事業完了報告
2024/10/21更新
事業概要
| 事業期間 | 開始日 2023/05/01 | 終了日 2024/02/29 |
|---|---|---|
| 対象地域 | 読谷村中心(村外も対象) | |
| 事業対象者 | ・中間受益者 | |
| 事業対象者人数 | 制限なし | |
| 事業概要 | 誰でも気軽に来れる場所に。ただお話しに来てゆっくりするだけでもいい。「誰かと繋がる場所 」になれたら。 | |
事業の総括およびその価値
活動を展開する地域の課題でもあった、オープン型の居場所がないという社会課題に取り組み、制度の狭間にいるこども達の「誰でも気軽に来れる居場所」をこども達や地域の方と一緒に作ることができました。こども達と繋がるきっかけを作り、こども達の声に耳を傾け、「やってみたい」というこども達の想いに寄り添いサポートする体制が出来た。
地域の方々の優しさが循環する場所にもなっています。私達が活動拠点の場所探しに苦戦していた際には、自治体を中心に地域の方々が一緒に行動してくださいました。活動拠点を構えた際には、物資の提供や常にエールを頂くなど、私たちの活動の原動力となっています。
行政・社会福祉協議会・学校・各相談支援機関との連携(個別支援の依頼・相談機関・支援)がスムーズになり、こども達・保護者へ必要なサービスが届きやすい環境が構築されています。
課題設定、事業設計に関する振返り
新型コロナウイルスによる活動制限やさまざまな社会課題の中、「どうせできない」と諦めてしまうこども達の拠り所として「誰でも気軽に来れる居場所づくり」に取り組んできました。入り口支援として、こども達と繋がるきっかけづくりを行い、そこから聞こえるこども達の声に耳を傾け「一緒にチャレンジしてみよう」とさまざまな活動を展開していきました。
活動当初は、私達とこども達のみの活動でしたが、活動を展開していく内に活動を応援してくださる地域の方々や企業との出会いがありました。今では、こどもだけではなく保護者、地域、企業の優しさが溢れる空 間となっています。
また、オープン型の居場所としてたくさんのこども達と関わり制度の間にいる世帯やこども達と繋がる事ができました。現在は、行政・学校・地域の方と密な連携が図れるようになり支援の繋ぎや相談がよりスムーズになっています。
今回の事業実施で達成される状態
短期アウトカム
| 1 | 読谷村(古堅中学校区域)で、組織力(持続可能性)の高い、食支援機能と学習支援機能を持った子どもの居場所を運営し、困窮環境にある子どもたちの受け皿となっている | |
|---|---|---|
| 指標 | ①連携団体との関係エコマップの比較 ②関係機関との連携の実例(定性) ③支援する子や家族の支援件数 ④支援する子や家族の変化(支 援実例・定性) | |
| 目標値・目標状態 | ①~④とも、事例があり、初期値よりもよくなっている ①地域を網羅的にカバーできている状態 | |
| アウトカム:結果 | 計画通り | |
| アウトカム:考察 | 読谷村内の行政・自治体・学校・各相談機関と連携する体制を構築することができた。自治体、中学校の連絡協議会に参加することで、各関係機関から個別支援の相談やケースの繋ぎがよりスムーズになっている。また、民生委員(主任児童員)が活動サポーターとして活動に加わり、地域との関係が深くなっている。社会福祉協議会、民生委員と連携し、気になる世帯の見守りや事業の周知を行うことで、支援が必要な世帯やこども達へ繋がることができている。 | |
アウトプット
| 1 | 01食支援活動の運営(と支援の充実) | |
|---|---|---|
| 指標 | ①利用人数 ②個別支援の食糧支援の実績 | |
| 目標値・目標状態 | ①1回あたり25人以上 ②初期値よりも多くなっている | |
| アウトプット:結果 | 計画通り | |
| アウトプット:考察 | 週3回の食支援 (平均40名) 月1回 の地域食堂(平均80名) 学習支援の際、軽食の提供(おにぎり・サンドイッチなど)を行なっている。また、月1回の地域食堂を開催。管理栄養士の指導のもと、こども達が料理や運営を行い、多世代交流の場となっている。 ※個別支援① 行政、社会福祉協議会と連携し月1回の情報共有会議・必要な支援、相談機関への繋ぎを行なっている。 ※個別支援② 中学校からの個別支援の依頼。食の提供、声掛け・見守りなどで連携を図っている。 | |
| 2 | 02学びや体験の機会の提供(と支援の充実) | |
| 指標 | ①利用人数 ②個別支援している子の学習支援に関する変化 | |
| 目標値・目標状態 | ①学習支援20人以上 ②支援開始よりも状況がよくなっている | |
| アウトプット:結果 | 計画通り | |
| アウトプット:考察 | ・週3回の学習支援(平均40名) ・週2回の体験活動(農作業・音楽・企画クラブ) 中学生の利用が増えている。中学生が小学生に対し、宿題を教えるなど、こども達同士で学ぶ様子が見られる。 クラブ活動では、畑作業・音楽隊・企画部を結成。自らやりたいことを選択し活動に取り組んでいる。企画部では、こどもカフェを運営したいと、地域のカフェ運営者からノウハウを学び実施。オープン日には約200名の方が足を運んでくださりこども達の自信、自己肯定感の向上につながった。 | |
| 3 | 03居場所が子どもたちの受け皿となるための地域との関係づくり | |
| 指標 | 連携団体との関係エコマップの比較 | |
| 目標値・目標状態 | エコマップによる支援の見える化と、初期値よりも関係団体数の増加や連携が増している | |
| アウトプット:結果 | 計画通り | |
| アウトプット:考察 | 活動開始時に比べ情報交換ができる関係機関が増している。また、関係団体と連携し個別支援に対応する仕組みが構築されつつある。 ※事業報告書、エコマップ参照 | |
| 4 | 04自団体の組織力強化 | |
| 指標 | 組織力(人員体制や組織体制の変化、広報などの機能)の変化 | |
| 目標値・目標状態 | 初期値よりも組織力が上がっている | |
| アウトプット:結果 | 計画通り | |
| アウトプット:考察 | ・令和5年7月、一般社団法人レアーズを設立。 サポートスタッフを雇用し、支援体制の強化を行った。 ・令和6年1月 管理栄養士による栄養指導、食事の役割研修実施。 ・令和6年1月•2月 県外視察(広島県・大阪府)活動、運営、地域連携などの情報交換 を行った。 ・令和6年2月〜 助成金勉強会(オンライン講座) 県外視察(広島県:UMEプロジェクト)の際、情報を頂いた勉強会へ参加し、ファンドレイジング・助成金勉強会へ参加している。 | |
活動
| 1 | 0101 週2回のこども食堂の運営する | |
|---|---|---|
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | 週3回の軽食支援(おにぎり・サンドイッチなど)を実施。 未就学児から保護者まで、たくさんの方が足を運んでくださり多世代交流の場となっている。 | |
| 2 | 0102 月に1回、寄贈を主にしたフードパントリーを実施する | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | 社会福祉協議会や地域の農家さんから定期的に規格外野菜や食料品の提供をいただき、フードパントリーを実施。また、より支援が必要な世帯へは社会福祉協議会のフードバンクサービスへ繋いでいる。 | |
| 3 | 0201 週3回の学習支援を実施する | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | 週3回の学習支援実施 ( 平均40名)(令和5年5月〜令和6年2月 延人数2,401名) こども達の歩いて来れる場所で学習スペースを開放。小中学生がテスト勉強や宿題に取り組んでいる。中学生が小学生に教えるなど、互いに学びあう様子が見られるようになった。 | |
| 4 | 0202 体験学習を実施する(子ども達主体のイベント開催や地域交流も含む)環境学習、自然体験、イベント企画、運動会、伝統芸能体験 | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | (多様性ワークショップ・フィンガーペイント体験・海の環境学習ワークショップ・琉球大学科学実験体験・遠足(ビオスの丘・活動拠点づくり(ペンキ塗り・カウンター作り体験)・PC作り・調理体験・レアーズ祭) (NPO法人UMINARIイベント(海ごみアート 看板・装飾担当として参加) (むすびえ×ライオン株式会社 お口からだプロジェクト) (むすびえ×ケイスリー株式会社 音楽体験ワークショップ) | |
| 5 | 0203 様々な企画部を結成し、発表等の機会をつくる(音楽くらぶ等) | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | はるさーくらぶ(農作業体験)月3〜4回 はるさークラブでは、土作りから収穫・販売を目指して活動。 レアーズ音楽隊(月3〜4回) トーンチャイムを中心に活動。今後は施設や自治体のイベントで発表 する場を計画している。 こども企画部(週1〜2回) 令和6年2月 中学生5名でカフェ運営にチャレンジ(約200名) 令和6年2月 レアーズ祭開催 こども達が調理するレアーズ地域食堂の開催と出店にチャレンジ。 | |
| 6 | 0301 活動エリアの学校や支援員、民生委員、自治会とつながる(見守りについて話し合いができるようになる) | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | ・読谷村牧原・長田地域の地域支え合い活動のメンバーとして参加(月1回) ・読谷中学校・古堅中学校 地域連携連絡協議会に参加 ・行政、社会福祉協議会との連携(個別支援への情報共有会議) ・民生委員児童委員との関わり(月2回 調理担当してサポートしてもらっている) ・児童福祉 読谷村委託相談員・計画相談員との連携 | |
| 7 | 0302 村内の多様な居場所を増やしていく(居場所の必要性、人材育成等) | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | ・県内の大学生や専門学生(沖縄中央学園)の受け入れを行った ・村内でこどもに関わる事がしたいという方の相談や活動の見学、情報交換等を行った。 ・行政(読谷村役場こども未来課・福祉課・教育委員会)や社会福祉協議会、福祉サービス事業所などと情報交換を行い、こども達へ互いができる事の情報共有や意見交換の場を持つ事ができた。 | |
| 8 | 0401 HPなど広報体制を整える | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | ・計画通り整備している。 自団体の基盤強化、今後のコスト面の削減を見据え外部発注せずスタッフで作成している。 | |
| 9 | 0402 持続に向けた研修やスタッフ・組織体制を整える | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | ・サポートスタッフ(3名) 地域ボランティア(2名) 大学生サポーター(2名) ・管理栄養士による栄養勉強会・食事の役割についての研修(令和6年1月) ・県外視察(広島県・大阪府) 活動、運営、地域連携などの情報交換(令和6年1月、2月) ・ファンドレイジング・助成金勉強会(令和6年2月〜) | |
想定外のアウトカム、活動、波及効果など
事業開始当初は、こども(放課後の居場所)を対象とした事業展開を想定していた。活動を展開していく中で、たくさんの方と繋がり、さまざまな地域課題があることに気付く事ができた。自治体の地域支え合い活動や行政との情報交換で上がった課題としては、65歳以上の居場所の相談、学校や教育委員会、保護者からは午前中の居場所が村内に少ないという課題が見つかった。
65歳以上の居場所としては、地域食堂の際に交流の機会やお手伝いとして事業に参画してもらったり、規格外の野菜を提供していただくな土の交流を図った。不登校児童の支援としては、午後の時間の活動に参加してもらうなど、保護者や学校と連携を図りながらサポートすることが出来た。
事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動
| 課題を取り巻く変化 | 誰でも気軽に来れる場所として地域の方々に少しずつ認知してもらっています。今後の展開としては、現在の活動を継続しつつ、よりコアなケースの対応にも取り組んでいきたいと考えています。すでに、学校や行政の家庭児童相談員との密な連携もスタートしており、個別相談・個別支援の依頼のケースも出てきています。今後は、午前中の居場所やコアケースの対応等の支援体制も整備していきたいと考えています。 |
|---|
外部との連携実績
| 1 | 活動 | 読谷村内の企業との事業連携 (セブンイレブン喜名店・まつだ商店) |
|---|---|---|
| 実施内容 | こどもハロワーク(職場体験) 企業の事業への参画(こども企画部) | |
| 結果・成果・影響等 | ・地域で働く方との繋がり、日常生活での顔の見える繋がりや見守り体制の強化に繋がった。 ・企業の事業に関わることで、社会の仕組みや工夫などをリアルに感じることが出来た。 | |
| 2 | 活動 | NPO法人UMINARI 海の環境問題を考えるイベントに参加 |
| 実施内容 | 海ゴミアート イベント看板・装飾担当として参加 | |
| 結果・成果・影響等 | ・海の環境学習を行い、こども達と海の環境を考えるイベントに参加。 ・沖縄県の海を守る活動をしている大人との出会い。 ・イベントの看板・装飾担当としてたくさんの方に作品を見てもらうきっかけとなり自己肯定感の向上につながった | |
| 3 | 活動 | むすびえ×ライオン株式会社 お口からだプロジェクト |
| 実施内容 | 歯磨きの大事さについて学ぶ | |
| 結果・成果・影響等 | 日頃から歯磨きを習慣づける取り組みを企業と一緒に取り組む事ができた。 | |
| 4 | 活動 | むすびえ×ケイスリー株式会社 音楽体験ワークショップ |
| 実施内容 | プロの音楽家による音楽体験ワークショップ | |
| 結果・成果・影響等 | レアーズ音楽隊のメンバーを中心に音楽家による演奏やレクチャーを受け、今後の活動の幅が広がった。 | |
| 5 | 活動 | ふふはぐ 多様性ワークショップ |
| 実施内容 | 多様性って何? こども達の疑問から生まれたワークショップ | |
| 結果・成果・影響等 | 2人ママ当事者のふふはぐ(マトさん)に登壇してもらいLGBTQについての講演を行った。 |
広報実績
| メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等) | あり | |
|---|---|---|
| 内容 | 《TV》 | |
| 広報制作物等 | あり | |
| 内容 | ・SNSでの発信 | |
| 報告書等 | あり | |
| 内容 | 事業報告書 | |
ガバナンス・コンプライアンス実績
規程類の整備状況
| 事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか | 完了 | |
|---|---|---|
| 整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか | 全て公開 | |
| 変更があった規程類に関して報告しましたか | 変更はなかった | |
ガバナンス・コンプライアンス体制
| 社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますか | はい | |
|---|---|---|
| 内部通報制度は整備されていますか | はい | |
| 内容 | 内部に窓口を設置 | |
| 利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますか | はい | |
| コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたか | はい | |
| ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたか | はい | |
| 報告年度の会計 監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む) | 外部監査 | |
| 内容 | KVI税理士法人 | |
| 本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますか | いいえ | |
その他
| 本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など | 自宅の一室で「できる事をできる時にできる範囲で」と始めた小さな取り組みが、本助成を通じて地域の社会資源となる大きな事業となりました。任意団体から法人へと自団体の基盤強化に繋がり、サポートしてくれる仲間も増えました。何より、こども達との繋がりも増え、こども達のやってみたいの気持ちに寄り添える場所になっています。自団体としての課題は、助成金終了後の運営資金の問題です。ファンドレイジング・助成金の獲得に向けた勉強会に参加しながらより持続的に地域の社会資源となるよう取り組んでいきたいと思います。 |
|---|
シンボルマークの活用状況
・SNS掲載 |

