事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
働くことが困難な人への支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
地域の働く場づくりや地域活性化などの課題解決に向けた取組の支援
その他の解決すべき社会の課題
不遇な過去や家庭環境により、人間関係構築やコミュニケーションの不成功体験が続いたことで、自己・他者肯定感が低く挑戦や行動の継続ができない若者
SDGsとの関連
ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
---|---|---|
4. 質の高い教育をみんなに | 4.4 2030年までに、技術的・職業的スキルなど、雇用、働きがいのある人間らしい仕事及び起業に必要な技能を備えた若者と成人の割合を大幅に増加させる。 | 支援対象は10〜30代の未経験、スキルなし、学歴なしの若者。若者の就職先となる企業は、若手の育成に理解があり、入社後の教育・育成に力を入れている企業だけを厳選しています。その為、入社後に知識やスキルが付けられ、専門性を高めることができます。就職した会社で長く安定的に働き続けられることはもちろん、経験を積んで独立(起業)といった道もあります。 |
8. 働きがいも経済成長も | 8.5 2030年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する。 | 若者の就職先企業は、スタッフ全員が「家族にも働いて欲しい」と判断した企業だけを厳選。労働基準法の遵守、同一労働同一賃金にも取り組んでいます。 |
8. 働きがいも経済成長も | 8.6 2020年までに、就労、就学及び職業訓練のいずれも行っていない若者の割合を大幅に減らす。 | 会社見学や仕事体験を通じて「どんな仕事があるのか?」「何が向いているのか?」を知る事で、将来のキャリアを考えるきっかけをつくっています。就職前には、パソコンスキルを学んだり、自己分析や面接練習を受けることができ、スキルと自信を得られます。就職後も専任スタッフが企業と連携して定着サポートを行うことで、安定し て長く働けるサポートを行なっています。 |
10. 人や国の不平等をなくそう | 10.2 2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、全ての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。 | 若者の就職先となる企業は、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、経済的地位などの状況に関わりなく採用をしている企業を集めています。就職後も専任スタッフが企業と連携して定着サポートを行うことで、安定して長く働けるサポートを行なっています。 |
団体の社会的役割
団体の目的
私たちは、「いかなる境遇でも、誰もが働きやすい社会をつくる。」をミッションに掲げ、不遇な過去や家庭環境により、人間関係構築やコミュニケーションの不成功体験が続いたことで、自己・他者肯定感が低く挑戦や行動の継続ができない若者が、自分の仕事にやりがいを持って働き続けられることで経済的・精神的に安定し、将来に希望を持って生きられるようになることを目的としています。
団体の概要・活動・業務
就労困難な若者の就労支援(5年間で正社員就職者は180人、就職後の定着率は95.1%を維持)
専任の担当が不安を抱える若者に寄り添い就職活動に伴走。ミスマッチを防ぐ為、お試し就職で本人と企業の双方が適性を判断。入社後も定期面談など定着支援を行います。就職先となる企業は若手の育成に真剣に取り組む企業だけを厳選、入社後も企業と連携し、段階的に成功体験を積み重ね安定的に働き続けるサポートをしています。
団体の目的 | 私たちは、「いかなる境遇でも、誰もが働きやすい社会をつくる。」をミッションに掲げ、不遇な過去や家庭環境により、人間関係構築やコミュニケーションの不成功体験が続いたことで、自己・他者肯定感が低く挑戦や行動の継続ができない若者が、自分の仕事にやりがいを持って働き続けられることで経済的・精神的に安定し、将来に希望を持って生きられるようになることを目的としています。 |
---|---|
団体の概要・活動・業務 | 就労困難な若者の就労支援(5年間で正社員就職者は180人、就職後の定着率は95.1%を維持) |
概要
事業概要
これまでの活動で、自己肯定感の低さ、人間関係構築の難しさ、コミュニケーション不安など、働く上での困難を抱える多くの若者と関わってきました。また、若者と一緒に成長したいという熱い思いを持った地域の中小企業が、認知が低いなどの理由で人手不足に悩んでいる姿を見てきました。
自己肯定感が低い若者に必要なことは、抱えている不安を自信に変える為に段階的な成功体験を積み重ねることが重要です。
また、介護業界など慢性的な人手不足の地域の中小企業と若者を繋ぎ、就職者数を増やします。
活動内容
①時間・回数無制限の個別相談を重ね、専任スタッフと信頼関係構築
②全スタッフが「自分の家族にも働いて欲しい」と思える若者の育成に真剣に取り組む企業だけを厳選
③説明会や仕事体験を通じて、仕事内容だけでなく「誰とどんな環境で働くか?」を知ることができる
④正社員就職する前に、1ヶ月〜半年間のインターン(アルバイト就労)期間を設け、本人と企業の双方が適性を判断
⑤就職活動の過程で小さな成功体験を積み重ね、自分にもできるかもと自信を得られる
⑥就職後は独自の定着シートを使用し就職者と企業の両方の成長に貢献する定着サポート
この活動で、就労が困難だった地域の若者が、自分を受け入れ向き合ってくれる"いい大人"がいる会社と出会い成長することで、会社(社会)の中に居場所ができ、自分を肯定できるようになります。加えて、いい会社ではあるが、認知度・採用手段に乏しく若手の採用ができていない中小企業に若者が就職し活躍することで、人手不足の課題解決と会社の存続、地域経済の発展にも貢献します。※同じ課題を抱えた若者と中小企業は全国に存在する為、同様のモデルで全国展開も可能。
資金提供契約締結日
2023年06月27日
事業期間
開始日
2023年06月27日
終了日
2026年02月27日
対象地域
一都三県(東京、神奈川、埼玉、千葉)
事業概要 | これまでの活動で、自己肯定感の低さ、人間関係構築の難しさ、コミュニケーション不安など、働く上での困難を抱える多くの若者と関わってきました。また、若者と一緒に成長したいという熱い思いを持った地域の中小企業が、認知が低いなどの理由で人手不足に悩んでいる姿を見てきました。 自己肯定感が低い若者に必要なことは、抱えている不安を自信に変える為に段階的な成功体験を積み重ねることが重要です。 この活動で、就労が困難だった地域の若者が、自分を受け入れ向き合ってくれる"いい大人"がいる会社と出会い成長することで、会社(社会)の中に居場所ができ、自分を肯定できるようになります。加えて、いい会社ではあるが、認知度・採用手段に乏しく若手の採用ができていない中小企業に若者が就職し活躍することで、人手不足の課題解決と会社の存続、地域経済の発展にも貢献します。※同じ課題を抱えた若者と中小企業は全国に存在する為、同様のモデルで全国展開も可能。 | |
---|---|---|
資金提供契約締結日 | 2023年06月27日 | |
事業期間 | 開始日 2023年06月27日 | 終了日 2026年02月27日 |
対象地域 | 一都三県(東京、神奈川、埼玉、千葉) |
直接的対象グループ
自己肯定感が低く、アルバイトや就職活動、正社員勤務など社会活動において挑戦や行動の継続ができない10代後半から20,30代の若者
人数
全国の15~34歳の若年無業者数58万人※令和3年度内閣府の『子供・若者白書』より
対象地域の15~34歳の若年フリーター数
東京都26万人
神奈川20万人
千葉19万人
埼玉17万人
最終受益者
不遇な過去の影響で就労困難な状況にある一都三県の若者
人数
若者:78人(対象エリアでの正社員就職者数)
直接的対象グループ | 自己肯定感が低く、アルバイトや就職活動、正社員勤務など社会活動において挑戦や行動の継続ができない10代後半から20,30代の若者 | |
---|---|---|
人数 | 全国の15~34歳の若年無業者数58万人※令和3年度内閣府の『子供・若者白書』より | |
最終受益者 | 不遇な過去の影響で就労困難な状況にある一都三県の若者 | |
人数 | 若者:78人(対象エリアでの正社員就職者数) |
事業の背景・課題
社会課題
育ってきた環境や過去の挫折経験により自己肯定感が低くなっていることで、何をするにも自信が持てない、自分にできることなんてんない、などの不安を抱えて就職に向けて行動ができずに悩んでいる若者がいます。令和4年度内閣府の『子供・若者白書』によると、15~34歳の若年無業者の数は58万人、若年フリーター数は267万人とされています。就業希望の若年無業者が求職活動をしていない理由として、病気・けがや勉強中の者を除くと、「知識・能力に自信がない」、「探したが見つからなかった」、「希望する仕事がありそうにない」といった回答が見られ、自分一人の力では就職することが困難、もしくは、不安定な非正規雇用で将来に不安を抱えている若者が多く存在しており、早急に解決が必要な社会課題です。
学歴、経験、スキルがない状態では仕事の選択肢は狭まり、例え就職できたとしても、仕事内容と本人の特性のミスマッチから早期離職に繋がりやすい。離職という失敗体験がさらに自己肯定感を下げ、就職を諦めたり、メンタル不調や精神疾患につながり、より社会生活が困難な状況に陥いるという悪循環を生んでいます。これまでの活動で約6,000人の若者と関わる中で、彼らに必要なことは「単に仕事に就くことではない」ことに気づきました。彼らが、地域にある人を大切にする会社で働き、そこで「自分と真剣に向き合ってくれる信頼できる"いい大人"に出会うこと」これこそが重要だと考えています。
また、帝国データバンクの令和3年実施した景気に悪影響を及ぼす懸念材料に「人手不足」をあげた企業が30.6%を占めるなど、認知度・採用手段に乏しく若手の採用ができず人手不足に悩んでいる中小企業が地域には多く存在します。産業別で見ると、サービス業の中でも特に介護業界人手不足は深刻で、厚生労働省の資料にも、令和7年度には介護職員が約32万人不足するとのデータもあります。若者側もどんな仕事なのかの理解せずに、イメージで「介護はやりたくない」と敬遠しているケースも多く、需要と雇用のミスマッチが大きくなっています。「若手を育てていきたい」と想いを持ったいい会社であるにも関わらず、その魅力が若者に知られていないことは、その会社だけでなく地域経済にとっても大きな問題です。この課題は全国で起きており、少子高齢化が進む地方の中小企業はより厳しい環境におかれています。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
地域若者サポートステーションの就労支援は、相談、就業体験、就業トレーニングなど、働く本人側へのサポートが中心で、就職後に企業側と連携したり、企業側を変える(良くしていく)アプローチは弱い。また、若者向け就職エージェントもありますが、中卒・高卒やフリータ経験のみの若者は、一般的なエージェントからはお金にならないとされ、門前払いされたり、求人を紹介してもらえないケースが多くあります。
課題に対する申請団体の既存の取組状況
会社見学、お試し就職による入社後のミスマッチを防ぐサポートを専任スタッフが伴走しながら行います。加えて、働く側・雇用主側双方の不安不満を解消し自己肯定感を上げる為の定着サポートを、入社後も数年に渡り行っています。5年間で関わった方は約6,000人、正社員になった方は180人、介護職への就職者は20名以上、広島と岩手に就職&移住者5名の実績があり、中小企業を中心に203社と提携しています。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
活動エリアを全国に広げる為の基盤づくりを一都三県のエリアで行います。求職者集客に関わる費用を支援していただくことで対象エリアでの就職者を増やします。
社会課題 | 育ってきた環境や過去の挫折経験により自己肯定感が低くなっていることで、何をするにも自信が持てない、自分にできることなんてんない、などの不安を抱えて就職に向けて行動ができずに悩んでいる若者がいます。令和4年度内閣府の『子供・若者白書』によると、15~34歳の若年無業者の数は58万人、若年フリーター数は267万人とされています。就業希望の若年無業者が求職活動をしていない理由として、病気・けがや勉強中の者を除くと、「知識・能力に自信がない」、「探したが見つからなかった」、「希望する仕事がありそうにない」といった回答が見られ、自分一人の力では就職することが困難、もしくは、不安定な非正規雇用で将来に不安を抱えている若者が多く存在しており、早急に解決が必要な社会課題です。 学歴、経験、スキルがない状態では仕事の選択肢は狭まり、例え就職できたとしても、仕事内容と本人の特性のミスマッチから早期離職に繋がりやすい。離職という失敗体験がさらに自己肯定感を下げ、就職を諦めたり、メンタル不調や精神疾患につながり、より社会生活が困難な状況に陥いるという悪循環を生んでいます。これまでの活動で約6,000人の若者と関わる中で、彼らに必要なことは「単に仕事に就くことではない」ことに気づきました。彼らが、地域にある人を大切にする会社で働き、そこで「自分と真剣に向き合ってくれる信頼できる"いい大人"に出会うこと」これこそが重要だと考えています。 また、帝国データバンクの令和3年実施した景気に悪影響を及ぼす懸念材料に「人手不足」をあげた企業が30.6%を占めるなど、認知度・採用手段に乏しく若手の採用ができず人手不足に悩んでいる中小企業が地域には多く存在します。産業別で見ると、サービス業の中でも特に介護業界人手不足は深刻で、厚生労働省の資料にも、令和7年度には介護職員が約32万人不足するとのデータもあります。若者側もどんな仕事なのかの理解せずに、イメージで「介護はやりたくない」と敬遠しているケースも多く、需要と雇用のミスマッチが大きくなっています。「若手を育てていきたい」と想いを持ったいい会社であるにも関わらず、その魅力が若者に知られていないことは、その会社だけでなく地域経済にとっても大きな問題です。この課題は全国で起きており、少子高齢化が進む地方の中小企業はより厳しい環境におかれています。 |
---|---|
課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 地域若者サポートステーションの就労支援は、相談、就業体験、就業トレーニングなど、働く本人側へのサポートが中心で、就職後に企業側と連携したり、企業側を変える(良くしていく)アプローチは弱い。また、若者向け就職エージェントもありますが、中卒・高卒やフリータ経験のみの若者は、一般的なエージェントからはお金にならないとされ、門前払いされたり、求人を紹介してもらえないケースが多くあります。 |
課題に対する申請団体の既存の取組状況 | 会社見学、お試し就職による入社後のミスマッチを防ぐサポートを専任スタッフが伴走しながら行います。加えて、働く側・雇用主側双方の不安不満を解消し自己肯定感を上げる為の定着サポートを、入社後も数年に渡り行っています。5年間で関わった方は約6,000人、正社員になった方は180人、介護職への就職者は20名以上、広島と岩手に就職&移住者5名の実績があり、中小企業を中心に203社と提携しています。 |
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 活動エリアを全国に広げる為の基盤づくりを一都三県のエリアで行います。求職者集客に関わる費用を支援していただくことで対象エリアでの就職者を増やします。 |
中長期アウトカム
▼長期アウトカム
支援を必要としている一都三県エリアの若者が 「生きていてよかった」と人生を肯定できるようになる(働き続けられることで経済的・精神的に安定する、将来に希望を持てるようになる)
▼中期アウトカム
私たちの活動による支援を必要としている一都三県エリアの若者が、自分の仕事にやりがいを持って働き続けられることで経済的・精神的に安定し、将来に希望を持って生きられるようになる
短期アウトカム
1 | 一都三県エリアの支援を必要としている若者がサービスを認知し、自分のためのサポートだと認識する | |
---|---|---|
モニタリング | はい | |
指標 | ▼定量的指標 | |
初期値/初期状態 | 4,933人 | |
中間評価時の値/状態 | 初期値+679人(2024年9月末) | |
事後評価時の値/状態 | 初期値+1,614人(2026年2月末) | |
2 | 一都三県エリアの若者がステップ就職のスタッフとの面談を通じて、就職活動に前向きになる | |
モニタリング | はい | |
指標 | ▼定量的指標 | |
初期値/初期状態 | 450人 | |
中間評価時の値/状態 | 初期値+42人(2024年9月末) | |
事後評価時の値/状態 | 初期値+176人(2026年2月末) | |
3 | 一都三県エリアの若者が自分を受け入れてくれるステップ就職のスタッフと出会い就職に向かって前に進む | |
モニタリング | はい | |
指標 | ▼定量的指標 | |
初期値/初期状態 | 225人 | |
中間評価時の値/状態 | 初期値+26人(2024年9月末) | |
事後評価時の値/状態 | 初期値+85人(2026年2月末) | |
4 | 一都三県エリアの若者が自分を受け入れてくれるステップ就職のスタッフと出会い就職に向かって前に進む | |
モニタリング | はい | |
指標 | ▼定量的指標 | |
初期値/初期状態 | 197人 | |
中間評価時の値/状態 | 初期値+21人(2024年9月末) | |
事後評価時の値/状態 | 初期値+78人(2026年2月末) | |
5 | 一都三県エリアの正社員就職した若者が安定して仕事を継続できている | |
モニタリング | はい | |
指標 | ▼定量的指標 | |
初期値/初期状態 | 122人 | |
中間評価時の値/状態 | 初期値+0人(2024年9月末) | |
事後評価時の値/状態 | 初期値+7人(2026年2月末) |
アウトプット
1 | 求職者集客パートナーと連携して対象となる求職者を獲得できている状態 | |
---|---|---|
モニタリング | はい | |
指標 | 毎月の平均エントリー人数 | |
中間評価時の値/状態 | 48人 | |
事後評価時の値/状態 | 50人 | |
2 | 学校や支援団体との接点を増やして関係性を濃くすることで求職者の紹介数が増える | |
モニタリング | はい | |
指標 | 学校や支援団体からの延べ紹介人数 | |
中間評価時の値/状態 | 17人 | |
事後評価時の値/状態 | 10人 | |
3 | 求職者面談を実施し、面談を通じてサポートを実施する | |
モニタリング |