事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
社会的課題の解決を担う若者の能力開発支援
団体の社会的役割
団体の目的
・地域住民とともに、若者、移住者、女性等これまで活躍の場が少なかった人々が集い学び、自由な新し い発想の活動を創発することを通して地域を活性化する”人づくり、地域づくり”を行う。
・若者、移住者、女性などが、地域住民とともに、山里の暮らしや地域の伝統文化を伝承し、地域資源として活用できるように環境整備と講座を行い、持続可能な地域を創る仕組みや企画の実施、里山ソーシャルビジネス等の起業を支援する。
団体の概要・活動・業務
本団体は、移住して来た住民、元地域おこし協力隊員などを主要メンバーとし、アドバイザリーボードとして大学教員有志の協力、地区自治会の協力を得て、地域資源を活用した、若者、移住者、女性の起業を支援し、地域の住民とともに地域課題を解決し、持続可能な地域を創ることを目指す。
団体の目的 | ・地域住民とともに、若者、移住者、女性等これまで活躍の場が少なかった人々が集い学び、自由な新しい発想の活動を創発することを通して地域を活性化する”人づくり、地域づくり”を行う。 |
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団体の概要・活動・業務 | 本団体は、移住して来た住民、元地域おこし協力隊員などを主要メンバーとし、アドバイザリーボードとして大学教員有志の協力、地区自治会の協力を得て、地域資源を活用した、若者、移住者、女性の起業を支援し、地域の住民とともに地域課題を解決し、持続可能な地域を創ることを目指す。 |
概要
事業概要
国際的にはSDGsやSATOYAMAイニシアチブなど、自然と調和した日本の里山の暮らしの価値が見直されている中、本事業では昨年のワークショップで明らかになった地域課題を踏まえ、上田市塩田の野倉地区上手地区に森の生態系にそったアグロフォレストリーを作り、そこを拠点に里山暮らしの知恵と技を伝承し、次世代が地域資源を活用して起業できるよう支援する、講座、ワークショップ、体験受け入れなどを行う。里山文化を伝える地域の名人も高齢化していることから、里山暮らしを記録し、映像を通じた伝達も行う。また、この過程で、次世代の地域資源へのアクセスの障壁となっている所有者不明山林、空き家問題などの課題を抽出し、所有者と利用希望者を民間が丁寧に仲介する仕組み、新規参入者と古い住民との相互理解を深め、里山の荒廃を食い止める仕組みなど、若者と共に新たな里山ビジネスを作りながら他地域のモ デルとなるような取り組みを模索していく。
資金提供契約締結日
2021年05月15日
事業期間
開始日
2021年05月15日
終了日
2024年03月31日
対象地域
長野県上田市塩田(野倉、別所温泉上手地区)
事業概要 | 国際的にはSDGsやSATOYAMAイニシアチブなど、自然と調和した日本の里山の暮らしの価値が見直されている中、本事業では昨年のワークショップで明らかになった地域課題を踏まえ、上田市塩田の野倉地区上手地区に森の生態系にそったアグロフォレストリーを作り、そこを拠点に里山暮らしの知恵と技を伝承し、次世代が地域資源を活用して起業できるよう支援する、講座、ワークショップ、体験受け入れなどを行う。里山文化を伝える地域の名人も高齢化していることから、里山暮らしを記録し、映像を通じた伝達も行う。また、この過程で、次世代の地域資源へのアクセスの障壁となっている所有者不明山林、空き家問題などの課題を抽出し、所有者と利用希望者を民間が丁寧に仲介する仕組み、新規参入者と古い住民との相互理解を深め、里山の荒廃を食い止める仕組みなど、若者と共に新たな里山ビジネスを作りながら他地域のモデルとなるような取り組みを模索していく。 | |
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資金提供契約締結日 | 2021年05月15日 | |
事業期間 | 開始日 2021年05月15日 | 終了日 2024年03月31日 |
対象地域 | 長野県上田市塩田(野倉、別所温泉上手地区) |
直接的対象グループ
若者、移住者、女性
人数
約50名
間接的対象グループ
野倉、別所温泉上手地区住民
人数
約80名
直接的対象グループ | 若者、移住者、女性 | |
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人数 | 約50名 | |
間接的対象グループ | 野倉、別所温泉上手地区住民 | |
人数 | 約80名 |
事業の背景・課題
社会課題
・高齢化、人口減少、若者の流出による地域の衰退。
・移住者、若者、女性が活動しにくい。
・SDGs、SATOYAMAイニシアティブ等についての住民の理解が不足。
・移住者や若い世代に地域資源を活用できるスキルが伝承されていない。
・空き家、所要者不明林、荒廃農地により、景観、獣害、防災面で問題があるが高齢者だけでは解決できない。
・地域住民と、若者、移住者をつなぎ、若者の起業、定着を支援する、環境整備や人的交流の仕組みが必要。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
若者の起業支援、空き家バンク等は行政の制度があるので積極的に活用していく。しかし、空き家バンクに登録するまでの過程や、所有者不明林、倒壊家屋などの縁者の連絡先把握、若者や移住者との仲介により円滑に活用できるようにする過程には有志の活動が必要である。また、里山の生活文化の再評価や伝承も急務である。移住者を中心に、自治会などと連携し新たな仕組みを作りながら、民間での取り組みが必要である。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
本事業は、多くの中山間地域が抱える共通の課題を解決するために、地域の所有者不明林や空き家問題への対応と活用までのプロセスを新旧住民の間をつなげ、自治会など既存団体と連携しながら進め る過程で、様々な政策的な課題や、新しい仕組みの創設が必要とされる。それらの課題をフィードバックしながら伴走いただき、この取り組みのために法人を設立し、新住民の力を発揮して次世代を育て持続可能な地域づくりへと進むモデルを、貴団体とともに作り上げたいため。
社会課題 | ・高齢化、人口減少、若者の流出による地域の衰退。 |
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課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 若者の起業支援、空き家バンク等は行政の制度があるので積極的に活用していく。しかし、空き家バンクに登録するまでの過程や、所有者不明林、倒壊家屋などの縁者の連絡先把握、若者や移住者との仲介により円滑に活用できるようにする過程には有志の活動が必要である。また、里山の生活文化の再評価や伝承も急務である。移住者を中 心に、自治会などと連携し新たな仕組みを作りながら、民間での取り組みが必要である。 |
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 本事業は、多くの中山間地域が抱える共通の課題を解決するために、地域の所有者不明林や空き家問題への対応と活用までのプロセスを新旧住民の間をつなげ、自治会など既存団体と連携しながら進める過程で、様々な政策的な課題や、新しい仕組みの創設が必要とされる。それらの課題をフィードバックしながら伴走いただき、この取り組みのために法人を設立し、新住民の力を発揮して次世代を育て持続可能な地域づくりへと進むモデルを、貴団体とともに作り上げたいため。 |
中長期アウトカム
アグロフォレストリーのフィールドが整備され、森の駅のような若者起業支援機能をもつ拠点ができ、継続的に里山暮らしの体験や伝承が行われ、移住者・若者が里山文化を継承し、資源を活用できることで活力のある地域になっている。
短期アウトカム
1 |
| |
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モニタリング | いいえ | |
指標 | 交渉や講座、イベント、商品づくりが継続的に行われている。 | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | 運営会議月に1回、講座・イベント月2回、商品づくり10アイテム | |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
2 |
| |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 二地域居住者・移住者・住民有志等がそれぞれが増加する | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | 増加数 | |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
3 | 3)当会を結節点として、里山を活用するための、土地所有者、関係団体、地域団体、などからなるコンソーシアムが形成され、持続可能な地域づくりがすすんでいる状態になる。 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | コンソーシアムができる | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | 1 | |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
4 | ||
モニタリング | いいえ | |
初期値/初期状態 | 0 | |
5 | ||
モニタリング | いいえ | |
初期値/初期状態 | 0 | |
6 | ||
モニタリング | いいえ | |
初期値/初期状態 | 0 | |
7 | ||
モニタリング | いいえ | |
初期値/初期状態 | 0 | |
8 | ||
モニタリング | いいえ | |
初期値/初期状態 | 0 | |
9 | ||
モニタリング | いいえ |
アウトプット
1 | 1)講座の開催 | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
指標 | ①回数 | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | ①講座 15回 ②700人 | |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
活動内容 | 講座 (地域資源講座、自然エネルギー講座、地域づくり講座、民俗映像視聴講座) | |
活動時期 | 2021年5月~2024年3月 | |
2 |
| |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ①地元住民ニーズ調査 | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | ①5名 | |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
活動内容 | 地元住民ニーズ調査、移住者調査、地元有志、次世代参加者、市民会員 | |
活動時期 | 2021年5月~2024年3月 | |
3 |
| |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ①土地準備 | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | ①契約 | |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
活動内容 | 土地準備、フィールド整備、拠点設計、DIY | |
活動時期 | 2021年5月~2024年3月 | |
4 |
| |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ①森林所有者ニーズ調査 | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | ① 9名 | |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
活動内容 | 森林所有者ニーズ調査、森林整備、木の駅視察、貯木場構築、薪くらぶ | |
活動時期 | 2021年5月~2024年3月 | |
5 |
| |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ①地元の素材を使いこなす講座 | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | ①10回 | |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
活動内容 | 地元の素材を使いこなす講座、講習会、イベント出展、組織づくり | |
活動時期 | 2021年5月~2024年3月 | |
6 |
| |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ①体験ワークショップ実施 | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | ①300名 | |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
活動内容 | 商品づくり講座、ブランディング、テストマーケティング | |
活動時期 | 2021年5月~2024年3月 | |
7 |
| |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ①商品づくり・ブランディング講座 | |
初期値/初期状態 | 0 | |
目標値/目標状態 | ①R3 1回、R4 1回、R5 1回 | |
目標達成時期 | 2024年3月 | |
活動内容 | 商品づくり講座、ブランディング、テストマーケティング | |
活動時期 | 2021年5月~2024年3月 |
事業活動
インプット
人材
上田市潮田地区には地域貢献に厚い長野大学があり、教授陣有志に本会のアドバイザリーボードとしてご協力いただいている。また、対象地区には信州大学ほか大学教員、様々な経歴のある方が移住してきており、講師との連携や国際的な展開も期待できる。
資機材
1年目は、軽トラック、チェーソー、鎌、草刈機などの機材を5月に法人化したのちに購入する。トラクターなどが必要な場合はレンタルする。
人材 | 上田市潮田地区には地域貢献に厚い長野大学があり、教授陣有志に本会のアドバイザリーボードとしてご協力いただいている。また、対象地区には信州大学ほか大学教員、様々な経歴のある方が移住してきており、講師との連携や国際的な展開も期待できる。 |
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資機材 | 1年目は、軽トラック、チェーソー、鎌、草刈機などの機材を5月に法人化したのちに購入する。トラクターなどが必要な場合はレンタルする。 |
広報戦略および連携・対話戦略
広報戦略
本会の活動については、昨年から地域のマスコミやローカルテレビも注目しており、地元紙とは関係性ができている。また、昨年の講座6回は上田ケーブルテレビジョンというローカルテレビでそのまま放映され、今年も放送されることになる予定
連携・対話戦略
自治会連合会、地区自治会、商店会などについては、すでにシンポジウムやイベントでの後援団体となっていただくなど、信頼関係は築かれつつあり、チラシなども回覧板で回していただいている。
地区の自治会については、移住者との信頼関係が築かれておらず、今回の里山アグロフォレストリーのフィールドができれば、毎月地域の方が集い、よもやま話をするお茶会などを開き、移住者との親睦を深めたい。
広報戦略 | 本会の活動については、昨年から地域のマスコミやローカルテレビも注目しており、地元紙とは関係性ができている。また、昨年の講座6回は上田ケーブルテレビジョンというローカルテレビでそのまま放映され、今年も放送されることになる予定 |
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連携・対話戦略 | 自治会連合会、地区自治会、商店会などについては、すでにシンポジウムやイベントでの後援団体となっていただくなど、信頼関係は築かれつつあり、チラシなども回覧板で回していただいている。 |
出口戦略・持続可能性について
持続可能性1
・ アグロフォレストリーのフィールドを整備し、4年目以降は下記の収入事業を行う。里山暮らしの体験を有料で行う。上田地域の住民が里山に馴染めるように、会員制の「週末村民村」という組織を作り、会費を集める。
・ 環境省主催のmigkibaで2023年に立ち上がる県外の団体とビジネスモデルを作り、都市農村交流事業で都市の子供たちを受け入れる。
・ 古代から自生するマコモ、エゴマ等地域の気候に適合し、獣害に強い産物で特徴のある商品を作成し販売するなどの、環境に配慮した若者、移住者の起業体を輩出し、アグロフォレストリー関係起業体の統一ブランドを作って、販売していく。
持続可能性1 | ・ アグロフォレストリーのフィールドを整備し、4年目以降は下記の収入事業を行う。里山暮らしの体験を有料で行う。上田地域の住民が里山に馴染めるように、会員制の「週末村民村」という組織を作り、会費を集める。 |
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