シンボル

休眠預金活用事業
情報公開サイト

ホーム事業検索結果

サムネイル

完了

事業完了報告

2024/08/27更新

事業概要

事業期間開始日 2023/05/01終了日 2024/02/29
対象地域沖縄県那覇市
事業対象者

那覇市本庁ブロック各小学校(開南小、神原小、城岳小、那覇小、壺屋小、天妃小、泊小、若狭小)校区内の小学生、中学生、高校生を対象とする。

事業対象者人数

1日 35名

事業概要

 沖縄県の相対的貧困世帯は総世帯数の29.9%と全国ワースト1であり、コロナ禍や物価高騰などにより子どもの貧困・孤立問題が顕著になる中、これらの課題を包括的にサポートできる環境を整備することが喫緊の課題と考えられます。
 弊団体は、毎週土曜日には那覇市社会福祉協議会子どもと地域をつなぐサポートセンター糸の支援を受けながら子どもの居場所を運営しています。また平日は株式会社labが経営する「ランゲージラボ泉崎児童クラブ」が開所されており、子ども達に対して外国語に触れるようネイティブスピーカーの先生が確保されている等学習環境を整備しています。
 また弊団体代表は開南小学校のPTA会長、令和5年度には那覇市PTA連合会役員の推薦を受けています。
 そこで、これまでの経験、ノウハウを活かして、那覇市本庁ブロック各小学校校区内に居住する経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子ども及び若者の支援として
 1 食糧支援の拡充
 2 学習支援の拡充
 3 体験を通した学習の拡充
 4 行き渋り児童の受け入れ
の充実を図ります。

事業の総括およびその価値

保護者の変化が顕著であり、職業支援や就業支援などへの興味が出てきている、自立や経済的な安定のための情報を積極的に集めている。
利用児童については、自己表現やコミュニケーション能力の向上、他者を尊重する姿勢を身につけ自己肯定感が向上している。
さらには、ボランティアと支援者、その保護者間の交流や協力を通して、各種情報の共有など積極的な交流の場となる等、持続可能な環境が整っている。
その価値としては、沖縄県内の子ども達の貧困の連鎖から抜け出すきっかけを提供でき、その子ども達の未来を守るために、また地域社会において貴重な存在となった。


利用児童は、食料支援や学習支援、キャンプ体験、行き渋り支援を通して自己肯定感が向上した。
グループ活動やチームビルディングを体験することで自ずとリーダーシップが芽生え、自己表現やコミュニケーション能力の向上、他者を尊重する姿勢を身につけている。
自ら行動する勇気と責任を持つことを学び、新しく参加する児童に対しての指導も積極的に行う等、期待以上の成果を出した。

課題設定、事業設計に関する振返り

那覇市本庁ブロック各小学校校区内に居住する経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子ども及び若者の支援として①食料支援の拡充②学習支援の拡充③体験を通した学習の拡充④行き渋り児童の受け入れ
を課題設定として、取り組んできており、事業設計については滞りなく実施できた。
④行き渋り児童の受け入れについて、当初受け入れていた児童が全員学校へ復帰できたことが非常に良かった。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1経済的困窮に陥っている家庭の支援 那覇市本庁ブロック内に居住する子ども達が安心できる居場所を提供するために、食糧支援を始め、学習支援、体験を通したイベント学習、行き渋り育児の受け入れから育児相談や子育てに必要な情報、支援情報が届くネットワークを構築し、利用してもらう。
指標情報発信回数 公式アカウントの登録者数 利用人数
目標値・目標状態情報発信 週2回 公式アカウント 500名 支援児童 35名
アウトカム:結果情報発信 週3~4回 公式アカウント 929名  支援児童 50名
アウトカム:考察情報発信については、学習支援実施日である火、水、木で定期配信、イベント開催時にその案内として臨時配信を含め週3~4回の発信ができた。 公式アカウントの登録者数も目標を大幅に超え929名の登録者を獲得でき、効率的な支援情報が届くネットワークを構築できた。 支援児童も目標を大幅に超え50名の支援を実施することが出来た。

アウトプット

1食糧支援の拡充(みらいチケット協力店との連携) 那覇市本庁ブロック内にいる子ども達の空腹を満たす環境の整備された状態。
指標週6日(月、火、水、木、金、土)
目標値・目標状態登録児童 35名
アウトプット:結果(1) ①昼食=週6 (月~土曜日) ②夜食=週3回 (火水木) 開催日数212日 ②50人 ③1867人   (2) 実施回数:33 登録世帯 15世帯 利用実績世帯:320世帯
アウトプット:考察那覇市本庁ブロック内のみらいチケット協力店17店舗あり、連携して食糧支援が実施できている。現時点、弊団体での直接的な食糧支援は毎週土曜日のみで対応可能であり、対象児童に対しては自宅近くのみらいチケット協力店の利用を促したところ、自宅近くでのみらいチケット協力店での食料調達が可能となった。 みらいチケット協力店の利用状況にいては、3店舗(大手スーパーの本庁ブロック内3店舗)で合計1551人と確認済み。他店舗は未確認。 毎週土曜日はタコライス弁当の配布に併せ、食糧支援としてお米や冷凍のタコライスミートやお菓子を配布した。
2学習支援の拡充 学校の宿題支援及び外国語(英語、中国語、韓国語)に触れられる環境の整備
指標週3日(火、水、木) 19:00~21:00
目標値・目標状態登録児童 35名
アウトプット:結果①週4日 英語(火) 中国語(水) 韓国語(木) 19:00~21:00 学習支援(土) 8:00~16:00 実施回数 258回 ②登録児童  合計44名 ・英語 13名 ・中国語 8名 ・韓国語 8名 ・学習支援 15名 延べ利用人数 956名
アウトプット:考察宿題支援や外国語学習の機会を無料でできる環境が整ったことで、多くの保護者の方々から感謝の言葉が寄せられた。最終日には涙を流す児童もいたり、この支援の重要性を感じた。 沖縄尚学高校の学生が15名ボランティアとして学習支援に自主的にシフトを組み児童への適正な支援活動をサポートしてくれた。 外国語学習支援についても、多言語が学べるように独自で制作した動画を活用して自宅での予習復習ができる環境が整った。
3体験を通した学習の拡充 『キャンプやってみよう』と題して、体験を通した学びの場を提供する。
指標年間3回 ①2023年7月22日㈯~7月23日㈰ ②2023年9月16日㈯~9月18日(祝) ③2024年2月3日㈯~2月4日㈰
目標値・目標状態3回合計 最大100名
アウトプット:結果①予定通り実施。  開催日:2023年7月22日㈯~7月23日㈰ 1泊2日 開催場所:県民の森キャンプ場 参加人数:29人 ②予定通り実施。 開催日:2023年9月16日㈯~9月18日㈪ 2泊3日 場所:国頭森林公園 参加人数:27人 ③日程変更して実施 2024年2月24日㈯~2月25日㈰ 1泊2日 場所:国頭森林公園 参加人数:42人
アウトプット:考察ひとり親世帯を中心に、キャンプのプロの指導者の下、野外での体験を通した学びの場としてキャンプを実施。テント設営と通して工具の使い方を学び、海洋学習の指導者の下、キャンプ体験と海洋での危険生物及びスノーケル体験、集大成となる3回目のキャンプでは、これまで学んだキャンプのノウハウを活かし率先した行動をとれる子ども達が多かった。
4行き渋り児童の受け入れを実施 小学校へ行けない児童を受け入れ、学習支援を実施することで各小学校と綿密に連絡を取り出席扱いとできる体制をつくる。
指標週5日(月、火、水、木、金) 10:00~14:00
目標値・目標状態登録児童 5名
アウトプット:結果①週5日(月、火、水、木、金) 10:00~14:00 ②6名 6月から受け入れを開始 各児童とも週に2~5回の受け入れ
アウトプット:考察知的障害を持つ利用者に負担のかからないよう、傾聴、軽い体操、クッキング、宿題支援、ゲーム遊び等を通して、自分のしたいことを伝えてくるところを見逃さず、その子の良いところを伸ばし、行動できたことを認め、自己肯定感を高めた。 2月には行き渋り児童の受け入れはなくなり、目標達成することができた。 登録児童は開南小学校と古蔵小学校の児童計6名であったが、本庁ブロック内だけでもまだまだ多くの行き渋り児童がいることがら、受け入れ児童を増やすため各小学校及び関係機関との連携を図り、需要を確認するとよりスムーズな取り組みが期待できる。

活動

1食糧支援の拡充(みらいチケット協力店との連携) 那覇市内本庁ブロック内みらいチケット協力店16店舗と協力し、食事の提供について連携のもと、子どもの居場所で子ども達の空腹を満たす環境を構築する。
活動結果計画通り
概要みらいチケット協力店が1店舗増え、17店舗の協力体制を確保できた。そのことにより、平時から空腹を満たすことのできる環境ができた。弊団体としての食糧支援は平日のお昼と土曜日に集中することができ、支援を必要とする児童たちは自宅近くのみらいチケット協力店にいつでも行けることができるようになった。本庁ブロック内の児童を誰一人取り残さない支援の環境を整えことができた。
2学習支援の拡充 現行の毎週土曜日の学習支援活動を週3日に拡充し、宿題支援及び外国語に触れる環境を構築する。  英語 毎週火曜日 19:00~21:00  中国語 毎週水曜日 19:00~21:00  韓国語 毎週木曜日 19:00~21:00
活動結果計画通り
概要学習支援として、適正な支援について研修を行い、自発的な学習意欲の向上を目的に学習の場所を提供した。 観光立県を掲げる沖縄県において、主要外国語は英語、中国語、韓国語の3言語であり、貧困が理由で学びの機会を得られない児童に対しその環境を整えることができた。
3体験を通した学習の拡充 単発のイベントとしてのキャンプではなく数回のキャンプと通して、普段とは違う自然環境の中で寝泊まりをすることで得られる五感への刺激や、知らなかったことができるようになり、できるようになったことを人に教えることができるようになる喜びを通して、参加児童の自己肯定感を高めることができる機会を提供する。
活動結果計画通り
概要支援児童がキャンプを通してリーダーシップを身につけ、それぞれの役割を理解し、自発的な行動を取れるリーダーシップの醸成を目的に、グループ活動やチームビルディングの機会を提供し、自己表現やコミュニケーション能力の向上を図ったところ、子ども達が小さな子ども達の面倒を見たり、率先して動く姿勢が見られ確かな成長を認めた。
4行き渋り児童の受け入れを実施 行き渋りの児童の受け入れについて、本庁ブロック内8小学校校区をサポートできる子どもの居場所を運営する。 各小学校との連携を綿密に行い、関係機関との連携を深め児童の健全育成を図る。
活動結果計画通り
概要昨今の学校を取り巻く環境の中で報道でも取り上げれている行き渋りや不登校について、その受け皿としての場所を準備し受入体制を強化した。 開南小学校と古蔵小学校と出席扱いの連携が取れたが、その他の小学校については出席取扱いの連携に対して消極的な姿勢を感じた。 本支援は、学校の教員の負担軽減及び児童の健全育成の機会、親御さん支援に繋がる支援として継続した体制を確保する必要性を深く認識するに至った。

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

1 保護者の変化(生活状況の改善)
支援を受けた困窮者の生活状況が改善されている。食料支援を受けることで、生活に余裕が出てきて家庭に笑顔が増えているとの報告を受けている。利用する保護者の不安や相談に傾聴することで安堵する様子が窺える。
お母さんに余裕ができることにより、お母さんたちは職業支援や就業支援などへの興味が出てきている、自立や経済的な安定のための情報を積極的に集めている。


2 地域や人との繋がりの変化(コミュニティの結束力)
地域や人の繋がりが向上している。ボランティアと支援者、その保護者間の交流や協力を通して、各種情報の共有など積極的な交流の場となった。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

沖縄県内の小学校では、保健室登校や行き渋り、不登校の子供が増えている現状があり大きな課題となっている。本事業で取り組んできた中で見えた課題については、行き渋り児童は家庭内に安心感を置いており、外との接触を拒んでいるケースが多い。不登校になることにより、いじめに発展した体験談を聞くところ、不安を抱える親御さんへの傾聴が最も重要で、いかに親御さんの不安要素を取り除くための支援も必要である。自宅に籠ることなく、親御さんを弊所での活動に巻き込むことで、支援児童も自ずと参加を促すことに繋がることがわかった。
特に休み明けは、その数が増えると言われる。不登校傾向や行き渋り、保健室登校の子供の対応や心のケア、保護者への対応をどのようにすればよいのか、教育委員会を始めとした各関係機関と連携をして取り組む必要がある。

外部との連携実績

1活動那覇市PTA連合会における啓蒙活動
実施内容那覇市PTA連合会が発行する機関誌において、連合会副会長としていき渋り児童の受け入れを案内
結果・成果・影響等会員2名から問い合わせの連絡があった。内1名が支援児童として登録された。
2活動沖縄市PTA連合会における啓蒙活動
実施内容子どもの貧困問題に関する講話を行い、沖縄県の行き渋りの現状について発表
結果・成果・影響等沖縄市においても、行き渋り支援の必要性を検討する機会につながり、市議会議員が議会質問の参考としたいとの申し出があった。
3活動島尻郡PTA連合会における啓蒙活動
実施内容子どもの貧困問題に関する講話を行い、沖縄県の行き渋りの現状について発表
結果・成果・影響等豊見城市PTA連合会会長との意見交換に繋がった。
4活動沖縄県私立保育園連盟における啓蒙活動
実施内容第19回私保連まつりにて記念講演にて、子どもの貧困を題材とした講話を実施
結果・成果・影響等全国で保育士を目指す学生用の教科書掲載に向けたインタビューを受けた。

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

WEBサイトでの案内

広報制作物等あり
内容

学習支援の案内用チラシの作成
イベントの案内チラシの作成

報告書等あり
内容

実施報告書の作成

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て公開
変更があった規程類に関して報告しましたか変更があり報告済み

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

内部に窓口の設置

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますかはい
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む)外部監査
内容

令和5年度の決算終了後に実施予定

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

1 組織として強化された事項
  ガバナンス・コンプライアンス体制の強化がされた。
2 新たに認識した課題
 ⑴ 子どもの行き渋り支援を強化するためには、保護者の傾聴支援と児童の送迎支援
 ⑵ 学校教員が行き渋り児童の出席扱いの連携について非常に消極的であることから、行き渋り支援については教育委員会に登録制として、行き渋りについて学校側からの直接依頼とする必要がある
3 今後の対応
  組織運営のための人材確保と育成を計画的に行い、継続した支援の体制を確保しつつ、各関係機関との綿密な連携体制の確立

シンボルマークの活用状況

パソコン 3台
冷凍庫  2台
施設入口ドア
にそれぞれ貼付済み