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中間評価報告

2024/11/22更新

評価計画事業進捗の評価事業の改善結果広報に関する報告

評価計画

中間評価の目的:事業中間時点でみえてきた事業上の課題とそれを改善するために中間評価で確認したいこと

事業中間時点でみえてきた事業上の課題

シェルター事業:自身の今後の方向性が定まらない利用者と、どのように今後の方針を決めていくことができるかという方法の検討が必要と感じる。また、連携機関との連携が支援時のみに限られているため、その後の支援の連携や日ごろからの関係強化を法人として進めていきたい。
相談事業:新規の相談者で継続支援が必要と考えられる方と、継続的につながる方法のさらなる検討が必要。また、相談や支援内容の検討ができる機会が確立できたら良い。
居場所事業:定期的に参加する方が増える一方で、チラシなどの広報からの参加者があまりいない状況にある。広報先の確認・選定を進めることで、必要としている方に広く周知できるようにしたい。参加者の変化について、内部で共有する機会を十分に生かせるような振り返りをさらに充実させたい。
ユース育成事業:ユースの状態なども含めたSVの方法の確立が課題であると感じている。できていることや成長していることを伝えると同時に、ユースが支援者としての成長を促す仕組みづくりが必要と考えている。

事業上の課題を改善するために中間評価で確認したいこと

シェルター事業:長期支援を行う際のスタッフの関わり方について、再度検証をしたい。また、利用者の変化についてどのような指標で考えるのかの整理を行いたい。連携機関との関係づくりについては、他団体がどのような方法を用いているのかを学びたい。
相談事業:相談者が継続してくること、1回で終結することのどちらが良いとは言い難い。そのため、相談者へのアプローチや終結がどうなのかを検証したい。
居場所事業:従来の広報先以外にどのようなところがあるのかの確認。また、居場所という課題解決型ではない事業の中で、参加者の変化をどのような指標で確認することができるのかの確認・検証を行いたい。
ユース育成事業:他団体などがユーススタッフや新しいスタッフの育成の際に、どのようなスキームを使用しているかの確認をしたお。また、SVをする側のスキルアップの方法を検討・検証したい。

実施体制

1内部/外部内部
評価担当分野シェルター事業、相談事業、居場所事業、ユース育成事業の状況把握と課題整理
氏名八幡悦子、渡辺美保、菊地久美子、大沼珠美、伊藤美華、田中ゆう、内田有美
団体・役職NPO法人ハーティ仙台(代表理事、理事、事業担当者)
2内部/外部外部
評価担当分野シェルター事業、相談事業、居場所事業、ユース育成事業についての確認・アドバイス
氏名小田中直樹さん
団体・役職東北大学大学院 経済学研究科 経済経営学専攻 教授 (公財)せんだい男女共同参画財団 理事
3内部/外部外部
評価担当分野シェルター事業、相談事業、居場所事業、ユース育成事業についての確認・アドバイス
氏名木須八重子さん
団体・役職国際コーチング連盟プロフェッショナル認定コーチ
4内部/外部外部
評価担当分野シェルター事業、相談事業、居場所事業、ユース育成事業についての確認・アドバイス
氏名橘ジュンさん
団体・役職NPO法人BONDプロジェクト 代表理事

実施状況を把握・検証するために実施する調査

調査方法

シェルター事業:活動実施プロセスの検証、アウトカムの発現状況の測定、活動の有効性について聞き取り調査
相談事業:アウトカムの発現状況の測定、活動の有効性についての聞き取り調査
居場所事業:アウトカムの発現状況の測定、アウトプット測定、活動の有効性についての聞き取り調査
ユース育成事業:活動実施プロセスの検証、活動の有効性についての聞き取り

調査実施時期

シェルター事業:9月下旬~10月
相談事業:9月下旬~10月
居場所事業:7月、9月下旬~10月
ユース育成事業:9月下旬~10月

調査結果の検証方法

シェルター事業:事業に関わっているスタッフ内でワークを行い、妥当性や今後について検証を行う。
相談事業:事業に関わっているスタッフ内で共有を行い、妥当性や今後について検証を行う。
居場所事業:事業に関わっているスタッフ内でワークを行い、妥当性や今後について検証を行う。
ユース育成事業:事業に関わっているスタッフ内でワークを行い、妥当性や今後について検証を行う。

事業設計図の検証方法

検証方法

実施状況の把握・検証後にグループワークを実施

実施時期

10月下旬

事業計画書や資金計画書への反映実施時期

10月下旬~11月

事業進捗の評価

アウトプットの実績

1アウトプット安心できるシェルターの場の提供、並びに生活支援、同行支援、心のケアの支援等の提供
指標①シェルターの開設日数 ②シェルターの利用者数
中間評価時の値・状態①2部屋・通年 ②4人
事後評価時の値・状態①2部屋・通年 ②8人
現在の指標の達成状況①2部屋・通年で常時実施。 ②中間評価時点で4人利用(内1名継続中)。
進捗状況2計画どおり進んでいる
2アウトプット シェルター退出後も利用できる資源についての情報提供
指標①退出後に利用できる地域資源のリサーチ ②退出時に情報提供をしたシェルター退出者の数
中間評価時の値・状態①完了 ②4人
事後評価時の値・状態①完了 ②8人
現在の指標の達成状況①中間評価時点で継続中 ②3人
進捗状況2計画どおり進んでいる
3アウトプット 2つの手段による相談窓口の運営
指標①対面型相談の開設回数 ②対面型相談の利用者数 ③オンライン型相談の開設回数 ④オンライン型相談の利用者数
中間評価時の値・状態①週1回 ② ③ ④
事後評価時の値・状態①週1回_116回 ②週1回_348人(3人/回) ③月1回程度_28回 ④月1回程度_28人
現在の指標の達成状況①60回 ②週1回_105人 ③16回 ④16人
進捗状況2計画どおり進んでいる
4アウトプット地域内の生きづらさ抱える若年女性向けのサポート資源の運営
指標①居場所(食堂)事業の開催回数、参加者数 ②ワークショップの開催回数、参加者数
中間評価時の値・状態①28日(回) ②18回
事後評価時の値・状態①56日(回)/350人(のべ) ②37回/250人(のべ)
現在の指標の達成状況①27回 ②22回/128人
進捗状況2計画どおり進んでいる
5アウトプット スーパーバイズの機会、OJTの機会等の研修の実施
指標①ユーススタッフの研修対象人数 ②スーパーバイズ等の研修・支援の実施回数 ③OJT型の研修に参加した人数・回数
中間評価時の値・状態①2人 ②29回 ③28回
事後評価時の値・状態①2人 ②58回 ③56回
現在の指標の達成状況①3人 ②6回 ③24回
進捗状況3計画より遅れている

短期アウトカムにつながりそうな、活動直後にみられた受益者、対象者、関係団体等の変化(言動)があれば記載してください。

シェルターから退居後、頼れるところがあると安心している言動があった。
面接の反応で、「これからどうしようと思ったが、やり方があると分かった。今後やっていけると思った。」「これから相談できる場所があると分かって安心できた」というものがあった。
居場所事業に参加をしたトランスジェンダー当事者から、ワークを通してセクシュアリティについて理解をしてもらえたので、安心して参加ができるという声があった。
ユーススタッフから、居場所終了後に自分がどのような役割をしたら良いか考えているという発言があった。

短期アウトカムの進捗状況

1アウトカムで捉える変化の主体法人内ユーススタッフが、相談支援について学び、どのような支援をしていきたいか考えられるようになる
指標・MSCを用いて、団体独自の視点により自己管理ができるようになる人の数 ・退所時の生計の見込みが立っている状態の人数。 ・入居中のカウンセリングを利用している状態の人数。
中間評価時の値・状態4人
事後評価時の値・状態8人(半年間の滞在想定)
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況ユースの中で、支援に関わってみたいという希望を持ち始めた方もおり、自身の回復と並行してユースとして活躍することで自分の経験を生かせると前向きにとらえている。
2アウトカムで捉える変化の主体シェルター入居者が安定した生活空間で、これから先のことを考えられるようになる。
指標・退所後に法人内事業に参加し続ける人の人数。 ・カウンセリングや食糧支援団体への支援申請の人数。
中間評価時の値・状態4人
事後評価時の値・状態①6人 ②8人
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況シェルター利用期間はさまざまであるが、就職や地域での生活支援への切り替えで入居者が安心して自立している様子が見られる。若年女性専属のスタッフがいることで、同行支援なども安定して行えている。
3アウトカムで捉える変化の主体セクシュアルマイノリティ当事者が、安心して法人内事業に参加することができる。
指標・生きづらさを抱えた若年女性の相談利用者が、自らの選択により必要な支援、相談後の対応を決めることができている人数
中間評価時の値・状態
事後評価時の値・状態①対面_348人 ②オンライン/電話_29人
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況これまで関りのあったセクシュアルマイノリティ当事者団体からの紹介や、居場所事業でセクシュアルマイノリティの日を設けたことで、安心して参加をしているようだ。トランス女性、トランス男性の参加があったが、他の参加者も違和感なく受け入れている。
4アウトカムで捉える変化の主体居場所事業参加者が、サバイバーと交流して回復のイメージを持てるようになる。
指標①MSCを用いて、団体独自の視点により居場所、WS、食堂事業における変容をした利用者の数 ②2回以上の継続利用者の数
中間評価時の値・状態
事後評価時の値・状態①20人 ②25人
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況居場所事業の中で作業をしながら、サバイバーが自身の話をすることで、重く受け止めすぎずに日常の生活の話として聞くことができているようだ。
5アウトカムで捉える変化の主体ユーススタッフが、具体的な支援について学び、支援者として自立できるイメージを持てるようになる。
指標① 対象となるユーススタッフの力量形成についてMSCを用いて団体独自の視点により、考え方、支援力等の変化ができている人数
中間評価時の値・状態
事後評価時の値・状態2人
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況居場所事業に継続して支援者として参加することで、ユース自身がアンテナが立つようになってきた。振り返りも行うようになったので、自身が不安だった点なども整理でき、気持ちを持ち帰らずに事業を終えることができている様子がみられる。

短期アウトカムの状態の変化・改善に貢献した要因や事例

事業を進める中で、1つの事業から他の事業へも参加をする方が増えてきている。居場所事業に参加する中で、スタッフの人となりが分かってきたことで面接相談につながったケースもある。また、ユースが頑張っている姿を見ることで、自分もユーススタッフになりたいと感じている人もでてきており、人材育成の機会が提供できるのではないかと考える。

事前評価時には想定していなかった変化・影響

シェルター利用者の利用日数が長期化した場合、どの程度の期間を目途とするのか/しないのか、について検討が必要と感じている。

事業進捗の評価

評価の視点自己評価(価値判断)結果
アウトカムが発現するための活動が適切に実施され、アウトプットは想定どおり積み上げられているか

積み上げられていると感じる。

アウトカム発現への貢献要因や阻害要因を把握し、事業改善につなげられているか

定期的にスタッフミーティングや居場所事業の振り返り(ユースSVを含)を行っており、要因の把握に努めているが、今後回数について検討を行うことも考えている。

組織基盤強化や、事業活動が円滑に進むための環境づくりができているか。また事業終了後を見据え、活動が継続するための取り組みが進んでいるか

理事会などでも報告を行い、事業スタッフではない立場からのアドバイスをもらうなど、環境づくりに取り組んでいる。またスタッフ研修として先進的な取り組みをしているNPO法人へ見学研修に伺い、今後の活動継続のためのヒアリングなども行っている。国と県の支援への助成などの状況についても情報収集に努めている。

事業の改善結果

事業の改善結果

項目内容
事業設計(ロジックモデル)の改善ポイント

特になし

事業計画書の改善ポイント

特になし

その他

内部研修および外部団体での研修の実施。

事業で最も重視する指標・変化

ユーススタッフになりたい、と思う人を取りこぼさないこと。それと同時に、ユーススタッフが支援者としてのイメージを持てるようにアプローチを行っていきたい。そのためには、法人内での相談員養成研修なども行い、不安なことなどがあればすぐに相談ができたり、SVを受けられる体制づくりを重要視したい。
相談事業で、若い女性たちで相談に行けなかった子たちが相談できるようになることも重視したい。法人内のメール相談事業と連携を行いながら今後も進めていきたい。

広報に関する報告

シンボルマークの活用状況

自団体のウェブサイトで表示

広報制作物に表示

イベント実施時に表示

広報

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

法人サイト内に表示

広報制作物等あり
内容

居場所事業チラシ(2024年度分)1500枚
相談事業チラシ(2024年度分)1000枚
団体会報(2024年7月)

報告書等なし
イベント開催等(シンポジウム、フォーラム等)なし