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休眠預金活用事業
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事業完了報告

2024/08/27更新

事業概要

事業期間開始日 2023/04/24終了日 2024/02/29
対象地域全国
事業対象者

社会的養護経験者をはじめとする、経済的・精神的に困難状況の置かれている若者が直接利益者。最終受益者は私たちの社会全体。なせなら、彼らが経済的・精神的に困難な状況の長期化により心身に変調をきたすなら、生活保護をはじめとする福祉制度で支える必要が出てくるが、必要な時に必要な支援を受けられることで、彼ららしい生活を維持・継続できるなら、社会を支える納税者となるからである。

事業対象者人数

20人

事業概要

当団体は設立以来、困難を抱えている方に食料をはじめとする生活支援物資を送付したり相談にのり、つながりを作ってきた。彼らの多くは雇用形態や職種が派遣やアルバイト等で飲食店などでの単純労働というように、収入が不安定で財政基盤が脆弱である。そこに4年に及ぶコロナ禍での生活、そこに追い打ちをかけるように引き続く物価高騰で、経済的状況は悪化の一途を辿っている。また、失業やアルバイト削減という経済的困窮に加え、先行きの見えないこと、相談できる場所へのアクセスが困難となったことなどからくるストレスや不安が、いっそう彼らを窮状に追い込み心身の負担が大きくなっている。さらに、彼らの多くは若年で自立を迫られている。にもかかわらず、物心両面においてどこからも誰からも支援を受けられず、孤独にさいなまれ、窮状を訴えられず、一人で問題を抱え込み苦しんでいる。こういった方々に、必要な時に必要な支援が届くようにすることが、早急に解決すべき社会的課題と考える。
そこで本事業では、困窮状態にある方々と継続的つながりを構築し、必要な支援が必要な方に必要な時に届くための活動を実施する。そのため、関係性作りのきっかけとしてお米や乾麺といった主食を中心とした食料を送付する。その際、コメントや情報を手書きしたカードを同封する。これまでの活動経験から、つながりを作りそれが精神的サポートとしてストレスを軽減などの実効性あるものになるためには時間がかかると考えるため、各人に対し1年間毎月継続的に実施する。
食料送付はそれ自体、困窮状態にある方の経済的サポートになる。同時に、コロナ禍で人と会う機会が減少し、それまであった関係すら絶たれている方が多いと思われるので、ささいなかかわりでも継続的に行うことで、彼らとの間に精神的なつながりを構築し、彼らが問題を抱えたときに、一人で抱え込むことなく、支援希求も可能となると考える。

事業の総括およびその価値

食料をお送りする活動について、想定どおり多くのニーズがあった。毎月、活動を続けるなかで、食料のみならず同封している手書きのメッセージカードに対しても、お礼などのご連絡をいただくようになり、少しずつつながりが出来ていった。当団体へ直接ご連絡が来ない場合でも、連携している児童養護施設や支援団体等にお礼の連絡が増えていき、その内容も食料という物理的なことへのお礼だけでなく、この活動自体が子どもたちと連絡を取るきっかけとなっていると、感謝の言葉をいただくことができた。このように当事業を通じて、当団体と各施設との連携の密度があがり、事業開始前より強いつながりを作ることができ、想定していた以上に様々な面での協力体制を構築し、一人の方をサポートでるという成果があった。

課題設定、事業設計に関する振返り

新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰により深刻化した社会課題のひとつとして、サポートを必要とされる方がその手段や情報を持ち得ていなかったり、サポートを必要としている方やその状況を的確に見つけ出すことが極めて困難であるだけでなく、たとえ一度つながった方でも、こちらが継続的にかかわっていかなければ、簡単につながりが切れてしまうという課題があることがわかった。
そこで、この課題を克服するためには、SNS等をはじめとするサポートを必要としている方がアクセスのしやすい手段で情報が必要な方に届くようにすること、食料と共にメッセージカードをお送りすることで、経済的なサポートになっただけでなく、精神的にも支えになることがでることがわかったので、このように受け取る方の意思を尊重し、生活への侵襲性の少ない形でのサポートを今後さらに高める必要があると考える。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1(1)現在困難な状況にある方の経済的負担が軽減する
指標就労や収入の状況
目標値・目標状態通常の生活ができている
アウトカム:結果大半の子どもができている
アウトカム:考察食料支援を通じ、食料送付した方の出身施設の職員の方と連携をして連絡を取り、その方の状況を確認・共有することで、大半の方々がある程度の収入があるものの経済的には厳しい生活をしており、送った食料が大きな経済的助けとなり、生活維持になっていることを確認できた。
2(2)現在困難な状況にある方が精神状態の改善・安定を感じる
指標精神的状態
目標値・目標状態通常の生活ができている
アウトカム:結果大半の子どもができている
アウトカム:考察食料支援を通じて、食料送付した方の出身施設の職員の方と連携することで、食料がある安心感と経済的負担の軽減により、精神的な安定が得られていることが確認できた。
3(3)現在困難な状況にある方が連絡をくれるようになる
指標つながった人数
目標値・目標状態自ら連絡をするなど能動的に活動ができるようになる
アウトカム:結果9人から連絡があった
アウトカム:考察相談のための連絡をしてきた方であっても、始めは食べ物の好き嫌いなどの話をしている様子から、食料の話題という大義名分があることで、自らコンタクトを取りやすかったり、コンタクトをする良いきっかけになっている感じた。このことは食料支援という手段が、自身の困難な状況などの人に言いにくいことであっても、自ら能動的に行動することのハードルを下げ、それを可能していると考える。

アウトプット

1(1)-1毎月定期的に食料を発送する。
指標食料発送数
目標値・目標状態毎月定期的に食料を発送する。(220人)
アウトプット:結果ほぼ計画通り実施で来た
アウトプット:考察毎月、できるだけ同じ日に食料発送し、最終的に延232人の方に食料を送付することができ、計画より多くの方の支援ができた。
2(1)-2利用できる既存の制度を一緒に調べる。
指標相談者数
目標値・目標状態利用できる既存の制度を一緒に調べる。
アウトプット:結果4人の方に実施した
アウトプット:考察5人の方と、就労先や利用できる貸付金や奨学金一について、相談を受け、一緒に調べた。
3(1)-3利用計画を一緒に立てる。利用の際、同行等のサポートが必要であれば実施する。
指標相談者数
目標値・目標状態利用計画を一緒に立てる。利用の際、同行等のサポートが必要であれば実施する。
アウトプット:結果2人の方に実施した
アウトプット:考察一人は、就労先を広げるため自動車の運転免許を取りたいということになり、一緒に利用できる制度について考えた。 もう一人の方は、精神的にもかなり追い詰められていた状況にあったため、精神科病院を一緒に探し、通院することになり、医師と相談しながら、仕事を探すことになった。
4(1)-4紹介できる就労先があれば紹介する
指標相談者数
目標値・目標状態紹介できる就労先があれば紹介する。
アウトプット:結果1人の方に実施した
アウトプット:考察当団体に来ていた、求職情報をお伝えし検討した。
5(1)-5就労支援をしている団体につなげる。
指標つなげた方の数
目標値・目標状態就労支援をしている団体につなげる。
アウトプット:結果いなかった
アウトプット:考察2人の方に就労支援をしている団体の情報をお伝えたところ、どちらの方もその団体を知っていたが、拒否された。
6(1)-6就労のためのスキル習得が必要な場合は、そのために必要なことを一緒に考える。
指標かかわった方の数
目標値・目標状態就労のためのスキル習得が必要な場合は、そのために必要なことを一緒に考える。
アウトプット:結果2人の方に実施した
アウトプット:考察一人は、就労先を広げるため自動車の運転免許を取りたいということで、そのために必要な資金等について一緒に考えた。 もう一人の方は、英語力をつけたいということで、資金面などで通える学校等を一緒に考えた。
7(1)-7法的な問題にまで発展している経済的問題がある場合は、顧問弁護士につなぐ。
指標つなげた方の数
目標値・目標状態法的な問題にまで発展している経済的問題がある場合は、顧問弁護士につなぐ。
アウトプット:結果1人の方に実施した
アウトプット:考察住まいを失い、経済的に大きな損失を被ったようであるので、弁護士を紹介した。
8(2)-1精神的な負担に関することで相談を受けたら、個別の時間を設け困りごとについて聞く。
指標相談者数
目標値・目標状態精神的な負担に関することで相談を受けたら、個別の時間を設け困りごとについて聞く。
アウトプット:結果5人の方に実施した
アウトプット:考察2人の方は前職でのパワハラのことで相談、一人は同居のパートナーからのDVの相談、一人は学校を続けることへの不安の相談があったため、それぞれの方から相談を受け、個別の時間を設けて一緒に考えた。
9(2)-2困りごとの原因について、一緒に考え、対策を一緒に考える。
指標相談者数
目標値・目標状態困りごとの原因について、一緒に考え、対策を一緒に考える。
アウトプット:結果7人の方に実施した
アウトプット:考察それぞれの方から相談を受け、個別の時間を設けて一緒に考えた。
10(2)-3安心して相談できる環境を作る工夫、配慮をする。
目標値・目標状態安心して相談できる環境を作る工夫、配慮をする。
アウトプット:結果相談のための個室を設けた
アウトプット:考察これまでも相談室はあったが、事務所全体が狭いため、声が外に漏れているのではないかとの心配があったが、9月により広いところに事務所を移転したことで相談室が少し離れて独立したため、相談する場合の安心感が高まったと感じた。
11(2)-4団体とつながれる時間を明確に伝える。
目標値・目標状態団体とつながれる時間を明確に伝える。
アウトプット:結果全員に対して実施できた
アウトプット:考察来館いただいた方には、開館している時間の記載されたパンフレットを手渡すとともに、口頭でも休日や会館の時間を伝え、電話やZoomの場合は口頭で伝えるとともに、後程メールでも伝えた。
12(2)-5一人ひとりに十分話が聞けるよう時間がとれるサポート側の体制を作る。
目標値・目標状態一人ひとりに十分話が聞けるよう時間がとれるサポート側の体制を作る。
アウトプット:結果全員に対して実施できた
アウトプット:考察面談時間は原則1時間であるが、事前に内容が複雑であるとわかっている場合は、延長対応できるように、他の予定を入れないようにした。
13(2)-6サポート側は複数で対応にあたり、対応しなかったスタッフも含めて、なるべく多数で対応につき検討する。
目標値・目標状態サポート側は複数で対応にあたり、対応しなかったスタッフも含めて、なるべく多数で対応につき検討する。
アウトプット:結果全員に対して実施できた
アウトプット:考察職員配置に気を付け、常に2人以上の体制を維持した。
14(2)-7ご本人が望むならば、顧問精神福祉士を紹介し、対応してもらう。
指標つなげた方の数
目標値・目標状態ご本人が望むならば、顧問精神福祉士を紹介し、対応してもらう。
アウトプット:結果いなかった
アウトプット:考察精神福祉士や心理職に対しては、強い抵抗感があることが分かった。その理由は、多くの方が精神科受診や施設での心理職との関わりを経験しており、その際にいい印象を持ってないためであった。
15(2)-8必要連携先等につながげる場合は丸投げにせず、であれば同行等する。
指標同行者数
目標値・目標状態必要連携先等につながげる場合は丸投げにせず、であれば同行等する。
アウトプット:結果いなかった
アウトプット:考察連携先につなげる必要性のある方がいなかった。
16(3)-1食品の送付を毎月定期的に行い、継続的な関係性を作る。
指標食料発送数
目標値・目標状態食品の送付を毎月定期的に行い、継続的な関係性を作る。
アウトプット:結果ほぼ計画通り実施できた
アウトプット:考察毎月、できるだけ同じ日にメッセージを同封した食料を発送した。その結果、一週間発送日がずれた時に「毎月楽しみにしているのに、もう食料は来ないのですか」という電話が来て、つながりを感じた。
17(3)-2食品支援に際し、メッセージを書いたものを同封する。
指標送ったカード数
目標値・目標状態食品支援に際し、メッセージを書いたものを同封する。
アウトプット:結果232枚のカードを作成
アウトプット:考察食料発送数が需要の増加に伴い増えたが、それに伴い、メッセージカードの量も増えた。
18(3)-3現在困難な状況にある方から連絡が来た場合には、必ずそれに返信する。
指標返信数
目標値・目標状態現在困難な状況にある方から連絡が来た場合には、必ずそれに返信する。
アウトプット:結果返信数は延49回に上り、現在も増加中
アウトプット:考察求職の相談、精神的不安、学校の継続の問題、パートナーとの問題、支援団体との問題等多岐にわたる相談を受けた。
19(3)-4現在困難な状況にある方からの連絡には、できるだけ早く対応する。
目標値・目標状態現在困難な状況にある方からの連絡には、できるだけ早く対応する。
アウトプット:結果計画通り実施した
アウトプット:考察相談等の場合は即レス、それ以外も1日以上空けないで返信をした。
20(3)-5現在困難な状況にある方から連絡が来た時は、話しやすくつながりやすい状況を作ることに配慮し、必ず複数で対応し、できるだけ多くのスタッフで検討する。
目標値・目標状態現在困難な状況にある方から連絡が来た時は、話しやすくつながりやすい状況を作ることに配慮し、必ず複数で対応し、できるだけ多くのスタッフで検討する。
アウトプット:結果7人の方に実施した
アウトプット:考察相談時間はできるだけ希望に沿うようにし、職員も常に2人以上で対応できる体制を作り、相談室も充実させ、相談の内容については、週1回の会議で全職員が共有・検討した。
21(3)-6現在困難な状況にある方が参加できそうなイベント等を紹介し、さらなる関わりの持てる機会を提供する。
指標イベント等を紹介した数
目標値・目標状態現在困難な状況にある方が参加できそうなイベント等を紹介し、さらなる関わりの持てる機会を提供する。
アウトプット:結果88人の方に実施した
アウトプット:考察東京近郊にお住まいで、参加可能と思われる方には、当団体のいくつかのイベントに誘い、1人の方の参加があった。
22(3)-7現在困難な状況にある方から連絡が来た時は、連絡をくれたことへの謝意を伝える。
指標連絡が来たかず
目標値・目標状態現在困難な状況にある方から連絡が来た時は、連絡をくれたことへの謝意を伝える。
アウトプット:結果7人の方から連絡があった
アウトプット:考察相談、食品の希望等連絡の内容にかかわらず、連絡が来た場合は、コンタクトをしてくれたことへのお礼をまず伝えた。

活動

1(1)-1毎月定期的に食料を発送する。
活動結果計画通り
概要毎月定期的に食料を発送し、延べ220名の方への送付を予定していたところ、延べ232名の方へご支援することができた。
2(1)-2利用できる既存の制度を一緒に調べる。
活動結果ほぼ計画通り
概要利用できる既存の制度は多くないが、一緒に探すことができた。
3(1)-3利用計画を一緒に立てる。利用の際、同行等のサポートが必要であれば実施する。
活動結果ほぼ計画通り
概要利用できる既存の制度は多くないが、一緒に計画を立てた。動向については、必要性や希望がなかった。
4(1)-4紹介できる就労先があれば紹介する
活動結果ほぼ計画通り
概要お一人紹介できた。
5(1)-5就労支援をしている団体につなげる。
活動結果遅延あり
概要望む方がいなかった
6(1)-6就労のためのスキル習得が必要な場合は、そのために必要なことを一緒に考える。
活動結果ほぼ計画通り
概要就労のためのスキルについて話した結果、自動車の免許や、英語力などのご希望があり、一緒に考えた。
7(1)-7法的な問題にまで発展している経済的問題がある場合は、顧問弁護士につなぐ。
活動結果ほぼ計画通り
概要住まいを失い、経済的に大きな損失を被った方からの相談が1件あったので、弁護士をを紹介した。
8(2)-1精神的な負担に関することで相談を受けたら、個別の時間を設け困りごとについて聞く。
活動結果計画通り
概要5人方からの精神的負担のご相談を受け、それぞれ個別に対応し、うち、2人は現在も相談を受け続けている。
9(2)-2困りごとの原因について、一緒に考え、対策を一緒に考える。
活動結果計画通り
概要相談を受けた際には、なぜそうなっているのか、目の前の問題解決だけでなく、原因について話した。
10(2)-3安心して相談できる環境を作る工夫、配慮をする。
活動結果計画通り
概要相談時間はできるだけ希望に沿うようにし、職員も常に2人以上で対応できる体制を作り、相談室もゆったりとできるように充実させた。
11(2)-4団体とつながれる時間を明確に伝える。
活動結果計画通り
概要来館いただいた方には、開館している時間の記載されたパンフレットを手渡すとともに、口頭でも休日や会館の時間を伝え、電話やZoomの場合は口頭で伝えるとともに、後程メールでも伝えた。
12(2)-5一人ひとりに十分話が聞けるよう時間がとれるサポート側の体制を作る。
活動結果計画通り
概要面談時間は原則1時間であるが、事前に内容が複雑であるとわかっている場合は、延長対応できるように、他の予定を入れないようにした。
13(2)-6サポート側は複数で対応にあたり、対応しなかったスタッフも含めて、なるべく多数で対応につき検討する。
活動結果計画通り
概要別の緊急対応が入っても対応できるよう、対応する職員は複数とし、相談の内容については、週1回の会議で全職員が共有・検討した。
14(2)-7ご本人が望むならば、顧問精神福祉士を紹介し、対応してもらう。
活動結果遅延あり
概要望む方がいなかった
15(2)-8必要連携先等につながげる場合は丸投げにせず、であれば同行等する。
活動結果遅延あり
概要望む方がいなかった
16(3)-1食品の送付を毎月定期的に行い、継続的な関係性を作る。
活動結果計画通り
概要毎月、できるだけ同じ日に食料発送し、最終的に延232人の方に食料を送付することができた。
17(3)-2食品支援に際し、メッセージを書いたものを同封する。
活動結果計画通り
概要食料には、すべて、手書きのメッセージカードを同封した。
18(3)-3現在困難な状況にある方から連絡が来た場合には、必ずそれに返信する。
活動結果計画通り
概要相談等の場合には、すべて返信をした。
19(3)-4現在困難な状況にある方からの連絡には、できるだけ早く対応する。
活動結果計画通り
概要相談等の場合は即レス、それ以外も1日以上開けないで返信をした。
20(3)-5現在困難な状況にある方から連絡が来た時は、話しやすくつながりやすい状況を作ることに配慮し、必ず複数で対応し、できるだけ多くのスタッフで検討する。
活動結果計画通り
概要相談時間はできるだけ希望に沿うようにし、職員も常に2人以上で対応できる体制を作り、相談室も広くし、声が漏れて他の人から相談内容を聞かれる心配がないよう充実させた。
21(3)-6現在困難な状況にある方が参加できそうなイベント等を紹介し、さらなる関わりの持てる機会を提供する。
活動結果計画通り
概要東京近郊にお住まいで、来館しイベントに参加が可能と思われる方には、当団体のいくつかのイベントに食料送付の際に、情報を同封してお誘いした。
22(3)-7現在困難な状況にある方から連絡が来た時は、連絡をくれたことへの謝意を伝える。
活動結果計画通り
概要相談、食品の希望等連絡の内容にかかわらず、連絡が来た場合は、コンタクトをしてくれたことへのお礼をまず伝えた。

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

当団体への直接のご連絡や施設を通じて間接的に、多くから食料を送ってもらえないかという連絡をいただいている。また、友人が食料を送ってもらっていることを聞いて自分も送ってもらえないかといった問い合わせや、来年度の継続送付の希望のご連絡をすでにいくつかいただいている。また、2021年に今回と同様の食料にメッセージカードを付けてお送りする形の活動を行った方が、問題が生じたとご連絡をいただき相談にいらした。この方は、当時1年間食料と一緒に送ったメッセージカードがうれしくて全部保管しているとのことで、仕事をパワハラで退職し、精神科に通っていたところ、カウンセラーが退職し、一人でどうしていいかわからなくなっていた時に支えてくれたのがこのカードだったとのことで、文面を読んでいるうち「ここなら、自分が傷つかず話を聞いてくれると思え、思い切って連絡をした。」とのことだった。
本活動のようなかかわり方は、サポートを受ける方の意思を尊重できるとともに、自らコンタクトを取るということのハードルを下げ、物理的・精神的サポートへとつながり、現状についても確認することができる有効な手段であると改めて認識できた。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

物価高騰など、社会的環境は改善しているとはいえず、多くの方にとって困難な状況が続いているなか、サポートを必要とされる方がその手段や情報を持ち得ていなかったり、サポートを必要としている方やその状況を的確に見つけ出すことが極めて困難であるだけでなく、たとえ一度つながった方でも、こちらが継続的にかかわっていかなければ、簡単につながりが切れてしまうという現状の課題の解決は容易ではない。しかし、本事業を通じて、当団体とつながりを持つことができる方々も徐々に増えてきた。また、VIでも言及しているように、2年前につながりを持つことができた方から頼っていただけたように、時間が経過した後においても、関係性が継続している可能性があり、問題が生じた際に拠り所の選択肢の一つとなることができ、さらには自ら能動的に行動し、連絡をしてくれたことは、この活動が有意義であることが実証されたと考える。
引き続き、侵襲性がなく、本人意思を尊重しながら、問題を抱えた方が能動的に活動できるようになる形のでのかかわりのためにどういったことができるか、財源確保と共に、その活動内容についてもさらに検討を重ねたい。

本事業を行なっている中で生じた実行団体や受益者のもっとも重要な変化だと感じた点

受益者のへ重要な変化としては、どうせ言っても無駄、といった諦めのムードではなく、自分の希望をメールなどで直接自ら連絡をしてみるということができるようになったことである。例えば、「自分は今仕事が忙しくてご飯を炊く時間がないので、レトルトのものが多いと職場にも持っていけるのでそれらを増やしてほしい。」といったメッセージをいただいた。また、2021年度における同様の事業実施時に支援した方から、有事の際に頼れる場所として認識いただくことができたことは、時の経過があってもかかわりを持続できる可能性の例として挙げられる。さらに、ある施設職員の方は、日向ぼっこからお送りした食料の保管期間切れの連絡が郵便局から来たので、本人に連絡をしてほしいという連絡を受け取ることで、施設としても「あの子に連絡を取らなきゃということを思い出せるので、大変助かっている」とおっしゃっていたように、かかわり方は違うが、協力して一人の方のケアにあたることができることがわかった。
加えて、コロナ禍とそれに続く物価高により、多くの方の経済状況はますますひっ迫し、経済的・精神的サポートの必要性は増々高まっている現状も見えてきた。

外部との連携実績

1活動食料を送付
実施内容送った食料の保管施設切れの連絡を受け、出身施設の職員にその旨を連絡をした
結果・成果・影響等職員の方が、その方との連絡を取ることを思い出し、定期的な連絡が取れるようになったれた。
2活動食料送付
実施内容児童養護施設や支援団体等から新たな方に食料を送ってほしい旨の連絡を受け、食料御送付した
結果・成果・影響等児童養護施設や支援団体等との連携が強化された。

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

毎月、Facebook、X(旧Twitter)、Imstagram、TieUpに、その月の食料支援についての記事を掲載し、そこにシンボルマークを付けた。

広報制作物等なし
報告書等なし

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか整備中
内容

事業開始時には作成中だった規定のいくつかを整備することができた。

整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか未公開
内容

未だ検討中の規定があるため、全部そろって公開予定だったが、整備できたものについては2024年4月1日に公開予定。

変更があった規程類に関して報告しましたか変更はなかった

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内容

2023年6月18日に令和5年度第1回の社員総会を開催した。
2023年6月25日2023年度(令和5年度)第1回理事会、2023年8月6日2023年度(令和5年度)第2回理事会、2023年12月3日2023年度(令和5年度)第3回理事会、2024年1月1日2023年度(令和5年度)第4回理事会、2024年2月11日、2023年度(令和5年度)第5回理事会、をそれぞれ開催した。

内部通報制度は整備されていますかはい
内容

内部に窓口を設置している。

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますかはい
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかいいえ
内容

必要がなかったため設置していない。

ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む)外部監査および内部監査
内容

団体設立以来外部監査をお願いしている児童養護施設施設長の方に、今年度も外部監査をお願いした。方法は、新型コロナ感染拡大以前は来館していただき、理事と経理担当と一緒に各書類の確認をしたが、新型コロナが感染拡大した2020年以降は、書類をデータで送って監査をお願いしてる。

事業完了した実行団体へ事業完了時監査を行いましたか実施予定
本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

シンボルマークの活用状況

毎月、ホームページに、その月の食料支援についての記事を掲載し、そこにシンボルマークを付けた。