事業完了報告
2024/08/27更新
事業概要
事業期間 | 開始日 2023/08/01 | 終了日 2024/02/29 |
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対象地域 | 神奈川県横浜市青葉区(拠点)対象者(全国より受入可能) | |
事業対象者 | 神奈川県横浜市青葉区(拠点)対象者(全国より受入可能) | |
事業対象者人数 | "1321名 メタバース支援:252名 1日の利用者数3名×月の開所日数12日×7ヶ月=252名 | |
事業概要 | "①事業の目的 |
事業の総括およびその価値
価値
本事業により、被虐待児の虐待の連鎖のリスクの軽減に寄与した。
当団体に来ている被虐待児が再び被害者にも加害者にもならないように、連鎖を防ぐことを最大の目標とした。
メタバースやエンパワメント講座などを通じ、倫理観是正、自己肯定感の向上など。
子ども達が、社会で夢や希望をもって生きられるよう、サポートすることができた。数年間引きこもりだった子や遠方の子がリアルな居場所に足を運んでくれたのも大きな成果となった。本事業を通じて、従来社会との繋がりを薄くなった子へのアウトリーチ手段を見出すことが出来、子どもが孤立せず、社会に繋がる勇気を与えることが出来た。
事業全体としても、メタバース、エンパワメント、食支援、同行、宿泊支援など、概ね目標の数値を達成することができた。
この事業を通じて、虐待を受けた子の暴力容認思考を変換することができ、新たな虐待リスクを防ぐことができた。
課題設定、事業設計に関する振返り
当団体に来ている子ども達は、ほぼ100%近くが虐待を経験した子ども達である。暴力を目の当たりにした子どもは、暴力容認の思考となる。そのまま大人になると、高い確率で連鎖を受けてしまう。また、DV等で避難した後の家庭では、ネグレクトなど、新たな虐待リスクがある。そのため、当団体では、母子向けにエンパワメント講座を開催し、再発防止・孤立防止に努めた。さらに、暴力の影響で外に出られなくなった子のために新たにメタバースというツールを用いて支援した。メタバース内でエンパワメント講座や英語教室などをやることにより、家から出られなかった子ども4名が、ラフェリーチェにリアルに繋がれた。また、暴力は仕方ないと答えていた子の60%が暴力はいけないと思うようになったと答えた。この事業によって、虐待の連鎖を防ぐために大きく寄与したと考えられる。今後の課題は、より手軽なメタバースを提供することである。
今回の事業実施で達成される状態
短期アウトカム
1 | 【子ども(対面)】 虐待を受けた子どもたちに対し、新たな居場所を提供することで、生きがいや学習意欲、コミュニティへの参画意欲を生み出すことができる状態。 | |
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指標 | ①暴力や圧をかける行為が良くないと理解できるようになる変化 ②自己肯定感を向上させ、将来に目を向けるようになる変化 ③人間関係の苦手意識が薄れ、人とコミュニケーションがとれるようになる変化 ④やる気の変化(学校に行く意欲) | |
目標値・目標状態 | ①「暴力はいかなる場合も良くない」と回答する割合が20%上昇 ②「自分の将来が楽しみだ」と回答する割合が20%上昇 ③「友達や悩みを話せる人ができた」と回答する割合が20%上昇 ④「学校に行ってみたい」「定期テストを受験したい」と回答する割合20%上昇 | |
アウトカム:結果 | ①25% 35%➡60% ②23% 38%➡61% ③20% ④30 | |
アウトカム:考察 | ①特に、【生きるとは】【戦争(正義)について】【素敵な人間関係の作り方】 など、人との関わり方を学ぶ講座では、【自分の気持を大切に】 【生まれただけで価値がある】などのメッセージを一貫して伝え、 虐待の思考が変容する回答が多く見られた。 ②2度のドリームマップ作りを通じて変化を読み取れた 1回目では白紙だった子が、2回目ではシートを埋めてくれた。 ③メタバース支援や日々の支援のアンケートを通じて、 80%子どもが、相談できる人にラフェリーチェのスタッフを上げてくれている。 ④実際に定期テストへの出席率が向上した子どももいた。 中には長年引きこもりの状態でも 【外に出る勇気をもらった】と回答。 | |
2 | 【子ども(オンライン)】 メタバース空間を活用した居場所を開設し、虐待の渦中にいる、またはその危険がある子ども若者のSOSをキャッチできる場を生提供することで、危機的状況からの脱却やコミュニティへの参画意欲を生み出すことができる状態。 | |
指標 | ①水面下で被害で被害に合っている子ども若者がオンライン支援に繋がることで、孤独から脱却できる変化 ②不登校児がメタバース空間を継続利用できるようになる変化 ③メタバースで支援した子 がリアルの居場所に通えるようになる変化 | |
目標値・目標状態 | ①アンケートで「SOSの声をあげられてよかった」「居場所を見つけられてよかった」と回答する子ども若者が利用者のうちの30%以上 ②アンケートで「メタバース空間でのコミュニティが楽しい」 「居心地がよい」と回答する子ども若者が、利用者のうち30%以上 ③アンケートで「メタバース支援のお陰で、人と接することに恐怖心がなくなった」 と回答30%以上 ※①~③の各質問ごとに集計し数値を出す。 | |
アウトカム:結果 | ①62% ②80% ③30% | |
アウトカム:考察 | ①② 事業開始当初のPCのみでの実施の際は、 一定程度肯定的な意見はあったものの 「約半数がそもそもメタバースに入る環境がない」 と回答。 スマホでも利用できるメタバースへと転換してからは、 利用者の母数も増え、アプリのインストールなしと言う 手軽さもあり、想定よりも多くの子ども達が、メタバース空間に対して、 肯定的な意見を聞かせてくれた。 ➡アンケート参照 ③ スマホ利用のメタバースを行ってから、外出が困難な子ども達も、 遠隔ながらも居場所スタッフや子ども達と交流する機会が増え、 「外に出る勇気をもらった」などの回答を得ることが出来た。 | |
3 | 【団体】 虐待や引きこもりの子どもへの支援の知見や、メタバース空間利用の知見をスタッフ内部で共有することで、虐待を経験した子ども、若者への対応力の向上や、SOSをキャッチし迅速な支援へと繋げられるスタッフが育成できている状態 | |
指標 | ①従来よりも多くの人数の子ども若者に対して、ニーズに合った支援を届けることのできるスタッフが増える変化 ②子ども支援のアウトリーチについての知見が向上する変化 ③団体スタッフのメタバース空間の機能面の知識が向上する変化 ④子どものアウトカム(変化)の評価基準の体系化が成される変化 ⑤他団体の訪問を通じて、自団体の強みや弱みを相対化できるようになる変化 | |
目標値・目標状態 | ①虐待、引きこもりの子どもへの支援に対しての 対応向上(スタッフの対応アンケート 子どもへの対応満足度) →30%増 ②「子ども若者のSOSをキャッチできる方法を一つでも多く理解できた。」と回答する子ども支援スタッフ 80%以上 ③「メタバースの機能面や操作面、利用者のやり取りの方法などの理解が進んだ」と80%以上の子ども支援スタッフが回答 ④事業終了後に事業期間内で作成したアンケートを運用し、 子ども達のアウトカムを測定できる状態。 ⑤「他団体の子ども支援や人員体制などから、自団体の改善点を見出すことができた」60%以上のスタッフが回答 | |
アウトカム:結果 | ①80% ②80% ③90% ④80% ⑤70% | |
アウトカム:考察 | ①アンケートにて、悩み事をスタッフに相談できる。 ラフェリーチェが安心すると、約8割の子どもが回答。 ②スタッフ同士で検討 を重ねる中で、 利用者の実情と向き合い、今回のメタバースにたどり着いた。 多くのスタッフから「利用者に手軽にアウトリーチできる方法 を見つけることが出来た」と回答を得た。 ③日々の居場所支援に加え、10回以上のメタバースイベント を行う中で、対個人/セミナー/遠隔交流など様々な形式 を学んた。 ④アウトカム測定の中で一つの連鎖防止の基準として、 「自分のされていた事がDV・虐待だったと認識しているか?」 で、認識できていない子どもが一定数いることがわかった。 連鎖や防止のアウトカム測定の前に、今後も実施予定。 ⑤➡アンケート確認 | |
4 | 【地域/社会] 虐待や引きこもりの子どもへの支援の知見や、メタバース空間利用の知見を他団体へ事例共有し、多くの団体でメタバース空間を活用した支援が導入されている状態 | |
指標 | ①当団体が得た知見が新たな支援体制として地域団体へ共有される変化 ②連携団体がメタバース空間の存在を認知し、導入を検討するようになる変化 | |
目標値・目標状態 | ①「子ども支援の知見が増えた」と回答する団体が50%以上 ②「メタバースに対する知識が向上した」「メタバース支援の導入を検討したい」と回答する団体が参加団体のうち50%以上 | |
アウトカム:結果 | ①80% ②60% | |
アウトカム:考察 | 2度のカンファレンスや団体訪問などの交流を 通じて、 メタバース導入の背景課題や虐待児童の課題に対しての 知見を共有できた。 多くの団体からメタバース導入に対して肯定的な意見を頂いた。 |
アウトプット
1 | ①エンパワメント講座 | |
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指標 | ①講座開催数 ②受講者数 | |
目標値・目標状態 | ①講座開催数 14回 ②受講者数 300名(延べ) | |
アウトカム:結果 | ①14回 ②343名 | |
アウトカム:考察 | ①② 実施回数、参加人数ともに目標を達成することが出来た。 12月より、メタバースを併用する形での実施も行い、 全国の連携団体の子ども達にも参加してもらったため、 想定よりも多くの参加者となった。 | |
2 | ②食事の提供/お弁当配布 | |
指標 | ①食事/お弁当の配布実施数 ②食支援の利用者数 | |
目標値・目標状態 | ①食事/お弁当の配布実施数 14回 ②食支援の利用者数 300名(延べ) | |
アウトカム:結果 | ①14回 ②323名 | |
アウトカム:考察 | ①② ※エンパワメント講座と同時開催 実施回数、参加人数ともに目標を達成することが出来た。 体調不良や引きこもりの子どもの家庭には、 お弁当を配達する対応を取ることで、 近隣の利用者には漏れなくお弁当を届け切ることが出来た。 利用者からも【食事の準備がなくなり、子どもとの時間を 取れるようになった】などの回答を得ている。 また、親が仕事で帰宅していない子どもは、スタッフと 居場所で食べた。 お弁当支援を通じて子どもの孤食防止に貢献することが出来た。 ※県外の団体の子どもは抜いている。 | |
3 | ③宿題の見守りなどの学習支援 | |
指標 | ①学習支援実施数 ②学習支援の利用者数 ③登録者を20名→30名(1.5倍) ④居場所の拡大 外部のレンタルスペースなども活用し、 1度の支援で利用できる子どもの数の増加 ⑤メタバースから対面支援に繋げた人数 ⑥学校の授業に出席する日数の増加 ⑦学校の定期テストに出席する日数の増加 ⑧学力が向上する変化 | |
目標値・目標状態 | ①学習支援実施数 84回 ②学習支援の利用者数 500名(延べ) ③事業実施前に比べて、支援件数を1.5倍まで延ばす。目安(登録児童数20名→30名を目標)→倍率をそのまま延べ支援件数にも反映。 ④事業開始前に比べ対面利用者20%増 ⑤オンラインから→リアルの支援につながった子 20%3名以上 ⑥月の出席率が20%上昇(利用開始時と本事業終了時の比較) ⑦定期テストの出席率が20%上昇(6月中間テストと2月期末テストの比較) ⑧5科目の合計点が10%上昇(6月中間テストと2月期末テストの比較) | |
アウトカム:結果 | ①73回 ②455名 ③28名 ④約30%増 ⑤4/8 50% ⑥70% ⑦50% ⑧15点 | |
アウトカム:考察 | ①②居場所の学習支援に関しては、特に12月~2月にかけて、 感染症や体調不良が増えたため、想定よりも少なくなっている。 代わりに、遠隔での支援回数を増やした。 ③④事業開始前は、月の利用者の平均は50名程度であったが、 ボランティアの採用や、メタバースを通じたアウトリーチ を通じて、居場所利用者と利用者延べ人数を伸ばすことが出来た。 ⑤メタバースを通じて、8名が居場所に繋がり、うち4名が継続利用 してくれている。 ⑥途中下校が頻繁な子が、全時程出席へ ⑦テスト全欠席の子が、年4回中、3回目は部分的に、4回目は 全てのテストを受けきる。 ⑧15点ほど上昇 | |
4 | ④体験学習などの課外活動の提供 | |
指標 | ①課外活動の提供回数 ②課外活動の利用者数 | |
目標値・目標状態 | ①課外活動の提供回数 4回 ②課外活動の利用者数 50名(延べ) | |
アウトカム:結果 | ①5回 ②36名 | |
アウトカム:考察 | 総じて、沖縄旅行での歴史、文化、生態系の学習や 箱根での街道散策、釣り 体験、大涌谷資料館、宿泊所での 研修、スポッチャでの体験活動など、子ども達にとって 初めて体験する機会を非常に多く提供することが出来た。 アンケート確認 | |
5 | ⑤養育環境に不安がある子どもの保護者に対する相談業務 | |
指標 | ①相談業務の利用者数 | |
目標値・目標状態 | ①相談業務の利用者数 30名(延べ) | |
アウトカム:結果 | ① 120件 | |
アウトカム:考察 | 家庭内での子育ての相談や、トラブルなどに関しては、 事業開始後も一貫して二人三脚で行うことが出来た。 特に複数名お子さんを連れてきている避難世帯では、 女性支援担当(専門の心理士ナド)と子ども支援担当 が連携をし、相談業務にあたった。 事業期間でスタッフの拡充もできたため、 こまめに相談に乗ることが出来、想定よりも件数が 挙がっている 学校でトラブルがあった際は、当団体のスタッフ、 保護者、担任(キッズクラブ含む)と三者で 連携して事実確認を行った。 | |
6 | ⑥緊急的な宿泊支援 | |
指標 | ①宿泊支援の利用者数 | |
目標値・目標状態 | ①宿泊支援の利用者数 30名(延べ) | |
アウト カム:結果 | ①102名 | |
アウトカム:考察 | 特に兄弟などがいる家庭では、子ども同士の関係が複雑化しやすいため 宿泊支援によって、家族と距離を取り、落ち着いて過ごす時間を 提供することが出来た。 支援の中では、こどもと夜を共にする中で、普段話さない悩みを 打ち明けてくれることもあり、 子どもと違った環境で向き合うことの重要性を学んだ。 | |
7 | ⑦メタバース居場所支援・学習支援 | |
指標 | ①メタバース居場所支援・学習支援の利用者数 ②メタバース支援から対面支援へ移行した利用者数 ③メタバース登録者の利用継続率(事業期間内) ④メタバース支援への参加、協賛団体数 | |
目標値・目標状態 | ①メタバース居場所支援・学習支援の利用者数 30名(延べ) ②リアルの支援につながった子 3名以上 ③ メタバース登録者の利用継続率 30% ④(採択する自治体の数/あるいはメタバースを利用する団体数/人的、知的リソースを提供してくれる団体数) | |
アウトカム:結果 | ①108名 ②4名 ③50% ④5団体 | |
アウトカム:考察 | ①感染症などの拡大で、居場所支援人数が未達になった一方で、 オンラインでの支援が増えたため、予測より大幅に上回った。 また、事業期間中に県外の団体ともつながり、交流も行っ た。 ②メタバースで8名繋がり、うち4名が継続利用中である。 ③居場所利用と併用の子どもも含め、約50%が継続してくれいる。 ④事業期間中に下記団体へ訪問し、メタバースを通じて 現地の子ども達と当団体の子ども達で遠隔交流を行った。 連携団体一覧 NPO法人ちゅらゆい(沖縄) NPO法人ろーたす(大阪) NPO法人第三の家族(横浜) NPO法人まなびと(神戸) | |
8 | ⑧同行支援・就学支援 | |
指標 | ①同行支援・就学支援の利用者数 | |
目標値・目標状態 | ①同行支援・就学支援の利用者数 10名(延べ)+Y131:AJ131 | |
アウトカム:結果 | ①198名 ※延べ人数 | |
アウトカム:考察 | 連れ去りの危険性のある子どもを中心とした 移動サポートを欠かさず行い、事業期間中 特に問題なく安全に子ども達を送迎することが出来た。 | |
9 | 広報 (広告宣伝費・ファンドレイジング・Web費・求人費) 団体の事業体制や広報を強化し、事業継続のための人員、寄付金を集められている状態 | |
指標 | ①子ども支援の学習指導員を募集→利用者の増加を目指す。 ②ファンドレイジングの活動ができているか ③神奈川県の県指定NPO法人に認定されているか | |
目標値・目標状態 | ①理数の専科の人材の採用 ②企業寄付の獲得 1社以上 ③県指定NPO法人の認定取得 | |
アウトカム:結果 | ①採用 ②0社 ③取得済み | |
アウトカム:考察 | ①専門のスタッフに、小中学生の学習支援に 従事してもらっている。 ②企業寄附に関しては、企業での今後のセミナーな研修などを 通じて、行っていく。 ③24年1月より、県指定のNPO法人としての活動を開始している。 |
活動
1 | ①基本的な生活習慣の形成サポート (エンパワメント講座) | |
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活動結果 | 計画通り | |
概要 | ①② 実施回数、参加人数ともに目標を達成することが出来た。 12月より、メタバースを併用する形での実施も行い、 全国の連携団体の子ども達にも参加してもらったため、 想定よりも多くの参加者となった。 | |
2 | ②食事の提供 | |
活動結果 | 計画通り | |
概要 | ①② ※エンパワメント講座と同時開催 実施回数、参加人数ともに目標を達成することが出来た。 体調不良や引きこもりの子どもの家庭には、 お弁当を配達する対応を取ることで、 近隣の利用者には漏れなくお弁当を届け切ることが出来た。 また、親が仕事で帰宅していない子どもは、スタッフと 居場所で食べた。 | |
3 | ③宿題の見守りなどの学習支援 | |
活動結果 | ほぼ計画通り | |
概要 | ①②特に12月~2月にかけて、 感染症や体調不良が増えたため、 想定よりも少なくなっているが遠隔での支援回数を増やした。 ③④事業開始前は、月の利用者の平均は50名程度であったが、 人数を伸ばすことが出来た。 ⑤8名が居場所に繋がり、うち4名が継続利用 してくれている。 ⑥途中下校が頻繁な子が、全時程出席へ ⑦テスト全欠席の子が、年4回中、3回目は部分的に、4回目は 全てのテストを受けきる。 | |
4 | ④体験学習等の課外活動の提供 | |
活動結果 | ほぼ計画通り | |
概要 | 総じて、沖縄旅行での歴史、文化、生態系の学習や 箱根での街道散策、釣り体験、大涌谷資料館、宿泊所での 研修、スポッチャでの体験活動など、子ども達にとって 初めて体験する機会を非常に多く提供することが出来た。 アンケート確認 | |
5 | ⑤養育環境に不安があるこどもの保護者に対する相談対応 | |
活動結果 | 計画通り | |
概要 | 家庭内での子育ての相談や、トラブルなどに関しては、 事業開始後も一貫して行うことが出来た。 特に複数名お子さんを連れてきている避難世帯では、 女性支援担当と子ども支援担当 が連携をし、相談業務にあたった。 事業期間でスタッフの拡充もできたため、 こまめに相談に乗ることが出来、想定よりも件数が 挙がっている 学校でトラブルがあった際は、当団体のスタッフ、 保護者、担任と三者で事実確認を行った。 | |
6 | ⑥緊急的な宿泊支援 | |
活動結果 | 計画通り | |
概要 | 特に兄弟などがいる家庭では、子ども同士の関係が複雑化しやすいため 宿泊支援によって、家族と距離を取り、落ち着いて過ごす時間を 提供することが出来た。 支援の中では、こどもと夜を共にする中で、普段話さない悩みを 打ち明けてくれることもあり、 子どもと違った環境で向き合うことの重要性を学んだ。 | |
7 | ⑦メタバース居場所支援・学習支援 | |
活動結果 | 計画通り | |
概要 | ①感染症などの拡大で、オンラインでの支援が増えたため、予測より大幅に上回った。 また、事業期間中に県外の団体ともつながり、交流も行った。 ②メタバースで8名繋がり、うち4名が継続利用中である。 ③居場所利用と併用の子どもも含め、約50%が継続してくれいる。 ④事業期間中に下記団体へ訪問し、メタバースを通じて 現地の子ども達と当団体の子ども達で遠隔交流を行った。 連携団体一覧下記参照 | |
8 | ⑧同行支援・就学支援 | |
活動結果 | 計画通り | |
概要 | 連れ去りの危険性のある子どもを中心とした 移動サポートを欠かさず行い、事業期間中 特に問題なく安全に子ども達を送迎することが出来た。 |
資金分配団体としての非資金的支援の取り組み総括
1 | 取り組み |
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想定外のアウトカム、活動、波及効果など
貧困世帯の利用者へ向けて、『手軽に利用できるメタバース』を突き詰めた結果、その利用の手軽さから、副次的に全国の様々な団体さまに関わって頂くこととなった。
合計で4団体(上記記載)の方々と繋がり、メタバース活動の普及に繋がることが出来た。全ての団体合わせて、40名近くの子ども達にメタバースを触っていただき、
遠隔で当団体の子ども達と交流する機会や、エンパワメント講座を提供することが出来た。
事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動
課題を取り巻く変化 | メタバース支援によって、居場所に繋がり、継続利用によって馴染んできてくれるようになった場合の次の課題が、啓発である。 |
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外部との連携実績
1 | 活動 | NPO法人ちゅらゆいの子ども達と交流、 啓発講座の提供 |
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実施内容 | 沖縄でのNPO法人ちゅらゆいの居場所に、当団体の 子どもたちと出向き、現地で交流 帰ってきた後も、メタバースにて交流を継続中。 | |
結果・成果・影響等 | 事業内、初の居場所交流で、現地20名以上の子ども・若者へ に対して、当団体のメタバースを利用いただいた。 帰った後も、エンパワメント講座などで交流継続中 | |
2 | 活動 | NPO法人ろ~たすの子ども達と交流 啓発講座の提供 |
実施内容 | NPO法人ろ~たすへ施設訪問、現地の子ども達と 当団体の子ども達で遠隔交流。 カンファレンスにも登壇していただいた。 のちの子ども達同士のエンパワメント 講座交流も継続中 | |
結果・成果・影響等 | カンファレンスにて、行政との提供の方法を学ぶことが出来た。 当団体の多くの利用者さんからも、フリースクールなどについて 『学びになった』とアンケートを頂いた。 | |
3 | 活動 | NPO法人まなびとの子ども達と交流、 啓発講座の提供 |
実施内容 | NPO法人まなびとへ施設訪問を実施。まなびとのスタッフにも 当団体を訪問頂き、カンファレンスにも出席いただいた。 現地の子ども達と英語教室などで、居場所間交流を行った。 | |
結果・成果・影響等 | 現地の子ども達約8名にメタバース英語教室を提供、 多くの子どもから、『今後も利用したい』との声を頂いた。 またエンパワメント講座にて引き続き、交流継続中。 | |
4 | 活動 | 第三の家族との連携 |
実施内容 | 2度のカンファレンス講師としての出席と、互いの団体の 広報の実施。 | |
結果・成果・影響等 | 今後第三の家族にてつながった若者が集まる場にて、 エンパワメント講座を実施させていただく事が決まった。 今後継続的に、イベント等で交流予定。。 |
広報実績
メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等) | あり | |
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内容 | V-EXPO(メタバース運営企業)より当団体のメタバース活動記事掲載予定 | |
広報制作物等 | あり | |
内容 | 8月夏祭りにてメタバースイベントチラシ作成 | |
報告書等 | あり | |
内容 | 沖縄旅行実施報告書提出済み |
ガバナンス・コンプライアンス実績
規程類の整備状況
事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか | 完了 | |
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整備が完了した規程類を自団体のweb サイト上で広く一般公開していますか | 全て公開 | |
変更があった規程類に関して報告しましたか | 変更はなかった |
ガバナンス・コンプライアンス体制
社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますか | はい | |
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内部通報制度は整備されていますか | はい | |
内容 | 内部通報制度は整備されているが、通報はなかった。 | |
利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますか | はい | |
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたか | はい | |
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたか | はい | |
報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む) | 外部監査および内部監査 | |
内容 | 内部監査を中心に、一部学部監査を依頼予定。 | |
本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますか | いいえ |
シンボルマークの活用状況
2度のカンファレンスチラシへのマーク掲載 |