事業完了報告
2026/01/20更新
事業概要
| 事業期間 | 開始日 2024/06/27 | 終了日 2025/02/28 |
|---|---|---|
| 対象地域 | 沖縄県那覇市 | |
| 事業対象者 | 事業で直接介入する対象者:ひとり親(プレひとり親)の母 | |
| 事業対象者人数 | 788人(延べ) | |
| 事業概要 | 本事業は、「シングルマザーの人と場所がつながる居場所空間」を通して、経済的困窮や社会的孤立を和らげ、就労への「マインドセット」と「ステップアップ」のための居場所の創出を目指します。この居場所は、普段の重荷を一旦脱ぎ捨て(レスパイト)、気兼ねなく話をし(当事者の語り)、傷つき体験を癒し、将来に向けてエンパワメントする空間です。これを拠点に以下の事業を実施します。
2.「夢を叶える!就労支援プログラム」 キャリアコンサルティングやマインドセットを提供し、気づきと一歩を共に歩みます。(当団体も参加する就労支援プログラムを受けてキャリアチェンジを遂げたシングルマザーが自身の経験を基にスキル習得のプログラムを設計)。 | |
事業の総括およびその価値
本事業の意義は、県内で初めてひとり親及びプレひとり親がほぼ常時利用できる居場所を那覇市に開設できたことに尽きる。安心・安全な場所で、母親たちは自分自身をケアし、時にはスキルアップしたりと、日々子育てや仕事に追われ、これまでなかなか繋がれなかった仲間との出会いや学びを得られたことがその価値と言えよう。居場所を開設したことで当団体のメールマガジンの登録者数は1000人を超え、対象者に向けて6か月間で25回のメールマガジンを発信し、利用者数も大きく伸びた。
なお居場所で実施した事業及び利用者数(実数:延べ人数)は以下のとおりである。
総居場所利用者数(95人:209人)
・メンタルサポート11回実施(7:11)
・おしゃべり会12回実施(14:31)
・PC教室12回(15:33)
・ヨガワークショップ68回(12:96)
・カフェ・英会話6回(6:8)
・食糧支援4回(442:737)
課題設定、事業設計に関する振返り
以下、課題設定・設計通りの実施となった。
・就労率が9割を超え週40時間以上働いている人が42%だが、就労収入が233万円と低所得の現状⇒ワーキングプアの解消、単価の高い、キャリアが積める就労支援
・53%が貯金10万円未満、20%が借金を抱えており、75%が生活費で悩むなど、不安感が大きい中で子育てしている現状⇒母子ともに心身の健康を維持する、メンタルサポートや、ヨガワークショップの開催
・悩みの相談先として「ひとり親同士に相談している」がわずか16%、また「相談する人がいない」12%の状態であり、シングルマザー同士が互いにエンパワメントでき、相談できるコミュニティ、居場所が求められている⇒安心安全なコミュニティの形成と社会とのつながりを深める、居場所の開設と、おしゃべり会など仲間同士が集える場の形成
※上記数値は、2023(令和5)年度 沖縄県ひとり親世帯等実態調査報告書による。
今回の事業実施で達成される状態
短期アウトカム
| 1 | ①月に2回のおしゃべり会や居場所でのイベントの利用者は精神的な安心を得て、心理的余裕をもつことができる。 それらのイベントに参加したシングルマザーのみならず子どもたちも安定し、やりたいことや我慢していたことを声に出せる。 SNSで居場所の存在を聞き、様々な「おせっかい」な人たちが集まるコミュニティとなる。 | |
|---|---|---|
| 指標 | ・居場所を利用したことによる心境の変化(孤立感・生活不安など) ・交流会の利用後の満足度 | |
| 目標値・目標状態 | ・相談件数:月30件 ・アンケート調査による利用満足度80%以上 ・アンケート調査による孤立化、生活不安が改善した割合80%以上 ・アンケート調査による居場所の存在を支持する人が80%以上 | |
| アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトカム:考察 | コロナに続き、長引く物価高騰が与える影響は深刻で、特にワーキングプアの状態にある居場所の利用者に強く現れています。そんな中、利用者はおしゃべり会を通じて、同じ立場の仲間と悩みや苦しみを共有し、精神的なサポートや専門的な知識を得ることができました。その結果、メンタルヘルスが安定し、おしゃべり会の参加者全員(実数14人:のべ31人)が孤立感や不安感の改善を実感しました。さらに、26.3%(5人)は大きな改善を感じ たと回答しています。居場所の重要性についても、ほぼ全ての参加者が認識しており、居場所を中心にしたサポートが、孤立や不安を軽減する助けとなっていることが明らかになりました。 | |
| 2 | ②パソコンの基本操作ができ、自信をつけて、自身のキャリアアップを前向きに捉えられる。 実際にキャリアチェンジを遂げたスタッフと交流することで、より具体的なイメージを持つことができ、チャレンジ意欲が湧く | |
| 指標 | 参加者へのアンケートで以下を調査 ・学習意欲の変化 ・継続して参加希望かを調査 ・キャリアチェンジ(転職)の希望 | |
| 目標値・目標状態 | ・継続して参加したいと回答する方が20%以上 ・アンケート調査による学習意欲の向上80%以上 ・キャリアアップへの意欲が50%以上 | |
| アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトカム:考察 | パソコンの基本操作だけでなく、既に持っているスキルに合わせて不明点を洗い出してそれを解消した。さらに効率的にできる方法や少しステップアップしたスキルを身につけることで、実際の仕事で活かす他、興味があってもチャレンジできなかったような分野に手を伸ばし、挑戦する機会になった。 講師がどんな方法やどれほどの期間で「スキルを共有できる立場」になったかなどの会話を通し、壁の厚みを少し薄くすることができ た。 講座を通し就労・自立につながった人数は7名(うち副業4名、就職2名、昇格2名 、昇給1名)となった。 | |
| 3 | ③様々な講座やイベントを通して、多様な生き方や機会があることを知り、ほかの人と一緒に時間を過ごす楽しみを感じることができる。 家庭でも会話が増えて、親子のコミュニケーションが密になる。 | |
| 指標 | ・イベントの参加者数 ・参加後のアンケートによる満足度調査 | |
| 目標値・目標状態 | 参加家族数:5家族 (「大いに役に立った」「役に立った」が全体の80%以上。) | |
| アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトカム:考察 | 利用者はワークショップに参加することで新しい知識を得たり、他の参加者と交流したりしていました。アンケート結果では、多くの利用者が精神的なサポートを感じたと回答しました。あるイベントでは、参加者の75%が家族とのコミュニケーションが増え、93.7%がワークショップに満足したと答えました。利用者のなかには、居場所で複数回(20回)過ごすうちに起業を決意し、必要なPC講座を受けて、キャリア相談を申し込むなどしています。物価高騰で節約の為に外出を控える傾向がある中、利用者は、居場所でのワークショップやイベントを通じて社会とのつながりを保ち、安心感を得ながら次へのステップに進んでいる様子が見られます。 | |
| 4 | ④トラウマ療法(ソマティック・エクスペリエンシングⓇ)セッションを受けることで、過去のDVや虐待によるトラウマが薄れていき、笑顔が戻って来る。 | |
| 指標 | ・カウンセリングによる気持ちの変化、満足度 ・セッションを受けたことの効果、満足度 ・精神的に安定し日常生活が過ごしやすくなったなど | |
| 目標値・目標状態 | (日常生活が過ごしやすくなった、安定したなど)各満足度が80%以上 | |
| アウトカム:結果 | 計画より遅れている | |
| アウトカム:考察 | カウンセラーの都合により、本事業開始が12月からとなったため、実施期間は24年12月~25年2月までの3か月間となる。 3か月間で13人が申込み、実施回数は11回である。実施内容は①トラウマ療法カウンセリング(7回)②キャリアカウンセリング(3回)③養育費・制度相談(1回)の3つを提供した。 なお、2月11日時点での開催数10回についてのアンケート結果では、以下の回答が得られ、日常生活が過ごしやすくなっているなど、カウンセリングによる状態の改善が見られ、目標は達成できていると考えられる。 ・精神的に安定した(100%) ・過去のトラウマが軽減された(50%) ・笑顔が増えた(50%) | |
| 5 | ⑤県内のシングルマザーが、日頃の事業活動の様子をInstagramやLINEで目にすることで、居場所の存在を知り、参加するようになる。 事業へのサポート、協力を希望する支援者・協力者が増える。 | |
| 指標 | SNSの投稿などを見て事業に参加した方の数(受益者) 支援をしたいと申し出た人の数(支援者) | |
| 目標値・目標状態 | 参加者数:50名 | |
| アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトカム:考察 | 居場所の名刺やメルマガで存在を知り、InstagramやLINEで活動内容を知り、イベントや講座へ参加する興味が湧いたり、同じような境遇の他者と関わる機会を得た。また、公式サイトから各イベントへの参加申し込みを行い、常に活動している様を見て自己のスケジュールと調整しやすく参加率を高めた。 なお、当事業の公式LINEに登録した当時者数は2025年2月末現在252名となっており、目標数を上回っている。 | |
| 6 | ⑥食糧支援によって、シングルマザーの経済的困窮を一時的に軽減し、交流や居場所への参加の動機づけとする。 食料支援を受けた世帯に対アンケートを実施して、現在抱えている困りごとや支援ニーズを把握する | |
| 指標 | 食糧支援の効果測定(アンケート) 困りごとや支援ニーズの把握(アンケート) | |
| 目標値・目標状態 | アンケートの回収率80%以上 食糧支援の効果(困窮状況の軽減と答えた世帯80%以上) | |
| アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトカム:考察 | 2024年9月、12月、2025年2月の合計3回、県内のシングルマザー延べ720世帯に食糧支援(お米5kg程度)を実施することで、経済的困窮の一時的な軽減した。また、食料支援の申込に際して、本事業(居場所や各種サポート)の案内を同封することで、交流や居場所への参加の動機づけとし、きっかけに居場所やサポートがつながる世帯がいた。2025年2月調査では、食料支援の効果測定を行い、「とても役に立った」185世帯(94.9%)、「少し役に立った」10世帯(5.1%)との回答があり、利用世帯のほぼすべてに高い満足度と困窮の一時的な軽減に効果があったことが示された。 | |
| 7 | ⑦県内のシングルマザーがめぐる物価高の影響、生活、制度面、支援ニーズに加えて、支援の効果が可視化される | |
| 指標 | 調査報告書の作成 | |
| 目標値・目標状態 | 事業終了後に、調査報告書を作成できている | |
| アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトカム:考察 | 2024年12月、2025年2月に実施したアンケート調査について調査報告書を作成した(2月 末)。調査結果によって現在の沖縄県内のシングルマザーが直面する生活困窮と物価高騰の影響、支援ニーズが明らかになった。また、2024年12月調査は、琉球新報との合同調査として実施し、その調査結果は「第17回貧困研究会学会」にて発表。その内容は沖縄の大手2社(琉球新報社・沖縄タイムス社)が第一面で報道され、県内の人々にシングルマザーの苦しい実態を周知することにつながった。 | |
アウトプット
| 1 | 1.県内初のひとり親世帯(プレ世帯含む)の母が利用できる拠点(居場所)を常時開所し、 月に2回の「おしゃべり会」や週替わりのイベントなどを居場所で実施する。 これにより県内のひとり親世帯が利用し、相談・交流できる居場所ができる。 | |
|---|---|---|
| 指標 | 居場所を開設した日数。 居場所を利用した人数(当事者・関係者) 交流会を実施した回数。 | |
| 目標値・目標状態 | 週7日×28週。 週21人(延べ)×28週=588人 月2回 | |
| アウトプット:結果 | 計画より遅れている | |
| アウトプット:考察 | 2024年8月の居場所開所以来、週5〜6日、合計165日にわたって事業を実施しました。居場所の利用者数は、実数で95人、のべ209人です。沖縄県内初のひとり親支援の居場所として、9名の支援者にも来所していただきました。また琉球新報、沖縄タイムスの記者に5回取材来ていただき、ひとり親の現状を理解し、私たちが行なっている休眠預金の事業を記事にしていただきました。また、居場所のメインの活動である、おしゃべり会を12回開催し、実数14人(のべ31人)が参加しました。 | |
| 2 | 2.自分のキャリアアップやキャリアチェンジを希望するシングルマザー(各回3〜5名を想定)に対し、月に2回の就労支援プログラムを実施する。受講者からの質問は随時LINEやメールで対応する。 | |
| 指標 | プログラムの参加人数。 | |
| 目標値・目標状態 | 参加者数目標:3~5名/回/月2回 | |
| アウトプット:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトプット:考察 | 当団体の23年末のアンケート調査(回答者数202人)では、55.4%がweb系のスキルアップ講座を受講したいと答えている。それを受けて、8月から月に2回、計14回パソコンのスキルアップ講座を実施した。一人ひとりに寄り添ったサポートをするべく、講師2名に対し最多で3名までの受け入れとした。利用者は実数15名で延べ33名。 | |
| 3 | 3.多彩な講座&イベントを実施し、シングルマザー延べ100人(総回数30回程度)に機会(定期イベント週1回程度(2024年8月〜2025年2月)、特別イベント年2回程度)を提供する。 | |
| 指標 | イベントに参加した人数。 イベントを実施した回数。 参加後の満足度。 | |
| 目標値・目標状態 | 参加者数:延べ50家族 実施者アンケート 「満足した」が8割以上 | |
| アウトプット:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトプット:考察 | 2024年11月4日、発達に課題のあるお子さんを持つひとり親を対象に、プロの外部講師によるワークショップを実施し、7家族が参加しました。また、母親の健康が親子の生活に重要であるにもかかわらず、国のひとり親支援策に予防的な健康支援が含まれていないことを受け、心身の改善を目的としたヨガのワークショップを68回開催し、実数12人(子供2人を含む)のべ96人が参加しました。さらに、カフェや英語のクラス(実数6人、のべ8人)も提供いたしました。 | |
| 4 | 4.メルマガやホームページ等で告知し、希望者に対して、①トラウマ療法(ソマティック・エクスペリエンシングⓇ)セッション、②個別相談の機会(①14回、②9回)を一対一で提供する。 | |
| 指標 | ・申込件数・実施件数・内容 | |
| 目標値・目標状態 | ①月2回×7か月=14回 | |
| アウトプット:結果 | 計画より遅れている | |
| アウトプット:考察 | カウンセラーの都合により、本事業開始が12月からとなったため、実施期間は24年12月~25年2月までの3か月間となる。 3か月間で13人が申込み、実施回数は11回である。実施内容は①トラウマ療法カウンセリング(7回)②キャリアカウンセリング(3回)③養育費・制度相談(1回)の3つを提供した。利用者数は、実数7人延べ11人 | |
| 5 | 5.SNSで発信し、県内の500名のシングルマザーにリーチするようなプラットフォームを目指す | |
| 指標 | SNSの登録件数(LINE等)。 Instagram、Facebookの投稿件数、閲覧件数。 | |
| 目標値・目標状態 | LINE公式アカウントの友だち追加数:500名 | |
| アウトプット:結果 | 計画より遅れている | |
| アウトプット:考察 | 名刺にLINEの友だち登録用のQRコードや公式Webサイト、メールマガジン、講座や各イベントの案内メールなど様々な場面でSNSアカウントをアピールし、Instagram38回とFacebookで32回は投稿したが、LINEの友だち登録数は250人に留まった。LINE公式アカウントでも22回はイベントの告知を行った。 | |
| 6 | 6.県内全域のひとり親世帯の希望者(200世帯)に対して、食料支援を実施する。 | |
| 指標 | 食糧支援を配布した世帯数 | |
| 目標値・目標状態 | 200世帯×2か月 | |
| アウトプット:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトプット:考察 | 2024年9月、12月、2025年2月の合計3回、県内のシングルマザーに食糧支援(コシヒカリ5kg)を実施した(第1,2回では各200世帯、第3回では320世帯(うち30世帯へは、新聞記事を見た那覇市の農蓮市場からの寄付)の延べ720世帯)。 | |
| 7 | 7.6. 食料支援実施した対象者(200世帯)に対して、アンケート調査を実施し、50%以上の回収率を目指す。 | |
| 指標 | アンケートの配布件数 回収率 | |
| 目標値・目標状態 | 配布件数:200世帯 回収率:50% | |
| アウトプット:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトプット:考察 | 6.の食糧支援実施時にアンケートを行った(第2回(2024年12月)、第3回(2025年2月)の2回実施)。アンケートは団体のメールマガジンを通じてサポート申込時にweb形式で実施したことから、回収率は100%となった。 | |
活動
| 1 | 1.「お茶飲んでって。なんならご飯もついでにどう。」 ・沖縄中南部地域に県内初のひとり親世帯(プレ世帯含む)の母が利用できる拠点(居場所)を常時開所し、安心安全な居心地のよい空間を提供します。 ・フルタイムで働くシングルマザーの負担を軽減するため、おかずを作って手渡す形で食事支援をします。 ・月に2回、シングルマザー当事者による「おしゃべり会」を実施し、つながりを広げるきっかけを作っていきます。 定期的に開催する「おしゃべり会(月2回)」や「お菓子作り」、「ヨガ」、「英語で生き方を学ぼう(英会話)」に参加してもらうことによって居場所が安全な場所であるということを実感できるように「つながり」に重点を置いて居場所を運営していく。 誰の許可も承認も必要でない空間を「私の居場所」として認識してもらえれば、居場所に安心感が生まれ、お母さんの安心・安定が子供の安定につながる。 午後のひと時、「誰かが私を待っている居場所」に、ふと立ち寄ってゆっくりお茶を飲んでもらったり、一緒に手作業(簡単なお菓子やおかず作り)しながら、時間を過ごしてもらえる「私たちの居場所」に育てていきます。 | |
|---|---|---|
| 活動結果 | ほぼ計画通り | |
| 概要 | 2004年以来、おしゃべり会はひとり親とのつながりを深める重要な活動です。2024年度は居場所を持つことで、安定して同じ場所で開催できるようになりました。利用者が、おしゃべり会やPC講座、ヨガ、キャ リア・メンタル相談などのワークショップに参加しやすい環境を整えるため、ホームページやSNS、メールマガジンで早めに複数回お知らせするなどして、継続的に利用者を募集するなどしています。 | |
| 2 | 2.「夢を叶える!就労支援プログラム」 ・自分のキャリアを振り返る機会を持てなかったシングルマザーに対し、キャリアチェンジに成功した当事者スタッフがPCの基本操作からツールの使い方、Webデザインを学ぶ等の機会を提供します。同じ境遇をもつスタッフと交流することで、シングルマザーが「わたしにも挑戦できそう」と思えるマインドセットとキャリアコンサルティングの機会となり、気づきと一歩を共に歩みます。 ・隔週土曜日13時-17時 PC講座を開講(全16回) 内容:PC基本操作・・オフィス文書作成・オフィス表計算・希望があればデザイン系ソフトのレクチャー ・受講者からの質問はLINEやメールなどで随時受け付け | |
| 活動結果 | ほぼ計画通り | |
| 概要 | 今のワークの中で「どんなことができて、どんなことができないのか」棚卸しし、月2回の講座で有耶無耶にしていた部分を講師に質問し解消する方、キャリアチェンジに目を向けツールの使い方を新しく習得することを目標にする方、Webデザインや電子書籍に挑戦する方など、15名が様々な目標や意志を持って参加されていた。また、講師もシングルマザーということもあり、講師自身のキャリアチェンジの話を一例として共有した。 | |
| 3 | 3.「学びと交流の場!それ前から気になっていた!多彩な講座&イベント」 ①居場所での定期&不定期の講座の開催(ヨガやお菓子作りといった楽しみながら繋がる機会の提供) ②居場所以外のひとり親向けの講座(課題を抱える子どものケア講座、CAP講座など) 講座&イベントは、SNS・メールマガジン(6.)を活用して広く広報します。 ・定期イベント(週1回程度予定) 内容:お菓子作り講座・ヨガ体験・英会話を開催(講師:居場所常駐スタッフ) ・特別イベント(年2回予定) 内容:発達に課題のある子供を持つシングルマザーへの講座・CAPワークショップ | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | ヨガのワークショップは、当初、週1回のグループレッスンを行なっておりましたが、参加者からトラウマ等の影響で人の目が気になり、集中できないとの声がありましたので、新たにプライベートレッスンプログラムを導入しました。また、ヨガやその他のワークショップについては、ホームページやSNS(252人)、メールマガジン(1080人に計25回)を通じて利用者に定期的にお知らせし、継続して参加者を募集しました。 | |
| 4 | 4.「心の支え!メンタルサポート」 ①有資格者が、キャリアカウンセリングやトラウマ療法(ソマティック・エクスペリエンシングⓇ)を実施します。 ②個別相談を実施し、必要な専門機関等につなぎます(法テラス等) 。 これらは居場所拠点にて対面、あるいはオンラインの形式で利用できるようにし、県内全域のシングルマザーが利用可能な形にします。 | |
| 活動結果 | 遅延あり | |
| 概要 | 募集方法は、メールマガジン(6か月間で25回発行)、公式LINE、公式サイトなどでフォームリンクを配布し、告知した。 提供内容は、①トラウマ療法セッション②キャリアカウンセリング③制度等の相談である。 実施方法①基本的には居場所にて対面②希望者には夜間や土日にオンライン(zoom)で実施。 3か月間に13名からの申し込みがあり、11回の提供をおこなった。 | |
| 5 | 5.SNSで発信! ・居場所の紹介動画やスタッフの雰囲気が伝わる投稿をInstagramやFacebook、LINEで継続的に発信します。日頃の事業活動の様子を発信し、どんなスタッフがどんな支援活動を行っているのかイメージしやすくすることで、シングルマザーが気軽にアクセスし、相談・来所につながるプラットフォームの機能をもたせます。 | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | 居場所の写真や活動の様子、イベントや講座の告知などをすることで日々活動していてシングルマザーやプレシングルマザーにとって家庭や職場以外にも「居場所がある」ことをアピールした。Instagramは38回とFacebookで32回は投稿し、LINE公式アカウントでも22回はイベントの告知を行った。また、公式LINEの友だ ち登録数は250人が登録し、来所や日々の不安の相談の場ともなった。 | |
| 6 | 6.食糧支援 沖縄全土のシングルマザーに対して、食料支援(月額5000円程度(送料込み)を想定)を期間内に2回継続実施します。支援を受けた世帯に対して、上の活動を周知して、居場所事業や就労支援、メンタルサポートへの参加を呼びかけます。食料支援時にアンケートを実施して、シングルマザーの困りごと、支援ニーズを調査します(7.)。 | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | 2024年9月、12月、2025年2月の合計3回、県内のシングルマザー延べ720世帯に食糧支援(コシヒカリ、その他お米5kg程度)を実施した。当初期間内2回の予定であったが、物価高騰の影響がおさまらずニーズが高かったことから、事業予算を工面して3回実施することができた。申込の際に本事業(居場所や各種サポート)の案内を同封し事業広報やアウトリーチとして活用した(アンケートについては後述)。 | |
| 7 | 7.ひとり親調査(アンケート)実施 ・6. 食料支援実施時に、物価高の影響、生活、制度面、支援ニーズに関するアンケート調査をおこない、結果を報告書として公表します。 ・2024年12月には3回目(22年、23年と既に2回実施)の物価高調査をおこない、県内のひとり親の現状を把握し、調査結果をマスコミ等を通じ広く発信します。 | |
| 活動結果 | 計画通り | |
| 概要 | 2024年12月、2025年2月の食料支援実施時にアンケート調査を行った(調査結果は、アンケート調査報告書として作成した)。2024年12月調査は、琉球新報との合同調査として実施し、その調査結果は「第17回貧困研究会学会」にて発表。その内容は沖縄の大手2社(琉球新報社・沖縄タイムス社)が第一面で報道され、県内の人々にシングルマザーの苦しい実態を周知することにつながった。 | |
想定外のアウトカム、活動、波及効果など
今年1月の第17回貧困研究会において、昨年末に実施した物価高調査アンケートの結果(有効回答数230)を発表しました。この発表は、翌朝の琉球新報・沖縄タイムスの新聞の一面に掲載され、その記事でひとり親家庭の実情を知った、新たな支援者から寄付が寄せられました。また、農連プラザさんは「主食のお米を買うのを躊躇するひとり親が7割以上いる」というアンケート結果に驚き、継続的に支援をして頂けるようになりました。また、ヨガのワークショップは当初、 グループレッスンとして開始しましたが、参加者から他の人の目が気になるとの意見があった為、プライベートレッスンを新たに追加しました。結果、親子で参加する利用者もあり、「ヨガのレッスンの後は、私(母)も子供も気持ちが落ち着いていて、機嫌が良い」といった声が聞かれ、親子間のコミュニケーションが改善されていることがわかりました。さらに、PC講座に2回、ひとり親の夜のおしゃべり会に1回、ヨガに13回参加したあるひとり親は、「精神的なサポートを感じ、自己肯定感が向上し、仕事のモチベーションも高まった」とアンケートに回答し、その結果、今年1月に昇進と昇給につながりました。
事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動
| 課題を取り巻く変化 | 本事業は2月で終了したが、3月はボランティアを活用して居場所を運営している。利用者たちは、安心して他者と繋がり、心身の健康を維持し、話を聞いてくれる人がいるところである居場所をフルに活用しているように見受けられる。こうした方たちが3月以降も頻繁に訪れるようになっているため、居場所を閉じることはできない状況である。 |
|---|
外部との連携実績
| 1 | 活動 | 3.「学びと交流の場!それ前から気になっていた!多彩な講座&イベント」 |
|---|---|---|
| 実施内容 | 24年11月「お母さんのためのホットタイムセミナー」を実施。発達に課題のあるお子さんを持つひとり親向けの専門家によるワークショップを開催した際、応募者を募るの当たり、株式会社うむさんラボが休眠預金事業でおこなう「スタンドアップマザー」事業への参加者へ周知をおこなっていただいた | |
| 結果・成果・影響等 | 「スタンドアップマザー」事業に参加されていたシングルマザーがワークショップに参加(1名)してくださり、子どものケアについて学んでいただき、その後の居場所の利用(食糧支援)につながった。 | |
| 2 | 活動 | 5.SNSで発信!(広報) |
| 実施内容 | 居場所の公式サイトQR,LINE QR, 団体公式サイトQRや事業内容をまとめたカードをデザイン、印刷し、専用スタンドにセットし、連携団体(ちゅらゆい、労福協、女性を元気にする会、法テラス、首里の飲食店、うむさんラボ)の窓口等に設置いただき、周知活動に協力いただいた。 | |
| 結果・成果・影響等 | パーソナルサポートセンターの女性トイレのカードを手に取り、就労支援プログラムに参加されるなど、居場所利用にダイレクトにつながった。 | |
| 3 | 活動 | 6.食糧支援 |
| 実施内容 | 24年8月、12月、25年2月に延べ720世帯にお米を郵送した。24年12月には物価高アンケートも実施した。 | |
| 結果・成果・影響等 | 物価高アンケート記事を読んだ那覇市のうれんプラザ(市場)が本事業に賛同してくださり、お米30袋(150キロ)を提供してくださったことで、25年2月には320世帯にお米を配布することが可能となった。 | |
| 4 | 活動 | 7.ひとり親調査(アンケート)実施 |
| 実施内容 | 24年12月にお米を200世帯に配布した際、物価高調査を昨年同様実施した。昨年も連携したが、今回も琉球新報に参画いただき、プレゼントを準備いただいたことで、当選者が増え、アンケート回答者数が増加した | |
| 結果・成果・影響等 | アンケート調査結果は、1月10日の貧困学会で発表させていただき、翌日琉球新報社及び沖縄タイムス社が第一面で報じたことで、ひとり親家庭のが物価高でどのような影響を受けているかについて社会が関心を持つことができた |
広報実績
| メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等) | あり | |
|---|---|---|
| 内容 | 沖縄タイムス ・2025年2月19日 琉球新報 | |
| 広報制作物等 | あり | |
| 内容 | しんぐるまざあず・ふぉーらむ沖縄のメールマガジン会員(2025年2月末日現在1080人)に対して、事業期間中(2024年8月から2025年2月末)に25回配信いたしました。また、LINE・Facebook・Instagramを通じて、合わせて92回ワークショップの案内や、居場所の雰囲気や居場所のスタッフの様子について配信いたしました。また、居場所のカード(居場所での活動・ワークショップ・連絡先のemailアドレス・LINEとホームページのQRコード、JANPIAのたんぽぽマークを載せてある)を作成し、食料サポートのお米に挨拶文とともに同封いたしました。また、イベント毎(イベントについては後述)に、挨拶文(JANPIAのたんぽぽマークを掲載)を作成し、利用者に居場所の利用を促進いたしました。 | |
| 報告書等 | あり | |
| 内容 | ・「2024年末物価高アンケート調査報告書」(しんぐるまざあず・ふぉーらむ沖縄 2025/02/28) | |
| イベント開催等 | あり | |
| 内容 | 下記のイベントについて、事前にメールマガジン又はSNSで複数回告知し、また開催時には利用者登録及び、利用後アンケートを行いました。また、参加者に居場所カードを渡して居場所の案内をし、当日の挨拶文には当団体のLINE登録・ホームページのQRコードを掲載し、もれなくJANPIAのたんぽぽマークも掲載いたしました。 ・おかあさんのためのほっとタイムセミナー(11月4日開催)7家族が参加 ・ドミノピザプレゼント(12月14日実施)ピザ50枚を19家族に配布 ・絵本プレゼント(12月22日〜25)ご寄付いただいた50冊の本や絵本などを配布 ・お米ピックアップと化粧品プレゼント(30世帯にご寄付いただいたお米と化粧品をプレゼント) | |
ガバナンス・コンプライアンス実績
規程類の整備状況
| 事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか | 完了 | |
|---|---|---|
| 整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか | 全て公開 | |
| 内容 | ||
| 変更があった規程類に関して報告しましたか | 変更はなかった | |
ガバナンス・コンプライアンス体制
| 社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますか | はい | |
|---|---|---|
| 内部通報制度は整備されていますか | はい | |
| 内容 | 内部通報について目的、体制、運用方法を内部通報規程として整備した。 | |
| 利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますか | はい | |
| コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたか | はい | |
| ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたか | はい | |
| 内容 | コンプライアンス規程、内部通報規程、利益相反防止に関する規程などガバナンス・コンプライアンス体制強化のための各種規程を整備した。 | |
| 団体の決算書類に対する会計監査はどのように実施しましたか。本事業の最終年度の状況を選択してください(実施予定の場合含む) | 内部監査 | |
| 内容 | 最終年度(2024年度)では決算書作成者ではない会計実務経験のあるスタッフが内部監査を実施予定 | |
| 本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますか | いいえ | |
その他
| 本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など | 組織として強化された事項 |
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シンボルマークの活用状況
自団体のウェブサイトで表示 広報制作物に表示 |

