事業完了報告
2026/01/09更新
事業概要
| 事業期間 | 開始日 2024/07/22 | 終了日 2025/02/28 |
|---|---|---|
| 対象地域 | 茨城県 | |
| 事業対象者 | 1 通訳を必要とする公的機関と外国籍住民 | |
| 事業対象者人数 | 1 100名 | |
| 事業概要 |
県の委託事業では通訳を派遣できない、こども園、保育園、幼稚園、病院、保健センターなどからの通訳派遣依頼に対応する。特にシンハラ語、ネパール語、ベンガル語、ダリ語などは通訳確保が難しいので、大学や外国籍コミュニティに働きかけて協力者を増やす。 相談現場で通訳がより活用されるよう通訳派遣後にアンケートを行い、その有効性や必要性、通訳育成活用にむけた提案を行う。 | |
事業の総括およびその価値
教育や福祉にアクセスしにくい状況を改善するための体制づくりが本事業の目的であった。学校に入る前に学べる場としてオンライン、対面で学べる環境として、部屋、設備、カリキュラムをつくることはおおむねできた。3名の新規採用により次年度以降教育支援を継続できる人的体制をつくることもできた。オーバーエイジのためのアフタースクールは28名と教室に収まらないくらい生徒が来たが、受検した26名中22名が1次試験に合格できた。地域で学べる場づくりは今後も継続発展が見込める。不就学の調査を進める、通訳活用を進める、シェルター事業に予算をつける、などのことは実施主体が行政であり、働きかけはできたが1年で結果が出るものではなかった。けれど3つのテーマへの行政福祉教育関係者の関心を高めることはでき、教育支援、福祉機関それぞれで顔の見えるネットワークができたことは今後の活動継続に役立つ。また住居を提供しながら支援する仕組みもモデルがつくれた。
課題設定、事業設計に関する振返り
当初、不就学児や高校受験困難な若者の課題を「公的制度不足」と捉えました。専門学校や大学に入る前には日本語学校があるけれど、高校受験生向けにはないという仕組みの問題はあります。けれども事業を通じ、彼らが自己実現できない背景には、目標設定や学習意欲の維持困難等、複合的要因がある事に気付きました。海外事例や専門家との意見交換から、学校に入ることがゴールではなく、社会でどう生きていきたいかという目標をもたせるなどの包括的支援の必要性を痛感しました。事業設計では、当初の日本語学習支援の拡充を第一優先として実施し、そこに間違いはなかったと思うが、この事業を通じて上述したことが課題と分かったため、今後は教科の点数も大事だが、意欲をもち自己実現に挑むのを支える環境を学校の内外に作る設計にしていきたいと思った
今回の事業実施で達成される状態
短期アウトカム
| 1 | 1 通訳派遣体制が改善されている状態 | |
|---|---|---|
| 指標 | ・通訳派遣が安定的にできている ・通訳派遣の予算化の必要性を周知できている ・謝金が払われる事例の創出 | |
| 目標値・目標状態 | ・通訳の要望に応じることができた件数 60件 ・通訳派遣の予算化への賛同がアンケートの6割以上 ・謝金が払われた事例:3件 | |
| アウトカム:結果 | 計画より進んでいる/計画どおり進んでいる | |
| アウトカム:考察 | 通訳を新たに15名増やすことができ、対応可能言語も16言語まで増やすことができた。通訳派遣60回という目標に対しては40件にとどまった。福祉関係者向けに行った多文化ソーシャルワーク講座(230名受講)の受講者に通訳の役割や重要性を伝え、振り返りシートでも7割が活用に前向きな回答をしたが、通訳費用の予算化までとなると明確な賛同は2割に留まった。医療機関、国際交流協会、保健所などで通訳派遣費用を負担したケースは3件であった。 | |
| 2 | 1 通訳派遣体制が改善されている状態 | |
| 指標 | ・通訳派遣が安定的にできている ・通訳派遣の予算化の必要性を周知できている ・謝金が払われる事例の創出 | |

