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事業完了報告

2026/01/30更新

事業概要

事業期間開始日 2024/07/11終了日 2025/02/28
対象地域筑後地域、佐賀県東部
事業対象者

筑後地域、および佐賀県東部で子どもの不登校やひきこもりに悩む当事者家族

事業対象者人数

のべ500 世帯

事業概要

 不登校ひきこもりの子どもを抱える家族を丸ごと支える。当事者として伴走することで、孤立を防ぐ。
 当会は2019年より、不登校の家族への居場所事業を展開している。
 2022年度における福岡県内の公立小中学校の不登校児童生徒数は14,943人。内訳では小学校5,778人、中学生9,165人となっている。公立小・中学校1,000人あたりの不登校児童生徒数は、全国を上回るペースで増加している。居場所を求める当事者は年々増えていることから当会の居場所事業を充実させるとともに、近隣の地区にある子どもの居場所と連携して、受け皿を増やす。
 また、NPO法人「登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク」が2022年に不登校を持つ保護者を対象に実施したアンケートでは、不登校をきっかけに収入が減った世帯が33.6%、そのうち2.6%は収入がほぼゼロになったと回答。ひとり親世帯の子どもが不登校になった場合、親が働けなくなる事態もおこっている。それと共に、コロナ禍における経済的影響は、生活困窮世帯に多大な影響を及ぼしている。
 そのため2023年より「ちっご子どもフードサポートネットワーク」として、地元の高校・大学生ボランティアや主任児童委員有志らと共に不登校ひきこもりの子どもがいる世帯などにフードサポート、お譲り服の配布、生活雑貨の無償配布を行っている。
 さらに利用者のニーズが高い、通信制・定時制高校の説明会を2000年から八女市や筑後市で開催。大変好評なため、2023年からは久留米市が主催事業として開催するようになった。今年度も久留米市と筑後市で進路説明会を開催する。開催にあたっては、当会がつながっている中高生がボランティアとして高校紹介や裏方作業等に協力しており、社会体験の機会にもなっている。
 その他、未就学児から18歳以上まで幅広い利用者層のニーズに応じて、興味が持てる遊びや体験、就労体験を通じて社会とつながれる機会を創出する。また、子どもに寄り添う保護者を精神的に支える活動を行う。

事業の総括およびその価値

事業を行う中で改めて当事業のニーズを確認でき、効果を感じて終了することができた。
寄付支援食品や物資などは物価高の影響によるニーズの高まりを感じて、予定していたよりも増額して実施した。不登校やひきこもりに対する地域からの偏見をなくすための活動として、一般向けの上映会2回や講演会も2回も実施し、約240人が参加した。
ポッドキャスト作成とホームページの更新をのぞいて、ほぼ計画通りに進捗することができた。久留米市は通信制・定時制高校など説明会の開催費用を市の予算に計上した。
久留米市での説明会は、当会が2023年秋に青少年育成課に進路説明会の重要性を伝えたことで、当会が主体となって同年12月に初めて実施され、150人以上の参加者で会場に入りきれない人も出るほどだった。2024年度は教育委員会も主催に加わって、2回開催。当会が、本事業で調べた情報を踏まえた説明を行い、大変好評だった。今後も久留米市の定例行事として定着すると見込まれる。
<ガバナンス・コンプライアンスの整備> 2019年より、任意団体で事業を実施してきた。これまで規約や体制が曖昧だったところを整えることができた。

課題設定、事業設計に関する振返り

【課題の設定】筑後地域でも、発達特性などで学校生活が合わずに不登校になる子ども達は増加している。学校に行けなくなった子の体験や学びは親次第になってしまうが、親を精神的・物理的に支える公的な仕組みはほぼない。さらに物価高の影響でますます生活が困窮し、わが子に機会を提供しようにも余裕がない世帯も増えてきている。親子共に物理的、精神的に支えるという課題設定は、当事者のニーズともマッチしたと考える。また、ひきこもりの高校生年齢以上の子ども達の中には、「就労」に興味を持つ子もいるがなかなか一歩が踏み出せない状態の子達もいる。食品の支援、進路説明会や学習会などでの情報の提供、「居場所での就労」機会を創出することで、困難を抱える家族の負担を少し楽にすることに貢献できた。
【事業の設計】支援する側と支援される側を分けないという考え方のもと、働きたくても子どものことで仕事を辞めざるをえなかった保護者などに居場所サポーターになってもらった。また、子ども食堂やイベント時のボランティアとして常に子ども達が参加してくれた。ボランティアや福祉事業所もハードルが高いという子達には「居場所での就労」機会を設け、社会とつながる機会を作ることができた。

今回の事業実施で達成される状態

短期アウトカム

1不登校ひきこもりによって生じる保護者の経済的な損失、教育機会、社会とのつながりをうめることができる状態
指標〇食品配布の利用者数カウント 〇進路説明会の参加者数と、参加者のポジティブな反応カウント
目標値・目標状態〇食品・文具など支援のべ140世帯 〇進路説明会3回のべ参加者数200世帯 アンケートにて半数以上の参加者よりポジティブな感想を得る 〇通信制高校などの説明冊子の改訂版を発行する
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察◎食品・文具などをのべ280世帯500人以上に配布した。 ◎久留米市主催の定時制・通信制高校等説明会が2回開催され、どちらにも説明会講師として参加。合計280人が参加した。中学生や保護者が多数を占めた。参加アンケートでは9割を超える好意的な感想があった。 ◎筑後市では「こんな高校・居場所があったんだフェス」を8/31(土)~9/1(日)に開催。20高校がブースで参加した他、フリースクールなどが12団体が出店・キッチンカーなどでの販売をおこなった。保護者や子ども本人を中心に、のべ400人近い参加者があった。両日とも、「とても参考になった」「参考になった」などのポジティブな感想が9割を超えている。 ◎続々と新しい高校が増えているが、依然としてまとまった情報がない。冊子「こんな高校あったんだ 自分の居場所を見つけよう」2025年版を発行した。
2保護者は焦ることなく子どもを見守ることができ、子どもは回復に応じて社会とつながることができている状態
指標〇居場所や学習会、つどいの開催日を増やし、月100人以上に利用してもらう。 〇一般就労や福祉的就労が難しい利用者に、居場所での就労という新しい選択肢を準備する。
目標値・目標状態〇居場所や学習会、つどいの開催日を増やし、月100人以上の利用がある 〇一般就労や福祉的就労が難しい利用者に、居場所での就労という新しい選択肢を提示できている
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察〇居場所は、月・木午後の週二回開催。加えて、居場所の就労や学習会などをほぼ毎週開催した。月100人ほどの利用があり、事業期間中の利用者は約650人だった。 〇一般就労や福祉的就労が難しい利用者に、居場所での就労という新しい選択肢を提示できている。米粉パンやマフィンの製造に3人(通信制高校生1人、通信制高校中退・卒業生2人)、軽作業に5人(通信制高校生3人、高校卒業・中退2人)が従事した。保護者からは「初めて時給をもらえた」「行けるところがあるという安心感がある」という喜びの声があった。本人からは、「作業は苦手かと思っていたけど、楽しかった」と、ここで体験し自信をつけたことで、福祉作業所の利用に進んだ子もいる。就労移行事業所になかなか馴染めなかった子も、就労を通して心身ともに体力をつけて、前向きに事業所に通うようになった。
3教育行政や公的な施設と連携して、家族に効果的な支援を提供できている状態
指標〇進路説明会の開催。 〇公的機関と連携した取り組みへの参加。 〇公的機関から保護者への情報提供のサポート。
目標値・目標状態〇自治体などの公的機関と協働しておこなう説明会を実施できている 〇協働して行う講演会の実績がある 〇その他民間機関との連携
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察◎ 学校法人真宗大谷学園 九州大谷短期大学と共催で、「自由な学校」上映会とワークショップを11月23日(土)を開催。映画は午前中のスタッフ上映会(18人)と本上映(52人)と二回行い、午後はワークショップも。 ◎10月16日(水)筑後中学校PTAが主催する教育講演会で講演「わが子が学校に行けなくなった時~寄り添い方とその後の進路~」。約50人が参加。現役の保護者に対して、わが子が学校に行けなくなった時に「学校復帰よりも本人の気持ちに寄り添う」ことを伝えられた意義は大きい。 ◎公益財団法人筑後市文化振興公社主催の「サザンクス筑後開館30周年記念トークイベント」に10月20日(日)地元小学校校長らと並んでパネリストの一人として登壇した。約50人ほどの参加者のうち半数は「こどものえんげきひろば」の子ども達だった。えんげきひろばの子にも、生きづらさを抱えている子もおり、その子達とのと交流のきっかけとなった。
4居場所を探す家族が必要な時に、希望する居場所にアクセスできる状態
指標〇子どもの居場所運営者の交流会の実施 〇SNSなどを利用した一覧紹介
目標値・目標状態〇筑後地域で不登校の子ども達を受け入れる居場所同士のネットワークができ、相互に連絡を取れる状態になっている 〇新たに居場所を開設する希望者との打ち合わせ、学習を行う
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察〇不登校支援部会で直接つながった当事者と作るLINEグループには107世帯が登録。ほぼ毎日、様々な情報が提供される場所になっており、頼れる場所として機能している。 〇筑後地域で不登校の子ども達を受け入れる居場所のLINEグループを作成。17か所の居場所が登録し、相互のイベント告知(44回)や支援リクエストなどで利用している。 〇月に1度のペースで、筑後市内で子ども居場所を作ろうとしている有志との学習会や施設見学などを行っている。メンバーは、来年度に筑後市内に新設される予定の教育支援センターの運営に携わることを希望している。 ◎不登校を考える親の会ネットワークふくおか主催の講演会「不登校から広がる未来」(2025年1月12日)に企画から参加。県内3か所のサテライト会場やYouTubeリアル視聴の合計で200名を超える参加があった。
5不登校やひきこもりに対する地域からの偏見がなくなっている状態
指標〇不登校ひきこもり理解につながる映画上映会の参加者数およびポジティブな反応 〇講演会の参加者数およびポジティブな反応
目標値・目標状態〇映画上映会、講演会のべ参加者200人と半数以上のポジティブな反応
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察〇「今日も明日も負け犬。」上映会と体験談(43人):アンケートで「とてもよかった」が9割。感想「このような映画があるとは知らず、鑑賞できてとても良かったです」。当事者の参加もあり、終了後も体験談を話してくれた学生と話し込む様子が見られた。 〇「それで、よかよか」講演会(103人):アンケートでは9割以上が「とてもよかった」と回答。 〇「自由な学校」上映会(70人):「自分が“正”と思っている枠に子どもをはめていって安心し、成長したと思うことが、将来子どもの本当の自由な心が育つ機会を奪っているのでは、と気づきました」など、子どもと自由について考えてもらえるきっかけとなった。 〇「大人の作戦会議 子どもの声を聴く」(28人):内容は講和、子どもアドボケイトのロールプレイ、グループワーク、地域で子どもの居場所や保護者支援を行っている団体のアピールタイム。地域で団体への理解や支援を広げることにもつながった。また動画を作成し、今後参考にしたい人に視聴してもらえるようにしている。 参加者総数は243人。
6効果的な団体の情報発信ができている状態
指標〇インスタグラムのフォロワー数カウント、ホームページ閲覧数カウント 〇ポッドキャスト視聴者数カウント
目標値・目標状態〇インスタグラムフォロワー数1000人以上 ホームページ月別閲覧数50人以上 〇ポッドキャスト配信実績、月別視聴者数100人以上
アウトカム:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトカム:考察〇2月末現在で1070人のフォロワーがおり、目標の1000人を超えた。 期間中は、130の投稿を行っており、「いいね」数はそれぞれ30~70ついている。コメントでは、当事者が辛い思いを打ち明けてくれることもあった。発達特性についての学習会報告投稿へのコメント:「わたしも自閉症だけど…(略)今でもバイト先での、「普通に見える」っていう言葉とか、「本当に人見知り?発達障害?」っていう言葉はだいぶ心に刺さります。 今まで散々周りと比べられてきて、なんにもいい思い出がないから無理って思ってもそのみんなが言う"普通"を演じてるのになって思ってしまいます わたしの場合は、数字、聞き取り、体を動かして表現することが特に苦手で、今のバイトでも注文聞いた瞬間忘れてしまった…ということが多くて毎日泣きたいです。 周りにひとりじゃないよって言ってくれる人の存在があるだけでも、ものすごく生きやすくなります」

アウトプット

1教育行政、子どもに関わる人の意識が変わり、教育行政や公的な施設と連携して、家族に効果的な支援を提供できている。
指標〇進路説明会の開催。 〇公的機関と連携した取り組みへの参加 〇公的機関から保護者への情報提供のサポート
目標値・目標状態〇自治体などの公的機関と協働しておこなう説明会を実施できている 〇協働して行う講演会の実績がある 〇その他民間機関との連携
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察〇久留米市とは協働で通信制など進路説明会を開催できている。また、来年度の予算案にも進路説明会の予算が新設された。 ◎教育委員会課長と不登校児童の保護者10人の懇談会を8/27にみんとしょかたるをお借りして開催した。今回は「聞くだけ」とのことだったが、これまでは当事者の話を聞く機会すらなかったので大きな前進だった。 ◎筑後市教育委員会に当会の情報を提供し、市のホームページ「不登校で悩んでいる方へのご案内」に民間施設としてみんとしょかたると並んで掲載された。 〇筑後市社会福祉協議会、八女市社会福祉協議会とは幅広い連携ができている。
2不登校やひきこもりに対する地域からの偏見がなくなっている。
指標〇不登校ひきこもり理解につながる映画上映会の参加者数およびポジティブな反応 〇講演会の参加者数およびポジティブな反応
目標値・目標状態〇映画上映会、講演会のべ参加者200人と半数以上のポジティブな反応
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察映画上映会や講演会を通じて、不登校やひきこもりに対する地域からの偏見の減少につながっている。のべ参加者は200人を超えた。いずれの上映会も「大変参考になった」が9割を超えるなど、ポジティブな反応があった。 起立性調節障害や子どもとの接し方についての偏見をなくすことにつながった。
3効果的な情報発信ができている。
指標〇インスタグラムのフォロワー数カウント、ホームページ閲覧数カウント 〇ポッドキャスト視聴者数カウント
目標値・目標状態〇インスタグラムフォロワー数1000人以上 ホームページ月別閲覧数50人以上 〇ポッドキャスト配信実績、月別視聴者数100人以上
アウトプット:結果計画より遅れている
アウトプット:考察〇インスタグラムは、週2回以上は更新しており、フォロワーも1070人と順調に増加している。 〇団体のパンフレットもリニューアルした。イラストが得意なユースメンバーのイラストを取り入れている。https://drive.google.com/drive/u/3/folders/1vtqRUQZgDmKAqqV3_oluOTlwiWI9jX2I 〇ホームページは当会代表の担当であったが、事業期間中に急病で倒れて長期入院中のため、以降の更新が滞っている。 〇ポッドキャストも、当会代表の企画であったが入院により、今事業でのポッドキャスト作成は断念した。 〇本事業ではポッドキャスト作成までできなかった。今後の課題とする。
4家族を物理的に支援する。食品や生活雑貨、お譲り服の配布ができている。
指標"〇食品配布の継続的な利用者数カウント 〇進路説明会の参加者数と、参加者のポジティブな反応カウント"
目標値・目標状態"〇食品支援のべ150世帯 〇進路説明会3回のべ参加者数200世帯 アンケートにて半数以上の参加者よりポジティブな感想を得る 〇通信制高校などの説明冊子の改訂版を発行する"
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察〇今、困っている家族を物理的に支援するための食品や生活雑貨、お譲り服の配布を行なえている。280世帯に物資支援をすることができた。 〇通信制高校・定時制高校など進路説明会のべ4回、700人程度の参加者があった。 いづれの説明会も「大変参考になった」という感想が9割を超えた。  〇通信制高校などの説明冊子の改訂版を発行した。
5家族を精神的に支える仕組みとして、居場所の開設や居場所での就労事業ができている。
指標"〇食品配布の継続的な利用者数カウント 〇進路説明会の参加者数と、参加者のポジティブな反応カウント 〇居場所での就労事業の利用者数カウント"
目標値・目標状態"〇居場所や学習会、つどいの開催日を増やし、月100人以上の利用がある 〇一般就労や福祉的就労が難しい利用者に、居場所での就労という新しい選択肢を提示できている"
アウトプット:結果計画より進んでいる/計画どおり進んでいる
アウトプット:考察〇居場所の開設、支援物資の宅配も行う。 〇一般主労や福祉終了が難しい利用者に、居場所での就労を提案。8人が参加し、次のステップへとつながる足掛かりになっている。

活動

1子育て世帯へのフード・文具などサポート (ちくご地域ユースサポート利用者や困窮世帯への配布・宅配)
活動結果計画通り
概要コメ価格高騰、物価高などのニーズの高まりを受けて、計画以上に配布を行った。ちくご地域ユースサポート利用者には、居場所利用の際に、その他困窮世帯には宅配などで配布を行った。
2当事者の社会参加としてのボランティアおよび就労の場の創出(食品の無償配布事業でのボランティア、進路説明会や映画上映会。その他就労継続支援b型ちくご作業所あいあい、サザンクス筑後や筑後社会福祉協議会等の施設のイベント時に随時連携してボランティアの機会を創出する)。
活動結果計画通り
概要子ども食堂、進路説明会や映画上映会などの大規模なイベントでは、利用者の小中高生がボランティアとして参加。米粉パンの販売をできる子もいれば、人前に立つのは苦手な子は米粉パンの製造をしたり。それぞれができる形で社会参加してくれている。 参加してくれた子達は通信制高校には在籍していても、ほぼひきこもりのような子達だった。 保護者と共に、個室または自宅で作業したのが3人、保護者に見守られながら他の子達もいる部屋で作業できたのが2人、保護者がいなくても他の子達と一緒に作業できたのが3人 参加できた理由として、①(保護者や自分が)知っている/馴染んでいる場所・人だったから、②履歴書や面会が不要だった、③保護者と一緒に作業できたから、④いつでも帰れる――などの要因があったと思う。
3見学会やアンケートなどを通じて、通信制高校や定時制高校、不登校経験者や特性がある子への受け入れに力を入れている高校について見学会などで情報を収集し、個別相談などで保護者に伝える。
活動結果計画通り
概要不登校経験者の受け入れや、発達特性がある子への合理的配慮が充実している高校について、見学会や高校へのアンケートなどで情報を収集し、説明会や個別相談で保護者や本人、教職員に伝えている。
4通信制高校や定時制高校、不登校経験者や特性がある子への受け入れに力を入れている高校をまねき、進路相談会を開催する。
活動結果計画通り
概要通信制高校や定時制高校、学びの多様化学校、単位制高校などを招いて進路説明会を開催している。
5通信制高校や定時制高校、不登校経験者や特性がある子への受け入れに力を入れている高校をまねき、進路相談会を開催する。
活動結果計画通り
概要通信制高校や定時制高校、学びの多様化学校、単位制高校などを招いて進路説明会を開催している。
6冊子「こんな高校あったんだ 自分の居場所をみつけよう」に最新の情報を加え、さらにわかりやすくなった改訂版を発行する。
活動結果計画通り
概要冊子「こんな高校あったんだ 自分の居場所をみつけよう」に最新の情報を加え、高校の特徴一覧などわかりやすい資料を加えた改訂版を発行した(納品3月)。 ※データが重いため、どのように添付資料にすればいいかわかりませんでした。
7ちくご地域フ―スサポートでの居場所開所日を週2から週3に拡大する。それと共に、毎日の居場所が必要な人のニーズにこたえられるよう、受け入れ先を探し、連携する。新たな居場所開設の支援も行う。
活動結果計画通り
概要ちくご地域ユ―スサポートでの居場所を週2回開設しつつ、週に1回イベントや学習会、米粉パン製造などを行っている。毎日の居場所が必要な人のニーズにこたえられるよう、みんとしょかたるはじめ受け入れ先を探し、連携し、当事者に情報を提供している。警固公園の居場所であるNPO法人イルタテエを招いた「大人の作戦会議 子どもの声を聴く」では、イルタテエ代表と理事の話に加え、地域での活動アピールの時間も設けた。公益財団法人筑後市文化振興公社が始めようとしているサザンクススコーレ、みんとしょかたるなど。
8社会参加のきっかけとして、遠足・社会科見学などをおこなう。
活動結果計画通り
概要マリンメッセ福岡で2/7に開催された職業体験フェスタ2025に参加。ハイエースにて小学生4人、中学生3人、大人3人で出かける。日頃、学校にも行っていないため社会参加の機会が非常に少なくなっている子や、生活困窮も加わり遠出することがない子ども達も参加することができた。
9教育行政や地域風土を変えていくために、映画上映会や講師を招いた講演会を開催する。また、講演依頼も受け入れる。
活動結果計画通り
概要映画上映会、講師を招いた講演会には、子どもに関わる地域の人や、役所の関係者もおり、少しづつ地域風土を変えるための種まきができている。
10効果的な活動を行うために、勉強や研修会に参加する。ボランティアサポーターについても同様に研修を行う。
活動結果計画通り
概要効果的な活動を行うため、まちの止まり木オンラインの講座を視聴、一般社団法人KATARU主催の「ちっごあかでみあ」等に参加。また、臨床心理士の吉村春生氏、きつき子ども発達クリニック院長の木附京子医師をお招きし、ボランティアサポーター含む支援者や保護者への研修を行った。
11利用者が利用できるよう、居場所での貸し出し図書やDVDを充実させる。居場所の遊びものボードゲームや楽器の必要にあたって購入。トランポリンの部品を購入。
活動結果計画通り
概要居場所での貸し出し図書やDVDを充実することができた。書籍数は約600冊。研修会などで講師に勧められた本も居場所におくべき本として購入。ボードゲームは子どもの居場所クローバー藤田幸子さんのおススメゲームを中心に購入。トランポリンもボロボロだったカバーを新しくすることができ、小学生からハイティーンの子達が一緒に楽しく飛んでいる。ひきこもり傾向にある子は運動不足になりがちなので、身体を動かすいい機会になっている。
12インスタやホームページでの発信。
活動結果遅延あり
概要インスタグラムでは週2回以上発信し、フォロワーも増えている。ホームページは担当者(代表)の急病により、更新が遅れている。
13ポッドキャストのコンテンツ作成と配信。
活動結果遅延あり
概要担当者(代表)の急病により、ポッドキャスト作成は今回は行わなかった。今後の課題とする。

想定外のアウトカム、活動、波及効果など

・広川町から時々居場所に遊びに来る子について。2月に、その子の保護者から当会の存在を知った在籍校(上広川小学校)の校長先生より電話をいただた。当会の趣旨や、子ども達が強制されずに好きなように過ごしていることなどをお伝えした。その後すぐに上広川小学校では在籍児童が不登校支援部会を利用した場合、出席扱いとなることになった。
・通信制高校を退学後、フリースクールに通っていたがそこも合わないという方から、居場所探しのご相談があった。当会の居場所での就労を4回体験したことが自信につながり、B型作業所に体験に出かけるなどの効果があった。
・映画「今日も明日も負け犬。」を観てくれた養護教諭がきっかけになり、福岡県の養護教諭を対象に上映会と制作関係者を招いた研修会が行われる予定。当会の所有するDVDを貸し出している。

事業終了時の課題を取り巻く環境や対象者の変化と次の活動

課題を取り巻く変化

不登校やひきこもりをきっかけに、家族の孤立や経済的な困窮が強まってしまうことがやっと少し知られてきたように思う。地域の理解は進んできたように感じるが、筑後市がある南筑後教育事務所管内では、まだまだ教育行政の関係者に学校復帰を目的とする思いも根強く、不登校の子たちを学校外で支援していく意欲や方法が足りていないことが改めて顕在化した。さらに、当事者だけではどうしようもない状況にまで追い詰められていても、行政などの既存のサービスにつながっていないケースも多い。つながっても食品や学用品の配布、経験格差を埋めるための機会の提供などの支援が行政ではできない状況がある。当会のように柔軟に動ける民間団体の存在は重要だと感じている。
〇また、高校以上の年齢のひきこもりの子ども達向けに、社会参加の体験としての居場所での就労は、外に出てきてもらうチャンスになるとわかった。“「体験」ではなく、「就労」”したいというニーズも子ども達の中にある。今回、子ども達が参加できた理由を踏まえながら、今後は地元の企業や機関とも連携して、色々な仕事体験の機会を増やしたい。
居場所での就労についても、利用してくれる子ども達とも契約を交わすことで、契約書が大事だということや労基法、最低賃金などの話もできた。また、謝礼についても源泉徴収や確定申告など税についても話をして知ってもらうことができた。本事業でなければそこまはできなかったと思う。
〇規約以外の基盤整備については本事業があったからこそ、整えることができた。

外部との連携実績

1活動九州大谷短期大学
実施内容11/23「自由な学校」上映会とワークショップを共催で開催。会場をお借りし、同校の先生や学生にも参加していただけた。
結果・成果・影響等同校の施設を初めて利用して、不登校支援にも大いに活用できる施設だとの認識を持った。またこの上映会で先生方ともつながりをもつことができ、不登校やひきこもり経験のある子を受け入れる学科創設に向けて打ち合わせも行った。5月には通信制高校などの先生方を対象にした同大学のオープンスクールを兼ねて「こんな高校あったんだ説明会&相談会」を実施予定。
2活動久留米市青少年育成課/教育委員会/筑後市社会福祉協議会
実施内容◎会場の使用、物品の貸し出し、資料の印刷、イベント時の裏方として全面的に協力をしていただけた。 ◎通信制・定時制高校など説明会を共に開催
結果・成果・影響等◎筑後社協はこれまで高齢の方を対象としていたが、今後は子育て世代や子ども達の利用を増やしたいと考えていたため、その後も積極的に施設を利用させてもらっている。また社協の職員でも、お子さんが不登校で悩まれている方からご相談をいただくようになった。 ◎久留米市の予算に、開催費用が計上された。
3活動公益財団法人筑後市文化振興公社 サザンクス筑後
実施内容筑後市内の子どもの居場所について定期的に集まって情報を共有するとともに、登壇者としてイベントへの協力も行う。イベントの際のボランティアとして当会メンバーを受け入れていただいている。また、来年度に同公社が開催しようとしている不登校の子ども達が利用できるサザンクススコーレへの協力も行っている。来年度は筑後市の教育支援センターがサザンクス筑後で開催されるため、その運用にも協力することになるのではないか。
結果・成果・影響等当会がつながる当事者に、劇場での社会参加の機会を提供できた。新しくできるサザンクススコーレや教育支援センターが、つながっている子達に使いやすいものになるよう参加しやすくなった。
4活動公益財団法人筑後市文化振興公社 サザンクス筑後
実施内容筑後市内の子どもの居場所について定期的に集まって情報を共有するとともに、登壇者としてイベントへの協力も行う。イベントの際のボランティアとして当会メンバーを受け入れていただいている。また、来年度に同公社が開催しようとしている不登校の子ども達が利用できるサザンクススコーレへの協力も行っている。来年度は筑後市の教育支援センターがサザンクス筑後で開催されるため、その運用にも協力することになるのではないか。
結果・成果・影響等当会がつながる当事者に、劇場での社会参加の機会を提供できた。新しくできるサザンクススコーレや教育支援センターが、つながっている子達に使いやすいものになるよう参加しやすくなった。
5活動きつき子ども発達クリニック/しん漢方診療クリニック/のぞえの丘病院等の医療機関
実施内容きつき子ども発達クリニック院長を呼んだ学習会を三回開催した。また、診療クリニックを探していたたが受診のハードルが高かった子5~6人は個別に直接クリニックにつないだ。しん漢方診療クリニック院長は不登校外来などもおこなっており、9/0「こんな高校・居場所がフェス」の際に医療相談ブースを担当していただいた。のぞえの丘病院は、同病院スタッフも当会に研修にくるなどの交流がある。当会からも研修を行った。
結果・成果・影響等当会がつながっている家族に、医療的な情報を提供でき、それぞれに合う病院を紹介することができている。
6活動一般社団法人KATARU/親の会ネットワークふくおかなど民間団体
実施内容当会のメンバーにみんとしょかたるを紹介し、エネルギーが出て来た子がそれぞれに利用している。フードパントリーと居場所活動をおこなう「ちっご子どもフードサポートネットワーク」では共に活動。それぞれの会の研修会にも、相互に参加している。
結果・成果・影響等〇ちくご地域で居場所を必要とする人に、開催曜日や雰囲気の違う居場所が提供できることになった。またお互いの研修にも役立っている。 〇不登校を考える親の会ネットワークふくおか主催の講演会「不登校から広がる未来」(2025年1月12日)企画、登壇。親の会や居場所情報を「学校に行きづらい子と親のサポートBOOK」にまとめる。
7活動一般社団法人KATARU/親の会ネットワークふくおかなど民間団体
実施内容当会のメンバーにみんとしょかたるを紹介し、エネルギーが出て来た子がそれぞれに利用している。フードパントリーと居場所活動をおこなう「ちっご子どもフードサポートネットワーク」では共に活動。それぞれの会の研修会にも、相互に参加している。
結果・成果・影響等〇ちくご地域で居場所を必要とする人に、開催曜日や雰囲気の違う居場所が提供できることになった。またお互いの研修にも役立っている。 〇不登校を考える親の会ネットワークふくおか主催の講演会「不登校から広がる未来」(2025年1月12日)企画、登壇。親の会や居場所情報を「学校に行きづらい子と親のサポートBOOK」にまとめる。

広報実績

メディア掲載(TV・ラジオ・新聞・雑誌・WEB等)あり
内容

TNC子どもにピタッとプロジェクト58(2024/10/3)みんとしょかたる紹介に出演。https://www.youtube.com/watch?v=yK75lR3hI4E

広報制作物等あり
内容

◎NPO法人リーベル「リーベル通信」第57号(令和6年度リーベルネットワーク合同研修会「不登校当事者に寄り添う進路支援」講演について)、
◎市制報告みらい久留米議員団ふじばやし通信2024年1月号(「久留米市初 通信制高校・定時制高校説明会に150人参加」に起稿、https://fujibayashi.webnode.jp/%e3%81%b5%e3%81%98%e3%81%b0%e3%82%84%e3%81%97%e9%80%9a%e4%bf%a1/)

報告書等あり
内容

◎「こんな高校・居場所があったんだフェス報告書」https://drive.google.com/drive/u/3/my-drive
◎不登校・ひきこもり家族会サルビアの声「家族の声(きもち)」通信第117号に齋藤眞人講演会(9/1 総合福祉センター「こんな高校・居場所があったんだフェス」)の報告が掲載された。

イベント開催等あり
内容
〇「こんな高校あったんだフェス」2024年8月31日(土)―9月1日(日)、筑後市総合福祉センター
〇「自由な学校」上映会2024年11月23日(土)、九州大谷短期大学 演劇放送館
〇「大人の作戦会議 子どもの声を聴く」2025年2月1日(土)、サザンクス筑後
〇きつき子ども発達クリニック「発達障害の子どもたち~自閉スペクトラム症と注意欠陥多動症について」保護者と支援者向け学習会8月12日、12月15日(日)、2月9日(日) 筑後市総合福祉センター
〇第1回哲学カフェ 9月22日(日)ちくご地域ユースサポート
〇出張!!子ども食堂ちっご 7月23日(火)筑後南コミニティセンター
11月 古川小学校体育館、2月11日(火・祝)古島小学校体育館※ちっご子どもフードサポートネットワークで開催
〇吉村春生先生による支援者研修「不登校の見立てと支援について」11月26日 筑後市総合福祉センター


ガバナンス・コンプライアンス実績

規程類の整備状況

事業期間に整備が求められている規程類の整備は完了しましたか完了
整備が完了した規程類を自団体のwebサイト上で広く一般公開していますか全て公開
内容

至近まで規程類を作成していたため、すべての公開まで対応ができていなかった。3月末頃に公開予定

変更があった規程類に関して報告しましたか変更があり報告済み

ガバナンス・コンプライアンス体制

社員総会、評議会、株主総会、理事会、取締役会などは定款の定める通りに開催されていますかはい
内部通報制度は整備されていますかはい
内容

事務局に事業部門と事務部門をおき、事務部門に内部通報窓口を置く。

利益相反防止のための自己申告を定期的に行っていますかはい
コンプライアンス委員会またはコンプライアンス責任者を設置していましたかはい
ガバナンス・コンプライアンスの整備や強化施策を検討・実施しましたかはい
内容

ちくご川コミュニティ財団の助言を受けながら、活動実態に則した規程等を作成した。

団体の決算書類に対する会計監査はどのように実施しましたか。本事業の最終年度の状況を選択してください(実施予定の場合含む)内部監査
内容

事業年度終了後の総会にて確認予定。

本事業に対して、国や地方公共団体からの補助金・助成金等を申請、または受領していますかいいえ

その他

本助成を通じて組織として強化された事項や新たに認識した課題、今後の対応/あればよいと思う支援や改善を求めたい事項など

〇ガバナンス・コンプライアンスとして、規約以外の規定類については本事業があったからこそ、整えることができた。
事業後半で代表が急病で倒れて長期入院となったため、ポッドキャスト作成など今回は諦めた事業もあった。また、会計事務作業は代表が行っていたため、引継ぎもない状態で当会も大変だったが、コミュニティ財団にもとてもご負担をおかけした。NPO等の活動に詳しい方から、「ほかの助成団体だったら、代表が倒れた時点で事業を取り上げられてもおかしくなかった」とのお話も聞いた。事務作業が滞っている状態でも、伴走してくださったことに大変感謝している。
〇今後、代表がどの程度活動に復帰できるかどうかが不明なため、法人化などはまだ未定な状態である。が、規定がこれだけ整備されている団体であるということは伝えられると思う。
〇緊急枠ということもあってか本助成のシステムへの提出や、slackなどに慣れないうちに終了となってしまった。
ツールの使い方までは聞きづらいが、使い方がわからないことで相当の時間をロスし、ストレスを抱えることになったのも事実としてある。

シンボルマークの活用状況

自団体のウェブサイトで表示

広報制作物に表示

イベント実施時に表示

その他:書籍など購入品に貼り付け