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休眠預金活用事業
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中間評価報告

2025/04/03更新

評価計画事業進捗の評価事業の改善結果広報に関する報告

評価計画

中間評価の目的:事業中間時点でみえてきた事業上の課題とそれを改善するために中間評価で確認したいこと

事業中間時点でみえてきた事業上の課題

  1. 参加者(利用者)の確保・維持


 ⇒対象となる子どもがフリースクールにつながらない。お母さんが相談に来るが、引きこもって子どもが来れない。家から出ない。知り合いやネット(FB)で自分で探してくる。
 ⇒まずはアウトリーチで訪問から外に連れ出す。家族の送迎も大変なので、迎えに来てもらうことも大事かも。
 ⇒子ども食堂は人数が増えている。ちゃんとターゲット層が来ているか??子ども達だけが来るようになった。小中学生が団体で来る。5-6時は子どもだけの層。6-7時は親子の層。
2. 運営資金の確保・持続可能性
 ⇒休眠預金後の出口戦略(持続可能な財務状況)、助成金の募集などにタイミングを外すことがある。タイムリーな対応ができていない。フリースクール。
 ⇒子ども食堂の七尾市から子ども支援課から20万円運営資金が出る予定。
3. 組織運営・人材育成
 ⇒子どもの遊び場、ヒーローくんが帰るので、誰が引き継ぐのか?外部ボランティアじゃないので、目が厳しくなる。
4. 関係機関との連携
 ⇒教育委員会と子育て支援課の連携が足りない。
 ⇒七尾市のデータが実態と合致していない。市や学校が定義する範囲は狭い。学校に行きづらい、当団体では、生きづらさを抱えている子どもと定義をしている。潜在的不登校の整理
5. 事業内容の改善
 ⇒遊び場事業のボランティアを探している。今のボランティアスタッフ(学生)が就職に伴い持続できない。スタッフだけではちょっと難しい。

事業上の課題を改善するために中間評価で確認したいこと

・休眠預金後の出口戦略(持続可能な財務状況)
 ⇒応募している日本財団の案件が採択された。2年後(2027年4月)からは自治体に移行する約束となる。七尾市長と面談し、協力依頼。
・対象となる子どもがフリースクールにつながらない。
 ⇒パンフレット等の作成について相談
・ボランティア等の人材不足
 ⇒金沢大学等の学生など、継続的に関与できる人を探す。

実施体制

1内部/外部内部
評価担当分野全般
氏名滝澤 るみ子
団体・役職代表理事
2内部/外部内部
評価担当分野全般
氏名滝澤 和義
団体・役職補佐
3内部/外部外部
評価担当分野全般
氏名友田 景
団体・役職株式会社ビズデザイン大阪 代表取締役
4内部/外部外部
評価担当分野全般
氏名太田 殖之
団体・役職七尾未来基金 PO
5内部/外部外部
評価担当分野全般
氏名田立 紀子
団体・役職一般財団法人社会変革推進財団 PO

実施状況を把握・検証するために実施する調査

調査方法

アンケート調査
ヒアリング調査

調査実施時期

2025年1月~3月

調査結果の検証方法

実行団体、資金分配団体PO、外部評価者でディスカッション

事業設計図の検証方法

検証方法

実行団体、資金分配団体PO、外部評価者でディスカッション

実施時期

2025年1月~3月

事業計画書や資金計画書への反映実施時期

2025年3月~4月

事業進捗の評価

アウトプットの実績

1アウトプット月・木(+土or日)のフリースクールの開催
指標年間開催数・年間のべ参加者数
中間評価時の値・状態年90日・参加者のべ540名
事後評価時の値・状態年180日・参加者のべ1080名
現在の指標の達成状況事業開始当初より週2回実施してきたところ、5月から週3回に増加。事業開始当初から2025年1月31日時点ののべ参加者数は588名となっている。 2024/1/1の発災により、1-2月の参加者数は激減したが、2024年5月末時点で6人/回、2024年9月末時点で7人/回、2025年1月末時点で、4~5人/回が参加している。
進捗状況1計画より進んでいる
2アウトプット相談者が情報を得ることができるコンテンツをYoutube Facebookで発信 紙面、県内メディア発信、コンテンツを活用して発信の場を広げる
指標SNSでのコンテンツ発信数
中間評価時の値・状態12回発信
事後評価時の値・状態24回発信
現在の指標の達成状況新聞に2回掲載、のべyoutube51回発信、10月27日に地域共生ホーム(全国シンポジウム)でフリースクールに関する活動報告の場において発表し、発信の場を広げた。
進捗状況1計画より進んでいる
3アウトプットよろず相談活動
指標保護者の相談回数
中間評価時の値・状態18人(延べ36回)
事後評価時の値・状態36人(延べ72回)
現在の指標の達成状況子ども食堂の開催日に実施。2024年9月末時点で、延べ52人(延べ52 回)(13か月×4回×1人)。2024年10月~2025年1月末時点で、延べ32人(延べ16)回(4か月×4回×2人)。総計、延べ84人(延べ68回)これ以外に相談多数。
進捗状況1計画より進んでいる
4アウトプット自社農園や体験事業に子ども達が参加する(体験の拡大)
指標自社農園や体験事業に子供たちが参加する(体験の拡大)
中間評価時の値・状態15人×12回
事後評価時の値・状態15人×24回
現在の指標の達成状況2023年7月~2025年1月末に原則隔月で実施。 ・初回からの参加者数は15人×7回(原則隔月)、直近3回の参加者数は各20人。 ・2024年12月はクリスマスイベントで30人が参加。 合計、12回の体験事業に、のべ195人が参加した。 ※2024年度進捗報告書では、フリースクール・学童保育の実績を計上していたため見直した。
進捗状況1計画より進んでいる
5アウトプットこども食堂の開催
指標開催数
中間評価時の値・状態15人×4回×12か月
事後評価時の値・状態15人×4回×24か月
現在の指標の達成状況2023年7月~12月は25~30人(平均28人)×4回×6か月=672人 2024年1~3月は10人×4回×3か月=120人 2024年4月は25人×4回=100人 2024年5~8月は30人×4回×4か月=480人 2024年9月は40人×4回=160人 2024年10月~1月は40人×4回×4か月=640人 計、のべ2,172人
進捗状況1計画より進んでいる

短期アウトカムにつながりそうな、活動直後にみられた受益者、対象者、関係団体等の変化(言動)があれば記載してください。

・フリースクールを利用していた子どもが運営側のスタッフを経験し、現在は受験勉強にチャレンジしている。
・子ども食堂で七尾市長に対し、子ども達から七尾市についてのプレゼンを行う。発表者、伝えたい内容をを子ども達が決める。
・フリースクールに通っていた子どもが勉強がしたくなったとの理由で学校に戻った。
・フリースクールに長期通っている子どもが、フリースクールの食事で体が健康になったと母親に伝えた。
・小学校校長から1人のその学校の児童に対してフリースクールの方が合っていると聞き取る。

短期アウトカムの進捗状況

1アウトカムで捉える変化の主体参加者(こども)
指標自己肯定感の向上 アンケートorヒアリング
中間評価時の値・状態自己肯定感の向上を感じるフリースクール在籍者比率71.4%。(在籍者数は10人、累計15人。)
事後評価時の値・状態自己肯定感の向上を感じるフリースクール在籍者比率71.4%。(在籍者数は10人、累計30人。)
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況アンケート回答「自己肯定感に関する11の質問の単純平均」54.2% 「相談できる大人が増えた」100% 「楽しみが増えた」83.3% 「自分は成長したと感じている」83.3%
2アウトカムで捉える変化の主体保護者
指標子育ての孤独感の軽減(保護者アンケート・ヒアリング)
中間評価時の値・状態フリースクールに通う不登校の子どもの保護者のうち、孤独感の軽減を感じる保護者の比率80%(累計保護者数は24人) 保護者が相談できるコミュニティがある状態
事後評価時の値・状態フリースクールに通う不登校の子どもの保護者のうち、孤独感の軽減を感じる保護者の比率80%(累計保護者数は36人) 保護者が保護者をサポートする場となっている状態
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況アンケート回答「相談したことで、気分が楽になった経験がある」58.3%
3アウトカムで捉える変化の主体子ども
指標将来への意欲向上 アンケートorヒアリング
中間評価時の値・状態子ども食堂に来る子どものうち、将来への意欲向上を感じる子どもの比率70%。(利用者数は25人、累計40人。のべ1,320人)
事後評価時の値・状態子ども食堂に来る子どものうち、将来への意欲向上を感じる子どもの比率80%。(利用者数は30人、累計45人。のべ2,120人)
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況アンケート回答「ごはんをお腹いっぱい食べて、元気になった」「また来たいと思う」98.2%
4アウトカムで捉える変化の主体自団体
指標事業・組織・財源の持続可能性をふくめた中期計画に沿った組織運営
中間評価時の値・状態中期計画ができている
事後評価時の値・状態中期計画に沿って、事業が財政面・人材面から持続可能になっている
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況これから1年かけて、作成していく。

短期アウトカムの状態の変化・改善に貢献した要因や事例

・youtubeを作ったこと。何をやっていることがわかるようになって、家族の理解が増えた。
・フリースクールの子どもたちに講演会に参加して、みんなの前で話すことができて、大きな励みになった。
・フリースクールに通う子どもが学校に通うようになった。大人と話せる機会が増えて、自信が付いたことが大きい。

事前評価時には想定していなかった変化・影響

・子ども食堂に友達連れで来ること。5時に来るので、6時には帰ってもらっている。
・市長との面談により、認識が深まり、連携が深まっていく。
・第三の居場所事業(日本財団)が始まるもの想定外だった。震災で支援の輪が広がった。
・震災によって、事業を想定通りにできてなかった部分もあるが、広がった部分も大きい。

事業進捗の評価

評価の視点自己評価(価値判断)結果
アウトカムが発現するための活動が適切に実施され、アウトプットは想定どおり積み上げられているか

全てのアウトプットにおいて計画より進んでおり、想定以上に積み上げられている。

アウトカム発現への貢献要因や阻害要因を把握し、事業改善につなげられているか

認知の部分、不登校数のカウントの仕方が、教育委員会や学校と異なる部分

組織基盤強化や、事業活動が円滑に進むための環境づくりができているか。また事業終了後を見据え、活動が継続するための取り組みが進んでいるか

中期計画の作成により、取組みを進めている。

事業の改善結果

事業の改善結果

項目内容
事業設計(ロジックモデル)の改善ポイント

ロジックモデルの大きな修正・改善はないが、中長期アウトカムの目指す社会像の文言を修正。

事業計画書の改善ポイント

大きな事業計画の修正・改善はない。

その他

遊び場事業は、続けていけるようにしたい。他の助成事業の活用も検討する。

事業で最も重視する指標・変化

・すべての被災した子どもに普段の生活ではできない経験をしてもらうこと。他の地域より震災の影響により、経験値が減っている。そこが確保されること。
・実施回数を確保すること。そのためには、ボランティアを含めたスタッフの確保が重要。動ける人。

広報に関する報告

シンボルマークの活用状況

広報制作物に表示

イベント実施時に表示

その他:車両、テレビ、パソコン、看板

広報

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

2023年6月28日中日新聞掲載(このゆび全国に仲間「七尾の施設富山型しっくりきた」)
2023年9月30日(土)教育シンポジュウム開催「七尾市のこどもの未来を考える」では地方テレビに1週間放送
2023年10月1日中日新聞掲載(子の居場所、七尾市支援もっと)
2024年4月8日中日新聞掲載(もちつき大会)
https://www.47news.jp/10765917.html
2024年9月19日NHK放送(行き場のない輪島塗漆器を販売して被災地支援)


SNS:youtube(オルタナティブスクールひなたぼっこ)51本
https://www.youtube.com/@オルタナティブスクールひなたぼっこ

広報制作物等あり
内容

・フリースクール事業において、オルタナティブスクールの毎月のお知らせを、保護者に向けに発行
・2024年5月5日 Lets enjoy in能登

報告書等あり
内容

・2024年8月11日女性防災リーダー育成事業 能登半島地震発災「あの時何を思い、どう動いたか」で活動報告
・2024年9月3日YATAGOUビレッジセカンド大学にて活動報告
・2024年10月27日に地域共生ホーム(全国シンポジウム)でフリースクールに関する活動報告の場において発表

イベント開催等(シンポジウム、フォーラム等)あり
内容

・2024年5月5日(祝) Lets enjoy in能登を開催
 https://noto-renaissance.net/kodomonohi-kibounookakouen/