事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
子ども及び若者の支援に係る活動
社会的課題の解決を担う若者の能力開発支援
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
地域の働く場づくりや地域活性化などの課題解決に向けた取組の支援
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 4. 質の高い教育をみんなに | 4.7 2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。 | 人口減少が著しい離島の小規模校の教育機関は、選 択肢の少なさ、専門性や多様な価値観に触れる機会の少なさといった課題を抱えている。また、高等教育機関が島に無く、中学卒業後に親元を離れ生活をする「島立ち」を経験する子どもたちも多い。一方で、恵まれた自然環境や少人数制という強みを活かし、離島ならではの教育を構築することで、子育て世代の移住促進、ひいては地域の活性化に貢献できる可能性を秘めている。 |
| 8. 働きがいも経済成長も | 8.9 2030年までに、雇用創出、地方の文化振興・産品販促につながる持続可能な観光業を促進するための政策を立案し実施する。 | 離島において地域課題解決と経済活性化は密接不可分であり、挑戦する若者の担い手育成が不可欠。しかし、交流機会や支援体制の不足により、若者は孤独感や視野狭窄に陥りやすく、挑戦を阻む状況にある。孤立を防ぎ、地域課題への挑戦を促進する環境整備が求められる。 |
| 11. 住み続けられる街づくりを | 11.a 各国・地域規模の開発計画の強化を通じて、経済、社会、環境面における都市部、都市周辺部及び農村部間の良好なつながりを支援する。 | 日本の領海と排他的経済水域を合わせた広さは国土の約12倍、世界6位の広さとなる。離島は国防に重要な役割を果たし、特に特定有人国境離島は重要。鹿児島は28の有人離島のうち17が指定されている。離島に人が住み続ける ことは国益上重要だが、人口減少の影響は過疎地域の中でも大きく、存続が危ぶまれる離島もある。 |
| 14. 海の豊かさを守ろう | 14.1 2025年までに、海洋ごみや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。 | 海に囲まれた離島の歩みは、常に豊かな海洋資源と共にあった。しかし、近年は海洋汚染や乱獲、気候変動の影響を受け、海洋環境の悪化が深刻化している。離島にとって、持続可能な海洋資源の利用と環境保全は、未来への重要な挑戦となる。 |
| 17. パートナーシップで目標を達成しよう | 17.17 マルチステークホルダー・パートナーシップ さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する。 | 離島は人口減少や高齢化、産業の衰退など、多くの課題を抱えている。これらの課題を解決するためには、行政、企業、住民、NPOなど、様々な主体が連携し、協働することが不可欠である。多様な主体が協力し、知識や技術、資金などを共有することで、離島の持続可能な発展を目指すことができる。 |
団体の社会的役割
団体の目的
私たちは、地域固有の生活文化や環境を活かすことをサービスの原点とし、ひと・もの・ことを創造する離島地域のリーディングカンパニーを目指している。農林漁業と共に生きる環境づくり、地域(集落)に根ざした文化を伝えるもの・ことづくり、未来へのアイデアをカタチにしていく取り組みに尽力する。あらゆる地域資源が循環し、しあわせな人・もの・場づくりを通じ、離島地域にある課題を価値へと変え、社会全体の利益増進に寄与することを目的とする。
団体の概要・活動・業務
離島地域のリーディングカンパニーを目指し、地域資源を生かしたさまざまなプロジェクトに取り組んでいる。
●業務:第⼀次産品の⽣産・加⼯・小売事業、小売・通販・地域産品の卸事業、宿泊施設の運営事業、飲食店の企画運営事業、公共施設の管理・運営事業、観光ガイド・レンタル事業、イベント・企画・デザイン事業、地域ブランディング事業、不動産管理・運⽤・建築デザイン監修事業、出版・講演・執筆 他
| 団体の目的 | 私たちは、地域固有の生活文化や環境を活かすことをサービスの原点とし、ひと・もの・ことを創造する離島地域のリーディングカンパニーを目指している。農林漁業と共に生きる環境づくり、地域(集落)に根ざした文化を伝えるもの・ことづくり、未来へのアイデアをカタチにしていく取り組みに尽力する。あらゆる地域資源が循環し、しあわせな人・もの・場づくりを通じ、離島地域にある課題を価値へと変え、社会全体の利益増進に寄与することを目的とする。 |
|---|---|
| 団体の概要・活動・業務 | 離島地域のリーディングカンパニーを目指し、地域資源を生かしたさまざまなプロジェクトに取り組んでいる。 |
概要
事業概要
離島地域では、本土地域の人口減少よりも早いスピードで人口が減少しており、少子高齢化や若年層の島外流出による人口減少が著しい。ところが、鹿児島離島では行政の本庁機能がない島が有人離島28のうち21を占め、現地との課題感に乖離がある。地理的な要因でインフラ整備に注力せざるを得ない状況があり、課題解決への挑戦に対してフォローできる体制が整いにくい。そこで、鹿児島県の全離島が対象のコミュニティ「鹿児島離島文化経済圏」(令和元年発足)では、人口減少や担い手不足、地域コミュニティの希薄化等の地域課題の解決に向けて様々な取り組みを行なってきた。離島の地域活性に取り組む団体の事業テーマに対して、他地域離島の団体同士や各地の関連企業等とのマッチング連携を通じて、事業推進のためのサポーターをつくり、商品開発や販路開拓、人材育成などを実施してきた。それにより鹿児島離島で地域活性化につながる新たな取り組みが生まれている。しかしながら、まだ取りこぼしている課題が地域には溢れ、各離島での挑戦者を後押しする仕組みの構築が喫緊の課題である。これまで培ってきたものを元に、鹿児島離島地域の課題解決をさらに推進するため、本事業でローカルファンドの設立を目指す。産業支援に留まらず、環境保全・教育/文化継承・人材育成等の社会的課題への解決も早急に支援していく必要があるため、一般財団法人として資金仲介や伴走支援ができる体制を確立し、離島で挑戦しようとする若者を中心とした支援を行う。今までの支援の形は一方向だったが、コミュニティの繋がりを生かし、双方向の共助支援ができる社会を目指す。人口500人以下の小規模な離島が多く、行政区を跨ぐ鹿児島の島々に、同じ海域での繋がりを通して、自治体の枠を超えた支援の可能性を見出していく。そのために行政はもちろん、教育機関や企業などと協働できる仕組みづくりを行なっていく。
資金提供契約締結日
2024年04月23日
事業期間
開始日
2024年04月23日
終了日
2027年02月27日
対象地域
鹿児島離島(28の有人離島)
| 事業概要 | 離島地域では、本土地域の人口減少よりも早いスピードで人口が減少しており、少子高齢化や若年層の島外流出による人口減少が著しい。ところが、鹿児島離島では行政の本庁機能がない島が有人離島28のうち21を占め、現地との課題感に乖離がある。地理的な要因でインフラ整備に注力せざるを得ない状況があり、課題解決への挑戦に対してフォローできる体制が整いにくい。そこで、鹿児島県の全離島が対象のコミュニティ「鹿児島離島文化経済圏」(令和元年発足)では、人口減少や担い手不足、地域コミュニティの希薄化等の地域課題の解決に向けて様々な取り組みを行なってきた。離島の地域活性に取り組む団体の事業テーマに対して、他地域離島の団体同士や各地の関連企業等とのマッチング連携を通じて、事業推進のためのサポーターをつくり、商品開発や販路開拓、人材育成などを実施してきた。それにより鹿児島離島で地域活性化につながる新たな取り組みが生まれている。しかしながら、まだ取りこぼしている課題が地域には溢れ、各離島での挑戦者を後押しする仕組みの構築が喫緊の課題である。これまで培ってきたものを元に、鹿児島離島地域の課題解決をさらに推進するため、本事業でローカルファンドの設立を目指す。産業支援に留まらず、環境保全・教育/文化継承・人材育成等の社会的課題への解決も早急に支援していく必要があるため、一般財団法人として資金仲介や伴走支援ができる体制を確立し、離島で挑戦しようとする若者を中心とした支援を行う。今までの支援の形は一方向だったが、コミュニティの繋がりを生かし、双方向の共助支援ができる社会を目指す。人口500人以下の小規模な離島が多く、行政区を跨ぐ鹿児島の島々に、同じ海域での繋がりを通して、自治体の枠を超えた支援の可能性を見出していく。そのために行政はもちろん、教育機関や企業などと協働できる仕組みづくりを行なっていく。 | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2024年04月23日 | |
| 事業期間 | 開始日 2024年04月23日 | 終了日 2027年02月27日 |
| 対象地域 | 鹿児島離島(28の有人離島) | |
直接的対象グループ
鹿児島離島で課題解決に取り組む概ね40歳以下の若者、若者を中心としたグループ
人数
45人(グループ)
最終受益者
離島に住む高校生以下の子ども
支援する団体が活動する集落に住む人々
(最終的には鹿児島離島に住む人々に波及する)
人数
十数人〜数十人
集落規模による
| 直接的対象グループ | 鹿児島離島で課題解決に取り組む概ね40歳以下の若者、若者を中心としたグループ | |
|---|---|---|
| 人数 | 45人(グループ) | |
| 最終受益者 | 離島に住む高校生以下の子ども | |
| 人数 | 十数人〜数十人 | |
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
| 本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
|---|
事業の背景・課 題
社会課題
「離島の抱える課題」
日本の離島は、豊かな自然や独自の文化を有する一方で、課題の先取りをする「課題先進地域」と言われ、本土よりも人口減少や少子高齢化などが早く進んでいる。少人数の離島では住民自身が地域の機能を担っていることが多く、人口減少によりインフラの維持が困難になり、地域が存続できるかどうかの状況が直近に迫っている。地域の衰退は多くの課題が密接に関わり合っており、1つの分野への取り組みでは解決が困難。本事業では主に3つの分野を重点的に支援したい。離島のデータは全国のもの。鹿児島は離島人口が全国1位(約15万人)であり、他地域のモデルにもなり得る。
●人口減少率(平成22年〜令和2年)
・全国:1.5%
・離島:18.2%
●離島の人口規模
・500人未満:7割以上
・100人未満:4割以上
「環境」
離島にとって特に重要なのが海洋環境問題。島の海岸には多くの海洋ごみが流れ着くが、それは自分たちが出していない島外からのもの。労力がかかるだけでなく、自治体間連携がしづらく輸送コストもかかる離島はゴミ処理にかかる費用も高くなる。
●日本の海岸線
・長さ:世界第6位(そのうち離島が5分の1以上)
●海洋プラスチックごみ
・2025年までに2億5000万トンに達すると言われている
「教育・文化」
学校の存続が地域に与える影響は人口が少ないほど大きく、地域そのものの存続に関わる離島もある。また、鹿児島では高校のない離島が大部分で、若者が流出する一因となっている。地域に伝わる伝統文化が継承されず、郷土愛や地域内コミュニティの希薄化していることも課題である。
●学校数の減少率(小学校〜高校、平成12年〜平成31年)
・全国:16.0%
・離島:30.0%
●生徒数の減少率(小学校〜高校、平成12年〜平成31年)
・全国:20.3%
・離島:50.8%
●高校のない鹿児島の離島
・有人離島28のうち21
「若者支援」
地域の状況を俯瞰的に捉え課題解決に取り組める人材は少なく、いたとしても海に隔てられた環境では特に孤立しやすい。また、新しい取り組みを支援する体制や人材も不足している。船を経由する物流など離島ならではの特殊な事情もあるため、本土の支援の仕組みではカバーできない要素も多い。先述した2つの分野に加え、挑戦する若者への支援を幅広く行うことは地域の課題解決にとって重要。
課題に対する行政等による既存の取組み状況
行政の本庁機能、または窓口機能がない離島が多く、構造的不平等が生じている。教育面の取り組みでは離島留学をしている島も多いが、その後の帰ってきたくなるような施策がない。教育・定住・産業・環境などの施策がそれぞれ縦割りになっており、効果的な課題解決が行われていない。
●行政の本庁がない離島
・鹿児島県有人離島 28のうち21
●留学制度のある離島
・鹿児島県有人離島 28のうち21
課題に対する申請団体の既存の取組状況
これまで「鹿児島離島文化経済圏」として鹿児島離島の挑戦する人たち、そしてそれを応援したい人たちのコミュニティを作り上げてきた。これにより新しい事業の立ち上げや離島間のネットワークが構築されてきた。資金仲介には至っていないが、コミュニティづくりと地域間連携による課題解決に伴走支援や人的リソースの支援は行ってきた。支援する組織運営体制が確立することで、これまで培ってきたことをより活用できる。
休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義
鹿児島離島の中には、存続できなくなる状況が目の前に迫った離島もあり、課題解決へのスピード感を早めていく必要性がある。本事業により、行政が取りこぼしていたチャレンジへの支 援や、今まで以上の後押しができる体制実現に早く辿り着くことができる。また、立ち上げのみならず、資金分配団体からの伴走支援があることで持続的に活動していける組織を作るチャンスと捉えている。
| 社会課題 | 「離島の抱える課題」 「環境」 「教育・文化」 「若者支援」 |
|---|---|
| 課題に対する行政等による既存の取組み状況 | 行政の本庁機能、または窓口機能がない離島が多く、構造的不平等が生じている。教育面の取り組みでは離島留学をしている島も多いが、その後の帰ってきたくなるような施策がない。教育・定住・産業・環境などの施策がそれぞれ縦割りになっており、効果的な課題解決が行われていない。 |
| 課題に対する申請団体の既存の取組状況 | これまで「鹿児島離島文化経済圏」として鹿児島離島の挑戦する人たち、そしてそれを応援したい人たちのコミュニティを作り上げてきた。これにより新しい事業の立ち上げや離島間のネットワークが構築されてきた。資金仲介には至っていないが、コミュニティづくりと地域間連携による課題解決に伴走支援や人的リソースの支援は行ってきた。支援する組織運営体制が確立することで、これまで培ってきたことをより活用できる。 |
| 休眠預金等交付金に係わる資金の活用により本事業を実施する意義 | 鹿児島離島の中には、存続できなくなる状況が目の前に迫 った離島もあり、課題解決へのスピード感を早めていく必要性がある。本事業により、行政が取りこぼしていたチャレンジへの支援や、今まで以上の後押しができる体制実現に早く辿り着くことができる。また、立ち上げのみならず、資金分配団体からの伴走支援があることで持続的に活動していける組織を作るチャンスと捉えている。 |
中長期アウトカム
環境文化を礎にしたその島らしいエコシステムが構築される
島の環境文化を礎にした新しい挑戦が生まれる風土が作られる
短期アウトカム
| 1 | 財団拠点に様々な島の人や情報が集まり、相談に立ち寄れる場所となっている。 | |
|---|---|---|
| モニタリング | はい | |
| 指標 | 島の課題解決に対する相談件数 | |
| 初期値/初期状態 | 0件(相談体制ができないない) | |
| 事後評価時の値/状態 | 5件/月(拠点以外の相談件数と比較し有用性を確認する) | |
| 2 | 鹿児島離島における課題を解決しようとする島の人たちの挑戦のプロセスの可視化が行われ、新たに挑戦しようとする人たちに共有されている。 | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | 共有できている挑戦(ストーリー)数 | |
| 初期値/初期状態 | 0件 | |
| 事後評価時の値/状態 | 24件(支援数+財団メンバーのストーリー) | |
| 3 | 島の中での対話や共有の文化が育ち始める。 | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | 円卓会議の参加者数(観覧者含む) | |
| 初期値/初期状態 | 30人 | |
| 事後評価時の値/状態 | 50人 | |
| 4 | 財団が多様なステークホルダーと連携し、協働している。 | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | 多様なステークホルダーと協働できた事例数(財団と支援者以外の関係者が関わった件数) | |
| 初期値/初期状態 | 0件 | |
| 事後評価時の値/状態 | 2件/年 | |
| 5 | エリアパートナーや支援先間でノウハウや情報共有がされている。 | |
| モニタリング | はい | |
| 指標 | 共助できるつながりが増えたどうか(アンケート) | |
| 初期値/初期状態 | 支援前を基準とする | |
| 事後評価時の値/状態 | 9件(1次助成3件、2次助成6件) | |
| 6 | サポーター(寄付者)が島での挑戦に興味を持ち、島で挑戦する人の応援者が増えやすくなっている。 | |

