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中間評価報告

2024/10/22更新

評価計画事業進捗の評価事業の改善結果広報に関する報告

評価計画

中間評価の目的:事業中間時点でみえてきた事業上の課題とそれを改善するために中間評価で確認したいこと

事業中間時点でみえてきた事業上の課題

タイアップ企業の獲得という一柱について、DMでアプローチするにあたり、企業が独自にSDGsの取り組み方を模索しているという想定から得られる連携は一定数あったことが確認できている。それが目標に対して4割であることは、まだ企業にSDGsが浸透していないのか、企業にその余裕がないのか、アプローチの仕方に問題があるのか。我々にできる点としてアプローチの仕方があげられる。アプローチの手法をDM以外にも求めていく手法も取り始めており、メディアへ取り上げて頂けるよう働きかけている。また、この期中において新たな問題点として食品の確保が難しくなっており、それを逆手に取った企業や団体との連携やメディアへの露出も進めている。公共団体との連携について、最終的には行政からの委託なども目指して市役所への訪問も行っているが、実際のハードルは高く、結果に結びつけるのは難しい。平塚市は、貧困対策の政策や事業を既に施行しており、また平等という観点から特定の団体へ厚い支援を行うということもできないという状況にある。有給スタッフの確保という点では、やはり企業と直接やり取りできる人材の不足感が否めない。

事業上の課題を改善するために中間評価で確認したいこと

メディアに取り上げられることは、地元企業や市へのアピールとなるため、フードバンク湘南だけでなく、もっと大きな枠でより大きなメディアに取り上げてもらうことはできないか。小さなメディアであっても拡散性の高いYouTuberなどとのコラボもできないか。今回の事業のお陰で地元の有名な企業との連携がいくつか取れるようになった、という実績を活かして他にも展開していく方法はないか。公共団体との繋がりもできてきているが、委託事業の受託などの収入につながる道が見えてこない。成功事例等で他にやれそうなことはないか。

実施体制

1内部/外部内部
評価担当分野企業向けDM制作 発送
氏名北畑
団体・役職認定NPO法人フードバンク湘南 
2内部/外部内部
評価担当分野個人向けDM制作 発送
氏名
団体・役職認定NPO法人フードバンク湘南
3内部/外部内部
評価担当分野企業連携
氏名久松
団体・役職認定NPO法人フードバンク湘南 副理事長
4内部/外部内部
評価担当分野求人
氏名大関
団体・役職認定NPO法人フードバンク湘南 理事長
5内部/外部内部
評価担当分野行政
氏名大関 久松
団体・役職認定NPO法人フードバンク湘南 理事長 副理事長

実施状況を把握・検証するために実施する調査

調査方法

スプレットシートにまとめた数値を定期的に資金分配団体と確認

調査実施時期

毎月、資金分配団体との定例会で実施

調査結果の検証方法

数値目標と照らし合わせて、資金分配団体と検証

事業設計図の検証方法

検証方法

資金分配団体との定例会でロジックモデルの検証

実施時期

2024年9月より毎月の定例会にて資金分配団体と検証をした。

事業計画書や資金計画書への反映実施時期

資金計画 : 2024年10月に資金計画の変更を予定

事業進捗の評価

アウトプットの実績

1アウトプット2023年5月~2026年2月に企業へDM発送
指標発送件数
中間評価時の値・状態3,000社へ発送
事後評価時の値・状態6,000社へ発送
現在の指標の達成状況発送件数 : 3900社へ発送
進捗状況1計画より進んでいる
2アウトプット2023年5月~2026年2月に食品の寄付をいただいた個人へDM発送
指標発送件数
中間評価時の値・状態50名へ発送
事後評価時の値・状態100名へ発送
現在の指標の達成状況0名へ発送 まだデータをまとめている最中で、2024年10月より順次発送予定
進捗状況3計画より遅れている
3アウトプットSDGsパートナー企業と連携を行う
指標連携企業数
中間評価時の値・状態56社と連携
事後評価時の値・状態112社と連携
現在の指標の達成状況連携企業数:28社 企業へのDM発送開始が遅くなった関係もあり、SDGsパートナー企業として寄付金を頂いている企業は25社となっているが、寄付金をいただいた企業は28社になる。 寄付金には繋がっていないが、様々なご協力をいただいている企業を合わせると、連携している企業数は42社となっているので、パートナー企業となっていただけるように引き続き連携を深める
進捗状況3計画より遅れている
4アウトプット求人と採用を2023年5月~2026年2月に行う
指標採用人数
中間評価時の値・状態有給の常勤職員:1名 有給の非常勤職員:1名
事後評価時の値・状態有給の常勤職員:3名 有給の非常勤職員:2名
現在の指標の達成状況有給の常勤職員:2名 有給の非常勤職員:0名 ※非常勤職員の人数は0名だが、有給職員全体の採用人数は2名なので計画通りとしている。
進捗状況2計画どおり進んでいる
5アウトプット行政へ訪問を行い、行政との連携をはかる
指標連携する行政の数
中間評価時の値・状態自治体の数:1自治体 社会福祉協議会:1団体 小中学校:1校
事後評価時の値・状態自治体の数:3自治体 社会福祉協議会:3団体 小中学校:1校
現在の指標の達成状況自治体の数:1自治体 社会福祉協議会:2団体 小中学校:1校
進捗状況2計画どおり進んでいる

短期アウトカムにつながりそうな、活動直後にみられた受益者、対象者、関係団体等の変化(言動)があれば記載してください。

食品寄付でお世話になっている企業と、当初はSDGsパートナー企業の話は進まなかったが、当団体の活動を現場で視察していただき、現金寄付をいただけることが決まった。生活困窮者に対して直接支援をおこなっている活動は大変素晴らしいと言っていただいた。

短期アウトカムの進捗状況

1アウトカムで捉える変化の主体SDGsパートナー企業
指標寄付企業数 寄付金額 業務委託人数 有給の常勤職員 有給の非常勤職員
中間評価時の値・状態寄付企業数:56社 寄付金額:7,000,000円 業務委託人数:2名 有給の常勤職員:1名 有給の非常勤職員:1名
事後評価時の値・状態寄付企業数:112社 寄付金額:6,000,000円 業務委託人数:0名 有給の常勤職員:3名 有給の非常勤職員:2名
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況寄付企業数 : 25社 寄付金額:1,933,972円(SDGsパートナー企業のみ) 企業へのDM発送開始が遅くなった関係もあり、SDGsパートナー企業として寄付金を頂いている企業は25社となっているが、寄付金をいただいた企業は28社になる。 寄付金には繋がっていないが、様々なご協力をいただいている企業を合わせると、連携している企業数は42社となっているので、パートナー企業となっていただけるように引き続き連携を深める
2アウトカムで捉える変化の主体行政との連携が増え、支援者の幅が広がる
指標連携する自治体の数 連携する社会福祉協議会の数 連携する小中学校の数
中間評価時の値・状態連携する自治体の数:1自治体 連携する社会福祉協議会の数:1団体 連携する小中学校の数:1校
事後評価時の値・状態連携する自治体の数:3自治体 連携する社会福祉協議会の数:3団体 連携する小中学校の数:1校
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況連携する自治体の数 : 1自治体 連携する社会福祉協議会の数 : 2団体 連携する小中学校の数 : 1校 自治体との連携としては市長に要望書を提出し、議会でも取り上げていただくなど、以前より連携を深められていると感じる。 成果としての数字は社会福祉協議会との連携しか増えてはいないが、PTAとつながりをもてるようになり、今後更に成果を出せるように連携を深めていきたい。

短期アウトカムの状態の変化・改善に貢献した要因や事例

DMという手法で企業へアプローチするメリットは圧倒的な物量による分母の拡大である。企業がSDGsへわずかながら興味を持ち始め、地域の貧困を知る機会が徐々に出始めている。しかし貧困解消への貢献は企業にとって常態的に必要なものではなく、CSRの一環として対象を選定する際にこの活動への支援を選択して頂く必要がある。そのためには企業がこの問題に興味を持ってもらう機会を増やし、そのタイミングでDMの発送が嚙み合ったときに効果が最大値となる。メディアへの露出のタイミング、これはフードバンク湘南が取り上げられたときに最も効果が大きいが、同様な活動が取り上げられた場合にも一定の効果があり、短期目標をクリアしていくための最大の要因となると思われる。市との連携においては、コロナ禍において休校となった学校給食の余剰食材の寄贈を受けたり、環境部との共同事業で業務管理システムを構築、企業からの食品寄贈の話を紹介いただいたりといった形で連携している。また、平塚市PTA連合協議会との連携の話も出ており、教員委員会との連携は取れる可能性が出てきている。

事前評価時には想定していなかった変化・影響

企業側が企業ロゴ等や広報等の見返りを求めず、寄付金の振込みをいただくことが多々ある。
食品寄付の繋がりからパートナー企業としてご協力金をいただけること。

事業進捗の評価

評価の視点自己評価(価値判断)結果
アウトカムが発現するための活動が適切に実施され、アウトプットは想定どおり積み上げられているか

アウトプットは当初の予定通りにプラスして当初の予定通りの活動ではアウトカムに繋がりにくいという判断で変化を加えたものも含め順当に活動を積み上げられている。

アウトカム発現への貢献要因や阻害要因を把握し、事業改善につなげられているか

貢献要因の評価も行われ、明確に意識されているため改善実施されている。一方で阻害要因が外的要因である場合に改善が困難である。

組織基盤強化や、事業活動が円滑に進むための環境づくりができているか。また事業終了後を見据え、活動が継続するための取り組みが進んでいるか

この事業において基盤強化と終了後の継続性は根源が同じであり、それが企業からの支援増加にかかっている。上記記載の通り順当に活動は行われ改善も行っているが結果がやや弱い。事業活動が円滑に進むための環境は伴走してくれる全国フードバンク推進協議会によって支えられ常にともに考えアイデアを頂けているため非常に円滑である。

事業の改善結果

事業の改善結果

項目内容
事業設計(ロジックモデル)の改善ポイント

TELにて企業へ営業をやってみたが効果がなく、ひたすら断られ続けることもスタッフのやる気に大きく影響するためやめることに。スタッフの精神面、費用対効果を考慮し、リファラル営業への転換をしていく。

事業計画書の改善ポイント

総体的な改善は無し

その他

事業で最も重視する指標・変化

活動の継続性を高めることに繋がる成果すべてが大事であるが、わかりやすく、また確実に活動の継続性を高める指標は支援金額である。またこの活動は、事業終了後も継続していくものであり、サポート企業の入れ替わりを踏まえると、小規模な支援を積み重ねて支援全体を構築していく方が理想的であるため件数も同様に重要な指標となる。さらに掘り進めばサポート企業を探し続けるのにもスタッフの力が必要であり、此度の事業を経験しているスタッフの経験値も、今後の効率や無駄を削減していくためにも重要である。すなわち、スタッフの雇用の確保も根底として重要である。この事業において、この活動に関わる社会情勢の変化やSDGsへの傾向がどのようにいつ報道されたかは重要なポイントとなりそのタイミングにDMをかみ合わせることができるよう、伴走団体、ボランティア同士の交流、市議会議員からの情報なども活用しタイミングを逃さないようにしていく。

広報に関する報告

シンボルマークの活用状況

その他:2024年9月にHP改良の予定があり、そのタイミングで活用させていただきます。

広報

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

2023年7月19日、20日
NHK総合ニュース7、首都圏ネットワーク、おはよう日本、ネットニュース
2023年8月3日
TV神奈川ニュース
2023年11月23日、12月12日
朝日新聞
2023年12月
栄養と料理(1月号)
2024年3月21日
タウンニュース平塚版

広報制作物等あり
内容

記事名:SDGsパートナー企業募集のお知らせ
制作目的:パートナー企業を募るため(休眠預金事業の目的達成のため)
2023年9月より毎月300社、2024年3月より毎月350社へ発送

報告書等あり
内容

2024年7月号「フードバンク湘南だより」を活動報告書として発刊。今後も3ヶ月ごとに発刊予定で「SDGSパートナー企業募集のお知らせ」に同封予定。

イベント開催等(シンポジウム、フォーラム等)あり
内容

2023年10月22日(日)
日産車体企業祭(遊人ぴあ)
概要:SDGs・地域貢献をコンセプトとしたイベントで、フードドライブと企業営業(10社ほど)を実施
参加人数:6名
2024年7月20、21日
環境フェア(平塚市役所)
概要:「環境についてみんなで楽しく学んで活かそう」がテーマになっているイベントでフードドライブと企業営業(10社ほど)を実施
参加人数:4名