事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援
日常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
SDGsとの関連
ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
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1. 貧困をなくそう | ||
2. 飢餓をゼロに | ||
3. すべての人に健康と福祉を | ||
4. 質の高い教育をみんなに | ||
16. 平和と公正をすべての人に |
団体の社会的役割
団体の目的
<設立趣旨>
困難を抱える保護者と子どもが生まれ育った環境に左右されず、精神的・経済的・社会的に幸せな人生を歩めるよう支援をし、「負の連鎖」から「愛情が循環」する地域・社会・未来をつくることを目指す。
<活動目的>
地域やNPO、行政等の多様な組織と協働し、困難を抱える家庭と子どもを見守り支え、地域社会で子どもを育む関係性と環境を構築すると共に、保護者と子どもの可能性を広げるための活動を行う。
団体の概要・活動・業務
仙台市・地域・企業と連携し、以下の4つの活動を行っている
①子どもの居場所(来所・訪問)
・多様な大人との出会いや体験機会により、非認知能力を育む
・保護者の支援
②アウトリーチ型のひとり親等の相談支援
・仙台市の委託による、24時間対応の総合相談窓口と関係機関への同行支援
③食料支援
・経済的に緊急を要する家庭への食料支援
④子ども宅食による訪問支援
・仙台市の委託による、被虐待家庭の訪問支援
団体の目的 | <設立趣旨> |
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団体の概要・活動・業務 | 仙台市・地域・企業と連携し、以下の4つの活動を行っている |
概要
事業概要
孤立していたり、セーフティーネットから漏れてしまっている高校生世代が、安心して居られ、自分らしい生き方やキャリアを築け、生きるための学びや生きる力を得られる居場所を、支援者と対話・協力しながら自分達で作る。かつ、高校生世代のみならず、保護者への支援と包摂的なソーシャルワークを行いながら本質的な課題解決を目指し、高校生世代と保護者が安心して頼れ、相談できる「関係性(居場所)」を作る。
<アウトリーチと支援内容>
(1)アウトリーチ
1,リアルでつながる
①当法人の小学生の子どもの居場所を卒業した高校生世代(18名)を繋げる(ニーズ調査済)
②当法人と繋がっている2,957世帯へ食支援を行いながら高校生がいる世帯へアウトリーチを行う
③当法人が属する要保護児童対策地域協議会と連携を行い、支援が必要な高校生世代をリファーしてもらう
2,ネットでつながる
①Google検索を活用したランディングページを作成。インターネットで繋がり、相談もできるようにする
(2)居場所の新設:共に居場所と関係性を築き、見守り・支える
①高校生世代自らが支援者と対話を重ね居場所を共に作るところから始める(対話は開始済)
②調理や洗濯など家事全般や、拠点運営費などの金銭管理も支援者と共に行うことで、生活力を付ける
③豊かな心の大人と触れ合いながら、頼れる存在ができることで、高校生世代が深い悩みを話せたり、犯罪等の問題に巻き込まれることを防ぐ
④自分の可能性に気付き、自分らしい人生を考えられるような体験や経験を提供する
⑤高校生世代のみならず、保護者との関りを持ちながら家庭全体の包摂的支援を行う
(3)多様な組織との連携:高校生世代の多様なニーズや必要に応える
①進学やキャリア、自分らしい生き方が見えてきた際は、最善の方法を考え、他団体と連携する
連携:キッズドア様・アスイク様等
資金提供契約締結日
2024年07月01日
事業期間
開始日
2024年07月01日
終了日
2025年02月28日
対象地域
宮城県仙台市
事業概要 | 孤立していたり、セーフティーネットから漏れてしまっている高校生世代が、安心して居られ、自分らしい生き方やキャリアを築け、生きるための学びや生きる力を得られる居場所を、支援者と対話・協力しながら自分達で作る。かつ、高校生世代のみならず、保護者への支援と包摂的なソーシャルワークを行いながら本質的な課題解決を目指し、高校生世代と保護者が安心して頼れ、相談できる「関係性(居場所)」を作る。 <アウトリーチと支援内容> 2,ネットでつながる (2)居場所の新設:共に居場所と関係性を築き、見守り・支える (3)多様な組織との連携:高校生世代の多様なニーズや必要に応える | |
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資金提供契約締結日 | 2024年07月01日 | |
事業期間 | 開始日 2024年07月01日 | 終了日 2025年02月28日 |
対象地域 | 宮城県仙台市 |
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 内容
対象者
・高校生世代とその家庭
①子どもの年齢:15歳~20歳
②ひとり親や困窮している家庭(保護者・養育者)
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 人数
・ひとり親や困窮家庭等の高校生世代28名
・ひとり親や困窮家庭等の高校生世代がいる家庭1,000世帯
*上記は当法人の相談支援と繋がっている2,957世帯に含まれる。
*仙台市内全体のひとり親家庭 約7,800世帯/2018年(出所:令和3年仙台市住宅白書)
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 内容 | 対象者 |
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事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 人数 | ・ひとり親や困窮家庭等の高校生世代28名 *仙台市内全体のひとり親家庭 約7,800世帯/2018年(出所:令和3年仙台市住宅白書) |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
事業の背景・課題
新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰により深刻化した社会課題
【1】環境要因
当法人の相談利用者(ひとり親等)へのアンケート調査(499名/2023年12月実施)からは、課題の深刻化が明らかになっている。
「親が食事の回数を減らしている」が52%(259人)、「子どもの食事の回数を減らした」が4%(19人)、東北の冬にも関わらず「暖房を入れない」が54%(269人)、「入浴回数を減らしている」が31%(155人)等、状況は逼迫している。
また相談窓口には、保護者から「高校の学費が払えず退学させられる」、高校生から「親には進路や将来のことは話せないので、相談に乗ってほしい」といった相談も相次いでいる。
【2】高校生世代の昨今の課題とニーズ
①学習支援の民間支援はあるが、貧困率からいうとカバーしきれていない。また、高校生世代に生活支援を行う団体はない
・仙台市内にあるふれあい広場(不登校支援)は小学生から20歳未満が通えるが、高校生世代の利用は少ない。かつ、月曜~金曜で17時までの開所のため、高校生世代のニーズに合わない
・社会的養護や自立支援、アフターケア事業はあるが、困窮のみでは利用できない
②若者を取り巻く昨今の問題は複雑化かつ深刻化している
・親の精神的・経済的苦労を理解しているため、進学希望があっても言えずに我慢していたり、断念している子も少なくない。中には、授業料が払えず、退学を余儀なくされる場合もある
・困窮が続くと、お金が欲しい等の理由から、男子は出し子入れ子等で詐欺などに利用されたり、女子はパパ活やアダルト、大人からの性的搾取により人生に大きな傷をつけられる
・困窮や虐待等のある家庭の子どもは大きな生きづらさを抱えて生きている。学習以前に、生活力や情報の取捨選択力を付ける場や機会が乏しい
③当法人の子どもの居場所の卒業生からは、「家庭では安心できない。安心して居られる場所が欲しい」という声が多数上がっている
新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰により深刻化した社会課題 | 【1】環境要因 【2】高校生世代の昨今の課題とニーズ ②若者を取り巻く昨今の問題は複雑化かつ深刻化している ③当法人の子どもの居場所の卒業生からは、「家庭では安心できない。安心して居られる場所が欲しい」という声が多数上がっている |
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短期アウトカム
1 | ①受益者 | |
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モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | 01安心感の高まり | |
把握方法 | ・観察調査(第三者を交えた評価) | |
目標値/目標状態 | ■目標 | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
2 | ②受益者 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | 01精神的な負荷の軽減(子育てや進学等) | |
把握方法 | ・5段階評価アンケート調査(支援の実施前と実施後) | |
目標値/目標状態 | ■目標 | |
目標達成時期 | 2025年2月 | |
3 | ③社会: | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | 01オンラインイベントや勉強会による社会の理解度(高校生世代の悩みの多様性や置かれている環境)の深まり | |
把握方法 | ・5段階評価アンケート調査(イベント実施後) | |
目標値/目標状態 | ■目標 | |
目標達成時期 | 2025年2月 |
アウトプット
1 | アウトリーチ | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ①新規居場所や食糧支援でつながっている人数 | |
把握方法 | ①支援記録(参加記録) | |
目標値/目標状態 | ①延べ640名の参加 | |
目標達成時期 | ①2024年7月~2025年2月 | |
2 | アウトリーチ | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | Google検索活用によるアウトリーチが出来た人数 | |
把握方法 | Googleアナリティクスの分析 | |
目標値/目標状態 | 高校生世代とつながった(新規相談が来た)件数5件 | |
目標達成時期 | 2024年7月~2025年2月 | |
3 | 居場所開設 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ①②居場所に通っている高校生世代のニーズや願い、援助を求める発信ができる | |
把握方法 | ①②支援記録 | |
目標値/目標状態 | 支援実施前後の測定により | |
目標達成時期 | ①②2024年7月~2025年2月 | |
4 | 居場所開設 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ①生活力(家事・金銭管理・拠点運営力等)の高まり | |
把握方法 | ①②アンケート・高校生世代との対話によるヒアリング調査 | |
目標値/目標状態 | 支援実施前後の測定により | |
目標達成時期 | ①②2024年7月~2025年2月 | |
5 | <保護者> ②つながり続ける | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ①高校生世代がいる世帯の状況の把握度合 | |
把握方法 | ①②支援記録 | |
目標値/目標状態 | ①1,000世帯の食支援により、世帯の状況が把握できている ②本活動に関わっている保護者からのメールや電話、対面等での相談件数 64件(延べ数) | |
目標達成時期 | ①2024年 8月~9月 | |
6 | <社会> | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | オンラインにてイベントや勉強会を実施し、そのアンケート調査を基にした昨今の高校生世代を取り巻く課題や現状への理解度 | |
把握方法 | イベントや勉強会実施後のアンケート調査 | |
目標値/目標状態 | 高校生世代の現状について、95%の参加者に「イベント参加前よりも理解が深まった」等の回答が得られる | |
目標達成時期 | 2025年2月 |
事業活動
活動
1 | 活動 (内容) (1)アウトリーチ | |
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時期 ①2024年7~8月 | ||
1 | 活動 (内容) | (1)アウトリーチ |
時期 | ①2024年7~8月 | |
2 | 活動 (内容) (1)アウトリーチ | |
時期 ①2024年7月~9月 | ||
2 | 活動 (内容) | (1)アウトリーチ |
時期 | ①2024年7月~9月 | |
3 | 活動 (内容) (2)居場所の新設:共に居場所と関係性を築き、見守り・支える | |
時期 ①〜⑤ | ||
3 | 活動 (内容) | (2)居場所の新設:共に居場所と関係性を築き、見守り・支える |
時期 | ①〜⑤ | |
4 | 活動 (内容) (3)多様な組織との連携:高校生世代の多様なニーズに応える | |
時期 2024年7月~2025年2月 | ||
4 | 活動 (内容) | (3)多様な組織との連携:高校生世代の多様なニーズに応える |
時期 | 2024年7月~2025年2月 | |
5 | 活動 (内容) (4)保護者の相談支援と家庭全体のソーシャルワーク | |
時期 ①②2024年7月~2025年2月 | ||
5 | 活動 (内容) | (4)保護者の相談支援と家庭全体のソーシャルワーク |
時期 | ①②2024年7月~2025年2月 | |
6 | 活動 (内容) そのほか社会: | |
時期 2025年2月 | ||
6 | 活動 (内容) | そのほか社会: |
時期 | 2025年2月 |
事業実施体制
メンバー構成と各メンバーの役割 | 事業企画・責任者:代表理事 1名 |
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他団体との連携体制 | ■アウトリーチ ・仙台市こども若者局子供家庭給付課 ・子ども家庭保健課・仙台市各区(5区)家庭健康課・ 児童相談所・民生委員児童委員協議会 ・連合町内会・母子支援施設 ・NPO法人OVA様・NPO法人サンカクシャ様 |
想定されるリスクと管理体制 | 該当なし |
関連する主な実績
本事業について、コロナウイルス 感染症に係る助成金や寄付等を受け助成金等を分配している(予定も含む)
なし
本事業について、国又は地方公共団体から補助金又は貸付金(ふるさと納税を財源とする資金提供を含む)を受けていない。
なし
事業に関連する調査研究、連携の実績
・2022年:シングルマザー全国サポート団体協議会と連携しながら「ひとり親家庭の物価高による影響調査」を実施した。
・2023年3月・12月、2024年3月:当法人にて仙台市内の「ひとり親家庭の現状調査」を実施した。
・2024年3月から、当法人の居場所を卒業した高校生世代からのヒアリング調査を実施した。
本事業について、コロナウイルス感染症に係る助成金や寄付等を受け助成金等を分配している(予定も含む) | なし |
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本事業について、国又は地方公共団体から補助金又は貸付金(ふるさと納税を財源とする資金提供を含む)を受けていない。 | なし |
事業に関連する調査研究、 連携の実績 | ・2022年:シングルマザー全国サポート団体協議会と連携しながら「ひとり親家庭の物価高による影響調査」を実施した。 |