事業完了報告
2026/01/09更新
事業概要
| 事業期間 | 開始日 2024/04/12 | 終了日 2025/02/28 |
|---|---|---|
| 対象地域 | 東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県 | |
| 事業対象者 | ・対象者:少年院出院者や非行や犯罪に悩みを持つ10-20代の若者、社会的養護にあり周りに頼れる大人がいない状況にある10-20代の若者(社会的養護出身者も含む) | |
| 事業対象者人数 | ・対象者:①相談支援35名、②居住・一人暮らし体験11件、ライフスキルトレーニング20名 | |
| 事業概要 | 本事業は、少年院出院者や保護観察対象者等の非行・犯罪に課題を抱える10-20代の若者と、あるいは社会的養護を卒業した若者(期間中も含む)に対して、相談支援、居住支援を含む生活支援(スキルトレーニング、リテラシー教育)、アウトリーチ活動を実施する。 | |
事業の総括およびその価値
2024年度の支援者数は新規受け入れが18名、前年からの継続者が22名であった。矯正施設や保護観察所、行政の相談窓口、社会福祉協議からの依頼で受け入れた者が多く、次いで支援対象者からの紹介で繋がるケースが増えてきている。
行政や他団体では対応しかねる対象者に対して、根気強く細やかな伴走支援を行うことで対象者と信頼関係を築くことができており、ソーシャルスキルトレーニングの結果、予定変更の際は事前に連絡することや何かしてもらったらお礼を言うなど基本的なコミュニケーションができるようになっている。また、ライフスキルトレーニングによって調理に自信のなかった対象者が、工夫しながら自炊を楽しむようになったりと、それぞれのペースで成長しており、今後も継続して個々の特徴に合わせた丁寧な支援を継続していきたい。
居住支援や居場所支援は日常生活に近い状況で関係を構築できる場であり、ライフスキル・トレーニングをするのにも最適であるが、今年度は居室を十分に活用できなかった。特に居場所については、当団体の対象者になりそうな若者は新宿・池袋・渋谷といった繁華街周辺にて夕方から夜にかけて活動するため赤羽の居場所施設を訪れるのが難しい状況であったり、支援対象者が学習やトレーニングを実施する場としては、対象者の仕事が安定して忙しくなると訪れることが難しくなるなど、利用者の状況にはそぐわなかったため目的と対象者に合わせた場所の提供を検討している。
繁華街での声かけ等アウトリーチ活動からは新規受け入れ数が伸び悩んだことから、対象者に確実にリーチするための新たな施策に取り組んでおり、それによって対象者数が増加しても支援の質を維持できるようスタッフの研修と教育も今後の課題となっている。
課題設定、事業設計に関する振返り
認識した社会課題や、それらに対して実施する支援内容については的確であったと感じている。但し、運用方法は事業の継続性を考慮して特定の職員の状況に依存しない設計にする必要があり、今後の改善点となっている。また、今年度の事業は個々への支援として重要なものでありそれは継続していくが、それだけにとどまらず社会をリードし変革していくための活動も取り入れていけると最良であり、来年度以降はそうした事業も計画している。
今回の事業実施で達成される状態
短期アウトカム
| 1 | A.具体的な支援ニーズの表出があった対象者が、必要に合わせて既存の制度や支援を使いながらも、おおむね安定した生活ができている状態、退去後、地域で安定した生活を続けるための住居が得られている状態 | |
|---|---|---|
| 指標 | 相談支援、その他支援を実施し、支援提供前と経過の中で良い変化が見られたか、地域生活に移行できたかを評価 | |
| 目標値・目標状態 | 対象者の80%が、生活が良くなった、支援に満足していると回答する | |
| アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトカム:考察 | 事業終了時点では、支援をしている対象者の90%が安定した生活をしている。常に安定しているわけではないが、何かトラブルが起こっても支援を依頼して早急に生活を立て直す力も身につけてきており、まだ若干の不安定さを残す者も、支援開始時と比べては大きく改善しており、支援に満足し感謝しているとの回答である。 | |
| 2 | B.ライフスキルが向上し、トレーニング前より生活に関する意識が向上し、生活を良くするために取り組むことができている状態 | |
| 指標 | 個人が特に課題としている生活スキルを向上させ、トレーニングを受ける前と後で、生活を安定させるために取り組むことができているか | |
| 目標値・目標状態 | トレーニング 対象者の70%が取り組んで以前よりよい変化がある | |
| アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトカム:考察 | 対象者の80%がトレーニングを受けライフスキルは向上している。人により進度は異なるものの、コミュニケーションや調理などは成果が見えやすい。掃除や整理整頓、金銭管理など生活に密着したものは、居住支援中であれば実施しやすいが、自活している場合どのように実施するか今後の課題となっている。 | |
| 3 | C.対象の若者が、ライフスキルトレーニングやボランティアとの関わりを経て、コミュニケーション能力の向上、対人恐怖、苦手の克服ができている状態 | |
| 指標 | 支援の利用前、利用中で対人関係に関する良い変化が見られたか | |
| 目標値・目標状態 | 利用者全体のうち、80%の対象者に対人関係に関する何かしらの良い変化が見られた | |
| アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトカム:考察 | 対象者の80%が対人関係に良い変化が見られている。できるだけ多様な人との関わりを増やす機会を作っており、当初は人との関わり方がわからないという課題のあった対象者も、今では表情も明るくなり自分から積極的にスタッフに話しかけるようになっている。また、特定のスタッフとしか関わろうとしなかった対象者も、他のスタッフに会うために事務所にやってくるなど、大きく変化してきている。異なる人との交流を広げている対象者は、生活も安定していく傾向にある。 | |
| 4 | D.支援が必要な若者が相談窓口を知り、必要な時にSOSを出せる環境が整備されている | |
| 指標 | 新しい団体や機関とつながることができたかを評価 | |
| 目標値・目標状態 | 他の団体からケースの依頼がある | |
| アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトカム:考察 | これまで連携のなかった団体からの連絡により、行き場のない若者の居住支援依頼が3件あった。また、裁判の結果実施には至らなかったものの、弁護士を通して試験観察依頼があるなど、新規の依頼に繋がっている。 | |
アウトプット
| 1 | 電話やLINE、対面での相談支援を提供 | |
|---|---|---|
| 指標 | 新規相談受け入れ件数 前年度からの継続支援 家族、雇用主等のキーパーソン | |
| 目標値・目標状態 | ・新規相談受け入れ 20名 ・前年度からの継続支援 15名 ・家族、雇用主等のキーパーソン 15名 | |
| アウトプット:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトプット:考察 | 新規受け入れは年間を通しては18名であるが、5月までの8名は担当者変更のタイミング支援終了となっており、実質的な新規支援人数は6月以降の10名となっている。この10名は継続して支援しており、現在まで連絡が途絶えた者や支援拒否をしている者はいない。 前年からの継続支援は5月までは22名、6月以降は9名となっている。継続支援の6名も、生活の安定度に関わらず定期的に連絡をとっており、新規も含め対象者全員と良好な関係を築けている。 キーパーソンは6月以降で18名と目標数値を達成。 | |
| 2 | 具体的なニーズの表出が会った件数のうち90%が支援に繋がることができている状態 | |
| 指標 | 具体的に必要な支援が出てきた際に、適切な相談窓口、事業に繋ぎ支援を受けることができた件数 | |
| 目標値・目標状態 | 具体的なニーズの表出が会った件数のうち90%が支援に繋がることができている状態 | |
| アウトプット:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトプット:考察 | 新規・継続あわせた19名は全員適切な支援を提供し、当団体でできないことは他団体と協働したり行政と連携するなど、必要な支援を行っている。 | |
| 3 | 居住者が当事業居室で健康的な生活を送ることができている | |
| 指標 | ①居住支援受け入れ人数 ②生活状況を把握し、睡眠食事、服薬等が整っているかを評価 | |
| 目標値・目標状態 | ①1名に居住支援を提供 ②睡眠、食事、服薬等についておおむね自立し、安定している状態 | |
| アウトプット:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトプット:考察 | 6か月の滞在2名、1か月の滞在1名、1~3日の滞在2名へ居住支援を提供。食事・睡眠とも問題なく、安定した生活を送ることができた。支援前は生活リズムが乱れていたり、食欲も乏しく不眠だった対象者も規則正しく健康的な生活を取り戻している。 | |
| 4 | 退去後、地域に住居を借りることができている | |
| 指標 | 退去後の住居整備、地域でのつながり、社会資源を把握し、接続できているかを評価 | |
| 目標値・目標状態 | 退去後の住居が整備されており、必要な社会資源に繋がっている状態 | |
| アウトプット:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトプット:考察 | 退居後の住居も整備され、必要な社会資源にも繋がりながら、当団体の支援も継続。必要な各種トレーニングも順次提供している。 | |
| 5 | 生活に必要なライフスキルについて整理し、トレーニング内容を決定 | |
| 指標 | トレーニング内容が決定できているか | |
| 目標値・目標状態 | トレーニング内容が整理され、まとまっている状態 | |
| アウトプット:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトプット:考察 | トレーニング内容は整理されており、必要に応じて個別に提供している。 | |
| 6 | ライフスキル取得のためのトレーニングを実施 | |
| 指標 | トレーニングの受講人数 | |
| 目標値・目標状態 | 20名に実施 | |
| アウトプット:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトプット:考察 | 新規・継続あわせた19 名全員に必要なトレーニングを実施している。 | |
| 7 | 団体借用の居室を用いて、児童養護施設入所者等に一人暮らし体験を実施 | |
| 指標 | 一人暮らし体験の人数 | |
| 目標値・目標状態 | 10名に実施 | |
| アウトプット:結果 | 計画より遅れている | |
| アウトプット:考察 | 契約書の作成までは進んだものの、契約を交わして実施するには至っておらず、ニーズとしては低いと思われる。 | |
| 8 | 体験中に、食事づくり、洗濯掃除等のスキルトレーニングを実施 | |
| 指標 | トレーニングが提供できたかを評価 | |
| 目標値・目標状態 | 10名に実施 | |
| アウトプット:結果 | 計画より遅れている | |
| アウトプット:考察 | 一人暮らし体験の実施に至っておらず、体験中のトレーニングも実施できていない。 | |
| 9 | 居場所の運営 | |
| 指標 | ①居場所利用の人数 ②トラブルなく安心して過ごすことができたか | |
| 目標値・目標状態 | ①30名が利用 ②利用人数の7割以上に、また来たい、という声がある | |
| アウトプット:結果 | 計画より遅れている | |
| アウトプット:考察 | 12名が利用。利用に際してはトラブルもなく利用者の7割以上は継続的な利用を希望するものの、居場所施設から遠い者は仕事と生活が安定するとなかなか来られなくなる。 | |
| 10 | 必要に応じて居場所で面談、ライフスキルトレーニングを実施 | |
| 指標 | 個人別の支援目標に対して、必要な支援が提供できたかを評価 | |
| 目標値・目標状態 | 個人別の支援目標に対して、必要な支援が提供できたかを評価、7割以上が支援を提供できている状態 | |
| アウトプット:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトプット:考察 | 就労に向けた面接練習や履歴書の書き方確認、学習支援、調理トレーニング、他団体との交流など必要に応じて実施した。利用しやすい対象者が固定的になってくるため、居場所の提供の仕方は工夫が必要。 | |
| 11 | ボランティアに年3回の研修実施 | |
| 指標 | ①対象者に関わる全てのボランティアが研修を受講できているか ②研修終了後のアンケートで理解度、意識の向上が見られたか | |
| 目標値・目標状態 | ①ボランティアの受講率が100% ②受講者の80%が、新しい知識を知れた、良い変化がある | |
| アウトプット:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトプット:考察 | 研修は年4回実施。全員に知見と意欲の向上が見られた。また、新メンバーが入る度に個別研修を実施しているので、知見を伝える研修は体系的にまとめておくことが課題となっている。 | |
| 12 | 四半期に1度のケース検討の実施 | |
| 指標 | ケースを検討することで、対象者や支援の理解が深まっているかを評価 | |
| 目標値・目標状態 | 対象者の支援について、参加者全員が何かしらの発言をし、前向きな支援内容が検討できている状態 | |
| アウトプット:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトプット:考察 | 振り返りと事例検討は月1回実施。前向きで意欲的な支援へと繋がっている。 | |
| 13 | 支援機関、団体と連携し、相談窓口チラシ、パンフレットを配布 | |
| 指標 | アウトリーチ数 | |
| 目標値・目標状態 | 各連携機関や団体と連携し、チラシ、パンフレットの配布数が1,000枚以上 | |
| アウトプット:結果 | 計画より遅れている | |
| アウトプット:考察 | 歌舞伎町での声かけを200名に、施設へのチラシ配布は335枚を実施。新規相談件数増には繋がっていないこともあり、来年度のアウトリーチ活動は見直しが課題となっている。 | |
| 14 | 新しい団体、矯正施設等と繋がる | |
| 指標 | 窓口紹介の連携機関、団体数 | |
| 目標値・目標状態 | 新規連携機関、団体数が20以上 | |
| アウトプット:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトプット:考察 | 新規連携団体は22団体と目標値は達成している。さらに実質的な支援に向けた協働ができるよう、積極的に関係作りを行うことが課題となっている。 | |
活動
| 1 | 1.孤立せず社会定着していくための長期的かつ包括的な相談・伴走支援 ①対象者:非行・犯罪に関する悩みを持つ10-20代の若者、社会的養護を卒業し相談支援が必要な若者 ②実施場所:共有スペース等 ③内容:社会定着を目指し、電話や対面での相談支援、行政手続きや通院、ハローワーク同行、利用できる制度、既存サービスへの接続、就学のための支援も実施 | |
|---|---|---|
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | ひとりひとりが抱える問題や背景に沿って、きめ細かな相談対応を実施。既存の支援の枠組みでは対応困難な対象者が多いが、根気強く継続的な支援を行っている。年単位で支援をしている対象者は着実に自活に向けて成長しており、包括的伴走支援を継続していく。 今後はさらに行政や福祉、医療機関、他の更生施設との連携の強化と、就労関連の支援幅の拡大に向け職親プロジェクト参加企業との連携も進めていく予定となっている。 | |
| 2 | 2.住まいがない若者への緊急居住支援 ①対象者:住まいがない状態にある若者 ②実施場所:ワンルームタイプの居室 ③内容:緊急居住支援は、最長6ヶ月以内で居室を提供し、支援期間中は、食事づくりや洗濯、掃除等のトレーニングも実施。退所までに就労や不動産探し等を行い、地域生活へ移行する | |
| 活動結果 | ほぼ計画通り | |
| 概要 | 数日だけの滞在を含め5名受け入れており、4月からも1名入居が決まっている。生活状況の確認もしやすく、随時ライフスキルトレーニングも実施。進度は対象者によって異なるものの着実な変化が見える。 発達の課題を持つ入居者にはより迅速なケアが必要なため職員が近居に滞在する必要があることや、施設からの新規受け入れ増加に向け、職員がすぐに対応可能な場所に居住施設を確保することを検討している。 | |
| 3 | 3.ライフスキルトレーニング、リテラシー教育ツールの作成 ①実施者:事業スタッフ、事業メンバー ②対象者:ライフスキルが不十分であり、生活に不安がある若者 ②内容:安定した生活を送るために身につけるべきスキルと情報の整理、トレーニングに使用する冊子の作成 (現状案:食事や睡眠等の健康リテラシー、金銭管理、部屋探し等の情報と契約リテラシー、家事スキル、性教育、情報リテラシー等) | |
| 活動結果 | 遅延あり | |
| 概要 | 当初想定していた冊子では当団体対象者は読まないことや、一般の若者に向けた内容とは異なる情報が必要とされていることから、途中で根本的な変更を決断したこともあり制作は遅れが出ている。しかし、対象者の状況に必要な情報をまとめることができている。 | |
| 4 | 4.安定した生活を送るためのライフスキルトレーニング、リテラシー教育 ①対象者:ライフスキルが不十分 であり、一人での生活に不安がある若者 ②実施場所:共有スペース、居住施設、対象者自宅 ③内容:マネーリテラシーや健康リテラシーの教育、金銭管理の練習や食事づくり練習、家探しや引っ越し等の生活全般のスキル向上、具体的な支援を提供、共有スペースを複数人で利用し、コミュニケーションのトレーニングも実施 | |
| 活動結果 | ほぼ計画通り | |
| 概要 | ライフスキルやコミュニケーションのトレーニングは個別支援の中で必要に応じて行う形で実施しており、習得度は対象者によって異なるが、それぞれのペースで着実に成長している。 刑余者の雇用をしている企業からは、仕事スキルよりもマネーリテラシーとコミュニケーション力、仕事以前の社会的知識が求められていることからライフスキルトレーニングの重要性は増しており、今後も力を入れるべき活動となっている。 | |
| 5 | 2.施設出所後等の独り立ちを目指す一人暮らし体験 ①対象者:一人で生活することに不安、悩みを持つ若者 ②実施場所:ワンルームタイプの居室 ③内容:児童養護施設等と連携し、数日〜数週間の一人暮らしを実施。支援期間中は、食事づくりや洗濯、掃除等のトレーニングも実施。 | |
| 活動結果 | 遅延あり | |
| 概要 | 児童養護施設とは契約書の作成までは進んだものの、契約を交わして実施するには至っておらずニーズとしては低いと思われる。今後も依頼があれば受け入れるが、それよりは更生保護施設期間内に社会定着できなかった対象者の受け入れニーズのほうが高く、連携を進めていく予定となっている。 | |
| 6 | 居場所の運営 ①対象者:非行・犯罪に関する悩みを持つ10-20代の若者、社会的養護を卒業し相談支援が必要な若者 ②実施場所:共有スペース ③内容:相談や来フスキルトレーニングの他、安心して自由に過ごせる居場所を実施。 | |
| 活動結果 | ほぼ計画通り | |
| 概要 | 古民家を利用し、学習支援や調理イベント等を実施。家庭的な雰囲気の中で、学生や社会人など他者との交流機会にもなり、コミュニケーショントレーニングの場にもなっていた。利用した対象者は楽しく過ごせた、再度利用したいと希望している。一方で自宅からの距離があると定期利用は難しく、安定して働くようになると足が遠のくため継続利用できる対象者は5名となっており、目的に応じた実施方法を検討している。 | |
| 7 | 5.対象者への理解を深め、適切な支援を提供するためのスタッフ、ボランティアの研修 ①対象者:事業スタッフ、ボランティア ②実施場所:共有スペース、居住施設、事務所、オンライン等 ③内容:対象者の抱える生きづらさ(障害や成育歴、非行等)に関する研修、個人情報の取り扱いや支援者としての心構え等の研修、ケース検討を 実施。研修受講後、職員指導のもと伴走支援・ライフスキルトレーニング等の補助業務を実施 | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | 年4回の基礎知識習得に向けた研修と、月1回の実際に対象者とコミュニテーションを取る中で出てくる困難さの解消に向けた振り返りとケース検討を実施。スタッフの知見と意欲の向上が見られ、個別支援の難しさと大切さを理解しながら、それぞれの関わり方を模索し続ける姿勢を得ている。今後は、新スタッフへの事前研修、活動と平行しながら月1回の振り返りとケース検討、定期的な最新情報や他団体の活動についての研修など、全てのスタッフの状態にあわせて実施できるよう準備していく予定となっている。 | |
| 8 | 6.一人でも多くの支援が必要な若者に繋がるためのアウトリーチ活動 ①対象者:当相談窓口を知らない、繋がっていない若者 ②実施場所:1都3県、相談窓口用ウェブサイト、相談窓口LINE等のツール ③内容:児童養護施設や教育機関、少年院や保護観察所、弁護士事務所等と協働し、支援が必要な若者に相談窓口の紹介を実施、アウトリーチツールを検討し、導入する | |
| 活動結果 | 遅延あり | |
| 概要 | 繁華街での夜回りと声かけの活動を行い相談窓口の紹介を200名に配布、矯正施設や保護観察所へのチラシ配布は335枚を実施した。歌舞伎町などにいる若者達は困り感がなく、大人は敵という姿勢のため、声かけ活動自体は支援に結びついていない。また、矯正施設の職員への活動紹介のみではなく、施設等を出る前の対象者と繋がることで、より適切な支援と情報提供が可能となるため、来年度は刑務所ラジオの実施を予定している。 | |
| 9 | 6.一人でも多くの支援が必要な若者に繋がるためのアウトリーチ活動 ①対象者:当相談窓口を知らない、繋がっていない若者 ②実施場所:1都3県、相談窓口用ウェブサイト、相談窓口LINE等のツール ③内容:児童養護施設や教育機関、少年院や保護観察所、弁護士事務所等と協働し、支援が必要な若者に相談窓口の紹介を実施、アウトリーチツールを検討し、導入する | |
| 活動結果 | 遅延あり | |
| 概要 | 繁華街での夜回りと声かけの活動を行い相談窓口の紹介を200名に配布、矯正施設や保護観察所へのチラシ配布は335枚を実施した。歌舞伎町などにいる若者達は困り感がなく、大人は敵という姿勢のため、声かけ活動自体は支援に結びついていない。また、矯正施設の職員への活動紹介のみではなく、施設等を出る前の対象者と繋がることで、より適切な支援と情報提供が可能となるため、来年度は刑務所ラジオの実施を予定している。 | |
想定外のアウトカム、活動、波及効果など
・社会福祉協議会からの依頼で新規受け入れを実施し、役所の保護課とも連携を取ることで信頼を得られ、行政で対応できないケースについて相談されるようになってきた。中には外国人滞在者の相談もあり、当団体の外国人支援事業部への相談にも繋がっている。
・支援対象者は自分の経験から裁判や各地の矯正施設に興味を持って情報を集めていることも多く、対象者に勧められて裁判の傍聴に連れて行ってもらったことから、防犯に向けて改善すべき対策が見え新たな取り組みの調査へと繋がった。彼らに教えるばかりではなく、彼らから教わることも多々あり、支援する・されるという立場を超えて共に社会を変えていく仲間になるという当団体のパーパスが実現できている。
・今年度実施した研修や振り返りを通して、スタッフが事前に持つべき知識や、多くのスタッフが共通して困難を感じる点などは把握できており、来年度は全スタッフが同じステップで成長していけるよう準備を進めている。
事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動
| 課題を取り巻く変化 | ・支援対象者の多くが 虐待やいじめ、搾取などを経験していることから最初は支援にも不信感を持っており、自分(対象者)を助けることにどんなメリットがあるのかと裏を探ろうとしたり、後から料金を請求されたり収入を巻き上げられたりしないよう、騙されまいと警戒している。実際に支援を受け自分が困っている時に手を貸してくれたり教えてくれたりする人がいて助けられ、後から請求されることもないという体験をしていくことで、他人の親切心を信頼することができるようになってくる。同時に、ボランティアスタッフとも交流することで、無償どころか会費を払って活動に参加している人がたくさんいると知り、なぜそんなことをしているのか話をきくうちに、少しずつ対象者自身もボランティア活動に興味を持ち始めることが多い。そうして支援を受けながら生活が整い気持ちに余裕ができてきた対象者が、自分の経験をいかし、当団体の「相談員」としてスタッフにアドバイスしたり、他の対象者の相談に乗ったりする制度を試験的に始めている。相談員には特に研修などをしているわけではなく、スタッフから相談を持ちかけたり他の支援対象者と話をしてもらい、アドバイスに質問しながら経験や想いなどを聞くことで対象者自身が経験を振り返って自分と向き合い、自分自身も成長しながら人を支援するとはどういうことかを体得していく機会ともなっている。 |
|---|
外部との連携実績
| 1 | 活動 | 名古屋保護観察所、埼玉保護観察所、草加市役所、福岡社会福祉協議会、福岡在住社会福祉士との連携による、所在不明の対象者への対応 |
|---|---|---|
| 実施内容 | 当団体にて居住支援をしていた発達の課題を抱える対象者のケース。一時期所在が不明となり、行政や他機関からの連絡には応答なく当団体のみ連絡がつく状態にあった。福岡を始め、本人がここにいると話すいくつかの地域の支援団体や支援者に保護協力の依頼準備をしながら根気強く対応を続けた。 | |
| 結果・成果・影響等 | 最終的には無事に戻り支援用居室にて生活を再開することができた。この件により、全国の支援者のネットワークがあれば対象者がどこで困窮しても保護や対応が可能であることが実証できた。また、本人の言う状況に虚偽の疑いがあっても一方的に決めつけることなく、支援の信頼を損なうこともなく、本人の思惑とは異なる方法で対応可能であることを理解してもらい、他者を欺く行為をやめさせることができた。 | |
| 2 | 活動 | 名古屋保護観察所、埼玉保護観察所、草加市役所、福岡社会福祉協議会、福岡在住社会福祉士との連携による、所在不明の対象者への対応 |
| 実施内容 | 当団体にて居住支援をしていた発達の課題を抱える対象者のケース。一時期所在が不明と なり、行政や他機関からの連絡には応答なく当団体のみ連絡がつく状態にあった。福岡を始め、本人がここにいると話すいくつかの地域の支援団体や支援者に保護協力の依頼準備をしながら根気強く対応を続けた。 | |
| 結果・成果・影響等 | 最終的には無事に戻り支援用居室にて生活を再開することができた。この件により、全国の支援者のネットワークがあれば対象者がどこで困窮しても保護や対応が可能であることが実証できた。また、本人の言う状況に虚偽の疑いがあっても一方的に決めつけることなく、支援の信頼を損なうこともなく、本人の思惑とは異なる方法で対応可能であることを理解してもらい、他者を欺く行為をやめさせることができた。 | |
| 3 | 活動 | 埼玉社会福祉協議会、草加市役所との連携による、所持金も住まいもない若者の一時的居住の提供とライフスキルトレーニングの実施 |
| 実施内容 | 埼玉の社会福祉協議会の相談窓口を訪れた若者について連絡があり、生活保護の審査を待つ期間滞在できる施設がなく、当団体の居室を利用できないかとの相談により受け入れを実施した。その間、自炊やコミュニケーションのトレーニング、新居探し、就労支援は当団体にて実施し、障害者就労訓練等は社福が手配するといった役割分担にて支援にあたった。 | |
| 結果・成果・影響等 | 当初、料理は嫌いではないけれど自炊できるか不安と言ってい たものの、すぐに様々な料理に工夫しながら挑戦するようになった。また、昼夜逆転するなど生活リズムが乱れているとのことであったが、10時にはスタッフが訪問して出かけるようにしたことですぐに整えることができた。就労にも意欲的になり、早く新居を見つけて働きたいと物件の内覧や就労支援作業にも積極的に参加しており、行政とNPOが連携しながら自立への支援を行う良いケースとなっている。 | |
| 4 | 活動 | 埼玉社会福祉協議会、草加市役所との連携による、所持金も住まいもない若者の一時的居住の提供とライフスキルトレーニングの実施 |
| 実施内容 | 埼玉の社会福祉協議会の相談窓口を訪れた若者について連絡があり、生活保護の審査を待つ期間滞在できる施設がなく、当団体の居室を利用できないかとの相談により受け入れを実施した。その間、自炊やコミュニケーションのトレーニング、新居探し、就労支援は当団体にて実施し、障害者就労訓練等は社福が手配するといった役割分担にて支援にあたった。 | |
| 結果・成果・影響等 | 当初、料理は嫌いではないけれど自炊できるか不安と言っていたものの、すぐに様々な料理に工夫しながら挑戦するようになった。また、昼夜逆転するなど生活リズムが乱れているとのことであったが、10時にはスタッフが訪問して出かけるようにしたことですぐに整えることができた。就労にも意欲的になり、早く新居を見つけて働きたいと物件の内覧や就労支援作業にも積極的に参加しており、行政とNPOが連携しながら自立への支援を行う良いケースとなっている。 | |
| 5 | 活動 | 株式会社ヒューマン・コメディ発行の元受刑者専用求人誌と、掲載の協力雇用企業3社との連携による就労支援 |
| 実施内容 | 協力雇用企業にも様々あり、元受刑者を雇ってくれるというだけでは良い職場か見わけるのが難しいが、求人情報を作成している企業の代表が職場の様子や待遇などを確認した上で掲載している求人情報をもとに紹介し、就労に至ったケースが3件となっている。 | |
| 結果・成果・影響等 | 企業側も職場定着の困難さを知っているため、当団体とも連絡を取り合いながら対象者の就労や職場でのトラブルをサポートできた。 | |
| 6 | 活動 | 株式会社ヒューマン・コメディ発行の元受刑者専用求人誌と、掲載の協力雇用企業3社との連携による就労支援 |
| 実施内容 | 協力雇用企業にも様々あり、元受刑者を雇ってくれるというだけでは良い職場か見わけるのが難しいが、求人情報を作成している企業の代表が職場の様子や待遇などを確認した上で掲載している求人情報をもとに紹介し、就労に至ったケースが3件となっている。 | |
| 結果・成果・影響等 | 企業側も職場定着の困難さを知っているた め、当団体とも連絡を取り合いながら対象者の就労や職場でのトラブルをサポートできた。 | |
| 7 | 活動 | 法務省東京矯正管区、少年刑務所 |
| 実施内容 | 来年度6月の拘禁刑の施行にあたり刑務所内のプログラム変更を控える法務省と、矯正施設にいるうちから情報提供や外部とのコミュニケーションを実施したい当団体とで連携し、刑務所内でのラジオ放送にむけて協働している。 | |
| 結果・成果・影響等 | まずは来年度1か所の矯正施設での実施に向け、法務省矯正管区にて刑務所との調整を行っている。法務省としては2~3年様子を見たのち全国の刑務所への展開も検討したいとの意向。また、一般に向けて更生保護の理解を得るためにも、この取り組みを適切な方法で発表または放送することにも合意しており、受刑者の意識の変容の一助となることや、元受刑者が支援に辿りつきやすくなることだけでなく、社会全体へも影響を持つ活動となることを想定している。 | |
| 8 | 活動 | 法務省東京矯正管区、少年刑務所 |
| 実施内容 | 来年度6月の拘禁刑の施行にあたり刑務所内のプログラム変更を控える法務省と、矯正施設にいるうちから情報提供や外部とのコミュニケーションを実施したい当団体とで連携し、刑務所内でのラジオ放送にむけて協働している。 | |
| 結果・成果・影響等 | まずは来年度1か所の矯正施設での実施に向け、法務省矯正管区にて刑務所との調整を行っている。法務省としては2~3年様子を見たのち全国の刑務所への展開も検討したいとの意向。また、一般に向けて更生保護の理解を得るためにも、この取り組みを適切な方法で発表または放送することにも合意しており、受刑者の意識の変容の一助となることや、元受刑者が支援に辿りつきやすくなることだけでなく、社会全体へも影響を持つ活動となることを想定している。 | |
| 9 | 活動 | 日本財団 職親プロジェクト |
| 実施内容 | 職親プロジェクトのサポート企業として参加。企業においては終業後に介入しにくい課題と、支援団体としては就業中に介入できない課題があることから、互いに連携して職場定着を支援する。また、仕事スキル以前のライフスキルやコミュニケーションについて、企業の困りごともヒアリングしながら実施する。 | |
| 結果・成果・影響等 | 当団体が連携しやすい地域で試験的に実施することでモデルケースやノウハウを得て、最終的には職親プロジェクトの支部ごとに支援団体との連携を展開できるよう進めている。 | |
| 10 | 活動 | 日本財団 職親プロジェクト |
| 実施内容 | 職親プロジェクト のサポート企業として参加。企業においては終業後に介入しにくい課題と、支援団体としては就業中に介入できない課題があることから、互いに連携して職場定着を支援する。また、仕事スキル以前のライフスキルやコミュニケーションについて、企業の困りごともヒアリングしながら実施する。 | |
| 結果・成果・影響等 | 当団体が連携しやすい地域で試験的に実施することでモデルケースやノウハウを得て、最終的には職親プロジェクトの支部ごとに支援団体との連携を展開できるよう進めている。 |
広報実績
| メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等) | なし | |
|---|---|---|
| 広報制作物等 | あり | |
| 内容 | 活動内容をA4 1枚にまとめ、全国の矯正施設、保護観察所313か所に送付。 | |
| 報告書等 | あり | |
| 内容 | 団体の活動報告書を作成 | |
| イベント開催等 | なし | |
ガバナンス・コンプライアンス実績
規程類の整備状況
| 事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか | 完了 | |
|---|---|---|
| 整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか | 全て公開 | |
| 内容 | ||
| 変更があった規程類に関して報告しましたか | 変更はなかった | |
ガバナンス・コンプライアンス体制
| 社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますか | はい | |
|---|---|---|
| 内部通報制度は整備されていますか | はい | |
| 内容 | 内部に窓口を設置している。 | |
| 利益相反防止のための自己申告を定期 的に行っていますか | はい | |
| コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたか | はい | |
| ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたか | はい | |
| 団体の決算書類に対する会計監査はどのように実施しましたか。本事業の最終年度の状況を選択してください(実施予定の場合含む) | 外部監査および内部監査 | |
| 内容 | 外部監査:小澤公認会計士税理士事務所 | |
| 本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますか | いいえ | |
シンボルマークの活用状況
自団体のウェブサイトで表示 広報制作物に表示 |

