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事業完了報告

2024/08/27更新

事業概要

事業期間開始日 2023/05/01終了日 2024/02/29
対象地域沖縄県宜野湾市真志喜中学校区
事業対象者

ひとり親世帯・多子世帯の子どもや、放課後の受け入れ先がない学習障害のある子どもや問題を抱えている子どもを含む1日30人程度の受け入れ。          来所者のフードパントリー希望する人に食料配布をする。(1日50人程度)

事業対象者人数

1日30人の小学生から高校生
フードパントリー1日50人程度

事業概要

ひとり親世帯や多子世帯、またはコロナ禍で一時的困窮に陥っている世帯が増えている。そうした中、貧困により学ぶ機会が狭められている子ども達に放課後の居場所を提供し、学習支援、食支援を通して学力の向上と健全な心の成長を支援する。放課後の自習室としての機能で学習習慣を身につけさせ、食支援で孤食や欠食を防ぎ、民生員として相談を受けた問題を抱えた子どもや発達障害の子どもも受け入れ、社会とのつながりを特たせる。また、特に英会話の学習支援に力を入れ、子ども達が世界の共通語と言われている英語を習得することで進路の選択肢が増やす。視覚・聴覚・体感覚を使った学習方法で「話せる英語」を目標にする。英会話を習得することで、インターネットを駆使し、言葉の壁を乗り越えての情報収集がより容易にでき、将来の夢の実現の可能性もひろがる。島嶼である沖縄にいながらも異文化に触れることができ、向上心も生まれる。英会話習得の重要性と必要性は、私自身約4年間の米国生活でネイティブスピーカーの英会話を学び、その経験があったからこそ、フィリピンのマニラにある乳児院・孤児院で2週間のボランティア活動ができ、帰国後は約10年間国際養子縁組の通訳ボランティアとして社会貢献ができたことからも言える。支援をしていく中で、英会話の習得によって基礎学力も向上し、希望の学校へ進学できた子どもや、自らが将来の夢を具体化し、前向きになった子どももいる。自己肯定感が生まれ、他人とのコミュニケーションがスムーズにとれるようになった、学習以外での変化がみられる子どももいる。学習支援の基本は継続が要であり、そのためには人的、物的、資金的にも安定した体制作りをし、子どもとの信頼関係が保てるように、週3回の学習支援と週4回の食支援を目指す。   

事業の総括およびその価値

・児童館や居場所がほとんどない地域に居場所を開所したので、放課後、児童公園や駐車場で遊んでいた子どもの安全な場所としての役割を果たしている。
・週5回の学習支援で来所する子どもに学校の宿題をする学習習慣が定着。学校を休みがちの子どもが5~6人いたが、休まなくなり、不登校や登校渋りの未然防止にもなっている。
・給食のない長期休暇時に食事を提供することで欠食を防ぎ子どもの成長を支えた。
・来所している子どもとの会話で経済状況を把握し食糧支援の対応をした。困難な状況で子育てをする世帯へ重点的に食糧支援を行うことができた。                              

課題設定、事業設計に関する振返り

・居場所と保護者のつながりが思うほど進まず、居場所で子どもの学習習慣の確立と学習意欲が向上しても家庭でのサポートが得られなかった。
・英語に特化した学習支援を計画していたが、地域のニーズがなかったため基礎学力をつけ、宿題をやり終える学習支援に変更した。
・長期休暇時は非日常的なビーチクリーンなどの体験学習を計画していたが、映画館での映画鑑賞や誕生日会など日常体験に変更した。
・地域ボランティアが学習指導と見守りに来るなど居場所の周知は進んでいるが、地域を巻き込むほどの協力は得られなかった。                                                       

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1学習支援:真志喜中学校区において、学習する習慣がつき、学習意欲が持てる状態。食事のとれない子どもを減らす。
指標継続参加している人数、学習意欲の変化
目標値・目標状態継続参加者20名
アウトカム:結果開催日数 178  参加人数 2,065
アウトカム:考察・居場所での学習習慣は全員に定着した。しかし、家庭での学習習慣定着には保護者の協力が十分でなかった。
2子ども食堂:食事の取らない子どもを減らす。
指標継続参加している人数。
目標値・目標状態継続参加者35名
アウトカム:結果開催日数 178  参加人数 2,065
アウトカム:考察・週5回子ども食堂を開催し欠食や孤食を減らした。 ・学校や行政を通した広報活動は行っているものの、来て欲しいと思っている家庭の子どもになかなか来てもらえなかった。
3フードパントリー:食事の取れない子どもを減らす。
指標継続参加している人数。
目標値・目標状態継続参加者50名
アウトカム:結果開催日数 35 参加人数 641
アウトカム:考察・平日の子ども食堂だけではカバーできない週末の食事をフードパントリーで補った。 ・食糧支援で保護者とつながるきっかけをつくった。

アウトプット

1食支援・居場所活動 週4回の子ども食堂・居場所を運営する
指標継続支援開催する
目標値・目標状態参加者35人以上 
アウトプット:結果開催日数 178  参加人数 2,065
アウトプット:考察・地域での認知度が上がるにつれて緩やかながら参加人数は増加した。 ・近くの集合住宅には子どもが多数住んでいるが、子どもの居場所が少ない地域なので、潜在的に居場所と食支援のニーズがあった。 ・12月頃からインフルエンザ蔓延で学級閉鎖が頻発し、居場所の子どもの罹患も増え、参加人数が伸び悩み目標値人数には達しなかった。  
2食支援活動 毎月1回のフードパントリーを運営する
指標継続支援開催する
目標値・目標状態参加者50人以上
アウトプット:結果開催日数 35 参加人数 641
アウトプット:考察・来所している子どもとの会話で困窮度を把握し保護者にアプローチした。この方法は困窮していてもSOSの発信を躊躇する世帯の実態把握に有効であった。 ・フードパントリーは月1回の定期的に行う計画だったが、困窮度が高い6世帯には不定期に月2~3回、残り9世帯は月1~2回配布に変更。変更したことで実効性のある食糧支援を行うことができた
3学習支援活動 毎週3回の学習支援を運営する
指標継続支援開催する
目標値・目標状態参加者20人以上 
アウトプット:結果開催日数 178  参加人数 2,065
アウトプット:考察・日常学習が習慣化し学習意欲の変化が見られた。 ・宿題をすることで学校を休まない子が増えた。通学持続のためには毎日の学習が重要であり、週3回の計画を週5回の支援に変更した。 ・開所当初から参加人数は緩やかながら増加していったが、後半はインフルエンザ蔓延の影響で目標値人数には達しなかった。

活動

1① 子どもの食堂・居場所/毎週月~金曜日/時間15:00~19:00 35名
活動結果遅延あり
概要・在籍人数:68名 (小学生57名 中学生11名) ・延べ利用人数:2,065名  ・沖縄料理を多用し沖縄の食文化も伝えた(ムーチー、ヒラヤーチー、沖縄そば等)。 ・食品アレルギーや偏食の子どもには別途用意し対応した。 ・子どもの気軽に立ち寄れる場所として利用され、ほぼ毎日来る子どももいた。 ・事業前半は参加人数が毎月少しづつ増えていたが、後半はインフルエンザ蔓延の影響もあり伸び悩んだ。 
2② 学習支援/毎週火曜日、水、金曜日/時間15:00~19:00 20名
活動結果ほぼ計画通り
概要・在籍人数:68名 (小学生57名 中学生11名) ・延べ利用人数:2,065名  ・週5回開催で、いつでも利用可能な学習環境を作り学習の習慣化が確立した。 ・子ども食堂と学習支援は分けずに同日開催した。
3③ HPなど広報体制を整え、地域住民へ子どもの居場所を周知させる
活動結果ほぼ計画通り
概要・HPで情報発信し、ひろく居場所の周知を図った。 ・夏休みのラジオ体操でチラシ配り、伊佐区自治会を訪問し地域への周知活動を行った。 ・居場所をオープンな環境にして、近隣住民の来訪や実習大学生を受け入れて周知を図った。 
4④ フードパントリー/毎月第三日曜日10:00~13:00、長期休校時に開催。 月1回開催 50名
活動結果計画通り
概要・開催日数 35回 ・参加人数 641名 ・月一回定期開催のフードパントリーは状況に応じて柔軟に対応し困窮度が高い世帯にアプローチして渡した。そのため一世帯の受取回数は多くなった。 ・長期休暇時や週末、お正月休みは欠食を防ぐためお知らせチラシで連絡し、いつでも対応できるようにした。 ・物品寄付や市役所、社協からの提供食料品は居場所受取が可能な世帯順で配布した。
5⑤ 公的機関、地域機関、自治会などと情報共有、連携支援に取り組む活動 
活動結果ほぼ計画通り
概要・大山小学校、真志喜中学校のスクールソーシャルワーカーや宜野湾市役所市役所の子ども支援員、宜野湾社協ボランティア担当者に居場所の実態を知ってもらうため、いつでも来訪できるよう居場所をオープンな環境にした。 ・学校や関係機関と情報を共有し不登校や登校渋りを未然に防ぐことに取り組んだ。                                   
6⑥ 持続に向けた研修やスタッフ・組織体制を整える
活動結果遅延あり
概要・任意団体から法人化(一般社団法人)とした。
7⑦ 長期の休みにビーチクリーンや公民館でのクリスマスパーティ、ハロウィン等、地域住民を巻き込んで行事を行い、支援の輪をひろげる
活動結果ほぼ計画通り
概要・開催日数 14回 ・参加人数 244名 ・ビーチクリーンの計画を子ども達の要望でモノレールの体験乗車や映画館での映画鑑賞など日常体験に変更した。 ・地域住民との交流を深めるため、餅つきや避難訓練の炊き出し等の自治会行事に居場所全体で参加した。しかしインフルエンザ蔓延や新型コロナウイルスの影響で自治会行事の縮小もあり、居場所の子どもと地域住民との交流は思ったほどできなかった。

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

・事故に備えての居場所保険加入、コロナウィルスや食中毒予防の観点から衛生管理も徹底したため事業開催中の事故の発生はなかったが、インフルエンザ蔓延による学級閉鎖や居場所に参加している子どもの罹患者も増え、事業後半の参加人数が伸び悩んだ。
・来所する子どもをすべて受け入れたため、不登校児、外国籍、登校渋り、発達障害の子どもが混合する多様性あふれる居場所になった。
・不登校や登校渋りの子どもが居場所に来ることをきっかけに学校復帰をしたが、学力不足でまた登校渋りになり、居場所からも遠のいた。
                                                 

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

・対象者は小中高生だが、参加者の約80%は小学生であった。15時の開始時間前に来る低学年の子どもも多いため、4月からは14時開始に変更を予定している。
・中学生は部活動のため平日の来所が難しい。試験前の中学生に週末の居場所開放を検討している。

外部との連携実績

1活動大学コンソーシアム沖縄:学生の派遣
実施内容学習指導と見守り。
結果・成果・影響等子どもの学習意欲の向上と、「お姉さん」的な存在でこどもに安心感を与えていた。
2活動宜野湾市役所子ども支援課支援員、大山小学校SSW、真志喜中学校SSW、宜野湾社協、伊佐区自治会:子どもの情報共有
実施内容子どもの情報を共有し、より的確なサポートをする。
結果・成果・影響等情報を共有することで、不登校や登校渋りを未然に防ぎ、それらの子どもが学校復帰した後のフォローアップができた。学校復帰がうまくいかなかった子どもの相談もできた。

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

宜野湾市役所ホームページ子どもの居場所リスト名簿
https://www.city.ginowan.lg.jp/material/files/group/19/ibasho_list_20240201.pdf

広報制作物等あり
内容

居場所のホームページ https://jinon-kodomonoie.okinawa/  

報告書等あり
内容

パワーポイント

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て公開
変更があった規程類に関して報告しましたか変更はなかった

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

電話・電子メール・文書・面談等の方法で通報ができ、通報者の特定がされず、不利益を恐れず通報を行えるよう規定により定めてある。

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますかはい
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む)内部監査
内容

会計年度終了後の4月に内部監査と報告書の作成し、社員総会で報告予定。

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

シンボルマークの活用状況

看板、のぼり旗、居場所カード、名刺、登録用紙、保護者へのお知らせ、屋外学習の際のタグ