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休眠預金活用事業
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事業完了報告

2025/04/22更新

事業概要

事業期間開始日 2024/06/17終了日 2025/02/28
対象地域沖縄市を中心とした中部地区
事業対象者

ひとり親世帯の養育者と子・困り感を抱えている子育て世帯の養育者と子・若年妊産婦世帯の養育者と子・多子世帯の養育者と子・困窮者世帯の養育者と子・家族の中に病気療養中の方がいるの世帯の養育者と子・就労困難者

事業対象者人数

200世帯

事業概要

これまでの支援の中で行ったヒアリングで見えてきた必要な支援の実施。
①心のエネルギー補給の場を作る。
個室を作り、利用者のニーズに合わせて利用
個人利用:身体を整える事が出来る→入浴環境(自律神経を整える) 美容やマッサージ(リフレッシュ) 一人になることが出来る環境の提供
対人サービス利用:頭髪の衛生環境を整える(美容室勤務経験者による頭髪の整え) 相談機能(おしゃべり、喫茶でリフレッシュ) 
→利用者がリフレッシュできる場所と時間を提供 困窮している方々に見られるエネルギー枯渇状況から抜け出るお手伝いをする。
困窮世帯から相談があったニーズに合わせた支援:車がないので大型の物の購入が困難など→買い物を同行する、物を運ぶのをお手伝いする同行支援
小さい子がいてやりたい事が出来ない→保育士による一時預かり(保護者はくじら寺子屋内にいることが条件)
日常生活の困り感をサポートしてくれる身近な存在がいるという認識や「助けて」が言える関係性を作る。
②働くことに前向き
パソコンスペースの開放:履歴書を作るお手伝い、パソコンの基本操作を覚える、印刷が無料で出来る
子どもの居場所事業や連携企業での体験就労受入れ、働くを経験出来る機会の提供 (連携企業:農業、パソコン入力、土木作業など)
・ミシン作業・手芸、調理を通して達成感を感じる機会を作る。(就労に向けての小さな一歩)
③経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもを含めた子ども達のプログラミング教室
パソコンに興味があっても利用出来る環境がない家庭やプログラミング教室を利用したくても月謝が高く通えないなどの子どもたちの体験の場の提供
※子どもの活動の場合は、子どものたちの心に差別や劣等感を持たせないため、広報にて困窮世帯向けととられる表現はしない。
④組織強化
スタッフの研修参加やスキルUPを促す。支援対象者と繋がりやすい環境作り

事業の総括およびその価値

目標とする事業対象者人数:200世帯に対し、本事業介入対象者:235人(203世帯)
①リフレッシュルームの利用 人数:174人
 リフレッシュするための利用より世帯での利用や困り感に合わせての利用が多く、保護者が喜ぶものより子どもが喜ぶもののニーズが高かった。
(スタッフの人件費がつかなくなっても動く事が出来るかで判断基準を設けた)
 保育士がサポートしながらの利用は、とても好評でリピーターも多かった。
②スキルアップや就労の支援 人数:18人
職業体験は、くじら寺子屋内での活動のリクエストのみとなった
③こどものパソコンスキルアップ 人数:61人
④団体強化 研修参加及び事業説明 32回
研修参加により、支援対象者との向き合い方に良い変化。
⑤日常生活の支援、個別支援 9人


※人数は期間中の利用の実数
当事業所の食糧支援利用世帯へ個別に事業の説明が出来、利用へとつながった。食糧支援が無い月は利用者が少なかった。

課題設定、事業設計に関する振返り

生活に困窮しているが生活に変化を希望していない世帯が多かった。一人一人にヒアリングを行うことで精神疾患を持っている方の割合がとても多く「働きたい」に持っていくことに時間がかかると感じた。
精神疾患の方が、くじら寺子屋内で職業体験の希望があったのでサポートスタッフをつけ実施できた。
未就学児がいるひとり親の方が保育士がサポートに入る利用がとても好評で定期的な利用があった。資格の試験勉強などで利用したいとリクエストもあり、保育士のサポートは、とても必要だと感じた。
保護者のエネルギー補給を中心に事業を組み立てたが、保護者の方の多くが、こどもと一緒に余裕を持って過ごせる時間や子どもが喜ぶ事を希望した方が多かった。こども向けの入浴剤やクッションの設置がとても好評だった。パソコンの利用も子どもと一緒に学びたいという要望や子どもに学ばせたいという要望がほとんどだった。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1①セルフケアできる場所の提供や対人サービスとしての相談機能を持つことで精神的に枯渇している状況から抜け出す
指標アンケートで利用前より前向きな気持ちになったかどうか調査。リフレッシュルーム利用前に利用者にアンケートし、3回以上利用した利用者に再び同様のアンケートを実施し、利用前と利用後の状況を比較。
目標値・目標状態自分自身をケアすることで自分の状況に目を向ける事に意識出来る状況にする。前向きな気持ちを持つことが出来る状態。
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察心の状態のアンケート結果 利用前は とても良い:16 良い:12 少し良い:6 普通:37 少し悪い:15 悪い:7 利用後 とても良い:28 良い:36 少し良い:14 普通:10 少し悪い:2 と悪いは0になり、とても良いが大幅に増えている
2①日常生活の支援をすることで「助けて」が言える存在として認識してもらい過ごしやすい環境を作る
指標アンケートやヒアリングを元に個別支援につなげる。必要な方に必要な支援を行う。信頼関係が構築されるとリピート率や紹介者が増加していく事よりリピート率や紹介者が増える状態
目標値・目標状態くじら寺子屋が信頼され、リピート率の向上や紹介者が増えている状態
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察オフィシャルLINEの登録者数が9月の利用開始より115登録者が増えている。日常的にオフィシャルLINEで相談や連絡がある状態になっている。 オフィシャルLINEへの問い合わせが多い事を設定していなかったが、業務時間で閉める割合が多くなっていったので、活動として想定しておくべきだったと感じている。 リピート、問い合わせも多くなっている。
3②就労に対してチャレンジする前向きな状態にする。裁縫や調理ボランティアなどのスモールステップを積み重ねる体験を提供する。
指標目的をもって利用する方の人数
目標値・目標状態アンケートで就業にチャレンジしたいという回答が全体の50パーセント以上になること
アウトカム:結果計画より遅れている
アウトカム:考察利用者に精神疾患の方が多く、就労にチャレンジしたいという意欲を持つことが難しかった。
4②パソコンスキル向上やパソコンの活用(大人向け)
指標パソコンスキルが向上したかどうかの認識の変化がわかるようなアンケートを実施
目標値・目標状態月10回以上の利用
アウトカム:結果計画より遅れている
アウトカム:考察子どもと参加やこどもに参加させたいための問い合わせは多かったが、大人単独での申し込みがなかった。
5③パソコンに触れる機会を増やす。無料のパソコン教室開催でパソコンのスキルアップを行い、自信をつける(子供向け)
指標アンケートの実施
目標値・目標状態月140人以上の利用
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察子どもに習わせたいや子どもと一緒にパソコンを体験したいという方がとても多く、毎月子どものパソコン利用は140人を超えていた。
6④団体強化をすることで様々な困難を抱えた方へ支援が出来る状態にする
指標研修参加回数、支援が本当に必要な方に情報が伝わるような事業説明の機会を作る
目標値・目標状態トータル10回
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察研修参加・事業説明の機会 計32回 非営利団体の会計講座やファンドレイジング講座、AI活用講座などが実用的で勉強になった。精神疾患の勉強や子どもの貧困に関わる研修が学ぶ事が多かった。 当事業への関心が高く、当事業所への見学がとても増え、SSW連絡会などでの事業説明の機会を得てお話の機会を多く頂くことが出来ました。

アウトプット

1①リフレッシュスペースを整備し、個々のニーズに合わせて利用され、心の栄養補給が出来る
指標何の目的で使われていたか目的別の回数 ・頭髪環境の整え ・相談機能 ・入浴(自律神経調整、衛生環境の整え) ・マッサージ(身体調整) ・美容(活力補強、自己肯定感向上) ・仮眠(一人になりたい欲求を叶える) ・調理体験
目標値・目標状態1ヵ月の総利用回数80回 (1日あたり4人)
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察食糧支援の案内と共に事業案内をするとついでに利用したい、ちょっと相談したいという流れが出来た。食糧支援の実施が無い月の利用は少なかった。寒い時期になるとお風呂の予約が増えた。要望として ・夜10時まで開いていればお風呂の利用をしたい。 ・土日祝日も利用できるようにして欲しい というものが多かった。 保護者のエネルギー補給をイメージしていたが、子どもが喜ぶ事を優先する利用が多かった。 発達障害をもっているお子さんと一緒にゆっくり入浴してみたかったという利用は印象的だった。(総利用回数:315回 人数実数:174人)
2②パソコンスキルが向上や就労の為の活動でパソコンの利用、ミシン体験、ボランティア体験で就労意欲が向上を促す活動をする
指標利用者にアンケート実施 何の目的で利用したのか。 今日は何をしたのか
目標値・目標状態1ヵ月の総利用回数40回 (1日あたり2人)
アウトカム:結果計画より遅れている
アウトカム:考察2月の利用回数が30回。ボランティア体験と就労体験がほとんどになっています。精神疾患を患っている方の就労体験の受入れはスタッフのサポートをつけ実施できたことが団体のステップアップにもなりました。利用を希望していてもキャンセルになる場合も多いので、目標利用回数には届きませんでしたが、順調だったと思います。(総利用回数:70回 人数実数:18人)
3③パソコンを利用したキャリア教育を子ども達向けに行い、出来る事を増やし、可能性を広げる
指標教室別利用人数と申込人数のカウント ・マインクラフト ・scratch ・デザインアート ・電子部品工作
目標値・目標状態1ヵ月の総利用人数140人 (1日あたり7人)
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察デザインアートクラスにおいては、パソコンの台数が足りない状況でした。マインクラフト教室は、自由参加クラスと課題があるクラスを分けました。パソコンの導入として低学年から参加出来る自由参加クラスを設定したことが良かったです。Scratchと電子部品は、参加人数が少なかったですが、意欲のある子が参加してくれました。 保護者も子どもの頑張っている姿に触発されて一緒に作業している姿もありました。 子どもたち同士で学び合っている姿も多く見る事が出来ました。(総利用回数:703回 人数実数:61人)
4④団体強化 研修への参加に人件費をつけ研修への参加を促す。事業説明を他団体や組織に説明する機会を設ける
指標スタッフの研修の参加 事業説明の機会を作る
目標値・目標状態研修参加・団体説明の機会トータル10回
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察計32回 当事業への関心が高く、沖縄市役所や沖縄県庁、内閣府の方や就労支援事業所の方、SSW、社協関係者などたくさんの方がくじら寺子屋まで足を運んでくれました。特にSSWの方は支援が必要な家庭の方と同行して連れてくてくれたり、連携して支援する機会がとても多かったです。 研修にもたくさん参加することが出来ました。特にNIACが開催して頂いた精神疾患の方との付き合い方の勉強会は助かりました。
5①日常生活の支援、個別支援
指標個別支援として何を行ったのか、必要だったのかを記録し、カウントする。
目標値・目標状態1ヵ月の支援者数9人
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察2月利用者 8人 オフィシャルLINEから日常的に相談が入るようになった。お下がりコーナーを作ったので、食糧支援がなくても立ち寄れる雰囲気が出来、利用につながった。日常の一部として敷居の低い支援を求めることが出来るようになった。 事例:学業品が必要だから寺子屋にないか→近況の相談、高校の体験入学の送迎、保険証がないから病院にいけない・お金もない→一緒に薬剤師に相談、就業についてや離婚についての相談→就労へ(支援回数:21回 人数実数:9人)

活動

1①リフレッシュスペースの改築、整備
活動結果計画通り
概要改築、整備ともに十分行うことが出来ました。資金が付かなくなっても運営を継続していくために、熱い沖縄で光熱費を抑えるために屋根を改装出来たことがとても大きかったです。お風呂と頭髪衛生環境整備コーナーは問い合わせがとても多くなっています。
2④広報活動 沖縄市役所や近隣市役所の関係各所に事業内容を伝える。 チラシを作る。 SSW(スクールソーシャルワーカー)の方などに事業説明する。
活動結果計画通り
概要沖縄市・うるま市・北中城村のSSW連絡会で事業説明を行い、くじら寺子屋への見学もしていただきました。沖縄市役所は子ども相談健康課・保護課、沖縄県庁子ども未来政策課、内閣府、沖縄市社会福祉協議会、沖縄市青少年センターがくじら寺子屋へ来所し、事業説明をすることが出来ました。事業説明としても沖縄市パーソナルサポートセンター、ファミリーサポートセンターなど多くの団体に行うことが出来ました。
3③プログラミング教室(子供向け) スクラッチ教室、マインクラフト教室、デジタルアート教室、3Dモデリング教室の運営 パソコンスペースの開放
活動結果計画通り
概要子供向けのフリーパソコンスペースとプログラミング教室スペースを分けたことでパソコンの操作へのハードルがまだ高く断っていた低学年も利用しやすくなりました。教室では、デザインアートクラスがとても好評で保護者の方も驚き一緒に覚えたいという反応がありました。
4②パソコンスペースでの就労行動もしくはスキル向上のためのスペース開放 手芸スペースでのミシン等利用による就労意識の向上のための活動 調理体験
活動結果遅延あり
概要利用希望者が少なかった。面談の時には使いたいとお話があったり、エクセルやワードを習いたいと連絡がありましたが、予約のキャンセルや日程変更が続きました。大人の利用で申し込みがあった時にも子ども連れで子どもが遊ぶだけで終わってしまうことがほとんどでした。就労のためのエントリー作業での利用は1名ありました。
5①リフレッシュスペースの運用 ・頭髪環境を整える ・相談スペース ・入浴 ・マッサージ ・美容 ・仮眠
活動結果計画通り
概要相談利用がとても多かったです。もともと実施していた食糧支援の受け取りで「お時間があれば少しお話していきませんか」という呼びかけがとても良かったです。その相談の中で、必要なものを渡せるようにおさがりコーナーを新設しくじら寺子屋を気軽に訪れることが出来る工夫も行いました。何かのついでだと利用しやすく話もしやすいと実感しました。
6①日常生活の支援 ・お買い物同行支援、調理体験などニーズの拾い上げと実施
活動結果ほぼ計画通り
概要SSWから利用に関わる問い合わせが多岐に渡り、難しいと感じたので団体の対応と連携を分けました。専門機関での対応が必要な場合は、連携先にお願いするなどくじら寺子屋として動けるものと連携のもとに動くものを分けて対応しました。例)精神疾患を持っている方から死にたいとメッセージ→市役所で期間基幹支援員がついているか調べてもらう、市役所から学校に子どもの様子を確認→基幹支援員が病院同行
7②就労体験機会の提供 ボランティア受け入れ先との連携(現在受け入れ可能:子どもの居場所事業所2箇所 農業2箇所 パソコン入力1箇所 土木作業1箇所)  必要な時はスタッフも同行する。
活動結果遅延あり
概要就労体験はくじら寺子屋のみとなりました。新しい知らない場所に同行があっても行くことが難しい方が多かったです。また、就労意欲がある方は相談にきて具体的な話や方向性を決めると自分で就職先を見つけ報告してくれました。
8④支援に係るスタッフの育成 研修・勉強会への参加、県外視察の実施 研修等に参加する時も時給を発生させることにより参加しやすい環境を作る
活動結果計画通り
概要これまでの事業では勉強する機会が少なかった精神疾患の方への対応や子どものショートステイが可能な美さと児童園の見学など多くの勉強の機会を頂けました。これまでは、研修会は各自興味があれば参加してくださいという案内のみで団体の活動のためであっても時給がなかなかつけることが出来なかったものに仕事として参加出来たるので参加を促しやすくなった。

資金分配団体としての非資金的支援の取り組み総括

1取り組み

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

就労支援施設からの就労体験受け入れ先としての連携の申し入れがあり、連携してくじら寺子屋で就労体験の場として受け入れることになった。専門機関のヒアリングシートや連携の実践が出来た。
行政や関係機関から、くじら寺子屋への見学申し入れが大変増えており取材申し込みも増えている。
相談機能からくじら寺子屋の学習支援につながった。
沖縄市役所の補助金も受けていることから、沖縄市と個人情報のやり取りがスムーズに行うことが出来、連携した支援が出来た。
SSWからの相談がとても多かった。SSWが一緒に付き添いながらの利用や必要なことをまとめてくれた後の利用が出来た。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

世帯支援が出来る環境を作り、この事業をしていることを広く知ってもらうことにより利用者から気軽に利用してもらえるようになった。くじら寺子屋に複合的な利用が可能になったことから、「ついでの利用」が出来、リアルタイムの小さな悩み事を話せる環境を作ることが出来た。小さな悩み事や小さな困りごとのうちに対応できることがとても重要だと感じている。
時間貸しスペースの対応が出来ることを知って、一時避難が出来ないかという連絡が何件かあった。今回の事業で対応することは難しかったが、今後緊急避難の受け入れも視野に入れたい。
就労支援事業実施前は、就労が出来ていない対象者がもっと少ないと予想し就労に対する意欲があるのに出来ていないという悩みだと思っていたが、就労の意欲そのものがなく支援に頼ってギリギリの生活に慣れてしまっている方が多いことが分かった。そのような方々も子どものことになると「一緒にやってみようかな」という発想になったので親子で体験できるスキルアップを考えていきたい。総じて、スキルアップや就労を考えることが出来ない方が多かったが、ベビーステップで少しずつ小さな「やってみようかな」を育てることで一歩ずつ前に進んでいけると感じた。
就労が出来る状態の方は、相談機能やパソコンを利用できる環境を提供することだけで、進んでいける方がいたのでこの機能は維持して今後も活動していきたい。1年以上就労できていなかった方も最初は食糧支援と離婚の相談からすぐに就労することが出来た。相談機能により、当事者自身の方向性が定まり先に進めていくことが出来たことがあり、また相談機能のリピーターも多かった。

外部との連携実績

1活動日常生活の支援
実施内容沖縄市役所こども相談健康課、沖縄市基幹相談員との連携。緊急の対応や専門機関の対応が必要な場合には連絡して動いてもらう。
結果・成果・影響等日常生活の支援の申し込みからこどもの様子や保護者の精神状態が気になったときには、市役所やSSWと連携してこどもの様子を見てもらい、精神疾患の方の場合は基幹支援員の担当がついているかしらべてもらい通院などの対応をしてもらえた。実際に必要な支援や流れの実践を積むことが出来た。普段から気になる世帯の情報交換をすることが出来るようになった。
2活動リフレッシュスペースの運用
実施内容近隣市町村のSSWが必要と感じた世帯に利用を案内。最初は食糧支援という利用しやすい案内から相談機能へつなげ、困り感の拾い上げ。SSWと情報交換しながら、支援を実施する。
結果・成果・影響等学校区外の利用についてはこどもが利用しないので家庭状況や各家庭が自己申告でしか困窮の度合いを測ることが出来なかったが、お互いに情報交換することで何が必要かを検討しながら対応することが出来た。(例:毎回食料も欲しいというが、SSWと状況確認することで地域社協やフードバンク、フードパントリーなど何かもらえるものをとにかく申し込みする家庭だとわかり、相談機能への誘導やこどもの状況の聞き取りなどに誘導することになった)
3活動リフレッシュスペースの運用
実施内容近隣市町村SSW、沖縄市保護課、沖縄市こども相談健康課が利用の案内
結果・成果・影響等電気、ガスが止められている、保護者が緊急入院や長期入院するなど緊急性がある世帯へ案内したいとくじら寺子屋へ申し入れがあり受け入れ。SSWからの利用案内が多かった。SSWからの案内の場合は、その後学習支援の利用を希望し利用する世帯もあった。
4活動就労体験機会の提供
実施内容就労支援施設(精神疾患)からの受け入れ申し込み
結果・成果・影響等専門機関であるの就労支援施設から就労体験の申し入れがあり、実施した。うつ病治療中で仕事復帰を考えている方々を受け入れた。体験期間が終わり、就職が体験期間中に決まった方、就職面接を受けに行き今後もくじら寺子屋でボランティアを続けたいと希望した方がいた。就労支援施設リタリコ(沖縄市ハローワーク関係機関)とは連携して受け入れを続けていき、また、くじら寺子屋の利用者の精神疾患の方をリタリコさんに案内することが出来るようになった。
5活動
実施内容
結果・成果・影響等

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

2月3日 沖縄タイムス くらし13面 掲載 
3月21日放送予定 NHKラジオ 19日取材予定
取材予定 NHKテレビ 調整中

広報制作物等あり
内容

リフレッシュルームとして改修したよんな~ルームの利用のチラシ

報告書等あり
内容

くじら寺子屋 当事業報告書

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て公開
内容
変更があった規程類に関して報告しましたか変更はなかった

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

スタッフが少人数なので、担当者が1名だと問題と担当者が関りが深くなる場合を考慮し担当者を2名。どちらかに相談。その後、申告者の意向も踏まえ問題点としてスタッフミーテングで都度問題提起や相談を行う。

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますかはい
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
内容

なぜ必要かなどをスタッフ全員確認。
ガバナンス・コンプライアンスの読み合わせを全員で行い疑問点やなぜ必要なのかを確認。この規定が必要だった具体的な事例などを取り上げながら勉強会を実施。

団体の決算書類に対する会計監査はどのように実施しましたか。本事業の最終年度の状況を選択してください(実施予定の場合含む)内部監査
内容

3月末に内部監査を実施予定。

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

・ひとり親世帯が利用しやすい時間の設定
通常、くじら寺子屋は平日13時~20時開所しています。本事業では、予約があった時のみ10時から対応しました。未就学児がいる世帯には10時から利用できるのはとても助かったようです。要望としては、22時まで利用したい。土日祝日も利用できるようにしてほしいというものでした。本事業では、改装費中心に資金計画を立てたので人件費をもっとつけて対応できるようにしても良かったのではと感じています。
・ついでの支援
相談のみの利用やパソコンのみの利用という目的が1つだけの利用は少なかったです。こどもの利用のついでや食糧支援のついでなど他の利用目的と合わせての利用がほとんどでした。今後もより利用しやすいようについでに利用できる複合的な支援を実施していきたいです。
・ショートステイや緊急避難の要望
改修に伴い見学にきた行政や関係機関の方からショートステイの相談を受けることが多かったです。また、当事者からの相談も少しありました。宿泊が出来そうな部屋になりましたが、ショートステイには対応してないので今後出来るようにしていくか、どのように整備していくかが問題です。