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事業完了報告

2024/08/27更新

事業概要

事業期間開始日 2023/07/01終了日 2024/02/29
対象地域伊万里市
事業対象者

①はじめの一歩(共食による食支援)…伊万里市の小中高生で家庭や学校に居場所がない人
②宅食・リユース活動…伊万里市のひとり親家庭や生活困窮世帯

事業対象者人数

①ランチルーム:小中高生の参加者月延べ数100名(全体数の2~3%)。
 学びのKidsレストラン:1回あたり40名の参加(累計200名)
②累計で100世帯の食支援

事業概要

①はじめの一歩(共食による食支援)…学校や地域に居場所がないと感じている小中高生が、心が落ち着く場所を求めているニーズがあるため、広いスペースを賃借し、その中で、ランチルームを個別に設置したり、こども食堂の開催をとおして食支援を実施する。具体的な取組として、不摂生な食事(カップラーメンなど)をとっている人が多いので、ランチルームで軽食(サンドイッチ・おにぎりなど)を提供し仲間と楽しくコミュニケーションを取れるような環境を提供する。また、セントラルホテル伊万里のビュッフェを貸し切り、協力企業からの寄付やフードドライブで集まった食材を含め、伊万里の食材を使った食事を提供し、マナー(箸の持ち方、魚の食べ方など)や、郷土料理の提供、食育紙芝居の実施など、「食」に関係したイベントを盛り込んだ「学びのKidsレストラン」(仮)を実施する計画。なお、「学びのkidsレストラン」は、単に食支援を行うだけでなく、家庭での食事への意識を高め、地域の支援者を集めるための活動でもある。
②宅食・リユース活動…寄付食材をフードバンク活動団体が適切に保管管理し、必要な世帯に漏れなく配布して欲しいとするニーズがあるため、冷食やコメ貯蔵庫など整った機材を使って、必要な世帯に漏れなくスピーディに宅食・リユース活動を行う。

事業の総括およびその価値

(はじめの一歩)
ランチルームについては、集団活動を見据えて研修室を借りるが、コミュニケーションにストレスを抱えている子どもも多く、これまでと同様の小規模な活動が中心となったものの、お菓子作りや子ども寺子屋を無理のない形でハードルを下げながら開催したことで、集団活動が苦手な子ども達に対する有効な伴走支援となった。また、学びのkidsレストランを実施したことで、家庭での食事への意識を高め、地域の支援者を繋ぐ活動としてのきっかけとなり、また、これらの活動に高校生が社会活動として関与したことで、彼らが大人として社会に出ていくための自信につながる経験の手助けが出来た。さらに、企業にとっては、地域を支える担い手として子どもたちの成長を応援する(社会貢献)ことで元気になり、行政にとっては、住みよいまちづくりを目指す力をつける効果が期待でき、地域の子どもたちにとっては、気軽に参加出来る場で栄養バランスを学びながら地域での多世代交流の中で、食の提供に加え、食事のマナー・地産地消等の講座を実施し生活技術を高めるとともに、子どものやりたいことを引き出す学習の場となった。
(宅食・リユース活動)
宅食・リユース活動の環境整備として、食材・冷凍庫・米の貯蔵庫を配置できたことでスピーディな供給体制が構築できた。

課題設定、事業設計に関する振返り

(はじめの一歩)
ランチルームについては、集団での活動を考えて研修室を借りるが、コミュニケーションにストレスを抱えている子どもも多く、これまでと同様の小規模な活動が中心となった。しかし集団活動が苦手な子ども達にとっては却って安心安定の場所となり、通常の生活に近い空気感と好評で、同時に活動の発表の場として、お菓子作り、子ども寺子屋など無理のない形でハードルを下げながら開催したことは結果的に良い方向に作用したのではないかと推察する。今後の支援の有り方の参考としたい。
(宅食・リユース活動)
供給体制は強化されたが、その一方で、目標となる100世帯に届かなかったため、必要な世帯に漏れなく提供出来るよう今後も積極的に関係機関との連携強化を図る必要がある。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1①はじめの一歩(共食による食支援)…伊万里市の生徒が5年後、10年後に自分一人で考え、社会で自立していけるような強く生きる力を身につけている状態。
指標子どもへのアンケートによる学習意欲の変化
目標値・目標状態(ランチルーム) 伊万里市の小中高生100名(月の延べ人数)が参加し、参加者の6割以上に学習意欲についてポジティブな変化が見られること。 (学びのKidsレストラン) 伊万里市の小学生200名(延べ人数)が参加し、参加者の6割以上に生活意欲についてポジティブな変化が見られること (支援者) 昨年度の支援者が企業15社、個人賛助12名だったので、それぞれ150%増を目標とする。
アウトカム:結果(ランチルーム) 伊万里市の小中高生168名(延べ数)が関わり、ほぼ全ての参加者に学習意欲やポジティブな変化が見られた。 (学びのKidsレストラン) 伊万里市内の小中高生や幼児の親子が40名及び実業高校生16名の計56名が1回当り参加し、計7回実施した(累計で392名)。 参加者へのアンケートにより、8割以上がコミュニケーションが増えたと感じていると答えられた。 (支援者) 企業・個人賛助は、学びのKidsレストランの実施等を機に、企業25社、個人賛助も20名となり、前期比74%増となった。
アウトカム:考察(ランチルーム) 個別支援から、集団活動へ移行していくことを目標としていたものの、子ども達の心の準備がまだ追いついていなかったことで、個別支援が全体の8割程度を占め、集団活動は2回程度(伊万里高校生の子ども寺子屋、お菓子づくり教室)に留まっている。 (学びのKidsレストラン) 地域・企業・行政・学校・NPOが「食支援」を通じて、それぞれの役割が機能するためのスタートラインに立つことができた。アンケートの中から「料理を作りたい」といった能動的参加の意欲も聞かれたため、来年度は生きる力のスキルアップの企画も盛り込んで行く予定である。
2②宅食・リユース活動…伊万里市のひとり親家庭や生活困窮世帯が、快適な生活を過ごすことができるようになる状態
指標世帯へのアンケートによる生活形態の変化
目標値・目標状態伊万里市のひとり親家庭や生活困窮世帯100世帯(累計)の6割以上に生活形態に前向きな変化が見られること
アウトカム:結果伊万里市のひとり親家庭や生活困窮世帯70世帯(累計)の6割以上に生活形態に前向きな変化はみられた
アウトカム:考察リユース活動に関する情報が広範囲に届いていないことが、目標に届かなかった要因の一つとして挙げられる。ホームページやSNS等を通じて広報の充実を図る必要があると感じた。

アウトプット

1①はじめの一歩(共食による食支援)…事業に参加した生徒が学校に再び通えるようになるための足掛かり(はじめの一歩)となること。つまり、個別支援から集団活動への階段を作り、引き籠りがちの子ども達同士でコミュニケーションが取れるようになること。
指標参加人数
目標値・目標状態(ランチルーム) 小中高生の参加者月延べ数100名 (学びのKidsレストラン) 1回あたり40名の参加(累計200名) (支援者) 企業22社、個人賛助18名の支援者の登録
アウトプット:結果(ランチルーム) 小中高生の参加者7か月延べ数168名 (学びのKidsレストラン) 伊万里市内の小中高生や幼児の親子が40名及び実業高校生16名の計56名が1回当り参加し、計7回実施した(累計で392名)。 (支援者) 企業25社、個人賛助も20名となり、前期比74%増となった。
アウトプット:考察学びのKidsレストランは子どもの居場所活動に対する親の関心を広げるきっかけにはなったが、親がどのように関わるべきかのアプローチについては今後の課題として残った。 学校に再び通えるようになった子と、そうでない子の違いの大きな要因が家庭環境にある等、はじめの一歩を通じて、引き籠りの要因などを把握することが出来た。今後の課題解決に繋げていきたい。
2②宅食・リユース活動…伊万里市のひとり親家庭や生活困窮世帯に漏れなく必要な食材、衣類、学用品等が行き渡っていること
指標提供世帯
目標値・目標状態累計で100世帯の食支援
アウトプット:結果伊万里市のひとり親家庭や生活困窮世帯70世帯(累計)に食支援を実施した。
アウトプット:考察リユース活動に関する情報が広範囲に届いていないことが、目標に届かなかった要因の一つとして挙げられる。ホームページやSNS等を通じて広報の充実を図る必要があると感じた。

活動

1①はじめの一歩(共食による食支援)…広いスペースを賃借し、ランチルームで軽食(サンドイッチ・おにぎりなど)を提供し仲間と楽しくコミュニケーションを取れるような環境を提供する。また、セントラルホテル伊万里のビュッフェを貸し切り、協力企業からの寄付やフードドライブで集まった食材を含め、伊万里の食材を使った食事を提供し、マナー(箸の持ち方、魚の食べ方など)や、郷土料理の提供、食育紙芝居の実施など、「食」に関係したイベント「学びのkidsレストラン」を実施する計画。「学びのkidsレストラン」は、単に食支援を行うだけでなく、家庭での食事への意識を高め、地域の支援者を集めるための活動でもある。
活動結果ほぼ計画通り
概要集団活動を見据えて研修室を借りるが、コミュニケーションにストレスを抱えている子どもも多く、、これまでと同様の小規模な活動が中心となったものの、お菓子作りや子ども寺子屋を無理のない形でハードルを下げながら開催したことで、集団活動が苦手な子ども達に対する有効な伴走支援となった。また、学びのkidsレストランを実施したことで、家庭での食事への意識を高め、地域の支援者を繋ぐ活動としてのきっかけとなった。
2②宅食・リユース活動…冷食やコメ貯蔵庫など整った機材を使って、必要な世帯に漏れなくスピーディに宅食・リユース活動を行う。
活動結果ほぼ計画通り
概要宅食・リユース活動の環境整備として、食材・冷凍庫・米の貯蔵庫を配置できたことでスピーディな供給体制が構築できた。その一方で、目標となる100世帯に届かなかったため、必要な世帯に漏れなく提供出来るよう、今後も積極的に販促活動を実施する必要がある。

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

集団活動を見据えて研修室を借りるが、コミュニケーションにストレスを抱えている子どもも多く、集団活動に移行することは時期尚早な部分もあったため、無理のない形でハードルを下げながら部分的に集団活動を実施したことは、結果的に集団活動が苦手な子ども達に対して有効な伴走支援となったため、今後の支援の有り方の参考としたい。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

学びのKidsレストランの実施は、地域・企業・行政・学校・NPOが「食支援」を通じて、それぞれの役割が機能するためのスタートラインに立つことができ、想像以上に周囲の反響があった。周囲の期待や反響を受けて、今後はこれらを安定した成果に結びつけるべく、活動を継続していきたい。

外部との連携実績

1活動学びのKidsレストラン
実施内容伊万里実業高校と運営を協働。
結果・成果・影響等伊万里実業高校フードプロジェクト部とのコラボ企画で行ったことが、相乗効果で小中学生のみならず、高校生の活動を後押しし、子どもの居場所への関心が高まった。
2活動学びのKidsレストラン
実施内容企業食材応援・郷土料理(おくんち振興会)とのコラボ。 商工会議所(女性部)の協力で、フードドライブで集まった食材寄付。
結果・成果・影響等企業からの食材提供や提案で郷土料理(おくんち振興会)とのコラボが実現し、企業からの協力が得やすくなった。
3活動はじめの一歩
実施内容適応教室、小中学校、教育委員会、福祉との情報共有・ケース会議
結果・成果・影響等居場所を探す不登校児・親からの相談を受ける中で、関係機関へ情報共有することで、学校でのケース会議に子どもの居場所として会議に参加する機会が増えた。
4活動リユース活動
実施内容農協女性部が、農協会員にお譲りの子供服を集め年2回寄付されている。
結果・成果・影響等いつでもお譲りを実現するためのリユース活動を支える力になっている。

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

学びのKidsレストラン:佐賀新聞・西日本新聞・佐賀テレビ・ラジオ・伊万里ケーブル・伊万里市広報・伊万里市インスタ

広報制作物等あり
内容

はじめの一歩:お菓子作り
学びのKidsレストラン:各月チラシ配布(伊万里市小中学校・公民館・スーパー・郵便局など掲示・ケーブルテレビでの広報

報告書等なし

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て公開
内容

近日中にHPに公開する予定である。

変更があった規程類に関して報告しましたか変更があり報告済み

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

内部に窓口を設置

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますかはい
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む)外部監査
内容

公認会計士が、外部監査人として内部統制の整備及び運用状況の妥当性や月次取引の適正性について、各種議事録や仕訳帳の通査、及び必要に応じて理事長等へのヒアリングを定期的に実施している。
なお、期末決算においても残高監査を実施する予定である。

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

本助成金を通して、組織の体制整備を中心に、事業の一つ一つを具体化していくことができ、次につながる活動の流れが出来たと感じている。
官民一体の子育て応援支援を、子ども側、親の側、支援者の側それぞれの感じている事、見えている事は、同じではないことを理解したうえで、それぞれの役割の確認、支え合う体制の強化を伊万里モデルとして構築することを目指したい。

シンボルマークの活用状況

HPの見直しを行い、当該シンボルマークを掲載した。