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事業完了報告

2024/08/27更新

事業概要

事業期間開始日 2023/03/01終了日 2024/02/29
対象地域千葉県柏市
事業対象者

不登校など課題をかかえる中高生(13歳〜18歳)、就労に課題を抱える若者(18歳〜21歳)を中心とした相談先や居場所に悩む若者

事業対象者人数

居場所利用者ユニーク50名、のべ300名(リアル)

事業概要

本事業では通信制高校に通う生徒を主な対象とし、生徒の現在・そして将来の孤立を防ぐため、学校や家以外の第三の居場所づくりを行います。施設内は、for nextが運営する学習塾で使用するボードゲームやPC、学習教材などを自由に利用できるようにし、生徒が興味のあることを自由に楽しめる空間とします。勉強がしたい生徒には無料で学習相談にのる他、就職を希望する生徒には個別の就労支援やキャリア教育プログラムを無償提供します。またスキルトレーニングの一環として(デザイン、動画編集、プログラミング等)専門性が高いものも学べる環境を用意し、居場所を通じ生徒たちが次のステップに安心して進めるようサポートを行います。

事業の総括およびその価値

事業前半は通信制の生徒の利用が伸び悩み、引きこもり傾向の高い生徒たちに向けた、新たな居場所づくりの難しさを実感した。我々は支援活動において、各学校の教職員との協働体制を大切に考えており、本事業でも1年をかけて教職員を通じた接点づくりに注力してきた。特に鹿島学園との協業で、居場所内での活動を単位認定いただけたことは、通信制高校の生徒たちの第三の居場所づくりにおいて有効なモデルケースとなり、当初目標とした利用人数にも到達することができた。
本事業を通じ、居場所の開設は近隣の”大人”たちの理解促進や接点創出の大切な機会であることを再認識する結果となった。様々な困難を抱える子どもたちが、両親や先生以外の大人と接点を持つことは、彼らが社会に出ていく際に非常に大切な繋がりとなる。安心して利用できる居場所を作り、卒業前に利用してもらうことで、彼らの卒業後の居場所を作ることが今後の我々の使命である。

課題設定、事業設計に関する振返り

通信制に通う生徒の多くは、本人や家庭の事情で困難を抱えるケースが多い。そうした環境下で進路未決定のまま卒業することは、将来の社会的孤立に繋がりやすいと我々は考えており、本事業は生徒の現在・将来の孤立を防ぐための第三の居場所として設計した。遠方からの利用が想定された為、距離の壁になると想定した交通費への補助制度を事業設計の段階で組み込んだが、実際の運営では「資金面」だけではなく「アクセスのしやすさ」「初回利用時の見知らぬ場所へ足を運ぶことに対する不安」が課題となった。今回の運営場所は、最寄り駅からバスでの移動が必要な距離のため、アクセスがわかりづらかった。交通の利便性は利用時の安心感にも繋がり、運営場所を選ぶ上で大切な視点となる。また広報施策では対象者向けのチラシ・ポスターの配布を計画したが、身近な人からの紹介が最も利用時の不安払拭に繋がる為、大人への認知拡大の施策検討も重要である。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1事業対象者ユニーク50名以上が居場所の利用を通して社会との繋がりをつくることができている
アウトカム:結果ふらっぽ北柏利用者合計 ユニーク数:139名。のべ175名。 (内、事業対象者ユニーク数:88名。のべ122名。)
アウトカム:考察当初は学習塾を通じた利用者がメインだったが、学校の教職員を通じた地道な広報活動で徐々に高校生の利用が増え、当初の目標を上回る生徒の利用に繋がった。想定より遠方からの利用が多く、遠方生徒の利用時は、状況に応じオンライン施策も活かしながら、継続コミュニケーションを実施した。なお一番遠方の生徒利用例は、「三重県」である。実施イベントの中でも、大人の参加を交えたイベントの開催は、生徒が団体職員以外の大人と交流する機会を創出でき、利用者の社会への繋がりづくりに有用だった。実際に本居場所から他NPO団体へリファー連携した事例や、他団体の方に面接対策を実施してもらう事例にも繋がり、こうした取組は重要である。
2通信制高校との新たな民間事業者との協業のあり方として、通信制高校に通う生徒の孤立、また進路未決定のままの卒業の解決策の1つとして、本事業がモデルとなり、次年度以降、他のエリアでも展開を望まれる状態になっている
アウトカム:結果・ふらっぽ北柏視察団体数:41団体(51)名 ・通信制高校協業取り組み参加生徒数:8名  当該居場所内でのガイダンス参加を対象の通信制高校の課外活動の一環と認めてもらい、単位認定活動の対象とする(参加者に3単位付与)
アウトカム:考察「いつ戻ってきてもいい場所」「何かあったら相談できる場所」として第三の居場所をつくることは重要である。卒業後も、高校在学中につくった関係性は続けることができる。本年度は、通信制高校と協業することで高校生が外部機関である我々の居場所を利用する事例をつくることに注力し、一つの成功事例として通信制高校の単位認定型のガイダンスを実施するなど一定の成果を残すことができた。今後の展開に向け重要なことは、高校の現場教諭にとって外部機関を「信用」できる状況を事前につくっていくことである。その接点づくりは今後の課題である。地域の大人を巻き込んでこの課題解決にあたる機運をつくりたい。
3子どもたちが安心して、学習支援やスキルの習得の機会を得ることができている
アウトカム:結果・学習支援・進路相談利用人数:ユニーク20名。のべ56名。 ・ふらっぽ北柏内での講義実施回数:12回 (のべ:113名)
アウトカム:考察学習支援・進路相談では、コンソーシアム先の学習塾の生徒および卒業生の利用を想定していたが、実際の活動においては、生徒の兄弟・姉妹について親御さんを通じて相談も多かった。最も多い利用形態は、不登校(または不登校傾向)の生徒が、当該施設の自習室に自習に訪れその学習支援を行う形であった。継続利用を通して、徐々に信頼関係の構築ができ、進路やその他の相談を受ける機会に繋がる事例もあった。不登校の生徒は身近にも多く存在する。先生や保護者とは異なる距離感の繋がりにより、「心理的安全性を確保できる空間」を作りながら、必要な時に当団体がもつ通信制高校に関連する知識やノウハウの提供ができる環境づくりが重要である。

アウトプット

1事業対象者ユニーク50名が居場所を利用
指標居場所の利用者数
目標値・目標状態事業対象者ユニーク50名が居場所を利用
アウトプット:結果事業対象者ユニーク数:88名。のべ122名。 大人も含めたユニーク数:139名。のべ175名。
アウトプット:考察利用は、都内・近隣の高校生の利用が多く、ついで学習塾経由の近隣の中高生の利用者となった。交通費が利用のハードルとならないよう希望者には補助制度も設けたが、近隣生徒の利用はほぼなく、一方で遠方生徒は補助の規定額を超えるケースの距離の生徒利用もあり、オンライン・リアルを併用しながら活用する形をとった。通信制生徒の利用の大半は、教職員を経由しての紹介となり、学習塾経由の利用は、不登校(または予備軍)の子どもたちの保護者からの進路相談・利用相談が大半をしめた。居場所の開所を通じて、相談先に迷っていた保護者への窓口となることはで、居場所を必要する子達との接点につながる良い機会となることがわかった。
2居場所を活用した、個別就労支援の相談人数 のべ35名
指標通信制高校の先生からの相談件数
目標値・目標状態通信制高校からの連携による、個別就労支援の相談人数 のべ35名
アウトプット:結果通信制高校の生徒(個別相談)利用人数:ユニーク36名。のべ41名。
アウトプット:考察事業開始当初は①対象生徒の居住エリアが遠方のため帰宅の時間や方法に問題があること ②不登校気味の生徒にとって初めての場所に訪れるハードルが想像以上に高いこと の2点が障壁となり居場所の利用につなげることが難しかった。そのため個別就労支援を必要とする緊急度の高い生徒たちはオンラインを通じた接点づくりが中心となった。事業後半、学校と連携し本居場内での課外授業を単位認定と認めてもらう取り組みなどを実施した結果、少しずつ生徒の利用希望につながった。生徒の状況を常に考慮し、リアル・オンラインの両方に開かれた環境を用意し、双方のメリットを使い分けながら、場面に応じた適切な利用を促すことが大切である。
3学習支援/進路相談利用者 のべ15名
指標学習支援の実施数
目標値・目標状態学習支援/進路相談利用者 のべ15名
アウトプット:結果学習支援・進路相談利用人数:ユニーク20名。のべ56名。
アウトプット:考察当初コンソーシアム先(for next)にて運営の学習塾に通う生徒や卒業生の利用がメインになると想定していたが、生徒の兄弟・姉妹について親御さんを通じて相談いただく機会も多かった。不登校のお子さんを持つ親御さんは、相談先から悩んでいるケースも多く、居場所の運営を行うことで相談先の窓口と認識してもらうことができたことは良い成果だった。不登校中の生徒が、定期的に自習に訪れていたケースでは、一定期間来所しなくなったこともあったが、保護者を通じ定期的な接点をとった結果、また通いはじめてくれた。生徒の状況は常時変化するため、いつでも戻ってきやすい環境として安心できる開かれた空間となることが大切である。
4居場所内での講義数6回以上・受講者数 リアル・オンライン参加者合計のべ100名以上
指標講義回数&受講者数
目標値・目標状態居場所内での講義開催数 6回数以上 受講者数 リアル・オンライン参加者合計のべ100名以上
アウトプット:結果講義数:12回数 (のべ:113名) ・行ってらっしゃいイベント 6名 3/28 ・友達の輪を広げる会 6名 4/21 ・VR企業につとめる元講師講話 7名 5/12 ・正学館OB会 6名 4/24 ・大人ふらっぽブランチ座談会 6名 8/25 ・失敗したってええやんセミナー 27名 8/31 ・おとなふらっぽ 第2回 9名 11/7  ・高校生サミット 2名 11/24 ・自分を好きになるガイダンス 13名 12/25 ・鹿島学園特別活動編 じぶんを好きになるガイダンス 8名 2/15 ・おとなふらっぽ 第3回 11名 2/21 ・フットサルイベント 12名 2/22
アウトプット:考察居場所の存在を認知してもらい、初めて来所する生徒たちのきっかけ作りとなるよう活動した。自己理解や自己肯定感のUPにつながるものや、進学・就職を問わず将来の進路選択の際に参考になるものなど幅広いジャンルを取り入れることで多様な層の生徒の参加に繋がった。都度回数を重ねていく中で、複数回の参加した生徒の中には、運営側のサポートとして参加を希望するなど、主体的に動く生徒も現れ、イベントならではの活動から前向きな行動も多く見られた。こうしたことからも、利用者(生徒)たちを巻き込んだ企画は非常に有意義である。また、後半は参加者が友達を連れて、参加するケースも増えた。
5通信制高校との新たな民間事業者との協業のあり方として、通信制高校に通う生徒の孤立、また進路未決定のままの卒業の解決策の1つとして、本事業がモデルとなり、次年度以降、他のエリアでも展開を望まれる状態になっている。
指標自治体・地域企業からの視察数
目標値・目標状態自治体・地域企業からの視察数 10団体
アウトプット:結果視察団体:41団体(人数:51名)
アウトプット:考察高校も含め、多くの学校・企業に視察いただけた。通信制高校の進路未決定に関わる社会課題は、まだまだ広く認知されておらず視察を通じ、多くの団体・企業と課題の認識を深めることができた。また事業後半は、居場所内での講義の受講を通信制高校の単位認定と認めてもらう「特別活動」に取り組みことができた。生徒にとって卒業後の居場所の一つとして認識できる機会の創出と共に、広域に点在する別キャンパスの生徒が集まる機会となり、日ごろ接点のない生徒同士の交流の場にできた。本事業では1校のみとの連携した実施にとどまったが、本事業を通じ、我々の目指す居場所のあり方の一つの形として、次年度以降の取組につなげたい。
6資金提供団体とのオンラインでの講演やディスカッションの場作り 最低1回以上
指標資金提供団体とのオンラインでの講演やディスカッションの実施数と参加人数
目標値・目標状態資金提供団体とのディスカッション参加人数30名
アウトプット:結果オンラインディスカッション開催(2/1) ①事前予約:149名 ②当日参加:100名 ③参加者からのサポーターへの問い合わせ:4名 <後日フォローアップ> ・当日資料配布とお礼 https://qr.paps.jp/j4Ai6 ・当日の動画のアーカイブ配信 https://youtu.be/c1p3IDaOXsI
アウトプット:考察資金提供団体の育て上げネット様のお力添えもあり、当初の目標人数を大きく上回る方々に参加いただくことができた。普段団体と接点のない方々にアプローチできたことで、より通信制高校に通うこどもたちの課題感に興味・感心を持っていただく良い機会となった。参加いただいた方の職業属性も幅広く、当日は想定より多くの質問をいただいた。なお参加者は、大きく「支援する側に興味関心がある層」と「支援を必要とする方々の関係者(保護者など)の層」に分かれていた。今後の実施はより対象者を明確にした内容で開催を実施することで、より深く課題を認識してもらい、自分ごととして捉えてもらうことができると考える。
7本事業の活動内容をSNSまたは、ブログで月2回以上発信
指標SNSまたはブログでの外部発信数
目標値・目標状態SNSまたは、ブログ発信 月2回以上
アウトプット:結果当該事業に関わるSNS・ブログ発信 ①ブログ発信:35回 ②SNS発信(Twitter): 33回 ③SNS発信(Instagram):35回 ④SNS発信(Facebook):10回(23年12月開設)
アウトプット:考察発信を続ける中で、徐々に生徒たちがフォロワーになり見てもらえる機会が増えた。一方で「支援者として関心を持ってくれる層」と「利用者として関心を持ってくれる層」では、有意義となる情報が異なるため、アカウントを使い分けながら情報発信する重要性を再認識した。活動開始から半年間程は、SNSからの新たな利用者層のリーチはできていなかったが、後半はSNSやブログをみた問い合わせに繋がったため、定期的な情報発信は、新たな層へのリーチに大切な役割であると分かる。また対象者は、「話し相手が欲しい子」「一人で落ち着ける場所が欲しい子」など多種多様なため、発信内容を偏らせないことも重要である。

活動

1居場所事業:平日週5日、無料で利用できる居場所として18時~22時に開所
活動結果計画通り
概要平日週5日間(18時〜22時)まで開所。利用は無料、事前予約制(原則前日まで)。希望者には、夕食・交通費補助の提供あり。交通費の提供に関しては、支給規定を定め運用。利用者には、ふらっぽ北柏内のPCや学習教材・その他備品を使った創作活動などを自由に実施いただける環境を用意。不登校の生徒等が学習支援を希望する場合は、学習塾の講師が対応。個別の就労相談等については、キャリアbaseの専任職員が対応。
2個別就労支援/相談:就職を希望する生徒には個別支援を行い、地域企業との接続を必要に応じて行う。また面接対策や就職トレーニングも学校内と同様に行う。
活動結果計画通り
概要就労支援を希望する利用者(生徒)には、専任の団体職員が対応。生徒の相談内容に応じ、約60分程度の面談を状況に応じ複数回行いながら下記①〜⑥の内容を実施。①ヒアリング ②自己理解 ③企業研究・履歴書作成支援 ④職場見学前後の準備フォロー ⑤面接対策 ⑥入社前送り出し 等 特にハードルを抱えた生徒の企業探しが必要な場合は、リファー先と連携を行いながら生徒にあった職場を探し支援を実施。
3学習相談/進路相談:勉強がしたいという生徒には無料で学習相談にのり、学習できる環境や教材も施設内で提供すること。
活動結果計画通り
概要不登校生徒などを中心に、学習相談や勉強スペースを解放。自分のペースでの実施を希望する場合は、ふらっぽ北柏1Fの学習塾の自習スペースを解放し利用可能な環境を用意。塾内の講師のサポートが必要なケースでは一緒に学習も可能な環境を提供した。学習教材等は無料で貸し出し可能な環境とし、利用を希望する生徒たちが、通いたいペースを大切にした静かな環境を用意。
4進学や就職に向けたスキルトレーニング:(PCスキル、デザイン、動画編集、プログラミング、Web制作等)専門性が高いものでも学べる環境を用意。後半月1回外部講師をよんだ特別講義の時間も設ける。キャリアbaseが各高校において提供してきたキャリア教育プログラムを施設内で無償提供する
活動結果計画通り
概要居場所内には、Macを2台用意し開所時間中は自由に体験できるように配置した。また、団体が定期的に学校内で実施しているキャリア教育プログラム等を活用したイベントを定期的に実施し、ふらっぽ北柏を初めて利用する生徒たちの利用までの敷居が下がるように取り組みを行なった。約1〜2時間定度のセミナーの中では、集まった生徒たち同士が、可能な限り交流できる環境を大切にし次につながる取り組みを意識した。
5地域連携:地域の子ども食堂ネットワーク、若者の就労支援団体 / 企業との連携 定期的な情報交換
活動結果計画通り
概要事業開始前に連携を想定していた、近隣の子ども食堂との接点づくりは残念ながら今回の事業では、先方の都合もあり実施に至らなかった。一方で、SNS・ブログ・チラシ等を使った広報効果もあり、就労支援団体 / 企業との連携となる視察の希望は多く頂いた。合わせて、大人との連携・情報交換の場として、不定期で「大人ふらっぽ」を開催。セミナーを無料で受けられる環境を用意し、近隣住民も含めた大人同士の交流の場を創出。
6地域連携:地域の子ども食堂ネットワーク、若者の就労支援団体 / 企業との連携 定期的な情報交換
活動結果計画通り
概要※94行目と重複しているため割愛
7広告・広報活動:資金提供団体とのオンラインでの講演やディスカッションの場を1回以上作る。
活動結果計画通り
概要「NPO法人育て上げネット理事長理事長 工藤 啓 氏」並びに、「リクルートワークス研究所主任研究員古屋 星斗 氏」をゲストスピーカーにお招きしたオンライントークイベントを実施し、100名の方に参加いただいた。(2/1) 通信制高校の就活の現状を踏まえ、ハードルを抱える子どもたちや進路未決定のまま卒業する子どもたちの社会とのつながりなどについてなど幅広くフリートークしながら考える会として実施。
8広告・広報活動:支援を必要とする生徒がが気軽に来所できるよう通信制高校の先生の先生などと連携し広報活動を行う。また、支援を必要とする対象者たちが、本事業におけるサービスを受けることができるようSNS等を使い活動内容を発信
活動結果計画通り
概要事業開始直後、ふらっぽ北柏の告知フライヤ(5000部)/告知ポスター(50)部を作成。近隣ならびに関東圏につながりのある高校(50校)に配布。学校によっては専用の体験ツアーを企画し、フライヤーなどを配布しながら認知活動を実施。定期的なイベント等の利用状況は、公式HPのブログで月最低2回以上の告知。生徒へはよりアクセスのしやすいSNS(Instagram・ツイッター)を活用して活動状況などを配信。

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

我々はこれまで、北柏に拠点をおき活動を続けてきたが、メイン対象となる生徒が“通信制高校”の生徒のため、地域の企業や団体・住民との繋がりがそこまで強くなかった。本事業では地域連携・啓蒙活動の一環で大人向けの居場所イベント“おとなふらっぽ”を複数回開催し、想定より多くの団体や、地域の住民の方との接点の創出に繋がった。その中から居場所運営のサポーターを希望し、ボランティア登録してくれた方もおり、居場所の取り組みを通じて私たちの活動が認知され、支援の輪が広がったことは想定外のアウトカムである。また、我々が取り組む「通信制高校の進路未決定を取りまく課題」は、まだまだ社会課題としての認知度が低く、伝わりづらい内容だが、居場所事業を通じたイベント機会などを通じて伝えることで少しずつ、認知の和も広がっている。
また、居場所事業を行うことで、これまで接点がなかった近隣に住む不登校の子どもやその親御さんのための相談の窓口と認識され、実際に相談を受けた。通信制高校の生徒の進路未決定と同じく、不登校の子どもたちも将来的な孤立の可能性がある。早い段階で接点をとることができたことも、有意義な成果だった。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

事業終了時点では、課題を取り巻く社会環境は大きく変化していない。しかし将来的な孤立の可能性が高い生徒と、卒業前にリアルで接点を作ることは継続的なコミュニケーションの機会となり、彼らの将来的な居場所の第一歩になった。様々なイベントを通じ、団体職員はもちろん、職員以外の大人との接点となるケースも複数あった。身近な大人(家族や先生)以外とのコミュニケーションの場を創出することは、色々な視点で物事を考えるキッカケとなり就職活動など将来に向けた活動に繋がるケースも見受けられた。また居場所内でのイベントに複数参加した生徒の中には、コミュニケーションや小さな成功体験の積み重ねながら、運営のサポートに参加したり、友達を呼んでくるなど自ら活動に参加してくれるという嬉しい場面もあった。
1年間でふらっぽ北柏を通じ多くの生徒と繋がったが、我々の目指す「将来の社会的孤立を防ぐための居場所」としての本領は卒業後の在り方が重要である。相談をしたくなった時、ひと休みしたいと時、“ふらっと気軽に”訪れることが出来る居場所であるため、継続して情報発信を行いながら来年度も開かれた居場所の運営を行うことが大切である。

外部との連携実績

1活動鹿島学園キャリアサポートセンター連携 「鹿島特別活動」の実施
実施内容ふらっぽ北柏内にて、団体スタッフが「キャリア教育プログラム」として「自分を好きになるガイダンス」を実施。 参加生徒は、「鹿島特別課外活動」への参加として3単位の付与を認めてもらう。
結果・成果・影響等通信制高校の課外活動の一環と認めてもらうことで、対象となる利用者層の居場所の認知・利用促進に繋がった。同時に普段接点のない他校の生徒との交流機会の場を創出することができた。本事業の目的である、通信制高校の生徒たちの居場所利用における非常によいケース事例となった。
2活動NPO法人育て上げネットとの連携
実施内容NPO法人育て上げネット理事長 工藤 啓 氏にオンライントークイベントへ参加いただくほか、ある通信制の生徒はふらっぽ北柏へ来所いただいた際に生徒の面接課題対策の対応頂いたり、また別の生徒は育て上げネットが運営する夜のユースセンターを生徒へリファー連携となった。その他団体交流もあり、フットサルイベントへ職員が参加する。
結果・成果・影響等若者支援の大先輩がオンライン・オフライン両方で活動に参画してくれたことで、我々自身も関わる生徒や教職員、保護者層にも一層安心感を得ながら活動継続することができた。相談しやすい関係性を築いてくださりとても感謝しております。
3活動NPO法人カタリバとの連携
実施内容NPO法人カタリバの職員より、工業高校でのガイダンスリファーがあったことがきっかけで関係が深まり、その後外国籍の高校生と繋がりたいとなった際に、居場所支援事業でのフットサルイベントの参加生徒に2名該当生徒がいたことからイベント参画へ。ほか、保護者対応や各学校向けのプロジェクトリーダー層2名は第三回おとなふらっぽに参加した。
結果・成果・影響等若者支援のリーダー層が自己成長の場として選んで参加したこと、区から事業を受託した居場所アダチベースなどを運営する組織に視察いただけ、「清潔さ」「空間の持つ明るい温もり」「お弁当が美味しい」など評価いただいた。ほか、進学・就職問わず外国ルーツの生徒のリファー先として連携開始へ。

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

・PR TIMESプレスリリース(3本)
・TBSラジオ(番組名:井上貴博 土曜日の「あ」)出演
・東京のFMラジオ「J-WAVE」毎週金曜のプログラム「JK RADIO TOKYO UNITED」出演https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/archives/eyes_on_the_future/2023/09/08-082156.html

広報制作物等あり
内容

・「ふらっぽ北柏」ご案内チラシ(A4/両面)
・「ふらっぽ北柏」ご案内ポスター(B2・片面)
・封筒(告知用/角2)
・「ふらっぽ北柏」・ボランティア案内 WEB広告

報告書等あり
内容

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て公開
変更があった規程類に関して報告しましたか変更はなかった

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

内部通報規定にて整備済み。規定は公式HPにて他規定と合わせて公開中。
https://drive.google.com/file/d/1dQukS32XCAddZ4gl8jl77s0pIfUj1fPe/view
また同規定内容についても、団体内部のメンバーへ概要の通達と問題発生時の窓口を案内済み。

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますかはい
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
内容

ガバナンス・コンプライアンスの整備の検討一環として、まず今期(2024年7月)を目標に「ベーシックガバナンス」制度への応募と認定を目指します。同時に「グッドガバナンス認証」への応募・認定ももらえるよう引き続き、整備を続けていきます。これまで、年1回と定めていた理事会については、最低年2回と定め、本事業の完了後も引き続きガバナンス・コンプライアンス体制の強化に務めていきます。

報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む)外部監査
内容

奥山琢磨公認会計事務所より外部監査実施済(2023年9月)

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

シンボルマークの活用状況

・公式ホームページ(団体紹介部分)
https://career-base.jp/organization/
・2022-2023年度動報告書(居場所事業ページ)
https://drive.google.com/file/d/10iN3ppvHDHknlbtGJ69fKfTcCpc0InV6/view?usp=sharing
・オンラインイベント等で活動を告知する際の投影資料への掲載