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事業完了報告

2026/01/08更新

事業概要

事業期間開始日 2024/04/10終了日 2025/02/28
対象地域神戸市中央区
事業対象者

新神戸エリアのシェアハウス入居の可能性がある神戸市中央区内の日本語学校収容定員数のうち、各日本語学校が確保している寮に入居できない留学生数

事業対象者人数

約130人
神戸市中央区内6校の日本語学校の収容定員数合計1342人の学生の1割が学校の確保している寮等に入ることができないとの想定(ヒアリングより)

事業概要

コロナ禍以降増加しているネパール、バングラデシュ、ミャンマーからの日本語学校在籍中の留学生は、経済的に不安を抱えた状態でありながら日本の地域社会との関係性も希薄で、社会的に弱い立場にあります。私たちは本事業を通じて、彼らが日本で安心して生活を送りながら、自分なりのキャリアを描き、自己実現をするサポートをします。
留学生の生活安定を図るために、月1回の食糧支援と生活相談を実施します。また、ちいき食堂やスポーツイベントを通じた地域社会との交流を提供します。アルバイト探しや就職活動のサポートも行い、留学生が日本の職場や社会に適応できるよう支援します。
上記のような支援を留学生が利用しやすくするためには、顔の見える関係が不可欠です。それを実現するために留学生を対象としたシェアハウス事業を行います。近年、都市部の地代家賃が上昇しており、低所得な外国人留学生が安心して住むことのできる住居を手に入れることが難しくなっています。そういった現状に対して、私たちがシェアハウス事業を行うことで、単に住居を提供するだけにとどまらず、留学生が多忙な時間の合間をぬってコミュニティを形成し、いつでも相談できる仲間を得られる環境を作ることが出来ます。さらに、留学生の生活を縦断的に支援するため、ICTを活用したサポート体制の構築にも取り組みます。地域のIT企業やIT系専門学校と協力し、留学生がより効果的に情報やサポートを受けられるよう取り組みます。これらの取り組みを通じて、私たちは外国人留学生が日本での生活を安定させ、自己実現を果たすための縦横にわたる支援を提供します。また、シェアハウス事業を助成終了後も継続することで、外国人支援の財源を確保し、持続可能に支援活動を実施していく体制づくりを目指します。

事業の総括およびその価値

本事業では、日本語学校に通う留学生向けのシェアハウスを整備し、外国人留学生の日本語学校入学時から卒業時までの、より詳細な経済状況や生活状況を把握し続けられる環境を整えることができた。26名の外国人留学生の受け入れを行い、住まいの提供と生活相談に加え、日本語教室や交流会等のプログラムを通じた留学生が地域とつながる機会を創出した。その結果、留学生は自国コミュニティにとどまらず、地域住民と顔の見える関係性を築き始めることができた。また、自分の住んでいる地域にも目を向けることができ、ボランティア活動にも参加するようになった。地域住民も、外国人留学生と接点をもつことができ、より彼らの状況と課題に対して理解を深めることができた。さらに今回を機に、複数の事業者と協働の可能性を模索している。本事業は、留学生の生活支援と地域の多文化共生を促進し、他地域への展開が可能なモデルケースと捉えている。

課題設定、事業設計に関する振返り

本事業を通じて、来日したばかりの留学生は経済的に不安を抱えており、留学生自らが意識的に地域住民との関わりを求めていかない限り、地域社会との関係性は希薄であることを再認識した。アルバイトにおいて、日本語レベルが低くても就くことのできるアルバイト先は多数あるが、身体的負担が大きい業務内容や、休み希望が出しにくい労働環境も多く、外国人労働者として社会的に弱い立場に置かれている現状がある。しかしながら、留学生自身がそういった現状に対して違和感を感じず、それを当たり前に受け入れている現状があることが見えてきた。「留学生ひとりひとりが自分なりのキャリアを描き、自己実現をする」ためには、留学生自身も地域社会の中で、自分たちがどう捉えられているのかを知り、その上で自分がどんなキャリアを描いていきたいのか考えていく必要がある。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1神戸市中央区内のは異国人留学生の住まいに関するニーズが継続的に把握できている。
指標事業終了時の居住希望学生数
目標値・目標状態入居者の80%が継続希望
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察事業終了時の居住希望調査にて26名中、23名が継続入居希望と回答をし、80%が継続希望している。
2外国人留学生を対象としたシェアハウス運営時の入居者モデルや必要な設備・運営条件のノウハウが蓄積されている。
指標シェアハウス運営マニュアル作成
目標値・目標状態事業終了時にシェアハウス運営マニュアルが作成できている
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察外国人留学生を対象としたシェアハウス運営に必要な物件条件や、見守り活動、地域住民と接点を持つプログラム等の運営マニュアルを制作することができた。
3入居者が安心して暮らすことができ、次の1年も継続して住みたいと考えている。
指標事業終了時の居住希望学生数
目標値・目標状態入居者の80%が継続希望
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察事業終了時の居住希望調査にて26名中、23名が継続入居希望と回答をし、80%が継続希望している。
4ITを活用した外国人留学生の縦断的な支援により神戸市中央区に住む外国人留学生の状況がデータとして蓄積されている。
指標①入居者のITシステムに対する満足度 ②入居者以外の神戸市中央区に在住る外国人留学生へのシステム利用者数
目標値・目標状態①入居者の80%が導入しているITシステムについて満足と回答する。 ②100名
アウトカム:結果計画より遅れている
アウトカム:考察目標未達。アプリのシステム構築について、より質の高いアプリ開発のため、当初計画をしていなかったチャットボットによる生活相談機能の開発等も組み込んだため、計画より遅れが生じ、事業実施期間内に実運用まではいかなかった。事業終了時点にて実証実験は終了しており、本運用に向けて地元IT企業と運用方法やマネタイズについて検討を行う。
5入居した外国人留学生の日本語力が向上し、日本語を学ぶ意欲が向上する。
指標①入居者の日本語力の向上 ②入居者の日本語学習への意欲向上
目標値・目標状態①入居者の80%が日本語力が向上したと回答する。 ②入居者の80%が日本語を学ぶ意欲が向上したと回答する。
アウトカム:結果計画より遅れている
アウトカム:考察事業終了時、入居者25名に対してアンケート調査を実施した。 ①「シェアハウスに住んでから日本語力が向上した」と回答したのは34%となり、目標未達。未達成要因として、シェアハウス内でも母国コミュニティが形成されており、日本語の使用頻度が本人に委ねられていることや、本人たちが日本語力が向上していることを自覚できていないことが挙げられる。今後の改善策として入居者に対してシェアハウス内では積極的に日本語を使用するよう働きかけ、日本語力の向上についてフィードバックを行う。 ②入居者の80%以上が「日本語を勉強する気持ちは高まった」と回答をした。
6入居者が日本人と関わることや日本文化を知ることに対してポジティブになる。
指標入居者の日本人との関わり状況
目標値・目標状態入居者の80%が日本人と関わることが楽しいとポジティブな回答をする
アウトカム:結果計画より遅れている
アウトカム:考察事業終了時、入居者25名に対してアンケート調査を実施した。 ①「日本人と関わることが楽しいか」という質問に対し、10名が「とても楽しい」と回答、8名が「楽しい」と回答、7名が「どちらとも言えない」と回答をした。ポジティブな回答は全体の72%となり、目標未達。要因として、「どちらとも言えない」と回答をした入居者の意見には、「日本語に自信がないから」「日本語を使うことが恥ずかしい」というものが多かった。今後の改善策として、日本語が分からないことや、失敗することも受け入れてもらえるような安心できる環境の整備を進める。
7シェアハウスに入居する外国人留学生がボランティア・アルバイト・インターン等の活動を通じて自身のキャリアの選択肢の幅が広がっている状態。
指標ボランティア・アルバイト・インターンシップへの参加状況
目標値・目標状態シェアハウスに入居する外国人留学生の80%がシェアハウスに入居してから自身のキャリアの選択肢が広がったと回答する。
アウトカム:結果計画より遅れている
アウトカム:考察入居者25名に対してアンケート調査を実施した。 「日本での将来の進路について、どれぐらい考えていますか」という質問に対して、「既に具体的な目標や計画がある」と回答したのは52%となり、目標未達。要因として、目の前の学業とアルバイトを優先した生活になっており、その先のキャリアのことまで考える余裕が無いことや、これまでキャリア教育を受けておらず長期的なキャリアプランを考えたことがないことも一つの要因として挙げられる。今後は、留学生がよりフィードバックを得ることのできる雇用機会の創出に取り組み、アルバイトを通じて自身がどのようにキャリアを選択していきたいのか考えられるようアプローチをしていく。
8シェアハウスに入居する外国人留学生がトラブルなく入居できている。
指標入居者の満足度調査
目標値・目標状態入居者の80%がトラブルなく生活できていると回答する。
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察入居者26名に対して満足度調査を実施した。 24名がトラブルなく入居できていると回答をし、80%の目標を達成した。「トラブルがある」と回答した2名の理由は、シェアメイトとの関係が上手くいっておらず、継続的にトラブルが起こっていないかどうかのヒアリングし、フォローしている。

アウトプット

1シェアハウスに入居するような外国人留学生のニーズ調査と新規入居者の募集を行うことができる。
指標新規連携先の日本語学校数
目標値・目標状態3校
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察本事業を通じて、新たに4校(KIJ語学院、神戸住吉国際日本語学校、関西国際大学日本語別科、神戸ワールド学院)の日本語学校と繋がることができ、うち1校とは新規入居者受け入れに関して連携し、継続的にシェアハウスへの入居募集ができている。
2外国人留学生26名に住居を提供できている。
指標居住人数
目標値・目標状態26名
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察継続的な日本語学校との連携により、入居者26名へ住居提供ができている。また、まだまだ外国人留学生のシェアハウスのニーズは高く、現在の1棟では十分に住居提供ができていないこともあり、今後は2棟目の運営を検討している。
3入所者が困りごとを抱えた時に気軽に相談できている。
指標生活相談者数
目標値・目標状態のべ100名
アウトプット:結果計画より遅れている
アウトプット:考察生活相談者数のべ64名。シェアハウス開始時に特に相談が多かったアルバイト探しや家賃振り込み対応について、多くの時間を割いた。後期の入居者受け入れ時は日本語教室の時間を活用してレクチャーを行った。また、先輩入居者が来日したばかりの入居者へ分からないことを教えるなど、入居者同士でもサポートができる体制を整えた。
4入居者26名に対して入居者管理や当団体が実施する交流イベントや食糧支援などの出席管理ができるようなITシステムを導入できている。
指標システム利用者数
目標値・目標状態26名
アウトプット:結果計画より遅れている
アウトプット:考察アプリ内のシステム構築について、より質の高いアプリ開発のため当初計画をしていなかったチャットボットによる生活相談機能等の開発も組み込んだため、計画より遅れが生じ、事業実施期間内に実運用まではいかなかった。事業終了時点にて実証実験は終了しており、本運用に向けて地元IT企業と運用方法を議論していく段階に来ている。
5入居者が日本語学校の外でも日本語学習の機会を継続的に持つことができている。
指標①日本語学習会開催回数 ②参加留学生数
目標値・目標状態①11回 ②1人あたりの参加回数8回
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察①28回実施。 事業開始当初は月に1回の開催を想定していたが、入居者の生活状況を見ていると日常的な日本人との関わりを持てる場が必要だと感じたため、7月より毎週1回開催することとなった。 ②1人当たりの平均参加回数4回
6入居者が日本人の地域住民と交流する機会を継続的に持つことができている。
指標①交流イベント開催回数 ②参加留学生数
目標値・目標状態①11回 ②1人あたりの参加回数3回
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察①10回開催(8月は台風のため中止) ②1人あたりの平均参加回数3回 月に1回地域住民との交流イベントを企画、開催した。交流イベントを通じて平日の夜に開催している日本語教室には参加が難しい社会人との交流も生むことができた。
7入居者へボランティア活動・アルバイト・インターンシップの紹介窓口が整備されている。
指標①ボランティアに参加した留学生数 ②アルバイトをはじめた留学生数 ③インターンシップに参加した留学生数
目標値・目標状態①10名 ②10名 ③10名
アウトプット:結果計画より遅れている
アウトプット:考察①10名 ②25名 ③0名 ①について、法人内イベントだけでなく、行政や企業からもボランティア参加機会の機会をいただき入居者と一緒に地域イベント等へボランティア参加することができた。 ②入居者26名のうち25名がアルバイトに従事することができ、そのうち8件は当法人にてマッチングすることができた。 ③日本語学校に通う留学生の現状として、来日したばかりの留学生にとって学校の勉強とアルバイトの両立で精一杯でインターンシップへのハードルが高い現状がある。今後は、雇用機会づくりで連携のある事業所と一緒に、アルバイト先におけるフィードバック機会の仕組みづくりを検討していく。
8共有分利用時のルール等の項目を含んだシェアハウスの入居者ガイドブックが完成している。
指標入居者ガイドブックが完成している
目標値・目標状態事業終了時に入居者ガイドブックが完成している
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察シェアハウスのコンセプトや入居者としての心構え等を記載した入居者ガイドブックの制作と設置を行った。

活動

1神戸市中央区内の日本語学校へヒアリングを実施し、日本語学校の入居者調整の状況を把握する。どういう留学生がどういう場所にいつまで住むのかをヒアリングし、シェアハウスのニーズを把握する。現在繋がりのない神戸市中央区内の日本語学校との連携を図る。(アウトプット1)(担当鳥越 中山)
活動結果計画通り
概要本事業を通じて、新たに3校の日本語学校、1校の大学と繋がりを持つことができた。日本語学校へのヒアリングを通じて、留学生が来日するまでのスケジュールや学校が運営する寮へ入居するまでの調整状況を、把握することができた。神戸市中央区内の物件の賃料が上がっていることもあり、中央区内での留学生が集住しているエリアについても把握をすることができた。
2新神戸エリアにある物件の修繕・改修・家具の手配を行い留学生26名が住むことのできる安価で生活支援のあるシェアハウスを整備する。(アウトプット2)(担当 鳥越)
活動結果計画通り
概要新神戸エリアにある外国人マンションの1階~3階を改修し、26名が住むことのできる家賃25000円の安価なシェアハウスを整備し、留学生の経済的負担を軽減した。
3神戸市内や近隣地域の大学から日本人ボランティアやインターンシップを募り、シェアハウスに居住する外国人留学生がいつでも相談できる環境を整える。(アウトプット3)(担当高見)
活動結果計画通り
概要週に2回程度、専属スタッフによる見守り活動を行い、個別相談窓口を設置した。また日本人の大学生スタッフを募集し、日本語教室や交流会を通じて関係性を築きながら「友達のよう」にいつでも相談ができる環境を整えた。
4神戸市中央区の地元IT企業と連携を行い、留学生が所持している在留カードもしくは学生証を利用した、来日時のアンケートや食糧支援申し込み時のアンケート、生活相談内容等を連結させ、留学生のデータ蓄積を図ることで、縦断的な支援を行う。(アウトプット4)(担当 鳥越・中山)
活動結果遅延あり
概要IT系の専門学生と共に、留学生を対象にしたサポートアプリの開発を行った。アプリ開発チームには、実際に当法人の食糧支援を利用している留学生も加わり、当事者目線でアプリ開発を行った。アプリの実証実験まで完了し、神戸の地元IT企業と今後の運用やマネタイズについて、最終調整を行っている。
5シェアハウスにて居住する外国人留学生同士の日本語勉強会を月1回開催する。チューターとして、日本人ボランティアスタッフの配置を行う。(アウトプット5)(担当鳥越)
活動結果計画通り
概要シェアハウス運営を通じて、日常的に日本人と関わる場の必要性を感じたため、当初計画から変更し、週に1回日本語教室を開催した。日本人の大学生ボランティアを募集し、生きた日本語に触れられる機会を設けた。28回実施し、入居者のべ119名が参加した。
6月に1回、留学生と地域住民が集まる交流イベントを開催する。交流イベントは、日本人側が企画・運営を行うだけでなく、留学生と社会人が一緒に交流企画を考える場も設定をする。また、留学生の休暇中に合わせて、サイクリングツアーや季節イベントなども行う。 (アウトプット6)(担当鳥越)
活動結果計画通り
概要月に1回、日本食づくりやたこやきパーティーなどの交流会を企画・運営した。本事業期間内は、入居者と一緒に企画運営を考えることはできなかったが、どんな交流会であれば参加したいと思うか等、交流会のコンテンツ案出しは一緒に行うことができた。8回開催し、入居者のべ102名が参加した。
7神戸市中央区内やその近隣エリアにおいて、ボランティア活動・アルバイト・インターンシップに留学生の受け入れを行っている企業と連携をし、ボランティア・アルバイト・インターンシップの紹介を行う。また、シェアハウスにて、多文化共生や留学生の採用を考えている企業を招いて留学生との交流会を行う。(アウトプット7)(担当鳥越・中山)
活動結果計画通り
概要神戸市中央区内の飲食店1店舗、野菜販売所1店舗、食品加工会社2社と連携を行い、8名のアルバイトのマッチングを行った。また、オープンハウスイベントを2回開催し、外国人雇用や外国人留学生を取り巻く課題に興味のある企業の社員や行政職員とディスカッションする機会を設けた。
8新たな入居者へ配布するシェアハウスでの共同生活ガイドブックを作成し、シェアハウスの継続運営、拡充に活用する。(アウトプット8)(担当鳥越・高見)
活動結果計画通り
概要新規入居者へのお役立ち情報として、近所のスーパーや病院情報、シェアハウスのコンセプト等を記載した入居者ガイドブックを作成し、各フロアのリビングに設置した。
9新たな入居者へ配布するシェアハウスでの共同生活ガイドブックを作成し、シェアハウスの継続運営、拡充に活用する。(アウトプット8)(担当鳥越・高見)
活動結果計画通り
概要新規入居者へのお役立ち情報として、近所のスーパーや病院情報、シェアハウスのコンセプト等を記載した入居者ガイドブックを作成し、各フロアのリビングに設置した。

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

シェアハウスにおけるホームルーム実施とRA制度の導入
シェアハウス運営開始当初、入居者と一緒に掃除当番制の導入を決めた。しかしながら、ゴミの分別が誤っていたり、清掃が行き届いていなかったり、掃除当番が上手く機能しなかったので、月に1回クリーニングデイとして入居者全員で清掃を行う日を設定した。掃除当番も機能し始めたことと、入居者にとって月に1回清掃のために集まることは面白くないと感じたため、入居者同士のコミュニケーションの場やルールメイキングの場として「ホームルーム」という時間を導入した。入居者同士でグループワークをしたり、フロアごとに集まり課題の共有をし、意見交換を行った。控えめだった入居者がシェアハウス内で課題が問題が起きた際に自ら解決に向けて働きかけるようになるなど、当事者意識が深まった。
また、一緒にシェアハウスに住みながら、専属スタッフと共にシェアハウス内の環境整備や入居者のサポートを行うRAという制度を導入した。日本語学校2年生の留学生がRAとして入居し、緊急時の対応サポートや新規入居者へのフォローなどを行うなど、支援される側から支援する側へ回るという循環を創ることもできた。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

本事業を通じて、日本語学校へ通う留学生向けのシェアハウスのニーズはまだまだ高いということが把握できた。現在の1棟目だけではニーズを拾いきれないため今後は2棟目の運営を検討を進める。シェアハウスの運営により、外国人留学生の生活状況がよりはっきりと見えてきた中で、仕事を選ばなければ日本語力が低い留学生でも従事できるアルバイト先は地域の中に十分にあるということが分かった。しかし、日本語能力が低い外国人留学生が従事するアルバイト先ほど、日本語を使う機会が少ない傾向があることや、意識的に地域住民と関わる場に足を運ばなければ、地域住民と関わる機会を手に入れることが難しい現状がある。また、留学生の中には地域住民との交流に興味を持っているが、生活費捻出のためにアルバイトが最優先になり、なかなか交流会等の参加ができていないというような現状もある。こういった現状を変えていくためには、日本語能力が低くてもチャレンジしたい留学生が地域と接点を持つことができ、かつ安定して働くことのできる雇用機会づくりが必要だと感じており、神戸市中央区内の事業者との連携や自主事業として観光や飲食分野での雇用作りを検討している。

外部との連携実績

1活動日本語学校との連携
実施内容日本語学校と定期的にコミュニケーションを取りながら留学生受け入れ状況を把握することで住まいの提供をおこなった。
結果・成果・影響等入居者26名を受け入れ、満室となった。また本事業終了後も満室の見込みとなっている。
2活動日本語学校との連携
実施内容日本語学校と定期的にコミュニケーションを取りながら留学生受け入れ状況を把握することで住まいの提供をおこなった。
結果・成果・影響等入居者26名を受け入れ、満室となった。また本事業終了後も満室の見込みとなっている。
3活動アルバイト受け入れ先の開拓
実施内容飲食店1店舗、野菜販売所1店舗、食品加工会社2社と連携をし留学生のアルバイト受け入れを行った
結果・成果・影響等8名の入居者をアルバイト先とマッチングさせることができた。 留学生のアルバイト受け入れにおけるフィードバックの仕組みづくりの必要性があると感じており、アルバイト受け入れ先と検討を進めていく。
4活動オープンハウスの開催
実施内容行政職員や企業向けに本事業での取り組みと留学生の生活実態を知っていただくオープンハウスというイベントを開催した。
結果・成果・影響等オープンハウスに参加した企業と地域イベントでのキッチンカー出店時に、有償ボランティアとして留学生の受け入れをしていただいた。また、行政からは定期的に地域イベントのボランティア案内をいただくようになり、地域イベント参加の機会が増えた。

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

①日付:8月20日、一般社団法人すみまーるのラジオ番組出演
②日付:1月25日、番組名:KOBE LIFE

広報制作物等あり
内容

①日付:6月21日 記事名:【シェアハウス運営を通じて神戸市近郊の留学生一人ひとりのやりたいことに寄り添う事業】リンク:https://manabitomanabi.com/1953
②日付:8月8日 記事名:まなびとの外国人支援活動 リンク:https://manabitomanabi.com/2027
③日本語学校・入居者向け資料
④入居者ガイドブック
➄シェアハウス事業紹介動画

報告書等なし
イベント開催等あり
内容
日付:12月22、1月20日
イベント名:オープンハウス
概要:行政職員や企業の社員、当法人の寄付者向けに外国人留学生の現状や課題を知っていただき、協働の可能性についてディスカッションを行う。
参加人数:12月22日(7名)、1月20日(2名)
オープンハウスイベントを通じて、行政職員から定期的に入居者と一緒に参加可能な地域イベントやボランティア活動の情報を共有していただいたり、外国人雇用に興味関心のある企業の有償ボランティアに参加させていただいたり、新たな連携が生まれた。

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て公開
内容

 

変更があった規程類に関して報告しましたか変更があり報告済み

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

スタッフは、次に定めるヘルプラインの窓口(以下「ヘルプライン窓口」という。)に対して、電話、電子メール又は直接面談する方法等により通報等を行うことができる。各ヘルプライン窓口の電話番号、電子メールのアドレス等は、別途スタッフに通知する。
(1)コンプライアンス担当理事
(2)監事
(3)事務局長
(4)外部機関

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますかはい
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
内容

5月下旬頃ガバナンス・コンプライアンス委員会を設立予定

団体の決算書類に対する会計監査はどのように実施しましたか。本事業の最終年度の状況を選択してください(実施予定の場合含む)内部監査
内容

5月下旬実施予定

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

家賃収入により、外国人支援事業における活動資金の確保ができるようになった。

シンボルマークの活用状況

自団体のウェブサイトで表示

広報制作物に表示