事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
日常生活又は社会生活を営む上での困難を有する者の支援に係る活動
孤独・孤立や社会的差別の解消に向けた支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
その他の解決すべき社会の課題
日本在住のウクライナ避難民には子供と一緒に避難した母親が多い。母親の精神状態は、本人だけでなく子供に影響を与える。このためにも、ウクライナ避難民女性の心理支援の継続は不可欠である。また、日本で友達づくりで苦労している避難民は少なくない。孤立を避けるため、ウクライナ人以外の人々との、ネットワークづくりや交流機会の提供は重要である。
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 1. 貧困をなくそう | ||
| 3. すべての人に健康と福祉を | ||
| 11. 住み続けられる街づくりを |
団体の社会的役割
団体の目的
日本に暮らす外国人女性の生活を応援するため、在住外国人女性目線の情報提供と支援を行い交流の場を作る。また、多様な変化に、適切かつタイムリーに対応できる支援体制、外国人女性の受け皿になるコミュニティ、および居場所を提供する。さらに、「やさしい日本語」講座などを通して、ホスト社会の住民(つまり日本人)の多文化共生の理解を促進し、すべての人々が健や かに暮らせる地域や社会づくりに貢献することを目的とする。
団体の概要・活動・業務
定期的に、オンライン・オフライン(京都、東京、川崎、大阪)で外国人女性のための何でもしゃべれる会「プフー」を開催し、外国人女性からの日本の文化や制度についての質問に答える。グループの中で相談しにくい悩みがある、また集まりに来ることが出来ない外国人女性のために、電話相談・チャットを開催。2022年7月から日本在住ウクライナ避難民に、ウクライナ人専門家による母語での心理支援をオンラインで提供。
| 団体の目的 | 日本に暮らす外国人女性の生活を応援するため、在住外国人女性目線の情報提供と支援を行い交流の場を作る。また、多様な変化に、適切かつタイムリーに対応できる支援体制、外国人女性の受け皿になるコミュニティ、および居場所を提供する。さらに、「やさしい日本語」講座などを通して、ホスト社会の住民(つまり日本人)の多文化共生の理解を促進し、すべての人々が健やかに暮らせる地域や社会づくりに貢献することを目的とする。 |
|---|---|
| 団体の概要・活動・業務 | 定期的に、オンライン・オフライン(京都、東京、川崎、大阪)で外国人女性のための何でもしゃべれる会「プフー」を開催し、外国人女性からの日本の文化や制度についての質問に答える。グループの中で相談しにくい悩みがある、また集まりに来ることが出来ない外国人女性のために、電話相談・チャットを開催。2022年7月から日本在住ウクライナ避難民に、ウクライナ人専門家による母語での心理支援をオンラインで提供。 |
概要
事業概要
戦争避難民は心理的不調を訴える人が多く、戦況の長期化とともにうつ等が慢性化・複雑化しやすいこと、専門家による心理的支援が有効であることが知られている。一方で、現在日本に滞在するウクライナ避難民は言葉の壁ゆえに、通常の日本の心理支援を受けることができない。よって、本事業では12歳以上のウクライナ避難民を対象に、ウクライナ人心理士による専門的な個別心理療法を母国語で無料で提供する。戦争避難民に関する先行研究、トラウマ理論、そして、本団体が2022年7月より実施しているウクライナ避難民向けの心理カウンセリング事業から得られた知見を踏まえ、ウクライナ避難民の心理的不調の軽減、および、日本での生活への適応の促進を目指す。
また、ウクライナ避難民は日本生活の長期化に伴う課題にも直面している。住居、食料、就職、子どもの教育などに関する問題は注目されているが、社会関係資本の不足、つまり人間関係ネットワークが限定的で偏っていることは問題にされていない。しかし、偏ったネットワークを通して伝わる情報には間違いが含まれやすく、視野や活動の範囲を狭くする傾向もある。そこで本事業はウクライナ避難民女性に外国人、日本人を問わず、多様な女性との交流機会と、行政機関や他の支援団体が対応していない時間帯に母語で相談できるサポート電話・チャットを提供する。東京での拠点を確保することで、多様な人々とともに自分らしく過ごせる場と時間を提供する。これらによって、避難民女性のウェルビーイングと自立に欠かせない社会関係資本の充足を目指す。またウクライナ避難民女性をこの事業の担い手として養成し、雇用することによって、彼女らの就職にも寄与する。その積み重ねを通して、日本における外国人支援の体制改善、および、日本とウクライナの良好な国際関係継続に不可欠な人材育成支援に貢献する。
資金提供契約締結日
2024年03月31日
事業期間
開始日
2024年03月31日
終了日
2025年02月27日
対象地域
対面首都圏、オンライン全国
| 事業概要 | 戦争避難民は心理的不調を訴える人が多く、戦況の長期化とともにうつ等が慢性化・複雑化しやすいこと、専門家による心理的支援が有効であることが知られている。一方で、現在日本に滞在するウクライナ避難民は言葉の壁ゆえに、通常の日本の心理支援を受けることができない。よって、本事業では12歳以上のウクライナ避難民を対象に、ウクライナ人心理士による専門的な個別心理療法を母国語で無料で提供する。戦争避難民に関する先行研究、トラウマ理論、そして、本団体が2022年7月より実施しているウクライナ避難民向けの心理カウンセリング事業から得られた知見を踏まえ、ウクライナ避難民の心理的不調の軽減、および、日本での生活への適応の促進を目指す。 | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2024年03月31日 | |
| 事業期間 | 開始日 2024年03月31日 | 終了日 2025年02月27日 |
| 対象地域 | 対面首都圏、オンライン全国 | |
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 内容
・心理療法提供の対象:2022年3月以降に来日したウクライナからの戦争避難民のうち、12歳以上で専門的な心理支援を必要とする者。
・支援ネットワークづくり事業①(外国人女性の交流事業)の対象:オンライン事業は全国のウクライナ避難民女性、対面は首都圏在住ウクライナ避難民女性
・支援ネットワークづくり事業②(外国人女性のサポート電話・チャット事業)の対象:全国のウクライナ避難民女性
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 人数
心理療法提供の事業:避難民全国2000名程度(対面は首都圏のウクライナ避難民1000名程度)
支援ネットワークづくり事業:ウクライナ避難民女性のみ全国1250名程度(対面は首都圏のウクライナ避難民女性600名程度)
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
| 事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 内容 | ・心理療法提供の対象:2022年3月以降に来日したウクライナからの戦争避難民のうち、12歳以上で専門的な心理支援を必要とする者。 |
|---|---|
| 事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 人数 | 心理療法提供の事業:避難民全国2000名程度(対面は首都圏のウクライナ避難民1000名程度) 支援ネットワークづくり事業:ウクライナ避難民女性のみ全国1250名程度(対面は首都圏のウク ライナ避難民女性600名程度) |
| 本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
事業の背景・課題
新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰により深刻化した社会課題
現在日本には2103名のウクライナ避難民が滞在。先行研究での戦争避難民の心理的不調率を適用すると、およそ400~840人が中程度以上のうつや不安症に罹患していると予想され、母国語による専門家の支援が不可欠である。本団体は2022年7月にウクライナ避難民向けの心理療法事業を始め、現時点で126名が申し込み、1469件の面接が実施された。2024年1月に実施した利用者アンケートでは、8割弱が事業の継続を望み、9割強が身近なウクライナ人に事業を勧めたいと答える一方、日本では言葉の問題ゆえに他に同規模で安定した専門的な支援を提供しているところがない。被災直後に特有のトラウマ反応が解消され、表面的には問題なく見える人がいる中、戦況の長期化に伴い「生きる意味」や「将来」に向き合う力を見いだせず、孤独感や無力感を訴え、心理的に立ち止まったままの人は多い。年単位で安定した支援を提供する仕組みが求められる。
全面侵略戦争開始から2年経つ今、支援団体が支援を中止したり、助成金を終了したりする動きが目立つ。戦況の長期化より、ウクライナ避難民は日本での生活に対する長期のプランを立てなければならないが、支援体制がますます縮小していく現状がある。また、ウクライナ避難民を対象とする相談機関には夜や土日の対応がないばかりか、緊急時の早期介入早期対応も脆弱である。さらに、ロシアによる戦争の影響を受けた物価高騰は、貧困になりがちな避難民の生活をより悪化させている。限られてた支援体制であるからこそ、充分なソーシャルサポートの確立が重要である。これまでは、ウクライナ避難民のみを対象とした支援に注力されていたため、避難民が日本人や他の外国人とのネットワークづくりの機会が十分ではなかった。多様で幅広いネットワークこそがホスト社会への適応を早め、就職活動で役に立ち、難民を様々なリスクから守る効果があると報告されている。
| 新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰により深刻化した社会課題 | 現在日本には2103名のウクライナ避難民が滞在。先行研究での戦争避難民の心理的不調率を適用すると、およそ400~840人が中程度以上のうつや不安症に罹患していると予想され、母国語による専門家の支援が不可欠である。本団体は2022年7月にウクライナ避難民向けの心理療法事業を始め、現時点で126名が申し込み、1469件の面接が実施された。2024年1月に実施した利用者アンケートでは、8割弱が事業の継続を望み、9割強が身近なウクライナ人に事業を勧めたいと答える一方、日本では言葉の問題ゆえに他に同規模で安定した専門的な支援を提供しているところがない。被災直後に特有のトラウマ反応が解消され、表面的には問題なく見える人がいる中、戦況の長期化に伴い「生きる意味」や「将来」に向き合う力を見いだせず、孤独感や無力感を訴え、心理的に立ち止まったままの人は多い。年単位で安定した支援を提供する仕組みが求められる。 |
|---|
短期アウトカム
| 1 | 1)東京でウクライナ避難民女性が、安心して対面の心理支援を受けることができる | |
|---|---|---|
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 東京拠点での対面心理療法の実施回数 | |
| 把握方法 | 実施回数 | |
| 目標値/目標状態 | 月100件以上の対面心理療法の実施 | |
| 目標達成時期 | 2025年2月末 | |
| 2 | 2)継続的に対面心理療法ができる運営体制が構築できている | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 拠点でのカウンセリング専用スペース確保 | |
| 把握方法 | 賃貸契約 ウクライナ人スタッフ、事務員雇用 | |
| 目標値/目標状態 | 賃貸契約設立 雇用契約設立 | |
| 目標達成時期 | 2024年5月末まで 2024年5月末まで | |
| 3 | 3)ウクライナ避難民女性の心理的不調の軽減、安定した日常生活を営む力の回復が向上できている | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | ・主訴の解消 | |
| 把握方法 | ・初回ならびに面接5回ごとに精神的健康度を測るテスト(ウクライナ語版PHQ-9を想定)を実施して比較をする | |
| 目標値/目標状態 | ・精神的健康度を測るテストの点数の改善 相談者の相談時点での精神的健康度の程度や主訴の複雑さによるが、1人辺り8~20回(初回から1.5か月~5か月)程度で目標状態に到達することを目指す | |
| 目標達成時期 | 2025年2月末 | |
| 4 | 4)ファシリテーター、サポーターが常勤し、継続的な運営が行われ、気軽に相談できる環境が整っている | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | ウクライナ人スタッフ勤務時間 | |
| 把握方法 | 勤務日数 | |
| 目標値/目標状態 | 週5日(年末年始除く)での勤務 | |
| 目標達成時期 | 2025年2月末 | |
| 5 | 5)心理士自身の精神的健康状態を安定させ、スキルアップの機会が定期的に行われている | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 勉強会実施 | |
| 把握方法 | 回数 | |
| 目標値/目標状態 | 勉強会実施5回以上 | |
| 目標達成時期 | 2025年2月末 | |
| 6 | 6)東京で多国籍の女性のつながる機会が定期的に提供されている | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 外国人女性の交流会毎月実施 | |
| 把握方法 | 開催回数集計 | |
| 目標値/目標状態 | 9回 | |
| 目標達成時期 | 2025年2月末 | |
| 7 | 7)次年度以降の運営継続に対して、企業や個人からの定期的な寄付等を受け、継続的な運営を行う目処が立っている | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 個人定期寄付者確保 企業定期寄付者確保 | |
| 把握方法 | 定期寄付者制度設立 企業向けの講演会、プレゼン開催 | |
| 目標値/目標状態 | ホームページでの定期寄付者制度公開 | |
| 目標達成時期 | 2025年2月末 | |
| 8 | 8)ガバナンス、コンプライアンスが整い、団体基盤の強化ができていて、社会的信用が向上している | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 税理士(会計士)、労務士、行政書士からの定期的指導確保 | |
| 把握方法 | 契約設立 | |
| 目標値/目標状態 | 3件 | |
| 目標達成時期 | 2024年5月末 | |
アウトプット
| 1 | 1)対面・オンライン面談を行った関東方面の対象者アンケート実地 | |
|---|---|---|
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 満足度調査で75%以上の回答者が満足 | |
| 把握方法 | 対面・オンラインでアンケート実施 | |
| 目標値/目標状態 | 満足度75%以上 | |
| 目標達成時期 | 2024年2月末 | |
| 2 | 2)東京拠点の運営 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 継続的な営業 | |
| 把握方法 | 営業日統計 | |
| 目標値/目標状態 | 週5日の運営(年末年始除く) | |
| 目標達成時期 | 2025年2月末 | |
| 3 | 3)精神的健康度 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 8割以上が改善 | |
| 把握方法 | ウクライナ語版PHQ-9 | |
| 目標値/目標状態 | 全体の80%以上が初回より改善 | |
| 目標達成時期 | 2025年2月末 | |
| 4 | 4)ファシリテーター、サポーター各4人の確保 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 雇用状況 | |
| 把握方法 | 雇用人数の把握 | |
| 目標値/目標状態 | ファシリテーター、サポーターを各4人雇用する | |
| 目標達成時期 | 2024年5月末 | |
| 5 | 5)心理士の勉強会開催5回以上 | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 実施回数 | |
| 把握方法 | 勉強会の実施 | |
| 目標値/目標状態 | 5回以上 | |
| 目標達成時期 | 2025年2月末 | |
| 6 | 6)東京での交流会を開催 | |

