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中間評価報告

2025/03/15更新

評価計画事業進捗の評価事業の改善結果広報に関する報告

評価計画

中間評価の目的:事業中間時点でみえてきた事業上の課題とそれを改善するために中間評価で確認したいこと

事業中間時点でみえてきた事業上の課題

①地域の居場所アセスメント事業
・当初想定していたアセスメントシートの実用性が不明確
・居場所についての理解や捉え方が各種コーディネーターによってバラつきがある


②地域の居場所ネットワーク事業
・特になし


③地域の居場所創出事業
・特になし


④有機的連携パイロット事業(よる学校)
・名簿にて参加者を確認しているが、記入の漏れ、忘れが多く正確な参加者数が分からない
・良い事例とうまくいかなかった事例を蓄積したいけどできていない


●事業全体
・特になし

事業上の課題を改善するために中間評価で確認したいこと

①地域の居場所アセスメント事業
・当初想定していたアセスメントシートの実用性が不明確 
→コーディネーターに実際に使用してもらい、実用性を確認する
・居場所についての理解や捉え方が各種コーディネーターによってバラつきがある 
→居場所の解体新書や居場所の構造化がどこまで進んでいるか確認する


②地域の居場所ネットワーク事業
・特になし


③地域の居場所創出事業
・特になし


④有機的連携パイロット事業(よる学校)
・名簿にて参加者を確認しているが、記入の漏れ、忘れが多く正確な参加者数が分からない 
→これからの参加者数の取り方を確認
・良い事例とうまくいかなかった事例を蓄積したいけどできていない 
→蓄積できていない原因を考える


●事業全体
・上手くいっている部分と手こずっている部分の確認作業
・事業を効率的に進められる方法

実施体制

1内部/外部内部
評価担当分野全般
氏名黒木麻莉恵
団体・役職三股町社会福祉協議会
2内部/外部内部
評価担当分野全般
氏名堀田大智
団体・役職三股町社会福祉協議会

実施状況を把握・検証するために実施する調査

調査方法

●アウトプット
④-1 新たな場づくりをした人、場に参加した人の数について活動担当者に聞き取りをする。


●短期アウトカム
【地域の居場所アセスメント事業】
アセスメントシートを試験的に運用し、有効性やニーズについて聞き取りを行う
【地域の居場所ネットワーク事業】
③居場所参加者に対して居場所を目指している場所に参加するのは初めてか聞き取りやアンケートを実施
【地域の居場所創出事業】
④居場所参加者に他の場にも参加したことがあるか参加者にアンケートを取る。居場所の担当者に他に参加した居場所を聞き取り。
【有機的連携パイロット事業(よる学校)】
同規模小学校区で2階建て構造がある地区とそうでない区の連動件数を比較し、居場所モデルの有効性について調査する

調査実施時期

7月1日~9月15日

調査結果の検証方法

各項目ごとに、聞き取り等でデータを取り、進捗を確認する。指標の見直し。

事業設計図の検証方法

検証方法

●事業計画
ロジックモデルの実施期間を現状の進捗に即したものに見直す
●資金計画
8月までの精算報告書をもとに、事業ベースに合わせて、当初予算を見直す(報償費など)

実施時期

7月1日~9月15日

事業計画書や資金計画書への反映実施時期

10月1日~10月31日

事業進捗の評価

アウトプットの実績

1アウトプット①-1本会や休眠事業チーム・各種制度コーディネーターの連携により、居場所についての情報や理解・構造化を図る(地域の居場所アセスメント)
指標三股町の居場所に関する構造図並びにレポートが作成される
中間評価時の値・状態作成途中
事後評価時の値・状態作成される
現在の指標の達成状況〇各種制度コーディネーターとの定例会を毎月実施し居場所等について共有が図られるようになっている 〇居場所の解剖学というコンテンツを立ち上げ、全9回が終了し構造図を作成している
進捗状況2計画どおり進んでいる
2アウトプット②ー1三股町において本会と自治体等との協働により各種制度分野の地域の居場所の既存データを整理し、それを基とした住民へのヒアリングを通じて、地域に必要な居場所・不足している居場所が明らかとなる。(地域の居場所アセスメント)
指標三股町における各制度コーディネーターで共通したアセスメントシートが完成し定期的にアセスメントがなされる。
中間評価時の値・状態アセスメントシートが作成される
事後評価時の値・状態作成される
現在の指標の達成状況3種のアセスメントシートの素案を作成しブラッシュアップを行っている。 〇コーディネーターが関わる人の居場所を認知創出できるアセスメントシート 〇地域を面でとらえたアセスメント 〇「場」自体のアセスメント
進捗状況3計画より遅れている
3アウトプット③ー1本事業で居場所における活動やイベント・広報物の配布等を積極的に実施し、居場所の可視化をおこなう。(地域の居場所ネットワーク事業)
指標居場所に関する複数の広報物やSNS等で可視化の発信がおこなわれている。
中間評価時の値・状態発信している
事後評価時の値・状態発信している
現在の指標の達成状況〇具体的な地域の実践(居場所)が生まれており、イベントや広報物・SNSの発信により多様な人々が参画するようになっている。
進捗状況2計画どおり進んでいる
4アウトプット⑥ー1重点地区(日常生活圏域)においてひとつのモデルとして多様な居場所(支援・交流側面)のパッケージ化が図られる(有機的連携パイロット事業)
指標2階建て構造(支援・交流)の居場所モデルができる(よる学校)
中間評価時の値・状態居場所モデルが存在している
事後評価時の値・状態居場所モデルが存在している
現在の指標の達成状況2階建て構造(支援・交流)の居場所(よる学校)が存在し、事業終了後に向けて、マネタイズの方法を検討している
進捗状況1計画より進んでいる

短期アウトカムにつながりそうな、活動直後にみられた受益者、対象者、関係団体等の変化(言動)があれば記載してください。

①地域の居場所アセスメント事業
・見られた変化:コーディネーターとの定例会を行なっており、そこでは事例検討を通して居場所に関する理解を深めている。その他、「居場所の解剖学」参加者への中間アンケートより、居場所に関する理解が深まったという回答が20件あり、さらに多様な関係者にも居場所の情報が共有されている。


②地域の居場所ネットワーク事業
・見られた変化:新たに生まれた居場所(拠点)に他の拠点のリーフレットやイベントのチラシなどを置いており、それをきっかけにイベントに参加してくれたり、参加者との会話が生まれている。
        
③地域の居場所創出事業
・見られた変化:それぞれの地域の居場所がロールモデルとなり、地域住民の主体的行動が促されている。また、それぞれの地域の居場所で出会った人同士で新たな活動が生まれている。
        NAZOにきていた「ポップアップをやりたい」という古着好きのお客さんと、ローカルポップアップストアとして、イベントを開催。
        よる学校のダンス教室に来ていた子どもたちが、ダンスを披露する舞台を作ってあげたいとある保護者が保護者全員のライングループを作り、新たなコミュニティが出来上がった。そして、実際に地域のお祭りで披露した。


④有機的連携パイロット事業
・見られた変化:福祉と交流の2階建て構造(よる学校)の1階部分(交流的)を作ったことで、そこに集まる人やリソースから2階部分(福祉的)が地域に生まれた。
        よる学校に来ていた、不登校の子供やその保護者、元教員、近くの使っていない児童館などを活用してフリースクール「ひる学校」が生まれた。

短期アウトカムの進捗状況

1アウトカムで捉える変化の主体居場所の運営者やコーディネーター
指標地域の居場所における共通のアセスメントが作成され把握されているか。
中間評価時の値・状態地域の居場所における共通のアセスメントがそれぞれのコーディネーターにより作成されて情報収集ができる。 (2024年8月)
事後評価時の値・状態地域の居場所における共通のアセスメントがそれぞれのコーディネーターにより作成され立体的に把握している。 (2026年3月)
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況地域の居場所と思われる場所の一覧を各種制度コーディネーターと挙げていく中で、各種制度コーディネーターが考える居場所はそれぞれ担当の制度事業に偏っていることが分かった。 そのため、各種制度コーディネーターが制度事業だけでなく、居場所の概念を拡張し、関わる人を適切に地域の居場所に接続・創出するための共通のアセスメントシートの素案を作成し、ブラッシュアップをおこなっている。
2アウトカムで捉える変化の主体居場所の運営者やコーディネーター
指標必要な居場所・不足している居場所などのすり合わせができ、適正な居場所のバランスについて検討がなされているか。
中間評価時の値・状態必要な居場所・不足している居場所などのすり合わせができ、適正な居場所のバランスについて定期的に検討している。 (2024年8月)
事後評価時の値・状態必要な居場所・不足している居場所などのすり合わせができ、適正な居場所のバランスについて方向性を関係者で共有できている。 (2026年3月)
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況各種制度コーディネーターとの定例会を毎月実施し居場所について定期的に検討している。 また、「じかん募金」というアンケートを地域住民に対して行った結果、R6、8月末時点で34件の回答があった。また、居心地の良い場所とは暫時的なものであるため、回答時に自分がいる場所を居心地が良い場所としてに挙げる人が多かった。 そのため、必要な居場所・不足している居場所はその人に依存するからこそ、多様な居場所の必要性が分かった。三股町では各居場所の運営者が多様な居場所を生み出している。
3アウトカムで捉える変化の主体交流・支援目的の居場所の運営者
指標日常生活圏域内に多様な居場所を複数整備することで、①交流目的の居場所、②支援目的の居場所の相互連携が他の居場所と比較してできているか。
中間評価時の値・状態日常生活圏域内に多様な居場所を複数整備することで、①交流目的の居場所、②支援目的の居場所の相互連携が他の居場所と比較してできている。重点地区での支援から交流の居場所、交流から支援の居場所への接続者数(2024年8月まで:20人)、とその他の地域との比較
事後評価時の値・状態日常生活圏域内に多様な居場所を複数整備することで、①交流目的の居場所、②支援目的の居場所の相互連携が他の居場所と比較してできている。重点地区での支援から交流の居場所、交流から支援の居場所への接続者数(2023~2026:100人)、とその他の地域との比較 (2026年3月)
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況①重点地区での交流から支援・支援から交流の居場所への接続数  45件 ②三股小校区・三股西小校区での比較 三股小校区(重点地区):45件 三股西小校区:7件

短期アウトカムの状態の変化・改善に貢献した要因や事例

①地域の居場所アセスメント事業
・変化、改善状況:居場所についての構造化が進んでいる
・原因:オンラインイベント「居場所の解剖学」を開催し、各ゲストの話を聞くことで居場所の要素等と実際に起こっていることがつながって線や面として捉えられるようになった。
・具体事例:素案ではあるが、居場所の構造を図解化できた。


②地域の居場所ネットワーク事業
・変化、改善状況:事業開始前と比較し、三股町内の居場所の数、参加者が増加し、人と人がつながるきっかけを創出している
・原因:一つ一つのチラシなどにデザインを入れており、伝わりやすくなっている。またイベントや拠点のチラシやSNSを活用した告知、広報をそれぞれの拠点で連動して行っているため
・具体事例:初めて、地域の居場所に参加したという人が111人に聞いて、64人だった。他の市や町からの参加者で自分の自治体にもこういった活動があればぜひ参加したい、自分でもやりたいという意見があった。


③地域の居場所創出事業
・変化、改善状況:住民主体でフリースクールや高校生世代の居場所、ブックカフェが生まれた。
・原因:人々が出会う場(交流目的の場)を、意図的に増やしたことで、さまざまな人材やリソースが集まり、同じ思いを持った人たちが集まるようになった。そこで、本事業のコーディネーターが課題や地域の人の「やりたい」を掛け合わせて、場づくりの伴走をしている。
・具体事例:高校生世代の居場所を作りたいと思っていたNPO法人から相談があった際に、空き家探しを一緒にしたり、必要な人につなぐ、片付けなど立ち上げの伴走をおこなった。結果、三股で「PARK」という居場所ができた。


④有機的連携パイロット事業
・変化、改善状況:興味や関心など、交流のきっかけとなるような場(交流機能)を複数作ることで多様な人が出会うことができた。それによって、具体的課題に対してのアプローチが、コーディネーターとしてできるようになり、支援の場を住民主体で作ることができた。
・原因:よる学校は、ラベリングしない誰でも参加できる場であり、普段出会えないような同じような課題感を持った人や誰かをサポートしたい人がつながることができた。
・具体事例:よる学校では、不登校の子供や不登校の子を持つ保護者、また元教員である住民さん、不登校支援をしたい住民さん達が集まった。不登校という具体的な課題に対して、コーディネーターがマネタイズや場所探しなどの伴走を行い、フリースクール(ひる学校)ができた。

事前評価時には想定していなかった変化・影響

①地域の居場所アセスメント事業
・予想していなかった変化、影響:地域の居場所と思われる場所の一覧を各種制度コーディネーターと挙げていく中で、各種制度コーディネーターが考える居場所はそれぞれ担当の制度事業に偏っていることが分かった。
そのため、各種制度コーディネーターが制度事業だけでなく、居場所の概念を拡張し、適切に地域の居場所に接続・創出するための共通のアセスメントシートが必要になった。


②地域の居場所ネットワーク事業
・予想していなかった変化、影響:特になし


③地域の居場所創出事業
・予想していなかった変化、影響:人と人とが出会う場があったことで、そこで出会った人やリソースにより、想定よりも早い段階で、フリースクール(ひる学校)ができた


④有機的連携パイロット事業
・予想していなかった変化、影響:木城町でのよる学園実施や綾町、京都市でよる学校をやりたいという町外、県外への波及効果。

事業進捗の評価

評価の視点自己評価(価値判断)結果
アウトカムが発現するための活動が適切に実施され、アウトプットは想定どおり積み上げられているか

①地域の居場所アセスメント事業
実施予定時期に遅れがある


②地域の居場所ネットワーク事業
想定通りに積み上げられている


③地域の居場所創出事業
想定通りに積み上げられている


④有機的連携パイロット事業
想定通りに積み上げられている

アウトカム発現への貢献要因や阻害要因を把握し、事業改善につなげられているか

①地域の居場所アセスメント事業
阻害要因として、居場所の理解や構造化に想定より時間がかかっていることや、当初想定していたアセスメントシートとは別の新しいアセスメントシートも必要となったことが挙げられる。今後は、休眠預金のアセスメントチームだけでなく、休眠チーム全体で地域の居場所アセスメント事業に時間を割いて、居場所の理解や構造化、新しいアセスメントシートの完成を早める。


②地域の居場所ネットワーク事業
一つ一つのチラシなどにデザインを入れており、伝わりやすくなっている。また、イベントや拠点のチラシ、SNSを活用した告知、広報をそれぞれの拠点で連動して行っているため、アウトカム発現に貢献している。今後創出される居場所においても、既存の居場所と連動していくことで緩やかなネットワークをあちこちに作っていく。


③地域の居場所創出事業
地域での課題と住民さんの「やりたい」を掛け合わせ、場づくりの伴走をすることでアウトカム発現に貢献している。今後も、地域の課題と住民さんの「やりたい」を本事業コーディネーターが取りこぼさず、新たな地域の居場所を創出していく。


④有機的連携パイロット事業
よる学校では、普段出会えない、同じような課題感を持った人や誰かをサポートしたい人がつながることができ、アウトカム発現に貢献している。一方で参加者の年齢が子供に偏っている。今後は、より多様な人が出会える場としていく。

組織基盤強化や、事業活動が円滑に進むための環境づくりができているか。また事業終了後を見据え、活動が継続するための取り組みが進んでいるか

組織基盤強化や事業活動はおおむね円滑に進んでいる。
ただし、有機的連携パイロット事業の継続性に関しては、マネタイズが必要であるため、今後関係者と協議検討していく。

事業の改善結果

事業の改善結果

項目内容
事業設計(ロジックモデル)の改善ポイント

スケジュールの見直しによる事業実施時期の変更を行う

事業計画書の改善ポイント

スケジュールの見直しによる事業実施時期の変更を行う

その他

・資金計画書の見直し
・各居場所の出欠システムの見直し

事業で最も重視する指標・変化

③居場所の創出
事業開始前と比較し、町内において地域の居場所がさらに増えているか。
④地域の居場所パイロット事業
二階建て構造のモデルとして持続可能なものとなっているか。

広報に関する報告

シンボルマークの活用状況

イベント実施時に表示

広報

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

240412 NHK 「どう支える?放課後の子どもたち」宮崎放送
240518 「どう支える?放課後の子どもたち」九州ネットで再放送

広報制作物等なし
報告書等なし
イベント開催等(シンポジウム、フォーラム等)あり
内容

よる学校説明会等で休眠預金の内容の説明