中間評価報告
2025/02/06更新
評価計画
中間評価 の目的:事業中間時点でみえてきた事業上の課題とそれを改善するために中間評価で確認したいこと
事業中間時点でみえてきた事業上の課題 | ・概ね計画通りに進捗しているものの,非資金的支援の一部に進捗の遅れがある。遅れがあること自体が課題というよりは,本事業のめざす目標に照らし合わせて,残り事業期間で何をどこまで行うのかを明確化するべきである。 |
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事業上の課題を改善するために中間評価で確認したいこと | ・残り1年半の事業期間で,特に地域総動について,何をどこまで到達したいのかに関する具体像。および,事業期間終了後には何をめざして,どのようなことを継続的に取り組むつもりであるのか。 |
実施体制
1 | 内部/外部 | 外部 |
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評価担当分野 | 全般 | |
氏名 | 西垣順子・武井哲郎・伊田勝憲 | |
団体・役職 | 大阪公立大学教授・立命館大学准教授・立命館大学教授(いずれも本事業の評価チームメンバー) | |
2 | 内部/外部 | 内部 |
評価担当分野 | 全般 | |
氏名 | 村上悟・西村俊明・山口美知子 | |
団体・役職 | びわ湖・三方よしローカルコモンズおよび本事業PO |
実施状況を把握・検証するために実施する調査
調査方法 | (1)実行団体へのヒアリング |
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調査実施時期 | (1)は主に8月。一部が9月と10月 |
調査結果の検証方法 | ・各実行団体の中間評価との整合性を確認 |
事業設計図の検証方法
検証方法 | 調査で得られたデータと事業設計図の照合を,評価チームを中心に行う |
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実施時期 | 2024年10月 |
事業計画書や資金計画書への反映実施時期 | 2024年11月 |
事業進捗の評価
アウトプットの実績
1 | アウトプット | 実行団体の相互学習会や協同学習会を開催している |
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資金支援/非資金的支援 | 非資金的支援 | |
指標 | 訪問交流会・共同学習会の頻度 | |
中間評価時の値・状態 | 3ヶ月に1回 | |
事後評価時の値・状態 | 3ヶ月に1回 | |
現在の指標の達成状況 | 訪問交流会を3回実施した他,発達特性のある児童生徒への支援に関する共同学習会を3回開催した。 | |
進捗状況 | 2計画どおり進んでいる | |
2 | アウトプット | 当事者の状況、公共政策の状況、実行団体の成果などを整理し発信できている |
資金支援/非資金的支援 | 非資金的支援 | |
指標 | ①WEB記事発信 ②報告会開催 ③書籍の発行 | |
中間評価時の値・状態 | ①4本以上/年 ②1回以上/年 ③構成計画 | |
事後評価時の値・状態 | ①4本以上/年 ②1回以上/年 ③発行完了 | |
現在の指標の達成状況 | ①WEB記事ではないが,「学校行かないカモラジオ」の配信を今年度より毎週行っている。②報告会は,事前評価と中間評価と絡めて実施し,年に1回程度の実施となっている。 | |
進捗状況 | 2計画どおり進んでいる | |
3 | アウトプット | 県域のコミュニティファンドの制度設計と体制整備ができている |
資金支援/非資金的支援 | 非資金的支援 | |
指標 | ①設立に向けた研究会 ②試行の実践 | |
中間評価時の値・状態 | ①6回程度 ②1回以上 | |
事後評価時の値・状態 | ①10回程度 ②2回以上 | |
現在の指標の達成状況 | 資金分配団体内での議論にとどまっており、研究会や制度設計、試行の具体的な計画ができていない | |
進捗状況 | 3計画より遅れている | |
4 | アウトプット | 市民や事業者に対して寄付等を呼びかけるホームページと資金の受け皿が準備できている |
資金支援/非資金的支援 | 非資金的支援 | |
指標 | ホームページの開設 資金受入窓口の開設 | |
中間評価時の値・状態 | ①開設に向けた検討 ②開設に向けた検討 | |
事後評価時の値・状態 | ①開設済 ②開設済 | |
現在の指標の達成状況 | どちらも検討はしているが,開設に向けた具体的な計画策定には至っていない | |
進捗状況 | 3計画より遅れている |
短期アウトカムにつながりそうな、活動直後にみられた受益者、対象者、関係団体等の変化(言動)があれば記載してください。
・異才ネットワークへの訪問交流会は,共同学習会の内容の選定につながった。その共同学習会の参加者アンケートでは,障害の社会モデルに関する学 びがインパクトがあったようである。特性を持つ当事者への関わり方や環境の作り方の基盤となる考えであり,専門家の間では「常識」となっているものの,社会全体での理解は(おそらく行政関係者も含めて)まだ薄いことを考えると,重要なポイントと思われる。
・竜王子育てネットワークへの訪問交流会では,竜王町ならではの地域総動の様子がよくわかり,類似の環境にある実行団体には特に学びになった様子である。
・てだのふぁへの訪問交流会では,フリースクールの日課の持ち方が他団体にも参考になっていると思われる
短期アウトカムの進捗状況
1 | アウトカムで捉える変化の主体 | |
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資金支援/非資金的支援 | 非資金的支援 | |
指標 | 県域で市民や事業者の参画で活動の持続的支援ができる状況 | |
中間評価時の値・状態 | コミュニティファンドの設立に向けた検討と、資金調達と助成の試行が行われている | |
事後評価時の値・状態 | コミュニティファンドの設立準備が整い、継続的な支援が実施できる目処が立っている | |
これまでの活動をとおして把握している変化・改善状況 |