事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援
日常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
社会的課題の解決を担う若者の能力開発支援
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
働くことが困難な人への支援
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
女性の経済的自立への支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
地域の働く場づくりや地域活性化などの課題解決に向けた取組の支援
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
SDGsとの関連
ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
---|---|---|
1. 貧困をなくそう | ||
4. 質の高い教育をみんなに | ||
8. 働きがいも経済成長も | ||
11. 住み続けられる街づくりを |
団体の社会的役割
団体の目的
近年、沖縄県の1人当たりの所得は全国最下位。子どもの約3.3人に1人が貧困ということになる。地域全体で子育てを支える環境と体制づくりのサポートとして設立いたしました。一人の子どもに対して親族以外の多くの大人が「義理の親」として関わり、地域社会の絆を深めながら子どもの成長を見守る、そしてひとり親でも温かい環境で安心して育てられる。そんなKARIOYAを私たちは目指していきます。
団体の概要・活動・業務
美容師育成事業では、5期にわたり50名の若者を輩出。技術指導に加え、接客や社会人マナーも教育し、即戦力として活躍できる人材を育成。提携サロンで働きながら学べるため、給与を得ながら研修に集中できる環境を提供。
また、無料美容室では、生活困窮者を対象に行政と連携し、カット・カラー・縮毛矯正を無料で実施。開設以来、5,000人に施術を行い、多くの人々の自信と生活向上を支援している。
団体の目的 | 近年、沖縄県の1人当たりの所得は全国最下位。子どもの約3.3人に1人が貧困ということになる。地域全体で子育てを支える環境と体制づくりのサポートとして設立いたしました。一人の子どもに対して親族以外の多くの大人が「義理の親」として関わり、地域社会の絆を深めながら子どもの成長を見守る、そしてひとり親でも温かい環境で安心して育てられる。そんなKARIOYAを私たちは目指していきます。 |
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団体の概要・活動・業務 | 美容師育成事業では、5期にわたり50名の若者を輩出。技術指導に加え、接客や社会人マナーも教育し、即戦力として活躍できる人材を育成。提携サロンで働きながら学べるため、給与を得ながら研修に集中できる環境を提供。 |
概要
事業概要
本事業では、美容師を目指す若者の育成と、生活困窮者への無料美容サービス提供を通じて、社会課題の解決を目指します。
① 美容師育成事業
経済的理由で専門学校に通えない若者や就職困難な人を対象に、給与を得ながら美容技術を学べる環境を提供します。技術指導に加え、接客スキルや社会人マナーも教育し、即戦力となる人材を育成。提携サロンと連携し、働きながら学ぶことで安定した収入を確保しつつ、卒業後の就職も支援します。本事業を通じて、美容業界の人材不足解消にも貢献します。
② 無料美容室
生活困窮者や低所得世帯を対象に、カット・カラー・縮毛矯正を無料で提供し、身だしなみを整える機会を提供します。見た目の改善は、自己肯定感の向上や就職・社会復帰の後押しにつながります。また、施術の際に個別に生活に関する不安をヒアリングし、必要に応じて専属の行政機関へとつなげることで、住居や就労支援など総合的な支援を受けられるようサポートします。行政と協力し、支援を必要とする人々に広く周知し、より多くの人にサービスを届けます。
③美容師育成事業 研修実績
美容師育成事業では、6ヶ月間の研修を通じてカット・カラー・シャンプーなどの技術スキルと接客マナーを段階的に習得。研修内容はチェックリストと実技評価で進捗を管理し、修了後は提携美容室と勤務条件を共有。受講者の100%が修了し、70%以上が基本給アップで就職。現場では研修内容を活かし、練習時間を大幅に短縮できる即戦力として活躍。これまでに延べ50名を排出し、安定したキャリア形成につなげています。
本事業を通じて、美容師を志す若者に学びの機会を提供し、生活困窮者の社会復帰を支援することで、地域全体の活性化を目指します。
資金提供契約締結日
2025年05月27日
事業期間
開始日
2025年05月27日
終了日
2026年03月30日
対象地域
沖縄県本島全域
事業概要 | 本事業では、美容師を目指す若者の育成と、生活困窮者への無料美容サービス提供を通じて、社会課題の解決を目指します。 | |
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資金提供契約締結日 | 2025年05月27日 | |
事業期間 | 開始日 2025年05月27日 | 終了日 2026年03月30日 |
対象地域 | 沖縄県本島全域 |
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 内容
①経済的理由で専門学校に通えない若者
学歴・スキル不足で就職が困難な人
美容業界で働きたいが、学ぶ環境がない人
② 無料美容室の対象者
生活困窮者や低所得世帯の方々
身だしなみを整える機会がないため、就職・社会復帰が困難な方
行政支援を受ける必要があるが、美容サービスを利用できない方
③ 関連する中間受益者
人材不足に悩む美容サロン
生活困窮者支援に取り組む行政・地域団体
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 人数
① 美容師育成事業
美容業に興味ある若者に対して体験会を実施し、美容業界の興味、情報を得てもらう。
年間約10名の若者を受け入れ、技術指導や社会人マナーの研修を実施します。
② 無料美容室
生活困窮者や低所得世帯を対象に、年間約500名の方へ無料でカット・カラー・縮毛矯正を提供します。また、施術時に個別の生活相談を実施し、必要に応じて専属の行政機関へつなぐことで、包括的な支援を行います。事業期間中に累計50名の支援を予定しています。
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 内容 | ①経済的理由で専門学校に通えない若者 |
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事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 人数 | ① 美容師育成事業 ② 無料美容室 |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
事業の背景・課題
社会課題
- 事業の対象者の課題と要因
美容師育成事業の対象者は、経済的理由などで専門学校に通えない若者や、学歴・スキル不足で就職が困難な人々です。これは、家庭の経済状況、美容業界特有の初期投資(学費や道具代)の負担が要因となっています。
無料美容室の対象者は、生活困窮者や低所得世帯で、美容にかける余裕がない人々です。失業や低賃金労働、社会的孤立が背景にあり、身なりを整える機会の欠如が就職や社会復帰をさらに困難にしています。
- 物価高騰や少子化による影響
近年の物価高騰により、低所得者層の生活は一層厳しくなり、美容サービスへの支出は優先度が低下しています。これにより、清潔感を保つことが難しくなり、就職や社会参加のハードルがさらに上がっています。
少子化による影響では、美容業界の人材不足が深刻化し、若手美容師の育成が急務となっています。特に、地方では美容専門学校の減少により学習機会が縮小し、育成環境の整備が求められています。
- 社会課題の解決の必要性と緊迫性
美容師育成事業は、就労支援と業界の人材確保の両面で必要不可欠です。給与を得ながら学べる環境を提供することで、経済的理由で学べない若者に新たな道を開き、美容業界全体の持続可能な発展につなげます。
無料美容室は、生活困窮者の社会的孤立を防ぎ、自信回復や就労支援につなげる役割を果たします。身だしなみを整えることで自己肯定感を向上させ、社会復帰を後押しするため、早急な対応が求められています。
- 調査・情報源
本内容は、厚生労働省の「生活困窮者自立支援制度」や総務省の統計データ、専門学校職員のヒアリング結果をもとにまとめました。
社会課題 |
美容師育成事業の対象者は、経済的理由などで専門学校に通えない若者や、学歴・スキル不足で就職が困難な人々です。これは、家庭の経済状況、美容業界特有の初期投資(学費や道具代)の負担が要因となっています。
近年の物価高騰により、低所得者層の生活は一層厳しくなり、美容サービスへの支出は優先度が低下しています。これにより、清潔感を保つことが難しくなり、就職や社会参加のハードルがさらに上がっています。
美容師育成事業は、就労支援と業界の人材確保の両面で必要不可欠です。給与を得ながら学べる環境を提供することで、経済的理由で学べない若者に新たな道を開き、美容業界全体の持続可能な発展につなげます。
本内容は、厚生労働省の「生活困窮者自立支援制度」や総務省の統計データ、専門学校職員のヒアリング結果をもとにまとめました。 |
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短期アウトカム
1 | ■美容師育成事業 | |
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モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・2026年4月期の美容師育成コースの入校および就職先の決定した人数 | |
把握方法 | ・入講手続き時の申告書類 | |
目標値/目標状態 | ・10人 | |
目標達成時期 | ・2026年2月 | |
2 | ■無料美容室の開催 | |
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ・施術後のアンケートで「気持ちが明るくなった」「前向きになれた」と回答した利用者の割合 | |
把握方法 | ・施術後のアンケートで満足度を確認 | |
目標値/目標状態 | ・施術を受けた利用者の80%以上が「気持ちが明るくなった」「前向きになれた」と回答している状態 | |
目標達成時期 | ・2026年2月 |
アウトプット
1 | ■美容師育成事業 | |
---|---|---|
モニタリング | いいえ | |
実施・到達状況の目安とする指標 | ➀高等学校、専門機関等への訪問回数 | |
把握方法 | ➀訪問については、訪問配布リストを作成 | |
目標値/目標状態 | ➀49校(進学校を除く各高等学校2回訪問) | |
目標達成時期 | 2026年1月 | |
2 | ■美容師育成事業 |