事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援
日 常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
社会的課題の解決を担う若者の能力開発支援
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 4. 質の高い教育をみんなに | ||
| 3. すべての人に健康と福祉を | ||
| 10. 人や国の不平等をなくそう | ||
| 11. 住み続けられる街づくりを |
団体の社会的役割
団体の目的
不登校の小中高等学校生及び高等学校中退者を中心に、広く児童・生徒および関係する保護者などに対して、学校、社会に適応できるようになるために教育相談、講演会事業やフリースクール事業などを行い、「自分らしさを発揮できる場」を提供することで、子供の健全育成に寄与することを目的とする。
団体の概要・活動・業務
2005年2月に設立し、6月に特定非営利活動法人格を取得し、不登校の小、中、高等学校生を対象に子どもたちが自信を持てる居場所として16年間活動しているフリースクールである。個々に合わせた学習支援と様々な体験活動を採用し、不登校児童生徒の社会参加、社会的自立をサポートしている。また民間教育施設のネットワークである「ふくおかフリースクールフレンドシップ協議会」の立ち上げ発起団体として事務局を務めている
| 団体の目的 | 不登校の小中高等学校生及び高等学校中退者を中心に、広く児童・生徒および関係する保護者などに対して、学校、社会に適応できるようになるために教育相談、講演会事業やフリースクール事業などを行い 、「自分らしさを発揮できる場」を提供することで、子供の健全育成に寄与することを目的とする。 |
|---|---|
| 団体の概要・活動・業務 | 2005年2月に設立し、6月に特定非営利活動法人格を取得し、不登校の小、中、高等学校生を対象に子どもたちが自信を持てる居場所として16年間活動しているフリースクールである。個々に合わせた学習支援と様々な体験活動を採用し、不登校児童生徒の社会参加、社会的自立をサポートしている。また民間教育施設のネットワークである「ふくおかフリースクールフレンドシップ協議会」の立ち上げ発起団体として事務局を務めている |
概要
事業概要
不登校が社会課題と言われ2016年には教育機会確保法が成立した。これに関連し、福岡県内ではフリースクール等の施設数は増加し、利用者数も増加傾向にある。しかし、併せて不登校数も増加傾向の一途で、フリースクール等の利用率は大きく上がっていない状況にあり、孤立化の解消には未だ至っていない。様々な理由が存在するが、大きな課題として、民間教育施設の利用に関してその利用料の家計負担が発生する点がある。改善すべく、各所声を上げているが、未だ具体的な動きに繋がっていない。「なぜ公費投入が難しいのか?」「制度設計をおこなうにあたって何が問題なのか?」こうした点を団体の垣根を越え、調査研究する人財及び機会が必要と考え本事業の提案に至った。本事業では「フリースクール利用への公的支援制度」の策定を目指した部会立ち上げ及び事務局運営、研修会の実施をおこない、不登校理解を促進し、家計支援制度までの道筋を明確にすることを目的とするものである。また本事業の肝として担当者が有識者などではなく、日々不登校児童と関わり、保護者の相談を受けている支援の最前線に存在し、施策に声を反映させることが重要と考えている
資金提供契約締結日
2022年06月15日
事業期間
開始日
2022年06月15日
終了日
2025年02月27日
対象地域
福岡県域
| 事業概要 | 不登校が社会課題と言われ2016年には教育機会確保法が成立した。これに関連し、福岡県内ではフリースクール等の施設数は増加し、利用者数も増加傾向にある。しかし、併せて不登校数も増加傾向の一途で、フリースクール等の利用率は大きく上がっていない状況にあり、孤立化の解消には未だ至っていない。様々な理由が存在するが、大きな課題として、民間教育施設の利用に関してその利用料の家計負担が発生する点がある。改善すべく、各所声を上げているが、未だ具体的な動きに繋がっていない。「なぜ公費投入が難しいのか?」「制度設計をおこなうにあたって何が問題なのか?」こうした点を団体の垣根を越え、調査研究する人財及び機会が必要と考え本事業の提案に至った。本事業では「フリースクール利用への公的支援制度」の策定を目指した部会立ち上げ及び事務局運営、研修会の実施をおこない、不登校理解を促進し、家計支援制度までの道筋を明確にすることを目的とするものである。また本事業の肝として担当者が有識者などではなく、日々不登校児童と関わり、保護者の相談を受けている支援の最前線に存在し、施策に声を反映させることが重要と考えている | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2022年06月15日 | |
| 事業期間 | 開始日 2022年06月15日 | 終了日 2025年02月27日 |
| 対象地域 | 福岡県域 | |
直接的対象グループ
不登校児童生徒とその保護者、民間教育施設運営者、不登校親の会、教育行政、地方議員など
人数
40名程度
最終受益者
不登校児童生徒及びその保護者、学校関係者
人数
約30,000人
| 直接的対象グループ | 不登校児童生徒とその保護者、民間教育施設運営者、不登校親の会、教育行政、地方議員など | |
|---|---|---|
| 人数 | 40名程度 | |
| 最終受益者 | 不登校児童生徒及びその保護者、学校関係者 | |
| 人数 | 約30,000人 | |
事業の背景・課題
社会課題
令和2年度のデータでは全国の不登校数は196,127名、福岡県においても不登校児童生徒数は9,768名に上る。文科省のデータによれば、全国約20万人の不登校児童生徒のうち、民間の居場所に繋がっているのはわずか2,873名にすぎない。内「指導要領上出席扱い」を受けている児童生徒は981名となっている。この数字は不登校数の0.5%にしかすぎない。福岡県はデータを公開していないものの、全国平均と大差ないと聞いている(ちなみに民間施設が集中している福岡市では不登校数2,719名に対して、140名の出席認定(5.1%)となっている)出席認定に対し、理解を示す福岡県ですら、こうした低い状況にあるのは、そもそも不登校児童生徒がフリースクール等の民間施設を選べない状況にあるからだとも言える。そうした背景として、民間施設には利用料が伴う点が課題となっている。平成27年度の文科省調査によればフリースクール等を利用する場合月額平均33,000円の家計負担が生じているとされている。各民間施設は其々に運営努力をおこなっているが、子どもたちの学び環境を維持していくためにどうしても経費は発生する。この部分において公費による支援がほとんどないのが現状である。(自治体によってフリースクール助成はあるが使用費目が限定される状況)この状況が続く限り、経済的な理由で民間の教育施設が居場所や学びの選択肢になり難い状況が続くと考える。わかりやすい形で、民間教育施設利用に対する家計支援制度があることで初めて、子どもたちの多様な学びを支えることになると考える。こうした制度設計に関して団体の枠を超えて検討する場がないことも課題と考える。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
福岡県では、不登校児童生徒支援会議、教育相談ネットワーク会議、福岡市では登校支援対策会議といった会議体が開催されているが、そうした情報が学校現場に反映されているとは言い難い状況にある。また福岡県は平成19年より、フリースクール活動補助金事業をおこないフリースクール活動への一部助成をおこなっているが、毎年予算が減額されており、フリースクール運営の改善にはつながっていない。
課題に対する申請団体の既存の取組状況
フリースクールとして不登校児童生徒の居場所運営を行なっており、児童生徒保護者同意の元、学校との連携を図り、出席認定を受けるケースが大半を閉めている。また福岡県内のフリースクールのネットワークである「ふくおかフリースクールフレンドシップ協議会」の事務局を務めており、学校以外の居場所情報の発信、公民連携の架け橋となるべく取り組みをおこなっている
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
今後も不登校数は増加傾向が続くと予想される。孤立を防ぎ多様な学びを保障するという点で、公費による民間教育施設利用に対する家計支援制度は必要と考える。但し、そこに至る道のりにおいて、調査研究、各機関同士が繋がる機会が更に必要 であり、その予算立てとして休眠預金活用の意義があると考える。行政予算が必要な制度設計には単年事業では困難を有す。中期的な構築は一般的な助成では限界があることも活用意義と考える
| 社会課題 | 令和2年度のデータでは全国の不登校数は196,127名、福岡県においても不登校児童生徒数は9,768名に上る。文科省のデータによれば、全国約20万人の不登校児童生徒のうち、民間の居場所に繋がっているのはわずか2,873名にすぎない。内「指導要領上出席扱い」を受けている児童生徒は981名となっている。この数字は不登校数の0.5%にしかすぎない。福岡県はデータを公開していないものの、全国平均と大差ないと聞いている(ちなみに民間施設が集中している福岡市では不登校数2,719名に対して、140名の出席認定(5.1%)となっている)出席認定に対し、理解を示す福岡県ですら、こうした低い状況にあるのは、そもそも不登校児童生徒がフリースクール等の民間施設を選べない状況にあるからだとも言える。そうした背景として、民間施設には利用料が伴う点が課題となっている。平成27年度の文科省調査によればフリースクール等を利用する場合月額平均33,000円の家計負担が生じているとされている。各民間施設は其々に運営努力をおこなっているが、子どもたちの学び環境を維持していくためにどうしても経費は発生する。この部分において公費による支援がほとんどないのが現状である。(自治体によってフリースクール助成はあるが使用費目が限定される状況)この状況が続く限り、経済的な理由で民間の教育施設が居場所や学びの選択肢になり難い状況が続くと考える。わかりやすい形で、民間教育施設利用に対する家計支援制度があることで初めて、子どもたちの多様な学びを支えることになると考える。こうした制度設計に関して団体の枠を超えて検討する場がないことも課題と考える。 |
|---|---|
| 課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 福岡県では、不登校児童生徒支援会議、教育相談ネットワーク会議、福岡市では登校支援対策会議といった会議体が開催されているが、そうした情報が学校現場に反映されているとは言い難い状況にある。また福岡県は平成19年より、フリースクール活動補助金事業をおこないフリースクール活動への一部助成をおこなっているが、毎年予算が減額されており、フリースクール運営の改善にはつながっていない。 |
| 課題に対する申請団体の既存の取組状況 | フリースクールとして不登校児童生徒の居場所運営を行なっており、児童生徒保護者同意の元、学校との連携を図り、出席認定を受けるケースが大半を閉めている。また福岡県内のフリースクールのネットワークである「ふくおかフリースクールフレンドシップ協議会」の事務局を務めており、学校以外の居場所情報の発信、公民連携の架け橋となるべく取り組みをおこなっている |
| 休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 今後も不登校数は増加傾向が続くと予想される。孤立を防ぎ多様な学びを保障するという点で、公費による民間教育施 設利用に対する家計支援制度は必要と考える。但し、そこに至る道のりにおいて、調査研究、各機関同士が繋がる機会が更に必要であり、その予算立てとして休眠預金活用の意義があると考える。行政予算が必要な制度設計には単年事業では困難を有す。中期的な構築は一般的な助成では限界があることも活用意義と考える |
中長期アウトカム
長期アウトカム・・・福岡県域において、全ての不登校児童生徒が経済的な理由で学び方を制限されず、保護者も孤立せず、自身にあった学び方や居場所に通うことが認められた社会。
中期アウトカム・・・福岡県域において、フリースクールなどの多様な学び方を選択した上で、50
を越える施設が「出席認定」も受けられ社会や学校から認められ、経済的な支援制度を受けられている社会。
短期アウトカム
| 1 | アウトカム1 | |
|---|---|---|
| モニタリング | はい | |
| 指標 | 県域での支援制度は全国的に策定されていない状況→2022年4月現在滋賀県草津市、佐賀県江北町の2自治体が実施 | |
| 初期値/初期状態 | 施設利用に関する支援に関して、民間教育施設同士の会話の中で話題に上るが、属性を越えて議論検討する場はない状態 | |
| 中間評価時の値/状態 | 調査研究部会の構成が固まっており、約30の属性の違うメンバーにて、骨子案の作成に取り掛かっている状態 | |
| 事後評価時の値/状態 | 中期において公費投入の実践がなされるよう、行政施策に足り得るレベルの支援制度の骨子案が作成されており、制度化に向けたスキームのブラッシュアップに入り、道筋が見えつつある状態 | |
| 2 | アウトカム2 | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | フリースクール利用における在籍校の出席認定状況 | |
| 初期値/初期状態 | 福岡県は公表していないが、福岡市の民間施設の内 、39ヶ所が出席認定を受けている状態 | |
| 中間評価時の値/状態 | 公民の連携相互理解が進み、出席認定を受けている民間施設が40ヶ所を越えている状態 | |
| 事後評価時の値/状態 | 2024年度中の福岡県の認定数の公表を促す | |
| 3 | アウトカム3 | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | ふくおかフリースクールフレンドシップ協議会発行の居場所情報誌掲載団体数 | |
| 初期値/初期状態 | 約10名の児童生徒在籍数にて活動をおこなっている状態。且つ例年の活動を大きく変化していない状態。 | |
| 中間評価時の値/状態 | 現在の居 場所情報誌には約40団体が掲載。中間時には50団体程度に増加。行政情報は現行未掲載だが、連携の上、掲載に前向きとなっている状態。 | |
| 事後評価時の値/状態 | 居場所情報誌が県域の小中学校に配布され、児童生徒、保護者、教員が手に取れる状態。 | |
| 4 | アウトカム4 | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | 在籍数など定量指標はあるが、児童生徒の成長度、活動の充実度は想いに寄るところが大きく、定性情報を指標化できていない。本事業で指標化統一フォームを策定 | |
| 初期値/初期状態 | 約10名の児童生徒在籍数にて活動をおこなっている状態。且つ例年の活動を大きく変化していない状態。 | |
| 中間評価時の値/状態 | 団体内において定性指標シートの検討と試験運用を開始している状態。 | |
| 事後評価時の値/状態 | 他の民間教育施設でも本事業作成の定性指標シートが活用されており、活動の充実度などが見える化できている状態(実施団体数として20団体) | |
| 5 | アウトカム5 | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | 「教育機会確保法」の認知度が全てでは無いが、学校現場での理解度は低い状況と言えることから、指標の一つとする | |
| 初期値/初期状態 | フリースクール等では「教育機会確保法」の認知はあるが、学校現場での認知は低く、普及していない状態 | |
| 中間評価時の値/状態 | 不登校理解を促進する学習会や「教育機会確保法」に関する勉強会が定期的に開催され認知向上の兆しが見えてきた状態 | |
| 事後評価時の値/状態 | 「教育機会確保法」の認知が向上し、学校復帰以外の選択が尊重されている状態 | |
| 6 | アウトカム6 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 会員数、会費寄付金額、在籍児童生徒数 | |
| 初期値/初期状態 | 会員数 230名 | |
| 中間評価時の値/状態 | 会員数 250名 | |
| 事後評価時の値/状態 | 安定した会費寄付金収入と共に、事業収入が増加し、次世代の人財育成に入っている状態 | |
アウトプット
| 1 | アウトカム1に対するアウトプット1 | |
|---|---|---|
| モニタリング | はい | |
| 指標 | フリースクール等と行政機関の意見交換会等の企画実施数 | |
| 中間評価時の値/状態 | 福岡市で現在行われているフリースクールと教育委員会の意見交換会が他自治体でも開催されている状態であり、活動内容等の情報共有がなされている状態 | |
| 事後評価時の値/状態 | 公民で独自に作成発信している情報誌が公民連携の上で作成され、スタッフ教員の情報共有が徹底されている状態 | |
| 2 | アウトカム1に対するアウトプット2 | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | 調査研究部会の構成に参加している行政部局数 | |
| 中間評価時の値/状態 | 民間教育施設20団体 | |
| 事後評価時の値/状態 | 民間教育支援団体の部会加盟数が30団体程度に増加しており、骨子案の策定と共に、家計支援制度を採択する自治体との交渉が始まっている状態。 | |
| 3 | アウトカム2、3に対するアウトプット3 | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | 不登校児童生徒数の内、フリースクール等の民間教育施設利用者数と出席認定を受けている施設数 | |

