事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援
日 常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
働くことが困難な人への支援
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
女性の経済的自立への支援
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 1. 貧困をなくそう | 1.3 各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施し、2030年までに貧困層及び脆弱層に対し十分な保護を達成する。 | 困窮し危機的状況にある若者に住まいを提供したり制度利用を支援する。 |
| 3. すべての人に健康と福祉を | 3.4 2030年までに、非感染性疾患による若年死亡率を、予防や治療を通じて3分の1減少させ、精神保健及び福祉を促進する。 | 虐待やネグレクトなどによる傷つきやトラウマを背景とする心身の不調、精神疾患、孤独・孤立、困窮状態にある若者に寄り添い型の支援を行うことで、希死念慮や自殺を予防することにつながる。 |
| 8. 働きがいも経済成長も | 8.6 2020年までに、就労、就学及び職業訓練のいずれも行っていない若者の割合を大幅に減らす。 | 若者が安心できる環境で仕事体験にチャレンジできるようにすることも含めた就労支援を行う。 |
団体の社会的役割
団体の目的
NPOから企業まで、あらゆる人・組織と連携して、一人ひとりを大切にし、誰もが暮らしやすく参加できる社会を目指して活動。
2017年に社会的養護を巣立ち困難に直面しているケアリーバー等の若者たちの「生きる」を応援するため「首都圏若者サポートネットワーク運営委員会」を立ち上げる。 地域の協同組合、支援団体、研究者等で協力して、東京、埼玉、神奈川で若者を支援 する伴走支援者をサポートする活動を行っている。
団体の概要・活動・業務
次の5つの活動を行っている。
1、子ども・若者の自立支援
社会的養護の下に暮らす(暮らした)子どもたちをはじめ、社会的自立が困難な状況に置かれている若者の多様な自立を、伴走者と共に支援する「首都圏若者サポートネットワーク運営委員会」の運営事務局を務める。
2、社会的経済セクターの協働
3、誰ひとりとして孤立しない・させない地域社会づくり
4、誰にとっても働きやすい就労環境づくり
5、大規模災害時における復興支援活動
| 団体の目的 | NPOから企業まで、あらゆる人・組織と連携して、一人ひとりを大切にし、誰もが暮らしやすく参加できる社会を目指して活動。 |
|---|---|
| 団体の概要・活動・業務 | 次の5つの活動を行っている。 |
概要
事業概要
虐待やネグレクト、その他の家族の機能不全などの逆境を経験した若者は、独り立ちするときに親を頼ることができず、社会的孤立や経済的困窮に陥りやすく、些細な不調を引き金に、誰かに相談することもできないまま、様々な問題を抱え込んでしまいがちである。そのため、当事業ではこうした若者が、(1)困窮や住居喪失等の危機的な状況を脱すること、(2)「話せる大人」と出会い、そうした人たちからの支えを感じながら自分の生命、生活を前向きに考えて次の一歩を選択できるようになること、そして、(3)就労や制度利用により独り立ちできるようになることを目指し、寄り添い型の伴走支援を行う事業に資金的支援を行う。その際、実行団体は「親に頼れない若者の独り立ちサポートの10要素」を組み合わせて行う。すなわち、①相談・伴走支援、②関係づくり(関 係資本の形成)を、③住まい支援、④居場所支援といった安心・安全な居場所を用意して実践し、そこに導くための⑤アクセス保障を主軸とし、個別ニーズに応じて、⑥物品支援、⑦エンパワメント、⑧就労支援を行うほか、⑨息の長い伴走支援のための人材育成・支援体制整備、⑩社会啓発を行う。地域の他団体との連携も推奨する。また、「10要素」の推進とそのモデル化のための非資金的支援を実施する。この事業モデルを用いた政策提言活動により、対象層の若者たちが必要な支援にアクセスしやすくなることを目指す。
資金提供契約締結日
2025年11月26日
事業期間
開始日
2025年11月26日
終了日
2029年03月30日
対象地域
全国
| 事業概要 | 虐待やネグレクト、その他の家族の機能不全などの逆境を経験した若者は、独り立ちするときに親を頼ることができず、社会的孤立や経済的困窮に陥りやすく、些細な不調を引き金に、誰かに相談することもできないまま、様々な問題を抱え込んでしまいがちである。そのため、当事業ではこうした若者が、(1)困窮や住居喪失等の危機的な状況を脱すること、(2)「話せる大人」と出会い、そうした人たちからの支えを感じながら自分の生命、生活を前向きに考えて次の一歩を選択できるようになること、そして、(3)就労や制度利用により独り立ちできるようになることを目指し、寄り添い型の伴走支援を行う事業に資金的支援を行う。その際、実行団体は「親に頼れない若者の独り立ちサポートの10要素」を組み合わせて行う。すなわち、①相談・伴走支援、②関係づくり(関係資本の形成)を、③住まい支援、④居場所支援といった安心・安全な居場所を用意して実践し、そこに導くための⑤アクセス保障を主軸とし、個別ニーズに応じて、⑥物品支援、⑦エンパワメント、⑧就労支援を行うほか、⑨息の長い伴走支援のための人材育成・支援体制整備、⑩社会啓発を行う。地域の他団体との連携も推奨する。また、「10要素」の推進とそのモデル化のための非資金的支援を実施する。この事業モデルを用いた政策提言活動により、対象層の若者たちが必要な支援にアクセスしやすくなることを目指 す。 | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2025年11月26日 | |
| 事業期間 | 開始日 2025年11月26日 | 終了日 2029年03月30日 |
| 対象地域 | 全国 | |
直接的対象グループ
親に頼れない若者に対し寄り添い型の支援を提供し、独り立ちをサポートする民間団体の支援者。とくに虐待やネグレクト、生育家庭の機能不全などによる困難を有する若者に寄り添い型の伴走支援を行う団体の支援者。
人数
4団体
最終受益者
最終受益者:独り立ちに際して親を頼ることができず社会的孤立や生活困窮などのリスクが高い,主として18歳から20代の若者
中間受益者①:若者への支援にあたり当事業の実行団体と連携する地域の他の機関・団体・企業
中間受益者②:支援モデル開発WSに参加する若者支援団体
人数
最終受益者:約160人(40人×4団体)
中間受益者①:約24機関・団体・企業(6機関・団体・企業×4団体)
中間受益者②:約6団体
| 直接的対象グループ | 親に頼れない若者に対し寄り添い型の支援を提供し、独り立ちをサポートする民間団体の支援者。とくに虐待やネグレクト、生育家庭の機能不全などによる困難を有する若者に寄り添い型の伴走支援を行う団体の支援者。 | |
|---|---|---|
| 人数 | 4団体 | |
| 最終受益者 | 最終受益者:独り立ちに際して親を頼ることができず社会的孤立や生活困窮などのリスクが高い,主として18歳から20代の若者 | |
| 人数 | 最終受益者:約160人(40人×4団体) | |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
| 本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
|---|
事業の背景・課題
社会課題
■小児期逆境体験(ACEs)
若者が社会に独り立ちしていくときの困難の度合いは、親の後ろ盾が有るか無いかで大きく異なる。虐待やネグレクトといった不適切な家庭環境で育った若者たちや社会的養護のもとで育った若者たちは、独り立ちするときに親からの支援を期待できない。幼少期からの虐待、ネグレクト、家族の機能不全などの逆境経験は、免疫系、代謝系、神経内分泌系に長期的影響や脳の構造、神経結合に変化をもたらし、児童・青年期そして成人期の生活に困難を生じさせることが実証研究から明らかにされている。こうした若者たちは独り立ちしたときに仕事を続けられなくなるなどして社会的孤立や経済的困窮に陥りやすく、些細な不調を引き金に、誰かに相談することもできないまま、様々な問題を抱え込んでしまいがちである。住居を失い危機的状況に陥るリスクも大いにある。
■社会的養護で保護されなかった若者たち
子ども期に社会的養護で保護されて独り立ちの時を迎える若者がいる一方、厳しい家庭環境にありながら保護されなかった若者たちはとりわけ不利な状況におかれている。児童虐待相談対応件数は年22万件超、一時保護されるのはそのうちの14%、施設で保護されるのは一時保護された子どもの15%である(2023年度)。このことから、心配な状態で家庭、地域で生活している子ども・若者が相当数いることが分かる。しかし、こうした家庭への支援は十分ではなく、長期にわたり不適切な環境にいた若者には不利、困難が積み重なってしまっており、自分のいのちを大事に思えない若者も多い。こうした若者は公的な相談窓口に自らアクセスしない傾向があるため、若者支援団体では若者にアクセスしてもらうための工夫や、傷つきを相殺するような保護的体験を提供するような取り組みが求められる。
■若者支援の課題
社会的養護の自立支援施策がこの数年で拡充されてきてはいるが、保護されたことがない若者への公的支援施策は未だ十分ではない。若者たちの困難に気づいて支援を始めた民間団体の多くは寄付や民間助成金を用いて自分たちのできる範囲で活動をしている。若者たちが独り立ちに向けて必要なサポートを得られるようにするには、若者支援団体の取り組みの充実だけでなく、支援機関や企業も含めた体制づくりが課題となっている。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
2024年の児童福祉法改正により社会的養護自立支援拠点事業が制度化され、虐待やネグレクトがありながらも保護されたことがない若者が頼れる支援機関ができたが、未だ設置していない自治体もある。設置している場合でも措置解除者以外はアクセスしづらい形態もある。生活困窮者自立支援事業や地域サポステはこうした若者を対象に含むが、アクセスし易さや逆境体験によるトラウマ等への理解が十分ではない場合がある。
課題に対する申請団体の既存の取組状況
2017年より首都圏若者サポートネットワーク、2021年度より休眠預金活用助成緊急枠にて若者支援団体をサポート。そこで捉えた課題を踏まえて関連の全国組織と国に政策提言を行い、社会的養護自立支援関連施策の拡充を実現した他、実行団体による政策提言をサポートし自治体事業の拡充につながったケースも。また、若者支援団体が地元の中間支援団体から助成、活動サポートを得られるよう、地域若サポ設立事業も行っている。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
休眠預金事業ではプログラム評価を行うことから、緊急枠の過去3年間の実行団体の事業のセオリー評価を再分析し、「親に頼れない若者の独り立ちサポートの10要素」を導き出すことができた。これを用いて通常枠の事業を行うことにより、汎用性のあるアウトプット、アウトカム指標を見出し、また、社会的インパクト評価を行うことでモデル化し、公的施策の拡充に向けた政策提言などを行うことができると考える。
| 社会課題 | ■小児期逆境体験(ACEs) |
|---|---|
| 課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 2024年の児童福祉法改正により社会的養護自立支援拠点事業が制度化され、虐待やネグレクトがありながらも保護されたことがない若者が頼れる支援機関ができたが、未だ設置していない自治体もある。設置している場合でも措置解除者以外はアクセスしづらい形態もある。生活困窮者自立支援事業や地域サポステはこうした若者を対象に含むが、アクセスし易さや逆境体験によるトラウマ等への理解が十分ではない場合がある。 |
| 課題に対する申請団体の既存の取組状況 | 2017年より首都圏若者サポートネットワーク、2021年度より休眠預金活用助成緊急枠にて若者支援団体をサポート。そこで捉えた課題を踏まえて関連の全国組織と国に政策提言を行い、社会的養護自立支援関連施策の拡充を実現した他、実行団体による政策提言をサポートし自治体事業の拡充につながったケースも。また、若者支援団体が地元の中間支援団体から助成、活動サポートを得られるよう、地域若サポ設立事業も行っている。 |
| 休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 休眠預金事業ではプログラム評価を行うことから、緊急枠の過去3年間の実行団体の事業のセオリー評価を再分析し、「親に頼れない若者の独り立ちサポートの10要素」を導き出すことができた。これを用いて通常枠の事業を行うことにより、汎用性のあるアウトプット、アウトカム指標を見出し、また、社会的インパクト評価を行うことでモデル化し、公的施策の拡充に向けた政策提言などを行うことができると考える。 |
中長期アウトカム
1.実行団体が地域の関係機関や協力企業と連携して 当該地域にて「親に頼れない若者の独り立ちサポートの10要素」を充実した形で実施できるようになり、若者が寄り添い型の支援を受けて独り立ちチャレンジをしやすくなる。(2030年3月)
2.「親に頼れない若者の独り立ちサポートの10要素」モデルが国の若者支援施策の改善に活用され、若者が寄り添い型の支援を受けて独り立ちチャレンジをしやすくなる。(2032年3月)
短期アウトカム (資金支援)
| 1 |
| |
|---|---|---|
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | ①就労して自活できるようになった若者の人数 | |
| 初期値/初期状態 | ①0人 | |
| 事後評価時の値/状態 | ①約39人(13人×4団体) | |
| 2 |
| |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 危機的な状況にあることを把握し、支援した人数 | |
| 初期値/初期状態 | 0人 | |
| 事後評価時の値/状態 | 危機的な状況にあることを把握し、支援した人のうち8割 | |
| 3 |
| |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | ① 相性の良い人に出会い、頼れる人が増えた若者の数 | |
| 初期値/初期状態 | 0人 | |
| 事後評価時の値/状態 | ①②ともに、対面で伴走支援を行ったケースのうち8割 | |
短期アウトカム (非資金支援)
| 1 | 1-1. 実行団体関係者が10要素の実施とその課題について理解を深める | |
|---|---|---|

