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事業完了報告

2026/01/19更新

事業概要

事業期間開始日 2024/07/01終了日 2025/02/28
対象地域愛媛県松山市
事業対象者

松山市および周辺地域に在住の海外ルーツを含む高校生とそのご家族

事業対象者人数

640人
(1開催あたり参加者8人×週2回×8ヶ月)

事業概要

これまで3年間行ってきた国際子ども食堂に、運営ボランティアとして参加している高校生を中心に、学習支援とキャリア教育などを実施します。
毎回総勢100名規模で行われている国際子ども食堂には、毎回20名ほどの高校生がボランティアとして参加し、大学生や留学生と調理をしたり、小学生や未就学児とごはんを食べたりなどを担ってくれています。その高校生の中には自身も経済的な困窮を抱えていたり、将来に悲観的な考えを持っている学生も多いものの、これまで支援の対象というよりは、運営側としての居場所や活躍の場を提供するに留まっていました。そのため、本事業では海外ルーツの高校生を含む15歳~19歳(正規就労していない高校卒業後の若者も含む)に対し、毎週2回の個別学習支援・キャリア教育とセットで、生活上の悩み相談や安心して過ごせる居場所の提供と、必要に応じて困窮世帯への食糧支援を実施します。
支援対象となる高校生はボランティアメンバーだけではありません。国際子ども食堂では、地域の県立高校や通信制の高校等との連携実績が複数あり、本事業においても連携して、支援を必要とする高校生を迅速に把握することができます。併せて、教育委員会や松山市子育て支援課などを通して必要な区域(海外ルーツの子どもが多い地域など)へチラシ配布し、食料支援が必要な家庭へのアウトリーチを行っており、本事業の対象者も広範囲にリーチすることができます。
毎回日本国籍、外国籍のスタッフが常駐し、最低でも3か国の言語が対応できる状況を作り、まずは「ことば」の壁のない環境を整えます。その後それぞれのニーズに合わせて、大学受験対策やキャリアコンサルタントによる面談などを実施。会場規模が大きくなく、アットホームな環境となりやすいため、少人数でそれぞれに寄り添った支援を実施し、高校生が自身の進路や学習に対して前向きな姿勢を取り戻せる環境を構築します。

事業の総括およびその価値

「国際コワーキングラウンジ」という事業名が、支援というイメージを少なくできた一方で、その分かりづらさが開始直後の集客に課題を作りました。ただ、既に関わりのある高校生とリフォームのアイデア出しなどを行い、結果として学生たちが自分たちで作った居場所として捉えてくれ、お友達と一緒に来てくれるようになりました。また、SNS発信やチラシを県内の高校に発送しました。現在は2部屋を有効に活用して、学習度合いの強弱で部屋を使い分けができるようになったことも、事業実施体制面での大きな成果です。加えて、講師や運営を担ってくれた留学生たちとの交流も、学校で学んでいた英語を実践的に学べること、世界を小さく身近に考えられるようになったという高校生の声から得た価値として捉えています。総じて参加者の満足度が高い結果となり、英語でのコミュニケーションや外国の文化に関する学習の意欲を向上させ、将来の選択肢を広げられました。

課題設定、事業設計に関する振返り

これまで当団体の事業で運営メンバーとして活躍していた学生たちを中心とした支援をと考えていましたが、「自分たちの居場所」という概念になるまでの定着に時間がかかりました。そのような学生たちの特性として、人のために何かすることへの労力は惜しまない一方で、自分のために時間をとったり、誰かの力を借りることが非常に苦手であることを改めて痛感しました。彼らにとって本当に必要な支援を何度もトライアンドエラーを繰り返しながら、メンバー限定の時間設定や、大きなイベントに向けての作戦会議が結果的に居場所になっていたりなど、こちらが改めて学べたことがたくさんありました。
ただ、経済的な理由で大学入学を諦めざるを得ない状況で相談をしてくれたり、鍵がなくなり家に入れないときに駆け込んできてくれたりする学生が生まれてきたことは、数値には出ていないもののこの事業の成果の1つとしてとらえています。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1【実行団体】松山周辺地域において、国籍を問わず多様な悩み事を抱える高校生世代に対して、適切な学習支援・相談支援・居場所支援・食料支援の場(国際コワーキングラウンジ)を提供できる体制が整っている状態になっている。
指標・学習支援や相談室の設置数 ・継続して参加している高校生の人数
目標値・目標状態・常設で1か所設置 ・参加定員の半数は継続参加の高校生であること
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察本事業により支援を提供する基盤が整備され、多様な困難を抱える高校生に、質の高い支援ができる体制が構築された。特に外国人講師の中で支援のノウハウが蓄積し、今後も事業を継続していく上で大きな基盤をつくることができた。学習会の会場は当初予定していた1か所から2か所に増え、幅広い参加者の受けれや対応が可能となった。事業終了時のアンケートのサンプル数が少なかったため、継続参加者の割合は約27%となったが、資金分配団体からのアドバイスも含めて、特に事業終盤で継続参加者が増え、参加者のモチベーションアップに資する継続的な支援体制を構築することができた。
2【受益者】国籍を問わず多様な悩み事を抱える高校生が、自分の進学や学習に対して前向きな姿勢を持てている。
指標・参加している高校生へのアンケートによる学習意欲の変化 ・高校生の親や家族へのアンケートによる心境変化 ・学習講師や相談支援員へのヒアリングによる学習意欲の変化
目標値・目標状態・学習意欲が向上した高校生が、参加者の半数以上いること
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察参加した高校生本人からのアンケートにより91%の高校生が「学習へのモチベーションが上がった」という結果となった。特に「もっと英語でコミュニケーションがとれるようになりたい」とか「将来、外国に留学したいと思った」など、外国の文化や英語の習得、外国人とのコミュニケーションに関して意欲が向上し、学習に前向きな姿勢を持てている状態をつくることができた。
3【受益者】国籍を問わず多様な悩み事を抱える高校生が、自分の将来や進学について、気軽に相談できる場がある。不安になった時に相談できる仲間がいる又は居場所がある。
指標・参加している高校生へのアンケートによる将来への不安やキャリアビジョンの持ち方の変化 ・高校生の親や家族へのアンケートによる心境変化 ・学習講師や相談支援員へのヒアリングによる高校生の表情や態度等の変化
目標値・目標状態・自分の将来やキャリアに対して不安が改善し、前向きになれた高校生が、参加者の半数以上いること
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察参加した高校生本人からのアンケートにより73%の高校生が「自分の将来やキャリアに対して前向きになれた(イメージできた)」という結果となった。「将来英語を使う環境で働きたいと」や、「多様な人と関わる仕事をしたい」など、グローバルな環境や外国人とのコミュニケーションに関するキャリアに意欲を示し、自分の働きたい仕事のイメージがクリアになった結果が表れた。 また、満足度では参加者の100%が「参加して良かった」と回答しており、「多様な方と交流ができた」や「英語で会話することにハードルが下がった」など、コミュニケーションに関する満足度が高く、講師や仲間と心地良く過ごせる居場所を提供することができた。

アウトプット

1国籍を問わず多様な悩み事を抱える高校生世代に対して、週3回の個別学習支援の場が提供されている。
指標・個別学習支援の開催回数 ・参加した高校生の人数
目標値・目標状態・週2回の定期開催と合計80回以上の開催 ・延べ500人以上の高校生の参加
アウトプット:結果計画より遅れている
アウトプット:考察週2回の開催からスタートし、週3回の開催に増やしたが、日程の都合などにより55回の開催となり、目標回数を下回った。参加者も想定より申込みが少なく、212人の参加と目標を下回ったが、事業終盤は継続参加者の定着に力を入れ、高校生が主体となって子供向けワークショップを企画するなど、意欲向上と熟度の高い内容になるように工夫した。
2(学習支援と並行して)キャリアコンサルタントが常駐する相談支援が実施されている。
指標・相談支援の実施回数 ・相談した高校生の人数
目標値・目標状態・合計80回以上の相談実施 ・延べ80人以上の高校生の相談実施
アウトプット:結果計画より遅れている
アウトプット:考察想定よりも就職の希望者が少なく、26回の実施で、対象者は26人となり、期間を通してキャリア相談のニーズが少なかった。その分進学希望者の進路相談や面接練習を積極的に取り入れ、一人一人に力をいれて将来の進路の選択に資する取組みを行った結果、将来のイメージがクリアになった高校生が多い結果となった。
3(学習支援と並行して)悩みを抱える高校生が講師や仲間と過ごし、不安を解消できる居場所が提供されている。
指標・居場所支援の開催回数 ・参加した高校生の人数
目標値・目標状態・週3回の定期開催と合計80回以上の開催 ・延べ500人以上の高校生の相談実施
アウトプット:結果計画より遅れている
アウトプット:考察週2回の開催からスタートし、週3回の開催に増やしたが、55回の開催となり目標回数を下回った。参加者も当初の想定より申込みが少なく、212人の参加と目標を下回ったが、継続参加者の定着に力を入れ、高校生同士が絆を深められる環境の構築に注力した。その結果、事業後半では継続参加者が増え、居場所として効果があったことを把握できた。
4(学習支援と並行して)困窮家庭の高校生に対して、必要に応じて食料支援が提供されている。
指標・食糧支援を受けた高校生の人数
目標値・目標状態・30人以上の高校生への食糧提供
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察国際子ども食堂のストックや余った食材を、ラウンジ帰りに持ち帰ってもらうことで、101人の高校生に食料提供を行った。目標よりも多くの食料提供ニーズに応えることができた。ご飯が足りないと直接言えない参加者に対しても、気兼ねなく食料提供を行えるよう配慮した。学習会では外国人の食文化に対応したハラル料理なども提供し、参加者の多様な食文化の学びとセットで食料支援を行うことができた。
5自分のキャリアに不安を抱える高校生に対して、地域企業へのインターンシップの機会が提供されている。
指標・インターンシップ開催数 ・インターンシップの協力企業数 ・インターンシップ参加高校生数
目標値・目標状態・5回以上のインターンシップの開催 ・5社以上の企業の協力 ・10人以上の高校生の参加
アウトプット:結果計画より遅れている
アウトプット:考察ラウンジ参加者の中で就職を希望する高校生がほとんどいなく、インターンシップの需要がなかったため、2回の開催と4人の参加者に留まった。就労体験の受入れ場所は外部の企業ではなく、自団体のコーヒースタンドで就労体験を行った。開催回数は少なかったものの、進路選択に資する内容となり、参加者の満足度も高かった。
6国籍を問わず多様な悩み事を抱える高校生世代に対して、地域に支援の場があることを周知し、地域住民に認知されている。
指標・メディア掲載数 ・Web/SNS掲載数 ・チラシ配布数
目標値・目標状態・メディア掲載5回  ※2023年掲載実績16回 ・Web/SNS掲載80回
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察メディア掲載は3回、Web/SNS発信回数は70回、チラシ配布数は40,000枚と積極的な広報や発信を行うだけでなく、地元メディアからも注目され、多くのメディアで紹介された。事業開始直後は認知度が低く、広報に苦労したが、12/27に愛媛新聞に掲載されたことにより、地域での認知度も格段に高まった。ラジオ紹介などもあり、認知度は徐々に拡大している。
7多国籍の高校生への支援について、地域の学校や教育機関、自治体や民間関係機関と連携し、協力を得られている。
指標・広報協力団体数 ・他機関連携打合せ・協働回数
目標値・目標状態・延べ10関連機関への広報協力 ・延べ5関連機関との打合せ・協働実施
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察多くの関連機関と連携し、10団体からの広報の協力を得られた。打ち合わせや連携の相談も積極的に行い、特に学校機関からのニーズが高く、多くの高校生を紹介いただいたり、学校掲示に協力いただいた。学校側からの問合せや依頼もあり、官民連携の体制が進む形となった。今後の事業展開にも活かせる連携ネットワークが広がった。
8地域の理解促進により寄付金収入が向上し、助成期間終了後も当支援が継続できる財源確保のスキームが確立されている。
指標・寄付金の受け入れ額 ・ファンドレイズ強化スキームの実施状況
目標値・目標状態・地域からの寄付金受入れスキームが導入されていること。 ・地域住民10人以上からの寄付金受入れ
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察ファンドレイズや寄付金の向上に資するWebページが製作・公開され、新しい財源確保のスキームが構築された。Web公開が2月中旬となったため、新しいスキームを通しての寄付金は3件にとどまったが、事業期間中に従来のスキームを通して90人から寄付金をいただき、事業の共感者の拡大に寄与した。
9ファンドレイズのWebページが完成し、公開されている。
指標・Webページの個数
目標値・目標状態・1つのWebページが公開されている
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察ファンドレイズのWebページとあわせて、ホームページ全体の情報も更新し、より効果的に団体の取り組みと事業の趣旨を訴え、ファンドレイズに繋げるための導線を整備することができた。事業終了後の出口戦略において、重要な位置づけとなる大きなリソースが得られた。

活動

1■広報とアウトリーチ 学習支援、食糧支援、受験対策(模試受験の機会提供を含む)の案内チラシを作成し、以下の団体へ発送。同時に団体SNSやWEBサイトで広く呼びかけ、支援対象者に的確にリーチします。国際子ども食堂に参加している高校生にもアウトリーチ活動を行います。 依頼先:愛媛県国際交流協会、松山市国際交流センター、松山市子育て支援課、松山市内県立高校、通信制高校、教会、イスラム文化センター等
活動結果計画通り
概要当初の予定を超える40,000枚のチラシを配布することができた。連携機関も地域の行政や学校機関の10団体と連携し、支援を必要とする高校生にアウトリーチできるような広報、情報拡散活動ができた。ホームページやSNSでも積極的に発信し、オンライン・オフライン両面からのアウトリーチが広域的に進めることができた。
2■学習支援担当者採用 各国からの留学生、日本人大学生を中心に最低2か国語以上対応可能で、一般入試での大学受験経験がある学生を講師に採用。7月中より書類選考、対面での面接を通じて、高校生への教育方針をすり合わせながら、合計で5名の7月中の採用を目指す。求人情報については、従来の取り組みでつながりのある留学生や大学生、各国のコミュニティへ求人票をシェアし、高校生の学習意欲向上に適した人材を選考します。
活動結果計画通り
概要講師の選考はスケジュールどおりに想定している以上の人数を確保できた。日本人講師と外国人講師の割合は、事業を進める中で、結果的に外国人講師の割合が高くなった。参加者の外国文化への興味を拓くことにも対応した結果であり、参加者にとって満足度の高い学習支援を提供できる体制を整備することができた。
3■食料支援の食材調達 既存のスポンサー(4社)を中心に、本事業について共感を頂いたうえで、さらなる食糧支援を依頼。加えて、飲食店や食材小売業に対しても、商工会議所からご紹介を頂き、食糧をご支援いただける体制を作り、安定した食糧支援を実施できる環境をつくる。また、Amazonのウィッシュリストなどを通じ、遠方や個人単位での支援依頼も行う。
活動結果計画通り
概要既存のスポンサーからの寄付に加え、12/27に愛媛新聞に掲載されたことにより、一般市民からのAmazonのウィッシュリストを通した寄付も多くいただいた。食料提供を行った参加者も101人と想定より多く、持ち帰りだけではなく、学習会の場でハラル料理を提供するなど、多文化の学びにもつながる食料支援を提供できた。
4■国際コワーキングラウンジ開催 7月下旬の夏休み開始と同時に開室。週2回で、1回あたり3時間の開室を予定。まずは居心地のよい居場所としての環境作りから始め、塾や自習室代わりに使用できるアットホームで、高校生が集まりやすい空間を作ります。参加者のニーズやフェーズに応じて、個別学習支援やキャリア教育に移行する。模試受験の機会も提供し、受験までの伴走支援も行う。困窮世帯の高校生には食料支援も併せて行う。
活動結果計画通り
概要概ね当初の想定やスケジュールどおりの開催ができ、開催回数は週2回から3回に増やした。事業開始当初は参加者が想定より少なく、継続参加の率も低かった。外国人講師の工夫と資金分配団体の助言により、講師と高校生を巻き込んだ企画などを取り入れた結果、事業期間後半の継続率は高まり、少数ながらも内容の濃い支援を提供することができた。愛媛新聞の掲載以降は少し認知度も高まり、共感者や参加者も徐々に増えつつある。
5■キャリアコンサルタントとの面談実施 将来について漠然とした不安を抱えていたり、希望する学部や進路に対して不安も抱える高校生をキャッチし、キャリアコンサルタントとの相談支援に随時繋げる。オンラインで気軽に悩みを打ち明けられる環境を整えます。細かい生活上の悩みや国籍上の不安などある高校生に対しては、講師などが直接その場で相談にのり、高校生が自分の将来やキャリアに対して前向きになれる環境をつくります。
活動結果ほぼ計画通り
概要参加者のほとんどが進学希望で就職相談は少なかったが、進学希望者の進路選択や面接練習などに注力してキャリア相談を行った。キャリアコンサルタント以外でも常駐している講師が、参加者の細かい相談や悩みを聞き、頼れるお兄さん的な存在として機能し、高校生が将来に前向きになれる環境を提供できた。
6■インターンシップ協力企業募集 将来に悩む高校生に対して、興味のある業界や企業をヒヤリングし、なるべく業種の近い企業へインターンシップを随時依頼。基本的には1日~2日間限定のインターンシップで、「働く」ことを身近に感じることができる機会の創出を目的に実施します。企業側にも当事業に賛同・協力いただき、地域全体で国籍問わず高校生が活躍できる地域社会の構築を目指します。(依頼後1カ月以内に実施実績多数)
活動結果遅延あり
概要参加者のほとんどが進学希望で、就職希望のニーズが少なかったため、インターンシップは自団体が運営するコーヒースタンドでの就労体験となった。今回は外部企業を巻き込まない形となったが、事業に対する地域の認知度は上がっているので、今後の企業連携につながる活動の実績をつくることができた。
7■インターンシップ実施 就職希望の高校生だけではなく、大学進学も視野に入れいている高校生に対しても、進路選択の一助となるように実際に「働く」ことを体験してもらう。地域の中小企業を中心に、体験型のインターンシップを行うことで、将来と今との空洞をなるべく埋められるインターンシップを企業と企画します。同時に外国ルーツの高校生には、日本の企業で働くことがイメージできるような体験の場を提供します。
活動結果ほぼ計画通り
概要参加者のほとんどが進学希望で、就職希望のニーズが少なかったため、自団体が運営するコーヒースタンドでインターンシップを、事業期間中に2回実施し、4人の高校生が参加した。少ない人数ながらも、まずは働くことにイメージをもってもらうことと、多文化あるれる環境での就労体験をすることで、参加者本人の将来のやりたいことを発掘するための貴重な経験を提供することができた。
8■事業継続に向けたファンドレイズの強化 助成終了後も当事業が継続できるように、その財源確保に向けてファンドレイズを強化します。地域住民から共感と寄付を集めるためのWebページを作成し、オンラインでの寄付収入増加を図ります。団体の取組みを通じて地域からの共感を集め、いただいた寄付を地域に還元し、社会全体で地域課題に向き合う仕組みを導入。寄付をいただいた地域住民への報告イベント等の開催も検討します。Webページの完成は2025年2月までを目標とし、完成されたWebページはホームページやSNSを通じて、広く地域住民に呼びかけ、寄付を募ります。
活動結果計画通り
概要事業終了後のファンドレイズの基盤となるWebページを製作・公開し、新たな財源確保スキームを構築した。当団体の活動や当事業の意義を分かりやすく発信し、共感者を増やし、寄付収入を増やすことに資するWebページが整備され、今後の団体運営にとっても重要なリソースとなるツールが構築された。団体の活動をアピールして、寄付収入の増加を地域課題の解決に結びつけてくファンドレイズ体制のスタートアップができた。

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

高校生だけではなく「高校生世代」としたことで、高校卒業後に居場所がない若者が何かを求めてきてくれるようになったことは、手探りで将来を模索し続けられる居場所としての価値を高めたように感じています。将来やってみたいことの1つに留学や海外旅行が入っていた学生たちが、当ラウンジで外国人と身近な交流ができ、旅行よりも現地の様子を現地の方から実際に聞けていた時の表情が忘れられません。
また、学校で自分の居場所がない高校生が、世界の話を聞き、「教室が自分の世界のすべてだったが、視野が広がり、教室の世界がとても小さく見えるようになった」という声も、高校生の視野を大きく広げられた成果の1つです。今回の事業の特徴として、留学生が中心となり事業を運営することがありましたが、単に英語を学ぶ、世界を知ることだけにとどまらず、将来の選択肢や可能性を広げるきっかけになったと思っています。
また、今回の事業を通して「高校生世代の支援」の担当課が不確かだった松山市とも、少しずつこの世代の支援の必要性を話すことができるようになり、今後行政と連携や協働する上で重要なネットワークを築くことができました。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

今後も寄付や助成金を活用して、引き続き活動を継続してまいります。今回の事業をきっかけに、同じ食糧支援でも、一緒に作って一緒に食べることで築かれる居場所間と人間関係を目の当たりにしてまいりました。今後は、一緒に作って、一緒に食べることで食の楽しさを体感したり、調理を経験することで彼らの自立への一助となれたらと考えています。
また、今回国際子ども食堂内でのイベントで、高校生が主体となった子ども向けのワークショップを企画することで、多くの学生が活躍の場所と喜ばれる喜びを得て、大きく成長したように思っています。今後も、定期的に国際子ども食堂内での高校生の活躍の場所を多く作り、「やってみたらできた!」という成功経験を積み重ねられるように努めます。あわせて、「国際コワーキングラウンジ」という名前が少しずつ浸透してきつつあるので、ボランティアスタッフを増やし、経済的にも現実的に継続可能な環境整備も行って参ります。

外部との連携実績

1活動松山工業高等学校
実施内容ワークショップ共催
結果・成果・影響等国際子ども食堂内で、ラウンジ参加者の高校生を中心に未就学児、小学生にカラフルスライムを作るワークショップを開催。今後双方に情報交換や学生への呼びかけなどの協力依頼が可能となった。
2活動松山市教育委員会
実施内容後援、広報協力
結果・成果・影響等チラシに後援と記載し、松山市内の全公民館にチラシを配布していただいた。
3活動近隣の飲食店、個人商店(6社)
実施内容チラシの配架、掲示
結果・成果・影響等商店街のパン屋さんや、ビジネス街の飲食店などにチラシを置いていただいた。

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

①愛媛新聞(2024年12月27日朝刊)
https://www.ehime-np.co.jp/article/news202412270121
②FM愛媛(2025/1/11(土) 07:00-07:30)松本隆博の『ココロにツボ!』

広報制作物等あり
内容

2度にわたりチラシを県内の高等学校に発送。
SNS広報用のデジタルチラシや開催スケジュール画像を複数作成。

報告書等なし
イベント開催等なし

ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て公開
内容
変更があった規程類に関して報告しましたか変更はなかった

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

内部通報規程において自団体の通報窓口を設けるほか、JANPIAのヘルプラインも活用できる規定としています。

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますかいいえ
内容

規程の整備直後のためまだ申告の時期がきてない。

コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかいいえ
団体の決算書類に対する会計監査はどのように実施しましたか。本事業の最終年度の状況を選択してください(実施予定の場合含む)内部監査
内容

団体の通常の決算時期と合わせて内部監査を実施する予定です。監査実施内容は監事監査規程のとおりで、実施者は団体の監事となります。

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

団体としては初めての試みも多く、様々な試行錯誤を繰り返してきたが、壁にぶち当たる度に資金分配団体の適切な助言のおかげで成果を残すことができました。特に出口戦略を意識したWebページの製作や学習室の拡張については、資金分配団体の丁寧な伴走支援により創り上げることができた、団体としても大きな財産だと思っています。そして必要な規定類も整備でき、事業実施のノウハウも得られ、今後継続的に事業運営するための体制を整備することができました。今後もこれらの財産や経験を存分に活用して、必要な方々に支援を届け続けたいと思います。本当にありがとうございました。

シンボルマークの活用状況

自団体のウェブサイトで表示

広報制作物に表示

イベント実施時に表示