事業完了報告
2024/08/27更新
事業概要
| 事業期間 | 開始日 2023/04/24 | 終了日 2024/02/29 |
|---|---|---|
| 対象地域 | 神奈川県横浜市青葉区(対象者は、全国から受け入れ可能) | |
| 事業対象者 | DV・虐待を受けた被害者で、行政などから手を差し伸べて漏れなかった方。公的シェルターに入れないと言われてしまった方。 | |
| 事業対象者人数 | 年間 延べ1000人以上を対象とする。 | |
| 事業概要 | DV・虐待等で避難したい方が急増している。当団体のシェルターは、ペットと一緒に逃げたい方、中学生以上の男の子と一緒に逃げたい方(公的だと児童保護施設に行かねばならず離れてしまう)、携帯電話を預けられない事情のある方などを公的シェルターに入れない方を中心に利用可能としている。利用者は、2021年度延べ1271名で、2022年前半は、988名となっている。非常にニーズが高い中、運営は厳しい状況である。現時点では、日本財団や赤い羽根などから助成金をいただき運営できているが、毎年助成金をいただけるか審査があり通らなければ資金が途絶えてしまうという、綱渡りな経営状況に陥っている。しかし、必要としている人が多い中、安定運営の必要性が高い。今回、こちらの助成を利用し、安定運営を目指し、より多くの人を救うことに繋げていく。また、昨今の住宅事情から、保証会社を通さないと入居できない住宅が増えている。緊急性が低くなった後も、自身で借りることができるまで、一定の時間を要することが少なくない。そのために、シェルターから自立までの間に、入れるステップハウスが必要性となっている。そのため、DV・虐待被害者が避難するためのシェルターとステップハウスを確保する。現在、5カ所で運営しているシェルターは賃貸の為、莫大な運営費がかかっている。そのために、シェルターを購入し、固定費圧縮をはかり、安定運営を目指す。現在の拠点(一軒家)を購入し、耐震補強とリフォーム工事をし、4.5畳以上の部屋を、6部屋を確保し、こちらをシェルターとして利用する。また、中古マンションを、緊急性が低くなった方のステップハウスとして、個室3部屋を確保する。こちらは、すでにフルリフォーム済の為リフォームの必要性はない。安全・安心な場所を提供するために、防災対策、相手方から場所を追及された時のための防犯対策に特に力を入れてを整備する。 | |
事業の総括およびその価値
DV・虐待被害者が避難するためのシェルターとステップハウスをOPENすることができた。ステップハウスは、9月にOPENし、3組まで利用できるようになり、現在まで2組(3名)が利用し、3月にさらに1組が入る予定となっている。シェルターは、2月にOPENし6組までが入居できるようになり、期間中3組(5名)が利用し、3月にあと2組(3名)入居予定となっている。6カ所あったシェルターは3カ所(1カ所は若者向けシェルター)まで圧縮することができ、固定費削減に成功した。利用者は、ステップハウスは延べ386名、シェルターは延べ98名、合計484名(人数×日数)利用した。また、弁護士会と連携し、DVを我慢した末に、相手にけがをさせてしまった方の受入を開始した。新たに、複雑化した女性の課題に向き合い、救う道を見出したことは、団体の新しいステージとなり、可能性が広がった。
課題設定、事業設計に関する振返り
申請時にステップハウスとして予定していたマンションは、審査中に他の方に売られてしまい、新たに物件を確保し、リフォームをすることになった。また、シェルターとして予定していた戸建ては、売ってもらえないことになり、こちらも新たに物件を確保しリフォームして対応することとなった。物件探しに苦慮し、リフォームも遅れが出るなど、大変なことはあったものの、無事に期間中に完成することができ、被害者に利用していただくことができ、結果良好であったと思われる。
今回の事業実施で達成される状態
短期アウトカム
| 1 | 公的シェルターに入れないと言われてしまった方で避難できる人を増やす | |
|---|---|---|
| 指標 | 1年で、延べ人数1000人を目標とする。 | |
| 目標値・目標状態 | 延べ1000人 | |
| アウ トカム:結果 | 484人 | |
| アウトカム:考察 | 人数内訳について 当団体では、延べ人数のカウントをしております。 1組2名が、30日間いると60名となります。 その方が6か月いると360名となります。 内閣府でのカウント方法と統一しております。 ●ステップハウス利用者 9月よりステップハウス母子2名入居 1月より単身入居 合計:386名※延べ ●シェルター利用者 2月より母子2名1組入居 2月より母子2名1組入居 2月より単身1名入居 合計:98名延べ 総計484名 ※延べ | |
| 2 | シェルター利用後の方で、自立前の方をステップハウスに入っていただく。 | |
| 指標 | 1年で、延べ人数300人を目標とする。 | |
| 目標値・目標状態 | 延べ300人 | |
| アウトカム:結果 | 386人 | |
| アウトカム:考察 | 約半年で386人。概ね目標値に届いた。 (人数×日数) | |
| 3 | 当団体のシェルター利用者さんが、避難してよかったと思う状態になる。 | |
| 指標 | 1年で、アンケートにより、逃げる前から逃げた後の満足度を20パーセント以上上げる。 | |
| 目標値・目標状態 | 満足度20%あげる。 | |
| アウトカム:結果 | 満足度90%以上となる | |
| アウトカム:考察 | 大変満足75%、満足15%、普通10% | |
アウトプット
| 1 | 当団体のシェルター利用者が自立できる状態となる | |
|---|---|---|
| 指標 | シェルター利用者の80%が、住宅確保するかステップハウスにうつることができる。 | |
| 目標値・目標状態 | シェルター利用者の80%が、住宅確保するかステップハウスにうつることができる。 | |
| アウトプット:結果 | 期間中に約30%が既存シェルターからステップハウスへうつることができた。 | |
| アウトプット:考察 | リフォームが遅れたために、予想より少なめの数字となった。 | |
| 2 | ステップハウス利用者が自立できる状態となる | |
| 指標 | ステップハウス利用者の80%が、住宅確保することができる。(含む生活保護) | |
| 目標値・目標状態 | ステップハウス利用者の80%が、住宅確保するかステップハウスにうつることができる。 | |
| アウトプット:結果 | 期間中は住宅確保者がいなかった | |
| アウトプット:考察 | リフォームが遅れたために、予想より少なめの数字となった。 | |
| 3 | ||
活動
| 1 | 一戸建てシェルターの室内リフォーム工事 | |
|---|---|---|
| 活動結果 | 遅延あり | |
| 概要 | リフォームの途中で、台所の床が浮いていることが分かり、補修工事を入れてもらった。完成後、2階の台所だった部屋の収納庫がなかったため、追加で工事をお願いした。 | |
| 2 | 一戸建てシェルターの外回り、耐震工事 | |
| 活動結果 | ほぼ計画通り | |
| 概要 | 概ね計画通りにおこなった。 | |
| 3 | マンション室内リフォーム工事 | |
| 活動結果 | ほぼ計画通り | |
| 概要 | 概ね計画通りにおこなった。 | |
| 4 | マンションシャアハウス備品調達、受け入れ準備 | |
| 活動結果 | ほぼ計画通り | |
| 概要 | 概ね計画通りにおこなった。 | |
| 5 | マンション入居者受入開始(一戸建てができるまでは、シェルターとして代用可能とする) | |
| 活動結果 | ほぼ計画通り | |
| 概要 | 概ね計画通りにおこなった。 | |
| 6 | 一戸建てシェルター備品調達、受け入れ準備 | |
| 活動結果 | 遅延あり | |
| 概要 | リフォームの遅延を受けて、備品搬入も遅れたが、比較的迅速に行えた。 | |
| 7 | 一戸建てシェルター入居者受入開始 | |
| 活動結果 | 遅延あり | |
| 概要 | リフォームの遅延を受けて、受け入れも遅れたが、比較的迅速に行えた。 | |
想定外のアウトカム、活動、波及効果など
関東各所へリーフレット等配布したところ、登壇以来が多く入ったり、避難者の紹介がある等、活動に幅が広がった。また、弁護士会などと連携することにより、DVを我慢した末に相手を傷つけてしまい、加害者となった人の受入を開始した。女性をとりまく課題は多様化、複雑化しているため、そこに適応した活動ができる団体としてステップアップできたことは、良い波及効果だったと思う。
事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動
| 課題を取り巻く変化 | 4月より困難な問題を抱える女性への支援に関する法律が施行され、孤立対策・孤独対策といった、新たな女性支援の強化が課題だとうたっている。当団体が行う、避難だけでなく、こころのケアと再発防止・孤立防止が、より重要となってくるため、安心安全なシェルターおよびシェアハウスの提供のみならず、アフターケア支援に力を入れていきたいと考えている。また、注目されている若年女性への支援について、対策を検討している。月に1度以上の夜回りと若年女性が集まる場所でのセミ ナー開催や食品配布やアンケート調査など。顕在化しにくいターゲットにも支援が行き届くようにしていけるよう努めていく。 |
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外部との連携実績
| 1 | 活動 | 弁護士複数名と連携 |
|---|---|---|
| 実施内容 | 離婚調停や裁判のアドバイス、DVを我慢した末に加害者となった人の受入等 | |
| 結果・成果・影響等 | 期間中、離婚調停が始まったのは3組。離婚成立1組。DV被害を我慢した末に相手を傷つけた人の受入1件。 |
広報実績
| メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等) | あり | |
|---|---|---|
| 内容 | プレスリリースを2回行った。 | |
| 広報制作物等 | あり | |
| 内容 | シェルターやステップハウスの利用者向けのリーフレットや登壇以来のチラシ等を作成し、関東のすべての自治体、児等家庭支援センター等に配布した。 | |
| 報告書等 | あり | |
| 内容 | 2024年5月の総会後に、団体の2023年度の活動報告書を作成予定。そこに、特設ページを設けて報告する予定。 | |
ガバナンス・コンプライアンス実績
規程類の整備状況
| 事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか | 完了 | |
|---|---|---|
| 整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか | 全て公開 | |
| 変更があった規程類に関して報告しましたか | 変更はなかった | |
ガバナンス・コンプライアンス体制
| 社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますか | はい | |
|---|---|---|
| 内部通報制度は整備されていますか | はい | |
| 内容 | 内部通報規定が整備され、ホームページやJANPIAにアップロードしている。 | |
| 利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますか | はい | |
| コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたか | はい | |
| ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたか | はい | |
| 報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む) | 外部監査および内部監査 | |
| 内容 | 従来、内部監査のみとしていたが、今年度は外部監査を検討している。ただし、予算次第で実施の可否が変わる可能性がある。 | |
| 本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますか | いいえ | |
その他
| 本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など | 規定類を整備することができた。コンプライアンス責任者をおくことができ、 |
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シンボルマークの活用状況
建物の玄関部分や購入した備品類すべてに、シールを張った。シェルターやステップハウスの利用者向けのリーフレットに、休眠活動について記載し、シンボルマークを活用した。 |

