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事業完了報告

2026/01/19更新

事業概要

事業期間開始日 2024/05/10終了日 2025/02/28
対象地域兵庫県西宮市
事業対象者

西宮市を中心に近隣の市に在住するひとり親家庭のこども達とその家族を支援する。ひとり親家庭とは、離別・死別だけではなく、離婚を前提とした別居、また、未婚で妊娠している女性を含む。母親が妊娠中~18歳程度までを対象とする。西宮市内の18歳までのひとり親家庭のこども推定4000人(2023年)を対象とします。

事業対象者人数

ひとり親家庭のこどもの人数250人程度(150家庭程度)

事業概要

当団体の運営メンバーは2019年より別団体においてひとり親家庭の孤立防止と家事負担減を目的に食料支援と訪問型家事・育児支援等を行ってきました。これらの活動だけでは親子関係の問題や不登校による居場所不足、学習機会や体験不足を補えないという課題を抱えていました。そこで2022年7月に独立し、当団体を設立。2023年8月に本のある居場所「たねとしずくライブリー」を開館しました。また、市民が協働してこども達を支える「一箱本箱サポーター制」を取り入れています。西宮市内外から50名の方に月額寄付と本の提供をいただいています。しかし、居場所とアウトリーチの連携が十分に生かし切れておらず、また生活環境が悪化しているひとり親家庭への支援が不足しています。また、資金面での課題があり、ひとり親支援の普及や支援者育成などに着手しにくい状況があります。
◆本事業の3つのねらい
① アウトリーチ事業と居場所事業をより連動させます。
② 多くのひとり親家庭と出会えるよう保育士や他団体、自治体との連携を深めます。
③ひとり親支援の普及を牽引します。
◆事業の3つの柱
1.ひとり親家庭支援と居場所事業の連携事業
 1-1 ひとり親家庭のこども達と親のための居場所運営
 1-2 0歳~10代が安全に利用できる「たねとしずくライブラリ―」の整備 
 1-3 「乳幼児のいるひとり親家庭のための子育て広場」を実施
 1-4 ひとり親家庭向けの訪問型支援(1)家事・子育て支援(2)子育て相談訪問(3)絵本訪問
2.食料支援事業
3.ひとり親支援の普及事業 
 3-1 スタッフ支援者育成
3-2 当事業の普及と継続のための検討活動(1)視察(2)保育士との情報交換会
 3-2 連携・支援ガイドラインの作成・配布
3-3 情報発信・広報
 3-4 他団体への活動報告会 

事業の総括およびその価値

本事業では、困難な状況にあるひとり親家庭と出会うために多岐に渡る事業を実施した。ひとり親家庭のリピート利用が延128人となり、目標(80人)を大幅に上回った。食料支援も実施し、毎月の交流の中から困難な状況にある家庭を発見し、支援がスムーズに行えた。ライブラリーを多機能拠点としたことで、様なルート(行政職員や他団体等)から多くのひとり親家庭を紹介してもらうことができた。ある児童相談所の職員は当団体を利用する理由に「複数の支援メニューがあるので、受益者の状況に合致した長期的な支援につながると思った」を挙げた。実際に、虐待の見守りの必要な家庭に、まず訪問支援で入り、落ち着いた後、ライブラリーに来たり、食料を受け取りにするなどして、ほかのひとり親達との交流ができるようになった。本事業を通して、孤立した親子と重層的に関わることができることに大きな価値があることを実感できた。

課題設定、事業設計に関する振返り

本事業を実施するあたり次の仮説がありました。①収入が減りこども達の成長に必要な遊びや学びを経験が減った、②本を買い与えたり、誰かにもらう習慣がない家庭が半数、③家の中で孤立するこども達の存在、④乳幼児を育てる親の孤立。振り返ってみて、ほぼ仮説のとおりで、ひとり親とその子どもたちに厳しい生活を強いている現状が判明した。家の中に落ち着いて勉強をするスペースや本がないだけではなく、親子の会話の時間がなく、家庭に居場所がない子たちが多く存在した。親も育児について相談できる相手がいないため、不適切な養育を客観的に見ることができない方が多く存在した。こどもの体験の場としても、親子の孤立の解消のため、本事業設計は適切であり、大きな成果があった。ひとり親家庭に必須の支援であるにも関わらず、近隣自治体の制度はこうした現状に合致しない制約が多く、弊会が独自に資金調達するしかない現状は大きな課題と感じている。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1ひとり親家庭のこどもと親が常設の本のある居場所に気軽に来れるようになる。特に困難な状況にある子どもたちが安心して過ごせる地域の居場所となっている
指標来館者総数、ひとり親家庭の来館者数、ひとり親家庭のリピート来訪者数、夕食提供回数、食料提供回数、イベント参加者数、体験プログラム実施回数
目標値・目標状態ひとり親家庭の子どもとその親のリピート利用者数が延80人
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察リピート利用者数は毎月の実数の延べ128 人となり、目標を達成。特に総来館者数1551人のうち、ひとり親家庭のこどもの利用は延べ636人で4割を占めている。夕食の提供総数:1028食。(財源:西宮市補助金)食料提供回数9回で延べ338家庭に配布できた。体験プログラム(リクリエーション)は12回開催、71人が参加。保護者からは、「2人とも学校に登校しておらず、安全な環境の中で小集団で参加させてもらうことが貴重な経験でした。」「ボカロ作成をしました。アプリを買うのに2万円位するのでうちでは買えないのでありがたいです。」との感想があった。ひとり親家庭のこども達が安心して過ごせる場所として定着した。
2支援ガイドラインやケアする人もケアされる仕組みを持つった支援者によって、ひとり親家庭を継続的に支援できる運営体制ができている
指標ガイドライン、視察実績、報告会資料、プレスリリース回数、専門職との相談回数
目標値・目標状態支援者向け動画・支援(連携)ガイドラインの完成
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察団体内及び連携先・メディアの広報に関する支援(連携)ガイドラインが完成。合計3回の視察を実施。スタッフからは「視察を通じて、地域資源(人)の協力を得て実施するイベントや、発達障がいのこどもの塾などが見学でき、自主事業の参考になった。」との感想があった。プレスリリースは3回発行し、新聞に3回、地域誌に1回、取り上げられた。ひとり親支援者向け研修を録画し、それをもとに支援者育成の動画を完成させた。専門職との相談に関しては、スタッフが研修を受ける形で4回実施した。研修内で質疑応答などの時間を設け、ケーススタディを行うことで現場の悩みを解消した。こうした取り組みが運営体制の整備につながった。

アウトプット

1たねとしずくライブラリーにおけるひとり親家庭のこどもと親の居場所と訪問型ひとり親支援が継続して実施されている
指標ライブラリー開館実績、来館者実績、学習支援実績回数、ライブラリーでの食事提供実績数、ひとり親家庭訪問実績数、食料提供記録、専門家による講座・相談実績数、食料提供実施回収
目標値・目標状態ライブラリー開館:週3回、学習支援開催:週2日、専門家(音楽・アート)によるイベント開催12回、こどもの悩み別(心理士、LGBTQ、助産師なによる支援者向け講座の実績:4回、食料提供:11回、クリスマスケーキ配布:50家庭、訪問型支援:10家庭
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察ライブラリーを拠点にひとり親家庭のこどもと親の居場所と訪問型支援が継続して実施できた。ライブラリー開館は合計116日間(目標+2日)。学習支援は当初こども達の習慣づけが難しく来館者0人の日もあったが、1月頃から定着し、合計59日実施(目標-17日)延べ92人が参加。専門家によるイベント(ボードゲーム5、音楽制作5、版画2)は12回開催(目標通り)。こどもの悩み別支援者向け講座は計画変更し、子どもたちとの日々の会話の中でスタッフが話を聞ける体制をとり、こどもの悩みを日常でキャッチできるようになった。クリスマスケーキは51家庭に配布(目標+1)、訪問型支援は27家庭(目標+17)となった。
2研修・視察(訪問型支援、連携ガイドライン、寄付財源確保、保育、ひとり親支援、ソーシャルワークなど)の実施と研修・視察成果を反映させた支援(連携)ガイドライン作成と広報や報告会の実施。
指標研修・視察報告、広報(SNSやプレスリリース発信)実績、ガイドライン作成と配布実績、スタッフ・ボランティア名簿、報告会開催実績
目標値・目標状態研修参加者:延べ30人、ガイドライン
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察研修・視察(訪問型支援、ひとり親支援、保育など)は予定通り実施し、その成果を反映させたガイドライン、広報、報告会が実現した。研修・視察参加者延べ40人(目標+10) 。研修の結果、新規で2名が訪問型のボランティアとして登録。寄付募集は12月にマンスリーサポーターを募集し、新規に22名の申込があり、その後も2名が新規の寄付者として登録。研修・視察の成果を反映させ「プレスや連携段向けガイドライン」、内部の支援者育成用「訪問支援サポートブック」を完成させ、2名に配布した。報告会は2回(東京1,京都1)開催。西宮の記者も参加し、新聞掲載につながった。

活動

11-1 ひとり親家庭のこども達と親のための居場所運営 ・図書館機能を備えた「たねとしずくライブラリ―」にて実施 予約不要・無料 ・こども対象/水・木・金 乳幼児の親子の時間 10時~15時 小学生は17時まで 中高生は20時まで利用可(食事の無料提供) (1)学習支援を実施 週2日18時~20時 (2)レクリエーション(音楽/アート制作)開催 月2回開催 (3)心のケアの専門家の配置 月3日
活動結果ほぼ計画通り
概要ライブラリーは116日間(目標+2日)開館し、延べ1551人が来館。(1) 学習支援:合計59日実施(目標-17日)ひとり親家庭のこども4人が定期的に通うようになり、学習のペースがつかめた。12月以降は中学3年生が2人いたため、日曜に開催し、集中的に学習する時間を作った。各自の学習記録を活用し学習への意欲があがった。(2)レクリエーション:12回開催・のべ72人(3)心のケア:4回開催・のべ19人
2 1-2 0歳~10代が安全に利用できる「たねとしずくライブラリ―」の整備  ・現在は10代を主な対象として居場所の環境を整えている。本事業では全年齢のこども達が安全で快適に利用できるよう居場所の改修工事を行う。 ・老朽化したトイレの改修・屋外の階段に手すりを設置・2階への階段の手すりを設置・屋外の入口付近に手洗い場の設置
活動結果計画通り
概要トイレ改修により、水漏れが改善し、トイレ内での手洗いが可能になった。屋外の階段と2階への階段に手すりを設置し、落下防止策が取れた。屋外に手洗い場の設置により感染防止策が徹底でき、2階の防音扉により、1階からの人の声や音が遮断され学習に集中できる環境が実現。荷物棚の設置は、防犯・紛失防につながった。これら環境整備を通じて、0歳〜10代の全年齢のこどもたちが安全で快適に利用できるようになった。
3 1-3 乳幼児のこどものいるシングルマザーが来館しやすい場の開催 ・(1)月1回土曜日(休館日)開催 シングルマザー対象 当団体のスタッフとボランティア(小学生以上の子のシングルマザー)によって運営 子育て相談や交流タイムをつくり、ほっとできる時間にする。 ・(2)月1回火曜日(通常開館日)開催 対象を区切らず乳幼児の親子対象 他の子育て支援団体を招致し、わらべ歌の時間、工作の時間を開催。
活動結果計画通り
概要乳幼児のこどものいるシングルマザーが来館しやすい場づくりが実現しました。(1)乳幼児のいるシングルマザー対象の土曜開館:8回開催・延べ40人利用。10月以降少しずつ参加者が増えた。こどもは家にはない絵本に触れ、母親は保育士経験の長いスタッフに育児の相談ができた。(2)乳幼児の親子対象の平日開館: 9回開催・延べ45人利用。 中学生たちが乳児との接点を持つことができ、世代を超えた交流が実現。
4 1-4 ひとり親家庭向けの訪問型支援 ・自ら足を運んでこないヤングケアラーや虐待リスクの高い家庭をペアで訪問しこども達や親の状況を聞き取り支援を行う。たねとしずくライブラリ―の利用やその他の社会資源に連携する。 (1)家事援助と遊び・学習支援(10家庭・のべ100回訪問)(2)子育て相談訪問(10家庭・のべ30回訪問)・(3)絵本訪問(10家庭・のべ30回訪問)・①は1回2時間②③は1回時間程度
活動結果ほぼ計画通り
概要(1) 家事援助:14家庭(目標+4)・延べ75回訪問(目標-25) (2)子育て相談訪問:4家庭(目標-6)・延べ7回(目標-23) (3)絵本訪問:5家庭(目標-5)・延べ17回(目標-13) 訪問のみ:4家庭・延べ5回 合計で27家庭(目標-3)を訪問し、家族の状況を聞き取り、ライブラリー利用やその他の社会資源につなげた。話を聞いてほしい家庭が多く、1家庭あたりの訪問期間を長くして対応。
5 2. 食料支援事業支援 ・食料や日用品を無料て提供することで、支援が必要な家族との出会いを創出する。スタッフは臨床心理士および社会福祉協議会とともに相談対応も行う。親同士の交流スペースを設ける。学生スタッフがこども達と遊んで過ごす。 ・毎月1回(夏休みは1回追加) ・1回につき105食分(35家庭)/10回開催(のべ1050食)・SNSや公式LINEで募集。紹介も受け付ける。
活動結果計画通り
概要・9回実施、延べ338家庭、延べ977食分 ・休眠預金助成で購入した食品とフードバンクからの提供品等を月1回のペースお渡しした。SNSや公式LINEで募集したが、毎回、新規の利用申込があり定員を上回るときは、抽選で配布することも。学生スタッフがこども達と遊んでいる間、交流スペースで臨床心理士がファシリテートし親同志で話せる機会を設けた。徐々に、手伝いや片付けを手伝ってくれる当事者が現れた。
6 3-1 スタッフ支援者育成 ・新たに訪問型支援に取り組む市民を座学と実地研修を通じて育成する。 ・訪問型家族支援について専門家4人(内1名は内部講師)による講座で伝える。 ・2日に分けて2講座ずつ行う。(1)家庭訪問型事業とは(2)ソーシャルワークのこころえ(3)ひとり親の背景(4)たねとしずくの事業について ・講座を録画しておき、今後の研修に活用する。 ・参加人数 1講座10人(のべ40人)
活動結果計画通り
概要次の支援者育成を行い、今後の研修教材(動画)が完成。 ・訪問型家族支援の講座実施:4回(9/28,10/5,専門家4人,うち1人は内部講師)1講座10人、延べ40人参加(ひとり親支援に関心のある市民・当団体スタッフ)。 講座内容:1たねとしずくの3つの事業,2子ども家庭への予防型支援,3ひとり親家庭の現状,4家庭訪問型支援の実践 ・支援者向け研修教材(動画):講座を撮影し、今後の内部研修に活用
7 3-2 当事業の普及と継続のための検討活動(1)視察(2)保育士との情報交換会 ・ひとり親家庭の課題を社会に可視化し支援の裾野を広げるために支援者や他団体と意見交換を行い、先行事例を研究する。 ・(1)事例の検討として視察を実施(2箇所) (2)保育士との情報交換会(年4回)・団体内で視察報告を行う。 ・次年度以降「居場所×アウトリーチ」を市の委託事業を目指して、自治体職員と連携を深める。
活動結果計画通り
概要(1) 3回実施(目標+1)バディチーム(東京7/4),one love(西宮市9/19),ひととね(岐阜市11/25)当訪問型支援と居場所支援の両輪での支援について学んだ。 (2) 4回、延べ20人参加 保育士が地域資源を利用してもよいという認識に立ってもらうことができた。どちらも団体内で視察報告を行った。次年度以降「居場所×アウトリーチ」を市の委託事業を目指して、自治体職員と連携を深める。
8 3-3 連携・支援先ガイドライン作成・配布 ・支援者としての行動指針や連携先との守秘義務などのコンプライアンスを記載したガイドラインを作成。ガイドラインにそって連携を行えるよう、必要に応じて連携団体に提示する。 ・団体内において作成チームを結成。ミーティング3回実施
活動結果計画通り
概要連携・支援先ガイドラインを作成チームを結成し、研修3回実施。団体内の支援者としての行動指針について研修を行い、団体内で共通認識を持った。当団体の行動指針は、「たねとしずく」という団体名の由来をクレドとし、支援先に対してのガイドラインも作成。メディア向けに取材における諸注意を記載した書類を作成し利用を開始。 ガイドラインに沿った支援や連携が可能となった。
9 3-4 情報発信・広報 ・当事業に直接かかわっていない支援者に事業内容や社会課題を発信し、ひとり親家庭へ理解を深め支援を普及させる。 ・活動報告書(PDF)を作成し連携各所に配布。プレスリリースとしても活用。 ・3か月ごとに発行。・配布先:児童相談所・西宮市こども家庭支援課・社会福祉法人・教育委員会・SSW・不登校の親の会・こども食堂など
活動結果計画通り
概要・事業開始時及び中間時期にプレスリリースを3回発行(7/5,7/19,10/28)。 ・朝日新聞の記者から問合わせがあり、取材を受けた。新聞記事とWEB版に掲載。教育委員会にはじめて持参し、課内で回覧してもらうことができ、当団体の認知が広がった。 ・報告書を作成し、寄付者及び関係者に郵送をした。また、行政各部及び社協などに配布を行う。 ・ボランティア募集チラシを作成し、大学に配布。
10 3-5 他団体への活動報告会  ・市内の支援団体や自治体、議員、メディア、寄付者に向けて、本のある居場所とひとり親支援の連携の成果について周知する。 ・オンラインと対面のハイブリットで行う。 ・事業報告書をPDFで作成し、当団体のホームページから自由にダウンロード可能にする。印刷したものをプレスリリースとして利用。行政担当課及び市議会議員・県会議員等に印刷したものを配布。
活動結果ほぼ計画通り
概要当初は当団体のみで報告書を行う予定であったが、計画を変更し、2月22日に京都キャンパスプラザにて、資金分配団体であるムラのミライ及び実行団体のknocks!Hoorikawa運営委員会と認定NPO法人hapinessの4団体で合同報告会及び、パネル展(2月19日から22日までゼスト御池にて)を行った。NHK京都および毎日新聞社にて紹介された。本事業の成果と課題を大勢の市民に伝える機会となった。事業報告書をPDFで作成し、当団体のホームページから自由にダウンロード可能にする。印刷したものをプレスリリースとして利用。行政担当課及び市議会議員・県会議員等に印刷したものを配布します。

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

ひとり親家庭のこども達へのアウトリーチの方法として、既存の「食料支援」での告知を想定していたが、それ以上に学校に配布したチラシやクチコミによる効果が高く、初めて出会うこども達がたくさん来館してくれた実感がある。地域の団体だけではなく、他地域からの講師依頼が入るようになった。プレスリリースやメディア掲載等についての報告類をHPやSNSに掲示していたことで目についたようだ。ひとり親支援の普及という点において、想定以上の広がりを得られた。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

ライブラリーはすべてのこども達に開かれた場所ではあるが、リピートする来館者の多くが地域や家庭から孤立をしている。その子たちにとってこれまでどこにも行けずに自室に引きこもっていたり、家族と一緒の部屋で居心地悪く過ごしていたことを思うと、当団体のライブラリーはそのこども達にとって受け皿となっていることに意義を感じる。しかし、その多くが発達課題や学習への困難、家族不和などの課題を抱えている。こども達を居場所で見守るだけではなく、具体的な支援が必要であると感じている。今後はより学習支援に力を入れていくと同時に家庭への介入を試みていきたいと考えている。こどもだけでつながった家庭に対しても、食料支援や保護者会などの機会を設けて、協力してこどもを支える環境を整えていきたい。

外部との連携実績

1活動訪問型支援
実施内容児童相談所から困難な状況のひとり親家庭の紹介を受け、虐待の見守りとして家事支援を開始することが増えた。
結果・成果・影響等母親の心のリラックスにつながり、育児の悩みを当団体に話すことができるようになった。就職につくことができた人もいる。
2活動学習支援
実施内容海外ルーツのこども達を支援する団体でこども達に当団体の活動を紹介してもらった。
結果・成果・影響等こども達からクチコミが広がり、当団体への参加者が増えた。ひとり親家庭のこども達も半数ほどおり、自習室の利用などにつながった。
3活動関西の実行団体(happinessとknocks!horikawa)との連携
実施内容2月に資金分配団体のムラのミライと実行団体3団体の合同で報告会とパネル展示を開催。事前準備のため月1回の実行委員会を開く。
結果・成果・影響等月1回のミーティングを通じて、お互いの団体でひとり親家庭へのアウトリーチ方法で参考になる方法を聞き合い、実践することができた。また合同報告会の前にもお互いの団体を訪問する機会があったのもよかった。
4活動子どもの権利条約フォーラム
実施内容2024年11月に東京、立教大学での子どもの権利条約フォーラム分科会に参加、事前準備では子どもセーフガーディング研修を受講
結果・成果・影響等分科会に参加する前の同フォーラム実行委員会による事前研修や当日のイベントの進め方など、子どもセーフガーディングの実践的な取り組みを学ぶことができた。ムラのミライとknocks!horikawaと合同で分科会に参加できたのもよかった。この会で当団体を知った市町村からの講演依頼があった。

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

朝日新聞8月28日 
はまかぜ(町内広報誌)7月1日
毎日新聞10月24日 
毎日新聞2月23日 
NHK京都2月22日 

広報制作物等あり
内容

・ひとり親リーフレット 500部 ・ひとり親家庭対象・家事と子育てのサポートのチラシ ・乳幼児の親子のための広場 500部 
 出会ったひとり親家庭に配布。また、ひとり親家庭の目に触れるよう、支援団体に設置してもらう。
・学習支援チラシ・日曜日の自習室のチラシ・食料提供チラシ・訪問型支援基礎知識チラシ・合同報告会チラシ SNSでの配信用に作成 参加者募集用

報告書等あり
内容

・報告書:500部印刷 本事業の成果を関係機関やメディア・寄付者・議員等に知ってもらう機会をもち、今後の事業の協力者を増やす。
・たねとしずく訪問支援マニュアル コピー対応 訪問スタッフの育成のために活用
・訪問型支援基礎知識の講座の動画 4種 今後、スタッフ育成の際に利用する(2年間使用)

イベント開催等あり
内容
・合同報告会 、2月22日にきょうとキャンパスプラザにて、資金分配団体であるムラのミライ及び実行団体のknocks!Horikawa実行委員会とhapinessの4団体で合同報告会及び、パネル展(2月19日から22日までゼスト御池にて)を行った。
・子どもの権利条約フォーラム2024 in 東京 11月9日・10日 ムラのミライ及びknocks!Horikawa実行委員会と一緒にイベントに参加。当団体の実践発表を行った。

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
内容

1.就業規則(たねとしずく)
2.パートタイム労働者就業規則(たねとしずく)
3.賃金規程(たねとしずく)
4.出張旅費規程(たねとしずく)
5.講師等謝金規程(たねとしずく)
6.経理規程(たねとしずく)
7.役員報酬規程(たねとしずく)
8.コンプライアンス規定(たねとしずく)
人件費水準の公開

整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て公開
内容

上記すべて自団体のホームページで公開した

変更があった規程類に関して報告しましたか変更はなかった
内容

変更はなかった。

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかいいえ
内容

コンプライアンスの担当者を作り内部に窓口を設置した。ただ、その担当者に対しての通報窓口を設置していないため、今後も整備していく必要がある。

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますかいいえ
内容

自己申告は行っていないが、会計担当を2名以上設置すること、2万円以上の買い物をする際には担当者以外の職員が必要性を確認するなどのプロセスをとっている。

コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
内容

設置した。

ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
内容

コンプライアンスの整備の方法について検討をし始めている。今後も強化していきたい。

団体の決算書類に対する会計監査はどのように実施しましたか。本事業の最終年度の状況を選択してください(実施予定の場合含む)外部監査
内容

法人全体の決算書類に対する会計監査は監事による監査を実施する予定。
当該事業に対する会計処理については、別途公認会計士による確認を実施し、3月中に報告書を受領予定。
実施内容は収支管理簿に記録された各支出のうち1万円を超えるものについて、支出日付、支出金額、支払先、目的区分、会計科目について、同システムに保管された支払証拠書類と突合し、会計処理の妥当性を確認いていく。

事業完了した実行団体へ事業完了時監査を行いましたか実施済み
内容

実施済み

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

事業開始前に各部門ごとに指標を設定したことと毎月振り返りを行うことで、事業を堅固なものにできた。育成と研修テキストの作成を行ったことで、スタッフの育成のためには何が必要なのかを整理することができた。そのおかげで他府県から研修講師と呼ばれることもあり、当団体への外部からの信頼が高まったと感じる。本事業は緊急助成で1年だけの実施だった。新規事業であるため、結果が出るまでにまだ時間がかかるものであるため、複数年度でのご支援をいただけるとなおよかったと感じる。

シンボルマークの活用状況

自団体のウェブサイトで表示

広報制作物に表示

報告書に表示

イベント実施時に表示

その他:購入した物品に表示