事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援
日 常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
SDGsとの関連
ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
---|---|---|
3. すべての人に健康と福祉を | 3.4 2030年までに、非感染性疾患による若年死 亡率を、予防や治療を通じて3分の1減少させ、精神保健及び福祉を促進する。 | 生きづらさを感じている子ども、若者、高齢者の精神的不安定さを、 |
3. すべての人に健康と福祉を | 3.6 2020年までに、世界の道路交通事故による死傷者を半減させる。 | 小中学区単位での、登下校時の見守りを通して、交通事故を減らす。 |
4. 質の高い教育をみんなに | 4.1 2030年までに、全ての子供が男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。 | 居場所運営によって、不登校の不安を解消し、 |
8. 働きがいも経済成長も | 8.6 2020年までに、就労、就学及び職業訓練のいずれも行っていない若者の割合を大幅に減らす。 | 小中学生の不登校児と生きづらさを抱えた若者の居場所を確保し |
11. 住み続けられる街づくりを | 11.3 2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、全ての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。 | 多世代が交流すること、これを支える街づくりのネットワークを構築し、 |
団体の社会的役割
団体の目的
私(i)が一人の人間としてしっかり立ち、みんなで一緒に(with)、出あい・ふれあい・助けあい・支えあい・学びあう環境づくりをする。
子どもがこどもらしく育ち、親が子育てをしやすい環境・社会を目指して活動を開始。
親子の絆、夫婦の絆、地域の絆、地縁による助け合い社会をめざして、みんなを繋げる事業は、
妊婦から、乳幼児~学齢期の子どもたちと家族、多世代をつなぐ事業は、利用者の声を形にしてきました。
団体の概要・活動・業務
〇親支援プログラム事業
〇乳幼児発達支援事業
〇緊急一時保育事業 (あいあいサポート事業)市内3ヵ所
〇つどいのひろば事業&赤ちゃんひろば(市内4カ所)
〇不登校の子どもの居場所つくり事業(若者の自立支援&親の会&地域ネットワーク事業)
〇産後ケア事業(母乳ケア・ママのサロン・ベビーマッサージ・抱っこおんぶの会等)
〇子ども食堂~シングルマザーの親子食堂~
〇養育支援ヘルパー事業
団体の目的 | 私(i)が一人の人間としてしっかり立ち、みんなで一緒に(with)、出あい・ふれあい・助けあい・支えあい・学びあう環境づくりをする。 |
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団体の概要・活動・業務 | 〇親支援プログラム事業 |
概要
事業概要
以下の事業を、中長期的な計画で立案し、常に内的外的フィードバックを受けながら、評価と振り返りを活かして事業継続を行う。
【事業1】不登校および若者の居場所
小中学生の不登校児童及び生徒の居場所運営。また、生きづらさを抱え就学や就職に悩む若者の居場所としても活用する。
【事業2】親支援事業
事業1の保護者やその家族のための交流の場を定期開催する。人的ネットワークの構築。
【事業3】小学校内での事業協力
団体所在の小学校区で、コミュニティスクールが実施する「校内居場所」「親支援」事業への協力体制を整える。
学校運営協議会、PTA、大学ボランティアサークルなどをネットワークでつなぎ、人材バンクを確立する。
・事業1.3 居場所運営5日/週(拠点、小学校内あわせて)8:30-15:00(会場による)
・事業2 「親の会」月1回場所は市内で巡回
【事業4】地域の高齢者との交流促進
包括支援センターと連携し、定期的な交流場所の運営、イベント、日常生活での交流、地域資源を調査した上で必要な事業を展開する。
・昼食は、子ども食堂や就労支援拠点の弁当配食などを活用して、食育、交流を進める。
・高齢者の運動促進と、小中学生の登校時の見守り事業のコラボレーションで、交流、安全、健康モデル活動をつくる。
【事業5】居場所運営連絡会(仮称)の開催
・行政、NPO、学校支援本部、包括支援センター、ボランティアサークル、児童養護施設、社会福祉協議会など呼びかけ
・月1回の開催、分科会の設置
【事業6】学びの場
本事業を実行する上で必要な研修、勉強会、見学会を講師を招いて行う。また、公開講座にして地域の皆さんへの広報、学びを共有する場にする。
【事業7】人的資源、資金確保
事業継続のための人的ネットワークの構築、人材育成。資金獲得のためのインターネットツールなどの構築。
資金提供契約締結日
2023年04月01日
事業期間
開始日
2023年04月01日
終了日
2026年02月28日
対象地域
清瀬市
事業概要 | 以下の事業を、中長期的な計画で立案し、常に内的外的フィードバックを受けながら、評価と振り返りを活かして事業継続を行う。 | |
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資金提供契約締結日 | 2023年04月01日 | |
事業期間 | 開始日 2023年04月01日 | 終了日 2026年02月28日 |
対象地域 | 清瀬市 |
直接的対象グループ
清瀬市内および近隣の小中学校に在籍する不登校児童および生徒
中学卒業以降で学校、就労に適応できない、生きづらさを感じる若者
生きづらさをを抱える小中学生や若者の親および家族
地域の高齢者や老々介護の状況にある本人および家族
人数
清瀬市内小中学校14校在籍 約5,200人
市内在住の高齢者(市人口約74,000人直近10年)
最終受益者
【最終受益者】
清瀬市内および近隣の小中学校に在籍する不登校児童および生徒
中学卒業以降で学校、就労に適応できない、生きづらさを感じる若者
生きづらさをを抱える小中学生や若者の親および家族
地域の高齢者や老々介護の状況にある本人および家族
【中間受益者】
上記の最終受益者への支援の過程で、これに携わる支援者、家族、地域サポーターが情報共有し、交流の場を得て、支援につながる
(小中学校教職員、特別支援コーディネーター、生活相談員)
人数
・不登校児童、生徒 287人
R4年度市内小中学校学級数191学級×1.5人 より算出
・地域の高齢者 約3,000人
人口×2割(対象高齢者)×2割(実利用者)から算出
・支援者、ボランティア、教職員など 約300人
R4年度開催イベントに従事した85人から算出
1日イベント→3年継続で2倍、小中学校14校×10名
直接的対象グループ | 清瀬市内および近隣の小中学校に在籍する不登校児童および生徒 | |
---|---|---|
人数 | 清瀬市内小中学校14校在籍 約5,200人 | |
最終受益者 | 【最終受益者】 | |
人数 | ・不登校児童、生徒 287人 |
事業の背景・課題
社会課題
「不登校児の居場所運営及び若者の自立応援事業」及び「コロナの影響」から見えてきた課題
①不登校児童の増加と低年齢化、支援の必要性と多様化
近年、小学校低学年の利用が増加傾向にあることは、5年間の居場所運営においても、小中学校訪問などを通して知る現状からも明らかである。
特に発達に課題のある子どもや、コミュニケーション能力の低下によって、集団生活にうまくなじめず、我慢をつづけた結果ある日突然登校できなくなる。対人恐怖や引きこもり、生活リズムの乱れ、母子分離不安なども懸念される。
日本の社会保障制度は家族に依存した枠組みを前提としており、若年者を固有の対象としていないため、支援施策としては弱いと言われる。大人への移行がスムーズでなかった若者は孤立しやすく政策的な支援も届きにくい。様々な行政サービスはあるが、それを紹介・同行・相談相手になる人や場所が必要である。
②親支援
当事者である子どもや若者の支援と同時に、保護者と家族の支援が必要不可欠である。わが子の悩みを他者に言えず、本人と一緒に引きこもり、課題解決の糸口をつかめないまま長期化してしまうことがある。同じ悩みを持つ保護者の交流の場を提供し、次への一歩を踏み出せることは、保護者の居場所ともなりうる。
③地域の力を活用する
様々な「交流」を実現するためには、閉鎖的な空間を共有し、官民が協働して課題解決に取り組むことが必要である。地域・法人・行政・世代を超えて共有して取り組むことが、課題解決の糸口になる。
学校を地域に解放し、地域と連携して教職員がやりたくてもできないことを実現できる仕組みづくりをする。
④多世代交流の必要性
当団体の拠点となる地域は、清瀬市内においても様々な特殊な環境がある。広大な土地に、歴史ある福祉施設が複数あり、これらの隙間を縫うように住宅が広がった歴史から、共働きの核家族世帯が多くを占める。賃貸住宅が多く兄弟姉妹が少なく、コロナ禍においては子どもたちの友人との交流は極端に減った。また保護者同士の交流も激減し、支えあいの街づくりがきしんでいる。
それぞれのグループやコミュニティでの活動は盛んだが、世代間の交流や主催団体の枠を超えての交流は、必要とされながら進んでいない現状がある。不登校やその家族、独居の高齢者などが交流を通して心身の健康を保つ場づくりが、これらに寄与すると考える。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
清瀬市では、小学校全9校に特別支援教室、中学校全5校に通級指導教室、SCが全校に設置されている。教育支援センターでは、不登校児の学習、本人・家族の相談支援を行え、他市や関係機関と連携している。令和4年度にコミュニティスクールが1校設置され、地域連携が進められている。
10カ所ある老人いこいの家は、高齢者サロン等に活用され、社会福祉協議会、包括支援センターと連携して地域の交流の場が多数開かれている。
課題に対する申請団体の既存の取組状況
・不登校の居場所事業 5年目 不登校の小中学生、中学卒業後の若者支援の場
・清瀬第六小学校(団体の拠点学区)学校内居場所実現に向けた協力
・児童養護施設、社会福祉士と支援者連絡会を立ち上げ(令和4年度)中学校区および市内の個別ケースを共有し最善の支援を検討する会
・包括支援センターと連携し、多世代交流イベントを開催
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
すでに、行政や地域の団体等によって素晴らしい活動がなされている現状がある。しかし、これらが網羅された情報センターのような機能を持つ機関はなく、行政によって草の根活動までつなぐ活動は困難である。利用者にとっては、個人のニーズ が多様化している中、たらいまわしになってしまう恐れがある。地域資源のタテとヨコを網羅的につなぐことは時間を要し受益者も多岐にわたるので、行政と地域の連携がなければ実現しえない。
社会課題 | 「不登校児の居場所運営及び若者の自立応援事業」及び「コロナの影響」から見えてきた課題 |
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課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 清瀬市では、小学校全9校に特別支援教室、中学校全5校に通級指導教室、SCが全校に設置されている。教育支援センターでは、不登校児の学習、本人・家族の相談支援を行え、他市や関係機関と連携している。令和4年度にコミュニティスクールが1校設置され、地域連携が進められている。 |
課題に対する申請団体の既存の取組状況 | ・不登校の居場所事業 5年目 不登校の小中学生、中学卒業後の若者支援の場 |
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | すでに、行政や地域の団体等によって素晴らしい活動がなされている現状がある。しかし、これらが網羅された情報セ ンターのような機能を持つ機関はなく、行政によって草の根活動までつなぐ活動は困難である。利用者にとっては、個人のニーズが多様化している中、たらいまわしになってしまう恐れがある。地域資源のタテとヨコを網羅的につなぐことは時間を要し受益者も多岐にわたるので、行政と地域の連携がなければ実現しえない。 |
中長期アウトカム
2030年に、清瀬市信愛包括支援センター担当区または清瀬市第二中学校区において、多世代がつどう居場所が存在し、在住市民が孤独を感じず困ったときに相談できる場所・人・団体を知るための情報網が整備されたつながりをもった地域・社会になる。
さらに長期的には、これらを清瀬市全地域(包括支援センター3区、中学校5区)において、同様の居場所と情報網が整備される。
また、これらを利用しない市民も他人事とせず、少しの時間を提供できる人的資源を共有し活用するシステムと、金銭的に自立した運営を行う。
短期アウトカム
1 | 【子ども】 | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・子どもの様子の比較 | |
初期値/初期状態 | 利用開始前の見学時の様子 | |
中間評価時の値/状態 | ・子どもの様子の比較 | |
事後評価時の値/状態 | ・子どもの様子の比較 | |
2 | 【親】 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・二中学区内での新たな「親の会」開催 ・親の会(二中学区開催の親の会、他団体主催のものを含む)の参加者数増減/不登校の数(学校把握)調査校の数、参加比率 | |
初期値/初期状態 | ・「不登校の親の会」実施 | |
中間評価時の値/状態 | ・「不登校の親の会」実施 | |
事後評価時の値/状態 | ・「不登校の親の会」実施 | |
3 | 【学校】 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・教職員へのアンケート調査 | |
初期値/初期状態 | ・アンケート実施実績なし | |
中間評価時の値/状態 | ・教職員へのアンケート調査 1回目 | |
事後評価時の値/状態 | ・教職員へのアンケート調査 2回目 | |
4 | 【地域の人】 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・子ども、地域住民が利用できる居場所の数の推移 | |
初期値/初期状態 | サロン6か所 詳細は地域アセスメントにより把握 | |
中間評価時の値/状態 | ・地域住民が利用できる居場所 | |
事後評価時の値/状態 | ・地域住民が利用できる居場所 | |
5 | 【支援者】 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・連絡会参加団体の子どもの様子の比較 | |
初期値/初期状態 | ・ケーススタディが共有されることがある | |
中間評価時の値/状態 | ・ケーススタディが毎回共有される | |
事後評価時の値/状態 | ・ケーススタディが毎回共有される | |
6 | 【行政】 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・清瀬市子ども・子育て支援総合計画が話し合われる清瀬市子ども・子育て会議で議題にあがる | |
初期値/初期状態 | 議題にあがっていない(確認中) | |
中間評価時の値/状態 | ・清瀬市子ども・子育て会議 | |
事後評価時の値/状態 | ・清瀬市子ども・子育て会議 |
アウトプット
1 | 【ゆいゆい 居場所の開催】 | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・居場所の運営 週3回(月)(火)(木)開所 | |
中間評価時の値/状態 | ・居場所の運営 週3回(月)(火)(木)開所 | |
事後評価時の値/状態 | ・居場所の運営 週3回(月)(火)(木)開所 | |
2 | 【不登校の子を持つ親】 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | ・「不登校の親の会」実施 年10回 ・親対象のアンケート調査を実施 | |
中間評価時の値/状態 | ・「不登校の親の会」実施 | |
事後評価時の値/状態 | ・「不登校の親の会」実施 | |
3 | 【学校】 | |
モニタリング | いいえ | |
指標 | 【校内居場所】 | |
中間評価時の値/状態 | 【校内居場所】 | |
事後評価時の値/状態 | 【校内居場所】 | |
4 | 【地域ア セスメント】 | |
モニタリング |