事業完了報告
2024/12/04更新
事業概要
| 事業期間 | 開始日 2023/07/01 | 終了日 2024/03/01 |
|---|---|---|
| 対象地域 | 佐賀県唐津市 | |
| 事業対象者 | 主に唐津市に住む子育て世帯で、コロナ禍による減収に物価高騰が重なり、経済的理由により日々の生活や子どもの学びに課題を抱えている家庭を対象とする。 | |
| 事業対象者人数 | 2000世帯 | |
| 事業概要 | 本事業では、貧困の連鎖や困窮する子育て家庭に対して、単一の支援やサービスだけでは解決が難しい社会システムを再構築するために、環境や経済だけではなく、社会的側面を含めた統合的なアプローチを考慮した仕組み化につながる事業を展開します。先ずは、「仲間とエリアの価値を上げる」ことを目的とし、「地域で見守り、相互に支え合うことができる仕組み」「誰もが居場所と役割をもち活躍できるコミュニティ、その中で活躍できるはたらきをつくる」ことを目指します。これまでのリヒテラを中心にした活動、こども宅食、自然体験、学習会、イベント開催、企業研修にも引き続き取り組みながら、人々の生活がより安心して暮らせる環境づくりを行う。 「あそび」「まなび」「はたらき」をコンセプトにした放棄地を活用したコミュニティガーデン「リヒテラエディブルガーデン」を通して、以下役割を果たす。 | |
事業の総括およびその価値
<体制の整備> 約4年間、任意団体で実施してきました。これまで規約や体制が曖昧だったところを整え、法人を設立。
<持続可能で無理ない豊かな暮らしの提案>農業や自然を直接体験する機会を増やし、生きる知恵に触れ、日々の暮らしのヒントへと結びつける活動を行なった。
<循環を体現する拠点づくり>集える場・はたらきの基盤となる場所の整備を行なった。子どもから大人が参加し、自分たちの拠点を自分たちでつくりあげいくという過程を加えながら、工事完了。
<地域コミュニティにおけるエディブルガーデンの可能性>地域のためのイベントを定期的に開催、他協議会等の情報共有、活動状況をSNS、HP等で発信し、エディブルガーデンへの関心をもち、参画する人を広げ、仲間が広がるための活動にも注力した。
課題設定、事業設計に関する振返り
当初任意団体ということもあり、資産の管理や安定性や継続性が不安定だったが、本事業を通して団体内の基盤整備、地域ネットワーク・協働の体制の構築等、想定の範囲を超える実施ができた。コロナ禍による減収に物価高騰が重なり、困難な状況の方がより増加しているように感じられる。その点でも、団体の組織基盤強化に力を入れた事業設計も適切であったと考える。また、課題設定については、経済的や心身的理由により日々の生活や子どもの学びに課題を抱えている家庭を対象としていて、活動の結果からも深刻な状況がわかり本設定は妥当であったと考えている。
今回の事業実施で達成される状態
短期アウトカム
| 1 | リヒテラエディブルガーデンが、「食」「働き」「学び」を通して、子どもから大人までを見守り、支え合える場所として機能している | |
|---|---|---|
| 指標 | エディブルガーデンに関わる人が増え、みんな の困りごとに対する新しい仕組みの創出状況 例) 1人親世帯の仕事の創出、不登校児等の居場所、様々な困りごとを抱える方が新しい関わり、社会との接点を創れる機会提供の実績 | |
| 目標値・目標状態 | 困りごとを抱える子どもから大人まで地域との接点が増える | |
| アウトカム:結果 | 関わる人が増え、人がまた人を繋げ、地域の子どもから大人までが第三の場所との接点を持つことができた。 | |
| アウトカム:考察 | 現状、想いに共感し、徐々に関わる人が増えていってる段階ではあるが、なかなか難しい点もある。もっともっと関わる地域の人、企業、連携機関を増やして、いつでも見守れる状態を作っていきたい。 | |
アウトプット
| 1 | 【こども向けの食を軸としたイベントが地域で開催されている】 ①流しそうめん&竹細工体験 | |
|---|---|---|
| 指標 | 参加人数 | |
| 目標値・目標状態 | 30人 | |
| アウトプット:結果 | 50人 | |
| アウトプット:考察 | 子育て支援センターと連携し開催。こどもたちが楽しめるイベントを一緒に開催することで、多くの子 育て世帯が参加。とても落ち着いた雰囲気で、参加者同士が自然と会話し合う様子が見られた。 | |
| 2 | 【こども向けの食を軸としたイベントが地域で開催されている】 ②芋掘り体験 | |
| 指標 | 参加人数 | |
| 目標値・目標状態 | 30人 | |
| アウトプット:結果 | 45人 | |
| アウトプット:考察 | 地域農家と連携し開催。芋掘りを通して身近な食材や地域の食文化への関心の向上につながった。土に触れ、調理方法をみんなで考え、コミュニケーションをとってお互いを思いやるなど社会性を学ぶきっかけになった。 | |
| 3 | 【こども向けの食を軸としたイベントが地域で開催されている】 ③エコ親子料理教室開催 | |
| 指標 | 参加人数 | |
| 目標値・目標状態 | 4世帯 | |
| アウトプット:結果 | 4世帯 | |
| アウトプット:考察 | 親子で一緒に調理をすることで、何かを成し遂げる体験やコミュニケーションが生まれ、子どもの成長に欠かせない体験となった。また、自然の恵みに感謝し、家庭での食品ロスの軽減や、フードロス・エコを意識 するきっかけとなった。 | |
| 4 | 【こども向けの食を軸としたイベントが地域で開催されている】 ④環境マルシェ内での食育活動(食育ぬりえラリー) | |
| 指標 | 参加人数 | |
| 目標値・目標状態 | 30人 | |
| アウトプット:結果 | 100人 | |
| アウトプット:考察 | 子どもたち向けの体験機会を地元の高校生と一緒に企画・運営することで、運営側としても学び、地元への関わりしろを広げることができた。また食育のぬりえなど遊びを通じ、子ども達の食に対する興味や栄養素について興味関心を深めることができた。 | |
| 5 | 【親子共に集える場、はたらきとしての場所が整備されている】 ①学習支援会 | |
| 指標 | 開催数 参加人数 | |
| 目標値・目標状態 | 週1回 10人程度/1回 | |
| アウトプット:結果 | 週1回 10人程度/1回 | |
| アウトプット:考察 | 週一回、学習支援会を実施。学習会を開催していることが近所で周知され、新しい生徒も増えた。 | |
| 6 | 【 親子共に集える場、はたらきとしての場所が整備されている】 ②女性のための相談会 | |
| 指標 | 参加人数 | |
| 目標値・目標状態 | 30人 | |
| アウトプット:結果 | 60人 | |
| アウトプット:考察 | 子育て支援センターと連携し開催。こどもたちが楽しめるイベントを一緒に開催することで、多くの子育て世帯が参加。とても落ち着いた雰囲気で、参加者同士が自然と会話し合う様子が見られ、気軽な相談やつながりの場所を創出できた。 | |
| 7 | 【親子共に集える場、はたらきとしての場所が整備されている】 ③カフェ兼工房づくり(森のお話会&間伐材の伐採体験、側溝掃除体験) | |
| 指標 | 参加人数 | |
| 目標値・目標状態 | 30人 | |
| アウトプット:結果 | 計200人 | |
| アウトプット:考察 | 地域の専門家に指導いただき、自分たちで過ごす場所を、地域の大人・子どもが関わってできるところを手作りの作業で行い、ワークショップ式で体験を通して、社会との接点づくり、子どもの好奇心・個性を守り、心身のバランスを整えることをおこなった。 | |
| 8 | 【農福連携の体験会が行われている】 ①糸島の森の教室 | |
| 指標 | 地域の教育力を活用したモデル事業数 | |
| 目標値・目標状態 | 1 | |
| アウトプット:結果 | 1 | |
| アウトプット:考察 | 地域で森の保全活動をする専門家による指導で、子どもたちと実際に森に入り込み、居場所づくりのために必要な木材(間伐材)を切る等の自然と触れ合う体験、自分で何かを作る体験を通じて感動すること、発見することの面白さを気づくきっかけとなった。 | |
| 9 | 【農福連携の体験会が行われている】 ②わくわくファーム(農福連携) | |
| 指標 | 地域の教育力を活用したモデル事業数 | |
| 目標値・目標状態 | 1 | |
| アウトプット:結果 | 1 | |
| アウトプット:考察 | 耕作放棄地を活用した屋外型の居場所、畑を中心に農福連携や、新しいつながりを育む場所として体制づくりを整えている。また、働き手の確保や産業の維持・発展につながるものにしていきたい。 | |
| 10 | 【農福連携の体験会が行われている】 ③玄海 町ハーブ農家(農福連携) | |
| 指標 | 地域の教育力を活用したモデル事業数 | |
| 目標値・目標状態 | 1 | |
| アウトプット:結果 | 1 | |
| アウトプット:考察 | 高齢化が進み担い手不足の農家の農地を活用した屋外型の居場所、畑を中心に農福連携や、新しいつながりを育む場所として体制づくりを整えている。また、働き手の確保や産業の維持・発展につながるものにしていきたい。 | |
| 11 | 【(困難を抱える子育て世帯を対象に)こども宅食を通して長期的な自立に向けた伴走支援体制が整っている】 ①こども宅食 | |
| 指標 | 関係機関との連携数 | |
| 目標値・目標状態 | 5 | |
| アウトプット:結果 | 6 | |
| アウトプット:考察 | 月に1回以上は訪問し良好に関係性を構築できている。ただ対象世帯数が増えるばかりでもう少し体制を整えていかなければならない。 | |
活動
| 1 | カフェ兼工房(ひとり親世帯などの働きの場所)や 子どもの遊び場を創出し、主に子ども向けのワークショップやイベントの開催、地域事業者との連携に取り組む | |
|---|---|---|
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | 本事業中も、想像以上の地域間連携ができ、現在も引き続き活動を続けている。 | |
想定外のアウトカム、活動、波及効果など
地域事業者との連携については、本事業中に想定を超える連携が取れ計画以上のことを活動できている。また、基盤整備についても、JANPIAや、資金分配団体である一般社団法人さが・こども未来応援プロジェクト実行委員会のサポートにより、前向きに進める意欲を高めてもらい、全てにおいて想定を超える事業を進めることができた。
事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動
| 課題を取り巻く変化 | 困難を抱える家庭を見ていると、孤立や困窮がまだまだ 多く存在し、課題はとても複雑であると分かる。これまでの福祉政策が整備してきた、従来型の支援体制を続けることだけでは、さまざまな問題を抱える家庭への対応が困難になっているように感じる。少ない社会資源を探し続けるのではなく、新しい社会資源の在り方を考え、それぞれの場面で必要になるもの、ニーズに合ったものを作ることに注力していきたいと考えている。 |
|---|
外部との連携実績
| 1 | 活動 | 森の保全活動を行うNPO法人いとなみと連携し、森の保全活動を行う。 |
|---|---|---|
| 実施内容 | 子どもから大人に参加してもらい、保全活動の一環で取り組む皮むき間伐した木を切り出し、居場所づくりの柱として活用。 | |
| 結果・成果・影響等 | 普段何気なく住んでいる家、使っている床やテーブル、椅子など、その木がどこからきてどう活用されているのかを実体験を通して学ぶことができた。暮らしの中で森とは隣接に繋がっているということを体感することができた。 |
広報実績
| メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等) | あり | |
|---|---|---|
| 内容 | 2023/09/13 <笑顔いっぱい> こども宅食応援団 - 佐賀新聞 https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1108993 | |
| 広報制作物等 | なし | |
| 報告書等 | なし | |
ガバナンス・コンプライアンス実績
規程類の整備状況
| 事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか | 完了 | |
|---|---|---|
| 整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか | 未公開 | |
| 内容 | 新しい団体のwebサイトを作成中、完了次第掲載予定。 | |
| 変更があった規程類に関して報告しましたか | 変更があり報告済み | |
ガバナンス・コンプライアンス体制
| 社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますか | はい | |
|---|---|---|
| 内部通報制度は整備されていますか | いいえ | |
| 利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますか | はい | |
| コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたか | はい | |
| ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたか | いいえ | |
| 報告年度の会計監査はどのように実施しましたか(実施予定の場合含む) | 内部監査 | |
| 内容 | 11月決算のため、12月以降に社員総会にて確認、承認予定 | |
| 本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますか | いいえ | |
シンボルマークの活用状況
カフェ兼工房内に、寄贈いただいた木製のシンボルマークを設置。 |

