事業計画
優先的に解決すべき社会の諸課題
領域 / 分野
地域社会における活力の低下その他の社会的に困難な状況に直面している地域の支援に関する活動
地域の働く場づくりや地域活性化などの課題解決に向けた取組の支援
安心・安全に暮らせるコミュニティづくりへの支援
その他の解決すべき社会の課題
震災により暮らしの場を失った住民の当面の住まいの確保に向けた支援
SDGsとの関連
| ゴール | ターゲット | 関連性の説明 |
|---|---|---|
| 11. 住み続けられる街づくりを | ||
| 17. パートナーシップで目標を達成しよう |
団体の社会的役割
団体の目的
黒島地区では震災直後から住民有志が復興まちづくりに向けて取り組んでおり、2024年4月にその推進組織として「黒島みらい会議」が設立された。その活動に専門的な知見や技術を付加して活動を強化するために「黒島みらい会議」と「認定NPO法人日本都市計画家協会」がコンソーシアムを組み、両者が一体となって当面の居住確保とその後の復興まちづくりに取り組むことを目的としている。
団体の概要・活動・業務
このコンソーシアムは、黒島の復興に取り組む住民組織「黒島みらい会議」と、まちづくりで社会課題を解決することをミッションとする「日本都市計画家協会」で構成される。黒島みらい会議は、これまでに地区内住民の生活状況や2次避難者の所在・支援ニーズの調査、復興まちづくりに向けた意向調査などを行ってきた。その成果を基に、行政とも連携しながら住民の暮らしの確保と重伝建の町並みを活かした復興まちづくりに取り組む。
| 団体の目的 | 黒島地区では震災直後から住民有志が復興まちづくりに向けて取り組んでおり、2024年4月にその推進組織として「黒島みらい会議」が設立された。その活動に専門的な知見や技術を付加して活動を強化するために「黒島みらい会議」と「認定NPO法人日本都市計画家協会」がコンソーシアムを組み、両者が一体となって当面の居住確保とその後の復興まちづくりに取り組むことを目的としている。 |
|---|---|
| 団体の概要・活動・業務 | このコンソーシアムは、黒島の復興に取り組む住民組織「黒島みらい会議」と、まちづくりで社会課題を解決することをミッションとする「日本都市計画家協会」で構成される。黒島みらい会議は、これまでに地区内住民の生活状況や2次避難者の所在・支援ニーズの調査、復興まちづくりに向けた意向調査などを行ってきた。その成果を基に、行政とも連携しながら住民の暮らしの確保と重伝建の町並みを活かした復興まちづくりに取り組む。 |
概要
事業概要
黒島地区は能登半島唯一の重要伝統的建造物群保存地区である。約300棟の住宅のほとんどが被災したが、応急修理を行おうにも伝統的な工法で作られた住宅が多いため技術的な問題があり、また地元工務店は応急仮設住宅の建設等で忙しいことから、多くの住宅は被災した当時のまま手付かずの状態になっている。
震災直後から住民有志が地域主体の復興まちづくり活動に取り組み、2024年4月に「黒島みらい会議」を正式に設立して、個々の住民の生活状況や2次避難の状況、まちの復興に向けた意向調査などを行ってきた。その結果、約280人の住民のうち約75%が2次避難をしており、地区内に留まった住民も被災して建具もないような住宅や避難所でかろうじて生活している状況が把握された。応急仮設住宅は不足しており、2次避難者も、戻ってきても居場所がないため「帰りたくても帰れない」状態が続いている。時間が経てば戻る人は少なくなり、人が戻らなければまちの復興はできない。住民の間にあきらめムードも漂い始めており、まちは存続の危機にある。そのムードを払拭し、まちの復興に希望が持てるようにするために、早急に地区内に留まった住民の住まいの安全確保と2次避難者の帰還を実現することが喫緊の課題となっている。その課題解決のために「黒島みらい会議」の本格的な事務局体制を立ち上げて住民や2次避難者に寄り添いながら、金沢や全国の建築家や建築職人等との連携によりリソース不足を解消して、以下の4つの支援を行う。
①地区内居住者の自宅の不十分な生活環境と安全性を改善するための応急修理への支援
②自宅が半壊・一部損壊の2次避難者の自宅の応急修理による帰還への支援
③自宅が全壊・倒壊した2次避難者の空き家活用による帰還への支援
④経済的な問題等を抱える2次避難者への各種団体による支援とのマッチング
資金提供契約締結日
2024年06月17日
事業期間
開始日
2024年06月17日
終了日
2025年02月27日
対象地域
石川県輪島市門前町黒島町
| 事業概要 | 黒島地区は能登半島唯一の重要伝統的建造物群保存地区である。約300棟の住宅のほとんどが被災したが、応急修理を行おうにも伝統的な工法で作られた住宅が多いため技術的な問題があり、また地元工務店は応急仮設住宅の建設等で忙しいことから、多くの住宅は被災した当時のまま手付かずの状態になっている。 | |
|---|---|---|
| 資金提供契約締結日 | 2024年06月17日 | |
| 事業期間 | 開始日 2024年06月17日 | 終了日 2025年02月27日 |
| 対象地域 | 石川県輪島市門前町黒島町 | |
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 内容
黒島地区の住民全員(2次避難者を含む)
事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 人数
約280人(うち、2次避難者は約210人)
本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無
なし
| 事業対象者(事業 で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 内容 | 黒島地区の住民全員(2次避難者を含む) |
|---|---|
| 事業対象者(事業で直接介入する対象者と、その他最終受益者を含む)・ 人数 | 約280人(うち、2次避難者は約210人) |
| 本事業における、不動産(土地・建物)購入の有無 | なし |
事業の背景・課題
新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰により深刻化した社会課題
黒島地区は2007年の能登半島地震でも被災し、その復興過程で重要伝統的建造物群に選定され歴史的な町並みを維持しながら復興してきた経緯がある。その町並みが地区のアイデンティティであり住民の心の拠り所になっている。そのため、まちの復興に向けてできるだけ早期に町並みの再生に取組むことが基本的な課題である。
しかし、黒島みらい会議による地区内の住民への個別訪問調査では「被災した隣家が寄りかかってきて危険で自宅に住めない」「地元の工務店に、修理できないので解体した方が良いと断られた」など、まちの復興以前に当面の安全な住まいの確保を心配する声が多く聞かれた。2次避難者からは「自宅が被災し帰っても滞在場所がないので一時帰宅もできない」という悩みの声もある。いまだ安定した生活基盤が得られず、地区の未来に希望が持てないと自身の帰還に繋がらない方もおり、住まいの確保だけでなく生活全般への相談対応も必要とされている。
4月の調査時点では住民の積極的な居住継続意向は6割程度あるが、このまま時間だけが経過すると2次避難者の帰還意欲は徐々に失われ、修理すれば使える住宅も長期間風雨に晒されて使えなくなり、ますます2次避難者の帰還や町並みの再生は困難になる。現状のまま台風シーズンを迎えれば被害は更に拡大する恐れがある。それまでに最低限の応急修理を行って住まいの安全を確保し、2次避難者の帰還の道を拓く必要がある。そうすることで、住民全員に「まちはなくならない」という安心感と地区のアイデンティティである町並み再生への希望を与え、2次避難者の帰還を促すことにつながる。
黒島みらい会議が3月下旬に開催した勉強会で、工務店に住宅の修理を断られて絶望しかけていた住民が、講師に招いた専門家の助言により希望を取り戻したエピソードがある。今後は住民全員にその希望を与え、まちの復興へとつなげていく必要がある。
| 新型コロナウイルス感染症及び原油価格・物価高騰により深刻化した社会課題 | 黒島地区は2007年の能登半島地震でも被災し、その復興過程で重要伝統的建造物群に選定され歴史的な町並みを維持しながら復興してきた経緯がある。その町並みが地区のアイデンティティであり住民の心の拠り所になっている。そのため、まちの復興に向けてできるだけ早期に町並みの再生に取組むことが基本的な課題である。 |
|---|
短期アウトカム
| 1 | 地区内に留まっている住民の自宅の応急修理が完了し、みな自宅で安心して暮らしている | |
|---|---|---|
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 応急修理等により自宅で安心して暮らす地区内居住者数 | |
| 把握方法 | 黒島みらい会議によるモニタリング調査 | |
| 目標値/目標状態 | 約70人(現在の地区内居住者全員) | |
| 目標達成時期 | 2024年10月 | |
| 2 | 連絡網で応急修理の取り組みが広まって2次避難者の帰還意欲が高まり、自宅が修理可能な2次避難者の多くは自宅に帰還している | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 自宅の応急修理により帰還した2次避難者数 | |
| 把握方法 | 黒島みらい会議によるモニタリング調査 | |
| 目標値/目標状態 | 自宅が修理可能な2次避難者数(個別相談により人数を把握) | |
| 目標達成時期 | 2025年2月 | |
| 3 | 空き家活用による帰還の道が拓 かれ、自宅が全壊・倒壊している2次避難者の一部も空き家を借りて帰還し始めている | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 空き家活用により帰還した2次 避難者数 | |
| 把握方法 | 黒島みらい会議によるモニタリング調査 | |
| 目標値/目標状態 | 自宅が修理困難な2次避難者数(個別相談により人数を把握) | |
| 目標達成時期 | 2025年2月 | |
| 4 | 各種団体による支援ネットワークが構築されて経済的な理由等を抱える2次避難者にも帰還の道が拓かれ、一部の人は既に帰還している | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 経済的な理由等を抱える2次避難者数 | |
| 把握方法 | 黒島みらい会議によるモニタリング調査 | |
| 目標値/目標状態 | 不明(上記の内数) | |
| 目標達成時期 | 2025年2月 | |
アウトプット
| 1 | 連絡網の作成により、地区内の住民と2次避難者全員への情報連絡が円滑に行えるようになり、相互のコミュニケーションも復活する | |
|---|---|---|
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 地区内居住者と2次避難者の所在と連絡先の把握数 | |
| 把握方法 | 黒島みらい会議による訪問調査 | |
| 目標値/目標状態 | 約280人の概ね全員の所在と連絡先がリスト化され、電話やLINE等を利用した相互のコミュニケーションが可能になっており、情報連絡や相談対応が確実にできる体制が整っている | |
| 目標達成時期 | 2024年7月 | |
| 2 | 空き家所有者の連絡先が概ね把握され、応急修理や空き家活用の相談に応じられる連絡体制が整備される | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 空き家の所有者数 | |
| 把握方法 | 住民へのヒアリング | |
| 目標値/目標状態 | 約100棟の空き家の所有者と連絡先が概ね把握できている | |
| 目標達成時期 | 2025年2月 | |
| 3 | 建築家や大工等の支援ネットワークが構築され、住民や所有者の要望に応じて、随時、診断調査や個別相談、緊急対策に応じられる体制が整備される | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 個別相談等の申込件数に対する対応割合 | |
| 把握方法 | 個別相談等の案内・受付により把握 | |
| 目標値/目標状態 | 100%(全申込者への対応) | |
| 目標達成時期 | 2025年2月 | |
| 4 | 建築家による診断調査と個別相談により、個々の建物の被災状況に応じた応急修理計画が提案される | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 個別相談等の対象建物棟数に対する提案割合 | |
| 把握方法 | 個別相談等の案 内・受付により把握 | |
| 目標値/目標状態 | 100%(全対象建物への提案) | |
| 目標達成時期 | 2025年2月 | |
| 5 | 冬を越すために雨漏り対策や倒壊防止対策、寒さ対策などが必要な住宅には、大工等による緊急対策が施される | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 診断調査により緊急対策が必要とされた建物数に対する実施割合 | |
| 把握方法 | 建築家による住宅の診断調査 | |
| 目標値/目標状態 | 100%(全対象建物への実施) | |
| 目標達成時期 | 2025年2月 | |
| 6 | 建築家の支援により、各相談者は重要伝統的建造物群保存地区の復旧事業を活用した本格修理の見通しが付き、一部は着工に向けて動き始めている | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 本格修理に向けた継続支援の希望者数に対する対応割合 | |
| 把握方法 | 建築家による個別相談 | |
| 目標値/目標状態 | 100%(全希望者への対応) | |
| 目標達成時期 | 2025年2月 | |
| 7 | 黒島みらい会議から住民全体に「復興まちづくりビジョン(案)」が提案され、まちの復興に向けた気運と2次避難者の帰還意欲が高まる | |
| モニタリング | いいえ | |
| 実施・到達状況の目安とする指標 | 連絡可能な住民、空き家所有者数に対する「復興まちづくりビジョン(案)」の周知割合 | |
| 把握方法 | 黒島みらい会議による住民の連絡先と空き家所有者の調査 | |
| 目標値/目標状態 | 100%(連絡可能な住民と空き家所有者全員への周知) | |
| 目標達成時期 | 2025年2月 | |
事業活動
活動
| 1 | 活動 (内容) ①連絡網の作成 | |
|---|---|---|
時期 2024年6~7月 | ||
| 1 | 活動 (内容) | ①連絡網の作成 |
| 時期 | 2024年6~7月 | |
| 2 | 活動 (内容) ②空き家所有者の把握 | |
時期 2024年6月~2025年2月 | ||
| 2 | 活動 (内容) | ②空き家所有者の把握 |
| 時期 | 2024年6月~2025年2月 | |
| 3 | 活動 (内容) ③住宅修理支援ネットワークの構築 | |
時期 2024年6月~10月 | ||
| 3 | 活動 (内容) | ③住宅修理支援ネットワークの構築 |
| 時期 | 2024年6月~10月 | |
| 4 | 活動 (内容) ④建築家による住宅の診断調査と個別相談の実施 | |
時期 2024年7月~2025年2月 | ||
| 4 | 活動 (内容) | ④建築家による住宅の診断調査と個別相談の実施 |
| 時期 | 2024年7月~2025年2月 | |
| 5 | 活動 (内容) ⑤大工等による緊急対策の実施 | |
時期 2024年9月~2025年2月 | ||
| 5 | 活動 (内容) | ⑤大工等による緊急対策の実施 |
| 時期 | 2024年9月~2025年2月 | |
| 6 | 活動 (内容) ⑥本格修理に向けた寄り添い支援 | |
時期 2024年7月~2025年2月 | ||
| 6 | 活動 (内容) | ⑥本格修理に向けた寄り添い支援 |
| 時期 | 2024年7月~2025年2月 | |
| 7 | 活動 (内容) ⑦「復興まちづくりビジョン」の提案に向けた取り組み | |
時期 2024年9月~2025年2月 | ||
| 7 | 活動 (内容) | ⑦「復興まちづくりビジョン」の提案に向けた取り組み |
| 時期 | 2024年9月~2025年2月 |
事業実施体制
| メンバー構成と各メンバーの役割 | 黒島みらい会議 | ||
|---|---|---|---|
| 他団体との連携体制 | 能登復興建築人会議:住宅の個別診断調査の実施、応急修理計画の作成、個別相談への対応 | ||
| ガバナンス・コンプライアンス体制 | 本事業では、短期間で集中的に専門的な調査を実施し、その結果に基づき半年にわたり地区内住民や2次避難者からの様々な相談に対応していくことになるが、専門的な人材を十分に集められないと調査実施が滞り、その結果2次避難者の帰還を達成できなくなる可能性がある。日本都市計画家協会の全国ネットワークを活かして 、必要に応じて全国の専門家に協力を依頼し、必要な調査・相談対応人員を確保しつつ帰還支援に取り組む。 | ||
関連する主な実績
本事業について、コロナウイルス感染症に係る助成金や寄付等を受け助成金等を分配している(予定も含む)
なし
本事業について、国又は地方公共団体から補助金又は貸付金(ふるさと納税を財源とする資金提供を含む)を受けていない。
なし
事業に関連する調査研究、連携の実績
黒島みらい会議は、輪島市の移住促進策等により移住した若者が中心となりつつも、この間に地域住民の所在や暮らしの状況の実態把握の他、復興まちづくりに向けた住民意向の把握や外部支援の確保に精力的に取り組んできた。その実績が地区住民に評価され、2007年の能登半島地震からの復興の中心となった「黒島地区まちなみ保存会」の活動を引き継ぎ、今後の黒島地区の復興まちづくりを牽引する団体として地域全体から活躍が期待されている。地元の漁業組合の組合長が議長を務め、役員には黒島地区まちなみ保存会会長や黒島地区区長会副会長なども名を連ね、公式なまちづくり協議会の設立に向けて会員は徐々に増えている。4月28日に開催された行政による説明会では、住民の居住継続意向に関する質問に対して、まだ実態が把握できていない行政に替わって独自の調査結果を基に意向の高さを紹介し、地域住民に復興まちづくりに対する希望と意欲を与える役割も担った。
一方、全体を総括する日本都市計画家協会の神谷秀美は、東日本大震災における陸前高田市で防災集団移転促進事業による住宅再建の合意形成や個別相談への丁寧な支援を行い、住民をほとんど減らすことなく集落再生を実現した実績があり、他のメンバーも東日本大震災や中越地震、熊本地震の災害復興まちづくりや、歴史的市街地の防災対策の実績を有している。また、日本都市計画家協会の内外には、気仙沼市の被災した登録文化財の再建に取り組んだメンバーや、熊本城下町の歴史的建造物を活かした復興に取り組んだメンバー、伝統木構造に精通した建築家や職人集団などもおり、それらのメンバーの連携・協力を得ることも可能である。その実績と連携体制を最大限に活かした取り組みを予定している。また、日本都市計画家協会は休眠預金活用事業の資金分配団体としても活動しているため、本事業における資金管理については熟知している。別途、本事業において課題となる空き家の利活用に向けた資金調達方法について民間都市開発推進機構や民間金融機関と勉強会を行う準備も進めており、堅実な資金管理を行いつつ多分野との新たな連携を模索し、支援の幅をさらに拡大しながら活動することを目指している。
2024年2月に黒島みらい会議の設立に取り組む住民有志から日本都市計画家協会への協力依頼があり、3月24日にその依頼に基づく住民勉強会を開催して以来、地域の信頼と期待を担う黒島みらい会議とその活動を技術的に支援する日本都市計画家協会がコンソーシアムを組み、黒島みらい会議の地域ネットワークと日本都市計画家協会の専門的知見や技術及び多分野のネットワークを相互に活かし連携して、行政の取り組みとも協調しつつ復興まちづくりに取り組んでいる。今後の黒島地区の復興に向けてこの連携体制のさらなる有効活用が期待され、そのためにも、また将来の黒島地区のまちづくりのためにも、黒島みらい会議の組織体制と地域ネットワーク機能をさらに強化していくことが課題となっている。
| 本事業について、コロナウイルス感染症に係る助成金や寄付等を受け助成金等を分配している(予定も含む) | なし |
|---|---|
| 本事業について、国又は地方公共団体から補助金又は貸付金(ふるさと納税を財源とする資金提供を含む)を受けていない。 | なし |
| 事業に関連する調査研究、連携の実績 | 黒島みらい会議は、輪島市の移住促進策等により移住した若者が中心となりつつも、この間に地域住民の所在や暮らしの状況の実態把握の他、復興まちづくりに向けた住民意向の把握や外部支援の確保に精力的に取り組んできた。その実績が地区住民に評価され、2007年の能登半島地震からの復興の中心となった「黒島地区まちなみ保存会」の活動を引き継ぎ、今後の黒島地区の復興まちづくりを牽引する団体として地域全体から活躍が期待されている。地元の漁業組合の組合長が議長を務め、役員には黒島地区まちなみ保存会会長や黒島地区区長会副会長なども名を連ね、公式なまちづくり協議会の設立に向けて会員は徐々に増えている。4月28日に開催された行政による説明会では、住民の居住継続意向に関する質問に対して、まだ実態が把握できていない行政に替わって独自の調査結果を基に意向の高さを紹介し、地域住民に復興まちづくりに対する希望と意欲を与える役割も担った。 |

