事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
団体の社会的役割
団体の目的
鳥取県西部地区に住む聴覚障がいがある高齢者を中心に、手話でコミュニケーションできる場を提供し、情報交換や地域住民との交流、また学びを通じて、関係団体や機関と協力して、地域でいきいきと生活できるよう、聴覚障がい者の福祉の向上に寄与することを目的とする。
団体の概要・活動・業務
①高齢聴覚障がい者に関わる事業 ②地域手話の保存、文化継承活動事業 ③手話研修等への講師派遣 ④カフェ運営
⑤地域との交流活動 ⑥地元ケーブルテレビ放送における手話通訳挿入事業 ⑦透明マスク製作事業
団体の目的 | 鳥取県西部地区に住む聴覚障がいがある高齢者を中心に、手話でコミュニケーションできる場を提供し、情報交換や地域住民との交流、また学びを通じて、関係団体や機関と協力して、地域でいきいきと生活できるよう、聴覚障がい者の福祉の向上に寄与することを目的とする。 |
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団体の概要・活動・業務 | ①高齢聴覚障がい者に関わる事業 ②地域手話の保存、文化継承活動事業 ③手話研修等への講師派遣 ④カフェ運営 |
概要
事業概要
ろう者と聴者が対等なパートナーとして共同でサロンスタジオの運営やコンテンツ作成に取り組むことによって、ろう者が主体的に活躍できる社会参加と経験の場を提供する事業。
ろう者・聴者間の言語的格差(手話は「文字のない独立言語」であり、手話が母語、日本語は外国語という意識が近いことに端を発する諸問題)や経験的格差(長年にわたる「支えられるもの」としての社会経験等に端を発する諸問題)等について、ろう者・聴者間の情報や経験上の格差の認知・是正に取り組む各種活動の促進を行う事業。
資金提供契約締結日
2021年10月31日
事業期間
開始日
2021年10 月31日
終了日
2024年02月28日
対象地域
鳥取県米子市
事業概要 | ろう者と聴者が対等なパートナーとして共同でサロンスタジオの運営やコンテンツ作成に取り組むことによって、ろう者が主体的に活躍できる社会参加と経験の場を提供する事業。 | |
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資金提供契約締結日 | 2021年10月31日 | |
事業期間 | 開始日 2021年10月31日 | 終了日 2024年02月28日 |
対象地域 | 鳥取県米子市 |
直接的対象グループ
鳥取県西部圏域在住の聴覚障がい者(主に手話を使用するろう者)
人数
40名
間接的対象グループ
地域住民、直接対象グループの家族等、社会福祉施設、教育施設等
人数
100名~400名
直接的対象グループ | 鳥取県西部圏域在住の聴覚障がい者(主に手話を使用するろう者) | |
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人数 | 40名 | |
間接的対象グループ | 地域住民、直接対象グループの家族等、社会福祉施設、教育施設等 | |
人数 | 100名~400名 |
事業の背景・課題
社会課題
ろう者と聴者の間には「取得可能な情報」や「生涯での社会との接点形成における経験の違い」等から、ろう者が自身で判断する際の情報量や社会的経験等について、量的にも質的にも大きな差がある。その結果として発生する諸問題について、聴者の支援意識への働きかけについての認知・取組が進みつつある一方、ろう者に働きかけ、不足する情報や経験を補完する必要性についての認知・取組みが不足している。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
鳥取県は、あいサポーター運動や鳥取県手話言語条例を制定し、障がい者や手話に対する取り組みを全国に先駆けて実施している。
令和3年8月現在でサポーターは57万570人、研修回数8,272回、あいサポート企業・団体は2,211団体となっており、聴覚障がいに限らず、障がいのない方が障がいのある方に「歩み寄る」支援については認知や整備が進みつつあるともいえる。
ま た、米子市においては、平成30年に県内自治体では初となる米子市手話言語条例が制定され、聴覚障がい者関連施策の発展が期待されている。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
上記のとおり、ろう者が行動する際、又は行動した後に発生する諸問題を知り、サポートする取組については社会的認知や制度整備が進みつつある一方、こういった課題の発生原因である、ろう者が判断材料としている情報の質と量の聴者との差、およびそこから発生する考え方や心理的な側面での働きの差が判断や行動に与える影響について、ろう者間も含め社会的認知が進んでおらず、支援も充分とは言えない。休眠預金事業によってこの分野に取り組むことで、対処療法的ではなく原因療法的にこの問題に取り組む多種多様な活動が発展することが見込まれる。
社会課題 | ろう者と聴者の間には「取得可能な情報」や「生涯での社会との接点形成における経験の違い」等から、ろう者が自身で判断する際の情報量や社会的経験等について、量的にも質的にも大きな差がある。その結果として発生する諸問題について、聴者の支援意識への働きかけについての認知・取組が進みつつある一方、ろう者に働きかけ、不足する情報や経験を補完する必要性についての認知・取組みが不足している。 |
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課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 鳥取県は、あいサポーター運動や鳥取県手話言語条例を制定し、障がい者や手話に対する取り組みを全国に先駆けて実施している。 |
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 上記のとおり、ろう者が行動する際、又は行動した後に発生する諸問題を知り、サポートする取組については社会的認知や制度整備が進みつつある一方、こういった課題の発生原因である、ろう者が判断材料としている情報の質と量の聴者との差、およびそこから発生する考え方や心理的な側面での働きの差が判断や行動に与える影響について、ろう者間も含め社会的認知が進んでおらず、支援も充分とは言えない。休眠預金事業によってこの分野に取り組むことで、対処療法的ではなく原因療法的にこの問題に取り組む多種多様な活動が発展することが見込まれる。 |
中長期アウトカム
地域に居住するろう者が、言語的格差や経験的格差からくる様々な障壁を乗り越え、来るべき高齢障がい者の介護問題や安定的な障がい者就労実現の取組等、地域課題解決における対等なパートナーとして、聴者とともに生き生きと歩むことができる社会を目指すための基盤的機能がハード・ソフト両面で確立している。
これにより、聴者に働きかけ、聴者がろう者とともに活動することに感じるハードルを下げる行政の取組と、ろう者に働きかけ、ろう者が聴者とともに活動することに感じるハードルを下げる本事業の取組が有効に連動し、課題解決のための手法として広く社会に認知され、様々なプレイヤーによる活動が活性化している。
短期アウトカム
1 | 【言語的格差解消】 | |
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モニタリング | いいえ | |
指標 | 作成されたコンテンツの潜在的情報ニーズ合致率 | |
初期値/初期状態 | 初期値なし | |
目標値/目標状態 | 利用者50人以上のコンテンツ作成率(5本/30本) | |
目標達成時期 | 2024年2月末 | |
2 | 【経験的格差解消】 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 「支援されるもの」としての意識障壁を乗り越え、社会参加に積極性を見せるようになったろう者又はろう者が主体的に運営する支援団体等による本事業への協力者の数 | |
初期値/初期状態 | 初期値なし | |
目標値/目標状態 | 20人・団体 | |
目標達成時期 | 2024年2月末 | |
3 | 【取組の拡張】指標① | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 実行団体外での知見・成果利用件数 | |
初期値/初期状態 | 初期値なし | |
目標値/目標状態 | 50件 | |
目標達成時期 | 2024年2月末 | |
4 | 【取組の拡張】指標② | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 知見・成果の獲得や活用、本事業での活動の別団体での拡張実施等について継続的な連携関係にある個人・団体等の数 | |
初期値/初期状態 | 初期値なし | |
目標値/目標状態 | 10人・団体 | |
目標達成時期 | 2024年2月末 | |
5 | ||
モニタリング | いいえ | |
6 | ||
モニタリング | いいえ | |
7 | ||
モニタリング | いいえ | |
8 | ||
モニタリング | いいえ | |
9 | ||
モニタリング | いいえ |
アウトプット
1 | 【言語的格差解消】 | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
指標 | 動画作成本数 | |
初期値/初期状態 | 初期値なし | |
目標値/目標状態 | 30本 | |
目標達成時期 | 2024年2月末 | |
活動内容 | ①動画制作委員会による作成するコンテンツの内容に関するニーズ調査 | |
活動時期 | ~2024年2月末 | |
2 | 【経験的格差解消】指標① | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 町の保健室事業の実施回数 | |
初期値/初期状態 |