任せられる環境が整う。 | |
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資金提供契約締結日 | 2022年03月31日 | |
事業期間 | 開始日 2022年03月31日 | 終了日 2025年01月31日 |
対象地域 | 富山県南砺市大鋸屋地区 |
直接的対象グループ
①農作業が困難となり後継者のいない高齢者
②農業に従事を目指す若者人材
人数
①30名②8名
計 38名
最終受益者
①大鋸屋集落関係者 戸数60戸
②大鋸屋に農地を所有する地区外農家12戸
人数
72戸(220名)
直接的対象グループ | ①農作業が困難となり後継者のいない高齢者 ②農業に従事を目指す若者人材 | |
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人数 | ①30名②8名 | |
最終受益者 | ①大鋸屋集落関係者 戸数60戸 | |
人数 | 72戸(220名) |
事業の背景・課題
社会課題
高齢化、少子化、若者や女性の流出など農業を継続できない農家が増えており、殆どの世帯が農地を抱えている当集落では営農や環境の保全だけでなくが集落事業や支え合いも困難となろうとしている。また農政施策に一貫性が無く各種補助制度が著しく減額されたことや、米の消費減少で米価が下落を続けたことから、農業経営が弱体化し低賃金で将来展望が描けず、農業への新規参入を妨げている。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
・退職後新規農業参入者が減少し高齢農業者が離農し、営農や環境保全が困難になる状況への行政の有効な施策や介入はみられない。
・新規移住者の受け入れ事業は一定の成果が見られるが、新規就農希望者は限られており、その自立生活支援や営農技術指導や研修体制に至っていない。
・苦悩する集落営農組織への行政や農協の経営や営農指導などの支援は不十分である。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
・高齢農業者が長く営農できるよう畔の草刈り機や除草・害虫防除・堆肥へドローンの導入等を休眠預金も活用し行う。
・就農を希望する移住者、若者・女性の生活支援に居住や就労賃金の確保と援助を行う。希望を持ち農業の継続へ、必要な実習や経営のノウハウを先進団体から研修できる環境や必要な機材を整備する費用等を休眠預金も活用し行う。
・実行団体が営農や環境保全と集落の生活支援の課題解決に取組む費用を休眠預金も活用する。
社会課題 | 高齢化、少子化、若者や女性の流出など農業を継続できない農家が増えており、殆どの世帯が農地を抱えている当集落では営農や環境の保全だけでなくが集落事業や支え合いも困難となろうとしている。また農政施策に一貫性が無く各種補助制度が著しく減額されたことや、米の消費減少で米価が下落を続けたことから、農業経営が弱体化し低賃金で将来展望が描けず、農業への新規参入を妨げている。 |
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課題に対する行政等による既存の取組み状況 | ・退職後新規農業参入者が減少し高齢農業者が離農し、営農や環境保全が困難になる状況への行政の有効な施策や介入はみられない。 |
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | ・高齢農業者が長く営農できるよう畔の草刈り機や除草・害虫防除・堆肥へドローンの導入等を休眠預金も活用し行う。 |
中長期アウトカム
農作業が困難となり後継者のいない高齢者の農地を経営改善した集落営農組織に安心して引き継ぎ、その下で、意欲のある若手の参入者が希望を持って営農や環境保全を行う。また、営農組織は、住民自治組織と一体となり生活を支える活動を行い、幸せに暮らすことの出来る地域共生社会を実現している。
短期アウトカム
1 | 事業の終了する3年後には、後継者のいない高齢農業者の田畑を大鋸屋営農組合に委託で出来る目途が立ち、軽作業等出来る範囲内で農作業に携わり集落で安心して暮らしている。 | |
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モニタリング | いいえ | |
指 標 | (1)満足して出来る農作業を行っている高齢農業者数。 | |
初期値/初期状態 | ① 11名 | |
事後評価時の値/状態 | ① 20名② 30軒③ 130名2025年2月 | |
2 | 大鋸屋営農組合の支援の下で、新規参入した人材が3年後に営農技術の習得、十分な経営基盤を基に生業として自立ている。また、農業を通して地域や社会に貢献し、大鋸屋集落で希望を持って暮らしている。 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | (1)年間を通し営農が出来る技術や体力を獲得した新規参入者数。 | |
初期値/初期状態 | ① 0名 | |
事後評価時の値/状態 | ① 2名② 8名③ 2名2025年2月 | |
3 | 事業終了時には、大鋸屋住民自治組織と大鋸屋営農組合が協力し、自然環境や農景観を守るとともに、住民同士が絆を結び生活を支えあう取り組みを進め、住民が幸せに暮らせる大鋸屋集落となる。 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | (1)大鋸屋住民自治組織と大鋸屋営農組合の協力関係を構築し 、自然環境や農景観の保全回数 | |
初期値/初期状態 | ① 0回 | |
事後評価時の値/状態 | ① 3回② 2回③ 年1回2025年2月 |
アウトプット
1 | 1)大鋸屋営農組合が、後継者のいない高齢農業者の状況や課題を確認し、本人の協力を得て具体的解決策を立案する。 | |
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モニタリング | いいえ | |
指標 | (1)アンケート調査の実施 | |
事後評価時の値/状態 | ① 初年度1回② 8名③ 4台④ ホームページ及びリーフレット4回/年2025年2月 | |
2 | 1)大鋸屋営農組合が、新規就農者の状況や課題及び希望などを確認し、本人の協力を得て具体的解決策を立案する。 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | (1)アンケート調査の実施 | |
事後評価時の値/状態 | ① 初年度1回② ドローン免許3名、トラクター免許2名③ 年2回④ 1回/年⑤ 2回/年2025年2月 | |
3 | 1)大鋸屋営農組合と大鋸屋住民自治組織等が協力し、大鋸屋周辺の自然環境や農景観を守っている。 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | (1)集落関係者全員による、道路、水路溝畔の草刈り、周辺里山草刈り、空き家周辺草刈り | |
事後評価時の値/状態 | ① 3回② 2回③ 2回2025年2月 |
事業活動
活動
1 | 活動 (内容) 1)後継者のいない高齢農業者の状況や課題を確認し、高齢農業者の協力を得て具体的解決策を立案する。 | |
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時期 | ||
1 | 活動 (内容) | 1)後継者のいない高齢農業者の状況や課題を確認し、高齢農業者の協力を得て具体的解決策を立案する。 |
時期 | ||
2 | 活動 (内容) 2)大鋸屋営農組合が支援し、新規就農業者が営農や農機具捜査を学びながら、経営困難な高齢農業者の田畑を耕作している。 | |
時期 | ||
2 | 活動 (内容) | 2)大鋸屋営農組合が支援し、新規就農業者が営農や農機具捜査を学びながら、経営困難な高齢農業者の田畑を耕作している。 |
時期 | ||
3 | 活動 (内容) 3)地域自然環境は、新規就農者と組合員や住民も協力し、先端技術等も取り入れ省力化・効率化し守っている。 | |
時期 | ||
3 | 活動 (内容) | 3)地域自然環境は、新規就農者と組合員や住民も協力し、先端技術等も取り入れ省力化・効率化し守っている。 |
時期 | ||
4 | 活動 (内容) 4)大鋸屋地域へのI、U、Jターンに向けた就労情報及び空き家情報並びに農作業の軽減化等の環境整備情報を紹介する。 | |
時期 | ||
4 | 活動 (内容) | 4)大鋸屋地域へのI、U、Jターンに向けた就労情報及び空き家情報並びに農作業の軽減化等の環境整備情報を紹介する。 |
時期 | ||
5 | 活動 (内容) 5)後継者のいない後期高齢者に日常生活や生活費等の相談を行っている。 | |
時期 | ||
5 | 活動 (内容) | 5)後継者のいない後期高齢者に日常生活や生活費等の相談を行っている。 |
時期 |
インプット
総事業費
18,145,000円
人材
①大鋸屋集落住民 ②営農組合員 ③地域づくり協議会 ④農業参入者(移住者、非農家等)
資機材
①大鋸屋転作会館 ②大型機械(トラクター、田植え機、コンバイン)
総事業費 | 18,145,000円 |
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人材 | ①大鋸屋集落住民 ②営農組合員 ③地域づくり協議会 ④農業参入者(移住者、非農家等) |
資機材 | ①大鋸屋転作会館 ②大型機械(トラクター、田植え機、コンバイン) |
広報戦略および連携・対話戦略
広報戦略
①集落民を対象とした広報誌(リーフレット)で現行事業内容を発信し集落関係者の理解と協力を得る。
②ホームページを開設し、展開している事業内容広く発信。また、農業に携われる(目指す)若者の確保。
③将来的には、転作作物や米及び地域の特性をPRする。
連携・対話戦略
①本計画で導入を予定しているドローンによる散布作業の労力に余裕が出れば、近隣集落と協議しの農薬散布を受託して収支の改善を図る。
②低コストで環境にやさしい自然農法に取り組んでいるサクサク村(吉田さん)の指導を得て新たな農業を展開する。
③転作作物について、菓子メーカーと調整しもち米の作付等の検討を積極的に進め収支の改善を図る。
広報戦略 | ①集落民を対象とした広報誌(リーフレット)で現行事業内容を発信し集落関係者の理解と協力を得る。 |
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連携・対話戦略 | ①本計画で導入を予定しているドローンによる散布作業の労力に余裕が出れば、近隣集落と協議しの農薬散布を受託して収支の改善を図る。 |
出口戦略・持続可能性について
実行団体
①大鋸屋営農組合組織の経営改善努力が実り、事業完了時には休眠預金活用資金なしで黒字化が達成されている。
②新規就農者が専従者としての生業として自立し、将来への希望を持って大鋸屋営農組合の経営や運営に携わっている。
③大鋸屋集落は、高齢高齢者も安心して暮らせる共に、新規就農者や、I、J、Uターンも増え、大鋸屋営農組合だけではなく住民自治組織の持続可能性が高まっている。
実行団体 | ①大鋸屋営農組合組織の経営改善努力が実り、事業完了時には休眠預金活用資金なしで黒字化が達成されている。 |
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