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事業完了報告

2026/01/19更新

事業概要

事業期間開始日 2024/07/01終了日 2025/02/28
対象地域東京都多摩エリア
事業対象者

東京都多摩エリアを中心に生活している、暮らしや学び、キャリア選択に関して課題を抱えている中学卒業後の15歳から20歳までの若者およびその家族
※一部の活動についてはオンライン形式で提供することから、必ずしも多摩エリアに限定はしない

事業対象者人数

のべ1,500人

事業概要

コロナ禍及びその後の物価高の中で様々な困難に直面した高校生世代の若者及びその保護者が増加している。家計の悪化により、子ども・若者への投資が抑制され、彼らの将来に対し大きな影響を及ぼすことが懸念される。しかし、そういった若者が義務教育を修了している場合、彼らをサポートする地域資源は相対的に乏しく、孤立化するリスクが高い。また、家族も抱えている悩みを相談できず孤立するケースもある。そのようなリスクを顕在化させないために、若者とその家族を早期に発見し、早期支援につなげることが、若者が自立して社会参画していくために必要である。


そこで本事業では、東京都多摩エリアを中心に、高校生世代の若者の孤立・孤独を防止し、多様なニーズに対応するための、居場所の提供、相談支援、学習支援、食糧支援、キャリア・進路支援等を包括的に提供する。加えて、高校生世代の若者の保護者向けに相談支援を提供し、若者だけでなく家庭全体をサポートしていく取り組みも並行して進める。また、高校生世代の若者および家庭の実態把握のための調査研究も行い、これまで手薄だった若者支援に関する政策提言につなげるための取組も行う。


弊団体では設立以来、若者の自立や社会参画を支援してきた。特に高校生世代の若者への支援については、地域の高校と協定を締結し、学校内部にスタッフがアウトリーチし、高校生と早期に、学校の内側から接点を持てる体制を構築している。また、高校以外の支援機関(少年院、養護施設、フリースクール等)とも連携し、より広範な高校生世代の若者とその家族へのアプローチができる。これらの取組を通じ、支援が手薄な高校生世代の若者とその家族の孤立・孤独化を防止・緩和し、若者が将来社会において自立した生活を送れるようサポートしていくことを目的として本事業を推進していく。

事業の総括およびその価値

本事業では、高校生世代の若者およびその保護者を対象として、アウトリーチの実施、居場所の提供、日用品等の提供、相談支援・学習支援・就労支援、体験格差解消を目的とした活動機会の提供など、多岐にわたる活動を行った。並行して、東京都内の高校と連携しての実態調査、支援の生態系づくりを目的とした自治体、省庁、他の支援機関との連携なども実施した。
限られた期間ではあったが、1,000人以上の若者に対して本事業の情報を届け、結果としてのべ400名以上の若者の居場所(ユースセンター)の利用に繋がった。また滞在時等に食料品や日用品等を提供した回数も約400回であった。居場所利用時等に若者から寄せられる相談の件数は約140件であった。事業期間中20回以上開催された諸々のイベントや活動には、約160人の若者が参加した。高校への出張講座等のキャリア教育は約30回実施し、約400名に対して機会提供することができた。一方、若者向けの学習支援については当初想定したような利用がなく、事業期間を通じて試行錯誤を重ねる事となった。当事者のニーズにあった機会提供の仕方など、引き続き実証的に取り組みを続けていく予定である。
当事者の家族に対しても、積極的に情報発信を行い、SNS等を通じて約9,000アカウントへ活動を紹介した。結果として、30世帯100家族への相談につながった。
総じて当初計画していたアウトプット・アウトカムを上回る活動を行うことができたと言えるが、今回実施した事業を継続的に行い、今後もひとりでも多くの受益者およびその家族をサポートしていくために、寄付による資金調達や、自治体・省庁等との連携機会を広げていくことが重要であると考えられる。実態調査の結果などを活用しながら、当該領域の活動への支援の輪を広げていきたい。
最後に、本事業の取組を通じて、団体内の各事業部の事業遂行能力が高まり、事業間連携がより促進されたことも大きな成果であったと言える。それぞれの活動を組み合わせることで、若者や家族のニーズにより合致したサポートを、より多くの方に提供できるようになった。今回の事業を通じて強化された各事業の強みを今後の活動に活かしていきたい。

課題設定、事業設計に関する振返り

本事業申請段階から、支援の現場を担当する各事業部に対して本事業の目的と意義を伝え、理解が得られたことで、本事業の目指すところに合致した提案が示された。結果として、円滑に計画を策定することができた。
提案内容を検討するフェーズにおいては、居場所・相談・学習支援を担当する部署、就労支援を担当する部署、保護者支援を担当する部署および広報チーム、調査チームなど、それぞれのチーム内で意見を集約したうえで提案内容として提示してもらうというプロセスを採用した結果、提案内容を検討するプロセスが非常に効率的になったことは、本事業で得られた大きな成果であると考えている。
また、事業を進める過程で、当初設定したKPIに対する遅れが顕在化してきた段階で、その活動を担当しているチームとコミュニケーションを取り、課題設定からやりなおして新しい施策を打つなどの柔軟な対応ができたことも組織の成長という意味では成果であると言える。様々なトライアルを経ても、結果として目標に届かなかった取り組みもあるが、柔軟な対応をとれたということは組織にとっての財団になったと考えられる。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1本事業の諸活動を通じて、困難を抱えた若者およびその家族と支援リソースがつながり、孤立・孤独感が緩和・解消されている状態。
指標本事業の受益者総数
目標値・目標状態のべ1,500人
アウトカム:結果のべ2120人
アウトカム:考察居場所、相談、学習支援、体験格差解消を目的とした機会提供、保護者への相談支援等でつながった当事者の人数は当初の目標値を上回る結果となった。高校生世代のニーズに対応できたと言えると同時に、同層の支援ニーズの高さがうかがわれる。なお、左記アウトカムには加算していないが、情報提供した人数は別途1万人おり、リーチした人数の2割程度と実際に支援を通じて繋がることが出来た。今後の活動の参考としたい。
2弊団体施設内のユースセンター(居場所)で過ごす若者の孤独・孤立感が解消している状態
指標居場所利用者が孤立感・孤独感を感じる度合い
目標値・目標状態利用前と比べて孤独が解消されたと回答した利用者の割合70%以上
アウトカム:結果69%
アウトカム:考察アンケートの依頼に応じてくれたユースセンター利用者(13名)のうち、9名(69%)が利用前後で孤独が解消されたと回答した。加えて、92%がユースセンターを居場所と感じると回答しており、居場所としての機能は一定果たせたと考えられる。
3本事業でつながった保護者等の家族が、諸々のサポートを利用することで、生活上の様々な困難が緩和、軽減されている状態
指標家族向けの相談支援につながった世帯数、相談を通じて、家族の今後に関して前向きな展望を持つに至った世帯数
目標値・目標状態相談支援を利用したご家族の中で、今後の展望が見えているご家族の割合70%
アウトカム:結果100%
アウトカム:考察相談支援を提供した世帯については3回の相談の中で今後のアクションについてプランを策定し、合意することを目標として取り組んだ。高校生とのかかわり方について悩む保護者に対して方向性を示すことが出来た。
4行政(自治体等)が、義務教育修了後の若者およびその家族に対する支援の重要性について理解を深められている状態
指標行政(自治体等)に対する若者支援の必要性を提示し、フィードバックが得られている状態
目標値・目標状態1件以上
アウトカム:結果3件
アウトカム:考察こども家庭庁、東京都、立川市について事業およびその結果について紹介し、当該世代の支援の重要性についてフィードバックをいただくことができた。

アウトプット

1アウトリーチ:高校生向けの情報提供 事業実施エリア内で協定を締結・連携している学校等を通じて高校生世代の若者に支援に関する情報提供を行う。
指標連携先の学校数 校内活動時に情報提供を行った若者の人数
目標値・目標状態10校 1,000人
アウトプット:結果10校 1000人
アウトプット:考察弊団体と連携している学校を中心に、本事業の活動を広く周知することができた。ただチラシを配布するだけでなく、校内居場所カフェの開催タイミングに合わせて実施することで効率的に認知してもらう工夫をしたことも奏功した。
2アウトリーチ:高校生世代の若者の家族向けの情報提供 学校等を通じた情報提供およびSNS(LINE等)を通じ、高校生世代の若者を子どもに持つ保護者で、困難や悩みを抱えている保護者が、本事業の情報を受け取る。
指標学校を通じた情報提供した世帯数 SNS等で情報提供した回数、リーチ数
目標値・目標状態1,000世帯 2,000ユーザー
アウトプット:結果1175世帯 8676ユーザ
アウトプット:考察高校生世帯の親をもつ家族とSNSを介して繋がっていた事から、情報発信は円滑に進んだと言える。加えて、連携先の高校を通じた情報提供を実施することで、信頼してもらったうえで繋がることが出来たと言える。
3支援:高校等での就労・キャリア教育支援 キャリア教育を目的としたゲーム感覚で参加できる学習機会が提供され、高校生が参加する。
指標実施回数 参加人数
目標値・目標状態実施回数:10回 参加人数:150人
アウトプット:結果27回 397人
アウトプット:考察働く体験講座、出前キャリア教育講座、就労支援関連イベントの開催等、当初想定よりも現場が当事者のニーズに合わせて積極的に企画・開催してくれたことで、多くの機会提供ができ、多くの受益者に参加いただけた。
4支援:高校生世代の若者向けの居場所の運営 ユースセンター(居場所)を運営し、高校生世代の若者が安心・安全な環境下で時間を過ごす。 必要に応じて食事をとったり、家庭に必要な日用品や食料品を受け取る。
指標居場所の開催日数 居場所の延べ利用者数 食事提供食数 日用品・食料品提供回数
目標値・目標状態高校生世代向けの昼の居場所の開放:42回 参加者延べ人数:420名 食事提供食数:300食 日用品・食料品提供機会数:42回
アウトプット:結果65回 434名 398回 387回
アウトプット:考察2か所の居場所を日中高校生向けに提供した。 開所当初は約20名だった参加者も、事業終了間際には50名近くまで増え、居場所のスペースの狭さが目立つようになった。 居場所の提供に合わせて、食事や日用品の提供をおこなったが、当事者世代から非常にニーズがあり、フードパントリーから提供される物品も加えつつ、多くの若者に配布できるよう工夫を加えた。
5支援:高校生世代の若者向けの相談支援 居場所等で悩みを話す事をためらう若者が、別の場所で支援者に相談できている。
指標相談のべ回数
目標値・目標状態140人回
アウトプット:結果138回
アウトプット:考察居場所に来所する若者を中心に、生活や学校のことなどについて、軽いものから重要度の高い相談まで広く対応した。
6支援:高校生世代の若者向けの学習支援 自宅に学習環境を持つことができない等の理由を抱えている若者が、学校以外の場所(弊団体学習支援スペース)で勉強できる機会を獲得できている。
指標学習支援スペースの開催日数 学習支援スペースのべ利用者数
目標値・目標状態開催日数30回 延べ利用者数150名
アウトプット:結果63回 59名
アウトプット:考察主に通信制高校、定時制高校を想定利用者として学習支援機会を提供したが、想定よりも利用が少なかった。当事者の学習意欲を喚起するような働きかけを行ったり、利便性を高めるために開放拠点を増やしたが、なかなか成果に繋がらなかった。今後は受益者層の見直し、学習ニーズが高まるタイミングでの働きかけなどを工夫していく必要がある。
7支援:高校生世代の若者向けの体験機会の提供 様々な理由で社会参画や体験機会に恵まれていない若者が、イベント等に参加することで経験を積んでいる。
指標イベント開催回数 のべ参加者数
目標値・目標状態BBQ大会2回(30人×2回) 援農体験3回(宿泊型、10人×3回=30名) 農業体験6回(日帰り、10人×6回=60人) のべ参加者数150名
アウトプット:結果BBQ2回 体験合宿3回 日帰り体験20回 169名
アウトプット:考察支援の現場で積極的に企画・機会提供したことにより、当初よりも多くの機会提供ができた。
8支援:高校生世代の若者向けの就労・キャリア支援 高校生世代の若者が、各種のイベント等への参加を通じて、就労やキャリアを考える機会を得られている
指標イベント開催回数 参加者数
目標値・目標状態地域お祭り出店1回(20名) 働く体験講座5回(8名×5回=40人) 出前キャリア教育講座2回(15人×2回=30人) 就労支援関連の取り組み2回(15人×2回=30人) のべ参加者数120名
アウトプット:結果お祭り出店2回 働く体験講座21回 出前キャリア講座4回 就労支援関連イベント2回 435名
アウトプット:考察学校側からのリクエストも強かったこともあり、就労関連のイベントなどは当初想定よりも多くの機会提供を行うことができた。
9支援:高校生世代の若者の家族向けの相談支援 高校生世代の若者を子どもにもつ保護者が、自分あるいは家族が直面している悩みや課題を相談支援の中で相談できている
指標相談支援回数 相談支援対象世帯数
目標値・目標状態のべ100回 30世帯
アウトプット:結果100回 30世帯
アウトプット:考察想定外にリクエストが多く、高校生世代の保護者の悩みを打ち明けられる先が限られていることがうかがわれる結果となった。学校と連携しての情報提供が、相談に繋がる事が多かった。学校にとっても、校外にはなかなか手が出ない状況で、3者にとってよい活動を今後も模索していきたい。
10政策提言:実態調査 高校生世代の若者およびその家族が直面している課題、打ち手について調査分析がなされ、成果物を作成できている
指標調査レポートの有無 実態調査回答者数
目標値・目標状態レポート作成 調査対象者数アンケート実施依頼先500名・回答率60%
アウトプット:結果レポート作成 回答者1800名・回答率100%
アウトプット:考察高校側のご協力もあり、当初想定を大幅に上回る回答者から、生活面や学習面、キャリアに関するリアルな声を集めることが出来た。
11政策提言:行政機関へのアドボカシー活動 こども家庭庁、東京都、立川市など、行政の各レイヤーに対する情報提供および意見交換を目的とした機会を設ける
指標省庁、自治体等との打ち合わせ実績 高校生世代の若者およびその家族に関する実態調査実施結果
目標値・目標状態3回以上
アウトプット:結果3回
アウトプット:考察こども家庭庁、東京都、立川市に対してレポートの内容等を中心に取組を紹介した。それぞれ、レポートの内容について興味関心を示していただいた上で、高校生世代に対する支援の必要性についても具体的な言及があった。

活動

1アウトリーチ:高校生向けの情報提供 高校生年代の若者に学校等を通じ、本事業に関する情報を届ける。情報提供にあたってはチラシ等を配布する。また、学校外のネットワーク(例:子ども・若者支援地域協議会等)を通じ情報提供を行う。 ※なお以下の学校とは支援に関する協定を締結済みであり、迅速なアウトリーチが可能である。 └五日市高校全日制、五日市高校定時制、砂川高校定時制、砂川高校通信制
活動結果計画通り
概要連携関係にある学校、弊団体の各種情報チャネルでの情報発信に加え、立川市子供・若者支援地域協議会での事業紹介、連携先の支援機関を通じた活動紹介など多岐にわたる活動を行った。高校生とくにその保護者にとって、学校を通じて情報が照会されることで、弊団体の活動に対する信頼性が高まるという効果もあった。
2アウトリーチ:高校生世代の若者の家族向けの情報提供 学校等を通じた情報提供およびSNS(LINE等)を通じ、高校生世代の若者の保護者で、課題を抱えている家族を対象とした相談支援等の情報提供を行う。情報発信に際しては、弊団体で保護者相談を行う「結(ゆい)事業部」が行うことで、受益者層にリーチしやすい情報を発信・提供していく。
活動結果計画通り
概要LINEおよび学校経由の情報発信により、効果的かつ多くの受益者層に情報を届けることが出来た。オンラインチャネルを活用した情報発信の有効性を再確認することとなった。SNSによる情報発信から、オンライン予約、オンライン相談と、一連の支援がオンライン上で完了する仕組みも問題なく機能することが確認できた。
3支援:就労・キャリア教育支援 高校や弊団体施設において、在学する若者向けに進路・キャリア教育の機会を提供する。
活動結果計画通り
概要支援の現場の積極的な取組のおかげで当初想定よりも多くの機会を提供することが出来、多くの高校生世代の若者に「働く」ことに関する情報を提供できた。
4支援:高校生世代の若者向けの居場所の運営 弊団体の施設内でユースセンター(居場所)を運営する。ユースセンターでは安心・安全な環境を提供する他、ニーズに応じ日用品・食料品等の提供、学習支援・相談支援等も行う。 ※なお、居場所では当日提供することを目的とした弁当だけでなく、日持ちのする備蓄食料も提供予定であるが、これらはニーズに応じて/イベントに事寄せて学校に提供するなど、弾力的に運用する。
活動結果計画通り
概要居場所、物品提供、相談支援それぞれ当初想定を上回る成果を挙げることが出来た。 日中の居場所を支援の起点として、相談や食料品・日用品の提供といった複数の支援につなげる体制を構築し、円滑に運営できるようになってきたことは団体の組織力向上につながったと感じる。
5支援:高校生世代の若者向けの相談支援 ユースセンター等において、特に居場所のようなオープンな場所では話しづらさを感じる高校生世代の若者に対する個別の相談支援を行う。相談は必要に応じて随時行う。
活動結果計画通り
概要居場所でのやり取りから、内容に応じて別室で話を聴くなど、内容や当事者の希望に応じた柔軟な対応を行うことが出来た。
6支援:高校生世代の若者向けの学習支援 自宅に学習環境を持つことができない若者など、学ぶことに対するニーズを持っている若者向けに、週1回程度自習やサポート付きで勉強ができる環境を提供する。学習支援スペース内には支援員を配置し、希望に応じて学習のサポートやアドバイスできる体制を整える。
活動結果遅延あり
概要ターゲット層は校外で学習するという習慣を持たない若者も多く、弊団体の拠点で勉強をサポートするという支援に対して興味関心を持たれづらかった。レポーティング期間の働きかけ強化など、対応策を講じたものの、事業期間中に効果的な施策を見出すことが出来なかった。若者に対する学習支援の在り方について改めて検討し直すことが必要であると考えられる。
7支援:高校生世代の若者向けの体験機会の提供 高校生世代の若者の体験格差解消を目的とした各種体験機会を提供する。現時点では、BBQ大会等のイベントの開催や、職業体験にもつながる援農体験・農業体験(宿泊型・日帰り)などを検討しているが、若者のニーズに応じて、柔軟に活動内容を検討する。なお、現時点で候補となっている農業体験は過去につながりのある農家(敷地内のバンガロータイプの建屋を有する)に打診予定であり、円滑な実施が可能である。
活動結果計画通り
概要本事業では、多様な体験機会を提供することが出来た。本事業のターゲット層である高校生世代は、活動力のある当事者も多いため、BBQやフットサル大会のような屋外の機会提供を行った。 一方で就労(広義の「働く」)につながる機会としての農業体験や援農体験といった機会も並行して行う事で、自団体の強みである就労領域に係る機会提供を行うことが出来た。
8支援:高校生世代の若者向けの就労・キャリア支援 就労やキャリアについて考えている若者向けに「はたらく」経験を積める機会を提供する。具体的には、調理体験、地域のお祭り(10月)への出店などを想定。加えて、より具体的な就労マッチング機会として、職業人講話、合同企業説明会の開催、企業見学ツアー等のキャリア・就労関連イベントを開催する。なお、開催日程は学校との協議の上決定する。
活動結果計画通り
概要地域との繋がりを活かし、地元で開催される縁日で自団体の屋台を出店することで、楽しみながら働く経験を持ってもらうような機会を若者に提供できた。 また、より就職就労に近い支援として、学校と連携した出前就労講座、職業人講話と言った機会を提供することが出来た。高卒後就職を考えていない高校生に対しても、自身のキャリアについて考える機会を各種提供でき手ごたえを感じる事業となった。
9支援:高校生世代の若者の家族向けの相談支援 高校生世代の若者を子どもにもつ保護者等に対して随時相談支援を行う。相談支援の対象者は事業実施エリアの保護者だけでなく、オンラインでつながれる範囲であれば多摩エリア以外の方の利用も可とする。
活動結果計画通り
概要これまで子どもを持つ保護者に対する相談支援を提供してきた「結」事業部が主体となって対応した。元々持っていたLINEのコミュニティを通じた情報提供と学校を通じた情報提供の両面から高校生世代向けの相談支援のご案内を出した結果、多くの新規の保護者からの相談につなげることができた。 相談の多くはオンラインで実施された。これまで対面では繫がる事の出来なかった世帯からの相談を受けることが出来た。
10支援:高校生世代の若者の家族向けの相談支援 高校生世代の若者を子どもにもつ保護者等に対して随時相談支援を行う。相談支援の対象者は事業実施エリアの保護者だけでなく、オンラインでつながれる範囲であれば多摩エリア以外の方の利用も可とする。
活動結果計画通り
概要これまで子どもを持つ保護者に対する相談支援を提供してきた「結」事業部が主体となって対応した。元々持っていたLINEのコミュニティを通じた情報提供と学校を通じた情報提供の両面から高校生世代向けの相談支援のご案内を出した結果、多くの新規の保護者からの相談につなげることができた。 相談の多くはオンラインで実施された。これまで対面では繫がる事の出来なかった世帯からの相談を受けることが出来た。
11政策提言:実態調査 高校生世代の若者の自己認識、キャリア観、直面している困難や悩みの把握等を目的として、マクロ調査および高校生世代へのアンケートを通じた実態調査を行う。調査に当たっては、外部の調査会社と連携し、信頼性の高い分析と示唆を抽出する。協定を締結している高校等と連携し、効果的に調査を進める。
活動結果計画通り
概要株式会社日本能率協会総研への業務委託の形で、高校生世代の若者の生活実態、キャリア観などについて幅広く実態調査を行った。実態調査に先立ち、関連する調査を幅広くレビューすることで、マクロ的な傾向と今回調査対象となった東京西部の高校の回答傾向を比較検討した。結果的に当初想定よりも大幅に多くの回答が得られ、調査結果から得られる示唆の信頼性を高めることに繋がった。
12政策提言:実態調査 高校生世代の若者の自己認識、キャリア観、直面している困難や悩みの把握等を目的として、マクロ調査および高校生世代へのアンケートを通じた実態調査を行う。調査に当たっては、外部の調査会社と連携し、信頼性の高い分析と示唆を抽出する。協定を締結している高校等と連携し、効果的に調査を進める。
活動結果計画通り
概要株式会社日本能率協会総研への業務委託の形で、高校生世代の若者の生活実態、キャリア観などについて幅広く実態調査を行った。実態調査に先立ち、関連する調査を幅広くレビューすることで、マクロ的な傾向と今回調査対象となった東京西部の高校の回答傾向を比較検討した。結果的に当初想定よりも大幅に多くの回答が得られ、調査結果から得られる示唆の信頼性を高めることに繋がった。
13政策提言:行政機関へのアドボカシー活動 高校生世代の若者及びその家族の直面する課題や、支援の重要性について、本事業で得られた知見等をベースに提言活動を行う。アプローチ対象はこども家庭庁、東京都、立川市など、行政の各レイヤーを想定。コミュニケーションにあたっては、上記実態調査のレポートも活用し、行政機関が政策化について検討しやすいよう、必要な情報を適宜提供する。
活動結果計画通り
概要こども家庭庁、東京都、立川市など、弊団体と接点のある自治体や公共機関に対して、本事業の目的、取組内容や、上記の実態調査結果を共有しディスカッションの機会を持った。全国調査等の対象者層と弊団体の受益者層の違いから、取組内容や調査結果について興味関心を持たれ、継続的にコミュニケーションをとることをリクエストされている。

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

高校生世代の若者に対する各種支援を通じて、「居場所」「食事」「仲間」へのニーズが非常に強い一方、学習へのニーズがあまり見られなかった。若者にとって学習は「やらなければならないもの」として認識されており、自発的に高校の教科学習内容の予習・復習に取り組む意欲が沸きづらい構造がある可能性がある。若者との接点の作り方についても「学習」「就労」よりも「遊び」「体験」の方が若者の関心を引きやすく、初期の関わりとして有効であるように思われる。
食料・日用品の配布時には多くの生徒が利用する姿が確認された。その際、学校側の理解を得ながら提供方法を調整する必要があったが結果として教育と福祉双方の支援の在り方について理解を深めるきっかけとなった。
学校内で支援を行う際、受け身の状態の生徒をどのように乗り気にさせるかが課題として浮かび上がったが、ゲーム性や動作性、エンタメ要素を取り入れることで若者の姿勢を前向きにすることができることがわかった。今後の施策では、こうした要素を意識したプログラム設計を意識することで、効果的な取り組みを行えるようになると考えられる。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

本事業を通じて若者の就労を取り巻く環境の変化を感じることが多くあった。例えば、これまであまり表面化してこなかった闇バイトに関する相談が増えている。興味関心もある一方、自分が巻き込まれることへの不安も感じられる。
また、働きたくても働けない若者が増えており、特に通信制高校の生徒からは「就労経験がなく不安」「何が大丈夫なバイトなのかわからない」といった声が多く聞かれた。求人不足ではなく、情報の真偽が不明瞭で判断できないことが働くことへの障壁となっている。就労への不安には、不登校の若者が増加していることも背景にある可能性がある。中学時代に不登校だった若者は人間関係の構築経験が少なく、それが社会に出る際の不安要因となっているのかもしれない。
さらに、経済的に厳しい世帯が多く、親からお小遣いをもらっていないためにアルバイトをしなければやりたいことができない若者が増えている。こうした背景を踏まえ、若者が働く上での不安を取り除くような支援や、Cash for Workのように、必要なものを「あげる」支援ではなく必要なものを得るために「稼ぐ」支援のあり方を模索していく必要があると考えられる。

外部との連携実績

1活動実態調査を株式会社日本能率協会総研に委託して実施
実施内容実態調査に先立つデスクトップリサーチ 高校で実施した調査の集計・分析
結果・成果・影響等連携先の高校3校に対して調査を実施し、1800名から回答を得ることが出来た。高品質な分析をいただくことができた。
2活動実態調査を株式会社日本能率協会総研に委託して実施
実施内容実態調査に先立つデスクトップリサーチ 高校で実施した調査の集計・分析
結果・成果・影響等連携先の高校3校に対して調査を実施し、1800名から回答を得ることが出来た。高品質な分析をいただくことができた。
3活動東京都西部の公立高校
実施内容実態調査に関するご協力 情報提供に関するご協力 物品提供に関するご提供
結果・成果・影響等授業の時間内でアンケートを実施いただいたことでほぼ全員からの回答をいただくことができた。 学校内の居場所カフェにおいて物品を提供する機会をいただくなど、当事者とつながる機会をつくっていただけたおかげで、支援を効果的に届けることが出来た

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)なし
内容

特に無し

広報制作物等あり
内容

LINE等のSNSを通じた情報発信を行った他、関係機関向けの事業紹介、活動紹介を目的としたチラシを作成した

報告書等あり
内容

高校生世代の若者に関する実態調査を日本能率協会総研への業務委託の形で実施し、その結果をレポートの形にとりまとめた

イベント開催等あり
内容
事業期間中に、BBQ大会、フットサル、農業体験合宿、就労イベント(ワークショップ)などを開催した

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て公開
内容
変更があった規程類に関して報告しましたか変更はなかった

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

内部通報規程を定め、整備している。
本規程は、法人ホームページにて公開をしている。
https://www.sodateage.net/wp/wp-content/uploads/2014/02/04_06_naibutuuhou.pdf

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますかはい
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかいいえ
団体の決算書類に対する会計監査はどのように実施しましたか。本事業の最終年度の状況を選択してください(実施予定の場合含む)内部監査
内容

理事会、総会の前に監事へ決算書を提出し、監査を受けている。
監査終了後に監査報告書を発行していただいている。

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

本事業は、団体内の様々な部署が連携して行われたため、結果として組織内の事業部間連携が促進された。
一方で、事業の性格上、管理部門がかなり慎重な対応を採らざるを得ず、支援の現場の動き方とコンフリクトが発生する場面も見られた(紙ベースのやりとりが現場では発生していないにもかかわらず、それを求められるのが大変など)。事業としてどのレベルの管理が求められるのか、現実的なガイドラインが示されると事業を推進しやすいのではないか。

シンボルマークの活用状況

自団体のウェブサイトで表示

広報制作物に表示

報告書に表示