事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
地域の働く場づくりや地域活性化などの課題解決に向けた取組の支援
その他
(自由記載)
団体の社会的役割
団体の目的
この法人は、地元および他の地域の子供から高齢者までを対象にした山、川、海、田畑などで行う自然体験活動を通して、人々がふれあい、遊び、学ぶ事によって、より良い人間関係の形成、健康な体と健全な精神の育成に寄与することを目的とする。
団体の概要・活動・業務
社会教育活動として放課後子ども教室、子ども向け自然体験活動の実施。地域づくり活動として、世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域という価値を活かした集落支援活動の実施。災害支援活動として熊本地震災害、熊本豪雨災害などの支援活動を行う。
団体の目的 | この法人は、地元および他の地域の子供から高齢者までを対象にした山、川、海、田畑などで行う自然体験活動を通して、人々がふれあい、遊び、学ぶ事によって、より良い人間関係の形成、健康な体と健全な精神の育成に寄与することを目的とする。 |
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団体の概要・活動・業務 | 社会教育活動として放課後子ども教室、子ども向け自然体験活動の実施。地域づくり活動として、世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域という価値を活かした集落支援活動の実施。災害支援活動として熊本地震災害、熊本豪雨災害などの支援活動を行う。 |
概要
事業概要
世界農業遺産に認定されている高千穂郷・椎葉山地域には、昔ながらの山側の農村文化が色濃く残っている。人情味あふれる人々とふれあい、心に残る深い体験をしたいと願う外国人、または都市部に暮らす日本人は多いだろう。孤立した不便な集落に住み、急激に人口が減って行く中でも、農林業や観光業など、複合的に仕事を作り出しながら力強く生きている。その暮らしこそが魅力であり、この地域の価値である。ありのままの暮らしを体験する生活・文化・農業体験や、農村の暮らしの中を歩いて巡るフットパス(イギリス発祥の歩くプログラム)など、その集落にあったプランを住民と共に作り上げ、先ずは定期的にイベントを開催する。動画や、ホームページ(英語版も含む)、SNSなどのメディアツールを駆使し情報発信を行う。
このエリアは大学が近くにないが高校は五ヶ瀬中等と高千穂高校の2校ある。両校とも総合学習の時間などで地域課題探求学習を行っている。1人~3人程度のグル ープを形成し、自分たちでテーマを探り、地域住民に話を聞いたり、協力を仰ぎながら研究を進めている。そこで、「孤立した集落の課題解決」をテーマに、両校の在校生や卒業生、地方創生系学部の大学生などをターゲットに、政策提案コンテストを開催し、優秀提案については予算を付けて実践活動を行う
資金提供契約締結日
2021年03月31日
事業期間
開始日
2021年03月31日
終了日
2024年02月28日
対象地域
宮崎県西臼杵郡及び東臼杵郡
事業概要 | 世界農業遺産に認定されている高千穂郷・椎葉山地域には、昔ながらの山側の農村文化が色濃く残っている。人情味あふれる人々とふれあい、心に残る深い体験をしたいと願う外国人、または都市部に暮らす日本人は多いだろう。孤立した不便な集落に住み、急激に人口が減って行く中でも、農林業や観光業など、複合的に仕事を作り出しながら力強く生きている。その暮らしこそが魅力であり、この地域の価値である。ありのままの暮らしを体験する生活・文化・農業体験や、農村の暮らしの中を歩いて巡るフットパス(イギリス発祥の歩くプログラム)など、その集落にあったプランを住民と共に作り上げ、先ずは定期的にイベントを開催する。動画や、ホームページ(英語版も含む)、SNSなどのメディアツールを駆使し情報発信を行う。 | |
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資金提供契約締結日 | 2021年03月31日 | |
事業 期間 | 開始日 2021年03月31日 | 終了日 2024年02月28日 |
対象地域 | 宮崎県西臼杵郡及び東臼杵郡 |
直接的対象グループ
世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域の集落・住民
人数
60人
間接的対象グループ
宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校、高千穂高校在校生、卒業生、地方創生系学部の大学生
各町村の行政担当課(協力)
人数
100人(在校生、先生、大学生)
直接的対象グループ | 世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域の集落・住民 | |
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人数 | 60人 | |
間接的対象グループ | 宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校、高千穂高校在校生、卒業生、地方創生系学部の大学生 | |
人数 | 100人(在校生、先生、大学生) |
事業の背景・課題
社会課題
宮崎県北部山沿いの五ヶ瀬町、高千穂町、日之影町、椎葉村、諸塚村は2015年に世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域として認定された。しかし、若い世代は、高校・大学・就職と人生の選択をしてゆく過程でこの地域を離れ、その後も仕事や住宅が無いなどが原因で帰ってくる若者は僅かである。合計特殊出生率は2.5人程度と非常に高い水準にあるが、適齢期の人口が少ないことで子どもも減少している。同時に高齢化が進み特に農業の担い手が不足しており、急激に耕作放棄地が増加している。
課題に対する行政等による既存 の取組み状況
・高千穂町役場内に世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域活性化協議会を設置し、世界的価値を活かした、5町村の総合的な取り組みを行っている。
・一般社団法人ツーリズム高千穂郷が高千穂町内に事務局を置き、5町村の観光振興を担っている。
・5町村の行政担当課および観光協会も独自の活動を行っている。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
高千穂郷・椎葉山地域のような過疎地域は経常的に資金が不足しており、課題解決を行うための良い人材を確保することが難しい。日本社会は東京をはじめとする都市部に資金も人口も集中しているが、地方が崩壊すれば、いずれは日本社会全体が崩壊する。休眠預金という裕福な日本だからこそ生まれた資金を、地方創生予算として活用することで若い優秀な人材を少しでも多く地方に流動させることが出来れば、IT革命の波に乗り、再生のきっかけを作ることが出来る。
社会課題 | 宮崎県北部山沿いの五ヶ瀬町、高千穂町、日之影町、椎葉村、諸塚村は2015年に世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域として認定された。しかし、若い世代は、高校・大学・就職と人生の選択をしてゆく過程でこの地域を離れ、その後も仕事や住宅が無いなどが原因で帰ってくる若者は僅かである。合計特殊出生率は2.5人程度と非常に高い水準にあるが、適齢期の人口が少ないことで子どもも減少している。同時に高齢化が進み特に農業の担い手が不足しており、急激に耕作放棄地が増加している。 |
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課題に対する行政等による既存の取組み状況 | ・高千穂町役場内に世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域活性化協議会を設置し、世界的価値を活かした、5町村の総合的な取り組みを行っている。 |
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 高千穂郷・椎葉山地域のような過疎地域は経常的に資金が不足しており、課題解決を行うための良い人材を確保することが難しい。日本社会は東京をはじめとする都市部に資金も人口も集中しているが、地方が崩壊すれば、いずれは日本社会全体が崩壊する。休眠預金という裕福な日本だからこそ生まれた資金を、地方創生予算として活用することで若い優秀な人材を少しでも多く地方に流動させることが出来れば、IT革命の波に乗り、再生のきっかけを作ることが出来る。 |
中長期アウトカム
・世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域の集落住民が関係人口と共に継続的に集落活動を行い交流することで、伝統的な暮ら しや文化が評価され生きがいとなり、孤独感や孤立感が解消されている。
・関係人口を増やす活動により新たな仕事や魅力が集落内に生まれ、働く場所が増えることで定住人口が増えている。
短期アウトカム
1 | 住民と関係人口が継続的に交流している状態 | |
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モニタリング | いいえ | |
指標 | アウトプット④で定義する関係人口の数 | |
初期値/初期状態 | 関係人口計60名 | |
目標値/目標状態 | 関係人口計190名 | |
目標達成時期 | 2024/3/1 | |
2 | 新規事業創出や新たなネットワ ーク形成していくことを目的に、本事業を通じて、五ヶ瀬自然学校スタッフが企画力やコーディネート力を身に着け、各団体へ中間支援できる状態になっている。 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・従業員のスキルアップにつながる機会の数 | |
初期値/初期状態 | 0回/年 | |
目標値/目標状態 | 20回/年 | |
目標達成時期 | 2024/3/1 |
アウトプット
1 | ①コンテンツの海外発信のための英語翻訳の仕組みが構築されるコロナ終息後、 外国人が訪れている | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
指標 | オペレーションのマニュアルを作る | |
初期値/初期状態 | マニュアルがない | |
目標値/目標状態 | マニュアルがある | |
目標達成時期 | 2023/3/1 | |
活動内容 | 西臼杵地区在住の外国人の方などに声をかけ、英語翻訳のチームを作る | |
活動時期 | 2021年4月~2024年3月 | |
2 | ①コンテンツの海外発信のための英語翻訳の仕組みが構築 されるコロナ終息後、外国人が訪れている | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | オペレーションのマニュアルを作る | |
初期値/初期状態 | マニュアルがない | |
目標値/目標状態 | マニュアルがある | |
目標達成時期 | 2023/3/1 | |
活動内容 | コンテンツ発信のための企画会議を定期的に行う | |
活動時期 | 2021年より通年 | |
3 | ②ホームページやSNSやYouTubeなどにコンテンツ・情報が定期的に発信され、それを見た人の 一定数が行動を起こしている(コンバージョンレートを利用) | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 投稿数、視聴回数、再生時間、トラフィックソース、チャンネル登録者数、高評価などアナリティクスを使ったデータなど | |
初期値/初期状態 | 投稿他、0 | |
目標値/目標状態 | ホームページ訪問数2000回/年 | |
目標達成時期 | 2024/3/31 | |
活動内容 | 西臼杵地区在住の外国人の方などに声をかけ、英語翻訳のチームを作る | |
活動時期 | 2021年より通年 | |
4 | ②ホームページやSNSやYouTubeなどにコンテンツ・情報が定期的に発信され、それを見た人の一定数が行動を起こしている(コンバージョンレートを利用) | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 投稿数、視聴回数、再生時間、トラフィックソース、チャンネル登録者数、高評価などアナリティクスを使ったデータなど | |
初期値/初期状態 | 投稿他、0 | |
目標値/目標状態 | ホームページ訪問数2000回/年 | |
目標達成時期 | 2024/3/31 | |
活動内容 | コンテンツ発信のための企画会議を定期的に行う | |
活動時期 | 2021年より通年 | |
5 | ②ホームページやSNSやYouTubeなどにコンテンツ・情報が定期的に発信され、それを見た人の一定数が行動を起こしている(コンバージョンレートを利用) | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 投稿数、視聴回数、再生時間、トラフィックソース、チャンネル登録者数、高評価などアナリティクスを使ったデータなど | |
初期値/初期状態 | 投稿他、0 | |
目標値/目標状態 | ホームページ訪問数2000回/年 | |
目標達成時期 | 2024/3/31 | |
活動内容 | 通年を通して五ヶ瀬地域内で行われているイベントなどの動画や写真を集める | |
活動時期 | 2021年より通年 | |
6 | ②ホームページやSNSやYouTubeなどにコンテンツ・情報が定期的に発信され、それを見た人の一定数が行動を起こしている(コンバージョンレートを利用) | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 投稿数、視聴回数、再生時間、トラフィックソース、チャンネル登録者数、高評価などアナリティクスを使ったデータなど | |
初期値/初期状態 | 投稿他、0 | |
目標値/目標状態 | ホームページ訪問数2000回/年 | |
目標達成時期 | 2024/3/31 | |
活動内容 | イベントの告知や事後報告などを日本語と英語で定期的に行う | |
活動時期 | 2021年より通年 | |
7 | ③政策提案コンテストの実践活動 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 提案数/採択数/参画人数、回数 | |
初 期値/初期状態 | 0案/0案/0人 | |
目標値/目標状態 | 2021 10案/5案/のべ500 | |
目標達成時期 | 2022/3/31 | |
活動内容 | 政策提案スタディツアーの開催 | |
活動時期 | 2020年より通年 | |
8 | ③政策提案コンテストの実践活動 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 提案数/採択数/参画人数、回数 | |
初期値/初期状態 | 0案/0案/0人 | |
目標値/目標状態 | 2021 10案/5案/のべ500 | |
目標達成時期 | 2022/3/31 | |
活動内容 | 政策提案コンテストの開催 | |
活動時期 | 2021年より通年 | |
9 | ④「関係人口五ヶ瀬モデル」を住民、地域づくり団体、行政などで協議し定義化・策定する。 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 「関係人口五ヶ瀬モデル策定協議会(仮称を新規設立)」し合意形成の取れた「関係人口五ヶ瀬モデル」が策定されている。 | |
初期値/初期状態 | 一部の行政職員や地域づくりリーダーは関係人口の必要性については理解できているが、具体的に定義されていないので、あいまいなまま活動を行っている。 | |
目標値/目標状態 | 「関係人口五ヶ瀬モデル」が協議会(行政、観光協会をはじめとするメンバー)、で合意形成が取れており、地域内で理解されている。それを用いた活動が行われている。行政や有識者から公式に公表される。 | |
目標達成時期 | 2023/3/1 | |
活動内容 | 関係人口五ヶ瀬モデルの定義を段階別に設定するため、地域特産品や集落活動などを調査する | |
活動時期 | 2022年より通年 | |
10 | ④「関係人口五ヶ瀬モデル」を住民、地域づくり団体、行政などで協議し定義化・策定する。 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 「関係人口五ヶ瀬モデル策定協議会(仮称を新規設立)」し合意形成の取れた「関係人口五ヶ瀬モデル」が策定されている。 | |
初期値/初期状態 | 一部の行政職員や地域づくりリーダーは関係人口の必要性については理解できているが、具体的に定義されていないので、あいまいなまま活動を行っている。 | |
目標値/目標状態 | 「関係人口五ヶ瀬モデル」が協議会(行政、観光協会をはじめとするメンバー)、で合意形成が取れており、地域内で理解されている。それを用いた活動が行われている。行政や有識者から公式に公表される。 | |
目標達成時期 | 2023/3/1 | |
活動内容 | 「五ヶ瀬モデル関係人口」の定義化と共通理解をするための意見交換や合意形成を行う | |
活動時期 | 2021年より通年 |
事業活動
インプット
人材
内部:合計4人(担当者3人、補助2人) 外部:合計16人(大学生10名、五ヶ瀬中等教育学校教員3名、総務省地域力創造アドバイザー2人、その他専門家1名)
資機材
備品:パソコン、コピー機 施設:旧鞍岡支所(賃貸)、五ヶ瀬の里キャンプ村(指定管理) 設備:なし
人材 | 内部:合計4人(担当者3人、補助2人) 外部:合計16人(大学生10名、五ヶ瀬中等教育学校教員3名、総務省地域力創造アドバイザー2人、その他専門家1名) |
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資機材 | 備品:パソコン、コピー機 施設:旧鞍岡支所(賃貸)、五ヶ瀬の里キャンプ村(指定管理) 設備:なし |
広報戦略および連携・対話戦略
広報戦略
・全ての活動をホームページ、SNS、YOUTUBEなどオンラインツールをフル活用し、日本語、英語での情報発信を行うことで、常連となる関係人口をより多く獲得する。
・イベントによってはチラシやパンフレットを作成しターゲットに合わせて配布する。
・イベントによっては新聞、テレビなどメディアへのプレスリリースを行い、記事として掲載していただけるよう促す。
・実践活動の内容によっては、行政や観光協会などが発行しているフリーペーパーに記事として掲載いただく。
連携・対話戦略
・頻繁に打合せを行うために、ZOOMを活用する。
・役員、実行委員、アドバイザーとの日常的な連絡についてはSlackとメールを活用する。
・その他状況にお応じてフェイスブックメッセンジャーやLINEを活用する。
広報戦略 | ・全ての活動をホームページ、SNS、YOUTUBEなどオンラインツールをフル活用し、日本語、英語での情報発信を行うことで、常連となる関係人口をより多く獲得する。 |
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連携・対話戦略 | ・頻繁に打合せを行うために、ZOOMを活用する。 |
出口戦略・持続可能性について
持続可能性1
・全ての活動がこの地域で暮らす住民や学生、この地域を支えようとする関係人口が発案した提案であり必要なことである。人材、資金、ノウハウの提供などの支援を続けることで持続可能となる。
・高齢化が進む集落や組織については、住民と共に知恵を絞り、行政なども巻き込みながら世代交代の可能性を探る。
・実践活動が成功することで集落住民の意識が高まり、更なる意欲につながる。集落が活気づけば若者が戻ってこようとする機運が高まる。
・高校生や大学生が住民と共に地域課題を考え、解決に向けてた実践活動を行うことで地域への愛着が生まれ、いずれは帰ってこよう(移住しよう)とする思いが芽生える。
持続可能性1 | ・全ての活動がこの地域で暮らす住民や学生、この地域を支えようとする関係人口が発案した提案であり必要なことである。人材、資金、ノウハウの提供などの支援を続けることで持続可能となる。 |
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関連する主な実績