事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
経済的困窮など、家庭内に課題を抱える子どもの支援
日常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 1. 貧困をなくそう | 1.2 2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、全ての年齢の男性、女性、子供の割合を半減させる。 | 経済的貧困により、満足な食事が摂れない方々のために、地域のこども食堂など居場所の数を増やし、お腹を満たすことが出来るようにする。 |
| 3. すべての人に健康と福祉を | 3.8 全ての人々に対する財政リスクからの保護、質の高い基礎的な保健サービスへのアクセス及び安全で効果的かつ質が高く安価な必須医薬品とワクチンへのアクセスを含む、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成する。 | 地域の居場所が相談窓口の入口ともなり、行政や公的支援機関と連携することで、多様な困りごとを適切な相談機関につなぎ、取りこぼさない支援を実施する。 |
| 4. 質の高い教育をみんなに | 4.3 2030年までに、全ての人々が男女の区別なく、手の届く質の高い技術教育・職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。 | 経済的貧困から生まれる教育格差を是正するために、地域のこども食堂など居場所において、学習支援機能を備える。 |
団体の社会的役割
団体の目的
「誰も取り残さない社会をつくる」という理念を掲げ、食や教育を通じた地域活動を行うこども食堂や学習支援団体への後方支援を行う。こども食堂などの地域に寄り添う活動が継続できるための支援を行い、子どもの健全な成長のために子どものみならず、子どもを取り巻く大人・家 族・地域社会全体を豊かにすることで「地域共生社会」「こどもまんなか社会」実現に寄与することを目的とする。「顔の見える関係性」を最重要視している。
団体の概要・活動・業務
2017年8月結成の「あいち子ども食堂ネットワーク ロータリー地域社会共同隊」が前身、子ども食堂等への後方支援を行う。県内約230か所の子ども食堂などが登録。愛知県内に16箇所のハブステーションを設け、企業などからの支援品をハブステーションに届け、近隣のこども食堂が受け取りに来るスキームを確立。また社協や母子寡婦等と連携し食料のみならずの生活困窮者支援、ひとり親家庭支援、自立支援等を行う。
| 団体の目的 | 「誰も取り残さない社会をつくる」という理念を掲げ、食や教育を通じた地域活動を行うこども食堂や学習支援団体への後方支援を行う。こども食堂などの地域に寄り添う活動が継続できるための支援を行い、子どもの健全な成長のために子どものみならず、子どもを取り巻く大人・家族・地域社会全体を豊かにすることで「地域共生社会」「こどもまんなか社会」実現に寄与することを目的とする。「顔の見える関係性」を最重要視している。 |
|---|---|
| 団体の概要・活動・業務 | 2017年8月結成の「あいち子ども食堂ネットワーク ロータリー地域社会共同隊」が前身、子ども食堂等への後方支援を行う。県内約230か所の子ども食堂などが登録。愛知県内に16箇所のハブステーションを設け、企業などからの支援品をハブステーションに届け、近隣のこども食堂が受け取りに来るスキームを確立。また社協や母子寡婦等と連携し食料のみならずの生活困窮者支援、ひとり親家庭支援、自立支援等を行う。 |
概要
事業概要
2015年に愛知県初のこども食堂が誕生してから8年、現在は400か所を超えるこども食堂が立ち上がっている。立ち上げの動機は様々だが、多くのこども食堂が「全ての人が心休まる地域の居場所つくり」「困窮家庭への支援」を2つの大きな柱としている。当法人は中間支援団体として「子ども食堂等の居場所が安定的に継続出来ること」を目標とし、地域の子どもや子育て世帯と「顔の見える関係性」「SOSをいつでも出せる関係性」の構築を通した地域コミュニティの再生と身近な地域におけるソーシャルキャピタルの醸成のための後方支援活動に注力している。それぞれ居場所として素晴らしい地域活動を行ってはいるが、「必要な人へのアプローチ」が常に課題として挙げられる。そこで、こども食堂などの持つ居場所の役割・重要性を地域に浸透させ、孤立・孤独に陥る人を作らないための居場所と地域活性化のエコシステムを強化するため、以下の事業を展開する。
①多世代交流型こども食堂を中心に、学習支援、子育てサロン等の居場所の活動状況及び財政状況の把握、強みの共有及び課題の抽出
②こどもが主体の居場所が地域コミュニティに与える影響を可視化し、居場所の持つ意義や重要性の普及啓発
③居場所の機能強化のため「ケアの多様性・重要性・専門性」を伝える各種専門家による勉強会の開催
④こども食堂及びその他の居場所づくり実践者との連携による、居場所の持つ相談・発見の入り口としての機能強化
⑤市区町村単位のネットワーク団体の活動をサポートすることで、多様な主体が居場所づくりに参画できる取り組みを推進する
⑥ロータリークラブなど地域の奉仕団体への働きかけを行い、地元企業との連携スキームの構築
⑦企業連携のスキームを活用し、各地域でこども食堂等の居場所を支える仕組みの構築
⑧居場所の運営に必要な資金を集める基金を設立し、公平性・透明性・明確性をもって分配する
資金提供契約締結日
2024年03月31日
事業期間
開始日
2024年03月31日
終了日
2027年02月27日
対象地域
愛知県
| 事業概要 | 2015年に愛知県初のこども食堂が誕生してから8年、現在は400か所を超えるこども食堂が立ち上がっている。立ち上げの動機は様々だが、多くのこども食堂が「全ての人が心休まる地域の居場所つくり」「困窮家庭への支援」を2つの大きな柱としている。当法人は中間支援団体として「子ども食堂等の居場所が安定的に継続出来ること」を目標とし、地域の子どもや子育て世帯と「顔の見える関係性」「SOSをいつでも出せる関係性」の構築を通した地域コミュニティの再生と身近な地域におけるソーシャルキャピタルの醸成のための後方支援活動に注力している。それぞれ居場所として素晴らしい地域活動を行ってはいるが、「必要な人へのアプローチ」が常に課題として挙げられる。そこで、こども食堂などの持つ居場所の役割・重要性を地域に浸透させ、孤立・孤独に陥る人を作らないための居場所と地域活性化のエコシステムを強化するため、以下の事業を展開する。 | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2024年03月31日 | |
| 事業期間 | 開始日 2024年03月31日 | 終了日 2027年02月27日 |
| 対象地域 | 愛知県 | |
直接的対象グループ
①愛知県下のハブステーション
②愛知県下の市町単位のネットワーク団体
③当法人に登録の子ども食堂・学習支援団体・ひとり親支援団体・困窮者支援団体・立ち直り自立支援団体・学校・社協等
④当法人登録以外の居場所づくり団体
人数
①15団体
②9団体
③当法人の登録団体数 250か所。(こども食堂・ひとり親支援団体・困窮者支援団体・学習支援団体・立ち直り自立支援団体・社協・学校等) ④当法人登録以外の居場所づくり団体 約610カ所。
最終 受益者
①ハブステーションと繋がり、支援品を受け取りに来る団体や個人。
②市町単位のネットワーク団体と繋がり、情報共有・新規立ち上げ支援・継続支援などを受ける子ども食堂や学習支援団体など。
③子ども食堂や学習支援団体と繋がり、物心両面での支援を享受する人々。
④地域の居場所を利用したり、手伝ったりする地域住民。
人数
①300人(団体含む)
②460団体
③460団体×平均30人=13,800人
④460団体×平均50人=23,000人
| 直接的対象グループ | ①愛知県下のハブステーション | |
|---|---|---|
| 人数 | ①15団体 | |
| 最終受益者 | ①ハブステーションと繋がり、支援品を受け取りに来る団体や個人。 | |
| 人数 | ①300人(団体含む) | |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
| 本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
|---|
事業の背景・課題
社会課題
2012年に日本の子どもの相対的貧困率が16.3%という衝撃的な数字が報道され、こども食堂が初めて誕生して11年、この間にこども食堂は全国9,100箇所あまりになった。当初は貧困家庭の子どもに食を届けるとの思いで広がったが、経済的困窮のみならず孤立や地域コミュニティの衰退など社会的困窮が世代を問わない課題であるとの認識が広まる中、世代間の繋がり再構築の手段として、こども食堂の存在が注目された。子どもの貧困率はひとり親家庭に限るとおよそ50%であり、ひとり親家庭の半数近くが非正規雇用でもある。新型コロナの影響による労働時間の短縮や人員整理は、非正規雇用の世帯を直撃した。コロナ特例の福祉資金貸付は330万件を超え、総額は1兆4千億円以上となっており、新型コロナの影響が弱まった現在でも返済の開始や物価高により深刻な困窮状態が続いている。物価高によって実質的な可処分所得が減っている世帯に対しては、緊急に支援を届ける必要がある。登録団体の中には小学校の臨時休校明けに体重の減った児童がいるとの校長先生の話を受け子ども食堂を始めたり、工業高校の生徒アンケートで「温かい朝ごはんが食べたい」との回答を受け、高校と連携し子ども食堂を開始した団体もある。地域に寄り添う活動を行うこども食堂は、単にお腹を満たすだけではなく「心休まる居場所」としての役割も大きい。しかし、その多くが民間ボランティアであり、安定的に継続していくには資金面など様々な課題を抱えている。こども食堂などからの食料支援を頼りにしている子育て世帯も多い中、それらの活動を安定的に支援する仕組みづくりが緊急の課題である。また、食料支援は困難家庭と繋がるための大切なツールであり、食料支援を入り口として必要な行政サービスや学習支援に繋ぐなど、その重要性・必要性は極めて高い。さらに近年、貧困世帯の子どもへの学習支援の取り組みが広がっている。その背景には「貧困の連鎖」や社会的排除を生み出す経路として、低位な教育・学歴が少なからず作用していることが明らかになり、学習支援によってこれらを断ち切ろうという狙いがある。しかし、これまで貧困世帯の子どもの教育は、世帯に埋もれがちで支援が届きにくい実態があった。「こども食堂」「居場所」「学習支援」、これらの融合により、それぞれの地域で孤立や孤独を防ぎ、地域全体のウェルビーイングを高める必要がある。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
●各自治体を中心に生活困窮世帯の子どもの学習支援などの取組が行われている。
●こども食堂や学習支援の立ち上げに対する補助金制度は多いが、運営に対する助成は十分とは言えない。
●重層的支援体制整備事業における参加支援、地域づくり支援事業として各自治体が独自の事業に取り組んでいる
●多くの団体は限られた人材・財政などの制約があり、助成金の活用や地域連携が図れず活動を十分に展開できていない実態もある
課題に対する申請団体の既存の取組状況
・企業からの食料等支援品を配布し、こども食堂などで活用の他、困窮家庭への個別支援などに活用
・参考書、副教材、ランドセル等を募り、こども食堂などを通して必要家庭に配布
・社会福祉協議会との協定により重層的支援体制整備事業への協力
・高校、SSWなどとの連携により朝ごはんプロジェクト立ち上げ
・実家基金を創設し、教育の機会を失わないための個別支援
・困窮家庭対象クリスマスケーキプレゼント 他
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
こども食堂などの当法人への新規登録が毎月5~10件あるが、その属性や形態は様々である。多様であるが故、社会での認識度を低くしてしまい関係者と一般住民との温度差が生まれている。体系的に調査・測定を行い、価値の可視化を図ることで、特化型の居場所が地域全般に及ぼす効果が明らかになり、賛同者を増やし、居場所と地域のエコシステムの構築が期待できる。善意の「居場所」が未来の地域の在り方に繋がる事に意義がある。
| 社会課題 | 2012年に日本の子どもの相対的貧困率が16.3%という衝撃的な数字が報道され、こども食堂が初めて誕生して11年、この間にこども食堂は全国9,100箇所あまりになった。当初は貧困家庭の子どもに食を届けるとの思いで広がったが、経済的困窮のみならず孤立や地域コミュニティの衰退など社会的困窮が世代を問わない課題であるとの認識が広まる中、世代間の繋がり再構築の手段として、こども食堂の存在が注目された。子どもの貧困率はひとり親家庭に限るとおよそ50%であり、ひとり親家庭の半数近くが非正規雇用でもある。新型コロナの影響による労働時間の短縮や人員整理は、非正規雇用の世帯を直撃した。コロナ特例の福祉資金貸付は330万件を超え、総額は1兆4千億円以上となっており、新型コロナの影響が弱まった現在でも返済の開始や物価高により深刻な困窮状態が続いている。物価高によって実質的な可処分所得が減っている世帯に対しては、緊急に支援を届ける必要がある。登録団体の中には小学校の臨時休校明けに体重の減った児童がいるとの校長先生の話を受け子ども食堂を始めたり、工業高校の生徒アンケートで「温かい朝ごはんが食べたい」との回答を受け、高校と連携し子ども食堂を開始した団体もある。地域に寄り添う活動を行うこども食堂は、単にお腹を満たすだけではなく「心休まる居場所」としての役割も大きい。しかし、その多くが民間ボランティアであり、安定的に継続していくには資金面など様々な課題を抱えている。こども食堂などからの食料支援を頼りにしている子育て世帯も多い中、それらの活動を安定的に支援する仕組みづくりが緊急の課題である。また、食料支援は困難家庭と繋がるための大切なツールであり、食料支援を入り口として必要な行政サービスや学習支援に繋ぐなど、その重要性・必要性は極めて高い。さらに近年、貧困世帯の子どもへの学習支援の取り組みが広がっている。その背景には「貧困の連鎖」や社会的排除を生み出す経路として、低位な教育・学歴が少なからず作用していることが明らかになり、学習支援によってこれらを断ち切ろうという狙いがある。しかし、これまで貧困世帯の子どもの教育は、世帯に埋もれがちで支援が届きにくい実態があった。「こども食堂」「居場所」「学習支援」、これらの融合により、それぞれの地域で孤立や孤独を防ぎ、地域全体のウェルビーイングを高める必要がある。 |
|---|---|
| 課題に対する行政等による既存の取組み状況 | ●各自治体を中心に生活困窮世帯の子どもの学習支援などの取組が行われている。 |
| 課題に対する申請団体の既存の取組状況 | ・企業からの食料等支援品を配布し、こども食堂などで活用の他、困窮家庭への個別支援などに活用 |
| 休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | こども食堂などの当法人への新規登録が毎月5~10件あるが、その属性や形態は様々である。多様であるが故、社会での認識度を低くしてしまい関係者と一般住民との温度差が生まれている。体系的に調査・測定を行い、価値の可視化を図ることで、特化型の居場所が地域全般に及ぼす効果が明らかになり、賛同者を増やし、居場所と地域のエコシステムの構築が期待できる。善意の「居場所」が未来の地域の在り方に繋がる事に意義がある。 |
中長期アウトカム
・愛知県内において、孤立・孤独に陥る人を助け合える地域社会を構築する。
・愛知県内において、多様な居場所が身近にある地域社会を構築する。
・愛知県内において、地域住民・企業・支援団体のエコシステムを確立する。
短期アウトカム
| 1 | 【居場所が地域コミュニティに与える影響について地域住民や企業の理解獲得】 | |
|---|---|---|
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 1.むすびえ調査のこども食堂取り組み内容認知度 | |
| 初期値/初期状態 | 1.2023年度 84% | |
| 事後評価時の値/状態 | 1.2026年度 90% | |
| 2 | 【地域住民・地域企業、支援団体からの支援連携の確立】 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 1.支援企業・支援団体数 | |
| 初期値/初期状態 | 1.180社 | |
| 事後評価時の値/状態 | 1. 230社(2026年10月) | |
| 3 | 【居場所運営をサポートする基金の創設】 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 指標 | 1.居場所運営必要費用(1回平均実績) | |

