事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
その他の解決すべき社会の課題
大規模災害時に発生する広域避難者支援
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 3. すべての人に健康と福祉を | 3.6 2020年までに、世界の道路交通事故による死傷者を半減させる。 | 災害時、被災者・広域避難者の健康に及ぼす社会的決定要因の観点も踏まえ学ぶことで、 |
| 5. ジェンダー平等を実現しよう | 5.5 政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保する。 | 災害により顕在化したジェンダー課題を、 |
| 10. 人や国の不平等をなくそう | 10.人や国の不平等をなくそう | 平時から地域に住まう社会的弱者の声を尊重しお互いに確認しあう |
| 13. 気候変動に具体的な対策を | 13.1 全ての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する。 | 気候変動による気象災害の甚大化、急速な都市化と河川流域開発という社会的要因、 |
| 11. 住み続けられる街づくりを | 11.b 2020年までに、包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靱さ(レジリエンス)を目指す総合的政策及び計画を導入・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させ、仙台防災枠組2015-2030に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスク管理の策定と実施を行う。 | 被災経験を伝承・啓発し続け、気候変動の影響よる激甚災害に向けて減災意識を高めながら、平時から誰一人取り残すことのないレジリエントな地域・社会づくりを被災者とともに |
団体の社会的役割
団体の目的
設立目的:
東日本大震災で岡山県への避難した方が避難先で健やかで安定した生活となるよう寄与するとともに、被災の経験・知見を今後の災害に活かし、地域社会の発展に寄与すること
ビジョン:
お互いに声かけあい、助けあえる社会を目指す
ミッション:
災害により困難な中にいる一人ひとりの小さな声を尊重し、一つひとつの経験を「これから」にいかしていく
団体の概要・活動・業務
東日本大震災による避難者が西日本最多の岡山県では、発災直後より多様な民間支援団体が対応。ネットワーク組織を設立しワンストップ相談窓口を開設、その後事業を継承し法人化。司法書士、臨床心理士等専門家を配置した相談事業、避難先・元での交流会開催、岡山県協力によりニュースレターを発送、災害風化防止の啓発事業、大学と連携し避難者調査、レジリエンス支援等、当事者を真ん中に据えた災害ケースマネージメントを実践。
| 団体の目的 | 設立目的: |
|---|---|
| 団体の概要・活動・業務 | 東日本大震災による避難者が西日本最多の岡山県では、発災直後より多様な民間支援団体が対応。ネットワーク組織を設立しワンストップ相談窓口を開設、その後事業を継承し法人化。司法書士、臨床心理士等専門家を配置した相談事業、避難先・元での交流会開催、岡山県協力によりニュースレターを発送、災害風化防止の啓発事業、大学と連携し避難者調査、レジリエンス支援等、当事者を真ん中に据えた災害ケースマネージメントを実践。 |
概要
事業概要
◉課題解決のための3つの活動:
A:大規模災害時における広域避難者支援の体制構築
B:誰一人取り残さない、平時も含め互いに助け合う災害文化の醸成
C:広域避難者支援コーディネート
A〜Cの3つの活動を実施するにあたり、「知る」→「つながる」→「ささえあう」といった以下の①〜⑧の事業を網羅的に実施する。
「知る」 :激甚災害の被害状況等データ資料/災害弱者がうまれる背景/支援の手法:災害ケースマネジメント/被災者支援におけるアドボカシー/
災害関連の法律・制度/災害関連法制度の最新情報/広域避難を中心とした各種資料、書籍の閲覧/被災者の手記等伝承・アーカイブ資料
①被災者支援ソーシャルワーク研修(基礎・応用のプロセスを踏んだ連続研修の実施、被災想定地域訪問)
②広域避難者支援拠点を設置し、いつでもさまざまな災害関連の情報を取得できる災害文化を絶やさない情報発信拠点の設置、どこに
いても入手できるようインターネットでの情報発信
③広域避難者支援のてびき作成(動画含む)
「つながる」:災害への関心が下がりがちな災間でも、支援団体がつながりあい励ましあえる場・機会を提供、紹介しあう
④被災者支援に携わる支援者同士の出会いや励ましあい、エンパワメントを促す場やワークショップ等の実施
⑤災害ケースマネジメントを行う支援団体の紹介
⑥広域避難者支援拠点で支援者同士のつながりの機会創出
⑦被災者支援ソーシャルワーク研修フォローアップ支援の実施
「ささえあう」:大規模災害発災の広域避難者支援体制の整備(広く県民へ支援の呼びかけ/行政との連携した災害ケースマネジメントの啓発)
⑧広域避難者支援コーディネート
資金提供契約締結日
2023年10月27日
事業期間
開始日
2023年10月27日
終了日
2026年02月28日
対象地域
岡山県内、中国地方、四国地方、全国
| 事業概要 | ◉課題解決のための3つの活動: | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2023年10月27日 | |
| 事業期間 | 開始日 2023年10月27日 | 終了日 2026年02月28日 |
| 対象地域 | 岡山県内、中国地方、四国地方、全国 | |
直接的対象グループ
主に岡山県内及び中国地方に所在する下記の支援団体を対象
a. 災害支援、被災者支援に携わるNPO・士業・企業等民間団体
b. 災害支援に関わる自治体担当部署
(防災危機管理、保健・福祉、地域づくり等所管を想定)
c. 社会福祉協議会
d. 防災関連組織
人数
(岡山県内)
a. 災害支援ネットワークおかやま:197組織
b. 岡山県、県内市町村 全84部署
c. 28組織
d. 10組織
(岡山県以外中国地方)
a. 〜d. 20組織
(四国地方、全国)
a. 〜d. 20組織
最終受益者
e. 変化をもたらしたい最終受益者:
広域避難者や被災により暮らしの変化を余儀なくされることが予想
される人、過去の災害により生活再建の過渡にある人
f. 事業の過程で変化をもたらす中間受益者:
被災者支援に従事する上記直接的対象グループすべて
人数
e. 南海トラフ巨大地震における県内避難者想定人数(1週間)/岡山県内250,000名 広島県内180,000名 山口県内26,000名 鳥取県内1,500名 島根県内1,800名 香川県内220,000名 徳島県内370,000名 高知県内500,000名 愛媛県内540,000名
*それぞれの人数は最大値、なお県外避難者数も含まれると予想されるが避難先は不明、また他地域からの避難者も予想される
f. 上記直接的対象グループすべて 359組織
| 直接的対象グループ | 主に岡山県内及び中国地方に所在する下記の支援団体を対象 | |
|---|---|---|
| 人数 | (岡山県内) | |
| 最終受益者 | e. 変化をもたらしたい最終受益者: | |
| 人数 | e. 南海トラフ巨大地震における県内避難者想定人数(1週間)/岡山県内250,000名 広島県内180,000名 山口県内26,000名 鳥取県内1,500名 島根県内1,800名 香川県内220,000名 徳島県内370,000名 高知県内500,000名 愛媛県内540,000名 | |
事業の背景・課題
社会課題
日本は世界でも類を見ない災害が頻発する立地にある。更に近年の気候変動による気象災害は甚大化しており、急速な都市化と河川流域開発という社会的要因、超高齢者社会による災害時要配慮者の増加等から、災害による被害が構造的に拡大する懸念が高い。被害を最小限に抑えるためには、被害規模を決定づける「社会的脆弱性」をどれだけ軽減させるかが重要だ。大規模災害への国民の関心は高まりつつあるものの、災害予防として減災の取り組みも未だ過渡である。
昨今では、頻発する災害により被災者支援の改善が図られ、2022年には政府により災害ケースマネジメントの具体的導入について検討が進みつつある。また国内では、常に「災害救助法適用自治体」が残存し、全国各地で民間も含めた被災者支援が継続されながら、同時にさまざまな支援制度や法整備が見直されている。一方、制度のはざまに置かれたままの被災者、長期・広域避難者は残されたままだ。災害関連死問題や、在宅被災者、平時から暮らしにくさを抱えている人等、支援が届きにくい災害弱者の問題、特に市町村を跨いで避難をした広域避難者においては課題が山積しており、個別化・深刻化・長期化といった状況が繰り返されている。明日にも来るかもしれない南海トラフ巨大地震が発災した場合、このままの現状ではさらに多くの被災者を生み、不十分な支援体制が強いられることが懸念される。
特に広域避難者においては、避難者を把握するシステムが一律ではなく、避難先地域によって支援格差が生じたり、十分な住民サービスが受けられない等さまざまな課題が浮き彫りとなった。適切な支援が届かないことによる生活再建の大幅な遅れは、その後の暮らしや人生に大きな影響を及ぼす。また避難者特有の課題として、被災地から離れることによるアイデンティティや関係性の喪失、避難先コミュニティでの孤立、生活再建の難しさ等、取り巻く課題が多岐にわたる。
こうした社会的背景を踏まえ、広域避難者支援や災害弱者支援を、民間も含めた多様なセクターが連携し支援に取り組むことができる基盤づくりが急務である。主に中国地方各地で、災害ケースマネジメントを具体的に実施できる支援体制づくりと民間組織も十分に対応できる被災者支援ソーシャルワークのスキルアップ、災害毎にアップデートされる支援制度の確認、多様な支援組織と連携できるコーディネート力の育成が求められている。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
広域避難者支援について、過去には災害救助法の運用を広げ、被災地外でも避難者のために仮設住宅が適用されたり、避難者受け入れのための条例が制定される自治体の独自支援が実施された。政府の防災基本計画では行政の役割が示されており、自治体間で広域避難に関する協定の締結等、対応も始まっているが、応急対応以降の具体的な広域避難者支援や実態把握は自治体に委ねられ、支援の根本関わる課題は残っている。
課題に対する申請団体の既存の取組状況
東日本大震災による広域避難者支援として生活再建支援拠点を担ってきた。相談業務では、専門家の配置の他、他機関との連携、アウトリーチによる見守り訪問、当事者のエンパワメントの促すピアサポートの場作り、コミュニティ形成等、包括的な避難者支援を実施。また、広域避難者支援の経験を次の災害にいかしていくために、広域避難に関するアーカイブや災害の伝承活動、防災減災啓発事業に取り組む。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
被害に遭わないと自分ごととして捉えにくい「災害」は、応急的対処のまま教訓がいかされにくく、被災者の課題は個別化が進むため、社会課題として顕在化されにくい。過去から繰り返し、制度の隙間に落ちてきた被災者を救済するためには、行政の横断的な被災者支援のあり方を検討し、より柔軟な民間の力をいかせる、応急対応に止まらない継続性のある支援を実現することが必要だ。その点が休眠預金の活用目的に合致すると考える。
| 社会課題 | 日本は世界でも類を見ない災害が頻発する立地にある。更に近年の気候変動による気象災害は甚大化しており、急速な都市化と河川流域開発という社会的要因、超高齢者社会による災害時要配慮者の増加等から、災害による被害が構造的に拡大する懸念が高い。被害を最小限に抑えるためには、被害規模を決定づける「社会的脆弱性」をどれだけ軽減させるかが重要だ。大規模災害への国民の関心は高まりつつあるものの、災害予防として減災の取り組みも未だ過渡である。 |
|---|---|
| 課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 広域避難者支援について、過去には災害救助法の運用を広げ、被災地外でも避難者のために仮設住宅が適用されたり、避難者受け入れのための条例が制定される自治体の独自支援が実施された。政府の防災基本計画では行政の役割が示されており、自治体間で広域避難に関する協定の締結等、対応も始まっているが、応急対応以降の具体的な広域避難者支援や実態把握は自治体に委ねられ、支援の根本関わる課題は残っている。 |
| 課題に対する申請団体の既存の取組状況 | 東日本大震災による広域避難者支援として生活再建支援拠点を担ってきた。相談業務では、専門家の配置の他、他機関との連携、アウトリーチによる見守り訪問、当事者のエンパワメントの促すピアサポートの場作り、コミュニティ形成等、包括的な避難者支援を実施。また、広域避難者支援の経験を次の災害にいかしていくために、広域避難に関するアーカイブや災害の伝承活動、防災減災啓発事業に取り組む。 |
| 休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 被害に遭わないと自分ごととして捉えにくい「災害」は、応急的対処のまま教訓がいかされにくく、被災者の課題は個別化が進むため、社会課題として顕在化されにくい。過去から繰り返し、制度の隙間に落ちてきた被災者を救済するためには、行政の横断的な被災者支援のあり方を検討し、より柔軟な民間の力をいかせる、応急対応に止まらない継続性のある支援を実現することが必要だ。その点が休眠預金の活用目的に合致すると考える。 |
中長期アウトカム
・岡山県内及び中国地方において、主にその地域で受け入れる広域避難者に向けて、一人ひとりの尊厳が守られ安心して生活再建がすすみ、それにより受け入れ地域自体も誰一人
取り残されない地域になる
・岡山県内及び中国地方において、大規模災害時の広域避難者支援に民間団体も含む多様な被災者支援に取り組む組織が、安全かつ安定的に支援に取り組むことにより、相互の連携が
強化され、災害文化の醸成がすすんだ誰一人取り残さない地域になる
短期アウトカム
| 1 | 地域社会が災害や広域避難に関する情報や災害時に取り残されがちな人々の問題を知ることができ、身近な問題として考えられるようになる。 | |
|---|---|---|
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 拠点利用者アンケートで「拠点を利用して、身近な問題と考えらるようになった」回答割合 | |
| 初期値/初期状態 | 未実施 | |
| 中間評価時の値/状態 | 「とても思った」、「思った」の回答割合が7割 | |
| 事後評価時の値/状態 | 「とても思った」、「思った」の回答割合が8割 | |
| 2 | 避難者が広域避難について安心して語りあい、地域の人たちと出会い和む場になる | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 拠点利用者アンケートで「安心して感じられるようになった」回答割合 | |
| 初期値/初期状態 | 未実施 | |
| 中間評価時の値/状態 | 「とても思った」、「思った」の回答割合が7割 | |
| 事後評価時の値/状態 | 「とても思った」、「思った」の回答割合が8割 | |
| 3 | 避難者が「ここにいてもいい」と感じられる(帰属感) | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 拠点利用者アンケートで「ここにいていいと(居場所だと)感じられた」回答割合 | |
| 初期値/初期状態 | 未実施 | |
| 中間評価時の値/状態 | 「とても思った」、「思った」の回答割合が7割 | |
| 事後評価時の値/状態 | 「とても思った」、「思った」の回答割合が8割 | |
| 4 | 避難者がエンパワメントできている | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 拠点利用者アンケートで「少しでも自立する気になった」回答割合(自由記述も聞く) | |
| 初期値/初期状態 | 未実施 | |
| 中間評価時の値/状態 | 「思った」、「少し思った」の回答割合が7割 | |
| 事後評価時の値/状態 | 「思った」、「少し思った」の回答割合が8割 | |
| 5 | 避難者同士が支えあい、関わり続けることができる | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 拠点利用者アンケートで「当事者同士での交流ができている」回答割合 | |
| 初期値/初期状態 | 未実施 | |
| 中間評価時の値/状態 | 「とても思った」、「思った」の回答割合が7割 | |
| 事後評価時の値/状態 | 「とても思った」、「思った」の回答割合が8割 | |
| 6 | 支援者が避難者の生活再建のために、よりそい・関わり続ける支援ができるようになる | |

