事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
働くことが困難な人への支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
地域の働く場づくりや地域活性化などの課題解決に向けた取組の支援
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
SDGsとの関連
ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
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1. 貧困をなくそう | ||
8. 働きがいも経済成長も | ||
11. 住み続けられる街づくりを |
団体の社会的役割
団体の目的
子どもたちの未来の礎になることを目的とする。子どもたちを学習面を食事や食糧配布で支え、支援と育成の両面から子ども達が自分の力を育む。また、子ども達に付随した家族の問題解決の為サポートを行う。
子どもの居場所の運営を維持することを目的とする。
団体の概要・活動・業務
いつでも誰でも無料で利用できる子どもの居場所。
平日13時~20時: 子どもの居場所 学習支援中心。食事支援・食糧支援・プログラミング教室・体験活動実施。
2年前より食糧世帯支援(子ども家庭庁)を実施し、207世帯総支援数〇回を行い、世帯毎にヒアリングも実施しそれぞれが抱えている困り感やニーズ把握。
オフィシャルLINE登録数は406人になり、支援情報をすぐに届ける事が出来ます。
団体の目的 | 子どもたちの未来の礎になることを目的とする。子どもたちを学習面を食事や食糧配布で支え、支援と育成の両面から子ども達が自分の力を育む。また、子ども達に付随した家族の問題解決の為サポートを行う。 |
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団体の概要・活動・業務 | いつでも誰でも無料で利用できる子どもの居場所。 |
概要
事業概要
これまでの支援の中で行ったヒアリングで見えてきた必要な支援の実施。
①心のエネルギー補給の場を作る。
個室を作り、利用者のニーズに合わせて利用
個人利用:身体を整える事が出来る→入浴環境(自律神経を整える) 美容やマッサージ(リフレッシュ) 一人になることが出来る環境の提供
対人サービス利用:頭髪の衛生環境を整える(美容室勤務経験者による頭髪の整え) 相談機能(おしゃべり、喫茶でリフレッシュ)
→利用者がリフレッシュできる場所と時間を提供 困窮している方々に見られるエネルギー枯渇状況から抜け出るお手伝いをする。
困窮世帯から相談があったニーズに合わせた支援:車がないので大型の物の購入が困難など→買い物を同行する、物を運ぶのをお手伝いする同行支援
小さい子がいてやりたい事が出来ない→保育士による一時預かり(保護者はくじら寺子屋内にいることが条件)
日常生活の困り感をサポートしてくれる身近な存在がいるという認識や「助けて」が言える関係性を作る。
②働くことに前向き
パソコンスペースの開放:履歴書を作るお手伝い、パソコンの基本操作を覚える、印刷が無料で出来る
子どもの居場所事業や連携企業での体験就労受入れ、働くを経験出来る機会の提供 (連携企業:農業、パソコン入力、土木作業など)
・ミシン作業・手芸、調理を通して達成感を感じる機会を作る。(就労に向けての小さな一歩)
③経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもを含めた子ども達のプログラミング教室
パソコンに興味があっても利用出来る環境がない家庭やプログラミング教室を利用したくても月謝が高く通えないなどの子どもたちの体験の場の提供
※子どもの活動の場合は、子どものたちの心に差別や劣等感を持たせないため、広報にて困窮世帯向けととられる表現はしない。
④組織強化
スタッフの研修参加やスキルUPを促す。支援対象者と繋がりやすい環境作り
資金提供契約締結日
2024年06月17日
事業期間
開始日
2024年06月17日
終了日
2025年02月28日
対象地域
沖縄市を中心とした中部地区
事業概要 | これまでの支援の中で行ったヒアリングで見えてきた必要な支援の実施。 | |
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資金提供契約締結日 | 2024年06月17日 | |
事業期間 | 開始日 2024年06月17日 | 終了日 2025年02月28日 |
対象地域 | 沖縄市を中心とした中部地区 |
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 内容
ひとり親世帯の養育者と子・困り感を抱えている子育て世帯の養育者と子・若年妊産婦世帯の養育者と子・多子世帯の養育者と子・困窮者世帯の養育者と子・家族の中に病気療養中の方がいるの世帯の養育者と子・就労困難者
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 人数
200世帯
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 内容 | ひとり親世帯の養育者と子・困り感を抱えている子育て世帯の養育者と子・若年妊産婦世帯の養育者と子・多子世帯の養育者と子・困窮者世帯の養育者と子・家族の中に病気療養中の方がいるの世帯の養育者と子・就労困難者 |
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事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 人数 | 200世帯 |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
事業の背景・課題
新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰により深刻化した社会課題
沖縄県に多く見られる多子世帯では、物価高騰の影響がとても高くなっています。家族の中で誰かが病気療養中の世帯においては、両親が揃っていてもどちらかが働けず経済的にはひとり親家庭と状況が一緒でありそのうえパートナーの世話や子どもの世話、将来への不安感を抱えている現状があります。離婚協議中の世帯は実質ひとり親の経済状態でもひとり親ではないから受けられない支援があり困っていると相談されることもあります。
物価高騰でやりたい事が出来ない、自分自身のケアをする余裕がない、子ども達がやりたいことをさせてあげれていないという相談はとても多いです。
実際に昨年度だけでも207世帯に総回数1000回以上の食糧支援を実施し150世帯以上にヒアリング調査を複数回ずつ行いました。利用している方の様子やヒアリングの回答を見ていると頭髪のケアが気になる方や身だしなみに気を遣うことが難しい状況の方がたくさんいました。
「体調不良で病院に行ったら、自律神経を整えるのには入浴を勧められたけど浴槽がなくて。入浴施設は高くて連れていけない。」「悩みを話せるような人がいなかったから苦しかった。」「お化粧する気力もわかなくて」などの話がありました。
食糧支援で話した方が次の支援の時に「100均だけどマニキュアしてみたんです。」と笑顔で話してくれました。活力と身だしなみの関係性を感じる出来事でした。
物価高騰で金銭的に余裕がない状況だから〇〇が出来ない→心が枯渇状態になる→元気が出ない→仕事・家庭に不調が出やすい→不登校、家庭不和、離職、精神的な病気
という状況に陥りやすくなっています。
「食の栄養補給」と共に「心の栄養補給」を求めてくじら寺子屋でスタッフに会いに来ていると感じています。困窮から抜け出すためには、まず利用者の方がエネルギー補給し課題に立ち向かうことが出来る状況になることが必要です。
新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰により深刻化した社会課題 | 沖縄県に多く見られる多子世帯では、物価高騰の影響がとても高くなっています。家族の中で誰かが病気療養中の世帯においては、両親が揃っていてもどちらかが働けず経済的にはひとり親家庭と状況が一緒でありそのうえパートナーの世話や子どもの世話、将来への不安感を抱えている現状があります。離婚協議中の世帯は実質ひとり親の経済状態でもひとり親ではないから受けられない支援があり困っていると相談されることもあります。 |
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短期アウトカム
1 | ①セルフケアできる場所の提供や対人サービスとしての相談機能を持つことで精神的に枯渇している状況から抜け出す | |
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モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | アンケートで利用前より前向きな気持ちになったかどうか調査。リフレッシュルーム利用前に利用者にアンケートし、3回以上利用した利用者に再び同様のアンケートを実施し、利用前と利用後の状況を比較。 | |
把握方法 | 心の状態をアンケートにて把握。ポイント換算し、実施前と実施後を比較調査。 | |
目標値/目標状態 | 自分自身をケアすることで自分の状況に目を向ける事に意識出来る状況にする。前向きな気持ちを持つことが出来る状態。 | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
2 | ①日常生活の支援をすることで「助けて」が言える存在として認識してもらい過ごしやすい環境を作る | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | アンケートやヒアリングを元に個別支援につなげる。必要な方に必要 な支援を行う。信頼関係が構築されるとリピート率や紹介者が増加していく事よりリピート率や紹介者が増える状態 | |
把握方法 | アンケートの実施 | |
目標値/目標状態 | くじら寺子屋が信頼され、リピート率の向上や紹介者が増えている状態 | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
3 | ②就労に対してチャレンジする前向きな状態にする。裁縫や調理ボランティアなどのスモールステップを積み重ねる体験を提供する。 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | 目的をもって利用する方の人数 | |
把握方法 | パソコンスペース、ミシン作業スペースの高校生以上の利用者へのアンケート | |
目標値/目標状態 | アンケートで就業にチャレンジしたいという回答が全体の50パーセント以上になること | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
4 | ②パソコンスキル向上やパソコンの活用(大人向け) | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | パソコンスキルが向上したかどうかの認識の変化がわかるようなアンケートを実施 | |
把握方法 | 利用前の状態よりパソコンが使えるようになったかがわかる質問内容をつくり集計 | |
目標値/目標状態 | 月10回以上の利用 | |
5 | ③パソコンに触れる機会を増やす。無料のパソコン教室開催でパソコンのスキルアップを行い、自信をつける(子供向け) | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | アンケートの実施 | |
把握方法 | 寺子屋でパソコンを触るようになってパソコンが使えるようになったかをアンケートする | |
目標値/目標状態 | 月140人以上の利用 | |
6 | ④団体強化をすることで様々な困難を抱えた方へ支援が出来る状態にする | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | 研修参加回数、支援が本当に必要な方に情報が伝わるような事業説明の機会を作る | |
把握方法 | 研修参加回数と事業説明回数のカウント | |
目標値/目標状態 | トータル10回 |
アウトプット
1 | ①リフレッシュスペースを整備し、個々のニーズに合わせて利用され、心の栄養補給が出来る | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | 何の目的で使われていたか目的別の回数 | |
把握方法 | 利用回数のカウント | |
目標値/目標状態 | 1ヵ月の総利用回数80回 | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
2 | ②パソコンスキルが向上や就労の為の活動でパソコンの利用、ミシン体験、ボランティア体験で就労意欲が向上を促す活動をする | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | 利用者にアンケート実施 | |
把握方法 | 高校生以上の利用回数 | |
目標値/目標状態 | 1ヵ月の総利用回数40回 | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
3 | ③パソコンを利用したキャリア教育を子ども達向けに行い、出来る事を増やし、可能性を広げる | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | 教室別利用人数と申込人数のカウント | |
把握方法 | 教室の利用と申込人数 | |
目標値/目標状態 | 1ヵ月の総利用人数140人 | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
4 | ④団体強化 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | スタッフの研修の参加 | |
把握方法 | 実施回数のカウント | |
目標値/目標状態 | 研修参加・団体説明の機会トータル10回 | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
5 | ①日常生活の支援、個別支援 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | 個別支援として何を行ったのか、必要だったのかを記録し、カウントする。 | |
把握方法 | 支援の回数 | |
目標値/目標状態 | 1ヵ月の支援者数9人 | |
目標達成時期 | 2025年2月 |
事業活動
活動
1 | 活動 (内容) ①リフレッシュスペースの改築、整備 | |
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時期 2024年6月~8月 | ||
1 | 活動 (内容) | ①リフレッシュスペースの改築、整備 |
時期 | 2024年6月~8月 | |
2 | 活動 (内容) ④広報活動 | |
時期 2024年6月~2025年2月 | ||
2 | 活動 (内容) | ④広報活動 |
時期 | 2024年6月~2025年2月 | |
3 | 活動 (内容) ③プログラミング教室(子供向け) | |
時期 2024年6月~2025年2月 | ||
3 | 活動 (内容) | ③プログラミング教室(子供向け) |
時期 | 2024年6月~2025年2月 | |
4 | 活動 (内容) ②パソコンスペースでの就労行動もしくはスキル向上のためのスペース開放 | |
時期 2024年9月~2025年2月 | ||
4 | 活動 (内容) | ②パソコンスペースでの就労行動もしくはスキル向上のためのスペース開放 |
時期 | 2024年9月~2025年2月 | |
5 | 活動 (内容) ①リフレッシュスペースの運用 | |
時期 2024年9月~2025年2月 | ||
5 | 活動 (内容) | ①リフレッシュスペースの運用 |
時期 | 2024年9月~2025年2月 | |
6 | 活動 (内容) ①日常生活の支援 | |
時期 2024年6月~2025年2月 | ||
6 | 活動 (内容) | ①日常生活の支援 |
時期 | 2024年6月~2025年2月 | |
7 | 活動 (内容) ②就労体験機会の提供 | |
時期 2024年9月~2025年2月 | ||
7 | 活動 (内容) | ②就労体験機会の提供 |
時期 | 2024年9月~2025年2月 | |
8 | 活動 (内容) ④支援に係るスタッフの育成 | |
時期 2024年6月~2025年2月 | ||
8 | 活動 (内容) | ④支援に係るスタッフの育成 |
時期 | 2024年6月~2025年2月 |
事業実施体制
メンバー構成と各メンバーの役割 | 総括1名 事務経理1名 現場1名(保育士免許 美容室勤務4年※資格試験で実務は合格 記述は未) |
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他団体との連携体制 | くじら寺子屋では食糧支援を2018年より行っており、今年度は食の連携先として一般社団法人全国食支援活動協力会、那覇市社会福祉協議会、沖縄市社会福祉協議会、キューピーたまごみらい財団、JAおきなわ、PIZZAアントレ、こどもみらいランチサポートおきなわ、こどもの居場所サポートおおさか、セカンドハーベストおきなわ、むすびえ、キッズドア、ケンタッキー・フライド・チキンなどと連携。食の活動は休眠預金事業以外で継続して行います。 |
想定されるリスクと管理体制 | 利用希望者が多すぎた場合の対応やシステムの構築が必要、完全予約制にする。建物2階部分を当事業で使うので、未就学児がいる場合の安全管理。1階部分は子どもの居場所事業を行っているので、不特定多数の大人がたくさん行きかう状況は作らないようにする。※15時~17時は大人の利用予約を受けないなどの工夫をする。頭髪環境整備利用のシラミ発見時の対応などを美容室に聞く。子ども達が浴室を勝手に使うことが出来ないよう工夫する。調理体験は刃物を使わない体験から実施し、利用者の特性が充分につかめた場合のみ刃物を利用したものを実施する。 |
関連する主な実績
本事業について、コロナウイルス感染症に係る助成金や寄付等を受け助成金等を分配している(予定も含む)
なし
本事業について、国又は地方公共団体から補助金又は貸付金(ふるさと納税を財源とする資金提供を含む)を受けていない。
なし
事業に関連する調査研究、連携の実績
2022年 WAM助成事業 全国食支援活動協力会受託 おきなわチームとして子どもの居場所事業の調査研究に参加
2023年・2024年 沖縄県要支援家族寄り添い支援業務委託 ゲンキプロジェクト共同体 書類作成・研修・スタッフ育成部門として参加
2022年 特定非営利法人困窮者支援ネットワーク 休眠預金事業実行団体 学習支援アドバイザーとして代表理事の山下勤務
2023年 特定非営利法人困窮者支 援ネットワーク 休眠預金事業資金分配団体 POとして代表理事の山下勤務
2024年 那覇市社会福祉協議会 休眠預金事業実行団体 中部地区コーディネーター事業委託団体
2022年~現在 沖縄県社会福祉協議会 子どもの居場所ネットワーク推進事業 委員
本事業について、コロナウイルス感染症に係る助成金や寄付等を受け助成金等を分配している(予定も含む) | なし |
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本事業について、国又は地方公共団体から補助金又は貸付金(ふるさと納税を財源とする資金提供を含む)を受けていない。 | なし |
事業に関連する調査研究、連携の実績 | 2022年 WAM助成事業 全国食支援活動協力会受託 おきなわチームとして子どもの居場所事業の調査研究に参加 |