事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
地域の働く場づくりや地域活性化などの課題解決に向けた取組の支援
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 8. 働きがいも経済成長も | ||
| 8. 働きがいも経済成長も | ||
| 12. つくる生活、つかう生産を | ||
| 12. つくる生活、つかう生産を | ||
| 13. 気候変動に具体的な対策を | ||
| 13. 気候変動に具体的な対策を | ||
| 15. 陸の豊かさも守ろう | ||
| 15. 陸の豊かさも守ろう |
団体の社会的役割
団体の目的
(一社)MITは、生物多様性保全と生態系サービスの向上の仕組みを設計し、中間支援組織として関係者の横断的な連携を促進し、新たな価値創造を生み出す事業を展開することを目的とする。対馬木材産業(株)は、ツシマモリビトとして対馬の森林の整備・保全・持続可能な利用に資する林業関連の事業を展開する。(有)AIDは、持続可能な社会の実現に向けた環境関連の技術開発を目的に事業展開する。
団体の概要・活動・業務
(一社)MITは、行政や民間事業者による各種事業実施を促進(コーディネート)するとともに、環境配慮型商品のデザインや販路拡大を手がける。対馬木材産業(株)は、素材生産、丸太の仕入れ、チップ加工、島外への販売、森林整備や担い手育成等を軸とした包括的な林業事業を展開している。 (有)AIDは、福岡を拠点に中⼩規模の製造業、農業・林業・⽔産業等、あらゆるシーンで⾃動化、ロボット導⼊に向けた研究開発を進めている。
| 団体の目的 | (一社)MITは、生物多様性保全と生態系サービスの向上の仕組みを設計し、中間支援組織として関係者の横断的な連携を促進し、新たな価値創造を生み出す事業を展開することを目的とする。対馬木材産業(株)は、ツシマモリビトとして対馬の森林の整備・保全・持続可能な利用に資する林業関連の事業を展開する。(有)AIDは、持続可能な社会の実現に向けた環境関連の技術開発を目的に事業展開する。 |
|---|---|
| 団体の概要・活動・業務 | (一社)MITは、行政や民間事業者による各種事業実施を促進(コーディネート)するとともに、環境配慮型商品のデザインや販路拡大を手がける。対馬木材産業(株)は、素材生産、丸太の仕入れ、チップ加工、島外への販売、森林整備や担い手育成等を軸とした包括的な林業事業を展開している。 (有)AIDは、福岡を拠点に中⼩規模の製造業、農業・林業・⽔産業等、あらゆるシーンで⾃動化、ロボット導⼊に向けた研究開発を進めている。 |
概要
事業概要
対馬市において、非経済林化している森林は、所有者が放置し、有害鳥獣被害により森林生態系が著しく劣化している。土砂災害等の自然災害のリスクが大きく、森の仕事の担い手は高齢し、農山漁村から人口流出が加速している。一方で、地域資源としての非経済林の潜在的な価値は大きく、 新たな働き方(半農半X型) を求める若者の活躍の場、ソーシャルビジネスの場や機会としての可能性は非常に大きい。公益性を有する非経済林の森林の保全と持続可能な利用を行うためには、新たに森づくりに関わる担い手(ツシマモリビト)を確保し、育てる場や仕組みが必要である。
本事業では、非経済林となっている森林において持続可能な森林施業や資源活用、鳥獣対策等のソーシャルビジネスを兼業(半農半X型)で行うツシマモリビトを確保し、育成するチャレンジセンターを運営する。新たなツシマモリビト(候補)は、当該センターでマッチングした指導者からの指導により、活性炭、蜂蜜、メープルシロップ、各種木工品、エッセンシャルオイル、燻製チップ、スウェーデントーチ等の林産物やジビエの製造、そして 森林管理やエコツーリズムなどのサービスを提供するノウハウを習得し、指導者や実行団体と連携しながら、統一的にブランディング(高付加価値)化した商品を生み出し、3年後に自立する。本事業を通じて提供する林産物や体験・イベント・研修等は、対馬市民をはじめ多くの受益者を生むことが期待でき、社会の中での森林に関わることでの暮らしの豊かさの向上や学びや交流・癒しの機会が作られ、その結果として、社会全体での森林保全や持続可能な利用の価値化(暮らしの中での豊かさの向上)が進んでいく。
本事業によって、非経済林でソーシャルビジネスを展開するツシマモリビト(特に若者)が増え、対馬での若者の定住が促進され、ソーシャルビジネスによって得られる収益が増えることで、新しい働き方(兼業)による雇用創出が生まれ、未利用資源の活用により地域経済が成長できる。また、放置され続けた非経済林の森林は、ツシマモリビトによって保全や管理、持続可能な活用が進むことで、最終受益者である対馬市民が公益的な森林生態系サービスの向上(生物多様性保全、文化・教育・癒しの場、水源涵養機能、土砂災害防止、磯焼け対策、CO2固定、各種林産物活用等)による恩恵を享受できる。
資金提供契約締結日
2022年07月27日
事業期間
開始日
2022年07月27日
終了日
2025年02月27日
対象地域
長崎県対馬市
| 事業概要 | 対馬市において、非経済林化している森林は、所有者が放置し、有害鳥獣被害により森林生態系が著しく劣化している。土砂災害等の自然災害のリスクが大きく、森の仕事の担い手は高齢し、農山漁村から人口流出が加速している。一方で、地域資源としての非経済林の潜在的な価値は大きく、 新たな働き方(半農半X型) を求める若者の活躍の場、ソーシャルビジネスの場や機会としての可能性は非常に大きい。公益性を有する非経済林の森林の保全と持続可能な利用を行うためには、新たに森づくりに関わる担い手(ツシマモリビト)を確保し、育てる場や仕組みが必要である。 | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2022年07月27日 | |
| 事業期間 | 開始日 2022年07月27日 | 終了日 2025年02月27日 |
| 対象地域 | 長崎県対馬市 | |
直接的対象グループ
MIT、対馬木材産業、AID、対馬もりびとのメンバー
人数
32
最終受益者
対馬市民
人数
28,483人
| 直接的対象グループ | MIT、対馬木材産業、AID、対馬もりびとのメンバー | |
|---|---|---|
| 人数 | 32 | |
| 最終受益者 | 対馬市民 | |
| 人数 | 28,483人 | |
事業の背景・課題
社会課題
対馬市は89%が森林の自然豊かな国境離島である。かつては、漁業や農業との兼業により、個人や家族、集落単位による小規模な林業施業(小さな林業)や森林資源の持続可能な利用を行ってきた。木材は建築材や薪や炭に各種山菜や蜂蜜(ニホンミツバチによる百花蜜)等は食料に使われ、生活用水は森で浄化され涵養された地下水を井戸から汲み上げて利用してきた。地域資源を地域コミュニティの中で循環させており、まさに今、SDGsで目指すような自然共生型の持続可能な里地里山の暮らしを実践してきた。そのことは、10万年前から生き残っている対馬固有のツシマヤマネコが今でも対馬の人々とともに生き残っていることが証明している。しかし、経済至上主義の流れを受けて、ここ20年足らずの間に、対馬のライフスタイルが急変している。対馬外から資源を安く購入できるようになり、「便利な暮らし」が対馬でも浸透した。生まれ故郷(地域コミュニティ)の中で不便でも自然資源を活用して人との密なつながりの中で、心豊かに暮らす社会が維持できなくなってきている。その結果、対馬の若者を中心に、働き口や便利な暮らし、物質的な贅沢を求めて、対馬から島外に流出し続けており、2030年には21,815人(うち、生産人口は約1万人)となると推計されている。森林資源を活用して生きてきた対馬の人々も高齢し、後継者も少なくなり、蜂洞(蜂蜜を集める蜂の巣箱)や炭窯などの伝統的な技術や文化もこのままではあと十年もすれば途絶えてしまう。韓国から約50kmの位置にある国境離島の対馬での人口減少、特に若者の減少は国においても国防上、非常に重要な課題である。これからの対馬の持続可能な社会のあり方を考えたときに、経済だけでなく、環境や社会的な豊かさのバランスを追求する若者を確保し、対馬らしい自然資源を活用した働き方や生き方を実践できる仕組みやビジネスモデル(ソーシャルビジネス)を生み出していくことが最重要課題である。
対馬の森林の約3割が戦後の拡大造林で植樹した針葉樹林であり、現在伐期を迎えており、生産性の高い大型機械の導入等により効率的な施業(大きな林業)が林業事業者によって展開されており、成長産業の一つとなっている。一方で、森林の7割は、広葉樹林(雑木林)であり、木材価値や汎用性が現在は低く、急峻な地形に分布しているため効率的な施業もできず、林業事業者が見向きもしない非経済林となっている。そのため、森林の所有者(民有林は全体の7割)の多くが管理を放棄し、シカの増加による有害鳥獣被害もあいまって、森林生態系が著しく劣化している。そのため、ツシマヤマネコをはじめとする希少生物の生息環境の悪化や土砂災害等の自然災害のリスクが大きく、また、シカ増加によるダニによる被害を懸念し、森に関わる人が少なくなり、総じて公益的な生態系サービスも低下し、森の恵みを対馬市民が十分に享受できていない状況にある。さらには、森林が劣化することで、大雨や台風の度に対馬内の各地で土砂崩れが発生している。膨大な税金が投じられ補修作業を行うが、主要道路以外は補修も進まず、林道にも倒木が多い。森と海が近い対馬では、土砂とともに倒木した樹木の幹や枝が漁港や海岸に流れ込み、港湾や船舶への被害や漁業自体にも支障をきたしている。流れ込んだ土砂は磯焼けの原因とも言われている。このような森林の状況を生み出している一番のボトルネックは、対馬の人々の「森離れ」による森林の管理不足と、シカの増加である。
一方で、対馬において地域資源としての非経済林の潜在的な価値は非常に大きく、アプローチを工夫することで、新たな働き方(半農半X型) や生き方を求める若者の活躍の場、ソーシャルビジネスの場や機会を創出することができる。対馬での地方創生や自然共生社会の実現に向けて、対馬の89%を占める森林の保全と持続可能な利用に資するソーシャルビジネスによる森づくりを展開していく担い手を確保し、育てていくことが最初のステップである。同時に、ソーシャルビジネスにより、若者が生きていけるだけの収入が得られ、森の保全や整備、活用に関わることで兼業による働き口の一つとなるように、活動により得られたサービス・林産物の高付加価値化と販売・販路拡大や、有害鳥獣対策の具体的なビジネスモデルを構築していくことが必要となっている。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
対馬市や長崎県対馬振興局では、林野庁の方針や予算化のもと、林業の発展に向けて針葉樹林を対象とした大規模な施業(大きな林業)を前提とした林業事業者向けの各種補助事業を展開している。しかし、広葉樹林や小規模施業(小さな林業)に対する補助制度は、原木しいたけ栽培等に限定的であり、森林の保全や整備、新たなソーシャルビジネスを生み出す小さな林業や広葉樹林の施業に対する補助事業は少ない。また、森林保全を促進するための森林環境譲与税の活用においても、小さな林業や広葉樹林は対象外となっている。対馬市森林づくり基本計画に記載のある森林保全や有害鳥獣対策、森林を活用したソーシャルビジネスの創出に資する事業や施策は、担い手の確保も含めて、十分に進んでいないと行政担当者も認識している。その背景には、対馬の創生(若者の定住や地域経済の活性化)や森林保全と生態系サービスの保全の重要性は認めつつも、非経済林の保全と活用は、議会や行政のトップの施策の優先順位から外れて、予算化されていないと考えられる。また、対馬の森林の7割は、個人所有地となっており、行政が一元的に管理できない状況にある(今後、林野庁の指示で、行政主導で新しい森林管理システムが導入予定ではあるが、かなりの時間と費用を要する)。林業事業者も、効率的な林業を進めるために、投資により大型の林業機材を導入しているため、生産効率の低い小規模の林業や広葉樹林に目を向ける余裕もなく、多くのソーシャルビジネスの種が埋もれている状況である。有害鳥獣対策においても、環境省や長崎県、対馬市がそれぞれシカの捕獲に取り組んでいるが、縦割り行政であり、森林保全や林業振興の部署を巻き込むことができておらず、高齢化した猟友会の猟師や島外の捕獲事業者への委託を中心に捕獲を進めているため、捕獲頭数も目標値を下回っている。今後、森林保全に関わる林業事業者や森からの恵みを享受する漁業者を巻き込み、施行した伐採後地において大量に効率的に鹿を捕獲し、ジビエとして利用するための捕獲する手法(多頭捕獲)の開発や導入を横断的に進めていくことが必要である。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
本事業では、休眠預金等交付金に係わる資金の活用により、民間主導のボトムアップで、人を起点とした多主体参画による横断的な森づくり事業を促進する。具体的には、非経済林となっている森林において持続可能な森林施業や資源活用、鳥獣対策等のソーシャルビジネスを兼業(半農半X型)で行うツシマモリビトを確保し、育成する仕組みを構築する。兼業型の新しい働き方を提案することで、新たなライフスタイルを求める対馬内外の若者が対馬での移住・定住、新たなソーシャルビジネスの創出に挑戦することを促すことができる。また、対馬で会社員として働く若者や漁師等にも働きかけ、兼業型のツシマモリビトを増やしていく。ツシマモリビトが、活性炭、蜂蜜、木工品、エッセンシャルオイル、燻製チップ、スウェーデントーチ等の林産物やジビエの製造や、 森林管理やエコツーリズムなどのサービスを生み出していければ、長期的には対馬における新たな産業や雇用の場を創出することにもつながる。本事業を通じて提供する林産物や体験・イベント・研修等は、対馬市民をはじめ多くの受益者を生むことが期待でき、対馬の森林の重要性を共感し、社会の中での森林に関わることでの暮らしの豊かさの向上や学びや交流・癒しの機会が作られ、その結果として、社会全体での森林の保全や持続可能な利用の価値化(暮らしの中での豊かさの向上)が進んでいく。その結果、本事業により、小さな林業等の森林に関するソーシャルビジネスが対馬の創生や森林生態系の保全に大きく貢献すること具体的に示すことができ、その意義や有効な手法・仕組みを行政や議会が認識し、巻き込んでいき、その動きをさらに加速化させることができる。
| 社会課題 | 対馬市は89%が森林の自然豊かな国境離島である。かつては、漁業や農業との兼業により、個人や家族、集落単位による小規模な林業施業(小さな林業)や森林資源の持続可能な利用を行ってきた。木材は建築材や薪や炭に各種山菜や蜂蜜(ニホンミツバチによる百花蜜)等は食料に使われ、生活用水は森で浄化され涵養された地下水を井戸から汲み上げて利用してきた。地域資源を地域コミュニティの中で循環させており、まさに今、SDGsで目指すような自然共生型の持続可能な里地里山の暮らしを実践してきた。そのことは、10万年前から生き残っている対馬固有のツシマヤマネコが今でも対馬の人々とともに生き残っていることが証明している。しかし、経済至上主義の流れを受けて、ここ20年足らずの間に、対馬のライフスタイルが急変している。対馬外から資源を安く購入できるようになり、「便利な暮らし」が対馬でも浸透した。生まれ故郷(地域コミュニティ)の中で不便でも自然資源を活用して人との密なつながりの中で、心豊かに暮らす社会が維持できなくなってきている。その結果、対馬の若者を中心に、働き口や便利な暮らし、物質的な贅沢を求めて、対馬から島外に流出し続けており、2030年には21,815人(うち、生産人口は約1万人)となると推計されている。森林資源を活用して生きてきた対馬の人々も高齢し、後継者も少なくなり、蜂洞(蜂蜜を集める蜂の巣箱)や炭窯などの伝統的な技術や文化もこのままではあと十年もすれば途絶えてしまう。韓国から約50kmの位置にある国境離島の対馬での人口減少、特に若者の減少は国においても国防上、非常に重要な課題である。これからの対馬の持続可能な社会のあり方を考えたときに、経済だけでなく、環境や社会的な豊かさのバランスを追求する若者を確保し、対馬らしい自然資源を活用した働き方や生き方を実践できる仕組みやビジネスモデル(ソーシャルビジネス)を生み出していくことが最重要課題である。 |
|---|---|
| 課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 対馬市や長崎県対馬振興局では、林野庁の方針や予算化のもと、林業の発展に向けて針葉樹林を対象とした大規模な施業(大きな林業)を前提とした林業事業者向けの各種補助事業を展開している。しかし、広葉樹林や小規模施業(小さな林業)に対する補助制度は、原木しいたけ栽培等に限定的であり、森林の保全や整備、新たなソーシャルビジネスを生み出す小さな林業や広葉樹林の施業に対する補助事業は少ない。また、森林保全を促進するための森林環境譲与税の活用においても、小さな林業や広葉樹林は対象外となっている。対馬市森林づくり基本計画に記載のある森林保全や有害鳥獣対策、森林を活用したソーシャルビジネスの創出に資する事業や施策は、担い手の確保も含めて、十分に進んでいないと行政担当者も認識している。その背景には、対馬の創生(若者の定住や地域経済の活性化)や森林保全と生態系サービスの保全の重要性は認めつつも、非経済林の保全と活用は、議会や行政のトップの施策の優先順位から外れて、予算化されていないと考えられる。また、対馬の森林の7割は、個人所有地となっており、行政が一元的に管理できない状況にある(今後、林野庁の指示で、行政主導で新しい森林管理システムが導入予定ではあるが、かなりの時間と費用を要する)。林業事業者も、効率的な林業を進めるために、投資により大型の林業機材を導入しているため、生産効率の低い小規模の林業や広葉樹林に目を向ける余裕もなく、多くのソーシャルビジネスの種が埋もれている状況である。有害鳥獣対策においても、環境省や長崎県、対馬市がそれぞれシカの捕獲に取り組んでいるが、縦割り行政であり、森林保全や林業振興の部署を巻き込むことができておらず、高齢化した猟友会の猟師や島外の捕獲事業者への委託を中心に捕獲を進めているため、捕獲頭数も目標値を下回っている。今後、森林保全に関わる林業事業者や森からの恵みを享受する漁業者を巻き込み、施行した伐採後地において大量に効率的に鹿を捕獲し、ジビエとして利用するための捕獲する手法(多頭捕獲)の開発や導入を横断的に進めていくことが必要である。 |
| 休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 本事業では、休眠預金等交付金に係わる資金の活用により、民間主導のボトムアップで、人を起点とした多主体参画による横断的な森づくり事業を促進する。具体的には、非経済林となっている森林において持続可能な森林施業や資源活用、鳥獣対策等のソーシャルビジネスを兼業(半農半X型)で行うツシマモリビトを確保し、育成する仕組みを構築する。兼業型の新しい働き方を提案することで、新たなライフスタイルを求める対馬内外の若者が対馬での移住・定住、新たなソーシャルビジネスの創出に挑戦することを促すことができる。また、対馬で会社員として働く若者や漁師等にも働きかけ、兼業型のツシマモリビトを増やしていく。ツシマモリビトが、活性炭、蜂蜜、木工品、エッセンシャルオイル、燻製チップ、スウェーデントーチ等の林産物やジビエの製造や、 森林管理やエコツーリズムなどのサービスを生み出していければ、長期的には対馬における新たな産業や雇用の場を創出することにもつながる。本事業を通じて提供する林産物や体験・イベント・研修等は、対馬市民をはじめ多くの受益者を生むことが期待でき、対馬の森林の重要性を共感し、社会の中での森林に関わることでの暮らしの豊かさの向上や学びや交流・癒しの機会が作られ、その結果として、社会全体での森林の保全や持続可能な利用の価値化(暮らしの中での豊かさの向上)が進んでいく。その結果、本事業により、小さな林業等の森林に関するソーシャルビジネスが対馬の創生や森林生態系の保全に大きく貢献すること具体的に示すことができ、その意義や有効な手法・仕組みを行政や議会が認識し、巻き込んでいき、その動きをさらに加速化させることができる。 |
中長期アウトカム
本事業によって、対馬において非経済林でソーシャルビジネスを展開するツシマモリビトが増え、対馬での若者の移住・定住が促進され、ソーシャルビジネスによって得られる収益が増えることで、新しい働き方(兼業)による雇用創出が生まれ、地域経済が成長できる。また、放置され続けた非経済林の森林は、ツシマモリビトにより、保全や管理、持続可能な活用が進み、対馬市民が公益的な森林生態系サービスの向上(生物多様性保全、文化・教育・癒しの場、水源涵養機能、土砂災害防止、磯焼け対策、CO2固定、各種林産物活用等)による対馬市民が様々な森林からの自然の恵みを享受できる。
短期アウトカム
| 1 | ①きれいな森が増える(きれいな森=もりびとの森&森林整備&鹿対策) | |
|---|---|---|

