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休眠預金活用事業
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事業完了報告

2025/05/13更新

事業概要事業実績広報実績ガバナンス・コンプライアンス実績その他

事業概要

事業期間開始日 2023/11/01終了日 2025/03/31
対象地域東京都豊島区
直接的対象グループ

①社会や家族とのつながりを持つことができず、孤立せざるを得なかった主に10代~20代の妊婦(東京都、豊島区近郊)


②妊娠期に居住支援を利用していた主にシングルマザーの若年女性、中絶経験のある若年女性

事業対象者人数

①年間15人~20人程度(延べ宿泊数、300~400泊)


②過去の居住支援利用者とその子:年間30~40人程度

事業概要

本事業では、社会や家族とのつながりを持つことができず、孤立せざるを得なかった妊婦のための、安心と安全を提供する場、これからの暮らしをともに考える場としての、妊婦のためのワンストップ拠点づくりを目指す。ベースとなるのは、この3年間続けてきた主に妊娠期の緊急的な居住支援・生活支援、つまり妊娠中であるにもかかわらずインターネットカフェや知人宅を転々とするなど、不安定な生活環境にある方々を産後までの一定期間支えていく取組である。衣食住を提供する居場所型のサポートを365日体制で実施し、利用者のニーズに合わせて支援機関や団体に繋いでいく支援活動を通して生活基盤を整えていく。それに加えて、施設や新しい住居での生活へ移行後に、心身の安定や子育て、就労などアフターケアに関わる支援までを、分断させずに一貫して行いたいと考えている。
また、本事業は、企業や地域住民の力を活かしたコレクティブな取組であることに大きな特徴があると考えている。いわゆる「支援者」だけではなく「市民」がその担い手となることで、利用者にとって豊かなソーシャルキャピタルが生まれることはもちろん、地域全体として妊婦や子どもを大切にするまちづくりに寄与する取組になりえると考えている。ミクロの支援活動だけでなく、活動フィールドとなる豊島区におけるマルチステークホルダーとの連携、さらには場を支える地域住民の開拓・人材育成にも着手することで、若年妊婦を支える地域づくりのモデル化を目指す。

事業実績

事業実績:直接的対象グループ①社会や家族とのつながりを持つことができず、孤立せざるを得なかった主に10代~20代の妊婦(東京都、豊島区近郊) ②妊娠期に居住支援を利用していた主にシングルマザーの若年女性、中絶経験のある若年女性
事業実績:人数事業期間(23.11.1-25.3.31)の実績数 ①ぴさら(居室数:2部屋)利用実績 妊婦:9人 妊産婦宿泊数:905日(平均宿泊数:約100日) 新生児/乳児:9人 子ども宿泊数:356日(平均宿泊数:約40日) ②過去の居住支援利用者とその子 アフター利用実績(延べ) ひだまり食堂:ぴさら卒業生 32人, 子ども 34人 個別対応(アウトリーチ含む):91人, 子ども 61人

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容
広報制作物等なし
報告書等なし

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て公開
内容
変更があった規程類に関して報告しましたか変更はなかった
助成金の対象経費に人件費が含まれる場合、当該人件費の水準等を公開をしていますか公開
内容
職員給与体系
https://piccolare.org/about/outline/

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

内部通報規程を元に、団体内に内部通報・相談窓口を設置

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますかはい
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
内容

内部通報・相談窓口の設置
プライバシーマーク取得に向けた活動など

本事業の総事業費使用状況に関して監査を実施しましたか。本事業の最終年度の状況を選択してください(実施予定の場合含む)内部監査
内容

実施者:監事
実施内容:事業報告書及び会計書類に関する監査
法人の業務が法令、定款及び2024年度の活動方針、事業計画に基づき適正に執行され、会計処理が一般に公正妥当と認められる会計原則に則って適正に処理されているかどうかを監査

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかはい

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

包括的支援プログラム社会的インパクト評価の構成要素別自己評価について
(1)課題やニーズの適切性:想定した水準にある
(2)事業設計の整合性:想定した水準にある
(3)実施状況の適切性:想定した水準にあるが一部改善点がある
(4)事業成果の達成度:想定した水準にあるが一部改善点がある
<上記評価の理由>
活動①「妊娠期の居場所づくり」②「アフターケア」については、一部計画に遅れがあったものの概ね目標通り/目標に向けた活動を実施できており、アウトカムの出現にもつながっている。
活動③「場を支える地域住民の開拓・人材育成と体制基盤強化」については、支援員の採用が計画通り進まず、現場運営を優先せざるを得なかったため、地域市民との関わりを増やす機会については計画通りに進めることができなかった。単発の機会として、24年11月に開催した設立5周年のイベントでは約130名の参加者とともにぴさらの取組が広がっていった先の地域・社会についてをテーマにした未来語りのワークを協働先PIECESの力を借りて開催し、ひとりひとりがpHOMEの担い手であることを再確認できた。2025年度以降、このイベントによって醸成され始めた機運を維持・高めながら本格的に計画を進めていき、どんな状況で妊娠しても、孤立せず、自由に幸せに生きていいける社会づくりに繋げていきたい。


<休眠預金事業について>
今回の休眠預金事業で設定した活動を通して、妊産婦が孤立しない社会の実現には、緊急的な直接支援にとどまらず、様々なステークホルダーに参画してもらいながら、妊産婦が日々の生活で安心を感じられる空間や人を、まちの中・社会の中に増やしていく働きかけが大事であること、また、妊産婦の居場所を運営しているピッコラーレがその役割の一部を担うことの意味や意義を改めて考えることができた。焦点の一つに「包括性」を取り入れた休眠預金事業だったからこそ、得られた気づきだったと感じている。また、資金分配団体(PRF)との定期的なコミュニケーション(月次の活動振り返り)は、現状の整理に有効であったし、何よりも話を聞いてもらうことでとても勇気づけられ、前に進む原動力となった。


目指す社会への変容は、右往左往しつつ、多様な人たちと繋がりながらじっくりと醸成されていくものであることを活動を通して感じている。制度を含めたハード面に加えて、人々の意識の変容といったソフト面の変容プロセスへの伴走・投資を、休眠預金事業には今後さらに期待したい。

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